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JPH06257212A - 屋根ユニット - Google Patents

屋根ユニット

Info

Publication number
JPH06257212A
JPH06257212A JP6758693A JP6758693A JPH06257212A JP H06257212 A JPH06257212 A JP H06257212A JP 6758693 A JP6758693 A JP 6758693A JP 6758693 A JP6758693 A JP 6758693A JP H06257212 A JPH06257212 A JP H06257212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
building
unit
roof unit
wall member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6758693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Muramoto
雅紀 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP6758693A priority Critical patent/JPH06257212A/ja
Publication of JPH06257212A publication Critical patent/JPH06257212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物に用いられる各種装置の建築現場にお
ける設備工事を簡略化すると共に設置による建築物内外
の活用スペースの減少を少なくすること。 【構成】 小屋裏と室内とを所定範囲で仕切る天井部材
12と、その一端部に固定された仕切壁部材14と、こ
の仕切壁部材14の上端と天井部材12の他端との間に
架設された屋根傾斜部材16と、上記各部材12、14
及び16の両側面に固定された壁部材18とから1つの
屋根ユニット100を構成している。この屋根ユニット
100内には、建築物に用いられる各種装置、例えば換
気装置やボイラー装置などを予め設置してある。これに
より、工場段階でこのユニットの外部構造並びにその内
部への装置の設置を正確かつ的確に行っておくことがで
き、建築現場における設備工事を極めて簡単なものとす
ることができる。また、小屋裏を設置スペースとして利
用したので、建築物の一階の室内外の利用スペースを減
少させるおそれもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根ユニット、特に屋
根構造部の一定領域を予め構成する屋根ユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】住宅などの種々の建築物においては、そ
の建築物内の居住性を向上させるため種々の装置が用い
られる。例えば、室内の空気を清浄にするための換気装
置、室内温度の調整を行うための冷暖房装置、さらに温
水を供給するためのボイラーなどの種々の装置が用いら
れる。このような各種装置の設置は、一般に建築物室外
にて行われるが、室外にそのような十分なスペースのな
い場合には、建築物内部に設置されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように室内に各
種装置を設置する場合、室内の居住空間がその装置の設
置によって狭められ、建築物内のスペースの有効利用を
阻害する結果となる。また、各種装置を室内に設置する
場合には、その設置場所が安定して確保される必要があ
るので、建築工事がある程度進行した状態になければな
らない。また、逆に設置時期が遅れると各種装置の建築
物内への設置が不可能になる場合もある。
【0004】従って、各種装置の設置は、スペースを狭
くするという問題だけでなくその設置時期に制限が多い
という問題があった。
【0005】本発明は、上記種々の問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、その目的は、各種
装置を建築物室内の活用スペースをできるだけ狭めるこ
となく設置することができ、かつ設置の時期的制限を解
消することのできる屋根ユニットを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る屋根ユニットは、所定の傾斜を有する
屋根傾斜部と、その屋根傾斜部の下部に設けられた小屋
裏部と、を有する屋根ユニットにおいて、前記屋根傾斜
部を構成する屋根部材と、前記小屋裏部と下方の室内と
を仕切る天井部材と、該天井部材の一端部から前記屋根
傾斜部材の一端に至るまでの空間を仕切る仕切壁部材
と、前記天井部材、仕切壁部材及び屋根部材の少くとも
一方の側端部に固定される側壁部材と、から外部構成が
なされ、内部には、建築物の諸機能のために用いられる
一または複数の装置が予め設置されてなることを特徴と
している。
【0007】
【作用】上記構成の屋根ユニットによれば、上記天井部
材、仕切壁部材、屋根部材及び側壁部材によって屋根構
造の一部を構成する屋根ユニットが形成される。そし
て、この屋根ユニットには、予め内部に建築物用に用い
られる各種の装置が一または複数設置されている。
【0008】このように、本発明によれば、工場段階に
おいて屋根の構成部の一部を予めユニット化しておくこ
とを可能とするものであり、同時に各種装置も工場段階
において好適にセッティングしておくことができるもの
である。本発明に係る屋根ユニットを建築現場に運搬
し、屋根構造部に設置し、あるいは複数連結設置するこ
とによって屋根が完成していくこととなる。そして、予
め各種装置がセッティングされているので、建築現場に
おける各種装置の設置のための設備工事も不要となり、
困難な設置時期の判断も行う必要がない。また、上記の
ように屋根ユニットを設置するという簡単な作業である
ことから、各種機械の設置工事の簡略化、迅速化だけで
なく、屋根の構築作業全体の迅速化も達成される。
【0009】さらに、ユニットを工場段階において製作
することから寸法等の精度も向上し、屋根構造の正確性
も増すこととなる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0011】図1は、実施例に係る屋根ユニットの構成
を示しており、同図(A)は外観図、同図(B)は内部
構成を示す説明図である。
【0012】屋根ユニット100は、建築物の小屋裏部
と室内とを仕切る天井部材12を有しており、その天井
部材12の一端に直立するように仕切壁部材14が取り
付けられている。この仕切壁部材14は、屋根構造の屋
根傾斜部の位置まで伸長するものであり、本実施例では
屋根頂上部まで伸長するように構成されている。
【0013】天井部材12の他端と仕切壁部材14の上
端との間には屋根傾斜部を構成する屋根部材16が設け
られている。そして、天井部材12、仕切壁部材14及
び屋根部材16によって構成される三角柱体の両側端部
には、側壁部材18a及び18bが取り付けられてい
る。
【0014】このようにして屋根構造部の一部を構成す
るユニット、すなわち屋根ユニットが形成されている。
本発明の屋根ユニットの特徴的構成は、内部に建築物の
ために用いられる各種装置を予め設置していることにあ
る。
【0015】本実施例では、屋根ユニット100内に室
内の換気のための装置が設置されている。従って、仕切
壁部材14には空気流通のための開口部20が形成さ
れ、その開口部20を覆うように格子状部材22が取り
付けられている。また、側壁18aにも開口部が形成さ
れ、その開口部を覆うようにルーバー24が取り付けら
れている。この側壁18aは、屋根部の最も外側に位置
するものであり、すなわち、妻側の側壁を構成する。
【0016】次に、同図(B)に基づいて、本実施例の
屋根ユニット100の内部構造を説明する。
【0017】本実施例は換気のための装置を設置したも
のであり、まず、側壁部材18aには熱交換機能を有す
る換気扇26が取り付けられている。この換気扇26
は、吸引部(図示せず)によって開口部20から下方の
室内の空気を吸引し、一方、ダクト28によって外気を
吸入している。そして、暖められた室内の空気と換気扇
26内に配設されたパイプ内を通過する外気との熱交換
を行った後、ダクト30を通して暖房機32に外気を送
っている。換気扇26からの排気は図示しない吹出口を
介し、ルーバー24から屋外に排出される。
【0018】暖房機32は、2つのダクト34及び36
を有しており、この両ダクトは、開口部20の下方部分
にその開口端が設置され、室内から上昇してくる温度の
高い空気の一部を吸入している。そして、換気扇26か
らの外気とダクト34、36にて吸入した室内空気とを
混合して温風ダクト38から室内へ適温の空気を供給し
ている。
【0019】次に、図2は屋根ユニットの他の内部構成
例を示している。
【0020】本実施例では屋根ユニット200の内部に
倍らー40を設置している。
【0021】このようなボイラー40は、通常、建築物
の一階部分の室外の収納庫などに設置されるが、この屋
根ユニット200内に設置することにより、一階部分室
外のスペースを狭めることなく居住空間の有効利用が図
られる。
【0022】このボイラー40は、例えば図1(B)に
示した暖房機32へ温水を供給できるような構成とされ
ている。ボイラー40は2本のパイプ42a,42bに
よって前記暖房機32へ連結されている。一方のパイプ
42aはボイラー40から暖房機32へ温水を供給する
ためのものであり、他方のパイプ42bは暖房機32内
で熱交換された後の水をボイラー40に戻すためのもの
である。
【0023】また、ボイラー40には、屋内に温水を供
給するための水供給パイプ44a,給湯パイプ44b,
燃料供給パイプ46及び排気パイプ48など、必要な配
管設備が設けられている。
【0024】この実施例の屋根ユニット200は、内部
にボイラー40を設置しているため、十分な耐火構造と
する必要がある。
【0025】この様な構成の屋根ユニット100,20
0及び内部に設備を有さない屋根ユニット300を順次
屋根部に設置し、それぞれ相互に連結することにより、
図3に例示したように屋根構成部の一部が構成される。
【0026】特に、本実施例では、小屋裏部分に換気装
置あるいはボイラーが設置された屋根ユニットを配設し
たので、建築物の換気ならびに暖房などを極めて良好な
ものとすることができる。
【0027】図4は、本実施例の作用を示す説明図であ
り、図示のように屋根ユニット100,200,300
が屋根傾斜部の片側を構成するように設置されている。
そして、少くとも屋根ユニット100に隣接する反対側
の小屋裏部400は吹抜け構造に形成されている。従っ
て、例えば冬期において暖房が行われ温度上昇により汚
れた空気が吹抜け小屋裏部400の部分まで上昇したと
きに、屋根ユニット100の内部に設置された換気扇2
6及び暖房機32により効率的に換気すると共に良好な
暖房を行うことができる。
【0028】上記のような屋根ユニット100,20
0,300は、予め工場製造段階にて構成しておくこと
が可能であり、その寸法精度などを向上させることが可
能である。そして、内部には各種装置、本実施例では換
気のための装置及びボイラーが設置されているので、こ
れらの装置を別途設置するための設備工事を建築現場に
おいて行う必要がなくなる。
【0029】また、本発明に係る屋根ユニットには上記
のような換気装置,ボイラー等に限られず、建築物のた
めに機能する種々の装置を各種装置を設置することが可
能である。また、各種装置を設置した場合に、それら装
置に必要な配線や配管なども予め工場段階において行っ
ておくことができ、建築現場における各種装置の設備工
事の作業時間はほとんど不要となる。そして、建築物の
一階部分の室内外に各種装置を設置する場合に比べ、建
築物内外のスペースの有効な利用も図られることとな
る。
【0030】なお、本発明は、上記各実施例の構成に限
定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変
形が可能である。例えば、上記実施例では、屋根の頂上
部から2方向に下降傾斜する屋根面を有する屋根構造の
場合を示したが、このような屋根構造に限られず、例え
ばドーム状あるいは一方のみに傾斜する屋根構造など各
種形態の屋根にこのような屋根ユニットを用いることも
可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る屋根
ユニットによれば、ユニットを屋根構造部に運搬すると
いう作業あるいは運搬後連結するという作業によって簡
単に屋根部を構築することができ、さらにそのユニット
内部に各種装置を予め設置しておくことができ、そのよ
うな装置の建築現場における設備作業を簡略化すること
ができる。また、小屋裏部に各種装置を設置することに
より一階部分の建築物内外のスペースの有効利用も図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は実施例に係る屋根ユニット
の外観構成図及び内部構成説明図である。
【図2】屋根ユニットの他の内部構成を示す説明図であ
る。
【図3】実施例に係る屋根ユニットを屋根部に設置した
状態を示す概略斜視図である。
【図4】実施例に係る屋根ユニットの設置後の作用説明
図である。
【符号の説明】
100,200,300 屋根ユニット 12 天井部材 14 仕切壁部材 16 屋根部材 18 側壁部材 20 開口部 22 格子状部材 24 ルーバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の傾斜を有する屋根傾斜部と、その
    屋根傾斜部の下部に設けられた小屋裏部と、を有する屋
    根ユニットにおいて、 前記屋根傾斜部を構成する屋根部材と、 前記小屋裏部と下方の室内とを仕切る天井部材と、 該天井部材の一端部から前記屋根傾斜部材の一端に至る
    までの空間を仕切る仕切壁部材と、 前記天井部材、仕切壁部材及び屋根部材の少くとも一方
    の側端部に固定される側壁部材と、 から外部構成がなされ、 内部には、建築物の諸機能のために用いられる一または
    複数の装置が予め設置されてなることを特徴とする屋根
    ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記装置が換気装置である屋根ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記装置がボイラー装置である屋根ユニット。
JP6758693A 1993-03-02 1993-03-02 屋根ユニット Pending JPH06257212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6758693A JPH06257212A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 屋根ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6758693A JPH06257212A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 屋根ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06257212A true JPH06257212A (ja) 1994-09-13

Family

ID=13349178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6758693A Pending JPH06257212A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 屋根ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06257212A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119737A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込ダクト型空気調和機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119737A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込ダクト型空気調和機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020326