JPH0671906U - 線条材の保持具 - Google Patents
線条材の保持具Info
- Publication number
- JPH0671906U JPH0671906U JP1909993U JP1909993U JPH0671906U JP H0671906 U JPH0671906 U JP H0671906U JP 1909993 U JP1909993 U JP 1909993U JP 1909993 U JP1909993 U JP 1909993U JP H0671906 U JPH0671906 U JP H0671906U
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- JP
- Japan
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- substrate
- linear
- holding
- linear material
- surface side
- Prior art date
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- Pending
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板に対する線条材の取り付け・取り外しが
容易な保持具の提供。 【構成】 基板1の上面側に線条材Rを保持する保持手
段を設け、基板1の下面側にパネルPの取付孔Hに係着
する係止脚2を設けた保持具において、基板1上面の両
端部に開口方向が逆向きとなる一対の弾性保持壁3A・
3Bを形成すると共に、該各弾性保持壁3A・3Bの間
に線条材Rの径よりも大きな空間部4を画成することに
より、当該空間部4内に線条材Rを差し入れた後、線条
材Rを強制的に90゜回転させると、線条材Rは開口方
向が逆向きとなっている一対の弾性保持壁3A・3Bに
即座に保持され、又、この状態の下で、逆方向に90゜
回転させると、今度は、線条材Rが再び元の空間部4内
に移動するので、当該線条材Rを基板1から簡単に取り
外すことが可能となる。
容易な保持具の提供。 【構成】 基板1の上面側に線条材Rを保持する保持手
段を設け、基板1の下面側にパネルPの取付孔Hに係着
する係止脚2を設けた保持具において、基板1上面の両
端部に開口方向が逆向きとなる一対の弾性保持壁3A・
3Bを形成すると共に、該各弾性保持壁3A・3Bの間
に線条材Rの径よりも大きな空間部4を画成することに
より、当該空間部4内に線条材Rを差し入れた後、線条
材Rを強制的に90゜回転させると、線条材Rは開口方
向が逆向きとなっている一対の弾性保持壁3A・3Bに
即座に保持され、又、この状態の下で、逆方向に90゜
回転させると、今度は、線条材Rが再び元の空間部4内
に移動するので、当該線条材Rを基板1から簡単に取り
外すことが可能となる。
Description
【0001】
本考案は、ロッドやパイプ等の各種線条材を所定パネルの定位置に保持する保 持具の改良に関するものである。
【0002】
従来のこの種保持具として、例えば、実開昭59−108806号公報や実開 昭61−89506号公報に示すものが存する。 これら従来の保持具は、具体的には図示しないが、合成樹脂の一体成形品で、 その基板の上面側に線条材を保持する保持手段を設け、基板の下面側にパネルの 取付孔に係着する弾性変形可能な係止脚を設けて、基板の上面側に上記保持手段 を介して線条材を保持した後、係止脚をパネルに穿設されている取付孔に係着す ることにより、線条材をパネルの定位置に確実に保持できる構成となっている。
【0003】
然し乍ら、斯る従来の保持具にあっては、基板の上面側に対して、ヒンジによ り開閉できる複雑な押え蓋を設けたり、或いは、複雑な弾性構造を呈する保持孔 部を設ける構成を採用している関係で、線条材を確実に保持できる利点を有する 反面、保持手段自体が複雑化・大型化する嫌いがあることは言うまでもないが、 特に、これに起因して、基板に対する線条材の取り付け・取り外し作業が自ずと 大変となってしまう大きな問題点を有していた。
【0004】
本考案は、この従来保持具の課題を有効に解決するために開発されたもので、 基板の上面側に線条材を保持する保持手段を設け、基板の下面側にパネルの取付 孔に係着する係止脚を設けてなる保持具を前提として、基板上面の両端部に開口 方向が逆向きとなる一対の弾性保持壁を形成すると共に、該各弾性保持壁の間に 線条材の径よりも大きな空間部を画成する構成を採用した。
【0005】
依って、本考案にあっては、保持具自体を係止脚を介してパネル側に予め固定 して置いて、一対の弾性保持壁の間に画成された空間部内に線条材を差し入れた 後、該線条材を強制的に90゜回転させると、線条材は開口方向が逆向きとなっ ている一対の弾性保持壁に即座に保持され、又、この状態の下で、逆方向に90 ゜回転させると、今度は、線条材が再び元の空間部内に移動するので、当該線条 材を基板から簡単に取り外すことが可能となる。
【0006】
以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係る保持 具も、合成樹脂の一体成形品で、基本的には、図1に示す如く、板状基板1の上 面側に線条材Rの保持手段を設け、同基板1の下面側にパネルPの取付孔Hに係 着する弾性変形可能な係止脚2を垂設することを前提とするものであるが、特徴 とするところは、上記板状基板1の上面両端部に開口方向が逆向きとなる一対の 湾曲状弾性保持壁3A・3Bを一体に形成して、湾曲状の各弾性保持壁3A・3 Bの下面と基板1の上面間に線条材Rをその径に応じて弾性的に保持できる構成 となすと共に、当該弾性保持壁3A・3Bの間に線条材Rの径よりも大きな空間 部4を画成する構成となしたものである。
【0007】 依って、斯る構成の保持具を用いて、ロッドやパイプ等の線条材Rを保持する 場合には、まず、上記係止脚2の取付孔Hに対する係着状態を得て、保持具自体 をパネルP側に予め固定して置いて、図2に示す如く、一対の弾性保持壁3A・ 3Bの間に画成された空間部4内に線条材Rを差し入れた後、当該線条材Rを強 制的に90゜回転させると、図3に示す如く、線条材Rは開口方向が逆向きとな っている一対の弾性保持壁3A・3Bの下面と基板1の上面間に即座に保持され る。 しかも、線条材R自体は、空間部4内に差し入れられた状態では、基板1の長 手方向と直交するが、その保持状態では、図示する如く、板状基板1の長手方向 に沿って保持されることとなるので、常に、確実で且つ安定した保持状態が保障 されることとなる。
【0008】 そして、この保持状態の下で、逆方向に90゜回転させると、今度は、線条材 Rが各弾性保持壁3A・3Bから即座に外れて、再び、各弾性保持壁3A・3B の間に画成された空間部4内に移動するので、これにより、当該線条材Rを基板 1から簡単に取り外すことが可能となる。 尚、線条材Rの正逆回転に際しては、保持具自体が共回りする恐れがあるので 、図示する如く、パネルPの取付孔Hは角孔となすことが好ましい。
【0009】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、基板上で線条材を単に正逆方 向に90゜回転させるだけで、基板に対する線条材の取り付け・取り外しが極め て簡単に行なうことが可能となるので、従来の保持具と比較すると、その作業性 の向上が大いに期待できると共に、保持手段側の構造も頗る簡素化できるので、 保持具自体のコストの低廉化にも貢献できることとなる。 従って、本考案の保持具は、特に、自動車のジャッキハンドルの如き短寸材を パネル側に簡易に保持する上では、頗る至便なものとなる。
【図1】本考案の実施例に係る保持具をパネルの取付孔
との関係で示す斜視図である。
との関係で示す斜視図である。
【図2】(A)は線条材を空間部に差し入れた状態を示
す要部平面図、(B)は同要部断面図である。
す要部平面図、(B)は同要部断面図である。
【図3】線条材を保持した状態を示す要部平面図であ
る。
る。
1 板状基板 2 係止脚 3A 弾性保持壁 3B 弾性保持壁 4 空間部 R 線条材 P パネル H 取付孔
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の上面側に線条材を保持する保持手
段を設け、基板の下面側にパネルの取付孔に係着する係
止脚を設けてなる保持具において、基板上面の両端部に
開口方向が逆向きとなる一対の弾性保持壁を形成すると
共に、該各弾性保持壁の間に線条材の径よりも大きな空
間部を画成したことを特徴とする線条材の保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1909993U JPH0671906U (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 線条材の保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1909993U JPH0671906U (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 線条材の保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671906U true JPH0671906U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=11990033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1909993U Pending JPH0671906U (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 線条材の保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671906U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7399922B2 (en) | 2005-12-05 | 2008-07-15 | Yazaki Corporation | Wiring fixing member |
WO2021151496A1 (de) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Kabelbinder, insbesondere für kabelbäume verlegt mittels eines automatisierten prozesses sowie verfahren für dessen anwendung |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP1909993U patent/JPH0671906U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7399922B2 (en) | 2005-12-05 | 2008-07-15 | Yazaki Corporation | Wiring fixing member |
DE102006057308B4 (de) * | 2005-12-05 | 2015-02-05 | Yazaki Corporation | Leitungsbefestigungsteil |
WO2021151496A1 (de) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Kabelbinder, insbesondere für kabelbäume verlegt mittels eines automatisierten prozesses sowie verfahren für dessen anwendung |
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