JPH06311834A - 魚釣用リール - Google Patents
魚釣用リールInfo
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- JPH06311834A JPH06311834A JP10138293A JP10138293A JPH06311834A JP H06311834 A JPH06311834 A JP H06311834A JP 10138293 A JP10138293 A JP 10138293A JP 10138293 A JP10138293 A JP 10138293A JP H06311834 A JPH06311834 A JP H06311834A
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- Japan
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- spool
- fishing line
- clutch
- fishing
- tackle
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 16
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 1
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- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 4
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、魚釣用リールに関し、底位置を確
実に狙った釣糸の繰出しが可能な魚釣用リールを提供す
ることを目的とする。 【構成】 リール本体に回転自在に支持したスプールか
ら繰り出される釣糸の繰出し速度を計測する計測手段
と、仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の
繰出し速度を記憶する記憶手段と、釣糸繰出し時のスプ
ールの回転を停止させる停止手段と、記憶手段に記憶さ
れた釣糸の所定の繰出し速度と計測手段で計測された釣
糸の繰出し速度の実測値とを比較し、実測値が記憶手段
に記憶された所定値と一致したとき、上記停止手段に駆
動指令を送出してスプールの回転を停止する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
実に狙った釣糸の繰出しが可能な魚釣用リールを提供す
ることを目的とする。 【構成】 リール本体に回転自在に支持したスプールか
ら繰り出される釣糸の繰出し速度を計測する計測手段
と、仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の
繰出し速度を記憶する記憶手段と、釣糸繰出し時のスプ
ールの回転を停止させる停止手段と、記憶手段に記憶さ
れた釣糸の所定の繰出し速度と計測手段で計測された釣
糸の繰出し速度の実測値とを比較し、実測値が記憶手段
に記憶された所定値と一致したとき、上記停止手段に駆
動指令を送出してスプールの回転を停止する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣糸の自動繰出し停止
装置を備えた魚釣用リールの改良に関する。
装置を備えた魚釣用リールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用リールの多くは、釣果の向
上を図るためにスプールからの釣糸の繰出量やスプール
への巻取量を測定する糸長計測装置を内蔵して、魚のい
る棚に正確に仕掛けを下ろすことができるようになって
いる。
上を図るためにスプールからの釣糸の繰出量やスプール
への巻取量を測定する糸長計測装置を内蔵して、魚のい
る棚に正確に仕掛けを下ろすことができるようになって
いる。
【0003】そして、昨今では、特開平2−15022
8号公報や特開平4−23934号公報等に開示される
ように、スプールを巻取り状態とスプールフリー状態に
切り換えるクラッチ機構にソレノイドやモータ等のアク
チュエータを連結して、予め設定された棚位置に仕掛け
が達すると、アクチュエータでクラッチ機構をスプール
フリー状態から巻取り状態に復帰させて釣糸の繰出しを
自動的に停止させる魚釣用リールが知られている。
8号公報や特開平4−23934号公報等に開示される
ように、スプールを巻取り状態とスプールフリー状態に
切り換えるクラッチ機構にソレノイドやモータ等のアク
チュエータを連結して、予め設定された棚位置に仕掛け
が達すると、アクチュエータでクラッチ機構をスプール
フリー状態から巻取り状態に復帰させて釣糸の繰出しを
自動的に停止させる魚釣用リールが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、このように予
め設定された棚位置に仕掛けが達したときに、釣糸の繰
出しを自動的に停止する魚釣用リールは、海底等の水底
が平らで前回の釣りと同一の魚層で釣りを行う場合には
何ら問題はない。
め設定された棚位置に仕掛けが達したときに、釣糸の繰
出しを自動的に停止する魚釣用リールは、海底等の水底
が平らで前回の釣りと同一の魚層で釣りを行う場合には
何ら問題はない。
【0005】ところが、海底は起伏に富み、又、魚は底
を泳ぐ習性があるにも拘らず、従来の魚釣用リールでは
様々な海底状況に対応した棚取り操作を適確に行うこと
ができず、然も、底を確実に狙うには、毎回、底からの
距離を正確に計り、そして、着底を正確に判断して釣糸
の繰出しを停止させなければならないが、従来、底取り
を正確に行うことができず釣果を向上できないのが実情
であった。
を泳ぐ習性があるにも拘らず、従来の魚釣用リールでは
様々な海底状況に対応した棚取り操作を適確に行うこと
ができず、然も、底を確実に狙うには、毎回、底からの
距離を正確に計り、そして、着底を正確に判断して釣糸
の繰出しを停止させなければならないが、従来、底取り
を正確に行うことができず釣果を向上できないのが実情
であった。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、底位置を確実に狙った釣糸の繰出しが可能な魚釣用
リールを提供することを目的とする。
で、底位置を確実に狙った釣糸の繰出しが可能な魚釣用
リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る魚釣用リールは、リール本体に回転
自在に支持したスプールから繰り出される釣糸の繰出し
速度を計測する計測手段と、仕掛けが水底に到達したと
見なす仕掛け毎の釣糸の繰出し速度を記憶する記憶手段
と、釣糸繰出し時のスプールの回転を停止させる停止手
段と、記憶手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と
計測手段で計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比
較し、実測値が記憶手段に記憶された所定値と一致した
とき、上記停止手段に駆動指令を送出してスプールの回
転を停止する制御手段とを備えたものである。
め、請求項1に係る魚釣用リールは、リール本体に回転
自在に支持したスプールから繰り出される釣糸の繰出し
速度を計測する計測手段と、仕掛けが水底に到達したと
見なす仕掛け毎の釣糸の繰出し速度を記憶する記憶手段
と、釣糸繰出し時のスプールの回転を停止させる停止手
段と、記憶手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と
計測手段で計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比
較し、実測値が記憶手段に記憶された所定値と一致した
とき、上記停止手段に駆動指令を送出してスプールの回
転を停止する制御手段とを備えたものである。
【0008】そして、請求項2に係る魚釣用リールは、
リール本体に回転自在に支持したスプールから繰り出さ
れる釣糸の繰出し速度を計測する計測手段と、仕掛けが
水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の繰出し速度を
記憶する記憶手段と、スプールをスプールフリー状態と
巻取り状態とに切り換えるクラッチ機構と、当該クラッ
チ機構に連結され、スプールフリー状態にあるクラッチ
機構を巻取り状態に復帰させるアクチュエータと、記憶
手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と計測手段で
計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比較し、実測
値が記憶手段に記憶された所定値と一致したとき、上記
アクチュエータに駆動指令を送出してスプールフリー状
態にあるクラッチ機構を巻取り状態に復帰させる制御手
段とを備えたことを特徴とする。
リール本体に回転自在に支持したスプールから繰り出さ
れる釣糸の繰出し速度を計測する計測手段と、仕掛けが
水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の繰出し速度を
記憶する記憶手段と、スプールをスプールフリー状態と
巻取り状態とに切り換えるクラッチ機構と、当該クラッ
チ機構に連結され、スプールフリー状態にあるクラッチ
機構を巻取り状態に復帰させるアクチュエータと、記憶
手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と計測手段で
計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比較し、実測
値が記憶手段に記憶された所定値と一致したとき、上記
アクチュエータに駆動指令を送出してスプールフリー状
態にあるクラッチ機構を巻取り状態に復帰させる制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係る魚釣用リールによれば、記憶手
段に記憶された所定値と計測手段で計測した釣糸の繰出
し速度の実測値とを制御手段が比較し、実測値が当該所
定値と一致したとき、仕掛けが水底に着底したとして制
御手段は停止手段に駆動指令を送出してスプールの回転
を自動的に停止させる。
段に記憶された所定値と計測手段で計測した釣糸の繰出
し速度の実測値とを制御手段が比較し、実測値が当該所
定値と一致したとき、仕掛けが水底に着底したとして制
御手段は停止手段に駆動指令を送出してスプールの回転
を自動的に停止させる。
【0010】そして、請求項2に係る魚釣用リールによ
れば、実測値が記憶手段の所定値と一致したとき、仕掛
けが水底に着底したとして制御手段はアクチュエータに
駆動指令を送出してスプールフリー状態にあるクラッチ
機構を巻取り状態に復帰させて、スプールの回転を自動
的に停止させる。
れば、実測値が記憶手段の所定値と一致したとき、仕掛
けが水底に着底したとして制御手段はアクチュエータに
駆動指令を送出してスプールフリー状態にあるクラッチ
機構を巻取り状態に復帰させて、スプールの回転を自動
的に停止させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例に係る魚釣用リール
の一部切欠き平面図を示し、図に於て、1はリール本
体、3,5はリール本体1の左右に固着した側板、7は
釣糸9を巻回したスプールで、当該スプール7は、その
一端が図示しないブラケットを介してリール本体1に回
転可能に支持され、又、他端はこれに固定したブラケッ
ト11と、リール本体1に取り付けたセットプレート1
3の軸受15とによって回転自在に支持されている。
説明する。図1は本発明の一実施例に係る魚釣用リール
の一部切欠き平面図を示し、図に於て、1はリール本
体、3,5はリール本体1の左右に固着した側板、7は
釣糸9を巻回したスプールで、当該スプール7は、その
一端が図示しないブラケットを介してリール本体1に回
転可能に支持され、又、他端はこれに固定したブラケッ
ト11と、リール本体1に取り付けたセットプレート1
3の軸受15とによって回転自在に支持されている。
【0012】そして、スプール7内には、当該スプール
7と軸線を一致させてスプール駆動用モータ(以下「ス
プールモータ」という)17が配置されており、当該ス
プールモータ17の回転軸17aとスプール7間は減速
歯車機構19で連結されて、スプールモータ17の回転
がスプール7に伝達されるようになっている。尚、減速
歯車機構19を構成するギヤキャリィ21のボス部21
aは、スプール7を支持するブラケット11のボス11
a内に相対回転可能に嵌合されている。
7と軸線を一致させてスプール駆動用モータ(以下「ス
プールモータ」という)17が配置されており、当該ス
プールモータ17の回転軸17aとスプール7間は減速
歯車機構19で連結されて、スプールモータ17の回転
がスプール7に伝達されるようになっている。尚、減速
歯車機構19を構成するギヤキャリィ21のボス部21
aは、スプール7を支持するブラケット11のボス11
a内に相対回転可能に嵌合されている。
【0013】23はスプール巻上げ用の手動ハンドル
で、当該手動ハンドル23は、セットプレート13に回
転可能に取り付けたハンドル軸25の側板5外突出端に
連結されている。そして、ハンドル軸25には、図2の
如きスプール逆転止め用の爪車27が側板5内で固着さ
れ、更にドライブギヤ29が回転可能に取り付けられて
いる。そして、ドライブギヤ29とハンドル軸25間
は、ハンドル軸25にセットしたドラグ装置31により
摩擦結合されて、手動ハンドル23の回転がドライブギ
ヤ29に伝達できるようになっている。又、図2に示す
ように爪車27の爪27aにはばね(図示せず)で付勢
された係止爪33が当接しており、当該係止爪33はピ
ン35によって側板5に軸着されている。
で、当該手動ハンドル23は、セットプレート13に回
転可能に取り付けたハンドル軸25の側板5外突出端に
連結されている。そして、ハンドル軸25には、図2の
如きスプール逆転止め用の爪車27が側板5内で固着さ
れ、更にドライブギヤ29が回転可能に取り付けられて
いる。そして、ドライブギヤ29とハンドル軸25間
は、ハンドル軸25にセットしたドラグ装置31により
摩擦結合されて、手動ハンドル23の回転がドライブギ
ヤ29に伝達できるようになっている。又、図2に示す
ように爪車27の爪27aにはばね(図示せず)で付勢
された係止爪33が当接しており、当該係止爪33はピ
ン35によって側板5に軸着されている。
【0014】37は後述するクラッチプレート39のク
ラッチ作動プレートで、当該クラッチ作動プレート37
の中央には上記ハンドル軸25やクラッチプレート39
が挿通する長孔41が形成され、そして、当該長孔41
に沿って2つのカム43が設けられている。尚、図2
中、45はクラッチ作動プレート37のガイド部材であ
る。
ラッチ作動プレートで、当該クラッチ作動プレート37
の中央には上記ハンドル軸25やクラッチプレート39
が挿通する長孔41が形成され、そして、当該長孔41
に沿って2つのカム43が設けられている。尚、図2
中、45はクラッチ作動プレート37のガイド部材であ
る。
【0015】又、図2に示すようにリール本体1の下部
前方には、クラッチ機構のアクチュエータとして機能す
るクラッチ作動用モータ(以下「クラッチモータ」とい
う)47が内蔵されており、上記クラッチ作動プレート
37はこのクラッチモータ47の回転で矢印A,B方向
へ移動してクラッチを自動的にON,OFFに切り換え
るようになっている。
前方には、クラッチ機構のアクチュエータとして機能す
るクラッチ作動用モータ(以下「クラッチモータ」とい
う)47が内蔵されており、上記クラッチ作動プレート
37はこのクラッチモータ47の回転で矢印A,B方向
へ移動してクラッチを自動的にON,OFFに切り換え
るようになっている。
【0016】即ち、図3に示すように上記クラッチモー
タ47には減速機49が装着されており、当該減速機4
9のレバー51に取り付くピン53が、クラッチ作動プ
レート37の後端側に設けた長孔55に係合している。
そして、図1に示すようにクラッチモータ47の回転で
レバー51が矢印C方向へ移動すると、図4の如くクラ
ッチ作動プレート37が矢印A方向へ移動してクラッチ
がOFFとなるようになっている。
タ47には減速機49が装着されており、当該減速機4
9のレバー51に取り付くピン53が、クラッチ作動プ
レート37の後端側に設けた長孔55に係合している。
そして、図1に示すようにクラッチモータ47の回転で
レバー51が矢印C方向へ移動すると、図4の如くクラ
ッチ作動プレート37が矢印A方向へ移動してクラッチ
がOFFとなるようになっている。
【0017】又、図1に示すようにクラッチ作動プレー
ト37の一側縁部にはマグネット57が装着されてお
り、このマグネット57でONにされるリードスイッチ
59,61が、夫々、クラッチのON,OFFに対応し
てガイド部材45に配置されている。そして、図2に示
すようにクラッチモータ47の回転でクラッチ作動プレ
ート37が矢印B方向へ移動してクラッチがONになる
と、リードスイッチ59がマグネット57でONとなっ
て、後述する制御装置63からの指令でクラッチモータ
47が停止するようになっている。同様に、クラッチモ
ータ47の矢印C方向への移動でクラッチ作動プレート
37が実線で示す位置まで戻ってクラッチがOFFにな
ると、リードスイッチ61がマグネット57でONとさ
れてクラッチモータ47が制御装置63の指令で停止す
るようになっている。
ト37の一側縁部にはマグネット57が装着されてお
り、このマグネット57でONにされるリードスイッチ
59,61が、夫々、クラッチのON,OFFに対応し
てガイド部材45に配置されている。そして、図2に示
すようにクラッチモータ47の回転でクラッチ作動プレ
ート37が矢印B方向へ移動してクラッチがONになる
と、リードスイッチ59がマグネット57でONとなっ
て、後述する制御装置63からの指令でクラッチモータ
47が停止するようになっている。同様に、クラッチモ
ータ47の矢印C方向への移動でクラッチ作動プレート
37が実線で示す位置まで戻ってクラッチがOFFにな
ると、リードスイッチ61がマグネット57でONとさ
れてクラッチモータ47が制御装置63の指令で停止す
るようになっている。
【0018】一方、図1に於て、65は上記ドライブギ
ヤ29に噛合するピニオンギヤで、当該ピニオンギヤ6
5はスプール7の軸線上に於て、ギヤキャリィ21のボ
ス部21aの中心と側板5間に横架状態に支持したピニ
オン軸67に回転可能且つその軸方向へ移動可能に支持
されており、ピニオンギヤ65とこれに対向するギヤキ
ャリィ21のボス部21a間には、両者を係脱するクラ
ッチプレート39が設けられている。
ヤ29に噛合するピニオンギヤで、当該ピニオンギヤ6
5はスプール7の軸線上に於て、ギヤキャリィ21のボ
ス部21aの中心と側板5間に横架状態に支持したピニ
オン軸67に回転可能且つその軸方向へ移動可能に支持
されており、ピニオンギヤ65とこれに対向するギヤキ
ャリィ21のボス部21a間には、両者を係脱するクラ
ッチプレート39が設けられている。
【0019】クラッチプレート39はスプールモータ1
7からスプール7への巻取り動力を伝達又は遮断させる
もので、図2に示すようにコイルバネ69によってクラ
ッチ作動プレート37方向へ付勢されている。従って、
上述の如くクラッチモータ47によってクラッチ作動プ
レート37を矢印A,B方向へ移動させると、ピニオン
ギヤ65がピニオン軸67の軸線方向に移動してクラッ
チがOFF,ON、即ち、スプールフリー状態や巻取り
状態となってスプールモータ17からスプール7への巻
取り動力を遮断又は伝達させることとなる。
7からスプール7への巻取り動力を伝達又は遮断させる
もので、図2に示すようにコイルバネ69によってクラ
ッチ作動プレート37方向へ付勢されている。従って、
上述の如くクラッチモータ47によってクラッチ作動プ
レート37を矢印A,B方向へ移動させると、ピニオン
ギヤ65がピニオン軸67の軸線方向に移動してクラッ
チがOFF,ON、即ち、スプールフリー状態や巻取り
状態となってスプールモータ17からスプール7への巻
取り動力を遮断又は伝達させることとなる。
【0020】図1中、71はスプール7の一側面に埋設
されたマグネット、73は当該マグネット71に対向し
て側板3に配置されたリードスイッチで、マグネット7
1とリードスイッチ73は、スプール7の回転を電気信
号に変換してスプール7の回転速度に比例したパルスを
発生するエンコーダ75を構成するもので、従来の糸長
計測装置と同様、このパルス信号が制御装置63に入力
されて釣糸9の糸長計測が行われるが、本実施例は、エ
ンコーダ75からのパルス信号に基づいて、更に制御装
置63がこれを釣糸9の実際の繰出し速度として演算す
るようになっており、後述するようにこの演算で求めら
れた実測値が、仕掛けの着底による釣糸9の繰出し停止
に利用されることとなる。
されたマグネット、73は当該マグネット71に対向し
て側板3に配置されたリードスイッチで、マグネット7
1とリードスイッチ73は、スプール7の回転を電気信
号に変換してスプール7の回転速度に比例したパルスを
発生するエンコーダ75を構成するもので、従来の糸長
計測装置と同様、このパルス信号が制御装置63に入力
されて釣糸9の糸長計測が行われるが、本実施例は、エ
ンコーダ75からのパルス信号に基づいて、更に制御装
置63がこれを釣糸9の実際の繰出し速度として演算す
るようになっており、後述するようにこの演算で求めら
れた実測値が、仕掛けの着底による釣糸9の繰出し停止
に利用されることとなる。
【0021】更に、図1及び図2に示すように側板5の
上部側面には、モータ出力を調整してスプールモータ1
7の回転速度を可変させるモータ出力調節レバー(以下
「調節レバー」という)77が回転可能に取り付けられ
ており、当該調節レバー77はリール本体1に内蔵され
た回転形のポテンショメータ79に連結されている。
上部側面には、モータ出力を調整してスプールモータ1
7の回転速度を可変させるモータ出力調節レバー(以下
「調節レバー」という)77が回転可能に取り付けられ
ており、当該調節レバー77はリール本体1に内蔵され
た回転形のポテンショメータ79に連結されている。
【0022】周知のように、ポテンショメータ79は与
えられた機械的変位でブラシを動かし、固定した抵抗体
の上を摺動させ、その抵抗値を変化させることによって
ブラシの位置に対応する電圧を取り出すもので、調節レ
バー77をポテンショメータ79に連結し、そして、調
節レバー77の操作によってポテンショメータ79内の
ブラシの位置を変化させることで、図5に示すように調
節レバー77の作動によるポテンショメータ79の抵抗
値の変化を制御装置63に入力し、そして、調節レバー
77の作動量(変位量)に応じたパルス信号のデューテ
ー比としてスプールモータ17への駆動電源通電時間率
を当該制御装置63で可変制御し、スプールモータ17
の回転をゼロから最大値(0〜100%)まで多段階に
制御できるようになっている。
えられた機械的変位でブラシを動かし、固定した抵抗体
の上を摺動させ、その抵抗値を変化させることによって
ブラシの位置に対応する電圧を取り出すもので、調節レ
バー77をポテンショメータ79に連結し、そして、調
節レバー77の操作によってポテンショメータ79内の
ブラシの位置を変化させることで、図5に示すように調
節レバー77の作動によるポテンショメータ79の抵抗
値の変化を制御装置63に入力し、そして、調節レバー
77の作動量(変位量)に応じたパルス信号のデューテ
ー比としてスプールモータ17への駆動電源通電時間率
を当該制御装置63で可変制御し、スプールモータ17
の回転をゼロから最大値(0〜100%)まで多段階に
制御できるようになっている。
【0023】制御装置63は制御ユニットボックス81
内に収納されており、制御ユニットボックス81は図1
の如く側板3,5の間に組み付けられている。そして、
制御ユニットボックス81上の操作パネル83には、リ
ールのメインスイッチ85やスプールモータ17のON
/OFFスイッチ87を始め、モード切換えスイッチ8
9や、後述する記憶部91に記憶された釣糸9の繰出し
速度の所定値を選択する選択スイッチ93とセットスイ
ッチ95,デジタル表示部97等が夫々配設されてお
り、デジタル表示部97には、調節レバー77の操作に
よるモータ出力を表示する表示器99が設けられ、又、
計測した糸長を表示や、記憶部91に記憶された所定値
が選択スイッチ93の操作で順次表示されるようになっ
ている。そして、表示器99は、モータ出力の調節に応
じてバー表示量の目盛りが“0”から“100”まで逐
次変化するようになっている。
内に収納されており、制御ユニットボックス81は図1
の如く側板3,5の間に組み付けられている。そして、
制御ユニットボックス81上の操作パネル83には、リ
ールのメインスイッチ85やスプールモータ17のON
/OFFスイッチ87を始め、モード切換えスイッチ8
9や、後述する記憶部91に記憶された釣糸9の繰出し
速度の所定値を選択する選択スイッチ93とセットスイ
ッチ95,デジタル表示部97等が夫々配設されてお
り、デジタル表示部97には、調節レバー77の操作に
よるモータ出力を表示する表示器99が設けられ、又、
計測した糸長を表示や、記憶部91に記憶された所定値
が選択スイッチ93の操作で順次表示されるようになっ
ている。そして、表示器99は、モータ出力の調節に応
じてバー表示量の目盛りが“0”から“100”まで逐
次変化するようになっている。
【0024】尚、本実施例に係る魚釣用リールは、図1
に示すようにコネクタ101を介してリール本体1に電
源コード103を接続することでスプールモータ17や
制御装置63が起動するが、安全性を考慮して、調節レ
バー77を一度“0”の状態まで戻さなければ、スプー
ルモータ17が駆動しないようになっている。
に示すようにコネクタ101を介してリール本体1に電
源コード103を接続することでスプールモータ17や
制御装置63が起動するが、安全性を考慮して、調節レ
バー77を一度“0”の状態まで戻さなければ、スプー
ルモータ17が駆動しないようになっている。
【0025】制御装置63は、図5に示すように既述し
たメインスイッチ85やON/OFFスイッチ87,モ
ード切換えスイッチ89,選択スイッチ93,セットス
イッチ95,デジタル表示部97,エンコーダ75、そ
して、リードスイッチ59,61やポテンショメータ7
9等が入力側に接続され、又、出力側にはスプールモー
タ17やクラッチモータ47のモータ駆動回路105,
107、そして、デジタル表示部97等が接続されてい
る。
たメインスイッチ85やON/OFFスイッチ87,モ
ード切換えスイッチ89,選択スイッチ93,セットス
イッチ95,デジタル表示部97,エンコーダ75、そ
して、リードスイッチ59,61やポテンショメータ7
9等が入力側に接続され、又、出力側にはスプールモー
タ17やクラッチモータ47のモータ駆動回路105,
107、そして、デジタル表示部97等が接続されてい
る。
【0026】更に又、制御装置63には記憶部91が接
続されており、記憶部91には、 100号オモリイカ仕掛け 1m/s 100号テンビン仕掛け 0.8m/s 80号テンビン仕掛け 0.3m/s というように、仕掛けが海底に到達したと見なす仕掛け
毎の釣糸9の繰出し速度が予め記憶されている。
続されており、記憶部91には、 100号オモリイカ仕掛け 1m/s 100号テンビン仕掛け 0.8m/s 80号テンビン仕掛け 0.3m/s というように、仕掛けが海底に到達したと見なす仕掛け
毎の釣糸9の繰出し速度が予め記憶されている。
【0027】即ち、例えば、100号オモリイカ仕掛け
の最大沈下速度は経験則上4m/s程であり、100号
テンビン仕掛けの最大沈下速度は3m/s、そして、8
0号テンビン仕掛けは2.5m/s程度の最大沈下速度
であることが知られている。
の最大沈下速度は経験則上4m/s程であり、100号
テンビン仕掛けの最大沈下速度は3m/s、そして、8
0号テンビン仕掛けは2.5m/s程度の最大沈下速度
であることが知られている。
【0028】そこで、これらの最大沈下速度に対し、仕
掛け毎に或る係数を掛けて算出したものが上記〜の
所定値であって、制御装置63がエンコーダ75からの
パルス信号を入力し演算して求めた釣糸9の繰出し速度
の実測値が、上記〜の所定値と一致するということ
は、仕掛けの自重でスプール7から繰り出されていた釣
糸9の繰出し速度が、仕掛けが海底に達したために低下
したものと見なすことができる。
掛け毎に或る係数を掛けて算出したものが上記〜の
所定値であって、制御装置63がエンコーダ75からの
パルス信号を入力し演算して求めた釣糸9の繰出し速度
の実測値が、上記〜の所定値と一致するということ
は、仕掛けの自重でスプール7から繰り出されていた釣
糸9の繰出し速度が、仕掛けが海底に達したために低下
したものと見なすことができる。
【0029】従って、本実施例では、例えば釣り人が選
択スイッチ93とセットスイッチ95を操作して上記
の所定値を選択しセットしたならば、制御装置63は釣
糸9の繰出し速度の実測値と記憶部75に記憶された上
記の所定値とを比較して、実測値が所定値と一致した
とき、クラッチモータ駆動回路107に指令を送ってク
ラッチモータ47でスプールフリー状態にあるクラッチ
をONにし、釣糸9の繰出しを自動的に停止させるよう
になっている。
択スイッチ93とセットスイッチ95を操作して上記
の所定値を選択しセットしたならば、制御装置63は釣
糸9の繰出し速度の実測値と記憶部75に記憶された上
記の所定値とを比較して、実測値が所定値と一致した
とき、クラッチモータ駆動回路107に指令を送ってク
ラッチモータ47でスプールフリー状態にあるクラッチ
をONにし、釣糸9の繰出しを自動的に停止させるよう
になっている。
【0030】本実施例に係る魚釣用リールはこのように
構成されているから、釣り人が釣りを行う場合、リール
本体1に電源コード103を接続してメインスイッチ8
5を操作した後、例えば釣り人が100号テンビン仕掛
けを使用するならば、釣糸9の繰出しに際し、モード切
換えスイッチ89でデジタル表示部97を選択モードに
切り換えて選択スイッチ93を操作すれば、デジタル表
示部97に上記〜の所定値が順次表示されるので、
セットスイッチ95を押しての所定値を選択しセット
する。
構成されているから、釣り人が釣りを行う場合、リール
本体1に電源コード103を接続してメインスイッチ8
5を操作した後、例えば釣り人が100号テンビン仕掛
けを使用するならば、釣糸9の繰出しに際し、モード切
換えスイッチ89でデジタル表示部97を選択モードに
切り換えて選択スイッチ93を操作すれば、デジタル表
示部97に上記〜の所定値が順次表示されるので、
セットスイッチ95を押しての所定値を選択しセット
する。
【0031】そして、モード切換えスイッチ89を操作
して糸長表示モードに切り換え、調節レバー77を一度
モータ出力0%の状態まで戻した後、クラッチONの状
態でクラッチON/OFFスイッチ87を操作すれば、
図2に示すようにクラッチモータ47が矢印C方向へ移
動するので、クラッチ作動プレート37が矢印A方向へ
移動してクラッチがOFFになり、そして、リードスイ
ッチ61がマグネット57でONとされてその信号を入
力した制御装置63の指令でクラッチモータ47が停止
する。
して糸長表示モードに切り換え、調節レバー77を一度
モータ出力0%の状態まで戻した後、クラッチONの状
態でクラッチON/OFFスイッチ87を操作すれば、
図2に示すようにクラッチモータ47が矢印C方向へ移
動するので、クラッチ作動プレート37が矢印A方向へ
移動してクラッチがOFFになり、そして、リードスイ
ッチ61がマグネット57でONとされてその信号を入
力した制御装置63の指令でクラッチモータ47が停止
する。
【0032】而して、クラッチのOFFによってスプー
ル7はフリーの状態であるから、釣糸9は仕掛けの重量
でスプール7から繰り出され、スプール7の回転はエン
コーダ75により釣糸9の繰出し長さに応じたパルスに
変換されて制御装置63に入力,演算され、その演算結
果に基づく繰出糸長がデジタル表示部97に表示され
る。
ル7はフリーの状態であるから、釣糸9は仕掛けの重量
でスプール7から繰り出され、スプール7の回転はエン
コーダ75により釣糸9の繰出し長さに応じたパルスに
変換されて制御装置63に入力,演算され、その演算結
果に基づく繰出糸長がデジタル表示部97に表示され
る。
【0033】又、これと同時に、制御装置63ではエン
コーダ75からのパルス信号に基づき釣糸9の実際の繰
出し速度を演算し、その実測値と上記の所定値の繰出
し速度を比較する。そして、上述したように仕掛けが海
底に着底すると釣糸9の繰出し速度は低下するので、そ
の実測値が所定値と一致すると、仕掛けが着底したとし
て制御装置63はモータ駆動回路107に指令を送って
クラッチモータ47が作動しクラッチ作動プレート35
が矢印B方向へ移動するので、クラッチがONとなって
スプール7が釣糸巻取り状態に切り換わり、そして、リ
ードスイッチ59がマグネット57でONとされて、そ
の信号を入力した制御装置63からの指令でクラッチモ
ータ47が停止する。
コーダ75からのパルス信号に基づき釣糸9の実際の繰
出し速度を演算し、その実測値と上記の所定値の繰出
し速度を比較する。そして、上述したように仕掛けが海
底に着底すると釣糸9の繰出し速度は低下するので、そ
の実測値が所定値と一致すると、仕掛けが着底したとし
て制御装置63はモータ駆動回路107に指令を送って
クラッチモータ47が作動しクラッチ作動プレート35
が矢印B方向へ移動するので、クラッチがONとなって
スプール7が釣糸巻取り状態に切り換わり、そして、リ
ードスイッチ59がマグネット57でONとされて、そ
の信号を入力した制御装置63からの指令でクラッチモ
ータ47が停止する。
【0034】斯様にクラッチがONとなることによっ
て、釣糸9の繰出しは自動的に停止されるので、デジタ
ル表示部97の糸長表示が海底までの水深として把握で
きることとなる。斯かる状態で、例えば海底から10m
が棚位置であるならば、デジタル表示部97の表示を見
乍ら調節レバー77の操作でスプールモータ17を駆動
して釣糸9を10mだけ巻き上げれば、海底状況に対応
した棚取り操作が完了することとなる。
て、釣糸9の繰出しは自動的に停止されるので、デジタ
ル表示部97の糸長表示が海底までの水深として把握で
きることとなる。斯かる状態で、例えば海底から10m
が棚位置であるならば、デジタル表示部97の表示を見
乍ら調節レバー77の操作でスプールモータ17を駆動
して釣糸9を10mだけ巻き上げれば、海底状況に対応
した棚取り操作が完了することとなる。
【0035】そして、この状態で魚の当たりを待ち、魚
の当たりがあった場合、巻上げの状況に応じて調節レバ
ー77を操作し乍らスプールモータ17の出力を制御す
れば、釣糸9は巻上げに最適なモータ速度で巻き上げら
れることとなる。そして、巻上げ後、更に魚釣を続ける
ならば、再びクラッチON/OFFスイッチ87を操作
してクラッチをOFFに切り換え、釣糸9を繰り出して
以下同様な手順を繰り返していけばよいし、釣り人は仕
掛けの種類に応じて選択スイッチ93を適宜操作して、
仕掛けに合った上記〜の所定値を選択すればよい。
の当たりがあった場合、巻上げの状況に応じて調節レバ
ー77を操作し乍らスプールモータ17の出力を制御す
れば、釣糸9は巻上げに最適なモータ速度で巻き上げら
れることとなる。そして、巻上げ後、更に魚釣を続ける
ならば、再びクラッチON/OFFスイッチ87を操作
してクラッチをOFFに切り換え、釣糸9を繰り出して
以下同様な手順を繰り返していけばよいし、釣り人は仕
掛けの種類に応じて選択スイッチ93を適宜操作して、
仕掛けに合った上記〜の所定値を選択すればよい。
【0036】このように、本実施例は、記憶部91に記
憶された所定値と釣糸9の繰出し速度の実測値を比較し
て、実測値が所定値と一致したとき、クラッチをONに
して釣糸9の繰出しを自動的に停止するようにしたの
で、本実施例によれば、海底が起伏に富んでいても、海
底状況に対応した棚取り操作を適確に行うことが可能と
なり、又、底位置を確実に狙った釣糸9の繰出しが可能
となった。
憶された所定値と釣糸9の繰出し速度の実測値を比較し
て、実測値が所定値と一致したとき、クラッチをONに
して釣糸9の繰出しを自動的に停止するようにしたの
で、本実施例によれば、海底が起伏に富んでいても、海
底状況に対応した棚取り操作を適確に行うことが可能と
なり、又、底位置を確実に狙った釣糸9の繰出しが可能
となった。
【0037】尚、上記実施例では、記憶部91に、 100号オモリイカ仕掛け 1m/s 100号テンビン仕掛け 0.8m/s 80号テンビン仕掛け 0.3m/s というように、仕掛けが海底に到達したと見なす仕掛け
毎の釣糸9の繰出し速度を予め記憶させたが、釣り人が
釣り場に於て、斯かる所定値を記憶部91に入力できる
ようにしてもよい。
毎の釣糸9の繰出し速度を予め記憶させたが、釣り人が
釣り場に於て、斯かる所定値を記憶部91に入力できる
ようにしてもよい。
【0038】即ち、上記構成に加えて、例えば図6に示
すように、操作パネル83に入力スイッチ109を別途
配設しておき、モード切換えスイッチ89の操作で制御
装置63を入力モードにした後、デジタル表示部97で
表示値を確認し乍ら入力スイッチ109を操作して、上
記〜の所定値に合わせる度にセットスイッチ95を
操作して各所定値を記憶部91に順次記憶させるように
してもよい。
すように、操作パネル83に入力スイッチ109を別途
配設しておき、モード切換えスイッチ89の操作で制御
装置63を入力モードにした後、デジタル表示部97で
表示値を確認し乍ら入力スイッチ109を操作して、上
記〜の所定値に合わせる度にセットスイッチ95を
操作して各所定値を記憶部91に順次記憶させるように
してもよい。
【0039】そして、斯様に所定値を設定した後、モー
ド切換えスイッチ89を操作して表示モードにし、そし
て、上記実施例と同様、選択スイッチ93の操作でその
一つの所定値を選択して、以下同様な手順を繰り返して
いけばよい。
ド切換えスイッチ89を操作して表示モードにし、そし
て、上記実施例と同様、選択スイッチ93の操作でその
一つの所定値を選択して、以下同様な手順を繰り返して
いけばよい。
【0040】或いは、釣りの度に、仕掛けの実際の海中
沈下速度をエンコーダ75で測定してその数値をデジタ
ル表示部97に表示させると共に、仕掛けに応じた係数
を夫々記憶部91に記憶させておいて、選択スイッチ9
3の操作で仕掛けの種類を選択し、そして、入力スイッ
チ109の操作で仕掛けに応じた上記〜の如き所定
値を制御装置63で演算させて、これを直ちに記憶部9
1に記憶させるようにしてもよい。
沈下速度をエンコーダ75で測定してその数値をデジタ
ル表示部97に表示させると共に、仕掛けに応じた係数
を夫々記憶部91に記憶させておいて、選択スイッチ9
3の操作で仕掛けの種類を選択し、そして、入力スイッ
チ109の操作で仕掛けに応じた上記〜の如き所定
値を制御装置63で演算させて、これを直ちに記憶部9
1に記憶させるようにしてもよい。
【0041】又、上記実施例では、クラッチ機構のON
・OFFでスプール7の回転を停止して釣糸9の繰出し
を自動的に停止させたが、スプール7の回転を停止させ
る手段は何らクラッチ機構に限定されるものではなく、
その他の停止手段を用いてもよい。
・OFFでスプール7の回転を停止して釣糸9の繰出し
を自動的に停止させたが、スプール7の回転を停止させ
る手段は何らクラッチ機構に限定されるものではなく、
その他の停止手段を用いてもよい。
【0042】加えて、釣糸9の繰出し速度の測定方法
も、上記実施例の構造に限定されるものではなく、例え
ば釣糸の繰出しで回転する回転体(スプールと連動回転
するものや糸長計測用の圧接ローラ)の回転速度を測定
して行ったり、又は釣糸9へのマーキングや磁性材付着
等による釣糸自体の速度計測によって行ってもよいこと
は勿論で、これらの各実施例によっても、上記実施例と
同様、所期の目的を達成することが可能である。
も、上記実施例の構造に限定されるものではなく、例え
ば釣糸の繰出しで回転する回転体(スプールと連動回転
するものや糸長計測用の圧接ローラ)の回転速度を測定
して行ったり、又は釣糸9へのマーキングや磁性材付着
等による釣糸自体の速度計測によって行ってもよいこと
は勿論で、これらの各実施例によっても、上記実施例と
同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る魚釣
用リールは、仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎
の釣糸の繰出し速度を記憶手段に記憶させ、この所定値
と計測手段で計測した釣糸の繰出し速度の実測値とを制
御手段が比較し、実測値が当該所定値と一致したとき、
仕掛けが水底に着底したとして停止手段に駆動指令を送
出しスプールの回転を自動的に停止するようにしたもの
であり、又、請求項2に係る魚釣用リールは、実測値が
記憶手段の所定値と一致したとき、仕掛けが水底に着底
したとしてアクチュエータに駆動指令を送出し、スプー
ルフリー状態にあるクラッチ機構を巻取り状態に復帰さ
せてスプールの回転を自動的に停止するようにしたもの
であるから、各請求項に係る魚釣用リールによれば、水
底が起伏に富んでいても、水底状況に対応した棚取り操
作を適確に行うことが可能となり、又、底位置を確実に
狙った釣糸の繰出しが可能となった。
用リールは、仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎
の釣糸の繰出し速度を記憶手段に記憶させ、この所定値
と計測手段で計測した釣糸の繰出し速度の実測値とを制
御手段が比較し、実測値が当該所定値と一致したとき、
仕掛けが水底に着底したとして停止手段に駆動指令を送
出しスプールの回転を自動的に停止するようにしたもの
であり、又、請求項2に係る魚釣用リールは、実測値が
記憶手段の所定値と一致したとき、仕掛けが水底に着底
したとしてアクチュエータに駆動指令を送出し、スプー
ルフリー状態にあるクラッチ機構を巻取り状態に復帰さ
せてスプールの回転を自動的に停止するようにしたもの
であるから、各請求項に係る魚釣用リールによれば、水
底が起伏に富んでいても、水底状況に対応した棚取り操
作を適確に行うことが可能となり、又、底位置を確実に
狙った釣糸の繰出しが可能となった。
【図1】本発明の一実施例に係る魚釣用リールの一部切
欠き平面図である。
欠き平面図である。
【図2】クラッチ機構のクラッチON状態の側面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII − III線断面図である。
【図4】クラッチ機構のクラッチOFF状態の側面図で
ある。
ある。
【図5】制御手段の概略構成図である。
【図6】本発明の他の実施例に於ける操作パネルの平面
図である。
図である。
1 リール本体 7 スプール 9 釣糸 17 スプールモータ 37 クラッチ作動プレート 39 クラッチプレート 47 クラッチモータ 63 制御装置 91 記憶部
Claims (2)
- 【請求項1】 リール本体に回転自在に支持したスプー
ルから繰り出される釣糸の繰出し速度を計測する計測手
段と、 仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の繰出
し速度を記憶する記憶手段と、 釣糸繰出し時のスプールの回転を停止させる停止手段
と、 記憶手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と計測手
段で計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比較し、
実測値が記憶手段に記憶された所定値と一致したとき、
上記停止手段に駆動指令を送出してスプールの回転を停
止する制御手段とを備えたことを特徴とする魚釣用リー
ル。 - 【請求項2】 リール本体に回転自在に支持したスプー
ルから繰り出される釣糸の繰出し速度を計測する計測手
段と、 仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の繰出
し速度を記憶する記憶手段と、 スプールをスプールフリー状態と巻取り状態とに切り換
えるクラッチ機構と、 当該クラッチ機構に連結され、スプールフリー状態にあ
るクラッチ機構を巻取り状態に復帰させるアクチュエー
タと、 記憶手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と計測手
段で計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比較し、
実測値が記憶手段に記憶された所定値と一致したとき、
上記アクチュエータに駆動指令を送出してスプールフリ
ー状態にあるクラッチ機構を巻取り状態に復帰させる制
御手段とを備えたことを特徴とする魚釣用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10138293A JP2784373B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 魚釣用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10138293A JP2784373B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 魚釣用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311834A true JPH06311834A (ja) | 1994-11-08 |
JP2784373B2 JP2784373B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=14299226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10138293A Expired - Lifetime JP2784373B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 魚釣用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784373B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000069888A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
JP2012157259A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Shimano Inc | 釣り用リール |
JP2017175933A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
JP2018038390A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-15 | 株式会社シマノ | 電動リール |
KR20210082089A (ko) | 2019-12-24 | 2021-07-02 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 릴 및 그 제어 방법 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP10138293A patent/JP2784373B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000069888A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
JP2012157259A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Shimano Inc | 釣り用リール |
JP2017175933A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
JP2018038390A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-15 | 株式会社シマノ | 電動リール |
KR20210082089A (ko) | 2019-12-24 | 2021-07-02 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 릴 및 그 제어 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2784373B2 (ja) | 1998-08-06 |
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