JPH06206558A - 異常警告装置 - Google Patents
異常警告装置Info
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- JPH06206558A JPH06206558A JP26010593A JP26010593A JPH06206558A JP H06206558 A JPH06206558 A JP H06206558A JP 26010593 A JP26010593 A JP 26010593A JP 26010593 A JP26010593 A JP 26010593A JP H06206558 A JPH06206558 A JP H06206558A
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- vehicle
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- DCXXMTOCNZCJGO-UHFFFAOYSA-N Glycerol trioctadecanoate Natural products CCCCCCCCCCCCCCCCCC(=O)OCC(OC(=O)CCCCCCCCCCCCCCCCC)COC(=O)CCCCCCCCCCCCCCCCC DCXXMTOCNZCJGO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両に操舵異常やスリップ量異常が発生した
場合に、その事実を運転者に確実に伝達できる異常警告
装置を得る。 【構成】 車両が旋回限界状態にあると検出された場
合、あるいは、トラクション制御,アンチスキッド制御
あるいは駆動力配分制御が行われ、スリップ量異常が検
出された場合には、パワーステアリング装置30におけ
る操舵反力を制御するソレノイドバルブ44に供給する
アシスト電流を周期的に変化させる。その結果、操舵ト
ルクが振動し、ステアリングホイールが振動する。運転
者に触覚的に車両に操舵異常やスリップ量の異常が発生
した事実が伝達されることになるため、警告を確実に伝
達することができる。
場合に、その事実を運転者に確実に伝達できる異常警告
装置を得る。 【構成】 車両が旋回限界状態にあると検出された場
合、あるいは、トラクション制御,アンチスキッド制御
あるいは駆動力配分制御が行われ、スリップ量異常が検
出された場合には、パワーステアリング装置30におけ
る操舵反力を制御するソレノイドバルブ44に供給する
アシスト電流を周期的に変化させる。その結果、操舵ト
ルクが振動し、ステアリングホイールが振動する。運転
者に触覚的に車両に操舵異常やスリップ量の異常が発生
した事実が伝達されることになるため、警告を確実に伝
達することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に操舵異常やスリ
ップ量の異常が発生した事実を運転者に警告する異常警
告装置に関するものであり、特に、その警告が確実に運
転者に認識されるようにする技術に関するものである。
ップ量の異常が発生した事実を運転者に警告する異常警
告装置に関するものであり、特に、その警告が確実に運
転者に認識されるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記異常警告装置の一例が特開昭59─
223569号公報に記載されている。これは、車両が
旋回限界状態にあるか否かを判定し、旋回限界状態にあ
ると判定したならば、絵,音声等により、すなわち、視
覚的にまたは聴覚的に運転者に警告する装置である。ま
た、従来から少なくとも1個の車輪の回転方向のスリッ
プ量が異常となり、アンチスキッド制御やトラクション
制御が行われれば、ランプを点灯させることにより、す
なわち、視覚的に運転者に警告することも行われてい
た。
223569号公報に記載されている。これは、車両が
旋回限界状態にあるか否かを判定し、旋回限界状態にあ
ると判定したならば、絵,音声等により、すなわち、視
覚的にまたは聴覚的に運転者に警告する装置である。ま
た、従来から少なくとも1個の車輪の回転方向のスリッ
プ量が異常となり、アンチスキッド制御やトラクション
制御が行われれば、ランプを点灯させることにより、す
なわち、視覚的に運転者に警告することも行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、視覚的にまた
は聴覚的に異常を警告する場合には、運転者に気付かれ
ない場合があり、警告が確実に伝達されないという問題
がある。本発明は、触覚的に警告することにより、操舵
異常やスリップ量の異常が発生した事実を確実に運転者
に伝達できるようにすることを課題としてなされたもの
である。
は聴覚的に異常を警告する場合には、運転者に気付かれ
ない場合があり、警告が確実に伝達されないという問題
がある。本発明は、触覚的に警告することにより、操舵
異常やスリップ量の異常が発生した事実を確実に運転者
に伝達できるようにすることを課題としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】第一発明の要旨とすると
ころは、図14に示すように、(a) 車両の操舵異常を検
出する操舵異常検出手段1と、(b) 操舵異常が検出され
た場合に、車両のステアリングホイールの操舵トルクに
変化を付与することにより、操舵異常が検出された事実
を運転者に警告する警告手段2とを含む異常警告装置を
得ることにあり、第二発明の要旨とするところは、図1
5に示すように、異常警告装置が(c) 車両の少なくとも
1個の車輪の回転方向のスリップ量の異常を検出するス
リップ量異常検出手段3と、(d) そのスリップ量異常検
出手段によってスリップ量の異常が検出された場合に、
車両のステアリングホイールの操舵トルクに変化を付与
することにより、スリップ量が異常である事実を運転者
に警告する警告手段4とを含むようにすることにある。
ころは、図14に示すように、(a) 車両の操舵異常を検
出する操舵異常検出手段1と、(b) 操舵異常が検出され
た場合に、車両のステアリングホイールの操舵トルクに
変化を付与することにより、操舵異常が検出された事実
を運転者に警告する警告手段2とを含む異常警告装置を
得ることにあり、第二発明の要旨とするところは、図1
5に示すように、異常警告装置が(c) 車両の少なくとも
1個の車輪の回転方向のスリップ量の異常を検出するス
リップ量異常検出手段3と、(d) そのスリップ量異常検
出手段によってスリップ量の異常が検出された場合に、
車両のステアリングホイールの操舵トルクに変化を付与
することにより、スリップ量が異常である事実を運転者
に警告する警告手段4とを含むようにすることにある。
【0005】なお、第一発明における「操舵異常」は、
操舵に関するすべての異常を含む概念であって、具体的
には、例えば、車両旋回中にタイヤがグリップ限界に達
するという現象や、タイヤの磨耗量が増加してタイヤの
グリップ能力が低下するという現象や、操舵系が故障す
るという現象などが含まれる。
操舵に関するすべての異常を含む概念であって、具体的
には、例えば、車両旋回中にタイヤがグリップ限界に達
するという現象や、タイヤの磨耗量が増加してタイヤの
グリップ能力が低下するという現象や、操舵系が故障す
るという現象などが含まれる。
【0006】また、第一発明および第二発明の「変化を
付与する」は、操舵トルクに通常とは異なる現象を発生
させる概念であって、具体的には、例えば、操舵トルク
を急に増加させることや、急に減少させることや、周期
的に変化(振動)させることなどが含まれる。
付与する」は、操舵トルクに通常とは異なる現象を発生
させる概念であって、具体的には、例えば、操舵トルク
を急に増加させることや、急に減少させることや、周期
的に変化(振動)させることなどが含まれる。
【0007】さらに、第二発明の「スリップ量の異常」
は、スリップ率が過大になった状態や少なくとも一輪の
回転速度と他の車輪の回転速度との差が過大になった状
態などを含むものとする。また、「スリップ量異常検出
手段3」は、車輪の回転速度や車体速度等に基づいてス
リップ量の異常を検出する手段であっても、トラクショ
ン制御やアンチスキッド制御が行われていることを検出
する手段であってもよい。トラクション制御やアンチス
キッド制御は、車両のスリップ量が異常である場合に行
われるため、これらの制御が行われていることを検出す
れば、スリップ量の異常を検出することができる。
は、スリップ率が過大になった状態や少なくとも一輪の
回転速度と他の車輪の回転速度との差が過大になった状
態などを含むものとする。また、「スリップ量異常検出
手段3」は、車輪の回転速度や車体速度等に基づいてス
リップ量の異常を検出する手段であっても、トラクショ
ン制御やアンチスキッド制御が行われていることを検出
する手段であってもよい。トラクション制御やアンチス
キッド制御は、車両のスリップ量が異常である場合に行
われるため、これらの制御が行われていることを検出す
れば、スリップ量の異常を検出することができる。
【0008】
【作用】第一発明の異常警告装置においては、操舵異常
検出手段1により車両の操舵異常が検出された場合に、
警告手段2により、車両のステアリングホイールの操舵
トルクに変化が付与されることにより、操舵異常が検出
された事実が運転者に警告される。操舵異常が検出され
た事実がステアリングホイールを介して運転者に触覚的
に伝達されるのである。
検出手段1により車両の操舵異常が検出された場合に、
警告手段2により、車両のステアリングホイールの操舵
トルクに変化が付与されることにより、操舵異常が検出
された事実が運転者に警告される。操舵異常が検出され
た事実がステアリングホイールを介して運転者に触覚的
に伝達されるのである。
【0009】第二発明の異常警告装置においては、スリ
ップ量異常検出手段3により車両の少なくとも1輪の回
転方向のスリップ量が異常であることが検出された場合
に、警告手段4により、車両のステアリングホイールの
操舵トルクに変化が付与されることにより、スリップ量
の異常が検出された事実が運転者に警告される。
ップ量異常検出手段3により車両の少なくとも1輪の回
転方向のスリップ量が異常であることが検出された場合
に、警告手段4により、車両のステアリングホイールの
操舵トルクに変化が付与されることにより、スリップ量
の異常が検出された事実が運転者に警告される。
【0010】
【発明の効果】第一発明の異常警告装置によれば、操舵
異常の発生がステアリングホイールを介して運転者に触
覚的に伝達され、第二発明の異常警告装置によれば、少
なくともスリップ量の異常が同様に伝達されるのである
が、車両走行中は運転者が必ずステアリングホイールを
把持しているため、確実に伝達することができる。
異常の発生がステアリングホイールを介して運転者に触
覚的に伝達され、第二発明の異常警告装置によれば、少
なくともスリップ量の異常が同様に伝達されるのである
が、車両走行中は運転者が必ずステアリングホイールを
把持しているため、確実に伝達することができる。
【0011】
【実施例】第一発明および第二発明に共通の実施例であ
る異常警告装置の一例を図面に基づいて詳細に説明す
る。図3において、異常警告装置は、旋回限界検出コン
ピュータ10,トラクション制御コンピュータ12,ア
ンチスキッド制御コンピュータ14,駆動力配分制御コ
ンピュータ16,パワーステアリング制御コンピュータ
18等複数個のコンピュータを備えている。
る異常警告装置の一例を図面に基づいて詳細に説明す
る。図3において、異常警告装置は、旋回限界検出コン
ピュータ10,トラクション制御コンピュータ12,ア
ンチスキッド制御コンピュータ14,駆動力配分制御コ
ンピュータ16,パワーステアリング制御コンピュータ
18等複数個のコンピュータを備えている。
【0012】旋回限界検出コンピュータ10の入力部に
は、横Gセンサ20,車輪速センサ22〜25およびヨ
ーレイトセンサ28が接続され、出力部には、パワース
テアリング装置30のパワーステアリング制御コンピュ
ータ18を始めとする各コンピュータ12〜16が接続
されている。横Gセンサ20は、車両重心点における車
体横加速度GY を検出するものであり、車輪速センサ2
2〜25は、4輪それぞれの車輪速度を検出するもので
ある。また、ヨーレイトセンサ28は、車体の鉛直軸回
りの回転速度を検出するものである。
は、横Gセンサ20,車輪速センサ22〜25およびヨ
ーレイトセンサ28が接続され、出力部には、パワース
テアリング装置30のパワーステアリング制御コンピュ
ータ18を始めとする各コンピュータ12〜16が接続
されている。横Gセンサ20は、車両重心点における車
体横加速度GY を検出するものであり、車輪速センサ2
2〜25は、4輪それぞれの車輪速度を検出するもので
ある。また、ヨーレイトセンサ28は、車体の鉛直軸回
りの回転速度を検出するものである。
【0013】旋回限界検出コンピュータ10のROMに
は、図4のフローチャートで表される旋回限界検出プロ
グラムや車輪速センサ22〜25の出力信号に基づいて
車体速度V,前輪平均車輪速Vwf,後輪平均車輪速Vw
r,加速度等を演算する車体速度等演算プログラム等が
格納されている。旋回限界検出コンピュータ10におい
ては、各センサ20〜28によって検出された信号に基
づいて車両が旋回限界状態にあるか否かを表す旋回限界
フラグFGの値が決定され、その値がパワーステアリン
グ制御コンピュータ18の入力部に供給される。また、
車体速度等演算プログラムによって演算された車体速度
V等が各コンピュータ12〜18に供給される。
は、図4のフローチャートで表される旋回限界検出プロ
グラムや車輪速センサ22〜25の出力信号に基づいて
車体速度V,前輪平均車輪速Vwf,後輪平均車輪速Vw
r,加速度等を演算する車体速度等演算プログラム等が
格納されている。旋回限界検出コンピュータ10におい
ては、各センサ20〜28によって検出された信号に基
づいて車両が旋回限界状態にあるか否かを表す旋回限界
フラグFGの値が決定され、その値がパワーステアリン
グ制御コンピュータ18の入力部に供給される。また、
車体速度等演算プログラムによって演算された車体速度
V等が各コンピュータ12〜18に供給される。
【0014】トラクション制御装置31のトラクション
制御コンピュータ12の入力部には、旋回限界検出コン
ピュータ10およびアクセルスイッチ32が接続され、
出力部には、パワーステアリング制御コンピュータ1
8,アクチュエータ34,35等が接続されている。ア
クセルスイッチ32は、図示しないアクセルペダルが踏
み込まれているか否かを検出するものである。アクチュ
エータ34は、本実施例においては、図示しないサブス
ロットルバルブの駆動装置であり、アクチュエータ35
は図示しない各車輪のホイールシリンダの液圧を制御す
る流量制御電磁弁の駆動装置である。これらアクチュエ
ータ34,35は、トラクション制御コンピュータ12
の指令に応じて作動する。
制御コンピュータ12の入力部には、旋回限界検出コン
ピュータ10およびアクセルスイッチ32が接続され、
出力部には、パワーステアリング制御コンピュータ1
8,アクチュエータ34,35等が接続されている。ア
クセルスイッチ32は、図示しないアクセルペダルが踏
み込まれているか否かを検出するものである。アクチュ
エータ34は、本実施例においては、図示しないサブス
ロットルバルブの駆動装置であり、アクチュエータ35
は図示しない各車輪のホイールシリンダの液圧を制御す
る流量制御電磁弁の駆動装置である。これらアクチュエ
ータ34,35は、トラクション制御コンピュータ12
の指令に応じて作動する。
【0015】また、トラクション制御コンピュータ12
のROMには、図5のフローチャートで表されるトラク
ション制御プログラム,図示しないトラクション制御マ
ップ等が格納されている。トラクション制御コンピュー
タ12においては、供給されたデータ,アクセルスイッ
チ32の出力信号等に基づいてトラクション制御が行わ
れているか否かを表すトラクション制御フラグFTの値
が決定され、そのデータがパワーステアリング制御コン
ピュータ18の入力部に供給される。
のROMには、図5のフローチャートで表されるトラク
ション制御プログラム,図示しないトラクション制御マ
ップ等が格納されている。トラクション制御コンピュー
タ12においては、供給されたデータ,アクセルスイッ
チ32の出力信号等に基づいてトラクション制御が行わ
れているか否かを表すトラクション制御フラグFTの値
が決定され、そのデータがパワーステアリング制御コン
ピュータ18の入力部に供給される。
【0016】アンチスキッド制御装置36のアンチスキ
ッド制御コンピュータ14の入力部には、旋回限界検出
コンピュータ10およびブレーキスイッチ38が接続さ
れ、出力部には、パワーステアリング制御コンピュータ
18,アクチュエータ35等が接続されている。ブレー
キスイッチ38は、図示しないブレーキペダルが踏み込
まれているか否かを検出するものである。アクチュエー
タ35は、上述のように、ホイールシリンダの液圧を制
御する流量制御電磁弁の駆動装置であり、トラクション
制御コンピュータ12とアンチスキッド制御コンピュー
タ14とのいずれか一方によって制御される。ホイール
シリンダの液圧の大きさが制御されることによって制動
時のスリップが適正範囲内に保たれる。そのため、RO
Mには、図6のフローチャートで表されるアンチスキッ
ド制御プログラム,図示しないアンチスキッド制御マッ
プ等が格納されている。
ッド制御コンピュータ14の入力部には、旋回限界検出
コンピュータ10およびブレーキスイッチ38が接続さ
れ、出力部には、パワーステアリング制御コンピュータ
18,アクチュエータ35等が接続されている。ブレー
キスイッチ38は、図示しないブレーキペダルが踏み込
まれているか否かを検出するものである。アクチュエー
タ35は、上述のように、ホイールシリンダの液圧を制
御する流量制御電磁弁の駆動装置であり、トラクション
制御コンピュータ12とアンチスキッド制御コンピュー
タ14とのいずれか一方によって制御される。ホイール
シリンダの液圧の大きさが制御されることによって制動
時のスリップが適正範囲内に保たれる。そのため、RO
Mには、図6のフローチャートで表されるアンチスキッ
ド制御プログラム,図示しないアンチスキッド制御マッ
プ等が格納されている。
【0017】駆動力配分制御装置40の駆動力配分制御
コンピュータ16の入力部には旋回限界検出コンピュー
タ10,アンチスキッド制御コンピュータ14が接続さ
れ、出力部には上記パワーステアリング制御コンピュー
タ18,アクチュエータ41が接続されている。アクチ
ュエータ41は、本実施例においては図示しないセンタ
デフクラッチの液圧を制御する流量制御電磁弁の駆動装
置である。車両が定常走行状態にある場合には、センタ
デフクラッチの液圧は予め決められたマップ(1) に基づ
いて制御されるが、少なくとも1輪のスリップ量が大き
くなり、前輪平均車輪速Vwfと後輪平均車輪速Vwrとの
差が大きくなると、上述とは別のマップ(2) に基づいた
制御が行われる。
コンピュータ16の入力部には旋回限界検出コンピュー
タ10,アンチスキッド制御コンピュータ14が接続さ
れ、出力部には上記パワーステアリング制御コンピュー
タ18,アクチュエータ41が接続されている。アクチ
ュエータ41は、本実施例においては図示しないセンタ
デフクラッチの液圧を制御する流量制御電磁弁の駆動装
置である。車両が定常走行状態にある場合には、センタ
デフクラッチの液圧は予め決められたマップ(1) に基づ
いて制御されるが、少なくとも1輪のスリップ量が大き
くなり、前輪平均車輪速Vwfと後輪平均車輪速Vwrとの
差が大きくなると、上述とは別のマップ(2) に基づいた
制御が行われる。
【0018】また、ROMには、図7のフローチャート
で表される駆動力配分制御プログラム、上述の制御マッ
プ(1),(2) 等が格納されている。アクチュエータ41
が、マップ(1) に基づいて作動させられる場合には、セ
ンタデフクラッチの液圧は車体速度が大きいほど小さく
され、マップ(2) に基づいて作動させられる場合には、
前後輪に配分される駆動力差が小さくなるようセンタデ
フクラッチの液圧が大きくされる。本明細書において
は、マップ(2) に基づいた制御が行われている場合に駆
動力配分制御が行われていると言うこととする。
で表される駆動力配分制御プログラム、上述の制御マッ
プ(1),(2) 等が格納されている。アクチュエータ41
が、マップ(1) に基づいて作動させられる場合には、セ
ンタデフクラッチの液圧は車体速度が大きいほど小さく
され、マップ(2) に基づいて作動させられる場合には、
前後輪に配分される駆動力差が小さくなるようセンタデ
フクラッチの液圧が大きくされる。本明細書において
は、マップ(2) に基づいた制御が行われている場合に駆
動力配分制御が行われていると言うこととする。
【0019】前記パワーステアリング装置30は、操舵
トルクのアシスト量を車体速度,エンジン回転数等に対
応して制御する油圧反力制御式であって、簡単に説明す
れば、図示しないパワーステアリングコントロールバル
ブ内に油圧反力機構42が設けられ、それの油圧反力の
大きさがソレノイドバルブ44を介してパワーステアリ
ング制御コンピュータ18により制御されるものであ
る。パワーステアリング制御コンピュータ18のROM
には、図8のフローチャートで表されるアシスト電流決
定ルーチン、図9のグラフで表されるテーブル等が格納
されており、各コンピュータ10〜16から供給される
データに基づいてソレノイドバルブ44への供給電流が
決定される。
トルクのアシスト量を車体速度,エンジン回転数等に対
応して制御する油圧反力制御式であって、簡単に説明す
れば、図示しないパワーステアリングコントロールバル
ブ内に油圧反力機構42が設けられ、それの油圧反力の
大きさがソレノイドバルブ44を介してパワーステアリ
ング制御コンピュータ18により制御されるものであ
る。パワーステアリング制御コンピュータ18のROM
には、図8のフローチャートで表されるアシスト電流決
定ルーチン、図9のグラフで表されるテーブル等が格納
されており、各コンピュータ10〜16から供給される
データに基づいてソレノイドバルブ44への供給電流が
決定される。
【0020】このように、本実施例の異常警告装置は、
パワーステアリング装置30,トラクション制御装置3
1,アンチスキッド制御装置36,駆動力配分制御装置
40が搭載された四輪駆動車に設けられているのであ
る。
パワーステアリング装置30,トラクション制御装置3
1,アンチスキッド制御装置36,駆動力配分制御装置
40が搭載された四輪駆動車に設けられているのであ
る。
【0021】以下、異常警告装置の作動を説明する。警
告は、車両が操舵異常状態にある場合、あるいはスリッ
プ量が異常状態にある場合に発せられる。まず、操舵異
常について説明する。本実施例においては、車両が旋回
限界状態にあることが検出されれば、操舵異常であると
検出される。車両が定常円旋回状態にある場合には、車
両重心点における横加速度GY と、車体速度Vとヨーレ
イトγとの積とがほぼ一致するため、両者の差の絶対値
(車体横すべり状態量ΔGY )は小さいが、オーバステ
ア状態、アンダステア状態が強くなると、車体横すべり
状態量ΔGY が大きくなる。そこで、車体横すべり状態
量ΔGがしきい値Aを越えた場合に、車両が旋回限界に
達したとされる。
告は、車両が操舵異常状態にある場合、あるいはスリッ
プ量が異常状態にある場合に発せられる。まず、操舵異
常について説明する。本実施例においては、車両が旋回
限界状態にあることが検出されれば、操舵異常であると
検出される。車両が定常円旋回状態にある場合には、車
両重心点における横加速度GY と、車体速度Vとヨーレ
イトγとの積とがほぼ一致するため、両者の差の絶対値
(車体横すべり状態量ΔGY )は小さいが、オーバステ
ア状態、アンダステア状態が強くなると、車体横すべり
状態量ΔGY が大きくなる。そこで、車体横すべり状態
量ΔGがしきい値Aを越えた場合に、車両が旋回限界に
達したとされる。
【0022】図4のフローチャートで表わされる旋回限
界検出ルーチンは一定時間毎に実行される。ステップ1
(以下、単にS1と称する。他のステップについても同
じとする)において、横Gセンサ20から横加速度GY
が読み込まれ、続いてS2,S3において、車体速度
V,ヨーレイトγが読み込まれる。
界検出ルーチンは一定時間毎に実行される。ステップ1
(以下、単にS1と称する。他のステップについても同
じとする)において、横Gセンサ20から横加速度GY
が読み込まれ、続いてS2,S3において、車体速度
V,ヨーレイトγが読み込まれる。
【0023】S4において、車体の横すべり状態量ΔG
Y が、式 ΔGY =|GY −V・γ| を用いて演算され、その後、S5において、横すべり量
ΔGY がしきい値Aより大きいか否かが判定される。し
きい値Aより大きく、YESと判定されれば、車両が旋
回限界状態にあるとされ、S6において、旋回限界フラ
グFGが1にセットされる。横すべり量ΔGY がしきい
値A以下でNOと判定された場合には、S7において、
フラグFGが0にセットされる。フラグFGの値がパワ
ーステアリング制御コンピュータ18に供給される。
Y が、式 ΔGY =|GY −V・γ| を用いて演算され、その後、S5において、横すべり量
ΔGY がしきい値Aより大きいか否かが判定される。し
きい値Aより大きく、YESと判定されれば、車両が旋
回限界状態にあるとされ、S6において、旋回限界フラ
グFGが1にセットされる。横すべり量ΔGY がしきい
値A以下でNOと判定された場合には、S7において、
フラグFGが0にセットされる。フラグFGの値がパワ
ーステアリング制御コンピュータ18に供給される。
【0024】次に、各車輪のスリップ量の異常について
説明する。本実施例においては、トラクション制御が行
われている場合,アンチスキッド制御が行われている場
合,駆動力配分制御が行われている場合にスリップ量の
異常が検出される。
説明する。本実施例においては、トラクション制御が行
われている場合,アンチスキッド制御が行われている場
合,駆動力配分制御が行われている場合にスリップ量の
異常が検出される。
【0025】トラクション制御プログラムは、図5のフ
ローチャートで表される。S11において、アクセルス
イッチ32の出力信号が読み込まれ、S12において、
車体速度Vおよび各車輪速Vw が読み込まれる。S13
において、各車輪のスリップ量sが式 s=|V−Vw | を用いて演算される。
ローチャートで表される。S11において、アクセルス
イッチ32の出力信号が読み込まれ、S12において、
車体速度Vおよび各車輪速Vw が読み込まれる。S13
において、各車輪のスリップ量sが式 s=|V−Vw | を用いて演算される。
【0026】S14において、トラクション制御フラグ
FT(以下、フラグFTと略称する)が1にセットされ
ているか否かが判定される。フラグFTの値は、トラク
ション制御が行われている場合には1とされ、行われて
いない場合には0とされる。本ルーチンが最初に実行さ
れる場合には、フラグFTの値は0にセットされている
ため、NOと判定され、S15においてトラクション制
御開始条件が満たされるか否かが判定される。例えば、
アクセルペダルが踏み込まれた状態にあり、かつ、少な
くとも一輪のスリップ量sがしきい値より大きいか否か
が判定されるのである。開始条件が満たされ、YESと
判定されれば、S16において、フラグFTが1にセッ
トされ、S17において、トラクション制御開始処理が
行われる。トラクション制御は、よく知られているため
詳細な説明は省略するが、アクチュエータ34,35を
介してサブスロットルバルブの開度やホイールシリンダ
の液圧が制御されることによって、駆動スリップが抑制
されるのであり、S17においては、このトラクション
制御の開始に必要な処理が行われる。
FT(以下、フラグFTと略称する)が1にセットされ
ているか否かが判定される。フラグFTの値は、トラク
ション制御が行われている場合には1とされ、行われて
いない場合には0とされる。本ルーチンが最初に実行さ
れる場合には、フラグFTの値は0にセットされている
ため、NOと判定され、S15においてトラクション制
御開始条件が満たされるか否かが判定される。例えば、
アクセルペダルが踏み込まれた状態にあり、かつ、少な
くとも一輪のスリップ量sがしきい値より大きいか否か
が判定されるのである。開始条件が満たされ、YESと
判定されれば、S16において、フラグFTが1にセッ
トされ、S17において、トラクション制御開始処理が
行われる。トラクション制御は、よく知られているため
詳細な説明は省略するが、アクチュエータ34,35を
介してサブスロットルバルブの開度やホイールシリンダ
の液圧が制御されることによって、駆動スリップが抑制
されるのであり、S17においては、このトラクション
制御の開始に必要な処理が行われる。
【0027】開始条件が満たされず、S15においてN
Oと判定された場合には、フラグFTの値は0のままと
される。スリップ量は異常ではないため、トラクション
制御を行う必要がないのである。
Oと判定された場合には、フラグFTの値は0のままと
される。スリップ量は異常ではないため、トラクション
制御を行う必要がないのである。
【0028】一方、既にフラグFTが1にセットされて
いる場合には、S14においてYESと判定され、S1
8において、終了条件が満たされるか否かが判定され
る。例えば、車体速度Vがしきい値以上であるか、ある
いはアクセルペダルの踏込みが解除されたか否かが判定
されるのである。終了条件が満たされない場合には、フ
ラグFTの値は1のままで、S19において、トラクシ
ョン制御継続処理が行われる。予め定められたマップに
基づいてアクチュエータ34,35が制御されるのであ
る。終了条件が満たされれば、S20,21において、
フラグFTが0にセットされ、トラクション制御終了処
理が行われる。その結果、サブスロットルバルブが全開
にされ、ホイールシリンダの液圧が大気圧に戻される。
このフラグFTの値はパワーステアリング制御コンピュ
ータ18に供給される。
いる場合には、S14においてYESと判定され、S1
8において、終了条件が満たされるか否かが判定され
る。例えば、車体速度Vがしきい値以上であるか、ある
いはアクセルペダルの踏込みが解除されたか否かが判定
されるのである。終了条件が満たされない場合には、フ
ラグFTの値は1のままで、S19において、トラクシ
ョン制御継続処理が行われる。予め定められたマップに
基づいてアクチュエータ34,35が制御されるのであ
る。終了条件が満たされれば、S20,21において、
フラグFTが0にセットされ、トラクション制御終了処
理が行われる。その結果、サブスロットルバルブが全開
にされ、ホイールシリンダの液圧が大気圧に戻される。
このフラグFTの値はパワーステアリング制御コンピュ
ータ18に供給される。
【0029】同様に、図6のフローチャートで表わされ
るアンチスキッド制御プログラムに基づいてアンチスキ
ッド制御が行われ、アンチスキッド制御フラグFA(以
下、フラグFAと略称する)の値がパワーステアリング
制御コンピュータ18に供給される。S31,32にお
いて、ブレーキスイッチの出力信号,車体速度V,各車
輪の車輪速が読み込まれ、S33において、各車輪のス
リップ率が演算される。
るアンチスキッド制御プログラムに基づいてアンチスキ
ッド制御が行われ、アンチスキッド制御フラグFA(以
下、フラグFAと略称する)の値がパワーステアリング
制御コンピュータ18に供給される。S31,32にお
いて、ブレーキスイッチの出力信号,車体速度V,各車
輪の車輪速が読み込まれ、S33において、各車輪のス
リップ率が演算される。
【0030】フラグFAが0の状態で、アンチスキッド
制御開始条件が満たされれば、フラグFAが1にセット
され、アンチスキッド制御開始処理が行われる。開始条
件が満たされなければ、フラグFAは0のままである。
フラグFAが1で、終了条件が満たされない場合には、
フラグFAは1のままで、アンチスキッド制御継続処理
が行われ、終了条件が満たされれば、フラグFAは0に
され、アンチスキッド制御終了処理が行われる。アンチ
スキッド制御の詳細な説明は省略する。
制御開始条件が満たされれば、フラグFAが1にセット
され、アンチスキッド制御開始処理が行われる。開始条
件が満たされなければ、フラグFAは0のままである。
フラグFAが1で、終了条件が満たされない場合には、
フラグFAは1のままで、アンチスキッド制御継続処理
が行われ、終了条件が満たされれば、フラグFAは0に
され、アンチスキッド制御終了処理が行われる。アンチ
スキッド制御の詳細な説明は省略する。
【0031】アンチスキッド制御開始条件は、例えば、
ブレーキペダルが踏み込まれ、かつ、スリップ量がしき
い値より大きい場合に満たされ、終了条件は、例えば、
ブレーキペダルの踏込みが解除されるか、あるいは、車
体速度Vがしきい値以下になった場合に満たされる。
ブレーキペダルが踏み込まれ、かつ、スリップ量がしき
い値より大きい場合に満たされ、終了条件は、例えば、
ブレーキペダルの踏込みが解除されるか、あるいは、車
体速度Vがしきい値以下になった場合に満たされる。
【0032】駆動力配分制御が図7のフローチャートで
表される駆動力配分制御プログラムに基づいて行われ、
駆動力配分制御が行われている場合には1にセットさ
れ、行われていない場合には0にセットされる駆動力配
分制御フラグFC(以下、フラグFCと略称する)の値
がパワーステアリング制御コンピュータ18に供給され
る。S51,52において、前輪平均車輪速Vwf,後輪
平均車輪速Vwrが読み込まれ、それらの前後輪速差の絶
対値swが演算される。S53において、アンチスキッ
ド制御フラグFAが読み込まれる。
表される駆動力配分制御プログラムに基づいて行われ、
駆動力配分制御が行われている場合には1にセットさ
れ、行われていない場合には0にセットされる駆動力配
分制御フラグFC(以下、フラグFCと略称する)の値
がパワーステアリング制御コンピュータ18に供給され
る。S51,52において、前輪平均車輪速Vwf,後輪
平均車輪速Vwrが読み込まれ、それらの前後輪速差の絶
対値swが演算される。S53において、アンチスキッ
ド制御フラグFAが読み込まれる。
【0033】フラグFCが0で、駆動力配分制御開始条
件が満たされた場合には、フラグFCが1にセットさ
れ、開始条件が満たされなければ、フラグFCも0のま
まである。フラグFCが1で、終了条件が満たされない
場合には、フラグFCは1のままで、終了条件が満たさ
れれば、フラグFCは0にされる。
件が満たされた場合には、フラグFCが1にセットさ
れ、開始条件が満たされなければ、フラグFCも0のま
まである。フラグFCが1で、終了条件が満たされない
場合には、フラグFCは1のままで、終了条件が満たさ
れれば、フラグFCは0にされる。
【0034】駆動力配分制御開始条件は、例えば、前後
輪速差の絶対値swがしきい値より大きく、かつ、アン
チスキッド制御フラグFAの値が0である場合に満たさ
れ、終了条件は、例えば、センタデフクラッチの液圧が
しきい値以下になった場合に満たされる。
輪速差の絶対値swがしきい値より大きく、かつ、アン
チスキッド制御フラグFAの値が0である場合に満たさ
れ、終了条件は、例えば、センタデフクラッチの液圧が
しきい値以下になった場合に満たされる。
【0035】パワーステアリング制御コンピュータ18
において、車両が操舵異常状態にあるか否か、車両がス
リップ量異常状態にあるか否かが検出され、その検出結
果に基づいて、ソレノイドバルブ44に供給されるアシ
スト電流iが決定される。操舵異常状態であることが検
出されるか、あるいは、スリップ量異常状態であること
が検出された場合には、警告が発せられる。図8のフロ
ーチャートのS81において、各フラグFG,FT,F
A,FCの値,車体速度Vが読み込まれる。S82〜8
5において、各フラグが1にセットされているか否かが
判定される。1にセットされているフラグが少なくとも
1個あれば、S82〜85のいずれかのステップにおけ
る判定がYESとなり、S86において、アシスト電流
iが決定される。アシスト電流iは、車体速度Vにより
図9のグラフに表されるテーブルに基づいて決められた
電流i0 と、振幅が周期的に変化(振動)する電流i1
との和とされる。
において、車両が操舵異常状態にあるか否か、車両がス
リップ量異常状態にあるか否かが検出され、その検出結
果に基づいて、ソレノイドバルブ44に供給されるアシ
スト電流iが決定される。操舵異常状態であることが検
出されるか、あるいは、スリップ量異常状態であること
が検出された場合には、警告が発せられる。図8のフロ
ーチャートのS81において、各フラグFG,FT,F
A,FCの値,車体速度Vが読み込まれる。S82〜8
5において、各フラグが1にセットされているか否かが
判定される。1にセットされているフラグが少なくとも
1個あれば、S82〜85のいずれかのステップにおけ
る判定がYESとなり、S86において、アシスト電流
iが決定される。アシスト電流iは、車体速度Vにより
図9のグラフに表されるテーブルに基づいて決められた
電流i0 と、振幅が周期的に変化(振動)する電流i1
との和とされる。
【0036】ソレノイドバルブ44に供給されるアシス
ト電流が振動させられるため、操舵トルクが振動させら
れ、ステアリングホイールが振動させられる。振幅Aお
よび振動数fは予め定められた値である。フラグFGが
1であることが原因で警告が発せられる場合には、操舵
トルクが、例えば図1に示されるグラフのように制御さ
れる。運転者が車両の定常円旋回状態から操舵角θを増
加し続けると、タイヤの発生するコーナリングフォース
が飽和し、車体の横すべり状態量ΔGY が増加してやが
てしきい値Aに達してしまい、この時、操舵トルクが振
動させられ、ステアリングホイールが振動させられるの
である。また、その他のフラグが1にセットされたこと
が原因で警告が発せられる場合には、例えば図2に示さ
れるグラフのように制御される。フラグが0にセットさ
れている間は一定であった操舵トルクに、フラグが1に
セットされると振動が加えられるのである。
ト電流が振動させられるため、操舵トルクが振動させら
れ、ステアリングホイールが振動させられる。振幅Aお
よび振動数fは予め定められた値である。フラグFGが
1であることが原因で警告が発せられる場合には、操舵
トルクが、例えば図1に示されるグラフのように制御さ
れる。運転者が車両の定常円旋回状態から操舵角θを増
加し続けると、タイヤの発生するコーナリングフォース
が飽和し、車体の横すべり状態量ΔGY が増加してやが
てしきい値Aに達してしまい、この時、操舵トルクが振
動させられ、ステアリングホイールが振動させられるの
である。また、その他のフラグが1にセットされたこと
が原因で警告が発せられる場合には、例えば図2に示さ
れるグラフのように制御される。フラグが0にセットさ
れている間は一定であった操舵トルクに、フラグが1に
セットされると振動が加えられるのである。
【0037】一方、すべてのフラグが0である場合に
は、S82〜85のすべてのステップにおける判定がN
Oとされ、S87においてアシスト電流iが決定され
る。アシスト電流iは、車体速度Vに応じて決められる
電流i0 のみとなり、操舵トルクに振動が付与されるこ
とはない。
は、S82〜85のすべてのステップにおける判定がN
Oとされ、S87においてアシスト電流iが決定され
る。アシスト電流iは、車体速度Vに応じて決められる
電流i0 のみとなり、操舵トルクに振動が付与されるこ
とはない。
【0038】以上のように、本実施例においては、パワ
ーステアリング制御コンピュータ18のS81,S82
を実行する部分が、旋回限界検出コンピュータ10,横
Gセンサ20等とともに操舵異常検出手段を構成し、S
81,S83〜S85を実行する部分が、トラクション
制御コンピュータ12,アンチスキッド制御コンピュー
タ14,駆動力配分制御コンピュータ16等とともにス
リップ量異常検出手段を構成し、S86を実行する部分
が異常警告手段を構成している。
ーステアリング制御コンピュータ18のS81,S82
を実行する部分が、旋回限界検出コンピュータ10,横
Gセンサ20等とともに操舵異常検出手段を構成し、S
81,S83〜S85を実行する部分が、トラクション
制御コンピュータ12,アンチスキッド制御コンピュー
タ14,駆動力配分制御コンピュータ16等とともにス
リップ量異常検出手段を構成し、S86を実行する部分
が異常警告手段を構成している。
【0039】以上のように、本実施例における異常警告
装置によれば、車両が旋回限界状態にある場合、あるい
はトラクション制御,アンチスキッド制御,駆動力配分
制御が行われている場合には、ステアリングホイールを
振動させることによって、その事実が触覚的に運転者に
伝達される。そのため、警告を運転者に確実に伝達する
ことができる。
装置によれば、車両が旋回限界状態にある場合、あるい
はトラクション制御,アンチスキッド制御,駆動力配分
制御が行われている場合には、ステアリングホイールを
振動させることによって、その事実が触覚的に運転者に
伝達される。そのため、警告を運転者に確実に伝達する
ことができる。
【0040】また、本実施例においては、トラクション
制御,アンチスキッド制御,駆動力配分制御が行われて
いる場合に車両がスリップ量異常状態にあることが検出
されるようにされているため、車両がスリップ量異常状
態にあることを検出する専用の手段を設ける必要がな
く、その分コストを低減させることができる。
制御,アンチスキッド制御,駆動力配分制御が行われて
いる場合に車両がスリップ量異常状態にあることが検出
されるようにされているため、車両がスリップ量異常状
態にあることを検出する専用の手段を設ける必要がな
く、その分コストを低減させることができる。
【0041】なお、上記実施例において警告が発せられ
る場合には、アシスト電流iが予め定められた振幅A,
振動数fで振動させられるようにされていたが、振幅
A,振動数fを、例えば、横すべり量ΔGY の大きさに
応じて決めてもよい。その場合には、パワーステアリン
グ制御コンピュータ18に、横すべり量ΔG Y の大きさ
も供給されるようにすることが必要である。図10,1
1に示すように、振幅Aを横すべり量ΔGY の大きさに
応じて段階的にあるいは連続的に増加させれば、運転者
は、振幅Aの大きさに基づいて操舵異常の度合いを知る
ことができる。また、図示はしないが、振動数fを横す
べり量ΔGY の大きさに応じて段階的にあるいは連続的
に減少もしくは増大させてもよく、さらに、振幅Aと振
動数fとの両方を変化させてもよい。
る場合には、アシスト電流iが予め定められた振幅A,
振動数fで振動させられるようにされていたが、振幅
A,振動数fを、例えば、横すべり量ΔGY の大きさに
応じて決めてもよい。その場合には、パワーステアリン
グ制御コンピュータ18に、横すべり量ΔG Y の大きさ
も供給されるようにすることが必要である。図10,1
1に示すように、振幅Aを横すべり量ΔGY の大きさに
応じて段階的にあるいは連続的に増加させれば、運転者
は、振幅Aの大きさに基づいて操舵異常の度合いを知る
ことができる。また、図示はしないが、振動数fを横す
べり量ΔGY の大きさに応じて段階的にあるいは連続的
に減少もしくは増大させてもよく、さらに、振幅Aと振
動数fとの両方を変化させてもよい。
【0042】また、振幅A,振動数fを、トラクション
制御時におけるスロットルバルブ開度とサブスロットル
バルブ開度との差,駆動力配分制御時におけるセンタデ
フクラッチの液圧差等に基づいて決めてもよい。
制御時におけるスロットルバルブ開度とサブスロットル
バルブ開度との差,駆動力配分制御時におけるセンタデ
フクラッチの液圧差等に基づいて決めてもよい。
【0043】さらに、上記実施例においては、操舵異常
あるいはスリップ量異常が検出された場合に、アシスト
電流iが振動させられるようにされていたが、アシスト
電流iを振動させないで急増させたり、急減させたりす
るだけでもよい。アンチスキッド制御が行われている場
合や駆動力配分制御が行われている場合に操舵トルクが
大きくされれば、操舵が行われ難くなるため安全性を向
上させることもできる。
あるいはスリップ量異常が検出された場合に、アシスト
電流iが振動させられるようにされていたが、アシスト
電流iを振動させないで急増させたり、急減させたりす
るだけでもよい。アンチスキッド制御が行われている場
合や駆動力配分制御が行われている場合に操舵トルクが
大きくされれば、操舵が行われ難くなるため安全性を向
上させることもできる。
【0044】また、警告を操舵トルクの振動のみなら
ず、ランプ,ブザー等による視覚的,聴覚的な警告と併
用することもできる。複数の警告手段を用いれば、運転
者に警告の原因を伝達することが可能になる。上記実施
例においては、運転者にステアリングホイールの振動に
よって車両が操舵異常状態,スリップ量異常状態等にあ
ることが伝達されるが、その原因が何であるかを伝達す
ることができない。運転者が自らのブレーキペダル,ア
クセルペダル,ステアリングホイール等操作部材の操作
状態に基づいて推測するだけである。それに対して、複
合的に警告を発するようにすれば、異常の原因も伝達す
ることが可能となる。
ず、ランプ,ブザー等による視覚的,聴覚的な警告と併
用することもできる。複数の警告手段を用いれば、運転
者に警告の原因を伝達することが可能になる。上記実施
例においては、運転者にステアリングホイールの振動に
よって車両が操舵異常状態,スリップ量異常状態等にあ
ることが伝達されるが、その原因が何であるかを伝達す
ることができない。運転者が自らのブレーキペダル,ア
クセルペダル,ステアリングホイール等操作部材の操作
状態に基づいて推測するだけである。それに対して、複
合的に警告を発するようにすれば、異常の原因も伝達す
ることが可能となる。
【0045】さらに、上記実施例においては、パワース
テリング制御装置30が油圧式のものであったが、電動
式のものとしてもよい。
テリング制御装置30が油圧式のものであったが、電動
式のものとしてもよい。
【0046】また、上記実施例の異常警告装置は、旋回
限界検出コンピュータ10,トラクション制御コンピュ
ータ12,アンチスキッド制御コンピュータ14,駆動
力配分制御コンピュータ16,パワーステアリング制御
コンピュータ18等を含んでいたが、コンピュータ12
〜16すべてが不可欠なわけではなく、これのうち任意
の1個あるいは2個の組み合わせであってもよい。さら
に、アンチスキッド制御装置,トラクション制御装置,
駆動力配分制御装置を備えていない車両に異常警告装置
を設けることもできる。その場合には、スリップ量を検
出する手段を設け、パワーステアリング制御コンピュー
タ18において、検出されたスリップ量が異常か否かが
判定されるようにしても、スリップ量の異常を検出する
手段を設け、そのスリップ量の異常をパワーステアリン
グ制御コンピュータ18に供給するようにしてもよい。
その場合には、上述の図10,11に示すように、振幅
Aや振動数fをスリップ量に基づいて決定してもよい。
限界検出コンピュータ10,トラクション制御コンピュ
ータ12,アンチスキッド制御コンピュータ14,駆動
力配分制御コンピュータ16,パワーステアリング制御
コンピュータ18等を含んでいたが、コンピュータ12
〜16すべてが不可欠なわけではなく、これのうち任意
の1個あるいは2個の組み合わせであってもよい。さら
に、アンチスキッド制御装置,トラクション制御装置,
駆動力配分制御装置を備えていない車両に異常警告装置
を設けることもできる。その場合には、スリップ量を検
出する手段を設け、パワーステアリング制御コンピュー
タ18において、検出されたスリップ量が異常か否かが
判定されるようにしても、スリップ量の異常を検出する
手段を設け、そのスリップ量の異常をパワーステアリン
グ制御コンピュータ18に供給するようにしてもよい。
その場合には、上述の図10,11に示すように、振幅
Aや振動数fをスリップ量に基づいて決定してもよい。
【0047】また、上記実施例においては、駆動力配分
制御が車両がスリップ量の異常状態にある場合に行われ
るようにされていたが、操舵異常(旋回限界)状態にあ
る場合に行われるようにしてもよい。その場合には、フ
ラグFCの値が1の場合には、操舵異常であると検出さ
れる。
制御が車両がスリップ量の異常状態にある場合に行われ
るようにされていたが、操舵異常(旋回限界)状態にあ
る場合に行われるようにしてもよい。その場合には、フ
ラグFCの値が1の場合には、操舵異常であると検出さ
れる。
【0048】さらに、上記実施例の旋回限界検出コンピ
ュータ10において、車両が旋回限界状態にあること
が、横すべり状態量ΔGY に基づいて検出されるように
されていたが、図12,13に示すように、実ヨーレイ
トの絶対値が基準ヨーレイトの絶対値より大きいか否か
に基づいて検出されるようにしてもよい。なお、トラク
ション制御コンピュータ12,アンチスキッド制御コン
ピュータ14,駆動力配分制御コンピュータ16の図示
は、上記実施例における場合と同様であるため省略し
た。
ュータ10において、車両が旋回限界状態にあること
が、横すべり状態量ΔGY に基づいて検出されるように
されていたが、図12,13に示すように、実ヨーレイ
トの絶対値が基準ヨーレイトの絶対値より大きいか否か
に基づいて検出されるようにしてもよい。なお、トラク
ション制御コンピュータ12,アンチスキッド制御コン
ピュータ14,駆動力配分制御コンピュータ16の図示
は、上記実施例における場合と同様であるため省略し
た。
【0049】図12において、本実施例における旋回限
界検出コンピュータ50には、横Gセンサ20の代わり
に操舵角センサ60が接続されている。また、図13に
おいて、ヨーレイトセンサ28の出力信号としての実ヨ
ーレイトγの絶対値が操舵角θと車体速度Vとに基づい
て演算される基準ヨーレイトγ* の絶対値より大きい場
合には、フラグFγが1にセットされる。
界検出コンピュータ50には、横Gセンサ20の代わり
に操舵角センサ60が接続されている。また、図13に
おいて、ヨーレイトセンサ28の出力信号としての実ヨ
ーレイトγの絶対値が操舵角θと車体速度Vとに基づい
て演算される基準ヨーレイトγ* の絶対値より大きい場
合には、フラグFγが1にセットされる。
【0050】また、上記実施例においては、操舵異常、
すなわち、タイヤがグリップ限界に達したか否かの判定
が車体の横すべり状態量または車体のヨーレイト偏差と
いう車両の運動状態量の1つを監視することによって行
われていたが、例えば、車輪のスリップ角,コーナリン
グフォース,セルフアライニングトルク等の車輪運動状
態量を監視することによって行うこともできる。
すなわち、タイヤがグリップ限界に達したか否かの判定
が車体の横すべり状態量または車体のヨーレイト偏差と
いう車両の運動状態量の1つを監視することによって行
われていたが、例えば、車輪のスリップ角,コーナリン
グフォース,セルフアライニングトルク等の車輪運動状
態量を監視することによって行うこともできる。
【0051】さらに、車輪に作用する前後力FX 、横力
FY および上下力FZ と路面の摩擦係数μをそれぞれ直
接,間接に取得し、車輪の摩擦力利用率、すなわち、 (FX 2 +FY 2 )1/2 /(μ・FZ ) が基準値(例えば、0.95)を越えたか否かを判定
し、越えた場合には、タイヤがグリップ限界に達したと
判定するようにして本発明を実施することもできる。な
お、この技術については、本出願人による特願平4─2
73635号の明細書に詳細に記載されている。
FY および上下力FZ と路面の摩擦係数μをそれぞれ直
接,間接に取得し、車輪の摩擦力利用率、すなわち、 (FX 2 +FY 2 )1/2 /(μ・FZ ) が基準値(例えば、0.95)を越えたか否かを判定
し、越えた場合には、タイヤがグリップ限界に達したと
判定するようにして本発明を実施することもできる。な
お、この技術については、本出願人による特願平4─2
73635号の明細書に詳細に記載されている。
【0052】また、上記実施例においては、操舵中にタ
イヤがグリップ限界に達する旋回限界が本発明における
「操舵異常」の一態様とされていたが、例えば、タイヤ
の磨耗量が増加してタイヤのグリップ能力が低下すると
いう減少などを「操舵異常」の一態様とすることもでき
る。すなわち、この「操舵異常」には運転者を原因とす
るのみならず、路面の状態やタイヤの状態を原因とする
ものも含まれているのである。なお、タイヤの磨耗量が
増加したか否かの判定は、例えば、車両の前後加速度お
よび横加速度の積算値や、車輪の前後方向におけるスリ
ップ量の積算値が基準値を越えたか否かによって行うこ
とができる。
イヤがグリップ限界に達する旋回限界が本発明における
「操舵異常」の一態様とされていたが、例えば、タイヤ
の磨耗量が増加してタイヤのグリップ能力が低下すると
いう減少などを「操舵異常」の一態様とすることもでき
る。すなわち、この「操舵異常」には運転者を原因とす
るのみならず、路面の状態やタイヤの状態を原因とする
ものも含まれているのである。なお、タイヤの磨耗量が
増加したか否かの判定は、例えば、車両の前後加速度お
よび横加速度の積算値や、車輪の前後方向におけるスリ
ップ量の積算値が基準値を越えたか否かによって行うこ
とができる。
【0053】さらに、上記各実施例においては、操舵異
常とスリップ量異常との少なくとも一方が検出された場
合に、警告が発せられるようにされていたが、その他、
車両の走行状態が異常の場合に警告が発せられるように
してもよい。また、第一発明によれば、スリップ量異常
検出手段は不可欠ではなく、警告が操舵異常が検出され
た場合にのみ発せられるようにしてもよく、第二発明に
よれば、操舵異常検出手段は必ずしも必要ではなく、ス
リップ量の異常が検出された場合にのみ警告が発せられ
るようにしてもよい。
常とスリップ量異常との少なくとも一方が検出された場
合に、警告が発せられるようにされていたが、その他、
車両の走行状態が異常の場合に警告が発せられるように
してもよい。また、第一発明によれば、スリップ量異常
検出手段は不可欠ではなく、警告が操舵異常が検出され
た場合にのみ発せられるようにしてもよく、第二発明に
よれば、操舵異常検出手段は必ずしも必要ではなく、ス
リップ量の異常が検出された場合にのみ警告が発せられ
るようにしてもよい。
【0054】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図1】第一発明および第二発明に共通の一実施例であ
る異常警告装置の作動を説明するためのグラフを表す図
である。
る異常警告装置の作動を説明するためのグラフを表す図
である。
【図2】上記異常警告装置の別の作動を説明するための
グラフを表す図である。
グラフを表す図である。
【図3】上記異常警告装置のシステムを表す図である。
【図4】上記異常警告装置の旋回限界検出コンピュータ
のROMに格納された旋回限界検出プログラムを示すフ
ローチャートである。
のROMに格納された旋回限界検出プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図5】上記異常警告装置のトラクション制御コンピュ
ータのROMに格納されたトラクション制御プログラム
を示すフローチャートである。
ータのROMに格納されたトラクション制御プログラム
を示すフローチャートである。
【図6】上記異常警告装置のアンチスキッド制御コンピ
ュータのROMに格納されたアンチスキッド制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
ュータのROMに格納されたアンチスキッド制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図7】上記異常警告装置の駆動力配分制御コンピュー
タのROMに格納された駆動力配分制御プログラムを示
すフローチャートである。
タのROMに格納された駆動力配分制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図8】上記異常警告装置のパワーステアリングコンピ
ュータのROMに格納されたアシスト電流決定プログラ
ムを示すフローチャートである。
ュータのROMに格納されたアシスト電流決定プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図9】上記パワーステアリングコンピュータのROM
に格納された車体速度とアシスト電流i0 との関係を表
すテーブルを示す図である。
に格納された車体速度とアシスト電流i0 との関係を表
すテーブルを示す図である。
【図10】第一発明および第二発明に共通の別の実施例
の異常警告装置のパワーステアリング制御コンピュータ
のROMに格納された横すべり量と振幅との関係を表す
テーブルを示す図である。
の異常警告装置のパワーステアリング制御コンピュータ
のROMに格納された横すべり量と振幅との関係を表す
テーブルを示す図である。
【図11】第一発明および第二発明に共通のさらに別の
実施例の異常警告装置のパワーステアリング制御コンピ
ュータのROMに格納された作動量と振幅との関係を表
すテーブルを示す図である。
実施例の異常警告装置のパワーステアリング制御コンピ
ュータのROMに格納された作動量と振幅との関係を表
すテーブルを示す図である。
【図12】第一発明および第二発明に共通のさらに別の
実施例(第一発明の別の実施例)の異常警告装置の一部
を示すシステム図である。
実施例(第一発明の別の実施例)の異常警告装置の一部
を示すシステム図である。
【図13】上記異常警告装置の旋回限界検出コンピュー
タのROMに格納された旋回限界検出プログラムを表す
フローチャートである。
タのROMに格納された旋回限界検出プログラムを表す
フローチャートである。
【図14】第一発明を概念的に示すブロック図である。
【図15】第二発明を概念的に示すブロック図である。
10 旋回限界判定コンピュータ 12 トラクション制御コンピュータ 14 アンチスキッド制御コンピュータ 16 駆動力配分制御コンピュータ 18 パワーステアリング制御コンピュータ 44 ソレノイドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 119:00 137:00
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の操舵異常を検出する操舵異常検出
手段と、 操舵異常が検出された場合に、前記車両のステアリング
ホイールの操舵トルクに変化を付与することにより、操
舵異常が検出された事実を運転者に警告する警告手段と
を含むことを特徴とする異常警告装置。 - 【請求項2】 車両の少なくとも1個の車輪の回転方向
のスリップ量の異常を検出するスリップ量異常検出手段
と、 そのスリップ量異常検出手段によってスリップ量の異常
が検出された場合に、前記車両のステアリングホイール
の操舵トルクに変化を付与することにより、スリップ量
が異常である事実を運転者に警告する警告手段とを含む
ことを特徴とする異常警告装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26010593A JPH06206558A (ja) | 1992-10-21 | 1993-10-18 | 異常警告装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30753992 | 1992-10-21 | ||
JP4-307539 | 1992-10-21 | ||
JP26010593A JPH06206558A (ja) | 1992-10-21 | 1993-10-18 | 異常警告装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206558A true JPH06206558A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=26544449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26010593A Pending JPH06206558A (ja) | 1992-10-21 | 1993-10-18 | 異常警告装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06206558A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09193821A (ja) * | 1996-01-04 | 1997-07-29 | Daimler Benz Ag | 車両の操舵角制御用の操作要素装置 |
KR19990021613A (ko) * | 1997-08-30 | 1999-03-25 | 정몽규 | 핸들링 안정화 장치 |
JP2003500275A (ja) * | 1999-05-20 | 2003-01-07 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | かじ取り装置及びかじ取り方法 |
WO2003099636A1 (fr) * | 2002-05-27 | 2003-12-04 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Dispositif de direction |
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US7477036B2 (en) * | 2004-07-29 | 2009-01-13 | Showa Corporation | Motor-driven power steering apparatus |
DE102010043856A1 (de) * | 2010-11-12 | 2012-05-16 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Heißgetränkezubereitungsvorrichtung mit Datenübertragungseinrichtung |
JP2012188117A (ja) * | 2012-05-02 | 2012-10-04 | Mitsubishi Motors Corp | 操舵力制御装置 |
KR102016936B1 (ko) * | 2018-03-05 | 2019-09-02 | 주식회사 만도 | 노면과의 접지 상태에 따른 조향 제어 장치 및 제어 방법 |
JP2021518904A (ja) * | 2018-03-02 | 2021-08-05 | ボルボトラックコーポレーション | タイヤ故障検知装置、タイヤ故障検知方法、タイヤ故障検知プログラム及びタイヤ故障検知プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP26010593A patent/JPH06206558A/ja active Pending
Cited By (12)
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---|---|---|---|---|
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US5873430A (en) * | 1996-01-04 | 1999-02-23 | Daimler-Benz Ag | Control element arrangement for controlling the steering angle of a motor vehicle |
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US7260458B2 (en) | 2002-05-27 | 2007-08-21 | Jtekt Corporation | Steering device |
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