JPH06509339A - テロメリゼーション法 - Google Patents
テロメリゼーション法Info
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- JPH06509339A JPH06509339A JP5502860A JP50286093A JPH06509339A JP H06509339 A JPH06509339 A JP H06509339A JP 5502860 A JP5502860 A JP 5502860A JP 50286093 A JP50286093 A JP 50286093A JP H06509339 A JPH06509339 A JP H06509339A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は共役アルカジエンをポリオールでテロメリ化する方法に関する。
関係技術の記載
共役アルカジエンがアルコールによってテロメリ化し1.7−および2.7−ア
ルカンエニルエーテルが得られることは業界では知られていることである。次の
参考資料はこのようなテロメリゼーション反応およびその反応により得られる新
規化合物に関する広範な特許および他の文献を例示している:米国特許第3.4
89.813号:第3.499.042号;第3.670.032号:第3.7
69.352号:第3.792.101号;第3.887゜627号、第3.8
91.684号;第3.923.875号;第3.992.456号、第4.0
06.192号;第4,142、060号:第4.146.738号、第4.1
96.135号:第4.219.677号;第4.260.750号;第4、3
56.333号、第4.417.097号:第4.454.333号:第4.5
15.711号:第4.522.760号:および第4.642.392号明細
書。英国特許第1.248.592号:第1.248.593号;第1.354
、507号;第2.054.394号;および第2.114.974号明細書。
ドイツ特許第1.807.491号:第2.154.370号:および第2.5
05.180号明細書。日本特許第72.020.604号:第47.031.
906号、第48.039.413号;第73.042.606号:第73.0
03.605号;第49.031゜965号:第49.048.613号:第4
9.125.313号:第74.046.286号;第50.157.301号
;第51.008.206号、第51.142.532号;第51.149.2
06号:および第51.007.426号明細書。文献記事:[オルガノメタリ
ックス(Organometallics)J、ベール(Behr)、第5巻、
第514−8頁(1986年):「オルガノメタリックス(Organomet
allics)J、ジョリー(Jolly)、第5巻、第473−81頁(19
86年)=「チュルナル・オルガニチェスクワ・キミ−(Zh、Org、Kh
im、)J、ドチェミレフ(Dzhemi I ev)、第22巻(第8号)、
第1591−7頁(1986年);[ジュルナル・フユール・ブラクティシエ・
ヒエミー(J、Prakt、Chim、)J、ガオベ(Gaube)、第327
巻(第4号)、第643−8頁(1,985年);「オルガノメタリックス(O
rganometallics)J、ジョリー(Jolly)、第4巻、第19
45−53頁(1985年):[ジャーナル・オブ・モレキュラー・キャタリシ
ス(J、Mo1ec、Catalysis)J、ボッホマン(B。
chmannL第26巻、第79−88頁(1984年);「アスペクッ・オブ
・ホモジニアス・キャタリシス(Aspects of Homogeneou
s Catalysis)J、ベール(Behr)、第5巻、第5−58頁(1
984年);[ジュルナル・フユール・ブラクティシエ・ヒエミー(J、 P
r ak t、Ch em、) J 、ガオベ(Gaube)、第326巻(第
6号)、第947=54頁(1984年);「ヒエミッシェ・ベリヒテ(Che
m、Ber、)J、ベール(Behr)、第116巻、第862−73頁(19
83年);「テトラヘドロン(Tetrahedron)J、グロート(G r
ou l t) 、第39巻(第9号)、第1543−50頁(1983年):
「ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J、Org、Chem、)
J 、テラニジ、第46巻、第2356−62頁(1981年)、「イズベステ
ィア・アカデミイ・ナイフ・ニスニスニスアール・セリア・キミチェスカヤ(I
zv、Acad、Nauk、5SSR,Ser、Khim、)」、ドチェミレフ
(Dzhemi 1 ev) 、第8巻、第1837−425頁(1981年)
、「ジャーナル・オブ・モレキュラー・キャタリシス(J、Mo1ec、Cat
alysis)J、カイム(Ke im) 、第10巻、第247−252頁(
1981年):「チュルナル・オルガニチェスクワ・キミー(Zh、Org、K
h im、)J、ドチェミレフ(Dzhemi、1ev)、第16巻(第6号)
、第1157−61頁(1980年):「テトラヘドロン・レターズ(Tetr
、Letters)J、ヨシダ(Yoshida)、第21巻、第3787−9
0頁(1980年):「ピュアー・アンド・アプライド・ケミストリ(Pure
& Appl、Chem、)J、ツジ(Tu j i) 、第51巻、第12
35−41頁(1979年):「アドバンシング・イン・オーガノメタリック・
ケミストリ(J、Organometallic Chem、)J、ツジ(Tu
ji)、第17巻、第141−93頁(1979年):「ジャーナル・オブ・オ
ーガノメタリック・ケミストリ(J、Organomet、Chem、)J、シ
ンガー(Singer)、第137巻(第3号)、第309−14頁(1977
年):「テトラヘドロン・レターズ(Tet、Letters)J、チャウビン
(Chauvin) 、第51巻、第4559−62頁(1975年);「ブリ
タン・ドウ・ソンエテ・ヒミク・ドウ・フランス(Bu ] 1.soc、Ch
im、Fr、)J、チャウビン(Chauvin) 、第652−6頁(19
74年):「ジュルナル・ヒュール・ブラクティシェ・ヒエミー (J、Pra
kt、Chem、)J、ベーゲル(Beger)、第315巻(第6号)、第1
067−89頁(1973年)、「ケミカル・レビューズ(Chemical
Reviews)J、ベーカー(Baker)、第73巻(第5号)、第503
−9頁(1973年)。
[アカウンツ・ケミカル・リサーチ(Accounts Chem、Res、)
J、ツノ(Tu j i) 、第6巻(第1号)、第8−15頁(1973年)
;「アンネイルス・オブ・ニュー・ヨーク・アカデミ−・オブ・サイエンシズ(
AnnalN、Y、Acad、Sci、)J、スムトニ−(Smu t n Y
) 、第214巻、第124−142頁(1973年):[テトラヘドロン・レ
ターズ(Tetr、Letters)J、チャウビン(Chauvin) 、第
51巻、第4559−62頁(1973年):「ジャーナル・オブ・オーガノメ
タリック・ケミストリ(J。
Organometallic Chem、)J、ローズ(Rose)、第49
巻、1473−6頁(1973年)、[アメリカン・ケミカル・ソサイエイー、
ベトロレアム・ケミストリ、プレパレーンaン(AC8,Div、Petr、C
hem、。
Prepn、)J、スムトニ−(Smu t n y) 、第14巻(第2号)
、第B100−11頁(1969年);[ビュリテイン・オブ・ケミカル・ソサ
イエテイー・オブ・ジャパン(Bul 1.chem、soc、Japan)J
、タカハシ(TakahashiL第41巻、第254−5頁(1968年):
「ビュリテイン・オブ・ケミカル・ソサイエティー・オブ・ジャパン(Bu 1
1.Ch em、 5ocJapan)J、タカハシ(Takahash i)
、第41巻、第454−60頁(1968年)、「ジャーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテ4−(J、Am、Chem、Soc、) J 、ス
ムトニ−(Smutny) 、第89巻、第6793−4頁(1967年):「
テトラヘドロン・レターズ(Tetr、Letters)J、タカハシ(Tak
ahashi)、第26号、第2451−3 (1967年)。
この発明による方法は、乳化剤、潤滑剤および粘度付与剤として有用な商業的に
重要な物質であるポリオールのアルカジェニルエーテルを製造するものである。
英国特許出願第2.054.394号明細書ではエチレングリコールのジー1−
(2,7−オクタジェニル)エーテルの調製を開示している;「チュルナル・
オルガニチェスクワ・キミー(Zh、Org、Khim、)J第16巻(第6号
)、第1157−61頁(1980年)では1.4−ブタンジオール、1.2−
プロピレングリコール、グリセロールのモノ−およびジー1−(2,7−オクタ
ジェニル)エーテルおよび2−ヒドロキシエトキシエタノールのモノ−1−(2
,7−オクタジェニル)エーテルの調製を開示している:英国特許第1.354
.507号明細書ではメタノールの1− (2゜7−オクタジェニル)の調製を
開示している:日本特許第JP49.031.965号ではエチレングリコール
のモノ−1−(2,7−オクタジェニル)エーテルを開示している。
これらのアルカジェニルエーテルはパラジウム触媒の存在で共役アルカジエンを
アルコール類でテロメリゼーションすることによって非常に容易に調製できる。
しかし、経済的に実用性のあるテロメリゼーション法の発展は、主にパラジウム
触媒が高くつ(理由によって進んでいない。先行技術には触媒の原価問題の取り
扱いを試みている例がたくさん含まれている。例えば、米国特許第4.642.
392号明細書は、触媒溶液を残して生成物テロマーを蒸留することができるよ
うな高沸点反応溶媒を使用することで、パラジウム損失を最小限にして何回も再
使用できる触媒回収法を開示している。他の触媒回収法は、米国特許第4.45
4.333号;第4゜552、760号;第4.260.750号;第4.21
9.667号;第4.142.060号、第4.417.079号;第4.35
6.333号明細書:日本特許第50.157.301号;第51.149.2
06号明細書;および英国特許第2.054.394号明細書に開示されている
。上記触媒回収法はいずれも追加操作が加わり、これが最終製品のコストに加わ
ってくる。
共役ジエンのテロメリゼーションに於いてパラジウムを少量使用する方法が英国
特許第2.114.974号明細書に開示されている。この特許は、1.4−ブ
タンジオール、1.5−ベンタンジオール、および1.6−ヘキサンジオールを
ブタジェンでテロメリ化した時、モル比で約1/20.600の触媒/ジエンを
使用することにより、ブタジェン基準で約61%の収率のモノエーテルが得られ
ることを教えている。この特許はまた必要とするモノエーテル生成物を高収率で
得るためには化学量論的に大過剰のジオールが必要であることも開示している。
最高のモノエーテル収率を得るために、上記特許はパラジウム触媒を二、、ケル
(n)化合物および第4級水酸化アンモニウムのような塩基と組み合わせること
により最適触媒効果が得られることも教えている。この特許はまた反応が完了し
た後反応混合物からパラジウム触媒をイオン交換樹脂で除く方法も開示している
。パラジウムの量は明らかに十分低(はないので回収工種を除くことはできない
;我々の発明では除いている操作であるが。米国特許第3.746.749号明
細書は、パラジウム/酸/ブタジェンを1/12.300156.000のモル
比で用いることによりアジピン酸のオクタジェニルエステルを86%の収率で得
られること、およびフマール酸のオクタジェニルエステルをパラジウム/酸/ブ
タジェンを1/60. OOO/28.000のモル比で用いることにより67
%の収率で得られることを開示している。しかし、このような少ない量のパラジ
ウムは、カルボン酸1分子当たり0゜1から10モルのカルボン酸のアルカリ金
属塩と組み合わせて使用される。米国特許第4.417.079号明細書はオク
タジェニルアルコールを合成するために炭酸ガスを含む水でブタジェンのテロメ
リゼイションを行うにあたって、液体ブタジェンを80℃で1時間当たり70g
の速度で1時間連続的に導入することを教えている。ヨーロッパ特許第287.
066号明細書はズルフオランのような溶媒中でブタジェンを連続添加すること
により、少量の不溶性ポリマーの生成を伴ってブタジェンを水でテロメリゼーン
ヨンを行うことを教示している。米国特許第4、146.738号明細書は、酸
化によりホスフィン配位子の数をコントロールする)くラジウム触媒系の存在で
炭素数1から8個のアルカノールでジオレフィンのテロメリゼイションを行うこ
とを教示している。ジオレフィンは圧力低下によってその消費が示められるに応
じて、分割してまたは連続的に補充するようにして添加される。更にこの特許は
、パラジウム/ブタジェンの比率が1/3760になるようにイソプロパツール
中ヘプタジエンを不連続に添加することにより、約45%であるブタジェンを基
準にして全体として49%の収率でオクタトリエンが得られることを実施例5で
教示している。実施例5と同じ反応条件を使用する実施例7では、ブタジェンを
連続的に加えている。生成物は、高%のイソプロパツールのオクタジェニルエー
テルと非常に少量のオクタトリエン(1,6%)を含有しているが、ブタジェン
基準の全生成物収率は約31%に減少している。我々の発明による方法は、溶媒
としてイソプロパツールのような第2級アルコールの存在下で1/10.000
以下のパラジウム/ブタジェン比を用いて、ポリオールのオクタジェニルエーテ
ルを高収率で調製する。生成物は第2級アルコール溶媒によるご(少量のオクタ
ジェニルエーテルおよび約12重量%未満のオクタトリエンしか含まないでアル
カジエン基準では80%以上の収率である。この方法は、高価なパラジウム触媒
をごく少量とアルコール溶媒を使用している。この方法は驚くべきことに溶媒で
ある第2級アルコールのオクタジェニルエーテルを少量しか生成しない。英国特
許第1.248.593号明細書はパラジウム触媒の存在でアルカノールによる
ブタジェンのテロメリゼイションを教示している。その特許がブタジェンの連続
添加を教示しているかどうかは明らかではない。例えば、実施例6では、メタノ
ールを「ブタジェン雰囲気下で30℃で4時間」反応させている。
「最初吸収は遅いが次第に増加する」。使用しているパラジウム/ブタジェン比
は約1/1.000である。「ジュルナル・フユール・ブラクテイシエ・ヒエミ
ー (J、Prakt、Chemie)J第315巻、第106フー76頁(1
973年)には、パラジウム/ブタジェン比が約1/10,000であるパラジ
ウム触媒の存在下でブタジェンをエタノールと連続的に反応させている。エタノ
ールのオクタジェニルエーテルの収率はブタジェン基準で約9.4%である。米
国特許第4.006.192号明細書ではパラジウム化合物、弱酸のアルカリ金
属塩およびホスフィンから調製した触媒を用いてトリメチロールプロパンとブタ
ジェンの反応によってトリメチロールプロパンのジーおよびトリー1−(2,7
−オクタジェニル)エーテルの調製を開示している。そこにはパラジウム/ブタ
ジェン比を1/1゜000から1/100,000に等しくすることができるこ
とおよびブタジェンはすべて一時に添加することという開示が含まれている。ト
リメチロールプロパンのモへ、ジーおよびトリー1−(2,7−オクタジェニル
)エーテルとともに約24重量%のオクタトリエンが形成される。
われわれの発明の方法は第2級アルコール溶媒、加えるべきアルカジエンの中の
少量部分、および十分少量のパラジウム触媒(こうすることにより最終反応生成
物中に留まる触媒が少なくなり、回収の必要なくしてアルカジエンエーテルを大
量生産するための方法を経済的なものにできる)とを含む反応混合物にアルカジ
エンの大部分を添加することによって、先行技術の方法の欠点を克服している。
同時に、この発明の方法は高収率でオクタジェニルエーテルを生成し且つアルカ
ジエンダイマー副生成物の生成を最小限にする。
発明の要旨
この発明は界面活性剤、乳化剤、化粧品用成分、ポリ塩化ビニル用滑剤およびポ
リマー用プレカーサーとして有用な、ポリオールのアルカジエンエーテルの製造
法に関する。この発明の方法は、少なくとも1種類のポリオール、飽和脂肪族第
2級アルコール溶媒、効果的な量のパラジウム触媒および添加すべき全アルカジ
エン量の約40重量により少ない量のアルカジエンとを含む反応混合物に共役ア
ルカジエンを連続的に添加することを含んでなる。残りのアルカジエンは約40
℃から約100℃の温度範囲で、一定圧力を維持するに充分な速度または約2時
間から約10時間にわたる期間にかけて一定の速度で加えられる。パラジウム触
媒は、ジエンに対する触媒のモル比として約1/10,000以下で存在する。
この反応は、反応中に消費される共役アルカジエン基準で少なくとも80%の収
率で反応生成物を生成し、一方反応中のアルカジエンの消費は添加される全アル
カジエンの量の少なくとも70%である。反応生成物は約12重量%未満のアル
カンエンダイマーを含んでいる。
好ましい実施態様の記載
実施例以外のところ、または特に断っていないところでは、ここで使用する原料
の量または反応条件を表す数字はすべて全部の例で「約」という語で修飾されて
いると解されるべきである。
この発明の目的にとって、ポリオール類は2個以上のアルコール官能性をもって
いる何らかの化合物である。この定義にはエチレングリコール、1.2−プロパ
ンジオール、1.3−プロパンジオール、1.2−ブタンジオール、1.3−ブ
タンジオール、1.4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−
ヘキサンジオール、1.10−デカンジオール、1.12−ドデカンジオール、
2−メチル−1,2−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール、グリセロール(1゜2.3−プロパントリオール)、トリメチロール
プロパン(2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール
)、ペンタエリスルトール(2,2−ジメチロール−1,3−プロパンジオール
)、ジメチロール(グリセロールダイマー)、ビスフェノールAなどのような脂
肪族および芳香族ポリオール類が含まれる。好ましいポリオールはエチレングリ
コール、グリセロール、トリメチロールフロパン、および1.2−プロパンジオ
ールである。
この発明の方法で用いることのできる共役アルカジエン類には4から20個の炭
素原子を含む分岐または直鎖の脂肪族共役ジエン類または6から8個の炭素原子
を含む共役環状ジエン類が含まれる、そしてこれらは炭素数1から8個のアルキ
ル基、フェニル基、シクロヘキシル基、ニトロ基、オキソ基、アルキル基中に1
から4個の炭素原子を持つアルコキシカルボニル基あるいはフッ素や塩素のよう
なハロゲン(ハロゲンは反応条件に対し不活性位置にある、例えばクロロプレン
)のような不活性の基が1個以上、任意に置換していてもよい。この発明の方法
で用いることのできる他の共役ジエンには1.3−ブタジェン、ジメチルブタジ
ェン、イソプレン、ピペリレン、1.3−へキサジエン、2.4−へキサジエン
、クロロプレン、1−シクロへキシル−1,3−ブタジェン、1−フェニル−1
,3−ブタジェン、2.4−オクタジエン、ピペリレン、2−メチル−2,4−
ペンタジェン、1゜3−シクロへキサジエン、および1.3−シクロオクタジエ
ンが含まれる。好ましい共役アルカジエンは1,3−ブタジェンである。
この発明の方法で用いることができる第2級アルコール溶媒は、2−プロパツー
ルまたは2−ブタノールのような3から10個の炭素原子好ましくは3から4個
の炭素原子を持つ飽和脂肪族アルコールである。好ましい第2級アルコール溶媒
はイソプロピルアルコール(2−プロパツール)である。2種以上の第2級アル
コール溶媒の混合物も使用することができる。第2級アルコール溶媒は、グリコ
ールが完全には第2級アルコール溶媒に溶解しないような場合には共溶媒として
水を含むこともできる。このような状況の例は1.3−ブタジェンのテロメリゼ
イションのテロゲンとしてペンタエリスルトールが使用される場合である。第2
級アルコール溶媒の量はポリオールの重量を基準にして5から200重量%の間
で変化する。好ましい量はポリオールの重量を基準にして約10から150重量
%である。
共役アルカジエン反応剤に対するポリオール反応剤の比率は最終生成物に必要な
エーテル化度に依存する。例えば、もしポリオールのモノ−アルカジェニルエー
テルを主として含む生成物が必要であれば、ポリオール/アルカジエンのモル比
を約1/2として用いるべきである。熟練技術者であれば、必要な生成物を最適
収率て得るために用いるべき最適ポリオール/アルカジエンモル比を容易に決定
することができる。最適ポリオール/アルカジエンモル比の決定には特定のポリ
オール中のアルコール官能性の数および第1級、第2級および第3級アルコール
基の反応性の違いを考慮に含めなければならないということは理解される。
この発明の方法で使用される触媒はパラジウム化合物および共触媒を含む触媒系
である。パラジウム触媒は、パラジウムアセチルアセトネー) [Pd(aca
C)2]、ビス(アリール)パラジウム[Pd(CsHsh] 、ビス(シクロ
オクタンエン)パラジウム[Pd(COD)zコ、パラジウムクロライド[P
d C] 、]、バランウムアセテート[Pd(OAc)2] 、およびアリー
ルパラジウムクロライド[P d (C3H5)CI ]からなる群から選ばれ
る。共触媒は、トリアルキルホスフィン、トリアリルホスフィン、またはトリア
リルホスファイトからなる群から選ばれる。アルキル、アリル、またはアリル/
アルキルのホスフィン類およびホスファイト類の混合物も使用できる。トリアル
キルホスフィンの例としてはトリエチルホスフィンおよびトリブチルホスフィン
が含まれる。トリアリルホスファイトの例としては、トリフェニルホスフィン、
オルト−、メタ−、パラ−トリルホスフィン、1.2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)エタン、および1.2−ビス(ジ−パラトリルホスフィノ)エタンが含ま
れる。トリアリルホスファイトの例としては、トリ(オルト−トリル)ホスファ
イト、トリフェニルホスファイト、トリメチルホスファイト、およびトリエチル
ホスファイトが含まれる。他の適当な触媒はテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム[Pd(PPhs)i]である。
最も好ましい触媒系は、2当量のトリフェニルホスフィンを配位子としてもつパ
ラジウム(II)のアセチルアセトネートの錯化合物、2当量のトリフェニルホ
スフィンを配位子としてもつ酢酸パラジウム(II)、2当量のトリフェニルホ
スフィンを配位子としてもつ塩化パラジウム(■)、およびテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウムである。
共役アルカジエンに対するパラジウム触媒のモル比は約1 : 10.000か
ら約1 : 200.000である。ある特定の系に対する最適比率は多くの因
子に依存するであろうし、当業界の熟練者が決定することはできる。好ましいモ
ル比は約1 : 25.000から約1 :150,000であり、最も好まし
い比率は1:1oo、oooから約1:130.OOOである。
この発明の方法はトリエチルアルミニウムまたはソジウムボロハイドライドのよ
うな、しばしば先行技術の方法では使用されている還元性触媒を添加することな
く行うことができる。ここで用いる触媒はパラジウム触媒を、この方法で用いら
れるポリオール反応剤中で2当量の共触媒と結合させて調製するのが好ましい。
この発明の方法は、ガラスオートクレーブ、スチールオートクレーブ、または圧
力下での反応用に作られている他の反応容器のような適当な反応容器中で実施す
ることができる。
この発明の方法は約40℃から100℃、好ましくは60℃から80℃の範囲で
行うことができる。
この発明の方法を実施するための一般的手順は、圧力リアクターにパラジウム触
媒−ポリオールー第2級アルコールの混合物を導入することを含んでいる。それ
からりアクタ−には窒素のような不活性カスを吹き込み、これを排除し、そして
加えるべき全アルカジエンの約5重量%から約40重量%を加えて再び圧力をか
ける。アルカジエンの初期投入量は加えるべき全アルカジエンの約10重量%が
好ましい。それからりアクタ−の内容物を約40℃から約100℃の範囲の適当
な反応温度まで加熱することができ、その後残りのアルカジエンを、反応開始後
自己発生的に生じる圧力を維持するに充分な速度で添加する。例えば、ジエンの
初期添加量を添加した後、反応温度が70℃まで上がったなら、そして35ps
igまで圧力が低下したことで示されるように反応が開始したならば、残りのア
ルカジエンを圧力が約35ps igを維持するに充分な速度で添加する。これ
に代わる方法とて、残りのアルカジエンを、添加中圧力がどんなに発生しようと
も約40℃から約100℃の温度で約2時間から約10時間の期間にわたって一
定速度で加えることができる。反応温度は、すべてのジエンが添加された後、約
0.5から約20時間の間、あるいは残りのジエンが反応するに必要な時間約4
0℃から約100℃の範囲に維持する。反応の進行は、反応混合物をガスクロマ
トグラフィー(ガスクロマトグラフィーの条件は実施例1に示されている)によ
るなどして周期的に解析して追跡することができる。
反応生成物は、蒸留、結晶化、または濾過のような標準的技術により単離する。
以下の実施例はこの発明を説明するものであるが、これによりこの発明を限定す
るものではない。
撹拌器を備えた4リツトル容のオートクレーブに、パラジウム(n)アセチルア
セトネート0.0854g (0,2a、mmo 1)、トリフェニルホスフィ
ン0.146g (0,557mmo+)、グリセロール463g (5,03
mol)および2−プロパツール575gを加えた。オートクレーブをシールし
、撹拌を開始し、反応が行われている間600rpmに維持した。リアクターは
一15ps igまで減圧してガスを抜き、30psigまで窒素を吹き込み、
そしてガスを抜(。脱ガスと窒素パージをもう2回行った後、リアクターを減圧
状態にした。ブタジェン1134g(21モル)の入ったシリンダーをリアクタ
ーへ向けて素早(開き、約113gを加えた。それからりアクタ−を約70℃ま
で加熱し、内圧を55psigまで上げた。リアクターの内圧をブタジェンシリ
ンダーの内圧以上に上げた後、ブタジェンシリンダーを1方向弁を介してリアク
ターの方に開いた。70℃で約75分経過した後、窒素でシリンダーに225−
35psiの圧を加えた。その後すべてのブタジェンが添加されるまで圧力を一
定に保った。全約10時間が経過後、反応混合物を室温まで冷却した。冷却した
反応混合物の全重量は2075gであったが、減圧下で奪われて約1204gに
減少した。減圧下で減少する前の粗反応混合物のガスクロマトグラフィー解析で
は、次の面積%が測定された:オクタトリエン10%:イソプロピルオクタジエ
ニルエーテル6%:グリセロール−モノ−オクタジェニルエーテル25%;グリ
セロール−ジ−オクタジェニルエーテル50%;およびグリセロール−トリーオ
クタジェニルエーテル9%。これおよび以下の実施例ではガスクロマトグラフィ
ー解析は、7673オートインジエクターおよび水素炎イオン化検出器を備えた
ヒユーレット−パラカード(Hewlet t−Packard)社製5890
ガスクロマトグラフを用いて行った。スペル=I (Supe 1co)SBP
−5カラム(15mX320μm内径)に50kPaのヘッド圧をかけて使用し
た。インジェクション部は300℃、検出部は325℃にセットした。温度プロ
グラムは次のようにした:1分間40℃に留めた後、オーブン温度を10℃/分
で270℃まで急激に上げ、2分間保持した。イソプロピルアルコールのピーク
はどの解析でも認められブタジェンを一時に加えるという点を除いて、実施例1
の手順を繰り返した。
ブタジェンを添加し、反応混合物を70℃に加熱した後、内圧を115psig
の最高まで上げ、全反応期間を通してゆっ(り下げて行った。約9.5時間の全
時間が終了した後、反応混合物を室温まで冷却した。冷却反応混合物の全重量は
1986gで、真空下で約1211gに減少した。反応混合物のガスクロマトグ
ラフィー解析は次の面積%を示した:オクタトリエン18%;イソプロピルオク
タジェニルエーテル5%:グリセロール−モノ−オクタジェニルエーテル21%
:グリセロール−ジ−オクタジェニルエーテル47%:およびグリセロール−ト
リーオクタジェニルエーテル8%。
500m1のオートクレーブを使用し、パラジウム(II)アセチルアセトネー
ト0.0183g (0,060mmo 1)、トリフェニルホスフィン0.0
315g (0,12mmo I) 、エチレングリコール93g (1,5m
ol)、および2−プロパツール16gを用い−た以外は実施例1の手順を繰り
返した。12時間後に反応は終わった。過剰のブタジェンを追い出した後の反応
混合物の全重量は1580g (80%のブタジェンが転換)であった。減圧重
量減前の粗反応混合物のガスクロマトグラフィー解析の結果は次の面積%を示し
た:エチレングリコール4%ニオフタトリエン6%:イソプロビルオクタジェニ
ルエーテル1%:エチレングリコール−モノ−オクタジェニルエーテル1%:エ
チレングリコール−ジ−オクタジェニルエーテル55%。
実施例 4.1,3−ブタジェンの連続添加による、アルコール溶媒を使用しな
い場合の1.3−ブタジェンのエチレングリコールによるテロメリゼーション反
応温度を60−67℃の範囲に維持した以外は、実施例3と同じ手順および同じ
量の反応剤を反復した。過剰のブタジェンを放出した後の反応混合物の全重量は
845g (29%のブタジェン変換)であった。反応混合物のガスクロマトグ
ラフィー解析で次の面積%が示された:エチレングリコール2コチレングリコー
ル−ジ−オクタジェニルエーテル14%。
実施例 5. 1.3−ブタジェンの連続添加による、アルコール溶媒を使用せ
ず、添加を50℃で開始する場合の1.3−ブタジェンのエチレングリコールに
よるテロメリゼーション
ブタジェンの連続添加を少なくとも温度が50℃になるまでは開始せず、パラジ
ウム(n)アセチルアセトネート0.024g (0.0785mmol)、ト
リフェニルホスフィン0.041g (0.156mmo+) 、エチレングリ
コール60、5g (0.975mo 1)を用い、2−プロパツールを用いな
いで、ブタジェンの全量を50℃で加えた以外は実施例3と同じ手順を繰り返し
た。加えたブタジェンの全量は167g (3.1mol)であった。過剰のブ
タジェンを放出した後の反応混合物の全重量は64g(2%のブタジェン変換)
であった。
500m1のオートクレーブ中で、パラジウム(II)アセチルアセトネート0
。
0038g (0.125mmo I) 、)リフェニルホスフィン0.006
6g (0。
025mmol)、エチレングリコール9.6g (0.155mol)を用い
て反応を行う以外は実施例3と同じ手順を繰り返した。加えたブタジェンの全量
は26g (0.488mol)であり、全量を室温で一時に加えた。オートク
レーブを閉め、反応温度を70℃に上げた。14.5時間の反応後、反応混合物
を室温まで冷却し、過剰のブタジェンを放出した。過剰のブタジェンを追い出し
た後の反応混合物の全重量は32.5g (87%のブタジェンが転換)であっ
た。減圧による重量減少前の反応混合物のガスクロマトグラフィー解析の結果は
次の面積%を示した:エチレングリコール2%ニオフタトリエン14%:エチレ
ングリコール−モノ−オクタジェニルエーテル50%:エチレングリコール−ジ
−オクタジェニルエーテル34%。
フロントページの続き
(72)発明者 ウィーゼ、ケニース・ジェイアメリカ合衆国94015カリフ
ォルニア、ダリー・シティ、ダーチェスター・ドライブ9番
Claims (13)
- 1.以下の工程を含んでなるポリオールによる共役アルカジエンのテロメリゼー ション法: (a)少なくとも1種のポリオール反応剤、少なくとも1種の飽和脂肪族第2級 アルコール溶媒、全アルカジエンに対する触媒のモル比が約1:10,000以 下で存在するパラジウム触媒の有効量、および加えるべき全共役アルカジエン量 の約5重量%から約40重量%とを含む反応混合物を準備し; (b)この反応混合物を約40℃から約100℃に加熱し;(c)アルカジエン ダイマーを約12重量%未満しか含まない反応生成物を生成するために、残りの 共役ジエンを、約40℃から約100℃の温度で、一定圧力を維持するに充分な 速度でまたは約2時間から約10時間の期間にわたって一定の速度で、上記反応 混合物に連続的に添加すること。
- 2.上記パラジウム触媒が、2当量のトリフェニルホスフィンを配位子として持 つパラジウム(II)のアセチルアセトネート、2当量のトリフェニルホスフィ ンを配位子として持つ酢酸パラジウム(II),2当量のトリフェニルホスフィ ンを配位子として持つ塩化パラジウム(II)、およびテトラキス(トリフェニ ルホスフィン)パラジウムからなる群から選はれる請求項1の方法。
- 3.上記パラジウム触媒が2当量のトリフェニルホスフィンを持つパラジウム( II)のアセチルアセトネートである請求項2の方法。
- 4.ジエンに対する触媒のモル比が約1:25,000から約1:200,00 0である請求項1の方法。
- 5.ジエンに対する触媒のモル比が約1:70,000から約1:130,00 0である請求項4の方法。
- 6.上記共役ジエンが4から20個の炭素原子を持つ分岐または直鎖の脂肪族ジ エンである請求項1の方法。
- 7.上記共役ジエンが1,3−ブタジエン、ピペリレン、イソプレン、またはそ れらの混合物である請求項6の方法。
- 8.上記共役ジエンが1,3−ブタジエンである請求項7の方法。
- 9.上記方法が約60℃から約80℃の温度で行われる請求項1の方法。
- 10.上記第2級アルコール溶媒が2−プロパノールである請求項1の方法。
- 11.上記ポリオールがグリセロールである請求項1の方法。
- 12.上記ポリオールがトリメチロールプロパンである請求項1の方法。
- 13.工程(a)中の上記反応混合物中に存在するアルカジエンの量が加えるべ きアルカジエンの全量の約10重量%である請求項1の方法。
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