JPH0615345B2 - 自動車の外板部材組立方法 - Google Patents
自動車の外板部材組立方法Info
- Publication number
- JPH0615345B2 JPH0615345B2 JP3063486A JP3063486A JPH0615345B2 JP H0615345 B2 JPH0615345 B2 JP H0615345B2 JP 3063486 A JP3063486 A JP 3063486A JP 3063486 A JP3063486 A JP 3063486A JP H0615345 B2 JPH0615345 B2 JP H0615345B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- mounting
- outer plate
- plate member
- bracket
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動車の外板部材組立方法に関するものであ
る。
る。
従来、リヤフェンダーパネル等に代表される外板部板を
車体取付面に接合する構造としては、例えば、自動車工
学全書第１３巻「乗用車の車体」（山海堂版）が知られ
ている。
車体取付面に接合する構造としては、例えば、自動車工
学全書第１３巻「乗用車の車体」（山海堂版）が知られ
ている。
外板部材を取付ける車体は、例えば、第５図、第６図、
第７図に示す如くパネル素材からプレスによって成型さ
れた各パネル部材１０１を車体組立用治具等で車体１１
７に組立てた後、各パネル部材１０１に穿設された取付
孔１０３に、外板部材１０５の端末フランジ１０７に穿
設された取付孔１０９の位置合せを行ない、各孔１０
３、１０９に螺合されたボルト１１１及びナット１１３
で外板部材１０５の取付けを図っている。
第７図に示す如くパネル素材からプレスによって成型さ
れた各パネル部材１０１を車体組立用治具等で車体１１
７に組立てた後、各パネル部材１０１に穿設された取付
孔１０３に、外板部材１０５の端末フランジ１０７に穿
設された取付孔１０９の位置合せを行ない、各孔１０
３、１０９に螺合されたボルト１１１及びナット１１３
で外板部材１０５の取付けを図っている。
また、外板部材１０５は第８図及び第９図に示す如くバ
ックドアファニッシャの場合もあり、該フィニッシャは
前記と同様の工程で車体１１７に取付けられるようにな
る。
ックドアファニッシャの場合もあり、該フィニッシャは
前記と同様の工程で車体１１７に取付けられるようにな
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕 かかる車体にあっては、前記した如くパネル素材から各
パネル部材１０１をプレス成型した後、各パネル部材１
０１を車体１１７に組立てる工程をふむためプレス成型
時の成型誤差と、各パネル部材１０１の組立て時の組立
誤差とがプラスされるため第５図鎖線で示す如く車体組
立誤差となって現われる。
パネル部材１０１をプレス成型した後、各パネル部材１
０１を車体１１７に組立てる工程をふむためプレス成型
時の成型誤差と、各パネル部材１０１の組立て時の組立
誤差とがプラスされるため第５図鎖線で示す如く車体組
立誤差となって現われる。
したがって、外板部材取付用の孔１０３は基準位置より
ずれた状態となり取付孔１０３の位置精度が安定しない
面があった。このため、場合によっては外板部材１０５
の取付けが不能となったり、また、第１０図に示す如く
建付けにずれ２が起きて外観品質に影響を及ぼす恐れが
あった。
ずれた状態となり取付孔１０３の位置精度が安定しない
面があった。このため、場合によっては外板部材１０５
の取付けが不能となったり、また、第１０図に示す如く
建付けにずれ２が起きて外観品質に影響を及ぼす恐れが
あった。
このため、例えば、第１１図に示す如く取付孔１０３は
巨大なミルアンドドリルマシン等の孔加工専用治具１１
５によって、組立て後の車体１１７に一度に加工するこ
とで位置精度の確保を図っているが、孔加工用の別工程
と巨大な治具１１５を必要とする等工程管理面及び作業
性の面で望しくなかった。
巨大なミルアンドドリルマシン等の孔加工専用治具１１
５によって、組立て後の車体１１７に一度に加工するこ
とで位置精度の確保を図っているが、孔加工用の別工程
と巨大な治具１１５を必要とする等工程管理面及び作業
性の面で望しくなかった。
そこで、この発明は孔加工専用治具を用いなくても正し
い位置に正確に外板部材の組立てが行なえる自動車の外
板部材組立方法を提供することを目的としている。
い位置に正確に外板部材の組立てが行なえる自動車の外
板部材組立方法を提供することを目的としている。
前記目的の達成するために、この発明にあっては、取付
座面と取付けフランジを有するブラケットを位置決め治
具によって支持し、該ブラケットの取付けフランジを車
体取付面に対向させて該車体取付面までの間隙代を調節
しながら取付座面を位置決めし取付けフランジと車体取
付面とを溶接手段により溶着した後、前記取付座面に外
板部材を結合固着する手段としてある。
座面と取付けフランジを有するブラケットを位置決め治
具によって支持し、該ブラケットの取付けフランジを車
体取付面に対向させて該車体取付面までの間隙代を調節
しながら取付座面を位置決めし取付けフランジと車体取
付面とを溶接手段により溶着した後、前記取付座面に外
板部材を結合固着する手段としてある。
以下、添付図面を参照しながらこの発明の一実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
図中１は自動車のリヤ側の車体を示している。車体１は
鋼板製パネル素材よりプレス成形によって板どりした各
パネル部材１ａをスポット等の溶接手段によって一体に
組立てられている。
鋼板製パネル素材よりプレス成形によって板どりした各
パネル部材１ａをスポット等の溶接手段によって一体に
組立てられている。
車体１の車体取付面３にはブラケット５を介して合成樹
脂で成型されたリヤフェンダーパネル等の外板部材７が
取付けられている。
脂で成型されたリヤフェンダーパネル等の外板部材７が
取付けられている。
ブラケット５は裏面側にナット９が溶着された取付座面
１１と取付けフランジ１３・１３とを有し、取付けフラ
ンジ１３・１３は所望の間隙代αを有して車体取付面３
にアーク等の溶接手段２３によって溶着１５されてい
る。
１１と取付けフランジ１３・１３とを有し、取付けフラ
ンジ１３・１３は所望の間隙代αを有して車体取付面３
にアーク等の溶接手段２３によって溶着１５されてい
る。
一方、取付座面１１には外板部材７のフランジ部１７が
固定ボルト１９によって結合固着された構造となってい
る。
固定ボルト１９によって結合固着された構造となってい
る。
次に、外板部材７を車体１に取付ける手順について説明
する。まず、各パネル部材１ａをスポット等の溶接手段
によって結合し車体１を組立てる。次に取付座面１１の
裏面側に溶着されたナット９に上面側から位置決め治具
２１の先端ねじ部を螺合しブラケット５を支持した後、
該プラケット５の取付けフランジ１３・１３を車体取付
面３に対向させる。この時に、車体取付面３に対して取
付けフランジ１３・１３を近ずけたり、離したりしなが
ら間隙代αの調節を図ることで車体取付面３から取付座
面１１までの面方向の寸法Ｈを設定する。次に、面方向
の位置決めを行なった後に、車体取付面３に沿って組立
誤差βに見合う量だけ移動させることで取付座面１１の
基準面１１ａが得られる。続いて、位置決めされたブラ
ケット５の取付けフランジ１３・１３と車体取付面３と
をアーク等の溶接手段２３によって溶着１５する。溶着
時の取付けフランジ１３・１３は車体取付面３との間に
盛られた溶着金属部１５によって確実にしかも強固固着
されるため強度面に影響はでない。
する。まず、各パネル部材１ａをスポット等の溶接手段
によって結合し車体１を組立てる。次に取付座面１１の
裏面側に溶着されたナット９に上面側から位置決め治具
２１の先端ねじ部を螺合しブラケット５を支持した後、
該プラケット５の取付けフランジ１３・１３を車体取付
面３に対向させる。この時に、車体取付面３に対して取
付けフランジ１３・１３を近ずけたり、離したりしなが
ら間隙代αの調節を図ることで車体取付面３から取付座
面１１までの面方向の寸法Ｈを設定する。次に、面方向
の位置決めを行なった後に、車体取付面３に沿って組立
誤差βに見合う量だけ移動させることで取付座面１１の
基準面１１ａが得られる。続いて、位置決めされたブラ
ケット５の取付けフランジ１３・１３と車体取付面３と
をアーク等の溶接手段２３によって溶着１５する。溶着
時の取付けフランジ１３・１３は車体取付面３との間に
盛られた溶着金属部１５によって確実にしかも強固固着
されるため強度面に影響はでない。
次に、外板部材７フランジ部１７をブラケット５の取付
座面１１に位置合せした後、ボルト１９のねじ部をナッ
ト９に螺合する。これにより正しい位置に確実に取付け
られる。
座面１１に位置合せした後、ボルト１９のねじ部をナッ
ト９に螺合する。これにより正しい位置に確実に取付け
られる。
以上、説明したようにこの発明の外板部材の組立方法に
よれば、車体組立誤差を、ブラケットによって吸収を図
ることができるので、外板部材を正しい位置に確実に取
付ることができる。このため建付け誤差の発生は起こら
ず外観品質が向上するようになる。
よれば、車体組立誤差を、ブラケットによって吸収を図
ることができるので、外板部材を正しい位置に確実に取
付ることができる。このため建付け誤差の発生は起こら
ず外観品質が向上するようになる。
第１図はこの発明の組立方法によって組立てられた車体
より外板部材を取外した状態の斜視図、第２図の（イ）
（ロ）はブラケットの取付け動作図、第３図は同上の全
体の概要説明図、第４図は要部の説明図、第５図は車体
組立時の説明図、第６図は従来例を示した第１図と同様
の斜視図、第７図は第６図のVII−VII線断面図、第８図
はバックドアにフィニッシャを取付ける従来手段を示し
た斜視図、第９図は第取付部の切断面図、第１０図は従
来例の建付け誤差を示した斜視図、第１１図は従来例の
孔加工専用装置を示した概要側面図である。 主要な図面符号の説明 ３……車体取付面 ５……ブラケット １１……取付座面 １３……取付けフランジ ２１……位置決め治具
より外板部材を取外した状態の斜視図、第２図の（イ）
（ロ）はブラケットの取付け動作図、第３図は同上の全
体の概要説明図、第４図は要部の説明図、第５図は車体
組立時の説明図、第６図は従来例を示した第１図と同様
の斜視図、第７図は第６図のVII−VII線断面図、第８図
はバックドアにフィニッシャを取付ける従来手段を示し
た斜視図、第９図は第取付部の切断面図、第１０図は従
来例の建付け誤差を示した斜視図、第１１図は従来例の
孔加工専用装置を示した概要側面図である。 主要な図面符号の説明 ３……車体取付面 ５……ブラケット １１……取付座面 １３……取付けフランジ ２１……位置決め治具
Claims (1)
- 【請求項１】取付座面と取付けフランジを有するブラケ
ットを位置決め治具によって支持し、該ブラケットの取
付けフランジを車体取付面に対向させて該車体取付面ま
での間隙代を調節しながら取付座面を位置決めし、取付
けフランジと車体取付面とを溶接手段により溶着した
後、前記取付座面に外板部材を結合固着してなる自動車
の外板部材組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063486A JPH0615345B2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 自動車の外板部材組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063486A JPH0615345B2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 自動車の外板部材組立方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62191274A JPS62191274A (ja) | 1987-08-21 |
| JPH0615345B2 true JPH0615345B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=12309272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3063486A Expired - Lifetime JPH0615345B2 (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 自動車の外板部材組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615345B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2694226B1 (fr) * | 1992-07-30 | 1994-09-16 | Peugeot | Procédé de fixation d'un essieu de véhicule sur le soubassement de la caisse de ce véhicule, et assemblage obtenu par ce procédé. |
-
1986
- 1986-02-17 JP JP3063486A patent/JPH0615345B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62191274A (ja) | 1987-08-21 |
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