JPH06291563A - オーディオ増幅器 - Google Patents
オーディオ増幅器Info
- Publication number
- JPH06291563A JPH06291563A JP10006993A JP10006993A JPH06291563A JP H06291563 A JPH06291563 A JP H06291563A JP 10006993 A JP10006993 A JP 10006993A JP 10006993 A JP10006993 A JP 10006993A JP H06291563 A JPH06291563 A JP H06291563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emitter
- type transistor
- resistor
- transistor
- audio amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーディオ増幅器のプッシュプル出力段にお
いて、オーディオ増幅器の出力から侵入する高周波ノイ
ズ成分を出力トランジスタのエミッタに吸収させ、高周
波ノイズ成分が帰還回路に侵入することを低減する。そ
れにより帰還回路に高周波ノイズ成分が侵入して起こる
TIM歪等の発生を防ぐことが可能となり、良好な音質
のオーディオ増幅器を提供できる。 【構成】 オーディオ増幅器のプッシュプル出力段のト
ランジスタのエミッタに抵抗を接続し、その接続点を帰
還回路に接続する。さらにNPN型トランジスタにエミ
ッタとPNP型トランジスタのエミッタをコンデンサー
で接続する。
いて、オーディオ増幅器の出力から侵入する高周波ノイ
ズ成分を出力トランジスタのエミッタに吸収させ、高周
波ノイズ成分が帰還回路に侵入することを低減する。そ
れにより帰還回路に高周波ノイズ成分が侵入して起こる
TIM歪等の発生を防ぐことが可能となり、良好な音質
のオーディオ増幅器を提供できる。 【構成】 オーディオ増幅器のプッシュプル出力段のト
ランジスタのエミッタに抵抗を接続し、その接続点を帰
還回路に接続する。さらにNPN型トランジスタにエミ
ッタとPNP型トランジスタのエミッタをコンデンサー
で接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ増幅器に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のプッシュプル出力段を有
するオーディオ増幅器を示す回路図である。オーディオ
増幅器では、接続ケーブル7に接続された機器が原因と
なり、出力端子6を通じて逆に高周波ノイズ成分が帰還
回路11に侵入する。図2の回路では、トランジスタ1
a及び1bのバイアス電流を安定化させるためのエミッ
タ抵抗2a及びエミッタ抵抗2bのため、出力端子6か
ら侵入した高周波ノイズ成分をトランジスタ1a及びト
ランジスタ1bのエミッタが十分吸収することができ
ず、高周波ノイズ成分が帰還抵抗11aを通じて帰還回
路11に侵入し、電圧増幅段の反転入力端子10aに入
力する。
するオーディオ増幅器を示す回路図である。オーディオ
増幅器では、接続ケーブル7に接続された機器が原因と
なり、出力端子6を通じて逆に高周波ノイズ成分が帰還
回路11に侵入する。図2の回路では、トランジスタ1
a及び1bのバイアス電流を安定化させるためのエミッ
タ抵抗2a及びエミッタ抵抗2bのため、出力端子6か
ら侵入した高周波ノイズ成分をトランジスタ1a及びト
ランジスタ1bのエミッタが十分吸収することができ
ず、高周波ノイズ成分が帰還抵抗11aを通じて帰還回
路11に侵入し、電圧増幅段の反転入力端子10aに入
力する。
【0003】高周波ノイズ成分が、オーディオ増幅器の
帰還回路に侵入した場合、TIM歪等聴感上特に有害な
歪が発生する原因となる。TIM歪等、高周波ノイズ成
分が原因となって発生する歪は聴感上も非常に有害で、
従来の技術では良好な音質のオーディオ増幅器とするこ
とが困難であった。
帰還回路に侵入した場合、TIM歪等聴感上特に有害な
歪が発生する原因となる。TIM歪等、高周波ノイズ成
分が原因となって発生する歪は聴感上も非常に有害で、
従来の技術では良好な音質のオーディオ増幅器とするこ
とが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、オーディオ増幅器の出力端子6から侵入し
た高周波ノイズ成分が帰還回路11に侵入することを低
減し、高周波ノイズ成分によってオーディオ増幅器が歪
を発生することを防止し、聴感上も良好な音質のオーデ
ィオ増幅器を提供することにある。
する課題は、オーディオ増幅器の出力端子6から侵入し
た高周波ノイズ成分が帰還回路11に侵入することを低
減し、高周波ノイズ成分によってオーディオ増幅器が歪
を発生することを防止し、聴感上も良好な音質のオーデ
ィオ増幅器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、NPN型トランジスタ(1a)のエミッタ抵抗
(2a)とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタ抵
抗(2b)の接続点を出力端子(6)に接続し、NPN
型トランジスタ(1a)とPNP型トランジスタ(1
b)のエミッタをコンデンサー(4)で接続し、別途N
PN型トランジスタ(1a)とPNP型トランジスタ
(1b)のエミッタを抵抗(3a)と抵抗(3b)で接
続し、係る抵抗(3a)抵抗(3b)の接続点を帰還回
路(11)に接続する。
めに、NPN型トランジスタ(1a)のエミッタ抵抗
(2a)とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタ抵
抗(2b)の接続点を出力端子(6)に接続し、NPN
型トランジスタ(1a)とPNP型トランジスタ(1
b)のエミッタをコンデンサー(4)で接続し、別途N
PN型トランジスタ(1a)とPNP型トランジスタ
(1b)のエミッタを抵抗(3a)と抵抗(3b)で接
続し、係る抵抗(3a)抵抗(3b)の接続点を帰還回
路(11)に接続する。
【0006】
【作用】以上のように構成したオーディオ増幅器は、出
力端子(6)から侵入した高周波ノイズ成分はエミッタ
抵抗(2a)およびエミッタ抵抗(2b)を通り、出力
インピーダンスの低いトランジスタ(1a)及び(1
b)のエミッタに吸収されるため、抵抗3aおよび抵抗
3bを経由して帰還回路(11)に侵入する高周波ノイ
ズ成分は大幅に低減される。
力端子(6)から侵入した高周波ノイズ成分はエミッタ
抵抗(2a)およびエミッタ抵抗(2b)を通り、出力
インピーダンスの低いトランジスタ(1a)及び(1
b)のエミッタに吸収されるため、抵抗3aおよび抵抗
3bを経由して帰還回路(11)に侵入する高周波ノイ
ズ成分は大幅に低減される。
【0007】NPN型トランジスタ(1a)のエミッタ
とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタを接続した
コンデンサー(4)は、NPN型トランジスタ(1a)
とPNP型トランジスタ(1b)の高周波領域における
不平衡な動作を防止するためのものである。
とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタを接続した
コンデンサー(4)は、NPN型トランジスタ(1a)
とPNP型トランジスタ(1b)の高周波領域における
不平衡な動作を防止するためのものである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す回路図であっ
て、1はトランジスタ、2はエミッタ抵抗、3は本発明
に係る抵抗、4は本発明に係るコンデンサー、5は出力
抵抗、6は出力端子、7は接続ケーブル、8は電源、9
はバイアス回路、10は電圧増幅段、10aは反転入力
端子、10bは非反転入力端子、11は帰還回路、12
は入力端子である。
て、1はトランジスタ、2はエミッタ抵抗、3は本発明
に係る抵抗、4は本発明に係るコンデンサー、5は出力
抵抗、6は出力端子、7は接続ケーブル、8は電源、9
はバイアス回路、10は電圧増幅段、10aは反転入力
端子、10bは非反転入力端子、11は帰還回路、12
は入力端子である。
【0009】なお、図1ではエミッタ抵抗2aとエミッ
タ抵抗2bの接続点と、出力端子6との間に、出力抵抗
5を設けた例を示す。
タ抵抗2bの接続点と、出力端子6との間に、出力抵抗
5を設けた例を示す。
【0010】
【発明の効果】このような構成になっているから、オー
ディオ増幅器の出力端子6から侵入した高周波ノイズ成
分の多くは、出力インピーダンスの低いトランジスタ1
aのエミッタ及びトランジスタ1bのエミッタに吸収さ
れる。
ディオ増幅器の出力端子6から侵入した高周波ノイズ成
分の多くは、出力インピーダンスの低いトランジスタ1
aのエミッタ及びトランジスタ1bのエミッタに吸収さ
れる。
【0011】従って帰還回路11に侵入する高周波ノイ
ズ成分は低減され、TIM歪等高周波ノイズ成分が原因
となる歪は低減する。よって良好な音質のオーディオ増
幅器とすることができる。
ズ成分は低減され、TIM歪等高周波ノイズ成分が原因
となる歪は低減する。よって良好な音質のオーディオ増
幅器とすることができる。
【0012】なおコンデンサー4は、高周波領域におけ
るNPN型トランジスタ1aとPNP型トランジスタ1
bの出力インピーダンス等の特性差を平均化させ、高周
波ノイズ成分に対する不平衡な動作を防止するためのも
のである。
るNPN型トランジスタ1aとPNP型トランジスタ1
bの出力インピーダンス等の特性差を平均化させ、高周
波ノイズ成分に対する不平衡な動作を防止するためのも
のである。
【図1】本発明に係るオーディオ増幅器の実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】従来のオーディオ増幅器の回路図である。
1 トランジスタ 1a NPN型トランジスタ 1b PNP型トランジスタ 2 エミッタ抵抗 2a NPN型トランジスタのエミッタ抵抗 2b PNP型トランジスタのエミッタ抵抗 3 エミッタ抵抗に並列に接続した本発明に係る抵
抗 3a NPN型トランジスタのエミッタに接続した、
本発明に係る抵抗 3b PNP型トランジスタのエミッタに接続した、
本発明に係る抵抗 4 本発明に係るコンデンサー 5 出力抵抗 6 出力端子 7 接続ケーブル 7a 接続ケーブルの芯線 8 電源 8a 正電源 8b 負電源 9 バイアス回路 10 電圧増幅段 10a 反転入力端子 10b 非反転入力端子 11 帰還回路 11a 帰還抵抗 11b 帰還抵抗 12 入力端子
抗 3a NPN型トランジスタのエミッタに接続した、
本発明に係る抵抗 3b PNP型トランジスタのエミッタに接続した、
本発明に係る抵抗 4 本発明に係るコンデンサー 5 出力抵抗 6 出力端子 7 接続ケーブル 7a 接続ケーブルの芯線 8 電源 8a 正電源 8b 負電源 9 バイアス回路 10 電圧増幅段 10a 反転入力端子 10b 非反転入力端子 11 帰還回路 11a 帰還抵抗 11b 帰還抵抗 12 入力端子
Claims (1)
- 【請求項1】NPN型トランジスタ(1a)とPNP型
トランジスタ(1b)により構成される、プッシュプル
出力段を有するオーディオ増幅器において、係るNPN
型トランジスタ(1a)のエミッタ抵抗(2a)とPN
P型トランジスタ(1b)のエミッタ抵抗(2b)の接
続点を出力端子(6)に接続し、NPN型トランジスタ
(1a)とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタを
コンデンサー(4)で接続し、別途NPN型トランジス
タ(1a)とPNP型トランジスタ(1b)のエミッタ
を、抵抗(3a)と抵抗(3b)で接続し、係る抵抗
(3a)と抵抗(3b)の接続点を帰還回路(11)に
接続したことを特徴とするオーディオ増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10006993A JPH06291563A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | オーディオ増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10006993A JPH06291563A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | オーディオ増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291563A true JPH06291563A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14264178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10006993A Pending JPH06291563A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | オーディオ増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06291563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003110367A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Denso Corp | センサ用半導体集積回路装置 |
US20110228280A1 (en) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Lightlab Imaging, Inc. | Intensity Noise Reduction Methods and Apparatus for Interferometric Sensing and Imaging Systems |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP10006993A patent/JPH06291563A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003110367A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Denso Corp | センサ用半導体集積回路装置 |
US20110228280A1 (en) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Lightlab Imaging, Inc. | Intensity Noise Reduction Methods and Apparatus for Interferometric Sensing and Imaging Systems |
US8948613B2 (en) * | 2010-03-17 | 2015-02-03 | Lightlab Imaging, Inc. | Intensity noise reduction methods and apparatus for interferometric sensing and imaging systems |
US20150153157A1 (en) * | 2010-03-17 | 2015-06-04 | Lightlab Imaging, Inc. | Intensity Noise Reduction Methods and Apparatus for Interferometric Sensing and Imaging Systems |
US10006753B2 (en) * | 2010-03-17 | 2018-06-26 | Lightlab Imaging, Inc. | Intensity noise reduction methods and apparatus for interferometric sensing and imaging systems |
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