JPH0610575Y2 - テープ巻き装置 - Google Patents
テープ巻き装置Info
- Publication number
- JPH0610575Y2 JPH0610575Y2 JP16930788U JP16930788U JPH0610575Y2 JP H0610575 Y2 JPH0610575 Y2 JP H0610575Y2 JP 16930788 U JP16930788 U JP 16930788U JP 16930788 U JP16930788 U JP 16930788U JP H0610575 Y2 JPH0610575 Y2 JP H0610575Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- pad
- pressing
- winding device
- tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行する電線等の心線表面にテープを連続し
て巻き付ける際、そのテープに張力を付与しながら繰り
出すテープ巻き装置に関するものである。
て巻き付ける際、そのテープに張力を付与しながら繰り
出すテープ巻き装置に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕 テープ巻き装置は、走行する電線ケーブル等の心線表面
に所定の回転数をもつフライヤでもってテープを繰り出
し巻き付ける。このとき、テープ張力は、押え板でテー
プパッドの両面をスプリングの力で押え、テープパッド
と押え板間で発生する摩擦力によって与える。
に所定の回転数をもつフライヤでもってテープを繰り出
し巻き付ける。このとき、テープ張力は、押え板でテー
プパッドの両面をスプリングの力で押え、テープパッド
と押え板間で発生する摩擦力によって与える。
ここで、テープ張力をT、スプリングにより押える力を
W、テープパッド2の有効半径をR、押え板とテープパ
ッド押え面との摩擦係数をμ、テープの中心から摩擦力
の作用点aまでの距離をrとすると(第5図参照)、テ
ープ張力Tは、 で与えられる。
W、テープパッド2の有効半径をR、押え板とテープパ
ッド押え面との摩擦係数をμ、テープの中心から摩擦力
の作用点aまでの距離をrとすると(第5図参照)、テ
ープ張力Tは、 で与えられる。
この(1)式から、スプリングによりテープパッド2を押
える力Wが一定である場合、テープ張力Tはテープパッ
ド2の半径Rに反比例し、テープパッド半径Rが小さく
なるにしたがってテープ張力Tは増大する。
える力Wが一定である場合、テープ張力Tはテープパッ
ド2の半径Rに反比例し、テープパッド半径Rが小さく
なるにしたがってテープ張力Tは増大する。
したがって、1個のテープパッドを巻き始めから巻き終
りまで使用するのに、数回テープ巻き装置を止めて、テ
ープ張力が一定になるようテープパッドを押える力を調
整しなければならない。調整が悪いと、テープ巻きした
電線の仕上り外径が不均一になったり、テープが伸びた
り、耳折れしたり、場合によってはテープが破断したり
することがある。
りまで使用するのに、数回テープ巻き装置を止めて、テ
ープ張力が一定になるようテープパッドを押える力を調
整しなければならない。調整が悪いと、テープ巻きした
電線の仕上り外径が不均一になったり、テープが伸びた
り、耳折れしたり、場合によってはテープが破断したり
することがある。
このテープ張力Tを一定に調整する手段として、押え面
を僅かにわん曲した2次曲線にしてスプリングのたわみ
量を連続的に変化させるテーピング装置(実公昭47-120
31号公報)が提案されている。
を僅かにわん曲した2次曲線にしてスプリングのたわみ
量を連続的に変化させるテーピング装置(実公昭47-120
31号公報)が提案されている。
しかし、その方法で、テープ張力を一定にするには種々
の条件変化に伴う問題があり難しい。
の条件変化に伴う問題があり難しい。
本考案は以上の点に留意し、テープ押え板とテープパッ
ド間の摩擦係数を変化させることによってテープ張力を
一定にするテープ巻き装置を提供することを目的とす
る。
ド間の摩擦係数を変化させることによってテープ張力を
一定にするテープ巻き装置を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するため、本考案にあっては、テープパ
ッドを押え板で挟んでスプリングにより圧接し、テープ
パッドを押え板間でスリップさせながら、引き出される
テープに張力を与える従来周知のテープ巻き装置におい
て、押え板のテープパッド押え面に、その半径方向の溝
を周方向に複数本形成し、各溝の形成位置及び長さを変
えて、前記周方向における溝数を、外側から内側に向か
って徐々に少なくした構成としたのである。
ッドを押え板で挟んでスプリングにより圧接し、テープ
パッドを押え板間でスリップさせながら、引き出される
テープに張力を与える従来周知のテープ巻き装置におい
て、押え板のテープパッド押え面に、その半径方向の溝
を周方向に複数本形成し、各溝の形成位置及び長さを変
えて、前記周方向における溝数を、外側から内側に向か
って徐々に少なくした構成としたのである。
このように構成される本考案は、テープパッドをセット
すると、その側面が溝に食い込んで前記摩擦係数μを増
加させるが、溝数は、外側から内側に向かって徐々に少
なくなっているため、テープパッドと押え板間の摩擦係
数μは、外側から内側に向かって徐々に小さくなる。
すると、その側面が溝に食い込んで前記摩擦係数μを増
加させるが、溝数は、外側から内側に向かって徐々に少
なくなっているため、テープパッドと押え板間の摩擦係
数μは、外側から内側に向かって徐々に小さくなる。
このため、テーピングの進行に伴う摩擦力の作用点の中
心から距離rとテープパッドの半径Rとの比r/Rが、
徐々に大きくなる分、摩擦係数μが徐々に小さくなって
テープ張力が一定に保たれる。
心から距離rとテープパッドの半径Rとの比r/Rが、
徐々に大きくなる分、摩擦係数μが徐々に小さくなって
テープ張力が一定に保たれる。
図において、1はテープ、2はテープパッド、3、3′
は押え板、4は押え面、5はスプリング、6はフライ
ヤ、7はテープガイドピン、8は押え力調整用ナット、
9は振止めパイプ、10は中空軸、11はキー及びキー
溝、12はテーピング後の電線、ケーブル芯である。
は押え板、4は押え面、5はスプリング、6はフライ
ヤ、7はテープガイドピン、8は押え力調整用ナット、
9は振止めパイプ、10は中空軸、11はキー及びキー
溝、12はテーピング後の電線、ケーブル芯である。
以上の構成は従来と同様であり、テープ1の張力は、テ
ープパッド2を押え板3、3′間に装着し、押え力調整
用ナット8をねじ込み、スプリング5を適当にたわませ
た時に発生する力によって与えられる。
ープパッド2を押え板3、3′間に装着し、押え力調整
用ナット8をねじ込み、スプリング5を適当にたわませ
た時に発生する力によって与えられる。
つぎに、本考案の特徴である溝13が押え板3の押え面
4に、第2図(a)、(b)のごとく形成されている。この溝
13を、一方の押え板3のみに設ければ、テーピングパ
ッド2との圧接状態は第3図のごとくであり、両押え板
3、3′に設ければ、第4図のごとくなる。
4に、第2図(a)、(b)のごとく形成されている。この溝
13を、一方の押え板3のみに設ければ、テーピングパ
ッド2との圧接状態は第3図のごとくであり、両押え板
3、3′に設ければ、第4図のごとくなる。
したがって、フライヤ6が回転し、テーピングが進むに
つれてテープパッド2の半径Rが徐々に小さくなるにつ
れ摩擦力の作用点の径rも徐々に小さくなる。しかし、
摩擦力の作用点の径rとテープパッド2の半径Rの比r
/Rはテーピングが進むにつれて徐々に大きくなり、テ
ープパッド2の終りの時点(r=R)ではr/R=1と
なる。
つれてテープパッド2の半径Rが徐々に小さくなるにつ
れ摩擦力の作用点の径rも徐々に小さくなる。しかし、
摩擦力の作用点の径rとテープパッド2の半径Rの比r
/Rはテーピングが進むにつれて徐々に大きくなり、テ
ープパッド2の終りの時点(r=R)ではr/R=1と
なる。
ここで、第2図のごとく押え面4に溝13が形成され、
テープパッド2の側面が溝13に食い込んで摩擦係数μ
が増加しており、かつ、外側の溝13の本数を多く内側
の溝13の本数を少なくしているため、テーピングが進
み摩擦力の作用点の径rとテープパッド半径Rの比r/
Rが徐々に大きくなるのに対し、摩擦係数μは徐々に小
さくなる。このため、r/R×μが一定になるように、
溝13の幅、深さ、本数を、実験、実操業等で求めれ
ば、スプリング5によるテープパッド2の押え力を変え
ることなく、常に一定のテープ張力Tを得ることがで
き、円滑なテーピングを行なうことができる。
テープパッド2の側面が溝13に食い込んで摩擦係数μ
が増加しており、かつ、外側の溝13の本数を多く内側
の溝13の本数を少なくしているため、テーピングが進
み摩擦力の作用点の径rとテープパッド半径Rの比r/
Rが徐々に大きくなるのに対し、摩擦係数μは徐々に小
さくなる。このため、r/R×μが一定になるように、
溝13の幅、深さ、本数を、実験、実操業等で求めれ
ば、スプリング5によるテープパッド2の押え力を変え
ることなく、常に一定のテープ張力Tを得ることがで
き、円滑なテーピングを行なうことができる。
本考案は、以上のように構成して1個のテープパッドの
テープが巻き終るまで、テープ巻き装置を止めることな
く、テープ装着当初のテープ張力のまま張力一定でテー
プ巻き出来、例えば電線の仕上り外径も均一でテープ折
れやテープ破断もなく、作業効率を向上できる。
テープが巻き終るまで、テープ巻き装置を止めることな
く、テープ装着当初のテープ張力のまま張力一定でテー
プ巻き出来、例えば電線の仕上り外径も均一でテープ折
れやテープ破断もなく、作業効率を向上できる。
第1図は本考案に係るテープ巻き装置の一実施例の要部
正面図、第2図(a)、(b)は同実施例の押え板の各列の側
面図、第3図及び第4図は同実施例の作用説明用断面
図、第5図は摩擦力作用点の説明図である。 1……テープ、2……テープパッド、3、3′……押え
板、4……押え面、5……スプリング、6……フライ
ヤ、8……押え力調整用ナット、12……電線、ケーブ
ル芯、13……溝。
正面図、第2図(a)、(b)は同実施例の押え板の各列の側
面図、第3図及び第4図は同実施例の作用説明用断面
図、第5図は摩擦力作用点の説明図である。 1……テープ、2……テープパッド、3、3′……押え
板、4……押え面、5……スプリング、6……フライ
ヤ、8……押え力調整用ナット、12……電線、ケーブ
ル芯、13……溝。
Claims (1)
- 【請求項1】テープパッドを押え板で挟んでスプリング
により圧接し、テープパッドを押え板間でスリップさせ
ながら、引き出されるテープに張力を与えるテープ巻き
装置において、前記押え板のテープパッド押え面に、そ
の半径方向の溝を周方向に複数本形成し、各溝の形成位
置及び長さを変えて、前記周方向における溝数を、外側
から内側に向かって徐々に少なくしたことを特徴とする
テープ巻き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16930788U JPH0610575Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | テープ巻き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16930788U JPH0610575Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | テープ巻き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0289722U JPH0289722U (ja) | 1990-07-17 |
JPH0610575Y2 true JPH0610575Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31459244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16930788U Expired - Lifetime JPH0610575Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | テープ巻き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610575Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100826117B1 (ko) * | 2007-05-31 | 2008-04-29 | (주)티에이치엔 | 트위스트 와이어 테이핑장치 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP16930788U patent/JPH0610575Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0289722U (ja) | 1990-07-17 |
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