JPH06344937A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
電動式パワーステアリング装置Info
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- JPH06344937A JPH06344937A JP16021893A JP16021893A JPH06344937A JP H06344937 A JPH06344937 A JP H06344937A JP 16021893 A JP16021893 A JP 16021893A JP 16021893 A JP16021893 A JP 16021893A JP H06344937 A JPH06344937 A JP H06344937A
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- steering
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- vehicle
- motor
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輌走行上の異常を運転者に確実に知らし
め、運転者が異常の発生に即応して適切な対応措置を講
ずることを可能にする。 【構成】 操舵アシスト力を発生するモータM1と、操
舵状態検出装置M2と、操舵状態に応じた制御量にてモ
ータを制御することにより操舵アシスト力を制御する制
御装置M3とを有する電動式パワーステアリング装置。
異常検出装置M4により車輌走行上の異常を検出し、異
常検出に基き警報出力装置M6により警報発生装置M5
を作動させて視覚的警報若しくは聴覚的警報を発すると
共に、モータへの制御量に微小振動成分を加算すること
によりステアリングホイールを微小振動させ、操舵トル
クの微小振動変動としての警報も発する。
め、運転者が異常の発生に即応して適切な対応措置を講
ずることを可能にする。 【構成】 操舵アシスト力を発生するモータM1と、操
舵状態検出装置M2と、操舵状態に応じた制御量にてモ
ータを制御することにより操舵アシスト力を制御する制
御装置M3とを有する電動式パワーステアリング装置。
異常検出装置M4により車輌走行上の異常を検出し、異
常検出に基き警報出力装置M6により警報発生装置M5
を作動させて視覚的警報若しくは聴覚的警報を発すると
共に、モータへの制御量に微小振動成分を加算すること
によりステアリングホイールを微小振動させ、操舵トル
クの微小振動変動としての警報も発する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のパワ
ーステアリング装置に係り、更に詳細には電動式パワー
ステアリング装置に係る。
ーステアリング装置に係り、更に詳細には電動式パワー
ステアリング装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌に於ては、一般に、異常
検出装置により車輌走行上の異常が検出され、異常が検
出されると警報発生装置が作動されることにより車輌の
運転者に異常の発生が知らされるようになっている。例
えば実公昭40−16188号公報には、冷却水温セン
サによりエンジンの冷却水温を検出し、冷却水温が所定
の温度になると警報ランプやブザーの如き警報発生装置
を作動させて警報を発する警報装置が記載されている。
検出装置により車輌走行上の異常が検出され、異常が検
出されると警報発生装置が作動されることにより車輌の
運転者に異常の発生が知らされるようになっている。例
えば実公昭40−16188号公報には、冷却水温セン
サによりエンジンの冷却水温を検出し、冷却水温が所定
の温度になると警報ランプやブザーの如き警報発生装置
を作動させて警報を発する警報装置が記載されている。
【0003】上述の如き警報装置によれば、車輌走行上
の異常が発生しそれが異常検出装置により検出される
と、警報装置が作動されることにより車輌の運転者に異
常が発生した旨の警報が発せられるので、運転者は車輌
の停止の如き異常発生に対する適切な措置を講ずること
ができる。
の異常が発生しそれが異常検出装置により検出される
と、警報装置が作動されることにより車輌の運転者に異
常が発生した旨の警報が発せられるので、運転者は車輌
の停止の如き異常発生に対する適切な措置を講ずること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
の警報装置に於ては、警報は視覚的警報又は聴覚的警報
として発せられるので、車輌の運転者がその状況によっ
ては警報を即座に認識することができない場合があり、
そのため運転者が異常の発生に即応して異常発生に対す
る適切な措置を講ずることができない場合がある。
の警報装置に於ては、警報は視覚的警報又は聴覚的警報
として発せられるので、車輌の運転者がその状況によっ
ては警報を即座に認識することができない場合があり、
そのため運転者が異常の発生に即応して異常発生に対す
る適切な措置を講ずることができない場合がある。
【0005】本発明は、車輌走行上の異常を運転者に知
らしめるための従来の警報装置に於ける上述の如き問題
に鑑み、車輌走行上の異常を運転者に確実に知らしめる
ことができるよう改良された電動式パワーステアリング
装置を提供することを目的としている。
らしめるための従来の警報装置に於ける上述の如き問題
に鑑み、車輌走行上の異常を運転者に確実に知らしめる
ことができるよう改良された電動式パワーステアリング
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、操舵アシスト力
を発生するモータM1と、車輌の操舵状態を検出する操
舵状態検出手段M2と、検出された操舵状態に応じた制
御量にて前記モータを制御することにより操舵アシスト
力を制御する制御手段M3とを有する電動式パワーステ
アリング装置にして、車輌走行上の異常を検出し異常検
出信号を出力する異常検出手段M4と、前記異常検出信
号に基き視覚的警報若しくは聴覚的警報を発する警報発
生手段M5を作動させると共に前記モータへの前記制御
量に微小振動成分を加算する警報出力手段M6とを有す
ることを特徴とする電動式パワーステアリング装置によ
って達成される。
明によれば、図1に示されている如く、操舵アシスト力
を発生するモータM1と、車輌の操舵状態を検出する操
舵状態検出手段M2と、検出された操舵状態に応じた制
御量にて前記モータを制御することにより操舵アシスト
力を制御する制御手段M3とを有する電動式パワーステ
アリング装置にして、車輌走行上の異常を検出し異常検
出信号を出力する異常検出手段M4と、前記異常検出信
号に基き視覚的警報若しくは聴覚的警報を発する警報発
生手段M5を作動させると共に前記モータへの前記制御
量に微小振動成分を加算する警報出力手段M6とを有す
ることを特徴とする電動式パワーステアリング装置によ
って達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、車輌走行上の異常が
発生しその異常が異常検出手段M4により検出される
と、異常検出手段により異常検出信号が出力され、異常
検出信号に基き警報出力手段M6により警報発生装置M
5が作動され視覚的警報若しくは聴覚的警報が発られる
と共にモータへの制御量に微小振動成分が加算されるの
で、車輌の運転者には警報発生装置M5による視覚的警
報若しくは聴覚的警報に加えてステアリングホイールの
微小振動による警報が与えられ、これにより運転者は従
来の警報装置の場合に比して確実に異常の発生を認識す
ることが可能になる。
発生しその異常が異常検出手段M4により検出される
と、異常検出手段により異常検出信号が出力され、異常
検出信号に基き警報出力手段M6により警報発生装置M
5が作動され視覚的警報若しくは聴覚的警報が発られる
と共にモータへの制御量に微小振動成分が加算されるの
で、車輌の運転者には警報発生装置M5による視覚的警
報若しくは聴覚的警報に加えてステアリングホイールの
微小振動による警報が与えられ、これにより運転者は従
来の警報装置の場合に比して確実に異常の発生を認識す
ることが可能になる。
【0008】
【課題を解決するための手段の補足説明】車輌走行上の
異常としては、パワーステアリング装置の故障の如き車
輌自体の異常と、車輌の運転者の居眠りの如き運転者自
身の異常と、路面の凍結等による摩擦係数の低下の如き
車輌の走行環境の異常とがあり、車輌自体の異常には例
えば電動式パワーステアリング装置のトルクセンサの断
線やショートの如く操舵状態検出手段が車輌の操舵状態
を検出できない重大な異常と、トルクセンサのオフセッ
トの如く操舵状態検出手段が車輌の操舵状態を正確には
検出できないような軽微な異常とがある。
異常としては、パワーステアリング装置の故障の如き車
輌自体の異常と、車輌の運転者の居眠りの如き運転者自
身の異常と、路面の凍結等による摩擦係数の低下の如き
車輌の走行環境の異常とがあり、車輌自体の異常には例
えば電動式パワーステアリング装置のトルクセンサの断
線やショートの如く操舵状態検出手段が車輌の操舵状態
を検出できない重大な異常と、トルクセンサのオフセッ
トの如く操舵状態検出手段が車輌の操舵状態を正確には
検出できないような軽微な異常とがある。
【0009】本発明の一つの実施例によれば、警報出力
手段M6は異常検出手段M4により検出された異常が重
大な異常であるか軽微な異常であるかを判別し、検出さ
れた異常が軽微な異常である場合には警報発生手段M5
を作動させると共にモータへの制御量に微小振動成分を
加算し、検出された異常が重大な異常である場合には警
報発生手段M5を作動させると共にモータへの制御量を
0にしてパワーアシストを中止するよう構成される。
手段M6は異常検出手段M4により検出された異常が重
大な異常であるか軽微な異常であるかを判別し、検出さ
れた異常が軽微な異常である場合には警報発生手段M5
を作動させると共にモータへの制御量に微小振動成分を
加算し、検出された異常が重大な異常である場合には警
報発生手段M5を作動させると共にモータへの制御量を
0にしてパワーアシストを中止するよう構成される。
【0010】また本発明の他の一つの実施例によれば、
電動式パワーステアリング装置は車輌の運転者が何れか
の警報を認識したか否かを推定により判別する手段と、
運転者が警報を認識した旨の判別が行われたときには警
報発生手段M5の作動を停止させると共にモータへの制
御量に対する微小振動成分の加算を中止する警報出力中
止手段とを有し、これにより車輌の運転者が異常の発生
若しくはそれを示す警報を認識した後にも警報発生手段
により視覚的警報若しくは聴覚的警報が継続的に発せら
れたりステアリングホイールに継続的に微小振動が与え
られることが回避される。
電動式パワーステアリング装置は車輌の運転者が何れか
の警報を認識したか否かを推定により判別する手段と、
運転者が警報を認識した旨の判別が行われたときには警
報発生手段M5の作動を停止させると共にモータへの制
御量に対する微小振動成分の加算を中止する警報出力中
止手段とを有し、これにより車輌の運転者が異常の発生
若しくはそれを示す警報を認識した後にも警報発生手段
により視覚的警報若しくは聴覚的警報が継続的に発せら
れたりステアリングホイールに継続的に微小振動が与え
られることが回避される。
【0011】尚本発明の電動式パワーステアリング装置
に於てモータへの制御量に加算される微小振動成分は、
車輌の運転者がステアリングホイールの微小振動として
与えられる警報を確実に認識することができ、しかも通
常のパワーアシストに支障をきたすことのない周波数及
び振幅の微小振動に設定される。また微小振動成分は必
ずしも正弦波形状のものである必要はなく、所定値以上
の振幅の部分がカットされた形状の正弦波形や台形波形
等の波形であってもよい。
に於てモータへの制御量に加算される微小振動成分は、
車輌の運転者がステアリングホイールの微小振動として
与えられる警報を確実に認識することができ、しかも通
常のパワーアシストに支障をきたすことのない周波数及
び振幅の微小振動に設定される。また微小振動成分は必
ずしも正弦波形状のものである必要はなく、所定値以上
の振幅の部分がカットされた形状の正弦波形や台形波形
等の波形であってもよい。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0013】図2は本発明による電動式パワーステアリ
ング装置の一つの実施例を示す概略構成図、図3は図1
に示された電子制御装置を示すブロック線図である。
ング装置の一つの実施例を示す概略構成図、図3は図1
に示された電子制御装置を示すブロック線図である。
【0014】図2に於て、10はステアリングホイール
を示しており、ステアリングホイール10はステアリン
グシヤフト12及びステアリングギヤボックス14を介
してステアリングリンケージ部材としてのラックバー1
6を駆動するようになっている。ステアリングシャフト
12には歯車減速機構18によりパワーユニット20が
駆動接続されている。パワーユニット20はモータ22
と、歯車減速機構18とモータ22とを選択的に駆動接
続する電磁クラッチ24とを有している。
を示しており、ステアリングホイール10はステアリン
グシヤフト12及びステアリングギヤボックス14を介
してステアリングリンケージ部材としてのラックバー1
6を駆動するようになっている。ステアリングシャフト
12には歯車減速機構18によりパワーユニット20が
駆動接続されている。パワーユニット20はモータ22
と、歯車減速機構18とモータ22とを選択的に駆動接
続する電磁クラッチ24とを有している。
【0015】図示の実施例に於ては、ステアリングシャ
フト12には操舵角θを検出する操舵角センサ26及び
操舵トルクTを検出するトルクセンサ28が設けられて
おり、これらのセンサの出力は電子制御装置32へ供給
されるようになっている。また電子制御装置32には車
速センサ34により検出された車速Vを示す信号、回転
角センサ36により検出されたモータ22の回転角φを
示す信号、それぞれ車輪速センサ38R及び38Lによ
り検出された左右前輪の車輪速VL 、VR を示す信号、
車輌の運転者により操作される警報停止スイッチ(S
W)40が操作されたか否かを示す信号、車輌の運転者
により制動されるとオン状態になるブレーキスイッチ4
2より制動されたか否かを示す信号、踏込み量センサ4
4により検出された図には示されていないアクセルペダ
ルの踏込み量を示す信号が入力されるようになってい
る。
フト12には操舵角θを検出する操舵角センサ26及び
操舵トルクTを検出するトルクセンサ28が設けられて
おり、これらのセンサの出力は電子制御装置32へ供給
されるようになっている。また電子制御装置32には車
速センサ34により検出された車速Vを示す信号、回転
角センサ36により検出されたモータ22の回転角φを
示す信号、それぞれ車輪速センサ38R及び38Lによ
り検出された左右前輪の車輪速VL 、VR を示す信号、
車輌の運転者により操作される警報停止スイッチ(S
W)40が操作されたか否かを示す信号、車輌の運転者
により制動されるとオン状態になるブレーキスイッチ4
2より制動されたか否かを示す信号、踏込み量センサ4
4により検出された図には示されていないアクセルペダ
ルの踏込み量を示す信号が入力されるようになってい
る。
【0016】図3に詳細に示されている如く、電子制御
装置32はマイクロコンピュータ48を含み、マイクロ
コンピュータ48は中央処理ユニット(CPU)50
と、リードオンリメモリ(ROM)52と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)54と、入力ポート装置56
と、出力ポート装置58とを有し、これらは双方向性の
コモンバス60により互いに接続されている。
装置32はマイクロコンピュータ48を含み、マイクロ
コンピュータ48は中央処理ユニット(CPU)50
と、リードオンリメモリ(ROM)52と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)54と、入力ポート装置56
と、出力ポート装置58とを有し、これらは双方向性の
コモンバス60により互いに接続されている。
【0017】入力ポート装置56はそれに入力された信
号を適宜に処理し、ROM52に記憶されている制御プ
ログラムに基くCPU50の指示に従い、CPU及びR
AM54へ処理された信号を出力するようになってい
る。ROM52は図4及び図7に示された制御プログラ
ム、図5及び図6に示されたグラフに対応するマップ、
及び後述の微小振動成分Tm の波形を記憶している。C
PU50は図4に示された制御プログラムに基き後述の
如く種々の演算及び信号の処理を行うようになってい
る。
号を適宜に処理し、ROM52に記憶されている制御プ
ログラムに基くCPU50の指示に従い、CPU及びR
AM54へ処理された信号を出力するようになってい
る。ROM52は図4及び図7に示された制御プログラ
ム、図5及び図6に示されたグラフに対応するマップ、
及び後述の微小振動成分Tm の波形を記憶している。C
PU50は図4に示された制御プログラムに基き後述の
如く種々の演算及び信号の処理を行うようになってい
る。
【0018】後述の如く、電子制御装置32は作動開始
時に駆動回路64を経て電磁クラッチ24へ制御信号を
出力して歯車減速機構18とモータ22とを駆動接続す
ると共に、各センサにより検出された操舵トルクT等に
基き操舵アシスト量を演算し、アシスト量に対応する電
圧信号を駆動回路62を経てモータ22へ出力するよう
になっている。更に後に詳細に説明する如く、電子制御
装置32は各センサの異常や路面の摩擦係数の低下等の
異常が発生すると、その異常が重大であるか否かを判別
し、異常が重大である場合には警報ランプ66へ制御信
号を出力して警報ランプを点滅すると共に電磁クラッチ
24を解放し操舵アシスト量を0にしてパワーアシスト
を中止し、異常が軽微である場合には警報ランプを点灯
すると共に操舵アシスト量に微小振動成分を加算し、こ
れによりステアリングホイールを微小振動させるように
なっている。
時に駆動回路64を経て電磁クラッチ24へ制御信号を
出力して歯車減速機構18とモータ22とを駆動接続す
ると共に、各センサにより検出された操舵トルクT等に
基き操舵アシスト量を演算し、アシスト量に対応する電
圧信号を駆動回路62を経てモータ22へ出力するよう
になっている。更に後に詳細に説明する如く、電子制御
装置32は各センサの異常や路面の摩擦係数の低下等の
異常が発生すると、その異常が重大であるか否かを判別
し、異常が重大である場合には警報ランプ66へ制御信
号を出力して警報ランプを点滅すると共に電磁クラッチ
24を解放し操舵アシスト量を0にしてパワーアシスト
を中止し、異常が軽微である場合には警報ランプを点灯
すると共に操舵アシスト量に微小振動成分を加算し、こ
れによりステアリングホイールを微小振動させるように
なっている。
【0019】次に図4及び図7に示されたフローチャー
トを参照して図示の実施例の作動について説明する。尚
これらのフローチャートによる制御は図には示されてい
ないイグニッションスイッチが閉成されることにより開
始され、特に図7に示されたフローチャートによる制御
は所定時間毎の割込みにより実行される。また図4及び
図7に示されたフローチャートに於て、フラグFは車輌
走行上の異常が生じているか否かに関するものであり、
1は軽微な異常が生じていることを示し、2は重大な異
常が生じていることを示している。またフラグFa はモ
ータ22に対する駆動電流に微小振動成分が与えられて
いるか否かに関するものであり、1は駆動電流に微小振
動成分が与えられていることを示している。
トを参照して図示の実施例の作動について説明する。尚
これらのフローチャートによる制御は図には示されてい
ないイグニッションスイッチが閉成されることにより開
始され、特に図7に示されたフローチャートによる制御
は所定時間毎の割込みにより実行される。また図4及び
図7に示されたフローチャートに於て、フラグFは車輌
走行上の異常が生じているか否かに関するものであり、
1は軽微な異常が生じていることを示し、2は重大な異
常が生じていることを示している。またフラグFa はモ
ータ22に対する駆動電流に微小振動成分が与えられて
いるか否かに関するものであり、1は駆動電流に微小振
動成分が与えられていることを示している。
【0020】まずステップ10に於ては駆動回路64を
経て電磁クラッチ24へ制御信号が出力されることによ
りクラッチが接続され、ステップ20に於ては操舵角セ
ンサ26により検出された操舵角θを示す信号、トルク
センサ28により検出された操舵トルクTを示す信号、
車速センサ34により検出された車速Vを示す信号の読
込みが行われる。
経て電磁クラッチ24へ制御信号が出力されることによ
りクラッチが接続され、ステップ20に於ては操舵角セ
ンサ26により検出された操舵角θを示す信号、トルク
センサ28により検出された操舵トルクTを示す信号、
車速センサ34により検出された車速Vを示す信号の読
込みが行われる。
【0021】ステップ30に於てはステップ20に於て
読込みまれた操舵トルクTに基き図5に示されたグラフ
に対応するマップより基本アシスト量Tabが演算され、
ステップ40に於てはステップ20に於て読込みまれた
車速Vに基き図6に示されたグラフに対応するマップよ
り車速係数Kv が演算される。ステップ50に於てはス
テップ30に於て演算された基本アシスト量Tabとステ
ップ40に於て演算された車速係数Kv との積としてア
シスト量Ta が演算される。
読込みまれた操舵トルクTに基き図5に示されたグラフ
に対応するマップより基本アシスト量Tabが演算され、
ステップ40に於てはステップ20に於て読込みまれた
車速Vに基き図6に示されたグラフに対応するマップよ
り車速係数Kv が演算される。ステップ50に於てはス
テップ30に於て演算された基本アシスト量Tabとステ
ップ40に於て演算された車速係数Kv との積としてア
シスト量Ta が演算される。
【0022】ステップ60に於てはフラグFが2である
か否かの判別が行われ、F=2である旨の判別が行われ
たときにはステップ70に於て電磁クラッチ24への制
御信号の出力が停止されることによりクラッチが解放さ
れた後図4に示されたフローチャートによるパワーアシ
スト制御を終了し、F=2ではない旨の判別が行われた
ときにはステップ80へ進む。
か否かの判別が行われ、F=2である旨の判別が行われ
たときにはステップ70に於て電磁クラッチ24への制
御信号の出力が停止されることによりクラッチが解放さ
れた後図4に示されたフローチャートによるパワーアシ
スト制御を終了し、F=2ではない旨の判別が行われた
ときにはステップ80へ進む。
【0023】ステップ80に於てはフラグFa が1であ
るか否かの判別が行われ、Fa =1ではない旨の判別が
行われたときにはそのままステップ100へ進み、Fa
=1である旨の判別が行われたときにはステップ90に
於てアシスト量Ta がTa と微小振動入力値Tm との和
に設定された後ステップ100へ進む。ステップ100
に於てはステップ50に於て演算され又はステップ90
に於て設定されたアシスト量Ta に対応する制御信号が
駆動回路62を経てモータ22へ出力されることにより
補助操舵力がアシスト量Ta に対応する値に制御された
後ステップ20へ戻る。
るか否かの判別が行われ、Fa =1ではない旨の判別が
行われたときにはそのままステップ100へ進み、Fa
=1である旨の判別が行われたときにはステップ90に
於てアシスト量Ta がTa と微小振動入力値Tm との和
に設定された後ステップ100へ進む。ステップ100
に於てはステップ50に於て演算され又はステップ90
に於て設定されたアシスト量Ta に対応する制御信号が
駆動回路62を経てモータ22へ出力されることにより
補助操舵力がアシスト量Ta に対応する値に制御された
後ステップ20へ戻る。
【0024】また図7に示されたフローチャートのステ
ップ200に於ては操舵角センサ26により検出された
操舵角θを示す信号、トルクセンサ28により検出され
た操舵トルクTを示す信号、車速センサ34により検出
された車速Vを示す信号、回転角センサ36により検出
されたモータ22の回転角φを示す信号の読込みが行わ
れ、これらの信号に基き車輌走行上の異常が発生したか
否かの判別が行われ、異常が発生してはいない旨の判別
が行われたときにはステップ210に於てフラグFが0
にリセットされた後ステップ200へ戻り、異常が発生
している旨の判別が行われたときにはステップ220へ
進む。
ップ200に於ては操舵角センサ26により検出された
操舵角θを示す信号、トルクセンサ28により検出され
た操舵トルクTを示す信号、車速センサ34により検出
された車速Vを示す信号、回転角センサ36により検出
されたモータ22の回転角φを示す信号の読込みが行わ
れ、これらの信号に基き車輌走行上の異常が発生したか
否かの判別が行われ、異常が発生してはいない旨の判別
が行われたときにはステップ210に於てフラグFが0
にリセットされた後ステップ200へ戻り、異常が発生
している旨の判別が行われたときにはステップ220へ
進む。
【0025】尚車輌走行上の異常が生じたか否かの判別
は任意の態様にて行われてよく、例えばパワーステアリ
ング装置のトルクセンサ28の異常検出は例えば本願出
願人と同一の出願人の出願にかかる特願平4−2766
16号の明細書及び図面に記載された方法により行われ
てよく、モータ22又は回転角センサ36の異常検出は
モータに対する制御信号と回転角センサの出力との対応
関係により行われてよい。また車輌の運転者が居眠り状
態にあるか否かの判別は本願出願人と同一の出願人にか
かる特開平3−96439号公報に記載された方法によ
り行われてよく、路面の摩擦係数が低いか否かの判別は
例えば車速センサ34により検出される車速Vと車輪速
センサ38R及び38Lにより検出される左右前輪の車
輪速VL及びVR の平均値より推定される車速Va との
偏差が基準値を越えているか否かの判別により行われて
よい。
は任意の態様にて行われてよく、例えばパワーステアリ
ング装置のトルクセンサ28の異常検出は例えば本願出
願人と同一の出願人の出願にかかる特願平4−2766
16号の明細書及び図面に記載された方法により行われ
てよく、モータ22又は回転角センサ36の異常検出は
モータに対する制御信号と回転角センサの出力との対応
関係により行われてよい。また車輌の運転者が居眠り状
態にあるか否かの判別は本願出願人と同一の出願人にか
かる特開平3−96439号公報に記載された方法によ
り行われてよく、路面の摩擦係数が低いか否かの判別は
例えば車速センサ34により検出される車速Vと車輪速
センサ38R及び38Lにより検出される左右前輪の車
輪速VL及びVR の平均値より推定される車速Va との
偏差が基準値を越えているか否かの判別により行われて
よい。
【0026】ステップ220に於ては発生している異常
が重大であるか否かの判別が行われ、異常が軽微である
旨の判別が行われたときにはステップ230に於てフラ
グFが1にセットされると共に警報ランプ66が点灯さ
れ、異常が重大である旨の判別が行われたときにはステ
ップ240に於てフラグFが2にセットされると共に警
報ランプ66が点滅される。
が重大であるか否かの判別が行われ、異常が軽微である
旨の判別が行われたときにはステップ230に於てフラ
グFが1にセットされると共に警報ランプ66が点灯さ
れ、異常が重大である旨の判別が行われたときにはステ
ップ240に於てフラグFが2にセットされると共に警
報ランプ66が点滅される。
【0027】ステップ250に於てはカウンタのカウン
ト値NがNo (正の整数)にセットされ、ステップ26
0に於てはフラグFa が1にセットされ、ステップ27
0にに於ては所定時間待機することが行われ、ステップ
280に於てはフラグFa が0にリセットされる。
ト値NがNo (正の整数)にセットされ、ステップ26
0に於てはフラグFa が1にセットされ、ステップ27
0にに於ては所定時間待機することが行われ、ステップ
280に於てはフラグFa が0にリセットされる。
【0028】ステップ290に於ては警報停止スイッチ
40よりの信号の読込みが行われ、該信号に基き車輌の
運転者により警報停止スイッチが操作されたか否かの判
別が行われ、警報停止スイッチが操作された旨の判別が
行われたときにはステップ300に於てフラグFが0に
リセットされると共に警報ランプ66が消灯され、警報
停止スイッチが操作されなかった旨の判別が行われたと
きにはステップ310へ進む。
40よりの信号の読込みが行われ、該信号に基き車輌の
運転者により警報停止スイッチが操作されたか否かの判
別が行われ、警報停止スイッチが操作された旨の判別が
行われたときにはステップ300に於てフラグFが0に
リセットされると共に警報ランプ66が消灯され、警報
停止スイッチが操作されなかった旨の判別が行われたと
きにはステップ310へ進む。
【0029】ステップ310に於てはブレーキスイッチ
42よりの信号の読込みが行われ、該信号に基き車輌の
運転者により制動操作が行われたか否かの判別が行わ
れ、制動操作が行われた旨の判別が行われたときにはス
テップ300へ進み、制動操作が行われなかった旨の判
別が行われたときにはステップ320へ進む。
42よりの信号の読込みが行われ、該信号に基き車輌の
運転者により制動操作が行われたか否かの判別が行わ
れ、制動操作が行われた旨の判別が行われたときにはス
テップ300へ進み、制動操作が行われなかった旨の判
別が行われたときにはステップ320へ進む。
【0030】ステップ320に於ては踏込み量センサ4
4よりのアクセルペダルの踏込み量を示す信号の読込み
が行われ、該信号に基き車輌の運転者により減速操作が
行われたか否かの判別が行われ、減速操作が行われた旨
の判別が行われたときにはステップ300へ進み、減速
操作が行われなかった旨の判別が行われたときにはステ
ップ330に於てカウンタのカウント値Nが1デクリメ
ントされる。
4よりのアクセルペダルの踏込み量を示す信号の読込み
が行われ、該信号に基き車輌の運転者により減速操作が
行われたか否かの判別が行われ、減速操作が行われた旨
の判別が行われたときにはステップ300へ進み、減速
操作が行われなかった旨の判別が行われたときにはステ
ップ330に於てカウンタのカウント値Nが1デクリメ
ントされる。
【0031】ステップ340に於てはカウント値Nが0
であるか否かの判別が行われ、N=0ではない旨の判別
が行われたときにはステップ350に於て所定時間待機
することが行われた後ステップ260へ戻り、N=0で
ある旨の判別が行われたときにはステップ360に於て
警報停止スイッチ40がリセットされた後ステップ20
0へ戻る。
であるか否かの判別が行われ、N=0ではない旨の判別
が行われたときにはステップ350に於て所定時間待機
することが行われた後ステップ260へ戻り、N=0で
ある旨の判別が行われたときにはステップ360に於て
警報停止スイッチ40がリセットされた後ステップ20
0へ戻る。
【0032】かくして図示の実施例によれば、車輌走行
上の異常が発生していない場合には、ステップ200に
於てノーの判別が行われステップ210に於てフラグF
が0にリセットされることによりステップ20〜80及
びステップ100が繰返し実行され、これによりパワー
ユニット20よりステアリングシャフト12へ所要の操
舵アシストトルクが与えられることによりパワーアシス
トが行われる。
上の異常が発生していない場合には、ステップ200に
於てノーの判別が行われステップ210に於てフラグF
が0にリセットされることによりステップ20〜80及
びステップ100が繰返し実行され、これによりパワー
ユニット20よりステアリングシャフト12へ所要の操
舵アシストトルクが与えられることによりパワーアシス
トが行われる。
【0033】また車輌走行上の重大な異常が発生する
と、ステップ200及び220に於てイエスの判別が行
われ、ステップ240に於て警報ランプ66が点滅され
ることにより重大な異常が生じた旨の視覚的警報が発せ
られ、またフラグFが2にセットされ、ステップ60に
於てイエスの判別が行われることによりステップ70に
於てクラッチ24が解放されアシスト量Ta が0に設定
され、これによりパワーアシストが中止され、パワース
テアリング装置はマニュアルステアリング装置に切換え
られる。
と、ステップ200及び220に於てイエスの判別が行
われ、ステップ240に於て警報ランプ66が点滅され
ることにより重大な異常が生じた旨の視覚的警報が発せ
られ、またフラグFが2にセットされ、ステップ60に
於てイエスの判別が行われることによりステップ70に
於てクラッチ24が解放されアシスト量Ta が0に設定
され、これによりパワーアシストが中止され、パワース
テアリング装置はマニュアルステアリング装置に切換え
られる。
【0034】また車輌走行上の軽微な異常が発生する
と、ステップ200及び220に於てそれぞれイエス及
びノーの判別が行われ、ステップ230に於て警報ラン
プ66が点灯されることにより車輌の運転者に視覚的警
報が発せられる。またステップ260に於てフラグFa
が1にセットされ、ステップ80に於てイエスの判別が
行われることによりステップ90に於てアシスト量Ta
がTa と微小振動成分Tm との和にセットされ、そのア
シスト量に対応する制御信号がステップ100に於てモ
ータ22へ出力されることによりモータの回転に微小振
動成分が与えられ、これによりステアリングホイール1
0に微小振動が与えられることによって車輌の運転者に
操舵トルクの微小振動変化による警報が発せられる。
と、ステップ200及び220に於てそれぞれイエス及
びノーの判別が行われ、ステップ230に於て警報ラン
プ66が点灯されることにより車輌の運転者に視覚的警
報が発せられる。またステップ260に於てフラグFa
が1にセットされ、ステップ80に於てイエスの判別が
行われることによりステップ90に於てアシスト量Ta
がTa と微小振動成分Tm との和にセットされ、そのア
シスト量に対応する制御信号がステップ100に於てモ
ータ22へ出力されることによりモータの回転に微小振
動成分が与えられ、これによりステアリングホイール1
0に微小振動が与えられることによって車輌の運転者に
操舵トルクの微小振動変化による警報が発せられる。
【0035】またこの場合ステップ290、310、3
20の何れかに於てイエスの判別が行われない限り、ス
テップ340に於てイエスの判別が行われるまでステッ
プ260〜280がNo 回繰返し実行されることにより
ステアリングホイールを微小振動させることによる警報
がNo 回断続的に行われるので、車輌の運転者に車輌走
行上の軽微な異常が発生していることを確実に知らせる
ことができる。
20の何れかに於てイエスの判別が行われない限り、ス
テップ340に於てイエスの判別が行われるまでステッ
プ260〜280がNo 回繰返し実行されることにより
ステアリングホイールを微小振動させることによる警報
がNo 回断続的に行われるので、車輌の運転者に車輌走
行上の軽微な異常が発生していることを確実に知らせる
ことができる。
【0036】また図示の実施例によれば、ステップ29
0に於て警報停止スイッチが操作されたか否かの判別が
行われ、ステップ310に於て制動操作が行われたか否
かの判別が行われ、ステップ320に於て減速操作が行
われたか否かの判別が行われることにより、車輌の運転
者が軽微な異常の発生若しくはそのことを示す警報を認
識したか否かの判別が行われ、運転者が軽微な異常の発
生若しくは警報を認識した旨の判別が行われたときには
ステップ300に於てフラグFが0にリセットされると
共に警報ランプが消灯され、これにより警報が解除され
るので、車輌の運転者が軽微な異常の発生若しくはその
警報を認識しているにも拘らず警報が継続的に出力され
ることを確実に防止することができる。
0に於て警報停止スイッチが操作されたか否かの判別が
行われ、ステップ310に於て制動操作が行われたか否
かの判別が行われ、ステップ320に於て減速操作が行
われたか否かの判別が行われることにより、車輌の運転
者が軽微な異常の発生若しくはそのことを示す警報を認
識したか否かの判別が行われ、運転者が軽微な異常の発
生若しくは警報を認識した旨の判別が行われたときには
ステップ300に於てフラグFが0にリセットされると
共に警報ランプが消灯され、これにより警報が解除され
るので、車輌の運転者が軽微な異常の発生若しくはその
警報を認識しているにも拘らず警報が継続的に出力され
ることを確実に防止することができる。
【0037】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0038】例えば上述の実施例に於ては、車輌の運転
者が車輌走行上の軽微な異常が発生したこと若しくはそ
のことを示す警報を認識したか否かの判別は車輌の運転
者により警報停止スイッチが操作されたか否か、制動操
作又は減速操作が行われたか否かにより行われるように
なっているが、運転者により軽微な異常の発生若しくは
その警報が認識されたか否かの判別は他の手段により行
われてもよい。
者が車輌走行上の軽微な異常が発生したこと若しくはそ
のことを示す警報を認識したか否かの判別は車輌の運転
者により警報停止スイッチが操作されたか否か、制動操
作又は減速操作が行われたか否かにより行われるように
なっているが、運転者により軽微な異常の発生若しくは
その警報が認識されたか否かの判別は他の手段により行
われてもよい。
【0039】また上述の実施例に於ては、車輌走行上の
異常が生じた場合には警報ランプ66が点灯又は点滅さ
れることにより視覚的警報のみが発生されるようになっ
ているが、警報ランプの作動に加えて例えばブザーの如
き聴覚的警報発生装置が作動されてもよい。
異常が生じた場合には警報ランプ66が点灯又は点滅さ
れることにより視覚的警報のみが発生されるようになっ
ているが、警報ランプの作動に加えて例えばブザーの如
き聴覚的警報発生装置が作動されてもよい。
【0040】更に上述の実施例に於ては操舵トルクTに
基き基本アシスト量Tabが演算され、アシスト量Ta が
基本アシスト量Tabと車速Vに応じて増減される車速係
数Kv との積として演算されるようになっているが、ア
シスト量は少なくとも操舵トルクに応じて演算される限
り任意の態様にて演算されてよい。
基き基本アシスト量Tabが演算され、アシスト量Ta が
基本アシスト量Tabと車速Vに応じて増減される車速係
数Kv との積として演算されるようになっているが、ア
シスト量は少なくとも操舵トルクに応じて演算される限
り任意の態様にて演算されてよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車輌走行上の異常が発生しその異常が異常
検出手段M4により検出されると、異常検出手段により
異常検出信号が出力され、異常検出信号に基き警報出力
手段M6により警報発生装置M5が作動され視覚的警報
若しくは聴覚的警報が発られると共にモータへの制御量
に微小振動成分が加算され、これにより車輌の運転者に
は警報発生装置M5による視覚的警報若しくは聴覚的警
報に加えてステアリングホイールの微小振動による警報
が与えられるので、従来の警報装置の場合に比して確実
に運転者に異常の発生を認識させることができる。
明によれば、車輌走行上の異常が発生しその異常が異常
検出手段M4により検出されると、異常検出手段により
異常検出信号が出力され、異常検出信号に基き警報出力
手段M6により警報発生装置M5が作動され視覚的警報
若しくは聴覚的警報が発られると共にモータへの制御量
に微小振動成分が加算され、これにより車輌の運転者に
は警報発生装置M5による視覚的警報若しくは聴覚的警
報に加えてステアリングホイールの微小振動による警報
が与えられるので、従来の警報装置の場合に比して確実
に運転者に異常の発生を認識させることができる。
【図1】本発明による電動式パワーステアリング装置の
構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明図で
ある。
構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明図で
ある。
【図2】本発明による電動式パワーステアリング装置の
一つの実施例を示す概略構成図である。
一つの実施例を示す概略構成図である。
【図3】図2に示された電子制御装置を示すブロック線
図である。
図である。
【図4】図2及び図3に示された電子制御装置より達成
されるパワーアシスト制御のルーチンを示すフローチャ
ートである。
されるパワーアシスト制御のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図5】トルクセンサにより検出される操舵トルクTと
基本アシスト量Tabとの間の関係を示すグラフである。
基本アシスト量Tabとの間の関係を示すグラフである。
【図6】車速センサにより検出される車速Vと車速係数
Kv との間の関係を示すグラフである。
Kv との間の関係を示すグラフである。
【図7】図2及び図3に示された電子制御装置より達成
される異常判定のルーチンを示すフローチャートであ
る。
される異常判定のルーチンを示すフローチャートであ
る。
10…ステアリングホイール 12…ステアリングシャフト 14…ステアリングギヤボックス 16…ラックバー 22…モータ 24…電磁クラッチ 26…操舵角センサ 28…トルクセンサ 32…電子制御装置 34…車速センサ 40…警報停止スイッチ 66…警報ランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00 119:00
Claims (1)
- 【請求項1】操舵アシスト力を発生するモータと、車輌
の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、検出された
操舵状態に応じた制御量にて前記モータを制御すること
により操舵アシスト力を制御する制御手段とを有する電
動式パワーステアリング装置にして、車輌走行上の異常
を検出し異常検出信号を出力する異常検出手段と、前記
異常検出信号に基き視覚的警報若しくは聴覚的警報を発
する警報発生手段を作動させると共に前記モータへの前
記制御量に微小振動成分を加算する警報出力手段とを有
することを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16021893A JPH06344937A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 電動式パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16021893A JPH06344937A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 電動式パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344937A true JPH06344937A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15710286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16021893A Pending JPH06344937A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 電動式パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06344937A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009004826A1 (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両の操舵装置 |
WO2009128388A1 (ja) * | 2008-04-17 | 2009-10-22 | 三菱重工業株式会社 | 車両のステアリング制御装置及びその方法 |
JP2009274475A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | 車両のステアリング装置 |
US7694777B2 (en) | 2006-08-10 | 2010-04-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric power steering apparatus |
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JP2012218646A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Toyota Motor Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2013006595A (ja) * | 2012-07-30 | 2013-01-10 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
WO2013111327A1 (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-01 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 |
US8528689B2 (en) | 2010-06-24 | 2013-09-10 | Denso Corporation | Motor drive apparatus and method, and electric power steering system using the same |
US8544593B2 (en) | 2010-06-24 | 2013-10-01 | Denso Corporation | Motor drive apparatus and electric power steering system using the same |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP16021893A patent/JPH06344937A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8775026B2 (en) | 2008-04-17 | 2014-07-08 | Mitsubishi Nichiyu Forklift Co., Ltd. | Vehicle steering control device and method |
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US8528689B2 (en) | 2010-06-24 | 2013-09-10 | Denso Corporation | Motor drive apparatus and method, and electric power steering system using the same |
US8544593B2 (en) | 2010-06-24 | 2013-10-01 | Denso Corporation | Motor drive apparatus and electric power steering system using the same |
US8669731B2 (en) | 2010-06-24 | 2014-03-11 | Denso Corporation | Motor drive apparatus and method, and electric power steering system using the same |
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WO2013111327A1 (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-01 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 |
US9397592B2 (en) | 2012-01-27 | 2016-07-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor control device and electric power steering device |
JP2013006595A (ja) * | 2012-07-30 | 2013-01-10 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
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