JPH06216277A - 半導体装置およびその半導体装置を組み込んだicカード - Google Patents
半導体装置およびその半導体装置を組み込んだicカードInfo
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- JPH06216277A JPH06216277A JP5007642A JP764293A JPH06216277A JP H06216277 A JPH06216277 A JP H06216277A JP 5007642 A JP5007642 A JP 5007642A JP 764293 A JP764293 A JP 764293A JP H06216277 A JPH06216277 A JP H06216277A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
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- H01L2224/31—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
- H01L2224/32—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
- H01L2224/321—Disposition
- H01L2224/32151—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/32221—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/32245—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
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- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73201—Location after the connecting process on the same surface
- H01L2224/73215—Layer and wire connectors
Landscapes
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Die Bonding (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置におけるパッケージの反り防止。
【構成】 半導体チップ5の上面に接着体10を介して
金属製リード3のインナーリード7部分を接続するとと
もに、半導体チップ5の電極とインナーリード7をワイ
ヤ9で接続し、かつリード3のアウターリード4を除く
部分を樹脂からなるパッケージ2で封止した半導体装置
であって、前記半導体チップ5の下面には金属製のダミ
ータブ11が接着体10を介して接着されている。金属
製リード3に比較してパッケージ2を形成する樹脂は、
その熱膨張係数が大きく、半導体チップ5の一面側にリ
ード3が接着体されている場合は、熱応力によってパッ
ケージが反るおそれがあるが、金属製のダミータブ11
を半導体チップ5の他の面に接着することによって、パ
ッケージの厚さ方向における材質のバランスがとれるた
め、パッケージ2の反りが発生しなくなる。
金属製リード3のインナーリード7部分を接続するとと
もに、半導体チップ5の電極とインナーリード7をワイ
ヤ9で接続し、かつリード3のアウターリード4を除く
部分を樹脂からなるパッケージ2で封止した半導体装置
であって、前記半導体チップ5の下面には金属製のダミ
ータブ11が接着体10を介して接着されている。金属
製リード3に比較してパッケージ2を形成する樹脂は、
その熱膨張係数が大きく、半導体チップ5の一面側にリ
ード3が接着体されている場合は、熱応力によってパッ
ケージが反るおそれがあるが、金属製のダミータブ11
を半導体チップ5の他の面に接着することによって、パ
ッケージの厚さ方向における材質のバランスがとれるた
め、パッケージ2の反りが発生しなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特に半導体
チップの一面に金属製リードのインナーリード部分を接
続するとともに、半導体チップの電極とインナーリード
を電気的に接続した構造の半導体装置に関し、たとえ
ば、LOC(lead on chip)構造の半導体装置に適用し
て有効な技術に関する。
チップの一面に金属製リードのインナーリード部分を接
続するとともに、半導体チップの電極とインナーリード
を電気的に接続した構造の半導体装置に関し、たとえ
ば、LOC(lead on chip)構造の半導体装置に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のパッケージ構造の一つとし
て、半導体チップの一面に金属製リードフレームのイン
ナーリードを接着し、インナーリードの半導体チップの
電極を導電性のワイヤで接続し、さらにリードのアウタ
ーリードを除く全体を樹脂パッケージで封止したLOC
構造が知られている。LOC構造の半導体装置について
は、日経BP社発行「日経マイクロデバイス」1989
年9月号、同年9月1日発行、P109〜P114に記
載されている。この文献には、ポリイミド・フィルムを
ダイ・パッドの代わりに張ったリードフレームを使う4
MDRAM(Dynamic Random Access Memory)用のZI
P(Zig-zag Inline Package)が開示されている。チッ
プとリードフレームの接着は、両面に接着剤を付けたポ
リイミド・フィルムによって行われている。接着剤とし
ては、アクリル系,シリコーン系,ポリイミド系,ポリ
エーテルアミドイミド系が使用されている。また、リー
ドフレームは、Fe−50Ni(熱膨張係数:10×1
0-6/°C)やFe−42Ni(熱膨張係数:5.3×
10-6/°C)が使用されている。また、パッケージを
形成する樹脂の熱膨張係数は14×10-6/°Cとなっ
ている。
て、半導体チップの一面に金属製リードフレームのイン
ナーリードを接着し、インナーリードの半導体チップの
電極を導電性のワイヤで接続し、さらにリードのアウタ
ーリードを除く全体を樹脂パッケージで封止したLOC
構造が知られている。LOC構造の半導体装置について
は、日経BP社発行「日経マイクロデバイス」1989
年9月号、同年9月1日発行、P109〜P114に記
載されている。この文献には、ポリイミド・フィルムを
ダイ・パッドの代わりに張ったリードフレームを使う4
MDRAM(Dynamic Random Access Memory)用のZI
P(Zig-zag Inline Package)が開示されている。チッ
プとリードフレームの接着は、両面に接着剤を付けたポ
リイミド・フィルムによって行われている。接着剤とし
ては、アクリル系,シリコーン系,ポリイミド系,ポリ
エーテルアミドイミド系が使用されている。また、リー
ドフレームは、Fe−50Ni(熱膨張係数:10×1
0-6/°C)やFe−42Ni(熱膨張係数:5.3×
10-6/°C)が使用されている。また、パッケージを
形成する樹脂の熱膨張係数は14×10-6/°Cとなっ
ている。
【0003】一方、日経BP社発行「日経マイクロデバ
イス」1991年2月号、同年2月1日発行、P89〜
P97には、LOC構造を使った16MDRAMについ
て記載されている。また、この文献には、ダイ・パッド
上にチップを搭載する従来構造、リード上に絶縁テープ
を介してチップを搭載するCOL(chip on lead)構
造,チップ上に絶縁テープを介してリードを固定するL
OC構造が図解され、その長所,短所の比較がなされて
いる。また、この文献には、LOC構造で解決すべき課
題について図解され、解決課題の一つとして熱応力によ
る特性変動を挙げている。また、組立については、「ダ
イ付けについては,両面に接着剤を塗布したポリイミド
・テープをリードフレームに張り付けた後,チップを付
ける(図7)。」とし、「開発した専用のマウンタは,
チップ制御ステージでチップをボンディング・ヘッド部
へ移し,テープ付リードフレームと加熱・圧着する(図
8)。このときテープに接着剤が両面に付いたものを使
う。ステージはヒータを兼ねている。リードフレームは
テープが付いた状態で購入する。」と記載している。ま
た、トランスファモールドについては、「トランスファ
・モールド時にボイドが発生しないようにモールド・フ
ロー・シュミレーションをして,チップの上下で樹脂を
流すバランスを決定した(図10)。」と記載してい
る。なお、ポリイミド・テープは50μmの厚さのもの
が使用されている。
イス」1991年2月号、同年2月1日発行、P89〜
P97には、LOC構造を使った16MDRAMについ
て記載されている。また、この文献には、ダイ・パッド
上にチップを搭載する従来構造、リード上に絶縁テープ
を介してチップを搭載するCOL(chip on lead)構
造,チップ上に絶縁テープを介してリードを固定するL
OC構造が図解され、その長所,短所の比較がなされて
いる。また、この文献には、LOC構造で解決すべき課
題について図解され、解決課題の一つとして熱応力によ
る特性変動を挙げている。また、組立については、「ダ
イ付けについては,両面に接着剤を塗布したポリイミド
・テープをリードフレームに張り付けた後,チップを付
ける(図7)。」とし、「開発した専用のマウンタは,
チップ制御ステージでチップをボンディング・ヘッド部
へ移し,テープ付リードフレームと加熱・圧着する(図
8)。このときテープに接着剤が両面に付いたものを使
う。ステージはヒータを兼ねている。リードフレームは
テープが付いた状態で購入する。」と記載している。ま
た、トランスファモールドについては、「トランスファ
・モールド時にボイドが発生しないようにモールド・フ
ロー・シュミレーションをして,チップの上下で樹脂を
流すバランスを決定した(図10)。」と記載してい
る。なお、ポリイミド・テープは50μmの厚さのもの
が使用されている。
【0004】他方、近年各種情報の記憶読みだし用カー
ドの一つとして、集積回路(IC)等を組み込んだIC
カードが使用されている。ICカードについては、たと
えば、日経マグロウヒル社発行「日経マイクロデバイ
ス」1988年3月号、昭和63年3月1日発行、P5
6〜P62に記載されている。ICカードの構造の一つ
として、LSI(大規模集積回路)等のICチップをモ
ジュール基材と呼称される配線基板に組み込むととも
に、トランスファモールドによって前記ICチップ部分
をモールドしてICカード・モジュールとなし、このI
Cカード・モジュールをカード基材に組み込んだ構造が
知られている。
ドの一つとして、集積回路(IC)等を組み込んだIC
カードが使用されている。ICカードについては、たと
えば、日経マグロウヒル社発行「日経マイクロデバイ
ス」1988年3月号、昭和63年3月1日発行、P5
6〜P62に記載されている。ICカードの構造の一つ
として、LSI(大規模集積回路)等のICチップをモ
ジュール基材と呼称される配線基板に組み込むととも
に、トランスファモールドによって前記ICチップ部分
をモールドしてICカード・モジュールとなし、このI
Cカード・モジュールをカード基材に組み込んだ構造が
知られている。
【0005】また、工業調査会発行「電子材料」199
0年12月号、同年12月1日発行、P27〜P29に
は、ICカードの実装技術について記載されている。こ
の文献には、メモリチップの搭載方法として、TSOP
(Thin Small Outline Package)を使う方法、TAB
(Tape Automated Bonding)を使う方法、COB(Chip
On Board )を使う方法等がある旨記載されている。ま
た、この文献にはTSOP等を組み込んだメモリカード
が開示されている。
0年12月号、同年12月1日発行、P27〜P29に
は、ICカードの実装技術について記載されている。こ
の文献には、メモリチップの搭載方法として、TSOP
(Thin Small Outline Package)を使う方法、TAB
(Tape Automated Bonding)を使う方法、COB(Chip
On Board )を使う方法等がある旨記載されている。ま
た、この文献にはTSOP等を組み込んだメモリカード
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】LOC構造は偏平な半
導体チップの上面に金属製のリードを張り付け、かつ上
下面全体を樹脂からなるパッケージで封止した構造とな
っている。パッケージを形成する樹脂は、前記文献から
も分かるようにリードに比較して熱膨張係数が大きい。
前記文献による金属製のリードの場合の熱膨張係数は、
5.3×10-6/°C(Fe−42Ni)、あるいは1
0×10-6/°C(Fe−50Ni)となり、パッケー
ジを形成する樹脂の熱膨張係数は14×10-6/°Cと
なる。ところで、LOC構造において、リードと樹脂と
の熱膨張係数の違いや上下の樹脂厚の違いにより、トラ
ンスファモールド後、時としてパッケージが反る不良が
発生することが判明した。この反りは、数cmの長さの
パッケージにおいて40〜100μm程度にも及ぶ。そ
して、パッケージの反りが激しい半導体装置において
は、パッケージ内部の半導体チップがクラックによって
破損していることも分かった。
導体チップの上面に金属製のリードを張り付け、かつ上
下面全体を樹脂からなるパッケージで封止した構造とな
っている。パッケージを形成する樹脂は、前記文献から
も分かるようにリードに比較して熱膨張係数が大きい。
前記文献による金属製のリードの場合の熱膨張係数は、
5.3×10-6/°C(Fe−42Ni)、あるいは1
0×10-6/°C(Fe−50Ni)となり、パッケー
ジを形成する樹脂の熱膨張係数は14×10-6/°Cと
なる。ところで、LOC構造において、リードと樹脂と
の熱膨張係数の違いや上下の樹脂厚の違いにより、トラ
ンスファモールド後、時としてパッケージが反る不良が
発生することが判明した。この反りは、数cmの長さの
パッケージにおいて40〜100μm程度にも及ぶ。そ
して、パッケージの反りが激しい半導体装置において
は、パッケージ内部の半導体チップがクラックによって
破損していることも分かった。
【0007】一方、ICカードは、携帯されて使用され
ることから、曲げ応力に対しても充分な強度を有するこ
とが要請されている。
ることから、曲げ応力に対しても充分な強度を有するこ
とが要請されている。
【0008】本発明の目的は、パッケージが反り難い半
導体装置を提供することにある。
導体装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、曲げ強度の高いIC
カードを提供することにある。本発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面からあきらかになるであろう。
カードを提供することにある。本発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面からあきらかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明の半導体装置は、
半導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接
着テープを介して金属製リードのインナーリード部分が
接続されている。前記インナーリードの先端は半導体チ
ップの電極とワイヤを介して電気的に接続されている。
また、前記半導体チップの下面にはリードフレームと同
じ材質からなる金属製のダミータブが両面接着テープを
介して接着されている。また、前記ダミータブ,半導体
チップ,インナーリードおよびワイヤはレジンからなる
パッケージで封止され、パッケージ外にはリードのアウ
ターリードが突出している。前記インナーリードおよび
ダミータブの外側には略同じ厚さの樹脂が設けられてい
る。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明の半導体装置は、
半導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接
着テープを介して金属製リードのインナーリード部分が
接続されている。前記インナーリードの先端は半導体チ
ップの電極とワイヤを介して電気的に接続されている。
また、前記半導体チップの下面にはリードフレームと同
じ材質からなる金属製のダミータブが両面接着テープを
介して接着されている。また、前記ダミータブ,半導体
チップ,インナーリードおよびワイヤはレジンからなる
パッケージで封止され、パッケージ外にはリードのアウ
ターリードが突出している。前記インナーリードおよび
ダミータブの外側には略同じ厚さの樹脂が設けられてい
る。
【0011】本発明の他の実施例による半導体装置は、
半導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接
着テープを介して金属製リードのインナーリード部分を
接続するとともに、半導体チップの電極とインナーリー
ドをワイヤで接続し、かつリードのアウターリードを除
く部分を樹脂からなるパッケージで封止した構造であ
り、かつ前記半導体チップの下面には、一面がパッケー
ジから露出し、かつリードフレームと同じ材質からなる
金属製のダミータブが接着されている。前記インナーリ
ードおよびダミータブの外側には略同じ厚さの樹脂が設
けられている。
半導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接
着テープを介して金属製リードのインナーリード部分を
接続するとともに、半導体チップの電極とインナーリー
ドをワイヤで接続し、かつリードのアウターリードを除
く部分を樹脂からなるパッケージで封止した構造であ
り、かつ前記半導体チップの下面には、一面がパッケー
ジから露出し、かつリードフレームと同じ材質からなる
金属製のダミータブが接着されている。前記インナーリ
ードおよびダミータブの外側には略同じ厚さの樹脂が設
けられている。
【0012】本発明によるICカードは、センター・コ
アおよびこのセンター・コアの両面に張り付けられたオ
ーバーシートからなるカード基材によって構成されてい
る。カード基材の一部には収容窪みが設けられ、この収
容窪みにICカード・モジュールが嵌め込まれている。
ICカード・モジュールは基板からなるモジュール基板
と、このモジュール基板の内面に搭載された半導体装置
とからなっている。前記モジュール基板は露出する外面
にコンタクト電極を有している。前記半導体装置は、半
導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接着
テープを介して金属製リードのインナーリード部分を接
続するとともに、半導体チップの電極とインナーリード
をワイヤで接続し、かつリードのアウターリードを除く
部分を樹脂からなるパッケージで封止した構造であり、
かつ前記半導体チップの下面にはリードフレームと同じ
材質からなる金属製のダミータブが接着された構造とな
っている。
アおよびこのセンター・コアの両面に張り付けられたオ
ーバーシートからなるカード基材によって構成されてい
る。カード基材の一部には収容窪みが設けられ、この収
容窪みにICカード・モジュールが嵌め込まれている。
ICカード・モジュールは基板からなるモジュール基板
と、このモジュール基板の内面に搭載された半導体装置
とからなっている。前記モジュール基板は露出する外面
にコンタクト電極を有している。前記半導体装置は、半
導体チップの電極が形成された上面に絶縁性の両面接着
テープを介して金属製リードのインナーリード部分を接
続するとともに、半導体チップの電極とインナーリード
をワイヤで接続し、かつリードのアウターリードを除く
部分を樹脂からなるパッケージで封止した構造であり、
かつ前記半導体チップの下面にはリードフレームと同じ
材質からなる金属製のダミータブが接着された構造とな
っている。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、本発明の半導体装置
は、半導体チップの上面にインナーリードが張り付けら
れているとともに、半導体チップの下面にはインナーリ
ードと同じ材質となるダミータブが張り付けられ、かつ
インナーリードおよびダミータブの外側には略同じ厚さ
の樹脂が設けられた構造となっていることから、パッケ
ージの厚さ方向における材料のバランス化によって、熱
応力によるパッケージの反りが発生しなくなる。したが
って、半導体チップにクラックが入る等の劣化がなくな
る。
は、半導体チップの上面にインナーリードが張り付けら
れているとともに、半導体チップの下面にはインナーリ
ードと同じ材質となるダミータブが張り付けられ、かつ
インナーリードおよびダミータブの外側には略同じ厚さ
の樹脂が設けられた構造となっていることから、パッケ
ージの厚さ方向における材料のバランス化によって、熱
応力によるパッケージの反りが発生しなくなる。したが
って、半導体チップにクラックが入る等の劣化がなくな
る。
【0014】本発明の他の実施例による半導体装置、す
なわちダミータブの一面をパッケージ外に露出した構造
の半導体装置は、前記同様にダミータブによってパッケ
ージが反らないようになるとともに、ダミータブが放熱
板としても作用することから、半導体装置の熱特性が向
上する。
なわちダミータブの一面をパッケージ外に露出した構造
の半導体装置は、前記同様にダミータブによってパッケ
ージが反らないようになるとともに、ダミータブが放熱
板としても作用することから、半導体装置の熱特性が向
上する。
【0015】本発明のICカードにおいては、カード基
材に組み込まれる半導体装置は、金属製のダミータブを
パッケージ内に配していることから、このダミータブが
補強部材として作用するため、カード基材の剛性が高く
なり、ICカードの曲げ強度向上が図れる。
材に組み込まれる半導体装置は、金属製のダミータブを
パッケージ内に配していることから、このダミータブが
補強部材として作用するため、カード基材の剛性が高く
なり、ICカードの曲げ強度向上が図れる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例による半導体装置
の断面図、図2は本発明の一実施例による半導体装置の
組立状態を示す模式図、図3は同じく半導体装置の組立
においてワイヤボンディングされたリードフレームを示
す断面図、図4は同じく半導体装置の組立においてモー
ルドされたリードフレームを示す断面図、図5は本発明
によるICカードの一部を示す断面図である。
て説明する。図1は本発明の一実施例による半導体装置
の断面図、図2は本発明の一実施例による半導体装置の
組立状態を示す模式図、図3は同じく半導体装置の組立
においてワイヤボンディングされたリードフレームを示
す断面図、図4は同じく半導体装置の組立においてモー
ルドされたリードフレームを示す断面図、図5は本発明
によるICカードの一部を示す断面図である。
【0017】本発明の半導体装置1は、外観的には図1
に示すように、レジン(熱膨張係数:14×10-6/°
C)で形成されるパッケージ2の周面から複数のリード
3を突出させた形状となっている。リード3は金属製、
たとえばFe−42Ni(熱膨張係数:5.3×10-6
/°C)からなり、パッケージ2の外の部分(アウター
リード4)は、表面実装に適したガルウィング型となっ
ている。また、前記パッケージ2内には、LSI(大規
模集積回路)が形成された半導体チップ5が設けられて
いる。この半導体チップ5の上面は、図示はしないが電
極が設けられている。そして、この半導体チップ5の上
面には、絶縁性の接着体6を介してリード3のインナー
リード7部分が張り付けられている。接着体6は、たと
えば、両面に絶縁性の接着剤を有する厚さ80μmのポ
リイミド・フィルムからなっている。また、インナーリ
ード7の内端と、前記半導体チップ5の図示しない電極
は、導電性のワイヤ9で電気的に接続されている。
に示すように、レジン(熱膨張係数:14×10-6/°
C)で形成されるパッケージ2の周面から複数のリード
3を突出させた形状となっている。リード3は金属製、
たとえばFe−42Ni(熱膨張係数:5.3×10-6
/°C)からなり、パッケージ2の外の部分(アウター
リード4)は、表面実装に適したガルウィング型となっ
ている。また、前記パッケージ2内には、LSI(大規
模集積回路)が形成された半導体チップ5が設けられて
いる。この半導体チップ5の上面は、図示はしないが電
極が設けられている。そして、この半導体チップ5の上
面には、絶縁性の接着体6を介してリード3のインナー
リード7部分が張り付けられている。接着体6は、たと
えば、両面に絶縁性の接着剤を有する厚さ80μmのポ
リイミド・フィルムからなっている。また、インナーリ
ード7の内端と、前記半導体チップ5の図示しない電極
は、導電性のワイヤ9で電気的に接続されている。
【0018】一方、これが本発明の特徴の一つである
が、前記半導体チップ5の下面には、絶縁性の接着体1
0を介して板状のダミータブ11が張り付けられてい
る。この接着体10は前記接着体6と同様に両面に絶縁
性の接着剤を有する80μmの厚さのポリイミド・フィ
ルムからなっている。このダミータブ11は、前記リー
ド3と同様な材質で形成されているとともに、厚さも同
じとなっている。また、前記インナーリード7の上側お
よびダミータブ11の下側には、同じ厚さにレジンが設
けられている。ここで、各部の寸法例について説明す
る。前記リード3およびダミータブ11の厚さはそれぞ
れ125μm、半導体チップ5の厚さは280μm、イ
ンナーリード7上およびダミータブ11下のレジンの厚
さはそれぞれ195μm、半導体チップ5にインナーリ
ード7およびダミータブ11を接着する接着体6の厚さ
はそれぞれ80μmとなり、パッケージ2の厚さは約1
mmとなっている。そして、表面実装高さとしても1.
2mm程度になるように設計されている。これによっ
て、パッケージ2の高さ方向の材料の配列は、半導体チ
ップ5に対して上下が対称となり、熱応力的バランスが
保たれるようになっている。したがって、前記パッケー
ジ2の形成時のレジンの熱収縮時、熱応力のアンバラン
スによって半導体チップ5が反るようなことがなくな
る。また、前記ダミータブ11が強度部材となることか
らパッケージ2の強度も高くなる。
が、前記半導体チップ5の下面には、絶縁性の接着体1
0を介して板状のダミータブ11が張り付けられてい
る。この接着体10は前記接着体6と同様に両面に絶縁
性の接着剤を有する80μmの厚さのポリイミド・フィ
ルムからなっている。このダミータブ11は、前記リー
ド3と同様な材質で形成されているとともに、厚さも同
じとなっている。また、前記インナーリード7の上側お
よびダミータブ11の下側には、同じ厚さにレジンが設
けられている。ここで、各部の寸法例について説明す
る。前記リード3およびダミータブ11の厚さはそれぞ
れ125μm、半導体チップ5の厚さは280μm、イ
ンナーリード7上およびダミータブ11下のレジンの厚
さはそれぞれ195μm、半導体チップ5にインナーリ
ード7およびダミータブ11を接着する接着体6の厚さ
はそれぞれ80μmとなり、パッケージ2の厚さは約1
mmとなっている。そして、表面実装高さとしても1.
2mm程度になるように設計されている。これによっ
て、パッケージ2の高さ方向の材料の配列は、半導体チ
ップ5に対して上下が対称となり、熱応力的バランスが
保たれるようになっている。したがって、前記パッケー
ジ2の形成時のレジンの熱収縮時、熱応力のアンバラン
スによって半導体チップ5が反るようなことがなくな
る。また、前記ダミータブ11が強度部材となることか
らパッケージ2の強度も高くなる。
【0019】つぎに、このような半導体装置1の製造方
法について、図2〜図4を参照しながら説明する。最初
に、半導体チップ5,ダミータブ11,リードフレーム
15が用意される。リードフレーム15は、リード3が
形成されたフレームであり、125μmの厚さのFe−
42Niで形成されている。そして、このリードフレー
ム15のインナーリード7部分の下面には、接着体6が
張り付けられている。また、前記ダミータブ11の上面
にも接着体10が張り付けられている。前記ダミータブ
11は図示しないテーブル上に載置され、その後、半導
体チップ5が位置決めされて重ねられ、さらに半導体チ
ップ5上にリードフレーム15が位置決めされて重ねら
れる。そして、この3者は加熱(300℃),加圧され
て、図3に示すように一体化される。
法について、図2〜図4を参照しながら説明する。最初
に、半導体チップ5,ダミータブ11,リードフレーム
15が用意される。リードフレーム15は、リード3が
形成されたフレームであり、125μmの厚さのFe−
42Niで形成されている。そして、このリードフレー
ム15のインナーリード7部分の下面には、接着体6が
張り付けられている。また、前記ダミータブ11の上面
にも接着体10が張り付けられている。前記ダミータブ
11は図示しないテーブル上に載置され、その後、半導
体チップ5が位置決めされて重ねられ、さらに半導体チ
ップ5上にリードフレーム15が位置決めされて重ねら
れる。そして、この3者は加熱(300℃),加圧され
て、図3に示すように一体化される。
【0020】つぎに、図3に示すように、半導体チップ
5の図示しない電極と、インナーリード7の先端部分が
導電性のワイヤ9によって電気的に接続される。
5の図示しない電極と、インナーリード7の先端部分が
導電性のワイヤ9によって電気的に接続される。
【0021】つぎに、図4に示すように、リードフレー
ム15は、図示しないトランスファモールド装置によっ
てモールドされる。このモールドにおいて、インナーリ
ード7上のモールド空間と、ダミータブ11下のモール
ド空間の高さが同じであることから、一端側から流入す
るレジンは均等に上下のモールド空間に流れ込み、内部
に気泡(ボイド)の存在しない耐湿性に優れたパッケー
ジが形成されることになる。このモールドによって、前
記ダミータブ11,半導体チップ5,インナーリード
7,ワイヤ9等はパッケージ2によって封止される。そ
こで、不要リードフレーム部分を切断除去するととも
に、パッケージ2から突出するアウターリード4を成形
することによって、図1に示すようなガルウィング型の
半導体装置1が製造されることになる。
ム15は、図示しないトランスファモールド装置によっ
てモールドされる。このモールドにおいて、インナーリ
ード7上のモールド空間と、ダミータブ11下のモール
ド空間の高さが同じであることから、一端側から流入す
るレジンは均等に上下のモールド空間に流れ込み、内部
に気泡(ボイド)の存在しない耐湿性に優れたパッケー
ジが形成されることになる。このモールドによって、前
記ダミータブ11,半導体チップ5,インナーリード
7,ワイヤ9等はパッケージ2によって封止される。そ
こで、不要リードフレーム部分を切断除去するととも
に、パッケージ2から突出するアウターリード4を成形
することによって、図1に示すようなガルウィング型の
半導体装置1が製造されることになる。
【0022】このような半導体装置1は、ダミータブの
存在によってパッケージの強度が高くなることから、I
Cカードに組み込まれると、ICカードの曲げ強度を高
めることになる。図5は本発明によるICカード20の
一部を示す断面図である。ICカード20は、板状のセ
ンター・コア21と、その両面を被うオーバーシート2
2とからなるカード基材23によって構成されている。
また、カード基材23の一面には二段窪みからなる収容
窪み24が設けられているとともに、この収容窪み24
にはICカード・モジュール25が嵌め込まれている。
ICカード・モジュール25は、矩形状の配線基板から
なるモジュール基板26と、このモジュール基板26の
内面に搭載された半導体装置1とからなっている。半導
体装置1は、そのリード3が前記モジュール基板26の
内面の配線層27に電気的に接続されることによって実
装されている。前記モジュール基板26の露出する外面
には、図示しないコンタクト用電極が設けられている。
このモジュール基板26は、その内面周縁部分が浅窪み
29の溝底に接着される。これによってICカード・モ
ジュール25がカード基材23に取り付けられることに
なる。前記半導体装置1は本発明によるダミータブ11
を有する構造となっている。したがって、ダミータブ1
1がパッケージ2の補強部材となるとともに、カード基
材23の補強部材となることから、ICカード20は曲
げ応力に対する強度が向上することになる。
存在によってパッケージの強度が高くなることから、I
Cカードに組み込まれると、ICカードの曲げ強度を高
めることになる。図5は本発明によるICカード20の
一部を示す断面図である。ICカード20は、板状のセ
ンター・コア21と、その両面を被うオーバーシート2
2とからなるカード基材23によって構成されている。
また、カード基材23の一面には二段窪みからなる収容
窪み24が設けられているとともに、この収容窪み24
にはICカード・モジュール25が嵌め込まれている。
ICカード・モジュール25は、矩形状の配線基板から
なるモジュール基板26と、このモジュール基板26の
内面に搭載された半導体装置1とからなっている。半導
体装置1は、そのリード3が前記モジュール基板26の
内面の配線層27に電気的に接続されることによって実
装されている。前記モジュール基板26の露出する外面
には、図示しないコンタクト用電極が設けられている。
このモジュール基板26は、その内面周縁部分が浅窪み
29の溝底に接着される。これによってICカード・モ
ジュール25がカード基材23に取り付けられることに
なる。前記半導体装置1は本発明によるダミータブ11
を有する構造となっている。したがって、ダミータブ1
1がパッケージ2の補強部材となるとともに、カード基
材23の補強部材となることから、ICカード20は曲
げ応力に対する強度が向上することになる。
【0023】
【発明の効果】(1)本発明の半導体装置は、半導体チ
ップの一面にインナーリードを張り付けているととも
に、他面にインナーリードと同じ厚さで同じ材質のダミ
ータブが張り付けられている構造となり、かつインナー
リード上およびダミータブ下には同じ厚さのレジンを配
した構造となっていることから、パッケージの厚さ方向
において半導体チップに対して材料配列が対称となり、
熱応力的バランスが保たれるため、パッケージの反り現
象が起きないという効果が得られる。
ップの一面にインナーリードを張り付けているととも
に、他面にインナーリードと同じ厚さで同じ材質のダミ
ータブが張り付けられている構造となり、かつインナー
リード上およびダミータブ下には同じ厚さのレジンを配
した構造となっていることから、パッケージの厚さ方向
において半導体チップに対して材料配列が対称となり、
熱応力的バランスが保たれるため、パッケージの反り現
象が起きないという効果が得られる。
【0024】(2)上記(1)により、本発明の半導体
装置は、パッケージの反りが発生しなくなることから、
半導体チップにクラックが入ることもなく、信頼性が向
上するという効果が得られる。
装置は、パッケージの反りが発生しなくなることから、
半導体チップにクラックが入ることもなく、信頼性が向
上するという効果が得られる。
【0025】(3)上記(1)〜(2)により、本発明
の半導体装置は、半導体チップの下面にダミータブが張
り付けられているが、このダミータブは強度部材として
作用することから、パッケージの強度が向上するという
効果が得られる。
の半導体装置は、半導体チップの下面にダミータブが張
り付けられているが、このダミータブは強度部材として
作用することから、パッケージの強度が向上するという
効果が得られる。
【0026】(4)本発明のICカードは、ダミータブ
をパッケージ内に有する半導体装置が組み込まれている
ことから、ダミータブがパッケージやカード基材の強度
部材となるため、曲げ応力に対して強いICカードとな
るという効果が得られる。
をパッケージ内に有する半導体装置が組み込まれている
ことから、ダミータブがパッケージやカード基材の強度
部材となるため、曲げ応力に対して強いICカードとな
るという効果が得られる。
【0027】(5)上記(1)〜(4)により、本発明
によれば、パッケージが反り難い半導体装置および曲げ
強度が高いICカードを提供することができるという相
乗効果が得られる。
によれば、パッケージが反り難い半導体装置および曲げ
強度が高いICカードを提供することができるという相
乗効果が得られる。
【0028】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない、たとえば、
図6に示すように、前記ダミータブ11の下面をパッケ
ージ2の外に露出する構造とすれば、このダミータブ1
1が放熱板として作用することから、半導体装置1の熱
特性が向上する。また、この構造はダミータブ11の下
面側にレジンを設けないことから、パッケージの厚さを
さらに薄くすることができる。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない、たとえば、
図6に示すように、前記ダミータブ11の下面をパッケ
ージ2の外に露出する構造とすれば、このダミータブ1
1が放熱板として作用することから、半導体装置1の熱
特性が向上する。また、この構造はダミータブ11の下
面側にレジンを設けないことから、パッケージの厚さを
さらに薄くすることができる。
【0029】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるガルウ
ィング型の樹脂封止構造半導体装置およびその半導体装
置を組み込んだICカードの製造技術に適用した場合に
ついて説明したが、それに限定されるものではない。本
発明は少なくとも樹脂封止型半導体装置およびその半導
体装置を組み込んだ薄型電子装置の製造には適用でき
る。
なされた発明をその背景となった利用分野であるガルウ
ィング型の樹脂封止構造半導体装置およびその半導体装
置を組み込んだICカードの製造技術に適用した場合に
ついて説明したが、それに限定されるものではない。本
発明は少なくとも樹脂封止型半導体装置およびその半導
体装置を組み込んだ薄型電子装置の製造には適用でき
る。
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例による半導体装置の組立状態
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による半導体装置の組立状態
においてワイヤボンディングされたリードフレームを示
す断面図である。
においてワイヤボンディングされたリードフレームを示
す断面図である。
【図4】本発明の一実施例による半導体装置の組立状態
においてモールドされたリードフレームを示す断面図で
ある。
においてモールドされたリードフレームを示す断面図で
ある。
【図5】本発明のICカードの一部を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の実施例による半導体装置を示す断
面図である。
面図である。
1…半導体装置、2…パッケージ、3…リード、4…ア
ウターリード、5…半導体チップ、6…接着体、7…イ
ンナーリード、9…ワイヤ、10…接着体、11…ダミ
ータブ、15…リードフレーム、20…ICカード、2
1…センター・コア、22…オーバーシート、23…カ
ード基材、24…収容窪み、25…ICカード・モジュ
ール、26…モジュール基板、27…配線層、29…浅
窪み。
ウターリード、5…半導体チップ、6…接着体、7…イ
ンナーリード、9…ワイヤ、10…接着体、11…ダミ
ータブ、15…リードフレーム、20…ICカード、2
1…センター・コア、22…オーバーシート、23…カ
ード基材、24…収容窪み、25…ICカード・モジュ
ール、26…モジュール基板、27…配線層、29…浅
窪み。
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂からなるパッケージと、このパッケ
ージの内外に亘って延在する複数の金属製のリードと、
前記パッケージ内の複数のリード部分の一面に接着体を
介して接続される半導体チップと、前記半導体チップの
電極と前記リードを電気的に接続する接続手段とを有す
る半導体装置であって、前記半導体チップのリードが延
在しない面に金属製のダミータブが接着されていること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記リードは半導体チップの電極が形成
された上面に接続されているとともに、リードと半導体
チップの電極は導電性のワイヤで接続され、かつ半導体
チップの下面にダミータブが接着されていることを特徴
とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記ダミータブは半導体チップおよびリ
ードとによってバイメタルを構成し、熱によって反らな
いような寸法構成となっていることを特徴とする請求項
1または請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記ダミータブの一面はパッケージから
露出していることを特徴とする請求項1乃至請求項3記
載の半導体装置。 - 【請求項5】 半導体装置を組み込んでなるICカード
であって、樹脂からなるパッケージと、このパッケージ
の内外に亘って延在する複数の金属製のリードと、前記
パッケージ内の複数のリード部分の一面に接着体を介し
て接続される半導体チップと、前記半導体チップの電極
と前記リードを電気的に接続する接続手段と、前記半導
体チップのリードが延在しない面に接着された金属製の
ダミータブとからなる半導体装置が組み込まれているこ
とを特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007642A JPH06216277A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体装置およびその半導体装置を組み込んだicカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007642A JPH06216277A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体装置およびその半導体装置を組み込んだicカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216277A true JPH06216277A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11671487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5007642A Pending JPH06216277A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体装置およびその半導体装置を組み込んだicカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216277A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0865730A2 (en) | 1997-03-18 | 1998-09-23 | Daiwa Seiko Inc. | Fishline guide device for double bearing type reel |
KR100379558B1 (ko) * | 1999-12-01 | 2003-04-10 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
CN1315188C (zh) * | 2002-04-19 | 2007-05-09 | 夏普株式会社 | 半导体集成电路装置 |
KR100723493B1 (ko) * | 2005-07-18 | 2007-06-04 | 삼성전자주식회사 | 와이어 본딩 및 플립 칩 본딩이 가능한 스마트 카드 모듈기판 및 이를 포함하는 스마트 카드 모듈 |
JP2012023390A (ja) * | 2011-09-22 | 2012-02-02 | Renesas Electronics Corp | 電子装置 |
US9059128B2 (en) | 2012-04-27 | 2015-06-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor device having improved thermal properties |
CN108987415A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 武汉华星光电技术有限公司 | 一种阵列基板及其制作方法、触控面板 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007642A patent/JPH06216277A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0865730A2 (en) | 1997-03-18 | 1998-09-23 | Daiwa Seiko Inc. | Fishline guide device for double bearing type reel |
US6053444A (en) * | 1997-03-18 | 2000-04-25 | Diawa Seiko, Inc. | Fishline guide device for double bearing type reel |
KR100379558B1 (ko) * | 1999-12-01 | 2003-04-10 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
CN1315188C (zh) * | 2002-04-19 | 2007-05-09 | 夏普株式会社 | 半导体集成电路装置 |
KR100723493B1 (ko) * | 2005-07-18 | 2007-06-04 | 삼성전자주식회사 | 와이어 본딩 및 플립 칩 본딩이 가능한 스마트 카드 모듈기판 및 이를 포함하는 스마트 카드 모듈 |
JP2012023390A (ja) * | 2011-09-22 | 2012-02-02 | Renesas Electronics Corp | 電子装置 |
US9059128B2 (en) | 2012-04-27 | 2015-06-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor device having improved thermal properties |
CN108987415A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 武汉华星光电技术有限公司 | 一种阵列基板及其制作方法、触控面板 |
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