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JPH0662595U - ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置

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Publication number
JPH0662595U
JPH0662595U JP927093U JP927093U JPH0662595U JP H0662595 U JPH0662595 U JP H0662595U JP 927093 U JP927093 U JP 927093U JP 927093 U JP927093 U JP 927093U JP H0662595 U JPH0662595 U JP H0662595U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise absorber
noise
receiver
absorber
base portion
Prior art date
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Application number
JP927093U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2593148Y2 (ja
Inventor
慎司 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH0662595U publication Critical patent/JPH0662595U/ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ノイズ吸収器を簡単に固定できる受具及びノイ
ズ吸収装置を提供する。 【構成】基部1及び腕片2、3はプラスチック成形品と
して一体成形されている。基部1は下面11側が取付面
となっている。腕片2、3は、立ち上がり部21、31
と、爪片22、32とを有する。立ち上り部21、31
は基部1の上面側において間隔D1を隔てて互いに対向
するように立ち上がる。爪片22、23は立ち上り部2
1、31の先端に連続すると共に、間隔D1を縮小する
方向に曲がる。間隔D1がノイズ吸収器を受ける空間を
構成し、爪片22、32がノイズ吸収器に掛け止められ
る掛止め部を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種OA機器のケーブル中を伝搬するノイズを吸収するノイズ吸収装置として 、相互間にケーブル挿入通路を形成するように接触して組合わされる一対のフェ ライトと、一対のフェライトを収納するカバーとを有するノイズ吸収装置が、例 えば実開昭63ー39997号公報等によって知られている。従来のノイズ吸収 装置において、フェライトは、互いに独立していて、その一面の略中央部に長さ 方向に沿う凹溝が設けられている。これらの凹溝はケーブル挿通路を構成する。 凹溝の両側には、平坦な接触面が設けられている。カバーは、プラスチックによ って形成されており、それぞれの内部にフェライトが挿入配置されている。カバ ーの一端縁は、ヒンジ片によって一体的に結合されており、ヒンジ片のある辺と 対向する側に、掛止機構を構成する突起及びフックがそれぞれ設けられている。 カバーを、突起と、フックとによる掛止機構によって掛け止めた状態では、カバ ーの有する弾力により、一対のフェライトが実質的に閉磁路を形成するように密 着する。これにより、一対のフェライトを巡る磁路の磁気抵抗が低下し、優れた ノイズ吸収作用が得られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述するノイズ吸収装置は、ケーブルに対して単に装着されて いるだけであるので、ケーブル上での位置が定まらず、ケーブル上を移動してし まうという問題がある。ケーブルに巻付けられるバンドを有するノイズ吸収装置 が提案されているが、バンド及びその固定構造が必要であり、カバー形状の複雑 化を招く他、スペース的余裕のないOA機器の裏側で、バンド止め作業をしなけ ればならないという煩わしさがある。
【0004】 そこで、本考案の課題は上述する従来の問題点を解決し、ノイズ吸収器を簡単 に固定できる受具及びノイズ吸収装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題解決のため、本考案は、基部と、腕片とを有するノイズ吸収器用 受具であって、 前記基部及び前記腕片は、プラスチック成形品として一体成形されており、 前記基部は、下面側が取付面となっており、 前記腕片は、少なくとも一対備えられ、それぞれが立ち上がり部と、爪片とを 有し、前記立ち上り部が前記基部の上面側において間隔を隔てて互いに対向する ように立ち上がり、前記爪片が前記立ち上り部の先端に連続すると共に、前記間 隔を縮小する方向に曲がり、前記間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、前 記爪片が前記ノイズ吸収器に掛け止められる掛止め部を構成する。
【0006】
【作用】
腕片は、立ち上り部が基部の上面側において間隔を隔てて互いに対向するよう に立ち上がり、爪片が立ち上り部の先端に連続すると共に、間隔を縮小する方向 に曲がり、間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、爪片がノイズ吸収器に掛 け止められるから、爪片を利用して、ノイズ吸収器を立ち上り部間に保持できる 。
【0007】 基部及び腕片は、プラスチック成形品として一体成形されているため、量産性 に富むと共に、プラスチック成形品の弾性により、立ち上り部がバネ性を持つよ うになる。このため、立ち上り部のバネ性を利用して、ノイズ吸収器を安定に、 かつ、確実に挟持できる。
【0008】 基部は下面側が取付面となるから、下面側を、例えばOA機器の外箱、机、床 等の外部支持体に取付固定できる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案に係るノイズ吸収器受具の斜視図である。1は基部、2及び3は 腕片である。基部1及び腕片2、3は、プラスチック成形品として一体成形され ている。基部1は下面11側が取付面となっている。下面11は図示では平面と なっているが、任意の形状に選定できる。
【0010】 腕片2、3は、少なくとも一対備えられ、それぞれが立ち上がり部21、31 と、爪片22、32とを有する。立ち上り部21、31は基部1の上面側におい て間隔D1を隔てて互いに対向するように立ち上がる。立ち上がり部21、31 は内周面が後述するノイズ吸収器の外周形状に適合するような形状、例えば円弧 状に形成されている。
【0011】 爪片22、32は立ち上り部21、31の先端に連続すると共に、間隔D1を 縮小する方向に曲がっている。上記構成により、間隔D1がノイズ吸収器を受け る空間を構成し、爪片22、32がノイズ吸収器に掛け止められる掛止め部を構 成する。
【0012】 図示実施例において、基部1は上面と下面11との間で貫通する止め具挿入用 孔13を有する。更に、腕片2、3と平行し、孔13を横切るように、溝14が 設けられている。また、爪片22、32は中間部に切欠23、33を有し、切欠 23、33により複数の片(221、222)、(321、322)に分割され ている。
【0013】 図2は本考案に係るノイズ吸収器の別の実施例を示す斜視図である。図におい て、図1と同一の参照符号は、同一性ある構成部分を示している。この実施例で は、基部1は下面11に両面接着部材4を有する。従って、両面接着部材4の接 着力によって、受具を外部支持体に取付けることができる。
【0014】 図3は本考案に係るノイズ吸収装置の使用状態を示す斜視図、図4は図3に示 したノイズ吸収装置の拡大断面図である。図において、5は図1に示した受具、 6はノイズ吸収器、7はケーブル、8はネジ等の止め具である。図示は省略する が、図2に示した受具も同様の組合構造をとることができる。ノイズ吸収器6は 、一対のフェライト61、62と、カバー63とを有し、フェライト61、62 が相互間にケーブル挿入通路を形成するように接触して組合わされ、カバー63 が一対のフェライト61、62を収納し、外壁部に切欠65、66を有している 。受具5は図1に示されたものでなり、爪片22、32が切欠65、66に食い 込んで、ノイズ吸収器6に取付けられている。止め具8は孔13内に挿入され外 部支持体9に結合されている。
【0015】 ここで、腕片2、3は、立ち上り部21、31が基部1の上面側において間隔 D1を隔てて互いに対向するように立ち上がり、爪片22、32が立ち上り部2 1、31の先端に連続すると共に、間隔D1を縮小する方向に曲がり、間隔D1 がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、爪片22、32がノイズ吸収器6に掛け 止められるから、爪片22、32を利用して、ノイズ吸収器6を立ち上り部22 ー32間に保持できる。図示するように、爪片22、32を切欠65、66に食 い込ませて、受具5をノイズ吸収器6に取付ける構造の場合は、両者間に強固な 結合構造を構成できる。爪片22、32を切欠65、66に食い込ませた場合、 ノイズ吸収器6の外周面が受具5の内周面12に接するようにするのが望ましい 。こうすることにより、ノイズ吸収器6を内周面12と爪片22、32との間で 確実に挟持できる。
【0016】 また、基部1及び腕片2、3はプラスチック成形品として一体成形されている ため、量産性に富むと共に、プラスチック成形品の弾性により、立ち上り部2、 3がバネ性を持つようになる。このため、立ち上り部2、3のバネ性を利用して 、ノイズ吸収器6を安定に、かつ、確実に挟持できる。また、基部1は下面11 側が取付面となるから、下面11側を例えばOA機器の外箱、机、床等の外部支 持体に取付固定できる。
【0017】 更に、爪片22、32は中間部に切欠23、33を有するから、ノイズ吸収器 6を受具5から取り外す時に、切欠22または23にドライバ等を差し込んで、 ノイズ吸収器6を受具5から簡単に取り外すことができる。
【0018】 ノイズ吸収器6としては、実開平3ー13798号、同13799号公報等に 記載されたもの及び他のタイプのものが使用できる。図示されたノイズ吸収器6 は、フェライト61、62の中央部に、その長さ方向に沿って、凹溝611、6 21が設けられている。凹溝611、621の両面側は平面度の高い接触面61 2、622となっている。フェライト61、62は外周面及び凹溝611、62 1の内周面が半円状の半割円筒状となっている。
【0019】 カバー63は、弾力性のあるプラスチックによって形成されていて、その内部 にフェライト61、62のそれぞれを挿入配置してある。カバー63は、ヒンジ 片67によって互いに一体的に結合されている。ヒンジ片67は、カバー63と 同体であり、その厚み選定によって可撓性が付与されている。
【0020】 カバー63は、ヒンジ片67のある辺と対向する側に、突起68と、フック6 9による掛止機構を有している(図4参照)。
【0021】 また、カバー63の底部には、バネ片631、632がそれぞれ設けられてい る。バネ片631、632の両側には前述した切欠65、66が設けられている 。
【0022】 ケーブル7をカバー63の凹溝611または621内に配置した状態で、カバ ー63をヒンジ片67を支点にして相対的に回転させ、突起68にフック69を 掛け止める。これにより、カバー63のバネ片631、632の有する弾力によ り、一対のフェライト61、62の接触面612、622が実質的に閉磁路を形 成するように密着し、一対のフェライト61、62を巡る磁路の磁気抵抗が低下 し、優れたノイズ吸収作用が得られる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係るノイズ吸収装置によれば、次のような効果が 得られる。 (a)腕片は、立ち上り部が基部の上面側において間隔を隔てて互いに対向する ように立ち上がり、爪片が立ち上り部の先端に連続すると共に、間隔を縮小する 方向に曲がり、間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、爪片がノイズ吸収器 に掛け止められるから、爪片を利用して、ノイズ吸収器を立ち上り部間に保持し 得るノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置を提供できる。 (b)基部及び腕片は、プラスチック成形品として一体成形されているから、量 産性に富み、しかもバネ性を利用してノイズ吸収器を安定に、かつ、確実に挟持 し得るノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置を提供できる。 (c)基部は下面側が取付面となるから、下面側を例えばOA機器の外箱、机、 床等の外部支持体に取付固定し得るノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置を提 供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るノイズ吸収器用受具の斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るノイズ吸収器用受具の他の実施例
を示す斜視図である。
【図3】本考案に係るノイズ吸収装置の使用状態を示す
斜視図である。
【図4】図3に示したノイズ吸収装置の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基部 2、3 腕片 21、31 立ち上り部 22、32 爪片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部と、腕片とを有するノイズ吸収器用受
    具であって、 前記基部及び前記腕片は、プラスチック成形品として一
    体成形されており、 前記基部は、下面側が取付面となっており、 前記腕片は、少なくとも一対備えられ、それぞれが立ち
    上がり部と、爪片とを有し、前記立ち上り部が前記基部
    の上面側において間隔を隔てて互いに対向するように立
    ち上がり、前記爪片が前記立ち上り部の先端に連続する
    と共に、前記間隔を縮小する方向に曲がり、前記間隔が
    ノイズ吸収器を受ける空間を構成し、前記爪片が前記ノ
    イズ吸収器に掛け止められる掛止め部を構成するノイズ
    吸収器用受具。
  2. 【請求項2】前記基部は、前記上面と前記下面との間で
    貫通する止め具挿入用孔を有する請求項1に記載のノイ
    ズ吸収器用受具。
  3. 【請求項3】前記基部は、前記下面に両面接着部材を有
    する請求項1に記載のノイズ吸収器用受具。
  4. 【請求項4】ノイズ吸収器と、受具とを含むノイズ吸収
    装置であって、 前記ノイズ吸収器は、一対のフェライトと、カバーとを
    有し、前記フェライトが相互間にケーブル挿入通路を形
    成するように接触して組合わされ、前記カバーが前記一
    対のフェライトを収納し、外壁部に切欠を有しており、 前記受具は、請求項1乃至3の何れかに記載されたもの
    でなり、前記爪片が前記切欠に食い込んで前記ノイズ吸
    収器に取付けられているノイズ吸収装置。
JP1993009270U 1993-02-10 1993-02-10 ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置 Expired - Fee Related JP2593148Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015020087A1 (ja) * 2013-08-08 2015-02-12 北川工業株式会社 保持具、及び雑音電流吸収具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015020087A1 (ja) * 2013-08-08 2015-02-12 北川工業株式会社 保持具、及び雑音電流吸収具
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