JPH06104454A - 半導体力センサの製造方法 - Google Patents
半導体力センサの製造方法Info
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- JPH06104454A JPH06104454A JP27779392A JP27779392A JPH06104454A JP H06104454 A JPH06104454 A JP H06104454A JP 27779392 A JP27779392 A JP 27779392A JP 27779392 A JP27779392 A JP 27779392A JP H06104454 A JPH06104454 A JP H06104454A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各チップ毎のダイアフラムを所望の厚みに均
一に形成できるようにする。 【構成】 シリコン基板1の一面にエピタキシャル結晶
成長層10を形成する工程と、基板1の両面に2層の保
護膜2,6を形成する工程と、両2層の保護膜2,6に
所定のパターンを形成し結晶成長層10上のウエハ端部
に外部取出電極11,チップ上面の周囲に金属または低
抵抗半導体からなる伝導体16,17を形成し,外部取
出電極11と伝導体16,17とを接続する工程と、前
記基板1をエッチング液に浸漬し,電極11,伝導体1
6,17を陽極,エッチング用電極14を陰極として直
流電圧を印加してエッチングし,基板1と結晶成長層1
0の境界面でエッチングの進行を停止してチップ毎にダ
イアフラム5を形成する工程と、結晶成長層10に不純
物を拡散してゲージ抵抗3を形成する工程とを備える。
一に形成できるようにする。 【構成】 シリコン基板1の一面にエピタキシャル結晶
成長層10を形成する工程と、基板1の両面に2層の保
護膜2,6を形成する工程と、両2層の保護膜2,6に
所定のパターンを形成し結晶成長層10上のウエハ端部
に外部取出電極11,チップ上面の周囲に金属または低
抵抗半導体からなる伝導体16,17を形成し,外部取
出電極11と伝導体16,17とを接続する工程と、前
記基板1をエッチング液に浸漬し,電極11,伝導体1
6,17を陽極,エッチング用電極14を陰極として直
流電圧を印加してエッチングし,基板1と結晶成長層1
0の境界面でエッチングの進行を停止してチップ毎にダ
イアフラム5を形成する工程と、結晶成長層10に不純
物を拡散してゲージ抵抗3を形成する工程とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気化学エッチングス
トップ法によりダイアフラムを形成する圧力センサ,加
速度センサ,流量センサ,湿度センサ等の半導体力セン
サの製造方法に関する。
トップ法によりダイアフラムを形成する圧力センサ,加
速度センサ,流量センサ,湿度センサ等の半導体力セン
サの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体力センサを、例えば半導体
圧力センサについて図5ないし図7を参照して説明す
る。まず、半導体圧力センサを示した図5において、1
はシリコン基板(以下Si基板と称す)、2はSi基板
1上に形成され,Si基板1を保護するSiO2 膜、3
はSi基板1上に不純物を拡散して形成されたゲージ抵
抗部、4はSi基板1上に形成されたAlボンディング
パッドであり、外部端子との間にワイヤボンドを行い出
力を取り出す。5はSi基板1下にエッチングにより形
成されたダイアフラムである。
圧力センサについて図5ないし図7を参照して説明す
る。まず、半導体圧力センサを示した図5において、1
はシリコン基板(以下Si基板と称す)、2はSi基板
1上に形成され,Si基板1を保護するSiO2 膜、3
はSi基板1上に不純物を拡散して形成されたゲージ抵
抗部、4はSi基板1上に形成されたAlボンディング
パッドであり、外部端子との間にワイヤボンドを行い出
力を取り出す。5はSi基板1下にエッチングにより形
成されたダイアフラムである。
【0003】そして、この半導体圧力センサに圧力を加
えると、ダイアフラム5がたわんで歪み、その歪みによ
り発生した応力が、ピエゾ効果によりゲージ抵抗3の抵
抗が変化し、前記圧力が電気信号として取り出せる。ま
た、そのゲージ抵抗3の抵抗変化量は、発生する応力量
に比例し、その応力量はダイアフラム5の面積に比例
し、ダイアフラム5の厚みの2乗に反比例する。したが
って、圧力に対する感度を高めるにはダイアフラム5の
厚みを薄くすることが重要である。
えると、ダイアフラム5がたわんで歪み、その歪みによ
り発生した応力が、ピエゾ効果によりゲージ抵抗3の抵
抗が変化し、前記圧力が電気信号として取り出せる。ま
た、そのゲージ抵抗3の抵抗変化量は、発生する応力量
に比例し、その応力量はダイアフラム5の面積に比例
し、ダイアフラム5の厚みの2乗に反比例する。したが
って、圧力に対する感度を高めるにはダイアフラム5の
厚みを薄くすることが重要である。
【0004】つぎに製造方法について図6を参照して説
明する。まず、図6Aに示すように、n型Si基板1の
両面に必要な厚みのSiO2 膜2を形成し、さらに図6
Bに示すように、SiO2 膜2上にエッチングのマスク
となるSiN膜6をCVD法により膜付けし、フォトリ
ソグラフィ技術により図6Cに示すように、SiN膜6
を所定のパターンに形成する。
明する。まず、図6Aに示すように、n型Si基板1の
両面に必要な厚みのSiO2 膜2を形成し、さらに図6
Bに示すように、SiO2 膜2上にエッチングのマスク
となるSiN膜6をCVD法により膜付けし、フォトリ
ソグラフィ技術により図6Cに示すように、SiN膜6
を所定のパターンに形成する。
【0005】つぎに水酸化カリウム(KOH)水溶液に
より異方性エッチングを行い、図6Dに示すダイアフラ
ム5を形成する。その後、図6Eに示すように不要なS
iN膜6を除去する。
より異方性エッチングを行い、図6Dに示すダイアフラ
ム5を形成する。その後、図6Eに示すように不要なS
iN膜6を除去する。
【0006】ここで、異方性エッチングを詳細に説明す
る。7は80℃に保持された湯洗機、8は湯洗機7に投
入されたテフロンビーカ、9はテフロンビーカ8中の2
0%KOH水溶液である。
る。7は80℃に保持された湯洗機、8は湯洗機7に投
入されたテフロンビーカ、9はテフロンビーカ8中の2
0%KOH水溶液である。
【0007】そして、パターン形成済みのウエハをテフ
ロンビーカ8の中に投入すると、約1μm/分のエッチ
ングレートでSi基板1がエッチングされ、所定の時間
その中に投入しておくことにより、目標の厚みをもつダ
イアフラム構造ができあがる。
ロンビーカ8の中に投入すると、約1μm/分のエッチ
ングレートでSi基板1がエッチングされ、所定の時間
その中に投入しておくことにより、目標の厚みをもつダ
イアフラム構造ができあがる。
【0008】しかし、この方法では、必ず±3μmの厚
みのばらつきを生じ、このばらつきができあがった半導
体圧力センサの特性のばらつきとなるため、この方法で
ダイアフラム5の厚みの薄いものを製造するのは実用的
ではない。
みのばらつきを生じ、このばらつきができあがった半導
体圧力センサの特性のばらつきとなるため、この方法で
ダイアフラム5の厚みの薄いものを製造するのは実用的
ではない。
【0009】そこで、電気化学エッチングストップ法に
よる製造方法が行われており、この製造方法を図8及び
図9を参照して説明する。それらの図において図5ない
し図7と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
よる製造方法が行われており、この製造方法を図8及び
図9を参照して説明する。それらの図において図5ない
し図7と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0010】10はSi基板1の一面に形成されたn型
Siエピタキシャル結晶成長層、11は結晶成長層10
上のウエハ端部に形成された外部取出電極である。
Siエピタキシャル結晶成長層、11は結晶成長層10
上のウエハ端部に形成された外部取出電極である。
【0011】そして、図8Aに示すように、p型Si基
板1の一面に目標の厚みとなるn型Siエピタキシャル
結晶成長層10を形成し、さらにSi基板1の両面にS
iO2 膜2を形成する。つぎに図8Bに示すように、エ
ッチングのマスクとなるSiN膜6をCVD法により膜
付けし、図8Cに示すように、フォトリソグラフィ技術
によりSiN膜6を所定のパターンに形成する。つぎに
図8Dに示すように1%Sb入りAuを蒸着し、フォト
リソグラフィ技術によりウエハ周辺に電気化学エッチン
グストップ法に用いる外部取出電極11を形成する。そ
して、図8Eに示すようにKOH水溶液中での電気化学
エッチングストップ法による異方性エッチングを行い、
ダイアフラム5を形成する。その後、図8Fに示すよう
に、不要なSiN膜6を除去する。
板1の一面に目標の厚みとなるn型Siエピタキシャル
結晶成長層10を形成し、さらにSi基板1の両面にS
iO2 膜2を形成する。つぎに図8Bに示すように、エ
ッチングのマスクとなるSiN膜6をCVD法により膜
付けし、図8Cに示すように、フォトリソグラフィ技術
によりSiN膜6を所定のパターンに形成する。つぎに
図8Dに示すように1%Sb入りAuを蒸着し、フォト
リソグラフィ技術によりウエハ周辺に電気化学エッチン
グストップ法に用いる外部取出電極11を形成する。そ
して、図8Eに示すようにKOH水溶液中での電気化学
エッチングストップ法による異方性エッチングを行い、
ダイアフラム5を形成する。その後、図8Fに示すよう
に、不要なSiN膜6を除去する。
【0012】つぎに、電気化学エッチングストップ法を
詳細に説明する。12はパターン形成済みのウエハを固
定する封止治具、13及び14はテフロンビーカ8中の
30%KOH水溶液に投入された塩化銀基準電極及びエ
ッチング用電極となるPt電極、15はポテンシオスタ
ットと呼ばれる電圧調整器であり、前記両電極13,1
4が接続されている。
詳細に説明する。12はパターン形成済みのウエハを固
定する封止治具、13及び14はテフロンビーカ8中の
30%KOH水溶液に投入された塩化銀基準電極及びエ
ッチング用電極となるPt電極、15はポテンシオスタ
ットと呼ばれる電圧調整器であり、前記両電極13,1
4が接続されている。
【0013】そして、湯洗機7により65℃に保持し、
封止治具12に固定されたウエハをテフロンビーカ8の
中に投入し、外部取出電極11を陽極,Pt電極14を
陰極として直流電圧を印加すると、約1μm/分のエッ
チングレートでSi基板1がエッチングされ、pn接合
面に達すると、外部取出電極11から被エッチング面に
向かって急激に電流が流れ、ダイアフラム5のエッチン
グ面,即ちpn接合面に陽極酸化膜が形成され、この陽
極酸化膜によりエッチングがストップする。この場合、
ダイアフラムの厚みのばらつきは±1μmである。
封止治具12に固定されたウエハをテフロンビーカ8の
中に投入し、外部取出電極11を陽極,Pt電極14を
陰極として直流電圧を印加すると、約1μm/分のエッ
チングレートでSi基板1がエッチングされ、pn接合
面に達すると、外部取出電極11から被エッチング面に
向かって急激に電流が流れ、ダイアフラム5のエッチン
グ面,即ちpn接合面に陽極酸化膜が形成され、この陽
極酸化膜によりエッチングがストップする。この場合、
ダイアフラムの厚みのばらつきは±1μmである。
【0014】さらに、他の従来例として特公平3−40
959号公報(H01L 29/84)に記載の製造方
法は、高不純物濃度のシリコン基板の一面に低不純物濃
度層を形成し、この低不純物濃度層にゲージ抵抗を形成
し、基板の他面にSiO2 膜とクロムを含む金合金膜を
形成し、電気化学エッチングストップ法によりダイアフ
ラムを形成している。
959号公報(H01L 29/84)に記載の製造方
法は、高不純物濃度のシリコン基板の一面に低不純物濃
度層を形成し、この低不純物濃度層にゲージ抵抗を形成
し、基板の他面にSiO2 膜とクロムを含む金合金膜を
形成し、電気化学エッチングストップ法によりダイアフ
ラムを形成している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の図9に示す電気
化学エッチングストップ法による製造方法では、25μ
m以下の厚みのダイアフラムを形成する場合、ウエハ端
部の外部取出電極11から各素子のダイアフラム5への
距離が大になるにつれ、エピタキシャル結晶成長層10
自身が抵抗体となり、電圧降下を生じ、陽極酸化に必要
な電流を流すことができなくなり、エッチングがストッ
プしなくなり、所望の厚みのダイアフラム5が得られな
いという問題点がある。
化学エッチングストップ法による製造方法では、25μ
m以下の厚みのダイアフラムを形成する場合、ウエハ端
部の外部取出電極11から各素子のダイアフラム5への
距離が大になるにつれ、エピタキシャル結晶成長層10
自身が抵抗体となり、電圧降下を生じ、陽極酸化に必要
な電流を流すことができなくなり、エッチングがストッ
プしなくなり、所望の厚みのダイアフラム5が得られな
いという問題点がある。
【0016】また、特公平3−40959の電気化学エ
ッチングストップ法による製造方法では、Si基板の1
カ所のみに電圧を印加しているため、個々の素子に電圧
が印加されておらず、Si基板内で電圧を印加した所か
らの距離が大になるにつれて電圧降下が生じ、各素子の
ダイアフラムの厚みを均一に形成することができないと
いう問題点がある。本発明は、前記の点に留意し、各チ
ップ毎のダイアフラムを所望の厚みに均一に形成できる
半導体力センサの製造方法を提供することを目的とす
る。
ッチングストップ法による製造方法では、Si基板の1
カ所のみに電圧を印加しているため、個々の素子に電圧
が印加されておらず、Si基板内で電圧を印加した所か
らの距離が大になるにつれて電圧降下が生じ、各素子の
ダイアフラムの厚みを均一に形成することができないと
いう問題点がある。本発明は、前記の点に留意し、各チ
ップ毎のダイアフラムを所望の厚みに均一に形成できる
半導体力センサの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の半導体力センサの製造方法は、シリコン基
板の一面にエピタキシャル結晶成長層を形成する工程
と、基板の両面に2層の保護膜を形成する工程と、両2
層の保護膜に所定のパターンを形成し結晶成長層上のウ
エハ端部に外部取出電極,チップ上面の周囲に金属また
は低抵抗半導体からなる伝導体を形成し,外部取出電極
と伝導体とを接続する工程と、基板をエッチング液に浸
漬し,電極,伝導体を陽極,エッチング用電極を陰極と
して直流電圧を印加してエッチングし,基板と結晶成長
層の境界面でエッチングの進行を停止してチップ毎にダ
イアフラムを形成する工程と、結晶成長層に不純物を拡
散してゲージ抵抗を形成する工程とを備えたものであ
る。また、外部取出電極,金属からなる伝導体の表面を
金としたものである。
に、本発明の半導体力センサの製造方法は、シリコン基
板の一面にエピタキシャル結晶成長層を形成する工程
と、基板の両面に2層の保護膜を形成する工程と、両2
層の保護膜に所定のパターンを形成し結晶成長層上のウ
エハ端部に外部取出電極,チップ上面の周囲に金属また
は低抵抗半導体からなる伝導体を形成し,外部取出電極
と伝導体とを接続する工程と、基板をエッチング液に浸
漬し,電極,伝導体を陽極,エッチング用電極を陰極と
して直流電圧を印加してエッチングし,基板と結晶成長
層の境界面でエッチングの進行を停止してチップ毎にダ
イアフラムを形成する工程と、結晶成長層に不純物を拡
散してゲージ抵抗を形成する工程とを備えたものであ
る。また、外部取出電極,金属からなる伝導体の表面を
金としたものである。
【0018】
【作用】前記のように構成された本発明の半導体力セン
サの製造方法は、シリコン基板の一面にエピタキシャル
結晶成長層を形成し、結晶成長層上のウエハ端部に外部
取出電極,チップ上面の周囲に金属または低抵抗半導体
からなる伝導体を形成し、外部取出電極と伝導体を接続
するようにしたため、ダイアフラムへの距離がウエハ周
辺からではなくチップ周辺からであり、その距離が極端
に小となり、伝導体から陽極酸化に必要な電流が供給さ
れ、結晶成長層自体の抵抗体による電圧降下が無視で
き、基板と結晶成長層との接合面でエッチングストップ
が可能となり、ダイアフラムが所望の厚みに均一に形成
でき、センサの特性のばらつきが小さくなり、歩留まり
が向上する。
サの製造方法は、シリコン基板の一面にエピタキシャル
結晶成長層を形成し、結晶成長層上のウエハ端部に外部
取出電極,チップ上面の周囲に金属または低抵抗半導体
からなる伝導体を形成し、外部取出電極と伝導体を接続
するようにしたため、ダイアフラムへの距離がウエハ周
辺からではなくチップ周辺からであり、その距離が極端
に小となり、伝導体から陽極酸化に必要な電流が供給さ
れ、結晶成長層自体の抵抗体による電圧降下が無視で
き、基板と結晶成長層との接合面でエッチングストップ
が可能となり、ダイアフラムが所望の厚みに均一に形成
でき、センサの特性のばらつきが小さくなり、歩留まり
が向上する。
【0019】また、伝導体はチップを分離するときの目
印となり、チップ分離時の作業性が向上する。
印となり、チップ分離時の作業性が向上する。
【0020】さらに、外部取出電極,金属からなる伝導
体の表面を金とすることにより、酸,アルカリに耐性が
あり、KOH水溶液に浸されない。
体の表面を金とすることにより、酸,アルカリに耐性が
あり、KOH水溶液に浸されない。
【0021】
【実施例】1実施例について図1ないし図3を参照して
説明する。それらの図において、図5ないし図9と同一
符号は同一もしくは相当するものを示し、図8及び図9
と異なる点は、チップ上面の周囲に金属からなる伝導体
16を形成した点であり、つぎに製造方法について説明
する。
説明する。それらの図において、図5ないし図9と同一
符号は同一もしくは相当するものを示し、図8及び図9
と異なる点は、チップ上面の周囲に金属からなる伝導体
16を形成した点であり、つぎに製造方法について説明
する。
【0022】図1A〜Cの製造工程は従来例の図8A〜
Cの製造工程と同一であり、図1Dに示すように、結晶
成長層10上にCr100nm、Au300nmを蒸着
し、フォトリソグラフィ技術により、結晶成長層10上
のウエハ端部に外部取出電極11,チップ上面の周囲に
伝導体16を形成し、つぎに図1Eに示すように、従来
例と同様に電気化学エッチングストップ法によりダイア
フラム5を形成し、その後、図1Fに示すように、不要
なSiN膜6を除去する。
Cの製造工程と同一であり、図1Dに示すように、結晶
成長層10上にCr100nm、Au300nmを蒸着
し、フォトリソグラフィ技術により、結晶成長層10上
のウエハ端部に外部取出電極11,チップ上面の周囲に
伝導体16を形成し、つぎに図1Eに示すように、従来
例と同様に電気化学エッチングストップ法によりダイア
フラム5を形成し、その後、図1Fに示すように、不要
なSiN膜6を除去する。
【0023】つぎに他の実施例について図4を参照して
説明する。同図において、図1及び図2と同一符号は同
一もしくは相当するものを示し、図1と異なる点は金属
からなる伝導体16が低抵抗半導体からなる伝導体であ
る点であり、図4Cまでは図1と同様の工程であり、図
4Dに示すように、結晶成長層10上にイオン注入を行
いn+ 層の伝導体17を形成する。そして、図4Eに示
すように、結晶成長層10上のSiO2 膜2,SiN膜
6を除去し、その後、図4Fに示すように、再度SiO
2 膜2を伝導体17上に積層し、電気化学エッチングス
トップ法によりダイアフラム5を形成し、不要なSiN
膜6を除去する。
説明する。同図において、図1及び図2と同一符号は同
一もしくは相当するものを示し、図1と異なる点は金属
からなる伝導体16が低抵抗半導体からなる伝導体であ
る点であり、図4Cまでは図1と同様の工程であり、図
4Dに示すように、結晶成長層10上にイオン注入を行
いn+ 層の伝導体17を形成する。そして、図4Eに示
すように、結晶成長層10上のSiO2 膜2,SiN膜
6を除去し、その後、図4Fに示すように、再度SiO
2 膜2を伝導体17上に積層し、電気化学エッチングス
トップ法によりダイアフラム5を形成し、不要なSiN
膜6を除去する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の半
導体力センサの製造方法は、シリコン基板1の一面にエ
ピタキシャル結晶成長層10を形成し、結晶成長層10
上のウエハ端部に外部取出電極11,チップ上面の周囲
に金属または低抵抗半導体からなる伝導体16,17を
形成し、外部取出電極11と伝導体16,17を接続す
るようにしたため、ダイアフラム5への距離が従来のウ
エハ周辺からであるのに比し、チップ周辺からとなり、
その距離がきわめて小であり、伝導体16,17から陽
極酸化に必要な電流を供給することができ、結晶成長層
10自体の抵抗体による電圧降下を無視することがで
き、基板1と結晶成長層10との接合面でエッチングを
ストップすることができ、ダイアフラム5を所望の厚み
に均一に形成することができ、センサの特性のばらつき
を小さくすることができ、歩留まりを向上することがで
きる。
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の半
導体力センサの製造方法は、シリコン基板1の一面にエ
ピタキシャル結晶成長層10を形成し、結晶成長層10
上のウエハ端部に外部取出電極11,チップ上面の周囲
に金属または低抵抗半導体からなる伝導体16,17を
形成し、外部取出電極11と伝導体16,17を接続す
るようにしたため、ダイアフラム5への距離が従来のウ
エハ周辺からであるのに比し、チップ周辺からとなり、
その距離がきわめて小であり、伝導体16,17から陽
極酸化に必要な電流を供給することができ、結晶成長層
10自体の抵抗体による電圧降下を無視することがで
き、基板1と結晶成長層10との接合面でエッチングを
ストップすることができ、ダイアフラム5を所望の厚み
に均一に形成することができ、センサの特性のばらつき
を小さくすることができ、歩留まりを向上することがで
きる。
【0025】また、伝導体16,17はチップを分離す
るときの目印となり、チップ分離時の作業性を向上する
ことができる。
るときの目印となり、チップ分離時の作業性を向上する
ことができる。
【0026】さらに、外部取出電極11,金属からなる
伝導体16の表面を金とすることにより、酸,アルカリ
に耐性があり、KOH水溶液に侵されることがない。
伝導体16の表面を金とすることにより、酸,アルカリ
に耐性があり、KOH水溶液に侵されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Fは本発明の1実施例の各工程図である。
【図2】本発明の1実施例の完成した状態の平面図であ
る。
る。
【図3】本発明の1実施例の1工程の切断正面図であ
る。
る。
【図4】A〜Fは本発明の他の実施例の各工程図であ
る。
る。
【図5】従来例の力センサの一部破断斜視図である。
【図6】A〜Eは従来例の各工程図である。
【図7】従来例の1工程の切断正面図である。
【図8】A〜Fは他の従来例の各工程図である。
【図9】他の従来例の1工程の切断正面図である。
1 シリコン基板 2 SiO2 膜 3 ゲージ抵抗 5 ダイアフラム 6 SiN膜 10 結晶成長層 11 外部取出電極 16 伝導体 17 伝導体
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコン基板の一面にエピタキシャル結
晶成長層を形成する工程と、 前記基板の両面に2層の保護膜を形成する工程と、 前記両2層の保護膜に所定のパターンを形成し前記結晶
成長層上のウエハ端部に外部取出電極,チップ上面の周
囲に金属または低抵抗半導体からなる伝導体を形成し,
前記外部取出電極と前記伝導体とを接続する工程と、 前記基板をエッチング液に浸漬し,前記電極,前記伝導
体を陽極,エッチング用電極を陰極として直流電圧を印
加してエッチングし,前記基板と前記結晶成長層の境界
面でエッチングの進行を停止してチップ毎にダイアフラ
ムを形成する工程と、 前記結晶成長層に不純物を拡散してゲージ抵抗を形成す
る工程とを備えた半導体力センサの製造方法。 - 【請求項2】 外部取出電極,金属からなる伝導体の表
面が金である請求項1記載の半導体力センサの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27779392A JPH06104454A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 半導体力センサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27779392A JPH06104454A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 半導体力センサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104454A true JPH06104454A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17588369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27779392A Pending JPH06104454A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 半導体力センサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104454A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020618A (en) * | 1994-03-30 | 2000-02-01 | Denso Corporation | Semiconductor device in which thin silicon portions are formed by electrochemical stop etching method |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP27779392A patent/JPH06104454A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020618A (en) * | 1994-03-30 | 2000-02-01 | Denso Corporation | Semiconductor device in which thin silicon portions are formed by electrochemical stop etching method |
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