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JP2956985B2 - 水晶発振器の駆動回路 - Google Patents

水晶発振器の駆動回路

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JP2956985B2
JP2956985B2 JP8174290A JP8174290A JP2956985B2 JP 2956985 B2 JP2956985 B2 JP 2956985B2 JP 8174290 A JP8174290 A JP 8174290A JP 8174290 A JP8174290 A JP 8174290A JP 2956985 B2 JP2956985 B2 JP 2956985B2
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JP
Japan
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transistor
capacitor
crystal oscillator
circuit
emitter
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JP8174290A
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JPH03280607A (ja
Inventor
洋 丸山
圭一 小谷
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水晶振動子を含むコルピッツ発振回路を駆
動するための水晶発振器の駆動回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に通信機器においては、発振源として水晶発振器
が用いられている。発振器としては、温度変化によって
電源電圧が変化したような場合にも発振周波数が安定し
ていること等が求められているが、特に携帯型のコード
レス電話やセルラー電話等の標準発振源として使用され
る水晶発振器としては、次のような特性が要求されてい
る。
特に温度補償型水晶発振器においては温度特性がよい
こと。
負荷の変化に対して発振周波数が変化しないこと。す
なわち、負荷変動特性がよいこと。
電圧変動特性がよいこと。
消費電力が少ないこと。
小型軽量であること。
出力電圧が1VP-P以上であること。
安価であること。
これらの要求を満足する水晶発振器または温度補償型
の水晶発振器の駆動回路としては、第2図に示すような
ものが使用されている。
第2図において、水晶振動子X、トリマーコンデンサ
Cp、コンデンサC1,C2,C4,C5,C6、抵抗R1,R2,R3,R4及び
トランジスタT1によってコルピッツ型発振回路が構成さ
れている。前記コルピッツ型発振回路を構成するトラン
ジスタT1とトランジスタT2とはカスコード接続されてい
る。トランジスタT2のコレクタは、抵抗R5を介して電源
に接続されている。また、トランジスタT1のエミッタは
コンデンサC3を介してトランジスタT2のベースに接続さ
れており、トランジスタT2のコレクタからコンデンサC7
を介して出力が取り出されるようになっている。この出
力は、コンデンサ成分CL及び抵抗成分RLからなる負荷3
に供給されている。なお、コンデンサC8はノイズ除去用
として設けられたものである。
この第2図に示すように、2つのトランジスタT1及び
トランジスタT2をカスコード接続することにより、前述
の要求特性である、少消費電力、1VP-P以上の出力電
圧、安価、小型軽量を実現している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の水晶発振器の駆動回路としては第2図に示すも
のが一般的な回路構成となるが、負荷変動特性において
次のような欠点を有している。
すなわち、トランジスタT2のコレクタからコンデンサ
C7を介して出力するので、出力インピーダンスが高い
(前記第2図の例では抵抗値R5に相当する)。このた
め、発振器の負荷3であるコンデンサ成分CL抵抗成分RL
が変動すると、トランジスタT2の動作状態が変わり、そ
の結果発振回路を構成するトランジスタT1の発振周波数
に影響を及ぼす。このように、負荷の変動が発振周波数
の変動となって現れ、良好な周波数安定度を得ることが
できない。
前記のような負荷変動による周波数変動を抑えるため
には、トランジスタT1とトランジスタT2とを交流的に遮
断する必要がある。このためコンデンサC6の容量を大き
くする必要がある。しかし、このコンデンサC6の容量を
大きくすると、結果的にゲインが下がり、所望の出力電
圧が得られなくなる場合がある。
一般に通信機器に使用される水晶発振器は、PLL(位
相制御ループ)ICの入力ゲートに接続されることが多
い。PLLICは、通常C−MOSで構成され、抵抗成分よりも
コンデンサ成分が主である。そして、このコンデンサ成
分(第2図のCLに相当)が変動すると、前述のように発
振周波数が変動してしまう。
本発明の目的は、出力インピーダンスを極めて小さく
できるとともに、出力が大きな容量性を有し、これによ
って負荷容量の変動を吸収することができ、負荷変動が
あっても発振回路部への影響を抑えて良好な周波数安定
を得ることができる水晶発振器の駆動回路を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る水晶発振器の駆動回路は、水晶振動子を
含むコルピッツ発振回路を駆動するためのものであり、
コルピッツ発振回路を構成する第1のトランジスタと接
続された第2のトランジスタを有し、前記第1のトラン
ジスタのコレクタと第2のトランジスタのエミッタとを
接続するとともに、前記第2のトランジスタのベース、
エミッタ間にコンデンサを接続して構成されている。そ
して、前記第1のトランジスタのコレクタより発振出力
を導出している。
[作用] この発明においては、発振回路の増幅段において第1
のトランジスタのコレクタと第2のトランジスタのエミ
ッタとが接続されている。このため、消費電力が少なく
なる。また、第1のトランジスタを含むコルピッツ発振
回路が第2のトランジスタのエミッタ負荷となり、第2
のトランジスタはエミッタフォロワ回路を構成してい
る。これにより出力インピーダンスが小さくなる。さら
に、発振回路の第1トランジスタに接続された第2のト
ランジスタにおいて、そのベース,エミッタ間にコンデ
ンサが接続されている。したがって、エミッタ側から見
たコンデンサの容量を、コンデンサの容量とトランジス
タの増幅率との積として実際の容量よりも大きな容量と
見なすことができる。
このように、低出力インピーダンス及び大容量性によ
って、電流損失を少なくできるとともに、負荷容量の変
動を吸収して発振回路部への影響を少なくすることがで
きる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例による水晶発振回路及びそ
の駆動回路である。
図において、コルピッツ発振回路1と電源との間には
駆動回路2が接続され、コルピッツ発振回路1の出力に
は負荷3が接続されている。
コルピッツ発振回路1は、水晶振動子Xと、トリマー
コンデンサCPと、コンデンサC11,C12,C13及びC14と、抵
抗R11,R12及びR13と、第1トランジスタT1とによって構
成されている。第1トランジスタT1のベースにはコンデ
ンサC12を介して水晶振動子Xが接続されており、この
水晶振動子XはトリマーコンデンサCP及びコンデンサC1
1の並列回路を介してアースに接続されている。また、
第1トランジスタT1のベース,エミッタ間にはコンデン
サC13が接続されており、エミッタはコンデンサC14及び
抵抗R13の並列回路を介してアースに接続されている。
さらに、第1トランジスタT1のベースには、抵抗R11及
びR12によって分割された電源電圧が印加され得るよう
になっている。
駆動回路2は、前記コルピッツ発振回路の第1トラン
ジスタT1のコレクタにエミッタが接続される第2トラン
ジスタT2と、コンデンサC15と、抵抗R14とを有してい
る。第2トランジスタT2のコレクタは電源に直接に接続
されており、ベースは抵抗R14を介して電源に接続され
ている。また、第2トランジスタT2のエミッタには、前
記第1トランジスタT1を含む発振回路1が接続されてお
り、この第2トランジスタT2はエミッタフォロワ回路を
構成している。さらに、第2トランジスタT2のベース,
エミッタ間には、コンデンサC15が接続されている。
また、第1トランジスタT1のコレクタと第2トランジ
スタT2のエミッタの接続点からコンデンサC16を介して
出力が導出され、ここに抵抗成分RL及びコンデンサ成分
CLからなる負荷3が接続されている。
次に前記実施例の作用効果について説明する。
前記のようなコルピッツ型の発振回路においては、水
晶振動子によって決定される周波数の信号が第1トラン
ジスタT1で増幅されて、所定の周波数の信号を負荷3に
対して供給することができる。
このとき、たとえば各抵抗値を第1図に示すように設
定し、電源を5Vとすると、第1トランジスタT1のコレク
タに得られる出力電圧はほぼ2.5Vとなり、出力電流を約
1mAとすることができる。
したがって、発振時の動作インピーダンスは、 2.5V/1mA=2.5KΩ となる。この約2.5KΩの負荷が第2トランジスタT2のエ
ミッタ負荷となる。第2トランジスタT2はエミッタフォ
ロワ回路を形成しているので、出力コンデンサC16から
見た出力インピーダンスは、1/hFE倍となる(hFE:第2
トランジスタT2の電流増幅率)。
すなわち、hFEを約100とすると、出力インピーダンス
は 2.5KΩ/100=25Ω となり、非常に低い値となる。
また、第2トランジスタT2のベース,エミッタ間に接
続されたコンデンサC15は、ミラー効果によって、 C15×hFE≒C5×100 の容量値を有するコンデンサとして見える。
以上のように、本実施例の駆動回路によれば、出力イ
ンピーダンス及び出力容量は下記の表1に示すようにな
り、目的とする低出力インピーダンスで、かつ大きな容
量性を有する駆動回路が実現できる。
したがって、負荷3のコンデンサ成分CL、抵抗成分RL
の変動に対する周波数の変化率は少なくなり、良好な周
波数安定度を得ることができる。
以下に従来例と本実施例の周波数安定度(Δf/f)を
比較して示す。
前記表2−1及び表2−2から明らかなように、負荷
の変動に対して本実施例の方が従来例に比較して1/10以
下の変動率となっている。
〔発明の効果〕
以上のように本発明では、発振回路を構成する第1の
トランジスタのコレクタにエミッタが接続された第2の
トランジスタにおいて、この第2のトランジスタ2を、
前記発振回路をそのエミッタ負荷とするエミッタフォロ
ワ回路とし、さらに第2のトランジスタのベース、エミ
ッタ間にコンデンサを接続したので、低出力インピーダ
ンスで、かつ大きな容量性を有する駆動回路が実現で
き、特に負荷変動に対して周波数安定度の良好な発振出
力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による水晶発振器及びその駆
動回路を示す回路図、第2図は従来の水晶発振器及びそ
の駆動回路を示す回路図である。 1……コルピッツ発振回路、2……駆動回路、3……負
荷、T1,T2……第1,第2のトランジスタ、X……水晶振
動子、C11〜C17……コンデンサ、R11〜R14……抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コルピッツ発振回路を構成する第1のトラ
    ンジスタと接続された第2のトランジスタを有し、 前記第1のトランジスタのコレクタと第2のトランジス
    タのエミッタとを接続するとともに、前記第2のトラン
    ジスタのベース、エミッタ間にコンデンサを接続し、 前記第1のトランジスタのコレクタより発振出力を導出
    する、 水晶発振器の駆動回路。
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