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JPH0669624U - 空調機収納階段ユニット - Google Patents

空調機収納階段ユニット

Info

Publication number
JPH0669624U
JPH0669624U JP1399793U JP1399793U JPH0669624U JP H0669624 U JPH0669624 U JP H0669624U JP 1399793 U JP1399793 U JP 1399793U JP 1399793 U JP1399793 U JP 1399793U JP H0669624 U JPH0669624 U JP H0669624U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
staircase
surface portion
air conditioner
air
rear surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1399793U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2589202Y2 (ja
Inventor
正幸 佐賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1993013997U priority Critical patent/JP2589202Y2/ja
Publication of JPH0669624U publication Critical patent/JPH0669624U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2589202Y2 publication Critical patent/JP2589202Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Central Air Conditioning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、階段下の収納スペースを有効に利
用して空調機を収納した空調機収納階段ユニットを提供
することを目的とする。 【構成】 階段部12は段状に形成され、後面部14は
前記階段部12の最上段から下方に鉛直に形成され前記
階段部12を所定の勾配をもって支持し、側面部16は
前記階段部12の側端から下方に鉛直にかつ前記後面部
14と直交して形成されて前記階段部12を所定の勾配
をもって支持し、底面部18は前記階段部12と前記後
面部14と前記側面部16との下端に形成されて底面開
口を塞ぎ、前記階段部12と前記後面部14と前記両側
面部16と前記底面部18とによって画成された空間を
機械室20とし、この機械室20に空調機本体30が予
め設置されることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調機収納階段ユニットに関し、特に、階段下の収納スペースを有 効に利用して空調機本体を収納した空調機収納階段ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの種々の建築物においては、その建築物内の居住性を向上させるため に、室内の空気を清浄化するための換気装置、室内温度の調整を行うための冷暖 房装置などの種々の装置が用いられ、このような各種装置は、建築物内部に設置 される。
【0003】 また、これらの装置を建築物内部の各部屋にそれぞれ設置することは、部屋数 に応じて装置の数が増加してコストの上昇につながり、またはメンテナンスの点 で煩雑であることから、建築物の一か所に機械室を設けてここに空調機本体を設 置し、そこから各室にダクトによって送風、又は吸気する中央空調システムが用 いられている。
【0004】 特に、寒冷地においては、冬季には多数の部屋を同時に暖房することが多いの で、このような中央空調システムは有益なものとなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の中央空調システムにおいては、空調機本体は、全室の空 気調整を一か所で行う必要があるため大きなものになり、これを設置する機械室 も広いスペースが必要になるので、室内の居住空間が狭められ、建築物内のスペ ースの有効利用を阻害するという問題があった。
【0006】 また、空調機本体を機械室内に設置する場合には、その設置場所が安定して確 保される必要があるので、建築工事がある程度進行するのを待って設置しなけれ ばならず、逆に、建築工事が完了した後にこの空調機本体を設置しようとすると 、部屋の各部を傷付けたり、場合によっては空調機本体を設置できなくなること がある。
【0007】 本考案は、上記問題点を解決することを目的とし、建築物室内の活用スペース を有効に利用して空調機本体を収納し、この空調機本体の設置時期の制限を解消 することのできる空調機収納階段ユニットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の空調機収納階段ユニットは、 階段部と後面部と側面部と底面部と、を含む階段ユニットであって、 前記階段部は階段本体あるいは該階段本体とこれに連続する階床で形成され、 前記後面部は前記階段部の少なくとも下方後面を覆い前記階段部を所定の勾配を もって支持し、前記側面部は少なくとも前記階段部の下方側面を覆い前記階段部 を所定の勾配をもって支持し、前記底面部は前記階段部と前記後面部と前記側面 部との下端に形成されて底面開口を塞ぎ、 前記階段部と前記後面部と前記両側面部と前記底面部とによって画成された空 間を機械室とし、この機械室に空調機本体が予め設置される、 ことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成の空調機収納階段ユニットにおいては、階段がユニット化されている ので、建築現場で階段を構築する作業を省略できる。
【0010】 また、本考案にかかる階段ユニットは、内部を機械室としてこの機械室に予め 空調機本体が設置されているので、この階段ユニットを建築物の所定位置に取り 付けるだけで空調機本体の取り付けが完了し、機械室を設ける作業を省略できる 。
【0011】 しかも、この階段ユニットは工場で量産できるので、建築物の建築コストを低 減することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。
【0013】 図1は、実施例に係る階段ユニット10を示す図である。同図において、この 階段ユニット10は、階段部12と後面部14と側面部16と底面部18とから 構成され、その内部を機械室20として空調機本体30が収納されている。そし て、工場においてこの階段ユニット10の全体を製造し内部に空調機本体30を 収納しておくことによって、建築現場において階段を構築し機械室に空調機本体 を取り付ける作業を省略できる。
【0014】 階段部12は、建物の室内において、上下階へ昇降するために段々状になった 構造をしており、建築基準法で示される範囲内で階段の勾配が形成されている。 また、この階段部12の最上段は階床として広く形成されている。
【0015】 後面部14は、階段部12の最上段の端部から下方に垂直に形成されて、階段 部12を前記勾配で支持する矩形の部材である。
【0016】 側面部16は、階段部12の側端から下方に鉛直にかつ後面部14と直交して 形成される台形の部材であって、後面部14と同様に階段部12を前記勾配をも って支持するものである。後述する空調機本体30のメンテナンス等のために、 一方の側面部16には開き戸22が取り付けられ、さらにこの空調機本体30の 吸気口から空気を吸い込むために、開き戸22の下部に開口部24が形成されて いる。
【0017】 そして、階段部12と後面部14と両側面部16、16との下端に底面部18 が形成されて底面開口を塞ぎ、これらの部材によって囲まれた空間が機械室20 となり、この機械室20には、空調機本体30が収納されている。この空調機本 体30には、後述する図2に示すように、室内空気の吸込口32、室外空気の吸 気口34、送風口36、排気口38が形成され、これらから所定の場所にダクト 配管が行われている。
【0018】 本実施例は、上述したように構成されており、実施例に係る階段ユニット10 を建物内に設置した状態を図2に基づいて説明する。
【0019】 図2は、階段ユニット10を建物1階の廊下60に設置した状態を示す断面図 である。同図において、階段ユニット10は、1階の間仕切りパネル62に、側 面部16を面接触させて設置してあり、機械室20に組み込まれた空調機本体3 0からのダクト配管等の経路は次のようになっている。
【0020】 外気の吸気口34は、空調機本体30の上面に形成され、また、排気口38は 、空調機本体30の下面に形成されている。吸気口34からは吸気管44が、ま たは排気口38からは排気管48が引かれて床部66を貫通して床下において吸 気、または排気を行うようになっている。
【0021】 送風口36からは、送風管46が引かれて床部66を貫通し床下で2方向に分 岐して、間仕切りパネル62に取り付けられた送風ダクト50へと接続されてい る。なお、送風管46は、床下においてグラスウール46a等の断熱材で覆われ ており、送風される空気の保温が行われるようになっている。
【0022】 これらの吸気管44、排気管48および送風管46は、階段ユニット10内部 において予め配管しておき、底面部18から若干突出させておき、一方、階段ユ ニット10を設置する床部66には、それぞれの管との連結具(図示せず)を取 り付けて床下に配設すべき配管をしておく。こうすることによって、前記連結具 にそれぞれの管を嵌め込みながら階段ユニット10を設置するだけで、床下との 配管も完了するので作業を簡略化することができる。
【0023】 なお、室内空気の吸込口32からはダクト配管は行わず、直接機械室20にお いて、前述した階段ユニット10の開口部24から室内空気を吸込むようになっ ている。
【0024】 送風ダクト50は、角柱状の形状からなるダクトカバー52によって周囲を覆 われており、このダクトカバー52の外観の斜視図を図3に示し、ダクトカバー 52を縦割りにして送風ダクト50を示したのが図4である。
【0025】 図3において、ダクトカバー52は、一の間仕切りパネル62の側面であって 、この間仕切りパネルと直交する方向に立設される他の間仕切りパネル64の側 端面に取り付けられ、両間仕切りパネル62、64の直交部に設置されている。 この位置に設置することによって、ダクトカバー52が前記他の間仕切りパネル 64の一部であるような外観を呈することができ、見栄えがよくなる。また、こ のダクトカバー52には、上部と下部とに吹出口54が形成され、この吹出口5 4にルーバー54aが取り付けられて送風の強弱を調節できるようになっている 。また、冷房のときには上部の吹出口54を開口させ、暖房のときには下部の吹 出口を開口させることにより、快適な空気調整を行うことができる。
【0026】 次に、ダクトカバー52の内部にある送風ダクト50は、図4に示すように、 床部66から天井部68にわたって伸びる垂直管56と、この垂直管56の上部 及び下部においてそれぞれ2つに分岐する分岐管58とから構成され、分岐管5 8は、前述したダクトカバー52の吹出口54と連通している。
【0027】 以上説明したように、本実施例によれば、ダクト配管を床部66を貫通させて 床下から通して間仕切りパネル62、64の直交部に配管してあるので、天井裏 にダクト配管をしなくてもよい。従って、梁高が抑えられて天井ふところが小さ く、ダクトが入らない構造の建物であっても、中央空調システムにより空調を行 うことができる。
【0028】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の 変形が可能である。例えば、前記実施例では、階段部12の最上段の階床の下方 に空調機本体30を設置したが、階段部12の斜面部の下方に空調機本体30を 設置してもよい。
【0029】 また、前記実施例では、1本の送風管46を途中で分岐させて配管したが、冷 房用送風管と、暖房用送風管の2本の送風管を配管してもよい。この場合には、 冷房用の送風管は上部吹出口と接続し、暖房用の送風管は下部吹出口と接続する ことによって、冷風は上から吹き出し、温風は下から吹き出す構成になるので、 快適な室温にすることが可能になる。しかも、この構成においては、冷風と温風 との吹出口が別であるので、吹出口を切り換えなくても冷風は上から吹き出し、 温風は下から吹き出すようになっている。
【0030】 さらに、2階へ室内空気の吸い込み用のダクトを引いて、2階の汚れた空気を 吸い込み、これを室外に排出するような構成にすることも可能である。
【0031】 また、ダクトカバーを間仕切りパネルと一体化させずに、間仕切りパネルの側 面に取り付けて、柱のような外観にすることも可能である。
【0032】 さらに、階段ユニットの底面部を建物の床部に兼用できるように、建物の床部 の一部を切り欠き、この切欠部に階段ユニットを嵌め込む構成にすることもでき る。この場合、空調機本体から底面部の下面に至るまでの配管を予め工場で行っ ておくことによって、現場での作業がさらに軽減される。同様に、階段ユニット の側面部を、階段部の上端を越えて天井に至る形状のものとして構成し、この側 面部を建物の壁パネルにすることも可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る空調機収納階段ユニットによれば、階段が ユニット化されているので、これを工場で量産でき、建築現場での階段構築作業 を省略できるという効果がある。
【0034】 また、本考案にかかる階段ユニットは、内部に予め空調機本体が設置されてい るので、この階段ユニットを建築物の所定位置に取り付けるだけで空調機本体の 取り付けが完了し機械室を設ける作業を省略でき、階段下のスペースを有効に利 用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る階段ユニットを示す斜視
図である。
【図2】本考案の実施例における階段ユニットを建物1
階の廊下に設置して、ダクト配管をした状態を示す断面
図である。
【図3】送風ダクトを覆うダクトカバーの設置状態を示
す斜視図である。
【図4】図3のダクトカバーを縦割りにして送風ダクト
を示す図である。
【符号の説明】
10 階段ユニット 12 階段部 14 後面部 16 側面部 18 底面部 20 機械室 30 空調機本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段部と後面部と側面部と底面部と、を
    含む階段ユニットであって、 前記階段部は階段本体あるいは該階段本体とこれに連続
    する階床とで形成され、前記後面部は前記階段部の少な
    くとも下方後面を覆い前記階段部を所定の勾配をもって
    支持し、前記側面部は少なくとも前記階段部の下方側面
    を覆い前記階段部を所定の勾配をもって支持し、前記底
    面部は前記階段部と前記後面部と前記側面部との下端に
    形成されて底面開口を塞ぎ、 前記階段部と前記後面部と前記両側面部と前記底面部と
    によって画成された空間を機械室とし、この機械室に空
    調機本体が予め設置される、 ことを特徴とする空調機収納階段ユニット。
JP1993013997U 1993-03-02 1993-03-02 空調機収納階段ユニット Expired - Lifetime JP2589202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993013997U JP2589202Y2 (ja) 1993-03-02 1993-03-02 空調機収納階段ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993013997U JP2589202Y2 (ja) 1993-03-02 1993-03-02 空調機収納階段ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0669624U true JPH0669624U (ja) 1994-09-30
JP2589202Y2 JP2589202Y2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=11848876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993013997U Expired - Lifetime JP2589202Y2 (ja) 1993-03-02 1993-03-02 空調機収納階段ユニット

Country Status (1)

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JP (1) JP2589202Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194334A (ja) * 2014-03-17 2015-11-05 トヨタホーム株式会社 空調機械室構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194334A (ja) * 2014-03-17 2015-11-05 トヨタホーム株式会社 空調機械室構造

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Publication number Publication date
JP2589202Y2 (ja) 1999-01-27

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Effective date: 19981013