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JPH06292333A - モータのロータ - Google Patents

モータのロータ

Info

Publication number
JPH06292333A
JPH06292333A JP5110868A JP11086893A JPH06292333A JP H06292333 A JPH06292333 A JP H06292333A JP 5110868 A JP5110868 A JP 5110868A JP 11086893 A JP11086893 A JP 11086893A JP H06292333 A JPH06292333 A JP H06292333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
magnet
rotor
opening
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5110868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3398800B2 (ja
Inventor
Goro Kakizawa
五郎 柿沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OUKEN SEIKO KK
Original Assignee
OUKEN SEIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OUKEN SEIKO KK filed Critical OUKEN SEIKO KK
Priority to JP11086893A priority Critical patent/JP3398800B2/ja
Publication of JPH06292333A publication Critical patent/JPH06292333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3398800B2 publication Critical patent/JP3398800B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネットをヨーク内に固定するのに、接着
剤を使用しないようにする。 【構成】 導磁性金属をカップ形に絞り形成してなるヨ
ーク20と、このヨーク内に収容されるリング形のマグ
ネット21とからなり、ヨークの開口部20bには、2
つの切り欠き部の間に形成された押さえ部20cが周方
向に沿って複数個設けられ、この押さえ部は内側に折曲
げられて、マグネット21の端面を押さえ、ヨーク20
からマグネット21が脱落するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マグネットを有する
ロータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、永久磁石界磁型の無整流子モ
ータとしてホールモータが知られている。このホールモ
ータは、ロータに設けられたマグネット(永久磁石)の
磁極位置をホール素子で検出し、この検出タイミングで
ステータのコイルに電流を流してマグネットに対して吸
引力や反発力を与え、ロータを一定方向に連続的に回転
させるものである。図5は、従来のアウターロータ型の
ホールモータの断面正面図である。
【0003】図5において、1は基板、2は基板1上に
取り付けられたプリント基板、3は基板1に固定された
円筒状の支柱部、4a,4bは支柱部3の上と下にはめ
込み固定された軸受け、5は支柱部3の外周に固定さ
れ、珪素鋼板を積層して構成されたコアー、6a,6b
はコアー5に上下からはめ込んだ絶縁枠、7は絶縁枠6
a,6b上に巻かれプリント基板2に結線されたコイル
である。3極の場合はコイルは120°おきにコアー5
に3組巻かれる。以上でステータが構成される。8はプ
リント基板2上に取り付けられたホール素子である。な
お、プリント基板2には、図示してないが、ホール素子
8を入力としコイル7を出力とするトランジスタのスイ
ッチング回路が形成されている。
【0004】10は鉄板を絞り加工してカップ形に形成
したヨーク、11はフェライト磁石からなりリング形に
形成されてヨーク内に収容されたマグネット、12はヨ
ーク10の底面の中心部に固定されたブッシュ、13は
ブッシュ12の中心に固定され、軸受け4a,4bに回
転自在に支持された回転軸である。以上でロータが構成
される。ヨーク10の開口部はやや外側に広げられてお
り、マグネット11が開口部から挿入し易いように形成
されている。マグネットとして板状のゴム磁石を用い、
これをカールしてリング状にし、ヨーク10内に圧入す
ることもできる。また、ヨーク10には段部10aが形
成されており、マグネット11がここに当たって軸方向
(深さ方向)の位置決めがなされている。マグネット1
1はコアー5の外周、ホール素子8に近接して配置され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のモータのロータにおいては、ヨークにリング
形のマグネットを挿入したり、ゴム磁石をカールしてリ
ング状にしヨークに圧入したりして製造していた。この
いずれの場合でも、ヨークとマグネットの固定には接着
剤を使用するのが一般的である。しかし、接着作業には
時間がかかり、また、接着剤が他の部分に流れ出すなど
多くの欠点があった。この発明は、マグネットのヨーク
への固定が簡単にできるようなロータを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるモータの
ロータは、導磁性金属をカップ形に絞り形成してなるヨ
ークと、このヨーク内に収容されるリング形のマグネッ
トとからなり、ヨークの開口部には、2つの切り欠き部
の間に形成された押さえ部が周方向に沿って複数個設け
られ、この押さえ部は内側に折曲げられて、マグネット
のヨークからの脱落を防止するように構成されている。
【0007】
【作用】ヨーク開口部に設けられた押さえ部が内側に折
曲げられて、マグネットの端面に接触するか、または接
触直前まで接近させてマグネットを保持するので、マグ
ネットのヨークからの脱落が防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るモータのロータを詳細に
説明する。図1は本発明のモータのロータの断面正面
図、図2はそのヨークの外観正面図である。図1におい
て、20は鉄板を絞り加工してカップ形に形成したヨー
ク、21はヨーク内に収容されたリング形のマグネッ
ト、22はヨーク20の底面の中心部に固定されたブッ
シュ、23はブッシュ22の中心に固定された回転軸で
ある。マグネット21はヨーク20の段部20aに当た
って軸方向の位置決めがなされている。このようなロー
タは、図5に示したようなホールモータのステータに装
着される。
【0009】ヨーク20の開口部20bは肉薄に形成さ
れ、内部の部分より内径がやや大きくなっている。そし
て、この開口部20bには、周方向に沿ってほぼ等角度
間隔に2乃至4個の押さえ部20cが形成されている。
なお、図では1つしか示していない。この押さえ部20
cは、ヨーク20内に収容されたマグネット21の開口
側端面(図で下の面)の位置よりやや開口側(下)で内
側に折曲げられている。折曲げられた押さえ部20cは
マグネット21の端面に接触し、マグネット21がヨー
ク20から抜けるのを防止する。
【0010】図3は、押さえ部20cの部分を詳細に示
す図であり、図3(a)は一部拡大した正面図、図3
(b)はそのB−B線で切断した側断面図、図3(c)
は同じく押さえ部20cを折曲げた状態の側断面図であ
る。押さえ部20cはその両側に切り込み部20dを形
成することにより設けられる。押さえ部20cは突起状
の形状に形成されるが、開口部20bが薄く形成されて
いるので内側に曲げ易い。開口部20bの端のヨーク2
0の内面は(b)に示すように、丸くなってアール
(R)部20eが形成されているので、マグネット21
を開口部20bから挿入し易い。また、切り込み部20
dの深さは、マグネット21をヨーク20に挿入した状
態で、その端面21aの位置より浅くなるように形成さ
れている。したがって、押さえ部20cを(c)のよう
に内側に折曲げたとき、その先端がマグネット21の端
面21aに接触する。これにより、マグネット21がヨ
ーク20に固定される。マグネット21に余計な力が加
わるようなことはない。
【0011】図4(a)はヨークの他の実施例の押さえ
部の部分の一部拡大側断面図、図4(b)は押さえ部を
折曲げた状態の側断面図である。ヨーク30の開口部3
0bは他の部分と同じ厚さに形成されているが、開口内
周面は丸くなってアール(R)部30eが形成されてい
る。押さえ部30cは図3と同様にその両側に切り込み
部を形成することにより設けられる。アール部30eに
よってマグネット21を開口部30bから挿入し易い。
また、切り込み部の深さは、マグネット21をヨーク3
0に挿入した状態で、その端面21aの位置より浅くな
るように形成されている。したがって、押さえ部30c
を内側に折曲げたとき、その先端がマグネット21の端
面21aに接触する。この例でもマグネット21に余計
な力が加わるようなことはない。
【0012】図4(c)は同様な他の実施例の押さえ部
の部分の一部拡大正面図である。ヨーク40の開口部4
0bには、切り込み部40dに挟まれて押さえ部40c
が形成されている。なお、一点鎖線はヨーク40に挿入
されたマグネット21の端面の位置を示している。この
例では、切り込み部40dの深さは、マグネット21の
端面より深くなっているが、押さえ部40cには幅広部
40c1が形成されており、この幅広部40c1の端部
はマグネット21の端面より浅くなっているので、図で
点線で示した位置より押さえ部40cを折曲げれば、同
様にこの例でもマグネット21に余計な力が加わるよう
なことはない。
【0013】なお、各実施例において、押さえ部の先端
がマグネットの端面に接触しなくて、接触する直前の状
態まで折曲げるようにしてもよい。また、押さえ部を補
助的に使用し、折曲げた部分に小量の接着剤を付けるこ
ともできる。この場合、接着剤が小量であり、かつ押さ
え部との間に吸い込まれるので、接着剤が他の部分に流
れ出すようなことはない。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、開口部に押さえ部を形
成し、これを内側に折曲げるだけの簡単な構成で、接着
剤を使用することなくマグネットをヨーク内に固定する
ことができる。また、接着剤を使用してもごく僅かです
む。この結果、作業時間が大幅に短縮でき、また、接着
剤が他へ流れ出すという問題もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータのロータの断面正面図である。
【図2】図1のロータのヨークの外観正面図である。
【図3】(a)は図2の一部を拡大した正面図、(b)
は(a)のB−B線で切断した側断面図、(c)は押さ
え部20cを折曲げた状態の側断面図である。
【図4】(a)は他の実施例の押さえ部の部分の一部拡
大側断面図、(b)は押さえ部を折曲げた状態の側断面
図、(c)は他の実施例の押さえ部の部分の一部拡大正
面図である。
【図5】従来のアウターロータ型のホールモータの断面
正面図である。
【符号の説明】
20 ヨーク 20b 開口部 20c 押さえ部 20d 切り込み部 21 マグネット 21a 端面 22 ブッシュ 23 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導磁性金属をカップ形に絞り形成してな
    るヨークと、このヨーク内に収容されるリング形のマグ
    ネットとからなり、 前記ヨークの開口部には、2つの切り欠き部の間に形成
    された押さえ部が周方向に沿って複数個設けられ、 この押さえ部は内側に折曲げられて、前記マグネットの
    前記ヨークからの脱落を防止するように構成されたモー
    タのロータ。
JP11086893A 1993-04-01 1993-04-01 モータのロータ Expired - Fee Related JP3398800B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659216A (en) * 1994-09-19 1997-08-19 Ametek, Inc. Rotor cup having a rolled lower edge for segmented permanent magnet motors
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US20110175493A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-21 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd . Fan
KR20180009581A (ko) * 2016-07-19 2018-01-29 엘지이노텍 주식회사 센서 장치

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US11448523B2 (en) 2016-07-19 2022-09-20 Lg Innotek Co., Ltd. Sensor device having a rotor that includes a sleeve and a magnet

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