[go: up one dir, main page]

JPH06318673A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH06318673A
JPH06318673A JP5143643A JP14364393A JPH06318673A JP H06318673 A JPH06318673 A JP H06318673A JP 5143643 A JP5143643 A JP 5143643A JP 14364393 A JP14364393 A JP 14364393A JP H06318673 A JPH06318673 A JP H06318673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
polycrystalline silicon
silicon layer
capacitor
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5143643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3290506B2 (ja
Inventor
祥郎 ▲かや▼沼
Yoshio Kayanuma
Yasushi Iki
康司 壹岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Microsystems Co Ltd, Asahi Kasei Microdevices Corp filed Critical Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority to JP14364393A priority Critical patent/JP3290506B2/ja
Publication of JPH06318673A publication Critical patent/JPH06318673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3290506B2 publication Critical patent/JP3290506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ回路に適した半導体装置およびその
製造方法を提供する。 【構成】 半導体基板50上にフィールド酸化層51お
よびゲート酸化層55を形成し、第1の多結晶シリコン
層52を堆積して、その上に層間絶縁層53を形成し、
この絶縁層上に第2の多結晶シリコン層54を形成し、
キャパシタの上部電極層となる部分を残して第2の多結
晶シリコン層をエッチングし、上部電極層およびその側
面を覆う第1のマスク体57を選択的に被着する。次い
で金属シリサイド層59を形成した後、MOSトランジ
スタのゲート電極となる部分に第2のマスク体60を形
成し、第1の多結晶シリコン層と金属シリサイド層をエ
ッチングし、多結晶シリコン層と金属シリサイド層との
積層構造からなるゲート電極と多結晶シリコン層の電極
およびシリコン酸化層57の層間絶縁層53からなるキ
ャパシタを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に関し、さらに詳しくは多結晶シリコン層
(膜)で形成されるキャパシタの電極やMISFETの
ゲート等のようなアナログ回路に好適な半導体装置とそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積装置は微細化が非常に
進んでいる。このような微細化に伴い、素子に用いられ
るゲートや配線の線幅が小さくなっている。ゲートの線
幅が小さくなることにより生じるショートチャネル効果
を軽減するものとして、特公昭62−31506号公報
には、TEOS(テトラエトキシシラン)の熱分解等に
よるCVD(Chemical Vapor Depo
sition)により絶縁層を形成し、異方性ドライエ
ッチングによりサイドウォールを形成し、ソースおよび
ドレインを2重構造とする、いわゆるLDD(Ligh
tly Doped Drain)構造が記載されてい
る。
【0003】また、微細化に伴うゲートや配線の線幅が
小さくなるため、抵抗が高くなって信号の伝達特性が遅
くなるという問題が生じた。このような問題を解決する
ために、米国特許第4,392,299号公報明細書に
は多結晶シリコン上にシリサイドを積層して低抵抗のゲ
ートや配線を形成することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アナログ回
路では抵抗素子やキャパシタが多用されており、上述の
ような低抵抗の多結晶シリコン層とシリサイド層の積層
構造による配線で高抵抗の抵抗素子を形成すると、配線
を長くする必要があり、チップ面積の増大を招いてしま
うという問題があった。
【0005】図2は、一般的なスイッチドキャパシタフ
ィルタ(以下、SCFと略す)の構成を示す回路図であ
る。図2においてC1およびC2はそれぞれ複数のユニ
ットキャパシタの集合体として構成されている。このユ
ニットキャパシタを有する半導体装置の製造方法の一例
を図3を参照して説明する。
【0006】まず、図3(A)に示すように、半導体基
板1の上にフィールド酸化層2を形成した後、このフィ
ールド酸化層2の上に第1の多結晶シリコン層(ポリシ
リコン層)3を例えばSiH4 ガスの熱分解などにより
堆積する。次に、低抵抗化のために第1の多結晶シリコ
ン層3に対してPOCl3 等の拡散法により不純物とし
てのリンを高濃度に拡散し、ヘビードープ層H1 とす
る。ヘビードープ層H1 とされた第1の多結晶シリコン
層3の上には、図3(B)に示すようにトランジスタ形
成領域Aおよびキャパシタ形成領域Bにそれぞれレジス
ト8を設けた後、第1の多結晶シリコン層3に対して例
えばフォトリソグラフィおよびエッチングによりパター
ニングを施しゲート電極3A(H1 )およびキャパシタ
下部電極3B(H2 )を形成する(図3(C)参照)。
なお、図3において10はゲート酸化層である。
【0007】次に、このヘビードープ層H1 の上に、図
3(D)に示すように例えば熱酸化あるいはCVD法等
により層間絶縁層4を被着する。その上に第2の多結晶
シリコン層5を堆積する(図3(E)参照)。次に、こ
の第2の多結晶シリコン層5に対して第1の多結晶シリ
コン層3に対するドーピングと同様な方法によってリン
を高濃度に拡散し、これも低抵抗化のためにヘビードー
プ層H2 とする(図3(F)参照)。次に、図3(G)
に示すようにヘビードープ層H2 とされた第2の多結晶
シリコン層5の上にレジスト9を設けた後、第2の多結
晶シリコン層5に対して例えばフォトリソグラフィによ
りパターニングを施す(図3(H)参照)。
【0008】また、図4は、第2の多結晶シリコン層5
を先にパターニングした後に第1の多結晶シリコン層3
をパターニングする例である。上述した製造方法では、
ゲート電極やポリ抵抗(図中に記載なし)を低抵抗化す
るため、第1の多結晶シリコン層の不純物濃度が高くな
る。そのため、第1の多結晶シリコン層で形成されるキ
ャパシタ下部電極ではそのドーピング中あるいは後の熱
工程において層3の内部に結晶粒が成長し、層表面に凹
凸が生じてしまう。このような凹凸表面の多結晶シリコ
ン層上に形成されるユニットキャパシタは、その比精度
が低下する。この比精度は、図2におけるキャパシタC
1 とC2 の比であって、例えば積分器の特性を決定し、
SCFの特性をも決定するものである。したがって、比
精度の低いキャパシタから構成されたSCFの特性がば
らつくという不都合があった。
【0009】さらに、ゲート酸化層やキャパシタの層間
絶縁層は、シリサイド等から不純物が混入することによ
って耐圧の低下等を生じるために、ゲート酸化層やキャ
パシタの層間絶縁層の形成を金属シリサイド層の形成後
に行うと信頼性を損なうという問題があった。また、ゲ
ート酸化層とキャパシタの層間絶縁層は独立に形成する
ことにより、それぞれの層に適した酸化方法を用いたい
という要望もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の点に鑑み、本発
明はアナログ回路に好適な半導体装置およびその製造方
法を提供することを課題とする。特に、比精度の高いキ
ャパシタと低抵抗な多結晶シリコンゲート電極および抵
抗体を有し、かつ量産性の高い半導体装置およびその製
造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するために、請求項1に従う本発
明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に
設けられ、多結晶シリコン層と金属シリサイド層とから
なるゲート電極を有するMOSトランジスタと、下部電
極を形成している第1の多結晶シリコン層と層間絶縁層
と、上部電極層を形成している第1の多結晶シリコン層
とからなるキャパシタとを具備したことを特徴とする。
【0012】(2)上述した(1)の半導体装置におい
て、半導体基板と、前記キャパシタは絶縁層によって前
記上部電極層およびその側面が覆われていてもよい。
【0013】(3)上述した(1)の半導体装置におい
て、前記金属シリサイドはWSi,MoSi2 ,TiS
2 ,TaSi2 ,CoSi2 から選択された少なくと
も1以上の層からなるものであってもよい。
【0014】(4)上述した(1)の半導体装置におい
て、前記層間絶縁層がSiO2 であってもよい。
【0015】(5)上述した(2)の半導体装置におい
て、前記絶縁層はSiO2 であってもよい。
【0016】(6)上述した(2)の半導体装置におい
て、前記絶縁層はSiNであってもよい。
【0017】(7)上述した(1)の半導体装置におい
て、前記第1の多結晶シリコン層のシート抵抗値が30
〜1000Ω/□の範囲であってもよい。
【0018】(8)上述した(1)の半導体装置におい
て、前記キャパシタはユニットキャパシタであってもよ
い。
【0019】(9)上述した(1)の半導体装置におい
て、下部電極層部分の抵抗が他の多結晶シリコン層の抵
抗より高くてもよい。
【0020】(10)請求項2に従う本発明の半導体装
置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられ、多
結晶シリコン層と金属シリサイド層とからなるゲート電
極を有するMOSトランジスタと、下部電極を形成して
いる第1の多結晶シリコン層と層間絶縁層と、上部電極
層を形成している第1の多結晶シリコン層とからなるキ
ャパシタと、多結晶シリコン層単層からなる抵抗体とを
具備したことを特徴とする。
【0021】(11)請求項3に従う本発明の半導体装
置は、多結晶シリコンにより構成されるキャパシタの下
部電極は、不純物濃度がその周辺部の不純物濃度より相
対的に低く、かつシート抵抗値が30〜1000Ω/□
の範囲であることを特徴とする。
【0022】(12)請求項4に従う本発明の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上にフィールド酸化層およ
びゲート酸化層を形成し、第1の多結晶シリコン層を堆
積して、前記第1の多結晶シリコン層上に絶縁層を形成
し、前記絶縁上に第2の多結晶シリコン層を形成し、キ
ャパシタの上部電極層となる部分を残して前記第2の多
結晶シリコン層をエッチングし、前記上部電極層および
その側面を覆う第1のマスク体を選択的に被着し、次い
で金属シリサイドを層を形成した後、MOSトランジス
タのゲート電極となる部分に第2のマスク体を形成し、
前記第1の多結晶シリコン層と前記金属シリサイド層を
エッチングし、多結晶シリコン層と金属シリサイド層と
の積層構造からなるゲート電極と多結晶シリコン層の電
極およびシリコン酸化層の層間絶縁層からなるキャパシ
タを形成することを特徴とする。
【0023】(13)上述した(12)の半導体の製造
方法において、前記第1のマスク体は絶縁層であっても
よい。
【0024】(14)上述した(13)の半導体の製造
方法において、前記第1のマスク体はCVDにより形成
されるSiO2 であってもよい。
【0025】(15)上述した(13)の半導体の製造
方法において、前記第1のマスク体はCVDにより形成
されるSiNであってもよい。
【0026】(16)上述した(12)の半導体の製造
方法において、前記金属シリサイドはWSi,MoSi
2 ,TiSi2 ,TaSi2 ,CoSi2 から選択され
た少なくとも1以上の層からなるものであってもよい。
【0027】(17)上述した(12)の半導体の製造
方法において、前記第1の多結晶シリコン層にシート抵
抗値が30〜1000Ω/□となるように不純物を拡散
してもよい。
【0028】(18)請求項5に従う本発明の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上にフィールド酸化層およ
びゲート酸化層を形成し、第1の多結晶シリコン層を堆
積して、前記第1の多結晶シリコン層上に絶縁層を形成
し、前記絶縁上に第2の多結晶シリコン層を形成し、キ
ャパシタの上部電極層となる部分を残して前記第2の多
結晶シリコン層をエッチングし、前記上部電極層および
その側面と多結晶シリコン層単層の抵抗体となる部分と
を覆う第1のマスク体を選択的に被着し、次いで金属シ
リサイドを層を形成した後、MOSトランジスタのゲー
ト電極となる部分に第2のマスク体を形成し、前記第1
の多結晶シリコン層と前記金属シリサイド層をエッチン
グし、多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積層構
造からなるゲート電極と多結晶シリコン層の電極および
シリコン酸化層の層間絶縁層からなるキャパシタと多結
晶シリコン層単層からなる抵抗体とを形成することを特
徴とする。
【0029】(19)上述した(18)の半導体の製造
方法において、前記第2の多結晶シリコン層をエッチン
グすると共に、前記第1の多結晶シリコン層上の絶縁層
をエッチングし、次いで不純物を拡散して前記第2の多
結晶シリコン層と前記第2の多結晶シリコン層に覆われ
ていない前記第1の多結晶シリコン層との抵抗を下げて
もよい。
【0030】(20)請求項6に従う本発明の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に形成された酸化層上に
第1の多結晶シリコン層を形成する工程と、前記第1の
多結晶シリコン層に対して不純物を拡散して該第1の多
結晶シリコン層のシート抵抗値を30〜1000Ω/□
の範囲内に制御する工程と、該シート抵抗制御工程後の
第1の多結晶シリコン層上に絶縁層を介してキャパシタ
の上部電極となる第2の多結晶シリコン層を形成する工
程と、前記第2の多結晶シリコン層をパターニングし
て、ユニットキャパシタの上部電極を形成する工程と、
該パターニングにより残された前記第2の多結晶シリコ
ン層をマスクとして前記第1の多結晶シリコン層に対し
てさらに不純物を拡散することにより、前記第2の多結
晶シリコン層の下側の第1の多結晶シリコン層であって
シート抵抗値の制御された第1の多結晶シリコン層を除
いた他の部分の不純物濃度を上げる工程と、前記第1の
多結晶シリコン層をパターニングしてゲートおよびユニ
ットキャパシタの下部電極を形成する工程とを含むこと
を特徴とする。
【0031】(21)請求項7に従う本発明の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に形成された酸化層上に
第1の多結晶シリコン層を形成する工程と、前記第1の
多結晶シリコン層に対して不純物を拡散して該第1の多
結晶シリコン層のシート抵抗値を30〜1000Ω/□
の範囲内に制御する工程と、前記第1の多結晶シリコン
層に対してパターニングを施し、ゲートおよびキャパシ
タの下部電極を形成する工程と、該パターニング工程に
よりパターニングされた前記第1の多結晶シリコン層上
に層間絶縁層を形成した後に、該層間絶縁層上にキャパ
シタの上部電極となる第2の多結晶シリコン層を形成す
る工程と、前記第2の多結晶シリコン層をパターニング
する工程と、該第2の多結晶シリコン層に対して不純物
を拡散して前記第2の多結晶シリコン層の下側の第1の
多結晶シリコン層であってシート抵抗値の制御された第
1の多結晶シリコン層を除いた他の部分の不純物濃度を
上げる工程とを含むことを特徴とする。
【0032】
【作用】例えばシリコン基板等の半導体基板上に素子間
分離のためのフィールド酸化層を形成する。この半導体
基板のフィールド酸化層が形成されていない部分にゲー
ト酸化層を形成し、このゲート酸化層とフィールド酸化
層上に第1の多結晶シリコン層を形成し、不純物として
例えばリンを拡散する。この第1の多結晶シリコン層の
表面を例えば酸化雰囲気中での熱酸化により酸化する
か、あるいはCVDによりSiNやSiO2 の絶縁層を
形成し、この絶縁層上に、同様にして、第2の多結晶シ
リコン層を形成する。不純物として例えばリンを拡散す
る。例えば、レジストを用いてキャパシタの上部電極と
なる部分を残して上述した第2の多結晶シリコン層をエ
ッチングし、上述した上部電極層およびその側面を覆う
第1のマスク体を選択的に被着する。第1のマスク体は
CVDにより形成されるSiNやSiO2 の絶縁層を用
いることができる。
【0033】次いで、金属シリサイド層を形成した後、
MOSトランジスタのゲート電極となる部分にレジスト
等の第2のマスク体を形成し、上述した第1の多結晶シ
リコン層と金属シリサイド層をエッチングする。金属シ
リサイドとしては、高融点金属シリサイド、例えばタン
グステンシリサイド(WSi)、モリブデンシリサイド
(MoSi2 )、チタンシリサイド(TiSi2 )、タ
ンタルシリサイド(TaSi2 )、コバルトシリサイド
(CoSi2 )から選択された少なくとも1以上の層か
らなる層を使用できる。
【0034】このようにして、同一基板上に、多結晶シ
リコンと金属シリサイドとの積層構造(第1の導電層)
からなるゲート電極を有するMOSトランジスタと、多
結晶シリコンの単層構造(第2の導電層)からなる抵抗
素子とを備えた半導体装置が得られる。
【0035】同様に、同一半導体基板上に多結晶シリコ
ン層と金属シリサイド層との積層構造からなるゲート電
極と、多結晶シリコン層の電極およびシリコン酸化層の
層間絶縁層からなるキャパシタを得ることができる。こ
のため、配線部分やゲート電極部分は低抵抗となり、キ
ャパシタ部分は耐圧が高い上に比精度が高くなる。
【0036】第1の多結晶シリコン層にシート抵抗値が
30〜1000Ω/□となるように不純物を拡散する
と、その電極部分でのシリコン結晶粒の成長を抑制でき
ることから、電極表面の凹凸の発生を減少させることが
できる。このため、ユニットキャパシタの比精度を低下
させることがない。
【0037】また、上部電極層およびその側面を第1の
マスク体によって覆うと共に、多結晶シリコン層単層の
抵抗体となる部分を覆うことにより、多結晶シリコン層
と金属シリサイド層との積層構造からなるゲート電極と
多結晶シリコン層の電極およびシリコン酸化層の層間絶
縁層からなるキャパシタと多結晶シリコン層単層からな
る抵抗体とを形成することができる。従って、上述のキ
ャパシタおよびゲート電極に加え、高抵抗の抵抗素子を
形成することができ、チップサイズを小さくすることが
できる。
【0038】さらに、第2の多結晶シリコン層をエッチ
ングすると共に、第1の多結晶シリコン層上の絶縁層を
エッチングし、次いで不純物を拡散して第2の多結晶シ
リコン層と第2の多結晶シリコン層に覆われていない第
1の多結晶シリコン層との抵抗を下げることにより、第
2の多結晶シリコン層をドーピングする際、第1の多結
晶シリコン層で形成されるゲート電極および抵抗体も低
抵抗化される。従って、本発明により、ゲート電極等を
低抵抗に保ったままユニットキャパシタの比精度を低下
させることなく、SCFの性能を向上させることが可能
となる。
【0039】また、本発明は、第1,第2の多結晶シリ
コン層に対するドーピングを熱拡散法にて処理するた
め、量産性を維持したまま実施可能である。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、全図を通して同じものには同一の番号を付
与し、繰り返しの説明は省略する。
【0041】(実施例1)図1は本発明の他の実施例に
従う半導体装置の製造方法の工程を示す工程図であり、
CMOSアナログ回路で重要なキャパシタを形成する例
である。CMOSアナログ回路では電圧係数や温度係数
に優れた多結晶シリコンを両電極としシリコンの酸化層
を層間絶縁層としたキャパシタを用いることが望まし
い。従って、本実施例では、上記の層間絶縁層を、高速
性に優れた高融点金属シリサイド層を配線およびゲート
材料として用いたMOSトランジスタと同一基板上に実
現する方法を提供するものである。なお、アルミニウム
等の配線やパッシベーション層等は省略して示してい
る。
【0042】図1において、50は半導体基板、51は
フィールド酸化層、55はゲート酸化層、52は第1の
多結晶シリコン層、53は層間絶縁層、54は第2の多
結晶シリコン層、56はレジスト、57は第1のマスク
体となる絶縁層、58は第1のマスク体を形成するため
のレジスト、59は金属シリサイド層、60は第2のマ
スク体である。
【0043】図1(A)において、公知の方法でシリコ
ン基板50の表面にフィールド酸化層51を形成し、ア
クティブ領域に第1の絶縁層としてゲート酸化層55を
例えば250Åの厚さに形成する。さらに、多結晶シリ
コン層52をLPCVD(Low Pressure
Chemical Vapor Depositio
n)等で例えば3000Åの厚さに形成する。この多結
晶シリコン層52はキャパシタの下部電極となると共
に、ゲートや配線に使用される高融点金属シリサイド層
と多結晶シリコン層の積層構造の下部側となる。次い
で、多結晶シリコン層52に不純物としてリンを気相拡
散法によりドープする。
【0044】次に、酸化雰囲気中で、多結晶シリコン層
52の表面を熱酸化して第2の絶縁層である層間絶縁層
53を形成する。層間絶縁層53の厚さは例えば450
Åである。
【0045】さらに、層間絶縁層53上に多結晶シリコ
ン層54を形成し、リンをドープする。この多結晶シリ
コン層54は、キャパシタの上部電極となる部分であ
る。形成条件は、多結晶シリコン層52の形成条件と同
じでよい。
【0046】次に、図1(B)に示すように、キャパシ
タの上部電極となるべき部分にレジスト56を形成し、
多結晶シリコン層54をエッチングする。
【0047】次に、レジスト56を除去した後、図1
(C)に示すように、TEOS(テトラエトキシシラ
ン)の熱分解によるシリコン酸化層57を例えば100
0Åの厚さに形成して第3の絶縁層とする。この第3の
絶縁層としてのシリコン酸化層57は、多結晶シリコン
層52とエッチングの選択比が十分大きいものであれば
よく、シリコン酸化層57の代わりに例えば窒化シリコ
ンでもよい。
【0048】さらに、シリコン酸化層57上に多結晶シ
リコン層52のうちキャパシタの下部電極となるべき部
分にレジスト58を形成し、シリコン酸化層57および
層間絶縁層53をエッチングし、次いでこのレジスト5
8を除去して、図1(D)に示すように第1のマスク体
57が形成される。第1のマスク体57は上部電極層と
なる第2の多結晶シリコン層の上面およびその側面を覆
うように被着されている。この第2のマスク体は、後述
するように金属シリサイド層をエッチングする際のマス
クとなると共に、金属シリサイド層をエッチングする際
に飛翔する金属粒子による汚染を防止するものである。
さらに、上部電極と下部電極の短絡防止の役目を果た
す。また、図示しないが、第1の多結晶シリコン層54
のうち、抵抗素子となる部分の上部に第1のマスク体5
7、すなわちシリコン酸化層57を選択的に残すことに
より、当該部分を高抵抗の抵抗素子とすることができ
る。
【0049】次ぎに、図1(E)に示すように、タング
ステンシリサイド層59を例えば2000Åに形成す
る。さらに、多結晶シリコン層とタングステンシリサイ
ド層との積層構造となるべき部分に第2のマスク体であ
るレジスト60を形成し、プラズマエッチング法を用い
てタングステンシリサイドと多結晶シリコンをエッチン
グする。このとき、レジスト60の部分は、エッチング
されず、多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積層
構造となる。この積層構造は、MOSトランジスタのゲ
ート電極となる。
【0050】また、シリコン酸化層57の部分は、その
上のタングステンシリサイドがエッチングされるが、シ
リコン酸化層57の下部の多結晶シリコン層52,層間
絶縁層53,多結晶シリコン層54は、シリコン酸化層
57がマスクとして機能し、多結晶シリコン層52およ
び54と層間絶縁層53からなるキャパシタを形成する
ことができる。さらに、第1の多結晶シリコン層52の
上に形成されたマスク体により当該部分はタングステン
シリサイドが被着されない高抵抗領域となり、抵抗素子
として用いることができる。
【0051】次いで、ゲート電極をマスクとしてアクテ
ィブ領域に不純物を拡散させてソース・ドレイン拡散層
を形成する(図1(F)参照)。
【0052】このようにして得られた本実施例によるキ
ャパシタは、その層間絶縁層が他の層、例えばゲート酸
化層とは別個に形成することができるので、多結晶シリ
コンを酸化するのに適した条件で行うことができると共
に、金属(W)シリサイド形成以前に行うため金属シリ
サイドの汚染を防ぐことができ、高信頼性の層間絶縁層
とすることができる。
【0053】また、トランジスタはそのゲート部分がタ
ングステンシリサイド層と多結晶シリコン層からなる積
層構造となって、低抵抗で高速動作することができ、ま
たゲート酸化層は多結晶シリコン層や金属(W)シリサ
イド層を形成する前に、独立に形成することができるの
で、高信頼性を有するゲート酸化層とすることができ
る。
【0054】以上のように、本実施例によれば、ゲート
酸化層とキャパシタの層間絶縁層を多結晶シリコン層や
金属シリサイド層を形成する前に形成することができ、
また、第1のマスク体が上部電極の上面および側面を覆
っているので、金属シリサイドのエッチングの際の汚染
を防ぐことができると共に、上部電極の不要なエッチン
グを防止することができる。
【0055】なお、本実施例では層間絶縁層を熱酸化に
より形成したが、CVDで形成してもよい。
【0056】(実施例2)本実施例は、図1に示した従
来の半導体装置の製造方法にほぼそのまま対応してい
る。但し、本実施例は、第1の多結晶シリコン層52内
へのリンドープ量を特定の値に制御する結果、そのシー
ト抵抗値を30〜1000Ω/□、好ましくは35〜1
000Ω/□の範囲に制御して、その第1の多結晶シリ
コン層52をライトドープ層L1 とする工程を行う点お
よび第2の多結晶シリコン層54に対するドーピングを
パターニング後に行う点で従来法と異なる。
【0057】上記のシート抵抗値制御工程について説明
すると、層厚3500Åの第1の多結晶シリコン層52
を形成した後、第1の多結晶シリコン層52に対して特
定条件でドーピングを行う。このドーピングは、例えば
2 ガス(5リットル/分)、O2 ガス(0.5リット
ル/分)およびPOCl3 ガス(120mg/分)から
なる混合ガスを、温度1000℃程度に加熱した反応室
内に導入して4分間行う。この条件に従うことにより、
第1の多結晶シリコン層52のシート抵抗値を上述の特
定範囲内に制御することができる。この特定範囲のシー
ト抵抗値を示す多結晶シリコン層では、ドーピング中の
熱あるいは後の熱工程での熱に晒されても層内部におい
て結晶粒が発生することがないため、層表面に凹凸部分
を生じることがない。
【0058】上記第1の多結晶シリコン層52に対する
シート抵抗値制御の工程の後は、図1(B)に示すよう
に、不純物(ドーパント)が拡散されていないノンドー
プの第2の多結晶シリコン層54上にレジスト56を設
けて第2の多結晶シリコン層54に対してパターニング
を施す。このときその下側の層間絶縁層53に対してパ
ターニングしてもよい。次に、第2の多結晶シリコン層
54に覆われていない第1の多結晶シリコン層52の露
出表面および上記第2の多結晶シリコン層54に対し
て、ドーピング時間を9分間とする以外は先のシート抵
抗値制御工程におけるドーピングと同一の条件でドーピ
ングを行う。この工程により、既にパターニングされた
第2の多結晶シリコン層54については、ドーパント
(リン)濃度が高くなり、ヘビードープ層H2 となる。
また、その第2の多結晶シリコン層54に被われていな
い第1の多結晶シリコン層52の露出部分については、
ドーピング前のドーパント(リン)濃度を超えて高濃度
となり、これもヘビードープ層H1 となる。続いて、第
2の多結晶シリコン層54に覆われている第1の多結晶
シリコン層52の部分については、ドーピング前のドー
パント(リン)濃度のままでライトドープ層となる。続
いて、図1(C)〜(F)と同様にして目的のユニット
キャパシタ構造とゲート電極3A(H1 )および抵抗素
子を有する半導体を有する半導体装置を得る。
【0059】このような半導体装置においては、上記の
ヘビードープ層3B(H1 )に囲まれた第1の多結晶シ
リコン層52の部分は、ドーパント濃度が所定範囲に維
持されており、ライトドープ層L1 のままである。この
ライトドープ層3B(L1 )はキャパシタの下部電極と
して機能し、このライトドープ層3B(L1 )の上側の
ヘビードープ層5B(H2 )はキャパシタの上部電極と
して機能しており、両ドープ層は層間絶縁層53を介し
てユニットキャパシタを構成する。複数のユニットキャ
パシタを集合して図2におけるSCFのC1 またはC2
を構成する。本実施例では、キャパシタの下部電極とし
てのライトドープ層3(L1 )のシート抵抗が特定の範
囲内に制御され、その表面に凹凸が生じていないもので
あるから、そのライトドープ層3(L1 )がユニットキ
ャパシタの比精度を低下させることはない。表面に凹凸
の少ないライトドープ層L1 を一方の電極としてユニッ
トキャパシタに用いているので、その比精度を容易に引
き上げることができ、ひいてはSCFの性能をも向上さ
せることもできる。
【0060】上記実施例では、パターニングされた第2
の多結晶シリコン層54をヘビードープ層とするための
ドーピングの時間を9分間としたが、これを4〜9分間
として任意にドーピング量を変えてもよい。この場合に
は、パターニングされた第2のポリシリコン層54はヘ
ビードープ層とはならず、その下側部分の第1の多結晶
シリコン層52と同様にライトドープ層となる。しか
し、この場合でもライトドープ層である第1の多結晶シ
リコン層52に隣接する部分は不純物濃度が高くなるた
め、ヘビードープ層となる。この場合においても、第1
の多結晶シリコン層52のうちライトドープ層の部分は
キャパシタの下部電極として機能することは上記実施例
の場合と同様である。
【0061】なお、本実施例でも、第1の多結晶シリコ
ン層52のみならず、第2の多結晶シリコン層54に対
しても、ライトドープ層とするためのドーピングを行う
こともできる。また、上記各実施例では、いずれも従来
の薄層堆積技術、不純物拡散技術等を用いて製造するこ
とができるので、量産性に優れているという効果を奏す
る。さらに、上記各実施例では、ドーパントとしてリン
を用いたが、これに限定されるものではない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積層構造のゲ
ートをもった高速動作に優れたトランジスタと、多結晶
シリコンの熱酸化層を層間絶縁層とし、多結晶シリコン
を両電極とした電圧係数に優れたキャパシタとを形成す
ることができる。また、多結晶シリコンへの高濃度不純
物導入前にトランジスタのゲート酸化層を形成し、また
金属シリサイド層形成前にキャパシタの層間絶縁層を形
成することにより、不純物や金属シリサイドの汚染か
ら、それぞれの絶縁層を防ぐと共に、ゲート酸化層の酸
化と層間絶縁層の酸化を別個に行うことができるため、
それぞれに適した酸化条件で形成することができ、信頼
性の高い半導体装置を提供することができる。
【0063】また、第1のマスク体が上部電極の上面お
よび側面を覆っているので、金属シリサイド層のエッチ
ングの際の汚染を防ぐことができると共に、上部電極の
不要なエッチングを防止することができる。
【0064】さらに、上記のトランジスタとキャパシタ
に加え、高抵抗の多結晶シリコンの単層構造を同一基板
上に形成することができる。従って、電圧係数に優れた
キャパシタと高抵抗率が必要な抵抗素子と、高速性の要
求されるゲート部、配線部を同一基板上に形成すること
ができる。
【0065】さらに、ユニットキャパシタの下部電極の
シート抵抗を30〜1000Ω/□の範囲に制御するよ
うにしたので、ユニットキャパシタの比精度を低下させ
ることがなく、本発明が適用されるSCFの性能を向上
させることが可能となる。また、第2の多結晶シリコン
層をドーピングする際、第1の多結晶シリコンで形成さ
れるゲート電極および抵抗体も低抵抗化される。従っ
て、本発明により、ゲート電極等を低抵抗に保ったまま
ユニットキャパシタの比精度を低下させることなく、S
CFの性能を向上させることが可能となる。
【0066】また、本発明は、第1,第2の多結晶シリ
コン層のドーピングを熱拡散法にて処理するため、量産
性を維持したまま実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の第1の実施例
を説明するための工程図であって、(A)〜(F)は各
工程後の半導体装置の構成を示す概略断面図である。
【図2】一般的なSCFの構成を示す回路図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する
ための工程図であって、(A)ないし(H)はそれぞれ
各工程後の半導体装置の構成を示す概略断面図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する
ための工程図であって、(A)ないし(I)はそれぞれ
各工程後の半導体装置の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
50 半導体基板 51 フィールド酸化層 52 第1の多結晶シリコン層 53 層間絶縁層 55 ゲート酸化層 54 第2の多結晶シリコン層 56 レジスト 57 第1のマスク体(絶縁層,シリコン酸化層) 58 レジスト 59 金属シリサイド層 60 第2のマスク体(レジスト)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に設けられ、多結晶シリコン層と金属
    シリサイド層とからなるゲート電極を有するMOSトラ
    ンジスタと、 下部電極を形成している第1の多結晶シリコン層と層間
    絶縁層と、上部電極層を形成している第1の多結晶シリ
    コン層とからなるキャパシタとを具備したことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 前記半導体基板上に設けられ、多結晶シリコン層と金属
    シリサイド層とからなるゲート電極を有するMOSトラ
    ンジスタと、 下部電極を形成している第1の多結晶シリコン層と層間
    絶縁層と、上部電極層を形成している第1の多結晶シリ
    コン層とからなるキャパシタと、 多結晶シリコン層単層からなる抵抗体とを具備したこと
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 多結晶シリコンにより構成されるキャパ
    シタの下部電極は、不純物濃度がその周辺部の不純物濃
    度より相対的に低く、かつシート抵抗値が30〜100
    0Ω/□の範囲であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上にフィールド酸化層および
    ゲート酸化層を形成し、第1の多結晶シリコン層を堆積
    して、前記第1の多結晶シリコン層上に絶縁層を形成
    し、前記絶縁上に第2の多結晶シリコン層を形成し、キ
    ャパシタの上部電極層となる部分を残して前記第2の多
    結晶シリコン層をエッチングし、前記上部電極層および
    その側面を覆う第1のマスク体を選択的に被着し、 次いで金属シリサイドを層を形成した後、MOSトラン
    ジスタのゲート電極となる部分に第2のマスク体を形成
    し、前記第1の多結晶シリコン層と前記金属シリサイド
    層をエッチングし、 多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積層構造から
    なるゲート電極と多結晶シリコン層の電極およびシリコ
    ン酸化層の層間絶縁層からなるキャパシタを形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にフィールド酸化層および
    ゲート酸化層を形成し、第1の多結晶シリコン層を堆積
    して、前記第1の多結晶シリコン層上に絶縁層を形成
    し、前記絶縁上に第2の多結晶シリコン層を形成し、キ
    ャパシタの上部電極層となる部分を残して前記第2の多
    結晶シリコン層をエッチングし、前記上部電極層および
    その側面と多結晶シリコン層単層の抵抗体となる部分と
    を覆う第1のマスク体を選択的に被着し、 次いで金属シリサイドを層を形成した後、MOSトラン
    ジスタのゲート電極となる部分に第2のマスク体を形成
    し、前記第1の多結晶シリコン層と前記金属シリサイド
    層をエッチングし、 多結晶シリコン層と金属シリサイド層との積層構造から
    なるゲート電極と多結晶シリコン層の電極およびシリコ
    ン酸化層の層間絶縁層からなるキャパシタと多結晶シリ
    コン層単層からなる抵抗体とを形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成された酸化層上に第
    1の多結晶シリコン層を形成する工程と、 前記第1の多結晶シリコン層に対して不純物を拡散して
    該第1の多結晶シリコン層のシート抵抗値を30〜10
    00Ω/□の範囲内に制御する工程と、 該シート抵抗制御工程後の第1の多結晶シリコン層上に
    絶縁層を介してキャパシタの上部電極となる第2の多結
    晶シリコン層を形成する工程と、 前記第2の多結晶シリコン層をパターニングして、ユニ
    ットキャパシタの上部電極を形成する工程と、 該パターニングにより残された前記第2の多結晶シリコ
    ン層をマスクとして前記第1の多結晶シリコン層に対し
    てさらに不純物を拡散することにより、前記第2の多結
    晶シリコン層の下側の第1の多結晶シリコン層であって
    シート抵抗値の制御された第1の多結晶シリコン層を除
    いた他の部分の不純物濃度を上げる工程と、 前記第1の多結晶シリコン層をパターニングしてゲート
    およびユニットキャパシタの下部電極を形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に形成された酸化層上に第
    1の多結晶シリコン層を形成する工程と、 前記第1の多結晶シリコン層に対して不純物を拡散して
    該第1の多結晶シリコン層のシート抵抗値を30〜10
    00Ω/□の範囲内に制御する工程と、 前記第1の多結晶シリコン層に対してパターニングを施
    し、ゲートおよびキャパシタの下部電極を形成する工程
    と、 該パターニング工程によりパターニングされた前記第1
    の多結晶シリコン層上に層間絶縁層を形成した後に、該
    層間絶縁層上にキャパシタの上部電極となる第2の多結
    晶シリコン層を形成する工程と、 前記第2の多結晶シリコン層をパターニングする工程
    と、 該第2の多結晶シリコン層に対して不純物を拡散して前
    記第2の多結晶シリコン層の下側の第1の多結晶シリコ
    ン層であってシート抵抗値の制御された第1の多結晶シ
    リコン層を除いた他の部分の不純物濃度を上げる工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP14364393A 1992-06-15 1993-06-15 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP3290506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14364393A JP3290506B2 (ja) 1992-06-15 1993-06-15 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15533592 1992-06-15
JP3823393 1993-02-26
JP5-38233 1993-02-26
JP4-155335 1993-02-26
JP14364393A JP3290506B2 (ja) 1992-06-15 1993-06-15 半導体装置の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001124422A Division JP2001308192A (ja) 1992-06-15 2001-04-23 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06318673A true JPH06318673A (ja) 1994-11-15
JP3290506B2 JP3290506B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=27289745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14364393A Expired - Lifetime JP3290506B2 (ja) 1992-06-15 1993-06-15 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3290506B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215142B1 (en) 1997-12-29 2001-04-10 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Analog semiconductor device and method of fabricating the same
US6225658B1 (en) 1998-04-30 2001-05-01 Fujitsu Limited Semiconductor device manufacture method and semiconductor device comprising capacitor and MISFET
KR100331267B1 (ko) * 1999-06-23 2002-04-06 박종섭 반도체소자의 아날로그 캐패시터 형성방법
KR100418722B1 (ko) * 2001-07-09 2004-02-18 주식회사 하이닉스반도체 아날로그 소자의 제조 방법
KR100423533B1 (ko) * 2001-06-29 2004-03-18 주식회사 하이닉스반도체 아날로그 반도체 소자의 폴리 실리콘 저항 제조 방법
KR100486109B1 (ko) * 1998-09-18 2005-08-01 매그나칩 반도체 유한회사 아날로그 반도체소자의 제조방법
US7060584B1 (en) * 1999-07-12 2006-06-13 Zilog, Inc. Process to improve high performance capacitor properties in integrated MOS technology
JP2013254788A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215142B1 (en) 1997-12-29 2001-04-10 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Analog semiconductor device and method of fabricating the same
US6225658B1 (en) 1998-04-30 2001-05-01 Fujitsu Limited Semiconductor device manufacture method and semiconductor device comprising capacitor and MISFET
KR100486109B1 (ko) * 1998-09-18 2005-08-01 매그나칩 반도체 유한회사 아날로그 반도체소자의 제조방법
KR100331267B1 (ko) * 1999-06-23 2002-04-06 박종섭 반도체소자의 아날로그 캐패시터 형성방법
US7060584B1 (en) * 1999-07-12 2006-06-13 Zilog, Inc. Process to improve high performance capacitor properties in integrated MOS technology
KR100423533B1 (ko) * 2001-06-29 2004-03-18 주식회사 하이닉스반도체 아날로그 반도체 소자의 폴리 실리콘 저항 제조 방법
KR100418722B1 (ko) * 2001-07-09 2004-02-18 주식회사 하이닉스반도체 아날로그 소자의 제조 방법
JP2013254788A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3290506B2 (ja) 2002-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0143542B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
US5618749A (en) Method of forming a semiconductor device having a capacitor and a resistor
US5356826A (en) Method of manufacturing semiconductor device provided with capacitor and resistor
JPH0547979B2 (ja)
JPH03173480A (ja) 基板の上に横たわる多層導電ラインを有する半導体装置を製作するための方法
US8748988B2 (en) Semiconductor device having resistor formed of a polycrystalline silicon film
JP3290506B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08330511A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPS5826184B2 (ja) ゼツエンゲ−トデンカイコウカトランジスタノ セイゾウホウホウ
US5612236A (en) Method of forming a silicon semiconductor device using doping during deposition of polysilicon
JP3171673B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2001308192A (ja) 半導体装置
KR100228462B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH0567744A (ja) 半導体装置
JP2671607B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3173093B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH04266031A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0644631B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05291506A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2715448B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006080218A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JPH07183515A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH01200672A (ja) コプレーナ型トランジスタ及びその製造方法
JPH04336466A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06112477A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020222

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140322

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term