JPH06161778A - マルチフロー命令制御方法及び命令処理装置 - Google Patents
マルチフロー命令制御方法及び命令処理装置Info
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- JPH06161778A JPH06161778A JP4317474A JP31747492A JPH06161778A JP H06161778 A JPH06161778 A JP H06161778A JP 4317474 A JP4317474 A JP 4317474A JP 31747492 A JP31747492 A JP 31747492A JP H06161778 A JPH06161778 A JP H06161778A
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- flow
- processing
- signal
- control method
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハードワイヤード制御方法を用いた命令処理
装置におけるマルチフロー命令の制御方法に関し、ハー
ドワイヤード制御方式の命令処理装置でシステム制御命
令等の複雑な処理を行う場合には、単純な命令の組み合
わせによるシュミレート(模擬)が必要となり、オーバ
ヘッドが生じていた問題の解決を目的とする。 【構成】 命令の1フロー実行毎にカウントアップし、
最終フローの実行で0に戻るマルチフローカウンタ(M
FC)11と、そのカウント値と命令のオペコードのデ
コード信号により、実行するフローの処理内容を決定す
るデコーダ(DC2,DC3)を設け、デコーダ(DC
2,DC3)のデコード結果に従い、1フローずつ処理
を実行するよう構成する。
装置におけるマルチフロー命令の制御方法に関し、ハー
ドワイヤード制御方式の命令処理装置でシステム制御命
令等の複雑な処理を行う場合には、単純な命令の組み合
わせによるシュミレート(模擬)が必要となり、オーバ
ヘッドが生じていた問題の解決を目的とする。 【構成】 命令の1フロー実行毎にカウントアップし、
最終フローの実行で0に戻るマルチフローカウンタ(M
FC)11と、そのカウント値と命令のオペコードのデ
コード信号により、実行するフローの処理内容を決定す
るデコーダ(DC2,DC3)を設け、デコーダ(DC
2,DC3)のデコード結果に従い、1フローずつ処理
を実行するよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RISC(Reduc
ed Instruction Set Comput
er:縮小命令セットコンピュータ)アーキテクチャを
用いた命令処理装置に関し、特にハードワイヤード制御
方式を用いた命令処理装置における、マルチフロー命令
の制御方法及び該方法を用いた命令処理装置に関する。
ed Instruction Set Comput
er:縮小命令セットコンピュータ)アーキテクチャを
用いた命令処理装置に関し、特にハードワイヤード制御
方式を用いた命令処理装置における、マルチフロー命令
の制御方法及び該方法を用いた命令処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複雑な命令を削除して、全命令を
シングルフローで実行することにより性能を向上しよう
とする、RISCアーキテクチャに代表されるハードワ
イヤード制御方式の命令処理装置の台頭が著しい。
シングルフローで実行することにより性能を向上しよう
とする、RISCアーキテクチャに代表されるハードワ
イヤード制御方式の命令処理装置の台頭が著しい。
【0003】しかしながら、逆に複雑な命令、例えば複
数個のプロセッサを1つのバスに接続するマルチプロセ
ッサ構成の場合のシステム制御命令等(例えば、共有メ
モリへのアクセス命令等)については、RISCアーキ
テクチャを採用した命令処理装置ではそのままではサポ
ートできないことになる。
数個のプロセッサを1つのバスに接続するマルチプロセ
ッサ構成の場合のシステム制御命令等(例えば、共有メ
モリへのアクセス命令等)については、RISCアーキ
テクチャを採用した命令処理装置ではそのままではサポ
ートできないことになる。
【0004】従って、このような複雑命令をサポートし
ようとすると、ソフトウエア上でそれらの命令を、あた
かもその命令がサポートされているかのように、単純な
命令を組み合わせてシュミレート(模擬)する必要が生
じる。
ようとすると、ソフトウエア上でそれらの命令を、あた
かもその命令がサポートされているかのように、単純な
命令を組み合わせてシュミレート(模擬)する必要が生
じる。
【0005】一方、従来のCISC(Complex
Instruction SetComputer)ア
ーキテクチャの命令処理装置においては、上記のような
複雑な命令は、マイクロ命令の組合せによるマイクロプ
ログラム制御で実現され、マイクロプログラムの内容に
より種々の複雑な命令に容易に対応できるように構成さ
れている。
Instruction SetComputer)ア
ーキテクチャの命令処理装置においては、上記のような
複雑な命令は、マイクロ命令の組合せによるマイクロプ
ログラム制御で実現され、マイクロプログラムの内容に
より種々の複雑な命令に容易に対応できるように構成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
RISCアーキテクチャの命令処理装置において、シス
テム制御命令等の複雑な処理を行う場合には、単純な命
令を組み合わせてシュミレート(模擬)する方法を用い
ている。しかし、この方法では、シュミレートのために
オーバヘッドが生じる場合が出てくる。また、CISI
アーキテクチャで用いられているマイクロプログラム制
御機構を内部に別に設けることは、ハードウエアの増加
と設計の複雑さを増すことになり困難である。
RISCアーキテクチャの命令処理装置において、シス
テム制御命令等の複雑な処理を行う場合には、単純な命
令を組み合わせてシュミレート(模擬)する方法を用い
ている。しかし、この方法では、シュミレートのために
オーバヘッドが生じる場合が出てくる。また、CISI
アーキテクチャで用いられているマイクロプログラム制
御機構を内部に別に設けることは、ハードウエアの増加
と設計の複雑さを増すことになり困難である。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、ハードワイヤード制御方式の命令処理装置にお
いて、ソフトウエアによるシミュレートや、マイクロプ
ログラム制御を使用することなく、マルチフロー命令を
効果的に処理し得るマルチフロー命令の制御方法及び該
方法を用いた命令処理装置を提供することを目的とす
る。
であり、ハードワイヤード制御方式の命令処理装置にお
いて、ソフトウエアによるシミュレートや、マイクロプ
ログラム制御を使用することなく、マルチフロー命令を
効果的に処理し得るマルチフロー命令の制御方法及び該
方法を用いた命令処理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は前記特許請求の範囲に記載した手段により達成さ
れる。
目的は前記特許請求の範囲に記載した手段により達成さ
れる。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明について
は、ハードワイヤード制御方式の命令処理装置におい
て、マルチフロー命令を実行する際に、命令の1フロー
実行毎にカウントアップされ最終フローの実行で初期状
態に戻されるフロー計数手段と、上記フロー計数手段の
計数値と命令のデコード信号により命令の処理内容を決
定する制御手段と、プログラムカウンタの更新を最終フ
ローが実行された時にのみ行うPC制御手段とを用いて
マルチフロー命令の処理を行うマルチフロー命令制御方
法である。
は、ハードワイヤード制御方式の命令処理装置におい
て、マルチフロー命令を実行する際に、命令の1フロー
実行毎にカウントアップされ最終フローの実行で初期状
態に戻されるフロー計数手段と、上記フロー計数手段の
計数値と命令のデコード信号により命令の処理内容を決
定する制御手段と、プログラムカウンタの更新を最終フ
ローが実行された時にのみ行うPC制御手段とを用いて
マルチフロー命令の処理を行うマルチフロー命令制御方
法である。
【0010】請求項2記載の発明については、請求項1
記載のマルチフロー命令制御方法を用いた命令処理装置
である。
記載のマルチフロー命令制御方法を用いた命令処理装置
である。
【0011】
【作用】請求項1の構成のマルチフロー命令制御方法に
おいては、ハードワイヤード制御方式を用いた命令処理
装置で、CS命令等のマルチフロー命令を実行するため
に、命令の1フロー実行毎にカウントアップされ最終フ
ローの実行で初期状態に戻される、フロー計数手段とし
てのマルチフローカウンタ(MFC)11と、マルチフ
ローカウンタ(MFC)11のカウント値と命令のオペ
コードにより命令の処理内容を決定する制御手段として
のデコーダ(DC2,DC3)を設け、 (1)マルチフロー命令の実行に際して、デコーダ(D
C2,DC3)により、実行するフローの処理内容を順
次決定して行くと共に、その処理に必要な処理信号を生
成して、1フローずつ処理を進める。
おいては、ハードワイヤード制御方式を用いた命令処理
装置で、CS命令等のマルチフロー命令を実行するため
に、命令の1フロー実行毎にカウントアップされ最終フ
ローの実行で初期状態に戻される、フロー計数手段とし
てのマルチフローカウンタ(MFC)11と、マルチフ
ローカウンタ(MFC)11のカウント値と命令のオペ
コードにより命令の処理内容を決定する制御手段として
のデコーダ(DC2,DC3)を設け、 (1)マルチフロー命令の実行に際して、デコーダ(D
C2,DC3)により、実行するフローの処理内容を順
次決定して行くと共に、その処理に必要な処理信号を生
成して、1フローずつ処理を進める。
【0012】(2)そして、最終フローの処理が実行さ
れた時に、マルチフローカウンタ(MFC)11の内容
を“0”に戻すと共に、プログラムカウンタ(PC)4
の更新を行い、処理を完了する。
れた時に、マルチフローカウンタ(MFC)11の内容
を“0”に戻すと共に、プログラムカウンタ(PC)4
の更新を行い、処理を完了する。
【0013】このように、本発明によれば、ソフトウエ
アによるシミュレートや、マイクロプログラム制御を必
要とせずに、CS命令等の複雑な命令を、マルチフロー
にて処理することが可能になる。
アによるシミュレートや、マイクロプログラム制御を必
要とせずに、CS命令等の複雑な命令を、マルチフロー
にて処理することが可能になる。
【0014】また、請求項2の構成の命令処理装置にお
いては、請求項1記載のマルチフロー命令制御方法をハ
ードワイヤード制御方式の命令処理装置に使用するもの
である。
いては、請求項1記載のマルチフロー命令制御方法をハ
ードワイヤード制御方式の命令処理装置に使用するもの
である。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のシステム構成を
示すブロック図である。請求項1及び2記載の発明に共
通に対応する実施例である。また、図2は、本発明の実
施例によるCS命令の実行状態を示す図である。
示すブロック図である。請求項1及び2記載の発明に共
通に対応する実施例である。また、図2は、本発明の実
施例によるCS命令の実行状態を示す図である。
【0016】図1において、1は命令バッファ(IB)
内の命令のオペコードを解析するデコーダ(DC1)、
2はDC1からの信号とMFC11からの信号によりデ
コード信号を生成するデコーダ(DC2)、3はDC1
からの信号とMFC11からの信号によりデコード信号
を生成するデコーダ(DC3)、4はプログラムカウン
タ(PC)、5はEXステージにおける最終フローフラ
グ(LF−EX)、6はWBステージにおける最終フロ
ーフラグ(LF−WB)、7は信号(WB−REL)と
最終フローフラグ(LF−WB)からの信号の論理積演
算を行いプログラムカウンタ(PC)のイネーブル端子
(E)に信号(UP−DATE)を与えるアンド回路、
10は命令データが格納される命令バッファ(IB)、
11はマルチフローカウンタ(MFC)、12は信号
(DC−REL)と信号(LAST−FLOW)の論理
積演算を行い命令バッファ(IB)のイネーブル端子
(E)に信号を与えるアンド回路を表している。なお、
図中の回路ブロック内の符号Eはイネーブル信号端子
を、符号Cはソセット入力端子を表している。
内の命令のオペコードを解析するデコーダ(DC1)、
2はDC1からの信号とMFC11からの信号によりデ
コード信号を生成するデコーダ(DC2)、3はDC1
からの信号とMFC11からの信号によりデコード信号
を生成するデコーダ(DC3)、4はプログラムカウン
タ(PC)、5はEXステージにおける最終フローフラ
グ(LF−EX)、6はWBステージにおける最終フロ
ーフラグ(LF−WB)、7は信号(WB−REL)と
最終フローフラグ(LF−WB)からの信号の論理積演
算を行いプログラムカウンタ(PC)のイネーブル端子
(E)に信号(UP−DATE)を与えるアンド回路、
10は命令データが格納される命令バッファ(IB)、
11はマルチフローカウンタ(MFC)、12は信号
(DC−REL)と信号(LAST−FLOW)の論理
積演算を行い命令バッファ(IB)のイネーブル端子
(E)に信号を与えるアンド回路を表している。なお、
図中の回路ブロック内の符号Eはイネーブル信号端子
を、符号Cはソセット入力端子を表している。
【0017】本発明の実施例について、マルチプロセッ
サ構成において使用される以下の命令を例にとり説明す
る。 ・コンペア・アンド・スワップ(Compare an
d Swap)上記の命令(以下、単に「CS」命令と
も言う)は、複数のプロセッサが共有する共有メモリ上
の、あるデータエリアをプロセッサ間通信のためにアク
セスする命令であり、データエリアの検査とデータの更
新をバスロックして行うものである。
サ構成において使用される以下の命令を例にとり説明す
る。 ・コンペア・アンド・スワップ(Compare an
d Swap)上記の命令(以下、単に「CS」命令と
も言う)は、複数のプロセッサが共有する共有メモリ上
の、あるデータエリアをプロセッサ間通信のためにアク
セスする命令であり、データエリアの検査とデータの更
新をバスロックして行うものである。
【0018】なお、本例では、CS命令を、データフェ
ッチ、データ比較、データストアの3フローで実行する
ものとする。なお、バスロック制御については、本発明
と直接関係がないため省略する。
ッチ、データ比較、データストアの3フローで実行する
ものとする。なお、バスロック制御については、本発明
と直接関係がないため省略する。
【0019】また、本実施例の命令処理装置はパイプラ
イン制御されているものとし、下記3つのステージでを
有するものとする(図2を参照)。 ・DCステージ:命令のデコードステージ ・EXステージ:演算実行ステージ ・WBステージ:演算書き込みステージ さらに、プログラムカウンタ(PC)4の更新は命令の
実行終了時に行われるものとする。すなわち、WBステ
ージを、バイプラインインターロックや、命令の実行の
キャンセルなしに実行した場合に、プログラムカウンタ
(PC)4の更新が行われるものとする。
イン制御されているものとし、下記3つのステージでを
有するものとする(図2を参照)。 ・DCステージ:命令のデコードステージ ・EXステージ:演算実行ステージ ・WBステージ:演算書き込みステージ さらに、プログラムカウンタ(PC)4の更新は命令の
実行終了時に行われるものとする。すなわち、WBステ
ージを、バイプラインインターロックや、命令の実行の
キャンセルなしに実行した場合に、プログラムカウンタ
(PC)4の更新が行われるものとする。
【0020】以下、図1の実施例の動作について説明す
る。 (1)命令バッファ(IB)10内に存在する実行可能
な命令のオペコードを、デコーダ(DC1)でデータ解
析し、CS命令であることを認識する。また、この時、
前命令のDCステージは終了しているため、マルチフロ
ーカウンタ(MFC)11のフローカウント値は“0”
である。
る。 (1)命令バッファ(IB)10内に存在する実行可能
な命令のオペコードを、デコーダ(DC1)でデータ解
析し、CS命令であることを認識する。また、この時、
前命令のDCステージは終了しているため、マルチフロ
ーカウンタ(MFC)11のフローカウント値は“0”
である。
【0021】(2)デコーダ(DC2)では、CS命令
で、かつ、フローカウント値=0の条件で、データフェ
ッチ実行のための各種デコード信号を生成する。 (3)デコーダ(DC3)では条件が成立せず信号(L
AST−FLOW)はオフである。なぜなら、デコーダ
(DC3)は、CS命令で、かつフローカウント値=2
の条件で、最終フローの検出を行うものであり、フロー
カウント値=0の時は、この条件は成立せず、信号(L
AST−FLOW)はオフである。
で、かつ、フローカウント値=0の条件で、データフェ
ッチ実行のための各種デコード信号を生成する。 (3)デコーダ(DC3)では条件が成立せず信号(L
AST−FLOW)はオフである。なぜなら、デコーダ
(DC3)は、CS命令で、かつフローカウント値=2
の条件で、最終フローの検出を行うものであり、フロー
カウント値=0の時は、この条件は成立せず、信号(L
AST−FLOW)はオフである。
【0022】(4)パイプラインインターロック条件が
無ければ、フローカウント値=0のデコードをリリース
(実行を完了して次のステージに進める状態)する。こ
の場合、信号(DC−REL)がオンとなる(各ステー
ジのリリース信号の制御については、パイプライン制御
そのものの技術範囲に属し、本発明には直接関係しない
ので省略する)。この時、信号(LAST−FLOW)
がオフのため、命令バッファ(IB)10は更新されな
い。また、マルチフローカウンタ(MFC)11は1だ
けカウントアップする。
無ければ、フローカウント値=0のデコードをリリース
(実行を完了して次のステージに進める状態)する。こ
の場合、信号(DC−REL)がオンとなる(各ステー
ジのリリース信号の制御については、パイプライン制御
そのものの技術範囲に属し、本発明には直接関係しない
ので省略する)。この時、信号(LAST−FLOW)
がオフのため、命令バッファ(IB)10は更新されな
い。また、マルチフローカウンタ(MFC)11は1だ
けカウントアップする。
【0023】(5)上記(4)項の処理により、マルチ
フローカウンタ(MFC)11のフローカウント値=1
となる。デコーダ(DC2)では、CS命令でかつフロ
ーカウント値=1の条件で、フェッチデータ比較のため
の各種デコード信号を生成する。
フローカウンタ(MFC)11のフローカウント値=1
となる。デコーダ(DC2)では、CS命令でかつフロ
ーカウント値=1の条件で、フェッチデータ比較のため
の各種デコード信号を生成する。
【0024】(6)デコーダ(DC3)では、条件が成
立せず、信号(LAST−FLOW)はオフである。 (7)パイプラインインターロック条件が無ければ、フ
ローカウント値=1のデコードをリリースする。この
時、信号(LAST−FLOW)がオフのため、命令バ
ッファ(IB)10は更新されない。また、マルチフロ
ーカウンタ(MFC)11は1だけカウントアップす
る。
立せず、信号(LAST−FLOW)はオフである。 (7)パイプラインインターロック条件が無ければ、フ
ローカウント値=1のデコードをリリースする。この
時、信号(LAST−FLOW)がオフのため、命令バ
ッファ(IB)10は更新されない。また、マルチフロ
ーカウンタ(MFC)11は1だけカウントアップす
る。
【0025】(8)上記(7)項の処理により、マルチ
フローカウンタ(MFC)11のフローカウント値=2
となる。デコーダ(DC3)では、CS命令でかつフロ
ーカウント値=2の条件で、データストアのための各種
デコード信号を生成する。
フローカウンタ(MFC)11のフローカウント値=2
となる。デコーダ(DC3)では、CS命令でかつフロ
ーカウント値=2の条件で、データストアのための各種
デコード信号を生成する。
【0026】(9)デコーダ(DC3)では、CS命令
で、かつフローカウント値=2の条件で、最終フローの
検出を行う。フローカウント値=2であるため、信号
(LAST−FLOW)がオンとなる。
で、かつフローカウント値=2の条件で、最終フローの
検出を行う。フローカウント値=2であるため、信号
(LAST−FLOW)がオンとなる。
【0027】(10)パイプラインインターロック条件
が無ければ、フローカウント値=2のデコードをリリー
スする。この時、信号(LAST−FLOW)がオンの
ため、命令バッファ(IB)10は次に実行すべき命令
に更新される。また、マルチフローカウンタ(MFC)
11は、信号(LAST−FLOW)がオンのため
“0”にクリアされる。
が無ければ、フローカウント値=2のデコードをリリー
スする。この時、信号(LAST−FLOW)がオンの
ため、命令バッファ(IB)10は次に実行すべき命令
に更新される。また、マルチフローカウンタ(MFC)
11は、信号(LAST−FLOW)がオンのため
“0”にクリアされる。
【0028】(11)最終フローのDCステージがリリ
ースされると、EXステージの最終フローフラグ(LF
−EX)5がセットされる。 (12)最終フローのEXステージがリリース(EX−
RELがオン)されると、WBステージの最終フローフ
ラグ(LF−WB)6がセットされる。
ースされると、EXステージの最終フローフラグ(LF
−EX)5がセットされる。 (12)最終フローのEXステージがリリース(EX−
RELがオン)されると、WBステージの最終フローフ
ラグ(LF−WB)6がセットされる。
【0029】(13)最終フローフラグ(LF−WB)
6がセットされ、かつWBステージがリリース(WB−
RELオン)されると、プログラムカウンタ(PC)4
の更新許可信号である信号(PC−UPDATE)がオ
ンとなり、プログラムカウンタ(PC)4の内容は次に
実行される命令のアドレスに更新される。
6がセットされ、かつWBステージがリリース(WB−
RELオン)されると、プログラムカウンタ(PC)4
の更新許可信号である信号(PC−UPDATE)がオ
ンとなり、プログラムカウンタ(PC)4の内容は次に
実行される命令のアドレスに更新される。
【0030】以上説明した処理の実行状態は、図2のタ
イムチャートに示される。すなわち、図2においては、
CS命令が、上述のごとく、3つの処理フローで実行さ
れることが示され、また、フロー0はデータフェッチの
処理フローであり、DC(0)、EX(0)、WB
(0)の各ステージで構成され、時刻t1から開始さ
れ、フロー1はデータ比較の処理フローであり、DC
(1)、EX(1)、WB(1)の各ステージで構成さ
れ、時刻t2から開始され、最終のフロー2はデータス
トアの処理フローであり、DC(2)、EX(2)、W
B(2)の各ステージで構成され、時刻t3から開始さ
れることが示される。
イムチャートに示される。すなわち、図2においては、
CS命令が、上述のごとく、3つの処理フローで実行さ
れることが示され、また、フロー0はデータフェッチの
処理フローであり、DC(0)、EX(0)、WB
(0)の各ステージで構成され、時刻t1から開始さ
れ、フロー1はデータ比較の処理フローであり、DC
(1)、EX(1)、WB(1)の各ステージで構成さ
れ、時刻t2から開始され、最終のフロー2はデータス
トアの処理フローであり、DC(2)、EX(2)、W
B(2)の各ステージで構成され、時刻t3から開始さ
れることが示される。
【0031】また、フロー0,1,2の処理の進行状態
と、マルチフローカウンタ(MFC)11のカウント状
態及びプログラムカウンタ(PC)4の更新タイミング
がそれぞれ示される。
と、マルチフローカウンタ(MFC)11のカウント状
態及びプログラムカウンタ(PC)4の更新タイミング
がそれぞれ示される。
【0032】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の方法は、CS命令の実行の場合に限らず、
パイプライン処理を特殊制御する場合に広く使用できる
ものである。
が、本発明の方法は、CS命令の実行の場合に限らず、
パイプライン処理を特殊制御する場合に広く使用できる
ものである。
【0033】例えば、命令処理装置に使用するプロセッ
サのバードウエアを構成する場合に、チップ分割等のイ
ンプリメント上の制約で、パイプライン処理を特殊制御
する必要がある場合に容易に用いることができる。
サのバードウエアを構成する場合に、チップ分割等のイ
ンプリメント上の制約で、パイプライン処理を特殊制御
する必要がある場合に容易に用いることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハードワイヤード制御方式の命令処理装置において、フ
ローカウンタと、いくつかのデコーダという僅かなハー
ドウエアを追加するだけで、例えばCS命令のごとき複
雑な命令を、パイプライン制御の変更なしに実現できる
ことになる。従って、ソフトウエアによるシミュレート
や、マイクロプログラム制御を使用する必要がなくな
る。
ハードワイヤード制御方式の命令処理装置において、フ
ローカウンタと、いくつかのデコーダという僅かなハー
ドウエアを追加するだけで、例えばCS命令のごとき複
雑な命令を、パイプライン制御の変更なしに実現できる
ことになる。従って、ソフトウエアによるシミュレート
や、マイクロプログラム制御を使用する必要がなくな
る。
【0035】また、本発明で用いた方法は、ハードウエ
ア上の制約等でパイプラインの特殊制御が必要な場合に
も効果的に使用できる。
ア上の制約等でパイプラインの特殊制御が必要な場合に
も効果的に使用できる。
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の実施例によるCS命令の実行状態を示
す図である。
す図である。
1 デコーダ(DC1) 2 デコーダ(DC2) 3 デコーダ8DC3) 4 プログラムカウンタ(PC) 5 最終フローフラグ(LF−EX) 6 最終フローフラグ(LF−WB) 7 アンド回路 10 命令バッファ(IB) 11 マルチフローカウンタ(MFC) 12 アンド回路
Claims (2)
- 【請求項1】 ハードワイヤード制御方式の命令処理装
置において、マルチフロー命令を実行する際に、 命令の1フロー実行毎にカウントアップされ最終フロー
の実行で初期状態に戻されるフロー計数手段と、 上記フロー計数手段の計数値と命令のデコード信号によ
り命令の処理内容を決定して実行する制御手段と、 プログラムカウンタの更新を最終フローが実行された時
にのみ行うPC制御手段とを用いてマルチフロー命令の
処理を行うことを特徴とするマルチフロー命令制御方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載のマルチフロー命令制御方
法を用いたことを特徴とする命令処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317474A JPH06161778A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | マルチフロー命令制御方法及び命令処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317474A JPH06161778A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | マルチフロー命令制御方法及び命令処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06161778A true JPH06161778A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18088637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4317474A Pending JPH06161778A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | マルチフロー命令制御方法及び命令処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06161778A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004515857A (ja) * | 2000-12-06 | 2004-05-27 | インテル・コーポレーション | マルチサイクル命令 |
JP2010049500A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Toshiba Corp | パイプライン演算プロセッサ、及びパイプライン演算プロセッサを備える制御システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01286030A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Nec Corp | 情報処理装置 |
JPH04326426A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-16 | Fujitsu Ltd | 命令解読回路 |
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1992
- 1992-11-26 JP JP4317474A patent/JPH06161778A/ja active Pending
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