JPH0614293B2 - スライデイングモ−ド制御方式 - Google Patents
スライデイングモ−ド制御方式Info
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- JPH0614293B2 JPH0614293B2 JP59045245A JP4524584A JPH0614293B2 JP H0614293 B2 JPH0614293 B2 JP H0614293B2 JP 59045245 A JP59045245 A JP 59045245A JP 4524584 A JP4524584 A JP 4524584A JP H0614293 B2 JPH0614293 B2 JP H0614293B2
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/19—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B13/00—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
- G05B13/02—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/41—Servomotor, servo controller till figures
- G05B2219/41029—Adjust gain as function of position error and position
-
- G—PHYSICS
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-
- G—PHYSICS
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可変構造系(variable structure system)に
おけるスライディングモード制御を用いた位置決め制御
又は速度制御方式(以下両者を総称して単に位置決め制
御ということがある。)のゲイン調節方法に関するもの
である。
おけるスライディングモード制御を用いた位置決め制御
又は速度制御方式(以下両者を総称して単に位置決め制
御ということがある。)のゲイン調節方法に関するもの
である。
スライディングモード制御とは、状態空間の中にあらか
じめ設定されたすべり面に沿って被制御対象が動作する
ように制御入力を切り換える制御方法である。
じめ設定されたすべり面に沿って被制御対象が動作する
ように制御入力を切り換える制御方法である。
まず、本発明が対象とするスライディングモード制御に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図はこの制御を用いた位置決め制御系のブロック図
を示すものである。まず、状態変数x1,x2を次のよう
に定義する。
を示すものである。まず、状態変数x1,x2を次のよう
に定義する。
x1=p(0)−x1,x2= ………………(1)式 但しp(0)は位置指令、x1は位置のフィードバック、x
1は位置偏差、x2は速度である。
1は位置偏差、x2は速度である。
サンプリング周期をT、k時点での状態変数及び制御入
力をそれぞれx1(k),x2(k),u(k)と略記すると、離
散形式の状態方程式は、 となる。ここでq=exp(-d・T/J),p=J(1-q)/d,m=
−Kt・Kg・P/J,=−Kt・Kg(T-p)/d,r=J(T-p)
/d,f=Kg・F/Jである。但し、Jはイナーシャ、dは
ダンピング係数、Kgはギヤ比、Ktはトルク定数であ
る。
力をそれぞれx1(k),x2(k),u(k)と略記すると、離
散形式の状態方程式は、 となる。ここでq=exp(-d・T/J),p=J(1-q)/d,m=
−Kt・Kg・P/J,=−Kt・Kg(T-p)/d,r=J(T-p)
/d,f=Kg・F/Jである。但し、Jはイナーシャ、dは
ダンピング係数、Kgはギヤ比、Ktはトルク定数であ
る。
いま、例えばスライディングカーブ(指定軌跡)S
iを、 で与える。この式において、移動装置の加速度をaとす
るとα=1/2aである。また最大許容速度をv、位相面
での定常点近傍の傾きをcとしている。
iを、 で与える。この式において、移動装置の加速度をaとす
るとα=1/2aである。また最大許容速度をv、位相面
での定常点近傍の傾きをcとしている。
一方、制御入力uを次式で表す。
(4)式におけるk1,k2,kfが制御ゲインであり、次のよう
にして決められる。
にして決められる。
スライディングモードの存在条件式を Si・i<0(i=1〜4)…………(5)式 とし、この式に前記の(2),(3),(4)式を適用して、各
スライディングカーブごとに不等式の形でゲイン範囲が
求められる。このゲイン範囲は、イナーシャJ、ダンピ
ング係数d、トルク定数Kt、外乱Fの変動を考慮した
修正を行なう。これと、制御入力uの制限|u|≦uL
及び各スライディングカーブに対応した状態変数の範囲
とから特定のゲインを設定する。
スライディングカーブごとに不等式の形でゲイン範囲が
求められる。このゲイン範囲は、イナーシャJ、ダンピ
ング係数d、トルク定数Kt、外乱Fの変動を考慮した
修正を行なう。これと、制御入力uの制限|u|≦uL
及び各スライディングカーブに対応した状態変数の範囲
とから特定のゲインを設定する。
スライディングモード制御による位置決め制御系あるい
は速度制御系の設計では、既知である制御系のパラメー
タを用いて、スライディングモードの存在条件から制限
されるゲイン領域において、想定されるパラメータの変
動範囲を勘案し、強めのゲインを設定するのが一般的で
ある。弱いゲイン設定は、小さな外乱やパラメータ変動
に対してスライディングカーブからの大きなずれを引き
起こすか、またはスライディングモードが発生しなくな
るからである。
は速度制御系の設計では、既知である制御系のパラメー
タを用いて、スライディングモードの存在条件から制限
されるゲイン領域において、想定されるパラメータの変
動範囲を勘案し、強めのゲインを設定するのが一般的で
ある。弱いゲイン設定は、小さな外乱やパラメータ変動
に対してスライディングカーブからの大きなずれを引き
起こすか、またはスライディングモードが発生しなくな
るからである。
従って、この設定ゲインは、考えているパラメータ変動
や外乱に対して強すぎる設定になっている。そこで、一
般に制御入力は、制限値uLで正負の極性に振れる、バ
ンバン制御(bang-bang controll)の傾向を呈する。
や外乱に対して強すぎる設定になっている。そこで、一
般に制御入力は、制限値uLで正負の極性に振れる、バ
ンバン制御(bang-bang controll)の傾向を呈する。
この強いゲイン設定では、実軌跡のリップルが過大とな
り、高精度の位置決めでは悪影響を及ぼす。
り、高精度の位置決めでは悪影響を及ぼす。
また、不確定な外乱に対してどの程度強いゲイン設定に
するのかの判定基準はなく、経験的なものとなってい
る。更に初期設定ゲインのままであると、外乱の向き
(正、負)によって軌跡に偏りが出る。また制御時間遅
れ(サンプリング周期)が大きくなると、比例的に実軌
跡のリップルは大きくなる。また高いサンプリング周波
数は、検出器に高速の応答を強いるのみならず、制御演
算は汎用マイクロプロセッサでは不可能となり、高価な
ハード回路に依存しなければならないこととなる。
するのかの判定基準はなく、経験的なものとなってい
る。更に初期設定ゲインのままであると、外乱の向き
(正、負)によって軌跡に偏りが出る。また制御時間遅
れ(サンプリング周期)が大きくなると、比例的に実軌
跡のリップルは大きくなる。また高いサンプリング周波
数は、検出器に高速の応答を強いるのみならず、制御演
算は汎用マイクロプロセッサでは不可能となり、高価な
ハード回路に依存しなければならないこととなる。
従って、強めの設定ゲインを弱くするかまたは予想外の
パラメータ変動が起こった時は更にゲインを強化し、制
御入力を可能な限り滑らかにすると共に、指定軌跡から
のずれを小さく留めるよう、適応的にゲインを変える制
御方策の導入が必要である。
パラメータ変動が起こった時は更にゲインを強化し、制
御入力を可能な限り滑らかにすると共に、指定軌跡から
のずれを小さく留めるよう、適応的にゲインを変える制
御方策の導入が必要である。
そこで本発明は、大きな制御遅れでも軌跡のリップルを
小さくし、外乱及びパラメータ変化に強い高精度位置決
め又は速度制御を可能とした制御方式を提供することを
目的とするものである。
小さくし、外乱及びパラメータ変化に強い高精度位置決
め又は速度制御を可能とした制御方式を提供することを
目的とするものである。
本発明は、可変構造系におけるスライディングモード制
御を用いた位置決め制御において、予め指定したスライ
ディングカーブに対する前回位置と今回の位置の存在領
域の判定を行ない、前回の位置と今回の位置がスライデ
ィングカーブに対して同じ側にある場合には同スライデ
ィングカーブからのずれの距離が一定以上ある場合に制
御入力を決定するゲインを大きくし、前回の位置と今回
の位置が前記スライディングカーブに対して反対側にな
った場合にはずれの距離の絶対値が大きくなったときに
前記ゲインを小さくすることを特徴とする。
御を用いた位置決め制御において、予め指定したスライ
ディングカーブに対する前回位置と今回の位置の存在領
域の判定を行ない、前回の位置と今回の位置がスライデ
ィングカーブに対して同じ側にある場合には同スライデ
ィングカーブからのずれの距離が一定以上ある場合に制
御入力を決定するゲインを大きくし、前回の位置と今回
の位置が前記スライディングカーブに対して反対側にな
った場合にはずれの距離の絶対値が大きくなったときに
前記ゲインを小さくすることを特徴とする。
以下に、本発明を具体的に説明する。
前記の(4)式の制御入力を決定するk1,k2,kfの初期設
定ゲインは、 スライディングカーブS1に対して、 x2≧0のとき x2<0のとき スライディングカーブS2に対して、 スライディングカーブS3に対して、 x2≧0のとき x2<0のとき スライディングカーブS4に対して、 というように設定する。
定ゲインは、 スライディングカーブS1に対して、 x2≧0のとき x2<0のとき スライディングカーブS2に対して、 スライディングカーブS3に対して、 x2≧0のとき x2<0のとき スライディングカーブS4に対して、 というように設定する。
この初期設定ゲインを1サンプリング前の状態点の座標
〔x1(K-1),x2(k-1)〕と、現サンプリング時点の座標
〔x1(k),x2(k)〕の検出信号から演算される、指定軌
跡からのずれの距離及びその増減判定を基礎にして、前
記のk1,k2,kfをサンプリング毎に、前回の指令状態を
参照して調節していく。
〔x1(K-1),x2(k-1)〕と、現サンプリング時点の座標
〔x1(k),x2(k)〕の検出信号から演算される、指定軌
跡からのずれの距離及びその増減判定を基礎にして、前
記のk1,k2,kfをサンプリング毎に、前回の指令状態を
参照して調節していく。
指定軌跡からのずれの距離D(k)を(6)式で求める。
D(k)=[{x1(k)-x1 h(k)}2+{x2(k)-x2 h(k)}2]1/2 ここでx1 h(k),x2 h(k)は、kサンプリング時点の状態
点x1(k),x2(k)から指定軌跡(スライディングカー
ブ)へ下ろした垂線の足の状態点(位相面における座
標)である。
点x1(k),x2(k)から指定軌跡(スライディングカー
ブ)へ下ろした垂線の足の状態点(位相面における座
標)である。
また、座標リップルL(k)を(7)式で求める。
L(k)=|Sgn(Si(k)D(k)-Sgn(Si(k-1))D(k-1)|………………(7)式 第3図はD(k),L(k)の説明図である。
変化する、または想定した外乱やパラメータ値に対し
て、適切なゲイン(k1,k2,kf)になっていなければ、(6)
式で定義した距離D(k)が大きいという考えに立脚し
て、これを小さくするようにゲインを第4図に示すフロ
ーチャートで調節する。
て、適切なゲイン(k1,k2,kf)になっていなければ、(6)
式で定義した距離D(k)が大きいという考えに立脚し
て、これを小さくするようにゲインを第4図に示すフロ
ーチャートで調節する。
検出器精度、制御演算精度などから決まるゲイン調節の
モードを選定するD(k)に対する2つの距離基準d*fと
εを予め設定する。同様に、L(k)に対してd*Lを設定
する。
モードを選定するD(k)に対する2つの距離基準d*fと
εを予め設定する。同様に、L(k)に対してd*Lを設定
する。
位置と速度検出信号から、kサンプリング時点の位置偏
差x1(k)及び速度x2(k)を求める。これからx1 h(k)及
び速度x2 h(k)を求める演算を行い、(6)式を用いてD
(k)を得る。また、(3)式によってSi(k)、更にSgn(Si
(k))を求める。
差x1(k)及び速度x2(k)を求める。これからx1 h(k)及
び速度x2 h(k)を求める演算を行い、(6)式を用いてD
(k)を得る。また、(3)式によってSi(k)、更にSgn(Si
(k))を求める。
1サンプリング前のSgn(Si(k-1))とSgn(Si(k))との積の
符号を調べることによって、実軌跡が指定軌跡(Si=
0)を横切ったか否かを判定することができる。これに
より大きく2つの場合に分けてゲインを調節する。
符号を調べることによって、実軌跡が指定軌跡(Si=
0)を横切ったか否かを判定することができる。これに
より大きく2つの場合に分けてゲインを調節する。
イ)指定軌跡を横切らない場合; Sgn(Si(k))・Sgn(Si(k-1))>0 この場合は、kfの調節を行なう。1サンプリング前の
ゲインを更に強めた設定が必要である。但しD(k)がkf
調節判定レベルεより小さいときは、前サンプリング時
に調節されたゲインkf(k-1)のままとする。
ゲインを更に強めた設定が必要である。但しD(k)がkf
調節判定レベルεより小さいときは、前サンプリング時
に調節されたゲインkf(k-1)のままとする。
Sgn(Si(k))の符号判定により、kf(k-1)のゲインkpi
(k-1),kni(k-1),k′pi(k-1),k′ni(k-1)のいずれが制御
入力u(k-1)の算定に使われたかが判る。制御入力u(k-
1)の算定に使用された方(例えばkpi(k-1))のゲイン調
節にウエイトをかけ、D(k)の比例ゲイン係数WG,WL
(WG>WL)のうちWGを用いて、kf(k)(=kpi(k))
を求める。制御入力u(k-1)の算定に関与しなかった方
(例えばkni(k-1))のゲイン調節は、WLを用いて、kf
(k)(=kni(k))を求める。しかしこの後者の方は、D
(k)>d*fのとき、オンオフ制御変数Wによって、これ
が0(オフ)に設定され、結果的にkf(k)=kf(k-1)と
する。
(k-1),kni(k-1),k′pi(k-1),k′ni(k-1)のいずれが制御
入力u(k-1)の算定に使われたかが判る。制御入力u(k-
1)の算定に使用された方(例えばkpi(k-1))のゲイン調
節にウエイトをかけ、D(k)の比例ゲイン係数WG,WL
(WG>WL)のうちWGを用いて、kf(k)(=kpi(k))
を求める。制御入力u(k-1)の算定に関与しなかった方
(例えばkni(k-1))のゲイン調節は、WLを用いて、kf
(k)(=kni(k))を求める。しかしこの後者の方は、D
(k)>d*fのとき、オンオフ制御変数Wによって、これ
が0(オフ)に設定され、結果的にkf(k)=kf(k-1)と
する。
ロ)指定軌跡を横切る場合; 〔Sgn(Si(k))・Sgn(Si(k-1))<0〕 この場合は、k1,k2,kfのゲインを前より弱めた設定に
する。(7)式によりL(k)の演算を行い、比較リップルレ
ベルd*Lより小さいとき、即ちL(k)<d*Lであれ
ば、実軌跡は指定軌跡をほぼ中心にして、両側に微小距
離で存在する望ましい形である。従って、前サンプリン
グ時点でのゲインを保持する。k1(k)=k1(k-1),k2(k)
=k2(k-1),kf(k)=kf(k-1)である。逆に、L(k)>d
*Lのとき、前サンプリング時に調節したゲインが強す
ぎであるため起こった現象であり、k1(k-1),k2(k-1)を
それぞれL(k)に比例定数W12を乗じた割合だけ弱めて
いる。kfについては、制御入力u(k-1)の算定に使用し
た方のゲイン(例えばkpi(k-1))のみ、L(k)に比例定
数WLを乗じた割合を弱めている。
する。(7)式によりL(k)の演算を行い、比較リップルレ
ベルd*Lより小さいとき、即ちL(k)<d*Lであれ
ば、実軌跡は指定軌跡をほぼ中心にして、両側に微小距
離で存在する望ましい形である。従って、前サンプリン
グ時点でのゲインを保持する。k1(k)=k1(k-1),k2(k)
=k2(k-1),kf(k)=kf(k-1)である。逆に、L(k)>d
*Lのとき、前サンプリング時に調節したゲインが強す
ぎであるため起こった現象であり、k1(k-1),k2(k-1)を
それぞれL(k)に比例定数W12を乗じた割合だけ弱めて
いる。kfについては、制御入力u(k-1)の算定に使用し
た方のゲイン(例えばkpi(k-1))のみ、L(k)に比例定
数WLを乗じた割合を弱めている。
ゲインを強めたり、弱めたり制御する係数がQs,Qwで
あり、(2),(3),(4),(5)式から誘導されるゲイン領域
を決める不等式の向き及び限界値の符号から、初期ゲイ
ン設定の強弱の方向で、+1か−1かを採る。
あり、(2),(3),(4),(5)式から誘導されるゲイン領域
を決める不等式の向き及び限界値の符号から、初期ゲイ
ン設定の強弱の方向で、+1か−1かを採る。
以上のようにして、kサンプリング時でのゲイン調節に
より、k1(k),k2(k),kf(k)が求められると、制御入力
u(k)はx2(k),Si(k)・x1(k),Si(k)・x2(k)など
の符号判定によりk1(k),k2(k),kf(k)から適当な3つ
が選定され、(4)式から得られる。
より、k1(k),k2(k),kf(k)が求められると、制御入力
u(k)はx2(k),Si(k)・x1(k),Si(k)・x2(k)など
の符号判定によりk1(k),k2(k),kf(k)から適当な3つ
が選定され、(4)式から得られる。
このu(k)がkサンプリング期間のトルク指令に相当す
る。第1図の制御系のブロックダイヤグラムのブロック
ktから右側は、従来のサーボコントローラと電動機・機
械系である。
る。第1図の制御系のブロックダイヤグラムのブロック
ktから右側は、従来のサーボコントローラと電動機・機
械系である。
更にu(k)の決定において、kf=0で、k1,k2の一方を
0に設定すると、位置制御ループ、あるいは速度制御ル
ープのみとなり、従来制御ループでの運転が可能であ
る。ループ切換信号を2ビットの情報として受け取るよ
うにしておき(例えば1,1……スライディングモード制
御、1,0……位置ループ制御、0,1……速度ループ制御の
ように設定する。)、これとk1,k2との論理積をとり、
ゲインを設定する方法で実現できる。
0に設定すると、位置制御ループ、あるいは速度制御ル
ープのみとなり、従来制御ループでの運転が可能であ
る。ループ切換信号を2ビットの情報として受け取るよ
うにしておき(例えば1,1……スライディングモード制
御、1,0……位置ループ制御、0,1……速度ループ制御の
ように設定する。)、これとk1,k2との論理積をとり、
ゲインを設定する方法で実現できる。
本発明のゲイン調節方法において、距離D、リップルL
の大きさをいくつかの区間に細区分し、この各区間に対
応したゲイン調節の比例ゲインを設定し、初期設定ゲイ
ンを更に早く適正な値へ収束させるようにすることは容
易である。
の大きさをいくつかの区間に細区分し、この各区間に対
応したゲイン調節の比例ゲインを設定し、初期設定ゲイ
ンを更に早く適正な値へ収束させるようにすることは容
易である。
また、本実施例では位置と速度の制御を行なったが、速
度・加速度、速度・力等の制御にも適用できる。また3
次元的に、位置・速度・加速度の制御に拡張することも
できる。
度・加速度、速度・力等の制御にも適用できる。また3
次元的に、位置・速度・加速度の制御に拡張することも
できる。
上述したように本発明によれば、下記の効果を奏するも
のである。
のである。
低いサンプリング周期の制御でも、軌跡リップルを小
さくできる。
さくできる。
外乱やパラメータ変動が原因となっている指定軌跡か
らのずれを漸近的に小さくすることができる。
らのずれを漸近的に小さくすることができる。
誤った初期設定ゲインでも修正可能となった。
第1図はスライディングモード制御を用いた制御系の構
成例を示すブロックダイヤグラム、第2図はスライディ
ングカーブの例を示す説明図、第3図はスライディング
カーブS4近傍の指定軌跡からのずれの距離D(k)とリッ
プルL(k)を説明するための説明図、第4図は本発明に
よるゲイン調節のためのフローチャートである。
成例を示すブロックダイヤグラム、第2図はスライディ
ングカーブの例を示す説明図、第3図はスライディング
カーブS4近傍の指定軌跡からのずれの距離D(k)とリッ
プルL(k)を説明するための説明図、第4図は本発明に
よるゲイン調節のためのフローチャートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−84273(JP,A) 特開 昭57−189750(JP,A) 特開 昭55−166702(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】可変構造系におけるスライディングモード
制御を用いた位置決め制御において、予め指定したスラ
イディングカーブに対する前回位置と今回の位置の存在
領域の判定を行ない、前回の位置と今回の位置がスライ
ディングカーブに対して同じ側にある場合には同スライ
ディングカーブからのずれの距離が一定以上ある場合に
制御入力を決定するゲインを大きくし、前回の位置と今
回の位置が前記スライディングカーブに対して反対側に
なった場合にはずれの距離の絶対値が大きくなったとき
に前記ゲインを小さくすることを特徴とするスライディ
ングモード制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59045245A JPH0614293B2 (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | スライデイングモ−ド制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59045245A JPH0614293B2 (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | スライデイングモ−ド制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60189019A JPS60189019A (ja) | 1985-09-26 |
JPH0614293B2 true JPH0614293B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
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