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JPH06316158A - 画像消去方法 - Google Patents

画像消去方法

Info

Publication number
JPH06316158A
JPH06316158A JP12810193A JP12810193A JPH06316158A JP H06316158 A JPH06316158 A JP H06316158A JP 12810193 A JP12810193 A JP 12810193A JP 12810193 A JP12810193 A JP 12810193A JP H06316158 A JPH06316158 A JP H06316158A
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JP
Japan
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image
erasing
heating
display medium
hot stamp
Prior art date
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Granted
Application number
JP12810193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3357998B2 (ja
Inventor
Tetsuya Amano
哲也 天野
Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Makoto Kawaguchi
誠 川口
Fumito Masubuchi
文人 増渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP12810193A priority Critical patent/JP3357998B2/ja
Publication of JPH06316158A publication Critical patent/JPH06316158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3357998B2 publication Critical patent/JP3357998B2/ja
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成及び消去を繰り返しても、画像形成
時の画像濃度が低下することなく、高コントラストを維
持することができる画像消去方法を提供する。 【構成】 支持体上に、加熱により画像の形成と消去が
可能な感熱記録層を設けた可逆性感熱記録材料から成る
表示媒体を加熱して画像を消去する画像消去方法におい
て、消去エネルギーを、該表示媒体の画像消去時の透明
化可能エネルギー範囲の中心値以上の高いエネルギー側
にして、接触押圧型、或いは非接触型加熱手段により加
熱し、画像消去を行なうことを特徴とする画像消去方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録層の加熱により画
像の形成消去を繰り返して行なうことのできる可逆性感
熱記録媒体を用いた表示媒体の画像消去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一時的な画像形成が行なえ、不要
となった時にはその画像の消去ができるようにした可逆
性感熱記録媒体が注目されている。その代表的なものと
しては、ガラス転移温度(Tg)が50〜60℃から8
0℃未満である低ガラス転移温度の塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体のような樹脂母材中に高級脂肪酸のような
有機低分子物質を分散した可逆性感熱記録媒体が知られ
ている(特開昭54−119377号、特開昭55−1
54198号などの公報)。
【0003】この可逆性感熱記録媒体は、サーマルヘッ
ド等の発熱体で画像形成及び消去を複数回繰り返す間に
記録層に歪が発生し、画像形成時の画像濃度が低下し、
コントラストが低下してしまうという欠点があり、未だ
に解消されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解消し、サーマルヘッド等の発熱体で画像形成及び消
去を何回繰り返しても、画像形成時の画像濃度が低下す
ることなく、高コントラストを維持することのできる画
像消去方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
上に、樹脂母材及び該樹脂母材中に分散させた有機低分
子物質を主成分とし、加熱により画像の形成と消去が可
能な感熱記録層を設けた可逆性感熱記録材料から成る表
示媒体を加熱して画像を消去する画像消去方法におい
て、消去エネルギーを、該表示媒体の画像消去時の透明
化可能エネルギー範囲の中心値以上の高エネルギー側に
して加熱し画像消去を行なうことを特徴とする画像消去
方法が提供される。また、特に前記表示媒体の画像消去
のための加熱手段としてホットスタンプを用い、その際
に加熱時間を0.1秒以上とすること、或いは0.1K
g/cm2以上の圧力下に加熱すること、或いは該ホッ
トスタンプの金属表面に高分子有機化合物からなる緩衛
材を配したことをそれぞれ特徴とする前記画像消去方法
が提供される。更にまた、前記表示媒体の画像消去のた
めの加熱手段として、非溶融型手段を用いることを特徴
とする前記画像消去方法が提供され、その際に、特に加
熱時間を2.0秒以上とすることを特徴とする前記画像
消去方法が提供される。
【0006】本発明者等は、該可逆性記録媒体への画像
の形成及び消去の繰り返し使用により発生する画像濃度
の低下の原因について、そのメカニズムを解析、検討し
た。その結果、サーマルヘッド等の発熱体を該記録媒体
表面に押圧して画像形成を行なう場合には、次の様な現
象が認められた。樹脂母材中に有機低分子物質を分散さ
せた記録層を有する可逆性記録媒体に於て、発熱体で画
像形成及び消去をする際にエネルギーの印加前又は繰り
返し回数が少ない時には記録層を構成する材料の存在状
態が変化するような歪みがなく、図1(a)に示す様に
樹脂母材中に有機低分子物質粒子が均一に分散された状
態になっている。ところで画像形成の際、記録媒体に画
像形成手段を押圧しながら相対的に移動させると、記録
層内部に応力がかかる。そして同方向のエネルギー印加
が繰り返されるうちに、この応力が主たる原因となって
図1(b)に示す様にエネルギー印加方向への記録層内
部に歪みが発生し、それにより有機低分子物質粒子が変
形した状態となる。そしてさらにエネルギー印加を同方
向に繰り返すうちに歪みが進行し、図1(c)に示す様
に変形した有機低分子物質粒子どうしの凝集が始まり、
最終的には図1(d)に示す様に凝集粒子どうしが再凝
集をして、有機低分子物質粒子が極大化した状態となっ
てしまう。このような状態になると、画像の形成がほと
んど不可能となり、所謂劣化状態となる。これらの現象
が、該可逆性記録媒体への画像の形成及び消去の繰返し
後の画像濃度が低下する原因に関係していると考えられ
る。
【0007】本発明者等は、上記の様な歪を回復し劣化
を防止する方法を検討したところ、該可逆性記録媒体に
於て、サーマルヘッド等発熱体の画像形成手段で画像形
成をする際に、サーマルヘッド等の熱及び圧力等のエネ
ルギー印加をして画像形成を繰り返し行ない、図2
(a)に示す様に樹脂母材中に有機低分子物質粒子が均
一に分散された状態から、図2(b)に示す様に樹脂に
ズレが生じ有機低分子物質粒子が少し変形し、即ち記録
層に歪が生じても、図2(c)に示す様に画像消去手段
により別方向からの応力と同時に前記した透明化可能エ
ネルギー範囲の中心値以上の高エネルギー側にして加熱
することにより、歪みが元に戻されるため変形した粒子
が初期の形状に戻り、そのため粒子どうしの凝集や極大
化が発生しにくく、画像の形成及び消去の繰返し後の画
像濃度が低下することがなく、高コントラストを維持で
きることが認められた。そして更に、画像消去手段とし
てホットスタンプを用い、前記した透明化可能エネルギ
ー範囲の中心値以上の高エネルギー側にして加熱する場
合において、その加熱時間を0.1秒以上にして、或い
は0.1Kg/cm2以上の圧力で押圧し同時に加熱す
ることにより、更にホットスタンプの金属表面に高分子
有機化合物からなる緩衛材を配することにより、前記効
果が更に向上することが認められた。
【0008】更に、記録媒体と画像形成手段とを相対的
に移動させて画像を形成する前又は後に、画像消去手段
として非接触型加熱手段により前記した透明化可能エネ
ルギー範囲の中心値以上の高エネルギー側にして加熱す
ることによっても同様の効果があることが認められた。
そして、この際に加熱時間を2.0秒以上とすることに
より、前記効果が更に向上することが認められた。
【0009】本発明はこうした知見に基づいてなされた
ものである。以下に本発明方法を更に詳細に説明する。
本発明における可逆性感熱記録媒体とは、温度変化によ
って目に見える変化を可逆的に起こす材料である。目に
見える変化は色調の変化と形状の変化に分けられるが、
本発明では主に色調の変化を起こす材料を使用する。色
調の変化には、透過率、反射率、吸収波長、散乱度など
の変化があり、実際の可逆性感熱記録媒体はこれらの変
化を組合わせて表示を行なっている。より具体的には、 (イ)透明状態と白濁状態が可逆的に変化する材料。 (ロ)染料等の色彩が可逆的に変化する材料。 という2種類の系統に現状では分類できる。(イ)とし
ては従来の技術でも述べたように、ポリエステル等の樹
脂母材中に高級アルコール、高級脂肪酸等の有機低分子
物質を分散し、必要に応じて助剤を添加した記録層を設
けたものが代表例として挙げられ、また(ロ)としては
従来のロイコ系感熱記録材料の可逆性を増強したもの
(例:日野好弘、渡辺二囲 Japan Hardcopy'90論文
集、P147)などがある。
【0010】以下、前記(イ)の記録媒体を中心にし
て、本発明を説明する。前記(イ)の可逆性感熱記録媒
体は、例えば、前記のごとき温度による透明度変化(透
明状態、白濁不透明状態)を利用しており、この透明状
態と白濁不透明状態との違いは次のように推測される。
すなわち、(i)透明の場合には樹脂母材中に分散された
有機低分子物質の粒子は有機低分子物質の大きな粒子で
構成されており、片側から入射した光は散乱されること
無く反対側に透過するため透明に見えること、また、
(ii)白濁の場合には有機低分子物質の粒子は有機低分
子物質の微細な結晶が集合した多結晶で構成され、個々
の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向いているため片側
から入射した光は有機低分子物質粒子の結晶の界面で何
度も屈折し、散乱されるため白く見えること、等に由来
している。
【0011】図3(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT
0以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度T2
に加熱すると透明になり、この状態で再びT0以下の常
温に戻しても透明のままである。これは温度T2からT0
以下に至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多
結晶から単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。
更にT3以上の温度に加熱すると、最大透明度と最大不
透明度との中間の半透明状態になる。次に、この温度を
下げて行くと、再び透明状態をとることなく最初の白濁
不透明状態に戻る。これは温度T3以上で有機低分子物
質が溶融後、冷却されることにより多結晶が析出するた
めであると考えられる。なお、この不透明状態のものを
1〜T2間の温度に加熱した後、常温即ちT0以下の温
度に冷却した場合には透明と不透明との中間の状態をと
ることができる。また、前記常温で透明になったものも
再びT3以上の温度に加熱した後常温に戻せば、再び白
濁不透明状態に戻る。即ち、常温で不透明及び透明の両
形態並びにその中間状態をとることができる。
【0012】従って、熱を選択的に与えることにより記
録層を選択的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透
明画像を形成することができ、その変化は何回も繰り返
することが可能である。そして、このような記録層の背
面に着色シートを配置すれば、白地に着色シートの色の
画像または着色シートの色の地に白地の画像を形成する
ことができる。また、OHP(オーバーヘッドプロジェ
クター)などで投影すれば、白濁部は暗部になり、透明
部は光が透過しスクリーン上では明部となる。
【0013】記録層の厚さは1〜30μmが好ましく、
2〜20μmがさらに好ましい。記録層が厚すぎると層
内での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難と
なる。また、記録層が薄すぎると白濁度が低下しコント
ラストが低くなる。なお、記録層中の脂肪酸の量を増加
させると白濁度を増すことができる。
【0014】本発明で用いられる(イ)の可逆性感熱記
録媒体を作るには例えば下記の方法により支持部材上に
皮膜として形成するかあるいはシート状として成形する
ことができる。 1)樹脂母材及び有機低分子物質を溶媒中に溶解し、こ
れを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜あるいは
シート状とする方法。 2)樹脂母材のみを溶解させる溶媒に、樹脂母材を溶解
させ、その中に有機低分子物質を種々の方法で粉砕又は
分散し、これを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮
膜あるいはシート状とする方法。 3)溶媒を用いず、樹脂母材と有機低分子物質を加熱溶
融、混合し、これを皮膜あるいはシート状に成形して冷
却する方法。 記録層又は感熱記録媒体作成用溶剤としては、樹脂母材
及び有機低分子物質の種類によって種々選択できるが、
例えばテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩化炭素、エタ
ノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられる。なお、分
散液を使用した場合はもちろんであるが、溶液を使用し
た場合も得られる記録層中では有機低分子物質は微粒子
として析出し、分散状態で存在する。
【0015】本発明において、可逆性感熱記録媒体の記
録層の樹脂母材に用いられる樹脂は皮膜またはシートを
形成することができ透明性が良く、機械的に安定な樹脂
が好ましい。このような樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリレ
ート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデ
ン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリアクリ
レート又はポリメタクリレート或いはアクリレート−メ
タクリレート共重合体;シリコーン樹脂等が挙げられ
る。これらは単独で或いは2種以上混合して使用され
る。
【0016】一方、有機低分子物質としては記録層中で
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図3に示し
た温度T1〜T3の範囲で変化するもの)であればよく、
一般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程
度のものが使用される。このような有機低分子物質とし
てはアルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカ
ノールまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミ
ン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカ
ン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアル
カン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不
飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、ア
ミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂
肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;アリルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド
又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸または
それらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオア
ルコール;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミ
ンまたはアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸
エステル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上
混合して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜
60、好ましくは10〜38、特に10〜30が好まし
い。エステル中のアルコール基部分は飽和していてもよ
く、飽和していなくてもよく、またハロゲン置換されて
いてもよい。いずれにしても有機低分子物質は分子中に
酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少くとも1種、例えば
−OH、−COOH、−CONH、−COOR、−N
H、−NH2、−S−、−S−S−、−O−、ハロゲン
等を含む化合物であることが好ましい。
【0017】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル;C1633−O−C1633 , C1633−S−
1633 ,C1837−S−C1837 , C1225
S−C1225 ,C1939−S−C1939 , C12
25−S−S−C1225 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ペンタデカン酸、
ノナデカン酸、アラキン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、
リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸が好ま
しく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好ましい。
【0018】なお、記録層中の有機低分子物質と樹脂母
材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好まし
く、1:2〜1:8が更に好ましい。樹脂母材の比率が
これ以下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持
した膜に形成することが困難となり、またこれ以上にな
ると、有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困
難になる。記録層の厚みは1〜30μmが好ましく、2
〜20μmがさらに好ましい。記録層が厚すぎると層内
での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難とな
る。また、記録層が薄すぎると白濁度が低下しコントラ
ストが低くなる。更に、感熱層中の有機低分子物質の量
を増加させると白濁度を増すことができる。
【0019】記録層には以上の成分の他に、透明画像の
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤等の
添加物を添加することができる。これらの添加物の具体
例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−
エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレ
ジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、ア
ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2
−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラ
ート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセ
チルクエン酸トリブチル。
【0020】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa、Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オルゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト〜アミン含有モノマー共重合体;スチレン〜無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン〜無水マレイン酸共重合
体。
【0021】この(イ)の記録媒体に形成される画像を
反射画像として用いる場合には、記録層の背面に光を反
射する層を設けるのが望ましい。また、反射層があると
記録層の厚みを薄くとてもコントラストを上げることが
できる。具体的にはAl、Ni、Sn等を蒸着すること
が挙げられる(特開昭64−14079号公報に記
載)。
【0022】また、記録層には記録層を保護するために
保護層を設けることができる。保護層(厚さ0.1〜1
0μm)の材料としては、シリコーン系ゴム、シリコー
ン樹脂(特開昭63−221087号公報に記載)、ポ
リシロキサングラフトポリマー(特願昭62−1525
50号に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂
(特願昭63−310600号に記載)等が挙げられ
る。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶
剤は、記録層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しに
くいほうが望ましい。記録層の樹脂及び有機低分子物質
を溶解しにくい溶剤としてn−ヘキサン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が
挙げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面から望ま
しい。
【0023】また、保護層形成液の溶剤やモノマー成分
等から記録層を保護するために、保護層と記録層との間
に中間層を設けることができる。(特開平1−1337
81号公報に記載)。中間層の材料としては記録層中の
樹脂母材として挙げたものの他に下記のような熱硬化性
樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽和ポ
リエステル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げら
れる。中間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好まし
い。
【0024】更に、磁気記録層を設け、カードとして用
いることも可能である(実開平2−3876号参照)。
【0025】また本発明において画像表示を行なうため
の感熱記録画像表示装置としては多種多様なものが挙げ
られるがその代表的なものは、可逆性記録媒体に画像形
成・消去を行なうための画像形成手段と画像消去手段が
同一の発熱体、例えばサーマルヘッドで、サーマルヘッ
ドに印加するエネルギーを変化させることにより画像処
理を行なうことができる感熱記録画像表示装置、または
画像形成手段がサーマルヘッドであり、画像消去手段が
サーマルヘッド、ホットスタンプ、ヒートローラー、ヒ
ートブロック等の発熱体を接着させる接触押圧型手段
か、あるいは温風や赤外線などを用いた非接触型手段の
うち一つから選択される感熱記録画像表示装置がある。
具体的には、例えば図4(a)、(b)、(c)及び
(d)の様な感熱記録消去装置を挙げることができる。
【0026】図4(a)は、静止させた可逆性感熱記録
媒体1にホットスタンプ2を押し当てて透明化を行なう
接触押圧型加熱装置の概略である。図中、3はステンプ
台を示している。画像消去手段としてホットスタンプを
用いる場合においての加熱時間は少なくとも0.1秒以
上であり、好ましくは0.3秒以上であり、更に好まし
くは1.0秒以上である。また加圧圧力は、少なくと藻
0.1Kg/cm2、好ましくは0.3Kg/cm2以上
であり、さらに1.0Kg/cm2以上が好ましい。こ
のような条件で加熱することによりホットスタンプから
表示媒体への熱伝達が均一になり前記した記録層の歪み
を解消する効果が大となり、また表示媒体の熱分布が均
一となるため、良好な透明状態を得ることができる。
【0027】またホットスタンプの金属表面には緩衝材
を配することが好ましく、該緩衝材の厚みは好ましくは
0.2〜2mmであり、更に好ましくは0.2〜1.0
mmである。本発明のホットスタンプに用いる高分子有
機化合物からなる緩衝材の具体例は次の通りである。緩
衛材の材料および構造としては、材料自身が弾性を示す
いわゆるゴム状物質を主として板状の形態で使用するほ
かに、金属やセラミックなどの熱伝導性が高くて固い材
料でもスポンジやスチールウール、スプリングなどの弾
性変形しやすい形態にして使用することができる。スポ
ンジ状の形態にして使用することができる。スポンジ状
の形態にするとスポンジの中の空気が熱の伝導を妨げる
ので、空気の代わりに熱伝導性の高い流体をスポンジに
詰めることも有効である。また、スポンジ状の形態では
緩衛材の表面が不均一になるので、表面にビニールシー
トの様な軟らかい材料の薄い膜を配することも有効であ
る。
【0028】ゴム状弾性を示す材料としては、大きく天
然ゴムと合成ゴムに分かれ、合成ゴムはさらにジエン系
ゴムとしてポリイソプレンやポリブタジエンおよびそれ
らと他のビニル化合物との共重合体などがあり、またブ
チルゴムやエチレン−プロピレンゴムなどのオレフィン
系ゴム、ポリウレタン系ゴム、シリコンゴム、商品名バ
イトンなどで知られる弗素ゴム、などがある。なかでも
耐熱性や熱伝導性の高さから、シリコンゴムや弗素ゴム
が緩衝材の材料として優れている。また、熱伝導性を高
めるためにシリカ等の熱伝導性の高い材料をゴム状物質
に充填するのも有効である。このような緩衝材の硬度は
スプリングかたさHsで75以下であるが、好ましくは
25〜75の範囲が良く、更に好ましくは25〜50の
範囲が良い。ここで、該緩衛材の硬度とはJIS K6
301−1971のスプリング式かたさ試験(A形)に
準じて、試験機として高分子計器(株)製ASKERA
型ゴム硬度計を使用して、緩衛材となる試験片に試験機
の加圧面を接触させて測定した値である。すなわちこの
硬度とは該緩衛材を該消去加熱手段に配した状態で測定
した値ではなく、緩衛材自体を試験片として測定したも
のである。
【0029】図4(b)は、ヒートローラー4によって
透明化を行なう接触型加熱装置の概略である。図中、5
はアイドルローラーを示している。この装置では、ヒー
トローラー4及びアイドルローラー5は等しい周速で回
転しており、これらの間に可逆性感熱記録媒体1が狭持
されながら移動せしめられる。図4(c)は、ドライヤ
ー6からの温風によって透明化を行なう非接触型感熱装
置の概略であり、図中、7は送りローラーを表わしてい
る。非溶融型感熱手段を用いる場合においては、加熱時
間は少なくとも2.0秒、好ましくは4.0秒以上であ
る。図4(d)は、ヒートブロック8によって透明化を
行なう接触押圧型加熱装置の概略である。図中、7は送
りローラーを表わしている。またこの図4中に挙げてい
ないが、図5に挙げているように画像消去装置としてサ
ーマルヘッドを用いることができることはもちろんであ
る。
【0030】以上のように、前記した記録層の歪みを解
消する方法は、接触押圧型消去方法か、非接触型消去方
法の2つの方法に大別できる。先ず、接触押圧型消去方
法により歪みを解消するメカニズムは以下の通りであ
る。前記したように、透明化可能エネルギー範囲の中心
値以上の高エネルギー側にして、加熱と加圧を同時に行
なうことにより、ズレ応力により生じた歪みを解消する
ために、加熱により樹脂を軟化させると共に加圧により
応力が加わるためズレ応力解消の効果はより一層優れた
ものとなる。即ちこのような条件で加熱すると、可逆性
感熱記録媒体の樹脂母材中に分散されている有機低分子
物質は溶融状態になり、まわりの樹脂母材も軟化点以上
の温度にあるので非常に柔らかくなり、このような状態
をとうして、有機低分子物質と樹脂母材との間で働く界
面張力によって有機低分子物質の粒子は元の球形に戻
り、ズレ応力により生じた歪みは解消され、さらにこれ
と同時に加圧により応力が加わることにより、ズレ応力
解消の効果が優れたものとなると考えられる。
【0031】また、この加熱エネルギーについて、前記
した透明化可能エネルギー範囲においては、上記の様に
樹脂母材は軟化点以上の温度にあるため非常に柔らかく
なっていることが予想されるが、この様な状態におい
て、加熱エネルギーを透明化エネルギー範囲の中心値以
上の高エネルギー側にすることにより、樹脂母材の軟化
がより進むため、前記した記録層の歪みを解消する効果
がより一層高まるため、本発明方法により、画像の繰り
返し耐久性が向上すると予想される。
【0032】また次に、非接触型消去方法によるメカニ
ズムは以下のとおりである。即ち、可逆性感熱記録媒体
は、その初期状態では樹脂母材中にほぼ球形の有機低分
子物質の粒子が分散されている。ところが、サーマルヘ
ッドによる画像形成で可逆性記録媒体が変化したとき、
有機低分子物質の粒子も変形していびつな形になる。こ
こで可逆性感熱記録媒体を前記したエネルギー領域で加
熱したとき、可逆性感熱記録媒体の樹脂母材中に分散さ
れている有機低分子物質は溶融状態になる。まわりの樹
脂母材も軟化点以上の温度にあるので非常に柔らかい。
このような状態をとうして、有機低分子物質と樹脂母材
との間で働く界面張力によって、有機低分子物質の粒子
は元の球形に戻るものと推察される。この場合の加熱エ
ネルギーについても、前記した接触押圧型消去方法の場
合と同様のことが予想される。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳しく
説明する。ここでの部及び%はいずれも重量基準であ
る。 実施例1 (可逆性感熱記録媒体の作製)約188μm厚のポリエ
ステルフィルム上にA1蒸着層を約400Å厚となるよ
うに真空蒸着して光反射層を設けた。さらにその上に ステアリン酸 5部 エイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20) 5部 フタル酸ジイソデシル 2部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 25部 (電気化学工業社製、#1000MT) THF 150部 トルエン 15部 よりなる溶液を塗布し、加熱乾燥して約5μm厚の記録
層(可逆性感熱記録層)を設けた。さらに、その上に ポリアミド樹脂(東レ社製:CM8000) 10部 メタノール 90部 よりなる溶液を塗布し、加熱乾燥して約1μm厚の中間
層を設けた。さらに、その上に ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸ブチル溶液 (大日本インキ化学社製、ユニディックC7−157) 10部 トルエン 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後、8
0w/cmの紫外線ランプで硬化させ、約2μm厚の保
護層を設けて可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0034】(透明化温度範囲の測定)このようにして
得られた実施例1の可逆性感熱記録材料について次の様
に透明化温度範囲、巾を測定した。まず前記実施例1に
より得られた記録材料は透明状態であった。この記録材
料を120℃の恒温槽で1分間加熱した後、室温まで冷
却して白濁不透明状態にした。次にこの記録材料を図4
(a)のホットスタンプを用いて60℃〜120℃まで
2℃きざみで加圧圧力1Kg/cm2で1.0sec加
熱後、室温まで冷却して、これをマクベス反射濃度計
(RD−914)で反射濃度測定を行なった。この際反
射濃度が1.2を越えた時の温度を透明化温度とし、そ
の範囲と巾を測定した。その結果を表1に示す。
【表1】 ここで図4(a)のホットスタンプ2にはAlブロック
を用い、またこの金属熱板表面にスプリングかたさHs
で45のシリコンゴムを厚さ0.2mmで貼着させた緩
衝材を用いたものを使用した。
【0035】(耐久性試験)また、実施例1の可逆性感
熱記録媒体を用いて次の様に画像形成・消去の繰り返し
耐久性試験を行なった。画像形成装置として、八城電気
社製サーマルヘッド印字試験装置を用い、サーマルヘッ
ドは(株)リコー社製の8ドット/mmのサーマルヘッ
ドを用い、パルス巾1ms,印加電圧25.0Vの条件
で白濁画像形成を行ない、また画像消去は透明化温度範
囲を測定したホットスタンプを用い画像消去条件を消去
温度87.5(中心値)、印加圧力1Kg/cm2、印
加時間1.0secに設定して画像消去を行なった。前
記白濁画像形成・消去を1回ずつ行なうことを1サイク
ルと考えて、合計100サイクルになるまで同じ条件で
繰り返し、耐久性試験を行なった。繰り返し耐久性試験
での白濁画像濃度について、1サイクル目と100サイ
クル目のそれぞれの白濁濃度をマクベス反射濃度計(R
D914)で測定した。その結果を表2に示す。
【0036】実施例2 実施例1と同様の可逆性感熱記録媒体を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度93℃に変更した
以外は実施例1と同様にして繰り返し耐久性試験を行な
った。結果を表2に示す。
【0037】実施例3 実施例1と同様の可逆性感熱記録材料を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度101℃(上限
値)に変更した以外は実施例1と同様にして繰り返し耐
久性試験を行なった。結果を表2に示す。
【0038】実施例4 実施例1と同様の可逆性感熱記録材料を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度101℃、印加時
間0.5秒に変更した以外は実施例1と同様にして耐久
性試験を行った。結果を表2に示す。
【0039】実施例5 実施例1と同様の可逆性感熱記録材料を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度101℃、印加時
間0.2秒に変更した以外は実施例1と同様にして耐久
性試験を行った。結果を表2示す。
【0040】実施例6 実施例1と同様の可逆性感熱記録材料を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、印加圧力0.3Kg/cm
2に変更した以外は実施例1と同様にして耐久性試験を
行った。結果を表2に示す。
【0041】実施例7 実施例1と同様の可逆性感熱記録媒体を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度101℃、印加圧
力0.3Kg/cm2に変更した以外は耐久性試験を行
った。その結果を表2に示す。
【0042】比較例1 実施例1と同様の可逆性感熱記録媒体を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度74℃(下限値)
に変更した以外は実施例1と同様にして耐久性試験を行
なった。その結果を表2に示す。
【0043】比較例2 実施例1と同様の可逆性感熱記録媒体を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度74℃、印加時間
10秒に変更した以外は実施例1と同様にして繰り返し
耐久性試験を行った。その結果を表2に示す。
【0044】比較例3 実施例1と同様の可逆性感熱記録媒体を用いて、ホット
スタンプの画像消去条件を、消去温度74℃、印加圧力
0.3Kg/cm2に変更した以外は実施例1と同様に
して繰り返し耐久性試験を行った。その結果を表2に示
す。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】実施例及び比較例の記載から明らかなよ
うに、本発明の方法によれば画像形成及び消去を繰り返
しても白濁画像劣化が少なく、またコントラスト変化に
ついても少なく、繰り返し耐久性の向上した記録画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は従来の画像表示における発熱
体による可逆性感熱記録媒体の感熱層の影響を表わした
図。
【図2】(a)〜(c)は本発明の方法における発熱体
による可逆性感熱記録媒体の感熱層の影響を表わした
図。(d)は発熱体と記録媒体との接触面に発生したズ
レ応力により生じた歪みを解消するために加える応力の
方向を表わした図。
【図3】本発明に係る可逆性感熱記録媒体の熱による透
明度の変化を表わした図。
【図4】感熱記録画像表示装置における、画像消去手段
の種々の具体例。
【符号の説明】
1…可逆性感熱記録媒体 2…ホットスタンプ 3…スタンプ台 4…ヒートローラー 5…アイドルローラー 6…ドライヤー 7…送りローラー 8…ヒートブロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8305−2H B41M 5/26 102 (72)発明者 増渕 文人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、樹脂母材及び該樹脂母材中
    に分散させた有機低分子物質を主成分とし、加熱により
    画像の形成と消去が可能な感熱記録層を設けた可逆性感
    熱記録材料から成る表示媒体を加熱して画像を消去する
    画像消去方法において、消去エネルギーを、該表示媒体
    の画像消去時の透明化可能エネルギー範囲の中心値以上
    の高エネルギー側にして加熱し画像消去を行なうことを
    特徴とする画像消去方法。
  2. 【請求項2】 前記表示媒体の画像消去のための加熱手
    段としてホットスタンプを用い、加熱時間を0.1秒以
    上とすることを特徴とする請求項1記載の画像消去方
    法。
  3. 【請求項3】 前記表示媒体の画像消去のための加熱手
    段としてホットスタンプを用い、0.1Kg/cm2
    上の圧力下に加熱することを特徴とする請求項1記載の
    画像消去方法。
  4. 【請求項4】 前記表示媒体の画像消去のための加熱手
    段としてホットスタンプを用い、該ホットスタンプの金
    属表面に高分子有機化合物からなる緩衛材を配したこと
    を特徴とする請求項1記載の画像消去方法。
  5. 【請求項5】 前記表示媒体の画像消去のための加熱手
    段として、非溶融型手段を用いることを特徴とする請求
    項1記載の画像消去方法。
  6. 【請求項6】 加熱時間を2.0秒以上とすることを特
    徴とする請求項5記載の画像消去方法。
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