JPH061857B2 - 発振回路 - Google Patents
発振回路Info
- Publication number
- JPH061857B2 JPH061857B2 JP33196288A JP33196288A JPH061857B2 JP H061857 B2 JPH061857 B2 JP H061857B2 JP 33196288 A JP33196288 A JP 33196288A JP 33196288 A JP33196288 A JP 33196288A JP H061857 B2 JPH061857 B2 JP H061857B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- resistor
- oscillator
- capacitor
- differential amplifier
- Prior art date
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発振回路に係り、特にIC(集積回路)に内蔵
する発振回路に関する。
する発振回路に関する。
従来の技術 ICに内蔵する発振回路としては、第4図及び第5図に
示すように2端子型の回路と1端子型の回路とがあっ
た。第4図に示す2端子型の回路はIC内に設けられた
インバータ3の入出力を外付け用端子T1,T3として
外付け用端子T2,T3間に抵抗R3及び水晶振動子Z
を並列に接続すると共に夫々の外付け用端子T2,T3
と接地とはコンデンサC2,C3を介して接続するいわ
ゆるコルピッツ型の構成が主流であった。
示すように2端子型の回路と1端子型の回路とがあっ
た。第4図に示す2端子型の回路はIC内に設けられた
インバータ3の入出力を外付け用端子T1,T3として
外付け用端子T2,T3間に抵抗R3及び水晶振動子Z
を並列に接続すると共に夫々の外付け用端子T2,T3
と接地とはコンデンサC2,C3を介して接続するいわ
ゆるコルピッツ型の構成が主流であった。
また、第5図の1端子型の回路は増幅回路4の入力端子
を外付け用端子T4として、この外付け用端子T4と接
地間に水晶振動子Zを接続する構成であった。
を外付け用端子T4として、この外付け用端子T4と接
地間に水晶振動子Zを接続する構成であった。
発明が解決しようとする課題 しかるに、第4図に示す2端子型の発振回路は外付けす
る部品が多く、また、外付け用端子も2つ必要となり、
ICの機能の複号化の上で好ましくない。また、第5図
に示す1端子型の発振回路ではスプリアス発振を防ぐた
め、増幅回路4の出力側に比較的大きい容量のコンデン
サC4,C5を設ける必要があったため、これをIC内
に内蔵しようとするとIC化が困難である等の問題点が
あった。
る部品が多く、また、外付け用端子も2つ必要となり、
ICの機能の複号化の上で好ましくない。また、第5図
に示す1端子型の発振回路ではスプリアス発振を防ぐた
め、増幅回路4の出力側に比較的大きい容量のコンデン
サC4,C5を設ける必要があったため、これをIC内
に内蔵しようとするとIC化が困難である等の問題点が
あった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、IC化が容
易となる発振回路を提供することを目的とする。
易となる発振回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は第1の抵抗がコンデンサに対向し、かつ、第2
の抵抗が第1の抵抗に接続されると共に振動子に対向す
る構成のブリッジ回路と、 第1及び第2の抵抗の接続点にその出力端が接続され、
かつ、第2の抵抗とコンデンサの接続点に第1の入力端
子が接続されると共に第1の抵抗と振動子の接続点に第
2の入力端子が接続された差動増幅回路とよりなる。
の抵抗が第1の抵抗に接続されると共に振動子に対向す
る構成のブリッジ回路と、 第1及び第2の抵抗の接続点にその出力端が接続され、
かつ、第2の抵抗とコンデンサの接続点に第1の入力端
子が接続されると共に第1の抵抗と振動子の接続点に第
2の入力端子が接続された差動増幅回路とよりなる。
作用 振動子を差動増幅回路と接地との間に設けることができ
る。また、振動子の共振点と反共振点以外の周波数領域
では振動子は容量性を示すため、付加コンデンサの容量
を振動子の電極間容量より十分に小さくすることにより
正帰還ループ側に設けられた振動子のインピーダンスに
比し、負帰還ループ側に設けられた付加コンデンサのイ
ンピーダンスを大きくできるため回路の正帰還ループよ
り負帰還ループのゲインが大きくなり、異常発振を起こ
すことがなく安定した発振を行なえる。このため、付加
コンデンサの容量を小さく、また、振動子を差動増幅回
路と接地間に設ける構成で安定した発振が可能となる。
る。また、振動子の共振点と反共振点以外の周波数領域
では振動子は容量性を示すため、付加コンデンサの容量
を振動子の電極間容量より十分に小さくすることにより
正帰還ループ側に設けられた振動子のインピーダンスに
比し、負帰還ループ側に設けられた付加コンデンサのイ
ンピーダンスを大きくできるため回路の正帰還ループよ
り負帰還ループのゲインが大きくなり、異常発振を起こ
すことがなく安定した発振を行なえる。このため、付加
コンデンサの容量を小さく、また、振動子を差動増幅回
路と接地間に設ける構成で安定した発振が可能となる。
実施例 第1図は本発明の原理ブロツク図を示す。1は差動増幅
回路、Zは水晶振動子を示す。
回路、Zは水晶振動子を示す。
ブリッジ回路は抵抗R1,R2,水晶振動子Z,コンデ
ンサCaよりなり、抵抗R1,R2を直列に接続し、水
晶振動子ZとコンデンサCaとを直列に接続してブリッ
ジを構成している。ブリッジ回路の抵抗R1と抵抗R2
との接続点は差動増幅回路1の出力端子に接続され、抵
抗R2とコンデンサCaとの接続点は差動増幅回路1の
反転入力端子に接続され、抵抗R1と水晶振動子Zとの
接続点は差動増幅回路1の非反転入力端子に接続され
る。また、水晶振動子ZとコンデンサCaとの接続点は
接地される。
ンサCaよりなり、抵抗R1,R2を直列に接続し、水
晶振動子ZとコンデンサCaとを直列に接続してブリッ
ジを構成している。ブリッジ回路の抵抗R1と抵抗R2
との接続点は差動増幅回路1の出力端子に接続され、抵
抗R2とコンデンサCaとの接続点は差動増幅回路1の
反転入力端子に接続され、抵抗R1と水晶振動子Zとの
接続点は差動増幅回路1の非反転入力端子に接続され
る。また、水晶振動子ZとコンデンサCaとの接続点は
接地される。
したがって、抵抗R1、機械振動子Zとにより正帰還ル
ープが構成され、抵抗R2付加コンデンサCaにより負
帰還ループが構成され、発振が行なわれる構成である。
ープが構成され、抵抗R2付加コンデンサCaにより負
帰還ループが構成され、発振が行なわれる構成である。
第2図は本発明の実施例の回路図を示す。差動増幅回路
1はNPNトランジスタTr1,Tr2,Tr3,抵抗
R3〜R6,ダイオードD,定電流源C.C1,C.C
2とよりなり、ダイオードDと定電流源C.C2との接
続点が出力端子2に、トランジスタTr1のベースが非
反転入力端子に、また、トランジスタTr2のベースが
反転入力端子となる。抵抗R1,R2は位相シフト用の
抵抗とバイアス用の抵抗とを共用する構成とされてい
る。
1はNPNトランジスタTr1,Tr2,Tr3,抵抗
R3〜R6,ダイオードD,定電流源C.C1,C.C
2とよりなり、ダイオードDと定電流源C.C2との接
続点が出力端子2に、トランジスタTr1のベースが非
反転入力端子に、また、トランジスタTr2のベースが
反転入力端子となる。抵抗R1,R2は位相シフト用の
抵抗とバイアス用の抵抗とを共用する構成とされてい
る。
また、差動増幅回路1の同相利得は略0とし、逆相利得
は10程度に確保する。
は10程度に確保する。
機械振動子Zの等価的回路は第3図に示すような構成
で、インダクタンスL0,容量C0,抵抗r0よりなる
直列回路に電極間容量C1を並列に接続してなる。機械
振動子Zのリアクタンス特性は共振周波数fsと反共振
周波数fpとの間の領域で誘導性を示し、それ以外の領
域では容量性を示す。また、電極間容量C1は500
PF程度あり、負帰還ループ側に設けられた付加コンデ
ンサCaは数十PF程度と小さい容量に設定され、C1
≫Caである。このため機械振動子Zの共振点と反共振
点との間の周波数領域では非反転端子と接地間のインピ
ーダンスは反転端子と接地間のインピーダンスより十分
に小さくなるため、正帰還ループより負帰還ループ側の
ゲインが大きくなる。このため、異常発振(スプリアス
発振)が生じにくくなる。
で、インダクタンスL0,容量C0,抵抗r0よりなる
直列回路に電極間容量C1を並列に接続してなる。機械
振動子Zのリアクタンス特性は共振周波数fsと反共振
周波数fpとの間の領域で誘導性を示し、それ以外の領
域では容量性を示す。また、電極間容量C1は500
PF程度あり、負帰還ループ側に設けられた付加コンデ
ンサCaは数十PF程度と小さい容量に設定され、C1
≫Caである。このため機械振動子Zの共振点と反共振
点との間の周波数領域では非反転端子と接地間のインピ
ーダンスは反転端子と接地間のインピーダンスより十分
に小さくなるため、正帰還ループより負帰還ループ側の
ゲインが大きくなる。このため、異常発振(スプリアス
発振)が生じにくくなる。
また、付加コンデンサCaは機械振動子Zそのものの発
振周波数f0近傍で反転入力端子接地間電圧e2を若干
減衰させる。このため、差動増幅回路1に実効的に差動
入力を与える。このため、位相差が生じ、機械振動子Z
自身の並列共振周波数(反共振周波)fpより若干ずれ
た周波数で発振を行なうことになる。このずれはごく微
小なもので発振の安定度は高い。
振周波数f0近傍で反転入力端子接地間電圧e2を若干
減衰させる。このため、差動増幅回路1に実効的に差動
入力を与える。このため、位相差が生じ、機械振動子Z
自身の並列共振周波数(反共振周波)fpより若干ずれ
た周波数で発振を行なうことになる。このずれはごく微
小なもので発振の安定度は高い。
なお、差動増幅回路1は第2図に示すような構成のもの
に限ることはなく、同相利得がほぼ0,逆相利得が10
程度得られるものであればよい。
に限ることはなく、同相利得がほぼ0,逆相利得が10
程度得られるものであればよい。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、振動子を差動増幅回路の
入力端子と接地間に設ければよく、また、付加コンデン
サの容量も小容量のものでよいため、IC化する際に付
加コンデンサを内蔵でき、また、振動子を外付けする際
の専有端子も1つで済むことからICの機能複合化に際
し有利となる等の特長を有する。
入力端子と接地間に設ければよく、また、付加コンデン
サの容量も小容量のものでよいため、IC化する際に付
加コンデンサを内蔵でき、また、振動子を外付けする際
の専有端子も1つで済むことからICの機能複合化に際
し有利となる等の特長を有する。
第1図は本発明の原理ブロック図、第2図は本発明の一
実施例の回路図、第3図は水晶振動子の等価回路図、第
4図は従来のブロック図、第5図は従来の他の一例のブ
ロック図を示す。 1…差動増幅回路、R1,R2…抵抗、Ca…コンデン
サ、Z…水晶振動子。
実施例の回路図、第3図は水晶振動子の等価回路図、第
4図は従来のブロック図、第5図は従来の他の一例のブ
ロック図を示す。 1…差動増幅回路、R1,R2…抵抗、Ca…コンデン
サ、Z…水晶振動子。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の抵抗がコンデンサに対向し、かつ、
第2の抵抗が該第1の抵抗に接続されると共に振動子に
対向する構成のブリッジ回路と、 該第1及び第2の抵抗の接続点にその出力端子が接続さ
れ、かつ、該第2の抵抗と該コンデンサの接続点に第1
の入力端子が接続されると共に該第1の抵抗と該振動子
の接続点に第2の入力端子が接続された差動増幅回路と
よりなることを特徴とする発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33196288A JPH061857B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33196288A JPH061857B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 発振回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02179105A JPH02179105A (ja) | 1990-07-12 |
JPH061857B2 true JPH061857B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=18249591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33196288A Expired - Lifetime JPH061857B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061857B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9034961B2 (en) | 2011-10-18 | 2015-05-19 | Bridgestone Corporation | Rubber composition and tire using the same |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3104652B2 (ja) * | 1997-09-05 | 2000-10-30 | 日本電気株式会社 | 発振回路 |
WO2016031963A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 株式会社村田製作所 | 発振回路 |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP33196288A patent/JPH061857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9034961B2 (en) | 2011-10-18 | 2015-05-19 | Bridgestone Corporation | Rubber composition and tire using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02179105A (ja) | 1990-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |