JPH06288329A - クランク回転角センサーの取付構造 - Google Patents
クランク回転角センサーの取付構造Info
- Publication number
- JPH06288329A JPH06288329A JP5096552A JP9655293A JPH06288329A JP H06288329 A JPH06288329 A JP H06288329A JP 5096552 A JP5096552 A JP 5096552A JP 9655293 A JP9655293 A JP 9655293A JP H06288329 A JPH06288329 A JP H06288329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle sensor
- rotation angle
- rotational angle
- signal rotor
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲部品の大幅な変更を招くことなく回転角
センサーを簡易に取付けることができ、かつ回転角を精
度高く検出できるクランク回転角センサーの取付構造を
提供する。 【構成】 クランクケース９内のクランクシャフト１の
後方にシグナルロータ部３を設けると共に、シリンダー
ブロック６の後壁部７にシグナルロータ部３との信号授
受によりクランク回転角を検出する回転角センサー４を
嵌挿した。シグナルロータ部３がクランクシャフト１に
直接に設けられているので、回転ブレの発生を抑えられ
て精度の良い回転角検出信号を得ることができる。クラ
ンクシャフト１の後方にシグナルロータ部３を設けると
共に、シリンダーブロック６の後壁部７に回転角センサ
ー４を嵌挿して周囲部品との干渉を抑えられるので、周
囲部品の大幅な変更を招くことがない。
センサーを簡易に取付けることができ、かつ回転角を精
度高く検出できるクランク回転角センサーの取付構造を
提供する。 【構成】 クランクケース９内のクランクシャフト１の
後方にシグナルロータ部３を設けると共に、シリンダー
ブロック６の後壁部７にシグナルロータ部３との信号授
受によりクランク回転角を検出する回転角センサー４を
嵌挿した。シグナルロータ部３がクランクシャフト１に
直接に設けられているので、回転ブレの発生を抑えられ
て精度の良い回転角検出信号を得ることができる。クラ
ンクシャフト１の後方にシグナルロータ部３を設けると
共に、シリンダーブロック６の後壁部７に回転角センサ
ー４を嵌挿して周囲部品との干渉を抑えられるので、周
囲部品の大幅な変更を招くことがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
クランク回転角センサーの取付構造に関するものであ
る。
クランク回転角センサーの取付構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近時、コンピュータ制御に用いる等のた
めに内燃機関の回転角の検出を行うことがある。そし
て、回転角に相当する回転パルスをクランクシャフトか
ら検出する装置として、図３に示すようにクランクシャ
フト１の前部に取付けるクランクプーリ２等の周囲にシ
グナルロータ部３を設け、その周上に回転角センサー４
を設置した装置や、図４に示すようにクランクシャフト
（図示省略）の後端に設けるフライホイール５のリング
ギヤをシグナルロータ部３とし、その周上に回転角セン
サー４を設置した装置がある。
めに内燃機関の回転角の検出を行うことがある。そし
て、回転角に相当する回転パルスをクランクシャフトか
ら検出する装置として、図３に示すようにクランクシャ
フト１の前部に取付けるクランクプーリ２等の周囲にシ
グナルロータ部３を設け、その周上に回転角センサー４
を設置した装置や、図４に示すようにクランクシャフト
（図示省略）の後端に設けるフライホイール５のリング
ギヤをシグナルロータ部３とし、その周上に回転角セン
サー４を設置した装置がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転角検出
信号を失火検出のため等に用いることがあるが、この場
合特に精度が高いことが望まれている。しかしながら、
上述した従来技術では、シグナルロータ部３をクランク
プーリ２あるいはフライホイール５に設けているため回
転時にガタを生じる虞があり、このようにガタが生じた
ときには回転角信号の精度が低下することがあった。ま
た、回転角センサー４を取付ける上で、多くの場合、専
用ブラケットを必要とする上、他の部品との干渉を避け
るために周辺部品に大幅な形状変更を招く虞があった。
信号を失火検出のため等に用いることがあるが、この場
合特に精度が高いことが望まれている。しかしながら、
上述した従来技術では、シグナルロータ部３をクランク
プーリ２あるいはフライホイール５に設けているため回
転時にガタを生じる虞があり、このようにガタが生じた
ときには回転角信号の精度が低下することがあった。ま
た、回転角センサー４を取付ける上で、多くの場合、専
用ブラケットを必要とする上、他の部品との干渉を避け
るために周辺部品に大幅な形状変更を招く虞があった。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、周囲部品の大幅な変更を招くことなく回転角センサ
ーを簡易に取付けることができ、かつ回転角を精度高く
検出できるクランク回転角センサーの取付構造を提供す
ることを目的とする。
で、周囲部品の大幅な変更を招くことなく回転角センサ
ーを簡易に取付けることができ、かつ回転角を精度高く
検出できるクランク回転角センサーの取付構造を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、クランクケース内のクランクシャフトの
後方にシグナルロータ部を設けると共に、シリンダーブ
ロック後壁部にシグナルロータ部との信号授受によりク
ランク回転角を検出する回転角センサーを嵌挿したこと
を特徴とする。この場合、クランクシャフトの後方に設
けるフライホイールのシリンダーブロック側に肉抜部を
形成し、該肉抜部に位置させて回転角センサーを設けて
いる。
成するために、クランクケース内のクランクシャフトの
後方にシグナルロータ部を設けると共に、シリンダーブ
ロック後壁部にシグナルロータ部との信号授受によりク
ランク回転角を検出する回転角センサーを嵌挿したこと
を特徴とする。この場合、クランクシャフトの後方に設
けるフライホイールのシリンダーブロック側に肉抜部を
形成し、該肉抜部に位置させて回転角センサーを設けて
いる。
【０００６】
【作用】このような構成とすれば、シグナルロータ部が
クランクシャフトに直接に設けられているので、回転ブ
レの発生を抑えられる。クランクシャフトの後方にシグ
ナルロータ部を設けると共に、シリンダーブロック後壁
部に回転角センサーを嵌挿するので、周囲部品との干渉
を抑えられる。
クランクシャフトに直接に設けられているので、回転ブ
レの発生を抑えられる。クランクシャフトの後方にシグ
ナルロータ部を設けると共に、シリンダーブロック後壁
部に回転角センサーを嵌挿するので、周囲部品との干渉
を抑えられる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例のクランク回転角セ
ンサーの取付構造を図１及び図２に基づいて説明する。
図において、シリンダーブロック６の後壁部７の外側に
位置させてクランクシャフト１にはフライホイール５が
取付けられている。フライホイール５のシリンダーブロ
ック６側の面部には肉抜部８が形成されている。クラン
クケース９内のクランクシャフト１の後方には、シグナ
ルロータ部３が一体加工または圧入により設けられてお
り、クランクシャフト１が回転することにより回転パル
スを発生する。
ンサーの取付構造を図１及び図２に基づいて説明する。
図において、シリンダーブロック６の後壁部７の外側に
位置させてクランクシャフト１にはフライホイール５が
取付けられている。フライホイール５のシリンダーブロ
ック６側の面部には肉抜部８が形成されている。クラン
クケース９内のクランクシャフト１の後方には、シグナ
ルロータ部３が一体加工または圧入により設けられてお
り、クランクシャフト１が回転することにより回転パル
スを発生する。
【０００８】シリンダーブロック６の後壁部７におけ
る、フライホイール５の肉抜部８に臨む部分には貫通孔
10が形成されている。この貫通孔10には、シグナルロー
タ部３からの回転パルスを受けて回転角を検出し、この
回転角信号を図示しない制御部に転送する回転角センサ
ー４が嵌挿されている。この回転角センサー４は貫通孔
10の近傍に設けたネジ穴11にボルト（図示省略）を螺合
することによりネジ止めされている。
る、フライホイール５の肉抜部８に臨む部分には貫通孔
10が形成されている。この貫通孔10には、シグナルロー
タ部３からの回転パルスを受けて回転角を検出し、この
回転角信号を図示しない制御部に転送する回転角センサ
ー４が嵌挿されている。この回転角センサー４は貫通孔
10の近傍に設けたネジ穴11にボルト（図示省略）を螺合
することによりネジ止めされている。
【０００９】このように構成されたクランク回転角セン
サー４の取付構造では、シグナルロータ部３が一体加工
または圧入によりクランクシャフト１に設けられている
ので、回転ブレの発生を抑制でき、これにより無い精度
の良い回転角検出信号を得ることができる。また、回転
角センサー４をブラケット等を介することなく直接にシ
リンダーブロック６に取付けているので、より精度高く
信号を検出できる。
サー４の取付構造では、シグナルロータ部３が一体加工
または圧入によりクランクシャフト１に設けられている
ので、回転ブレの発生を抑制でき、これにより無い精度
の良い回転角検出信号を得ることができる。また、回転
角センサー４をブラケット等を介することなく直接にシ
リンダーブロック６に取付けているので、より精度高く
信号を検出できる。
【００１０】クランクシャフト１の後方にシグナルロー
タ部３を設けると共に、シリンダーブロック６の後壁部
７に回転角センサー４を嵌挿するので、周囲部品との干
渉を抑えられ周囲部品の大幅な変更を招くことがない。
また、回転角センサー４を肉抜部８により形成される空
間部に位置させて配置しているので、回転角センサー４
の取付によりエンジン全長を長くする等の措置を伴うこ
とが無い。
タ部３を設けると共に、シリンダーブロック６の後壁部
７に回転角センサー４を嵌挿するので、周囲部品との干
渉を抑えられ周囲部品の大幅な変更を招くことがない。
また、回転角センサー４を肉抜部８により形成される空
間部に位置させて配置しているので、回転角センサー４
の取付によりエンジン全長を長くする等の措置を伴うこ
とが無い。
【００１１】また、シリンダーブロック６に設けたネジ
穴11にボルトを螺合して回転角センサー４を取付けてい
るので、専用のブラケットを別個に用意する必要が無
い。このため、部品点数を削減できる。
穴11にボルトを螺合して回転角センサー４を取付けてい
るので、専用のブラケットを別個に用意する必要が無
い。このため、部品点数を削減できる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、シグナルロータ部がクランク
シャフトに直接に設けられているので、回転ブレの発生
を抑えられて精度の良い回転角検出信号を得ることがで
きる。クランクシャフトの後方にシグナルロータ部を設
けると共に、シリンダーブロック後壁部に回転角センサ
ーを嵌挿して周囲部品との干渉を抑えられるので、周囲
部品の大幅な変更を招くことがない。さらに、クランク
シャフトの後方に設けるフライホイールのシリンダーブ
ロック側に肉抜部を形成し、該肉抜部に位置させて回転
角センサーを設けているので、回転角センサーの取付を
エンジン全長を長くすることなく達成できる。
シャフトに直接に設けられているので、回転ブレの発生
を抑えられて精度の良い回転角検出信号を得ることがで
きる。クランクシャフトの後方にシグナルロータ部を設
けると共に、シリンダーブロック後壁部に回転角センサ
ーを嵌挿して周囲部品との干渉を抑えられるので、周囲
部品の大幅な変更を招くことがない。さらに、クランク
シャフトの後方に設けるフライホイールのシリンダーブ
ロック側に肉抜部を形成し、該肉抜部に位置させて回転
角センサーを設けているので、回転角センサーの取付を
エンジン全長を長くすることなく達成できる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】同実施例のシリンダブロック後壁部を示す図で
ある。
ある。
【図３】従来の回転角センサーの配置状態の一例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図４】回転角センサーの配置状態の他の従来例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
１ クランクシャフト ３ シグナルロータ部 ４ 回転角センサー ５ フライホイール ６ シリンダーブロック ７ 後壁部 ８ 肉抜部 ９ クランクケース
Claims (2)
- 【請求項１】 クランクケース内のクランクシャフトの
後方にシグナルロータ部を設けると共に、シリンダーブ
ロック後壁部にシグナルロータ部との信号授受によりク
ランク回転角を検出する回転角センサーを嵌挿したこと
を特徴とするクランク回転角センサーの取付構造。 - 【請求項２】 クランクシャフトの後方に設けるフライ
ホイールのシリンダーブロック側に肉抜部を形成し、該
肉抜部に位置させて回転角センサーを設けた請求項１記
載のクランク回転角センサーの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5096552A JPH06288329A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | クランク回転角センサーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5096552A JPH06288329A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | クランク回転角センサーの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06288329A true JPH06288329A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14168243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5096552A Pending JPH06288329A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | クランク回転角センサーの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06288329A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1482149A1 (en) | 2003-05-28 | 2004-12-01 | Petroliam Nasional Berhad | Sensor mounting structure for engine |
| WO2018180014A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
| JP2019132361A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 本田技研工業株式会社 | クランクシャフトおよびその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5096552A patent/JPH06288329A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1482149A1 (en) | 2003-05-28 | 2004-12-01 | Petroliam Nasional Berhad | Sensor mounting structure for engine |
| WO2018180014A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
| CN110475957A (zh) * | 2017-03-30 | 2019-11-19 | 本田技研工业株式会社 | 内燃机 |
| JPWO2018180014A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2020-01-09 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
| US10975787B2 (en) | 2017-03-30 | 2021-04-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
| JP2019132361A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 本田技研工業株式会社 | クランクシャフトおよびその製造方法 |
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