JPH06191143A - インクジェット記録方法、かかる方法に用いるインクセット、かかる方法に用いる機器 - Google Patents
インクジェット記録方法、かかる方法に用いるインクセット、かかる方法に用いる機器Info
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- JPH06191143A JPH06191143A JP34670992A JP34670992A JPH06191143A JP H06191143 A JPH06191143 A JP H06191143A JP 34670992 A JP34670992 A JP 34670992A JP 34670992 A JP34670992 A JP 34670992A JP H06191143 A JPH06191143 A JP H06191143A
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- color
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- recording
- nonionic surfactant
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/40—Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M1/00—Inking and printing with a printer's forme
- B41M1/14—Multicolour printing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B11/00—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing
- D06B11/0056—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing of fabrics
- D06B11/0059—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing of fabrics by spraying
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
- D06P5/00—Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
- D06P5/30—Ink jet printing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一般の普通紙上で色境界における異色インク
どうしの混じり合いがなく、かつ良好な色濃度で、濃度
ムラのない高品位のカラー画像を形成すると同時に、特
に、黒色の文字品位が改善され、かつ色境界での異色イ
ンクとの混じり合いも発生しないインクジェットカラー
記録方法を提供すること。 【構成】 少なくとも4色のカラーインクを用いて被記
録材上にカラー画像を形成するインクジェットカラー記
録方法において、特定の(1)〜(4)のカラーインク
を用い、且つ黒色の画像を形成する際には(1)〜
(3)何れかの少なくとも1色と(4)のカラーインク
を被記録材上で混色することにより黒色の画像を形成す
ることを特徴とするインクジェットカラー記録方法。
どうしの混じり合いがなく、かつ良好な色濃度で、濃度
ムラのない高品位のカラー画像を形成すると同時に、特
に、黒色の文字品位が改善され、かつ色境界での異色イ
ンクとの混じり合いも発生しないインクジェットカラー
記録方法を提供すること。 【構成】 少なくとも4色のカラーインクを用いて被記
録材上にカラー画像を形成するインクジェットカラー記
録方法において、特定の(1)〜(4)のカラーインク
を用い、且つ黒色の画像を形成する際には(1)〜
(3)何れかの少なくとも1色と(4)のカラーインク
を被記録材上で混色することにより黒色の画像を形成す
ることを特徴とするインクジェットカラー記録方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットカラー
記録方法に関し、更に詳しくは一般に使用されている上
質紙、中質紙、ボンド紙などの非塗工紙、いわゆる普通
紙に対しても良好なカラー記録が行えるインクジェット
カラー記録方法及びかかる方法に用いるインクセット又
は機器に関する。
記録方法に関し、更に詳しくは一般に使用されている上
質紙、中質紙、ボンド紙などの非塗工紙、いわゆる普通
紙に対しても良好なカラー記録が行えるインクジェット
カラー記録方法及びかかる方法に用いるインクセット又
は機器に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、種々のイン
ク(記録液)吐出方式、例えば静電吸引方式、圧電素子
を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方式、イ
ンクに熱エネルギーを作用させる方式等により、インク
の小滴を発生及び飛翔させ、それらの一部もしくは全部
を紙等の被記録材に付着させて記録を行うものであり、
騒音の発生がなく、高速印字、カラー印字の行える記録
方法として注目されている。
ク(記録液)吐出方式、例えば静電吸引方式、圧電素子
を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方式、イ
ンクに熱エネルギーを作用させる方式等により、インク
の小滴を発生及び飛翔させ、それらの一部もしくは全部
を紙等の被記録材に付着させて記録を行うものであり、
騒音の発生がなく、高速印字、カラー印字の行える記録
方法として注目されている。
【0003】特に最近のモノクロ用のインクジェットプ
リンターにおいては、プリントヘッドの高密度化及びイ
ンク性能の向上により、一般に用いられている市販の上
〜中質紙及び一般のPPC用紙(電子写真記録用紙)等
の普通紙に対しても良好な印字が可能となり、さらに
は、プリンター本体のコンパクト化、低価格化等にもよ
り、ますます普及する傾向にある。
リンターにおいては、プリントヘッドの高密度化及びイ
ンク性能の向上により、一般に用いられている市販の上
〜中質紙及び一般のPPC用紙(電子写真記録用紙)等
の普通紙に対しても良好な印字が可能となり、さらに
は、プリンター本体のコンパクト化、低価格化等にもよ
り、ますます普及する傾向にある。
【0004】しかるに、カラー用のインクジェットプリ
ンターにおいては、インクジェット記録用に開発された
コート紙を使用しないと高品位の画像が得られないとい
うのがいまだ現状である。その理由は以下のような問題
が解決されていないからである。
ンターにおいては、インクジェット記録用に開発された
コート紙を使用しないと高品位の画像が得られないとい
うのがいまだ現状である。その理由は以下のような問題
が解決されていないからである。
【0005】(1)普通紙上の色境界において異色のイ
ンクどうしが混じり合うため、画像の劣化が生じる。
ンクどうしが混じり合うため、画像の劣化が生じる。
【0006】(2)特に、異色のインクを重ね打ちする
混色部の境界領域での画像の劣化が著しい。
混色部の境界領域での画像の劣化が著しい。
【0007】(3)インクの打ち込み量が多くなる混色
部のインクの定着性が悪いため、記録装置との接触によ
り装置や被記録材に汚れが生じたり、あるいは手にイン
クが付着する。
部のインクの定着性が悪いため、記録装置との接触によ
り装置や被記録材に汚れが生じたり、あるいは手にイン
クが付着する。
【0008】これらの原因は、後に打ち込むインクが隣
接あるいは重ねて打ち込まれる時間内に先に打ち込まれ
たインクが十分に定着していないためである。
接あるいは重ねて打ち込まれる時間内に先に打ち込まれ
たインクが十分に定着していないためである。
【0009】この問題を解決する従来の技術としては、
定着時間を極力短くする浸透乾燥タイプのインクの提
案、たとえば、特開昭55−29546号公報に示すよ
うに界面活性剤の添加量を従来より多く添加し、界面活
性剤のもつ紙等のセルロースに対する浸透力を利用し、
紙にしみ込ませ、瞬時に見かけ上乾燥したように見せか
ける技術手段や、USP5,106,416、USP
5,108,504、USP5,116,409で開示
しているように、界面活性剤をCMC以上になるように
添加して染料分子をミセル内に吸着させる、あるいは高
分子量の多糖類を添加して色境界における異色インクど
うしの混じり合いを抑制するという技術手段、あるい
は、紙上に付着したインクが十分に定着する時間を考慮
した印字方法、たとえば、隣接するインク滴が打ち込ま
れる時間差をできるだけ長くするようにする打ち込み方
法などが提案されている。
定着時間を極力短くする浸透乾燥タイプのインクの提
案、たとえば、特開昭55−29546号公報に示すよ
うに界面活性剤の添加量を従来より多く添加し、界面活
性剤のもつ紙等のセルロースに対する浸透力を利用し、
紙にしみ込ませ、瞬時に見かけ上乾燥したように見せか
ける技術手段や、USP5,106,416、USP
5,108,504、USP5,116,409で開示
しているように、界面活性剤をCMC以上になるように
添加して染料分子をミセル内に吸着させる、あるいは高
分子量の多糖類を添加して色境界における異色インクど
うしの混じり合いを抑制するという技術手段、あるい
は、紙上に付着したインクが十分に定着する時間を考慮
した印字方法、たとえば、隣接するインク滴が打ち込ま
れる時間差をできるだけ長くするようにする打ち込み方
法などが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来技術、たとえば、単に界面活性剤を多量に添加す
るだけでは定着性の改善に効果は認められても、色境界
における異色インクどうしの混じり合いの抑制はまだ不
十分であり、また、紙の裏面方向へのインクのしみ込み
が大きいため、紙上での色濃度が低下したり、あるい
は、紙表面の繊維層が均一に染色されないため、ベタ印
字領域での濃度ムラが発生し、画質が劣化する等の問題
があった。
記従来技術、たとえば、単に界面活性剤を多量に添加す
るだけでは定着性の改善に効果は認められても、色境界
における異色インクどうしの混じり合いの抑制はまだ不
十分であり、また、紙の裏面方向へのインクのしみ込み
が大きいため、紙上での色濃度が低下したり、あるい
は、紙表面の繊維層が均一に染色されないため、ベタ印
字領域での濃度ムラが発生し、画質が劣化する等の問題
があった。
【0011】また、両性界面活性剤をCMC以上に添加
したり、高分子量の多糖類を使用して、色境界における
異色インクどうしの混じり合いが軽減されても、文字品
位の見ばえはまだ十分ではなく、特にこの発明に基づい
た黒色インクで印字した文字品位はODが低くフェザリ
ングも目立つため、従来のモノクロ用インクジェットプ
リンターで印字したレベルより劣るものであった。
したり、高分子量の多糖類を使用して、色境界における
異色インクどうしの混じり合いが軽減されても、文字品
位の見ばえはまだ十分ではなく、特にこの発明に基づい
た黒色インクで印字した文字品位はODが低くフェザリ
ングも目立つため、従来のモノクロ用インクジェットプ
リンターで印字したレベルより劣るものであった。
【0012】さらに、インクが十分に定着する時間を考
慮した印字方法は、様々な打ち込み方があるにしても、
いずれの場合も紙送りのスピードをおとさなければなら
ないという欠点があり、当然、印字終了までの時間も長
くかかるということになり、インクジェット記録方法の
長所である高速印字が実現できなくなる。
慮した印字方法は、様々な打ち込み方があるにしても、
いずれの場合も紙送りのスピードをおとさなければなら
ないという欠点があり、当然、印字終了までの時間も長
くかかるということになり、インクジェット記録方法の
長所である高速印字が実現できなくなる。
【0013】本発明の目的は、かかる問題を解決するこ
とであり、一般の普通紙上で色境界における異色インク
どうしの混じり合いがなく、かつ良好な色濃度で、濃度
ムラのない高品位のカラー画像を形成すると同時に、特
に、黒色の文字品位が改善され、かつ色境界での異色イ
ンクとの混じり合いも発生しないインクジェットカラー
記録方法を提供することにある。
とであり、一般の普通紙上で色境界における異色インク
どうしの混じり合いがなく、かつ良好な色濃度で、濃度
ムラのない高品位のカラー画像を形成すると同時に、特
に、黒色の文字品位が改善され、かつ色境界での異色イ
ンクとの混じり合いも発生しないインクジェットカラー
記録方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、少なくとも4色
のカラーインクを用いて被記録材上にカラー画像を形成
するインクジェットカラー記録方法において、以下に示
す(1)〜(4)のカラーインクを用い、且つ黒色の画
像を形成する際には(1)〜(3)何れかの少なくとも
1色と(4)のカラーインクを被記録材上で混色するこ
とにより黒色の画像を形成することを特徴とするインク
ジェットカラー記録方法である。
によって達成される。即ち、本発明は、少なくとも4色
のカラーインクを用いて被記録材上にカラー画像を形成
するインクジェットカラー記録方法において、以下に示
す(1)〜(4)のカラーインクを用い、且つ黒色の画
像を形成する際には(1)〜(3)何れかの少なくとも
1色と(4)のカラーインクを被記録材上で混色するこ
とにより黒色の画像を形成することを特徴とするインク
ジェットカラー記録方法である。
【0015】(1)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るイエローインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るイエローインク。
【0016】(2)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るマゼンタインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るマゼンタインク。
【0017】(3)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るシアンインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るシアンインク。
【0018】(4)カチオン染料を含有し、(1)〜
(3)何れかのカラーインクと被記録材上で混色すると
黒色を発現するカラーインク。
(3)何れかのカラーインクと被記録材上で混色すると
黒色を発現するカラーインク。
【0019】更に、本発明は、少なくとも4色のカラー
インクを含むインクセットにおいて、前記カラーインク
が各々、下記のとおりであることを特徴とするインクセ
ット、及びかかるインクセットを備えた機器である。
インクを含むインクセットにおいて、前記カラーインク
が各々、下記のとおりであることを特徴とするインクセ
ット、及びかかるインクセットを備えた機器である。
【0020】(1)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るイエローインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るイエローインク。
【0021】(2)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るマゼンタインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るマゼンタインク。
【0022】(3)アニオン染料とインク全重量に対し
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るシアンインク。
て0.5〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含有す
るシアンインク。
【0023】(4)カチオン染料を含有し、(1)〜
(3)何れかのカラーインクと被記録材上で混色すると
黒色を発現するカラーインク。
(3)何れかのカラーインクと被記録材上で混色すると
黒色を発現するカラーインク。
【0024】
【作用】本発者らが鋭意検討を行った結果、上記した
(1)〜(4)のカラーインクを用いて記録を行い、特
に、黒色の画像を形成する際には(1)〜(3)の何れ
かの少なくとも1色と(4)のカラーインクを混色する
ことにより記録を行うと、イエロー、マゼンタ、シアン
の単色部、及び混色部の色境界における異色インクの混
じり合いがなく、更に、前述したごとく色濃度の低下、
不均一な染色によるベタ部領域の濃度ムラといった不都
合のない良好なカラー画像を得ることができることを知
見し、本発明に到った。
(1)〜(4)のカラーインクを用いて記録を行い、特
に、黒色の画像を形成する際には(1)〜(3)の何れ
かの少なくとも1色と(4)のカラーインクを混色する
ことにより記録を行うと、イエロー、マゼンタ、シアン
の単色部、及び混色部の色境界における異色インクの混
じり合いがなく、更に、前述したごとく色濃度の低下、
不均一な染色によるベタ部領域の濃度ムラといった不都
合のない良好なカラー画像を得ることができることを知
見し、本発明に到った。
【0025】これは、非イオン界面活性剤が紙の表面上
の繊維層に対して選択的な親和性を有しないため、均一
な染色効果が得られ、濃度ムラを発生させず、更に、紙
表面上に付着したインク滴の広がりが大きくなるため、
インク層の厚みが薄くなり、異色のインクが隣接した場
合でも、接触するインクの容量が極少量の範囲内で定着
してしまうため、色境界における異色インクの混じり合
いが抑制されるものと考えられる。
の繊維層に対して選択的な親和性を有しないため、均一
な染色効果が得られ、濃度ムラを発生させず、更に、紙
表面上に付着したインク滴の広がりが大きくなるため、
インク層の厚みが薄くなり、異色のインクが隣接した場
合でも、接触するインクの容量が極少量の範囲内で定着
してしまうため、色境界における異色インクの混じり合
いが抑制されるものと考えられる。
【0026】また、特に黒色の画像を形成する時には、
(1)〜(3)何れかのカラーインクのアニオン染料と
(4)のカラーインクに含まれるカチオン染料が被記録
材上で反応し、すみやかに水不溶性の複合体を形成する
ため、ドットの不規則なにじみが抑制され、良好な黒色
の文字品位が得られると同時に、単色部、及び混色部と
黒色との色境界における混じり合いも発生しない高品位
のカラー画像を得ることが可能となるものと思われる。
(1)〜(3)何れかのカラーインクのアニオン染料と
(4)のカラーインクに含まれるカチオン染料が被記録
材上で反応し、すみやかに水不溶性の複合体を形成する
ため、ドットの不規則なにじみが抑制され、良好な黒色
の文字品位が得られると同時に、単色部、及び混色部と
黒色との色境界における混じり合いも発生しない高品位
のカラー画像を得ることが可能となるものと思われる。
【0027】以下本発明を更に詳しく説明する。
【0028】本発明の(1)〜(3)のカラーインクに
ついて説明する。含有する非イオン界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル、アセチレングリ
コールポリエチレンオキサイド付加物が好ましく、より
好ましくは、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ンアルキルエーテル、アセチレングリコールポリエチレ
ンオキサイド付加物が挙げられる。
ついて説明する。含有する非イオン界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル、アセチレングリ
コールポリエチレンオキサイド付加物が好ましく、より
好ましくは、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ンアルキルエーテル、アセチレングリコールポリエチレ
ンオキサイド付加物が挙げられる。
【0029】また、この非イオン界面活性剤の(1)〜
(3)カラーインク中の含有量は0.5〜20重量%と
する。0.5重量%以下の場合は、紙表面上に付着した
インク滴の広がりが小さいため、インク層の厚みが薄く
ならないので、色境界における異色インクの混じり合い
が生じ、また、20重量%以上の場合は、逆にインク滴
の広がりが大きすぎて、ドットの形状が不規則になるた
め、文字品位の劣化が生じて好ましくない。
(3)カラーインク中の含有量は0.5〜20重量%と
する。0.5重量%以下の場合は、紙表面上に付着した
インク滴の広がりが小さいため、インク層の厚みが薄く
ならないので、色境界における異色インクの混じり合い
が生じ、また、20重量%以上の場合は、逆にインク滴
の広がりが大きすぎて、ドットの形状が不規則になるた
め、文字品位の劣化が生じて好ましくない。
【0030】(1)〜(3)のカラーインク中に含有す
るアニオン染料としては、C.I.ダイレクトイエロー
86、C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシッ
ドレッド18、C.I.アシッドレッド27、C.I.
アシッドレッド52、C.I.ダイレクトブルー86、
C.I.ダイレクトブルー199、C.I.アシッドブ
ルー9等が挙げられるが、特にこれらの染料に限定され
るものではない。このアニオン染料はカラーインク中に
0.1〜5重量%含有することが好ましい。
るアニオン染料としては、C.I.ダイレクトイエロー
86、C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシッ
ドレッド18、C.I.アシッドレッド27、C.I.
アシッドレッド52、C.I.ダイレクトブルー86、
C.I.ダイレクトブルー199、C.I.アシッドブ
ルー9等が挙げられるが、特にこれらの染料に限定され
るものではない。このアニオン染料はカラーインク中に
0.1〜5重量%含有することが好ましい。
【0031】本発明の(4)のカラーインクに含有する
カチオン染料としては、C.I.ベーシックイエロー、
9、11、21、29、51、63、C.I.ベーシッ
クブルー、1、3、5、9、69、147、C.I.ベ
ーシックレッド、1、3、13、22、C.I.ベーシ
ックグリーン、1、4、10等が挙げられるが、特にこ
れらの染料に限定されるものではない。このカチオン染
料は、(4)のカラーインク中に0.1〜5重量%含有
することが好ましい。
カチオン染料としては、C.I.ベーシックイエロー、
9、11、21、29、51、63、C.I.ベーシッ
クブルー、1、3、5、9、69、147、C.I.ベ
ーシックレッド、1、3、13、22、C.I.ベーシ
ックグリーン、1、4、10等が挙げられるが、特にこ
れらの染料に限定されるものではない。このカチオン染
料は、(4)のカラーインク中に0.1〜5重量%含有
することが好ましい。
【0032】本発明の(1)〜(4)のカラーインクに
使用するのに好適な媒体は、水又は水と水溶性有機溶剤
との混合溶媒である。水としては、種々のイオンを含有
する一般の水でなく、脱イオン水を使用するのが好まし
い。また、本発明のインクには、粘度調整、目詰まり防
止、pH調整、蒸発保進等の目的でジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン等の
ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘ
キシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキ
レングリコール類、エチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等の1価アルコール類、そのほか、グリセ
リン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン、トリエタノールアミン、スル
ホラン、ジメチルサルフォキサイド、尿素及びその誘導
体等が使用できる。この他、必要に応じて、防腐剤、酸
化防止剤等の添加剤を配合してもかまわない。
使用するのに好適な媒体は、水又は水と水溶性有機溶剤
との混合溶媒である。水としては、種々のイオンを含有
する一般の水でなく、脱イオン水を使用するのが好まし
い。また、本発明のインクには、粘度調整、目詰まり防
止、pH調整、蒸発保進等の目的でジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン等の
ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘ
キシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキ
レングリコール類、エチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等の1価アルコール類、そのほか、グリセ
リン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン、トリエタノールアミン、スル
ホラン、ジメチルサルフォキサイド、尿素及びその誘導
体等が使用できる。この他、必要に応じて、防腐剤、酸
化防止剤等の添加剤を配合してもかまわない。
【0033】本発明のカラーインクジェット記録方法
は、熱エネルギーによるインクの発泡現象によりインク
を吐出させるタイプのインクジェット方式に適用するこ
とが好ましい。。
は、熱エネルギーによるインクの発泡現象によりインク
を吐出させるタイプのインクジェット方式に適用するこ
とが好ましい。。
【0034】本発明のカラーインクジェット記録におい
ては、インク滴の1パルスに応じた吐出量を1ノズル当
り10〜70plとすることが好ましい。これは、本発
明の(1)〜(3)のカラーインクにおいて界面活性剤
を使用しているため吐出量を70pl/パルス以上とす
ると、インク量が、紙表面上の繊維層が吸収、定着しう
るインク許容量を越えるため、界面活性剤の持つ浸透力
により、さらに繊維層の下のポア層にも、インクがしみ
込んでいくことになり、そのため、色濃度の低下や、不
規則なにじみの発生による画品位の劣化が生じることに
なるため好ましくない。
ては、インク滴の1パルスに応じた吐出量を1ノズル当
り10〜70plとすることが好ましい。これは、本発
明の(1)〜(3)のカラーインクにおいて界面活性剤
を使用しているため吐出量を70pl/パルス以上とす
ると、インク量が、紙表面上の繊維層が吸収、定着しう
るインク許容量を越えるため、界面活性剤の持つ浸透力
により、さらに繊維層の下のポア層にも、インクがしみ
込んでいくことになり、そのため、色濃度の低下や、不
規則なにじみの発生による画品位の劣化が生じることに
なるため好ましくない。
【0035】本発明の記録装置について説明する。本発
明には記録ヘッドの記録インクに記録信号を与え、発生
した熱エネルギーにより液滴を吐出する方式が好まし
い。その装置の主要部である記録ヘッドの構成を図1、
図2、図3に示す。
明には記録ヘッドの記録インクに記録信号を与え、発生
した熱エネルギーにより液滴を吐出する方式が好まし
い。その装置の主要部である記録ヘッドの構成を図1、
図2、図3に示す。
【0036】ヘッド13はインクを流路を形成したガラ
ス、セラミック、又はプラスチック等と感熱記録に用い
られる発熱抵抗体を有する発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層1
8、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板20よ
りなっており。
ス、セラミック、又はプラスチック等と感熱記録に用い
られる発熱抵抗体を有する発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層1
8、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板20よ
りなっており。
【0037】記録インク21は吐出オリフィス22まで
来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。
来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。
【0038】ここで、電極17−1、17−2に電気信
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカスが発生し、オリフィス22よ
り記録液滴24となり、被記録材25に向かって飛翔す
る。図3には図1に示したノズルを多数並べた記録ヘッ
ドの概略図を示す。該記録ヘッドは多数の流路を有する
ガラス板等27と図1において説明したものと同様の発
熱ヘッド28を密着して作られる。
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカスが発生し、オリフィス22よ
り記録液滴24となり、被記録材25に向かって飛翔す
る。図3には図1に示したノズルを多数並べた記録ヘッ
ドの概略図を示す。該記録ヘッドは多数の流路を有する
ガラス板等27と図1において説明したものと同様の発
熱ヘッド28を密着して作られる。
【0039】尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド1
3の断面図であり、図2は図1のA−B線での断面図で
ある。
3の断面図であり、図2は図1のA−B線での断面図で
ある。
【0040】図4に、該ヘッドを組み込んだインクジェ
ット記録装置の1例を示す。
ット記録装置の1例を示す。
【0041】図4において、61はワイピング部材とし
てのブレードで、その一端はブレード保持部材によって
保持されて固定端となり、カレンチレバーの形態をな
す。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接し
た位置に配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向
に移動して吐出口面と接し、キャッピングを行う構成を
備える。さらに63はブレード61に隣接して設けられ
るインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッ
ドの移動経路中に突出した形態で保持される。前記ブレ
ード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復
部64が構成され、ブレード61、及び吸収体63によ
ってインク吐出口面に水分、塵等の除去が行われる。
てのブレードで、その一端はブレード保持部材によって
保持されて固定端となり、カレンチレバーの形態をな
す。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接し
た位置に配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向
に移動して吐出口面と接し、キャッピングを行う構成を
備える。さらに63はブレード61に隣接して設けられ
るインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッ
ドの移動経路中に突出した形態で保持される。前記ブレ
ード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復
部64が構成され、ブレード61、及び吸収体63によ
ってインク吐出口面に水分、塵等の除去が行われる。
【0042】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を
とうさいして記録ヘッド65の移動を行う為のキャリッ
ジである。キャリッジ66はガイド軸67とよう動可能
に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって
駆動されるベルト69と接続(図示せず)している。こ
れによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が
可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣
接した領域の移動が可能となる。
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を
とうさいして記録ヘッド65の移動を行う為のキャリッ
ジである。キャリッジ66はガイド軸67とよう動可能
に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって
駆動されるベルト69と接続(図示せず)している。こ
れによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が
可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣
接した領域の移動が可能となる。
【0043】51は被記録材を挿入するための給紙部、
52はモータ(図示せず)により駆動される紙送りロー
ラーである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて、排紙ローラー53を配した俳紙部へ排紙さ
れる。
52はモータ(図示せず)により駆動される紙送りロー
ラーである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて、排紙ローラー53を配した俳紙部へ排紙さ
れる。
【0044】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出口面に当
接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘ
ッドの移動経路中に突出するように移動する。
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出口面に当
接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘ
ッドの移動経路中に突出するように移動する。
【0045】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
【0046】前記の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記録
ヘッドの記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行われる。
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記録
ヘッドの記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0047】図5はヘッドにインク供給部材、例えばチ
ューブを介して供給されるインクを収容したインクカー
トリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用イ
ンクを収容したインク収容部、例えばインク袋であり、
この先端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓
42に針(図示せず)を挿入することにより、インク袋
40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44は
廃インクを受容する吸収体である。
ューブを介して供給されるインクを収容したインクカー
トリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用イ
ンクを収容したインク収容部、例えばインク袋であり、
この先端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓
42に針(図示せず)を挿入することにより、インク袋
40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44は
廃インクを受容する吸収体である。
【0048】インク収容部としては、インクとの接液面
がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されている
ものが好ましい。
がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されている
ものが好ましい。
【0049】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。
【0050】図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中にインクを収容したインク収容部、例えばイ
ンク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中の
インクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
体の材料としては、例えばポリウレタンを用いることが
できる。72は記録ユニット内部を大気に連通させるた
めの大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッドに変えて用いられるものであって、キ
ャリッジ66に対し脱着自在になっている。尚、本発明
に使用する記録装置において、上記ではインクに熱エネ
ルギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェッ
ト記録装置を例に挙げたが、本発明は、そのほか圧電素
子を使用するピエゾ方式などその他のインクジェット記
録装置でも同様に利用できる。
て、この中にインクを収容したインク収容部、例えばイ
ンク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中の
インクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
体の材料としては、例えばポリウレタンを用いることが
できる。72は記録ユニット内部を大気に連通させるた
めの大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッドに変えて用いられるものであって、キ
ャリッジ66に対し脱着自在になっている。尚、本発明
に使用する記録装置において、上記ではインクに熱エネ
ルギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェッ
ト記録装置を例に挙げたが、本発明は、そのほか圧電素
子を使用するピエゾ方式などその他のインクジェット記
録装置でも同様に利用できる。
【0051】さて、本発明の記録方法を実施する場合に
は、例えば、前記図3に示した記録ヘッドを4つキャリ
ッジ上に並べた記録装置を使用する。図7はその一例で
ある。81、82、83、84はそれぞれ(1)〜
(4)のカラーインクを吐出するための記録ヘッドであ
る。該ヘッドは前記した記録装置に配置され、記録信号
に応じて、各色のインクを吐出する。また、図7では記
録ヘッドを4つ使用した例を示したが、これに限定され
るものではなく、図8に示したように1つの記録ヘッド
で(1)〜(4)のカラーインク液流路を分けて行う場
合も好ましい。
は、例えば、前記図3に示した記録ヘッドを4つキャリ
ッジ上に並べた記録装置を使用する。図7はその一例で
ある。81、82、83、84はそれぞれ(1)〜
(4)のカラーインクを吐出するための記録ヘッドであ
る。該ヘッドは前記した記録装置に配置され、記録信号
に応じて、各色のインクを吐出する。また、図7では記
録ヘッドを4つ使用した例を示したが、これに限定され
るものではなく、図8に示したように1つの記録ヘッド
で(1)〜(4)のカラーインク液流路を分けて行う場
合も好ましい。
【0052】
【実施例】次に実施例、及び比較例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお、文中、部及び%とあるの
は特に断りのない限り重量基準である。
らに具体的に説明する。なお、文中、部及び%とあるの
は特に断りのない限り重量基準である。
【0053】まず、下記の成分を混合溶解し、さらにポ
アサイズ0.22μmのメンブレンフィルター(商品名
フロロポアフィルター、住友電工製)にて加圧ろ過し、
(1)〜(4)のカラーインクセット(A)〜(K)を
得た。
アサイズ0.22μmのメンブレンフィルター(商品名
フロロポアフィルター、住友電工製)にて加圧ろ過し、
(1)〜(4)のカラーインクセット(A)〜(K)を
得た。
【0054】カラーインクセット(A) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
【0055】カラーインクセット(B) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 5部 C.I.ダイレクトイエロー86 2部 水 78部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 5部 C.I.アシッドレッド52 2.5部 水 77.5部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 5部 C.I.ダイレクトブルー199 2部 水 78部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックレッド13 0.5部 C.I.ベーシックブルー5 2部 水 82.5部
ーテル 5部 C.I.ダイレクトイエロー86 2部 水 78部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 5部 C.I.アシッドレッド52 2.5部 水 77.5部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 5部 C.I.ダイレクトブルー199 2部 水 78部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックレッド13 0.5部 C.I.ベーシックブルー5 2部 水 82.5部
【0056】カラーインクセット(C) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 7部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 70.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 7部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 71部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 7部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 70.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 10部 C.I.ベーシックグリーン4 3部 水 77部
【0057】カラーインクセット(D) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
1部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 81.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
1部 C.I.アシッドレッド52 2.5部 水 81.5部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
1部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 81.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックイエロー21 1部 C.I.ベーシックブルー5 1.5部 水 82.5部
1部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 81.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
1部 C.I.アシッドレッド52 2.5部 水 81.5部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
1部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 81.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックイエロー21 1部 C.I.ベーシックブルー5 1.5部 水 82.5部
【0058】カラーインクセット(E) (1)イエロー グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 15部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 67.5部 (2)マゼンタ グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 15部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 68部 (3)シアン グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 15部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 67.5部 (4)のカラーインク グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 C.I.ベーシックレッド22 2.5部 水 82.5部
ーテル 15部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 67.5部 (2)マゼンタ グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 15部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 68部 (3)シアン グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル 15部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 67.5部 (4)のカラーインク グリセリン 5部 ジエチレングリコール 10部 C.I.ベーシックレッド22 2.5部 水 82.5部
【0059】カラーインクセット(F) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 72.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 C.I.アシッドレッド52 2.5部 水 72.5部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 C.I.アシッドブルー199 2部 水 73部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックイエロー21 1部 C.I.ベーシックレッド13 2部 水 82部
【0060】カラーインクセット(G) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
0.1部 水 82.4部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
0.1部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 82.9部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
0.1部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 82.4部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
0.1部 水 82.4部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
0.1部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 82.9部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
0.1部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 82.4部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
【0061】カラーインクセット(H) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトイエロー21 2部 水 80部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
3部 C.I.ダイレクトイエロー21 2部 水 80部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
【0062】カラーインクセット(I) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アニオン性界
面活性剤) 3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
面活性剤) 3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
【0063】カラーインクセット(J) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ダイレクトブルー199 1.6部 C.I.アシッドレッド52 0.4部 水 83部
3部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 79.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 80部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
3部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 79.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ダイレクトブルー199 1.6部 C.I.アシッドレッド52 0.4部 水 83部
【0064】カラーインクセット(K) (1)イエロー グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
25部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 57.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
25部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 58部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
25部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 57.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
25部 C.I.ダイレクトイエロー86 2.5部 水 57.5部 (2)マゼンタ グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
25部 C.I.アシッドレッド52 2部 水 58部 (3)シアン グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 アセチレングリコールのポリエチレンオキサイド付加物
25部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5部 水 57.5部 (4)のカラーインク グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 C.I.ベーシックブルー69 2部 水 83部
【0065】本発明で使用したインクジェット記録装置
は、記録ヘッド内のインクに熱エネルギーを与えて液滴
を発生させるマルチノズルのオンデマンド型ヘッドを4
個((1)〜(4)のカラーインク)搭載したインクジ
ェットカラー記録装置を用いた。また、電気信号1パル
スに応じた1ノズル当りの吐出量は2.7×106パル
スの信号を与えたときのインク総吐出量(体積)を測定
し、これを2.7×106で割った値を吐出量/パルス
とした。
は、記録ヘッド内のインクに熱エネルギーを与えて液滴
を発生させるマルチノズルのオンデマンド型ヘッドを4
個((1)〜(4)のカラーインク)搭載したインクジ
ェットカラー記録装置を用いた。また、電気信号1パル
スに応じた1ノズル当りの吐出量は2.7×106パル
スの信号を与えたときのインク総吐出量(体積)を測定
し、これを2.7×106で割った値を吐出量/パルス
とした。
【0066】上記記録装置を用いてカラー印字の信号が
与えられたときには(1)〜(3)のカラーインク及び
これらの混色により被記録材上でカラー画像を形成し、
黒色印字の信号が与えられたときには、(1)〜(3)
カラーインクのいずれか1色のインクと(4)のカラー
インクが被記録材上で混色して黒色を形成するという記
録条件、及び表1に記載の吐出量で(A)〜(K)のカ
ラーインクセットを使用して記録を行った。各実施例及
び比較例で用いたカラーインクセット、黒色形成法を表
1に、評価結果を表2に示す。
与えられたときには(1)〜(3)のカラーインク及び
これらの混色により被記録材上でカラー画像を形成し、
黒色印字の信号が与えられたときには、(1)〜(3)
カラーインクのいずれか1色のインクと(4)のカラー
インクが被記録材上で混色して黒色を形成するという記
録条件、及び表1に記載の吐出量で(A)〜(K)のカ
ラーインクセットを使用して記録を行った。各実施例及
び比較例で用いたカラーインクセット、黒色形成法を表
1に、評価結果を表2に示す。
【0067】
【表1】
【0068】(評価方法及び評価基準) (1)ブリーディング 異なる色が隣接するようなカラーサンプルを印字し、ブ
リーディングの様子を観察し、下記基準にて評価した。
なお、評価した色はイエロー、シアン、マゼンタ、及び
イエロー、シアン、マゼンタ、及び(4)のカラーイン
クの内の2色を重ね打ちし混合することで作った黒、レ
ッド、グリーン、ブルーの計7色である。
リーディングの様子を観察し、下記基準にて評価した。
なお、評価した色はイエロー、シアン、マゼンタ、及び
イエロー、シアン、マゼンタ、及び(4)のカラーイン
クの内の2色を重ね打ちし混合することで作った黒、レ
ッド、グリーン、ブルーの計7色である。
【0069】○:すべての境界でブリーディングが認め
られない △:インクの付着量の多いレッド、グリーン、ブルーの
境界でブリーディングが目立つ ×:ほとんどすべての境界でブリーディングがひどい (2)色の均一性(濃度ムラ) 色ベタ部の均一性を目視で判定した。
られない △:インクの付着量の多いレッド、グリーン、ブルーの
境界でブリーディングが目立つ ×:ほとんどすべての境界でブリーディングがひどい (2)色の均一性(濃度ムラ) 色ベタ部の均一性を目視で判定した。
【0070】○:ベタが非常に均一でムラがない △:紙の繊維が密なところで目立つ ×:色ムラが非常に目立つ (3)にじみの発生率(フェザリング) 市販のコピー紙、ボンド紙に300ドットが互いに接触
しないように連続印字し、室内にて24時間自然乾燥さ
せた後、顕微鏡で不定形または不規則なにじみが発生し
たドットの数を数え、そのパーセンテージを下記基準に
て評価した。
しないように連続印字し、室内にて24時間自然乾燥さ
せた後、顕微鏡で不定形または不規則なにじみが発生し
たドットの数を数え、そのパーセンテージを下記基準に
て評価した。
【0071】◎:10%以下 ○:11〜30% △:31〜50% ×:51%以上 なお、各評価には以下の用紙を用いた。
【0072】a)キヤノンペーパーNP−DRY(キヤ
ノン(株)、PPC用紙) b)ゼロックス4024(ゼロックス社、PPC用紙) c)ギルバートボンド(ミード社、ボンド紙)
ノン(株)、PPC用紙) b)ゼロックス4024(ゼロックス社、PPC用紙) c)ギルバートボンド(ミード社、ボンド紙)
【0073】
【表2】
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録方法
を用いることにより、一般の普通紙上で、色境界におけ
る異色インクどうしの混じり合いがなく、かつ良好な色
濃度で濃度ムラのない高品位のカラー画像を形成するこ
とができると同時に、特に黒色の文字品位が改善され、
かつ、色境界での異色インクとの混じり合いも発生しな
い、高品位の黒文字及びカラー画像を得ることがができ
る。
を用いることにより、一般の普通紙上で、色境界におけ
る異色インクどうしの混じり合いがなく、かつ良好な色
濃度で濃度ムラのない高品位のカラー画像を形成するこ
とができると同時に、特に黒色の文字品位が改善され、
かつ、色境界での異色インクとの混じり合いも発生しな
い、高品位の黒文字及びカラー画像を得ることがができ
る。
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
である。
【図3】インクジェット記録装置のヘッド部の外観斜視
図である。
図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【図7】本発明の実施例で使用した複数の記録ヘッドが
配列した記録部を示した斜視図である。
配列した記録部を示した斜視図である。
【図8】本発明に使用する別の記録ヘッドの斜視図であ
る。
る。
13 ヘッド 15 発熱ヘッド 21 インク 25 被記録材 28 発熱ヘッド 40 インク袋 44 インク吸収体 45 インクカートリッジ 61 ワイピング部材 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 70 記録ユニット 71 ヘッド部 72 大気連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 11/02 PTF 7415−4J PTG 7415−4J
Claims (12)
- 【請求項1】 少なくとも4色のカラーインクを用いて
被記録材上にカラー画像を形成するインクジェットカラ
ー記録方法において、以下に示す(1)〜(4)のカラ
ーインクを用い、且つ黒色の画像を形成する際には
(1)〜(3)何れかの少なくとも1色と(4)のカラ
ーインクを被記録材上で混色することにより黒色の画像
を形成することを特徴とするインクジェットカラー記録
方法。 (1)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するイエローイ
ンク。 (2)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するマゼンタイ
ンク。 (3)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するシアンイン
ク。 (4)カチオン染料を含有し、(1)〜(3)何れかの
カラーインクと被記録材上で混色すると黒色を発現する
カラーインク。 - 【請求項2】 前記(1)〜(4)のカラーインクを用
いたインクジェットカラー記録において、各カラーイン
クの電気信号1パルスに応じたインク吐出量が1ノズル
当り10〜70plである請求項1記載のインクジェッ
トカラー記録方法。 - 【請求項3】 前記非イオン性界面活性剤が、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル、アセチレングリコールポリエ
チレンオキサイド付加物から選ばれた少なくとも一種類
を含む請求項1記載のインクジェットカラー記録方法。 - 【請求項4】 少なくとも4色のカラーインクを含むイ
ンクセットにおいて、前記カラーインクが各々、下記の
とおりであることを特徴とするインクセット。 (1)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するイエローイ
ンク。 (2)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するマゼンタイ
ンク。 (3)アニオン染料とインク全重量に対して0.5〜2
0重量%の非イオン性界面活性剤を含有するシアンイン
ク。 (4)カチオン染料を含有し、(1)〜(3)何れかの
カラーインクと被記録材上で混色すると黒色を発現する
カラーインク。 - 【請求項5】 前記非イオン性界面活性剤が、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル、アセチレングリコールポリエ
チレンオキサイド付加物から選ばれた少なくとも一種類
を含む請求項4記載のインクセット。 - 【請求項6】 請求項4、5何れかに記載のインクジェ
ト記録用インクセットのそれぞれのインクを収容するイ
ンク収容部、及び該インクをそれぞれ液滴として吐出さ
せる為のヘッド部を具備するインクジェット記録ユニッ
ト。 - 【請求項7】 前記ヘッド部が、インクに熱エネルギー
を作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項
6項記載のインクジェット記録ユニット。 - 【請求項8】 請求項4、5何れかに記載のインクジェ
ット記録用インクセットのそれぞれのインクを収容する
インク収容部を備えたインクジェット記録用インクカー
トリッジ。 - 【請求項9】 請求項4、5何れかに記載のインクジェ
ット記録用インクセットのそれぞれのインクを収容する
インク収容部、及び、該インクをそれぞれ液滴として吐
出させる為のヘッド部を有するインクジェット記録ユニ
ットを備えたインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記ヘッド部が、インクに熱エネルギ
ーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求
項9記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 請求項8記載のインクジェット記録用
インクカートリッジを備えたインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 請求項4、5何れかに記載のインクジ
ェット記録用インクセットを備えたインクジェット記録
装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34670992A JPH06191143A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録方法、かかる方法に用いるインクセット、かかる方法に用いる機器 |
US08/166,819 US5485188A (en) | 1992-12-25 | 1993-12-15 | Ink jet recording method employing inks, ink set, and apparatus for use with the inks |
DE69308787T DE69308787T2 (de) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren |
ES93120830T ES2098642T3 (es) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Metodo para la impresion por chorros de tinta. |
EP19930120830 EP0603898B1 (en) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Ink jet recording method |
AT93120830T ATE149920T1 (de) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34670992A JPH06191143A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録方法、かかる方法に用いるインクセット、かかる方法に用いる機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191143A true JPH06191143A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18385282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34670992A Pending JPH06191143A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | インクジェット記録方法、かかる方法に用いるインクセット、かかる方法に用いる機器 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5485188A (ja) |
EP (1) | EP0603898B1 (ja) |
JP (1) | JPH06191143A (ja) |
AT (1) | ATE149920T1 (ja) |
DE (1) | DE69308787T2 (ja) |
ES (1) | ES2098642T3 (ja) |
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