JPH0589062U - 床材剥捲機の走行レバー構造 - Google Patents
床材剥捲機の走行レバー構造Info
- Publication number
- JPH0589062U JPH0589062U JP5588791U JP5588791U JPH0589062U JP H0589062 U JPH0589062 U JP H0589062U JP 5588791 U JP5588791 U JP 5588791U JP 5588791 U JP5588791 U JP 5588791U JP H0589062 U JPH0589062 U JP H0589062U
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- Japan
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- traveling
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 床材剥捲機の速度調整を行う走行レバーを細
かな位置調整ができるようにする。 【構成】 走行レバー28の前後押引位置で速度調整を
行う床材剥捲機において、走行レバーの前後に掌でこの
走行レバーと一緒に把握できる固定バー32をそれぞれ
設ける。
かな位置調整ができるようにする。 【構成】 走行レバー28の前後押引位置で速度調整を
行う床材剥捲機において、走行レバーの前後に掌でこの
走行レバーと一緒に把握できる固定バー32をそれぞれ
設ける。
Description
【0001】
この考案は、カーペット、長尺シート、クッションフロアー、人工芝等(以下 、これらを総称して床材という)を接着基材から剥がして捲る床材剥捲機の走行 レバー構造に関するものである。
【0002】
この種の床材は古くなると剥がして敷き変える必要があるが、床材は接着剤等 で接着基材(床面)に強固に接着してあるため、剥がすのに非常に難儀をする。 このため、進行方向前後に振動して床材を剥捲する剥捲刃を有する床材剥捲機を 用いて行っていたが、この種の床材剥捲機は床面に対して強い摩擦力を派生させ 、しかも、微妙な速度変化を要求されるため、足廻りはクローラ走行装置で構成 し、駆動輪は油圧モータによる無段変速が可能なもので構成している。
【0003】
この油圧モータに供給される圧油の量、すなわち、機体速度は走行レバーの押 引(前後)位置で調整しているが、走行レバーを宙のままで細かな位置調整を行 うことは、作業状態を目でみながらの操作であることもあって、非常に難しい。 この考案は、このような点に対処するものであって、要は、掌で走行レバーと 固定部材を一緒に把握できるようにしてこの課題を解決したものである。
【0004】
以上の課題の下、この考案は、駆動輪を駆動する油圧モータに供給される圧油 の量を走行レバーの押引操作で調節して走行速度を調整する床材剥捲機において 、前記走行レバーの前後に掌でこの走行レバーと一緒に把握できる固定バーをそ れぞれ設けた床材剥捲機の走行レバー構造を提供する。
【0005】
【作用】 以上の手段をとることにより、走行レバーは掌で固定バーと一緒に把握できる から、走行レバーの任意の位置への設定は掌の開き加減で調整でき、これは宙に 浮かした状態で行うよりもはるかに容易、かつ、正確にできる。
【0006】
図2は床材剥捲機の側面図、図3は要部平面図であるが、この床材剥捲機は旋 回可能な車台10をクローラ走行装置12で支え、車台10の後部に基部14、 前部に操縦部16を装備したものである。なお、基部14の上面には作業者が座 るシート18が設けられる。クローラ走行装置12はトラックフレーム20の前 後端に取り付けられる駆動輪22と従動輪24とにクローラ26を張り掛けたも のであるが、このうち、駆動輪22には油圧モータが直装され、この油圧モータ は基部16に設けられたエンジンで駆動される油圧ポンプで動かされる(いずれ も図示省略)。
【0007】 したがって、油圧モータに供給される圧油の量を変えることで機体速度は調整 できることになるが、それを操縦部16に設けられる走行レバー28の前後位置 で制御する構造になっている。図1は走行レバー28を示す斜視図であるが、走 行レバー28は操縦塔30から上方に突出しており、中央の中立位置を挟んで前 方へ倒すほど前進速度が早くなり、後方へ倒すほど後進速度が早くなるように設 定されている。
【0008】 この考案は、以上の構成において、掌で走行レバー28と一緒に把握できる固 定バー32、34を走行レバー28の前後にそれぞれ設けておくのである。この ための構造として、操縦塔30には走行レバー28等を保護するためにガード3 6が起立しているから、このガード36に取り付けるものが考えられる。すなわ ち、前方の固定バー32はガード36の上辺横行部の上に直に取り付け、後方の 固定バー34は上辺横行部からステー38を後延させ、このステー38に取り付 けるものが考えられる。なお、操縦塔30にはこの他に後記する剥捲装置40等 を昇降したり、その傾き角度を調整したりする操作レバー42類も設けられてい る。
【0009】 以上により、走行レバー28を操作して速度調整を行うとき、前進であれば、 前方の固定バー32と走行レバー28とを掌で一緒に把握することで、走行レバ ー28の位置調整は掌の一部を固定バーにかけてその開き加減で調整できるから 、細かな位置調整、すなわち、細かな速度調整が可能になるのである。これと同 様、後進であれば、後方の固定バー34と走行レバー28とを掌で一緒に把握す ればよい。
【0010】 車台10の前部には剥捲装置40がリンク機構44によって昇降可能に取り付 けられる。このリンク機構44は二本のリンク46と一本の油圧シリンダ48と で平行リンクを構成する他、昇降用の油圧シリンダ50が別に設けられるもので ある。これにより、昇降用の油圧シリンダ50を伸縮させると、剥捲装置40は 昇降し、平行リンクを構成する他の油圧シリンダ48を伸縮させると、剥捲装置 40の傾斜角度は変更する。
【0011】 図4は剥捲装置の要部断面図であるが、剥捲装置は水平軸52の回りを振動( 揺動運動)させられるスイングヘッド54と、このスイングヘッド54に取り付 けられる薄いばね鋼の剥捲刃56等からなる。すなわち、エンジン58の動力に よって駆動される駆動ホイル60に偏心したピン62を取り付け、このピン62 とスイングヘッド54に設けられるピン64とをロッド66で連結したものであ る。これにより、剥捲装置40を降ろしてその剥捲刃56が床材68に作用する ように振動させて走行すると、床材68は床面70から剥捲される(剥捲された ものは円形に捲れる)。このとき、剥捲刃56を薄いばね鋼で構成し、常時、彎 曲して床面60に押圧するように設定しておくことで、剥捲刃56のストローク エンドでも床面70から離れず、したがって、切断したりしない。
【0012】 剥捲装置40の後方にはドーザ72が設けられるが、このドーザ72はトラッ クフレーム20等から前延するアーム74等にドーザ板76がピン78等で枢着 されたものであり、傾斜角調整機構80によってドーザ板76がピン78の回り を回動してその傾斜角度が変更可能になっている。このドーザ72が存在するこ とにより、剥捲装置40で剥捲し残した剥捲屑を削取するとともに、これを集め て押す集屑作用をする。
【0013】
以上、この考案は、前記したものであるから、すなわち、走行レバーは固定し た固定バーと一緒に掌で把握できるから、その位置調整、すなわち、速度調整を 行うとき、一部を固定バーにかけて固定できる掌の開き加減で調整することがで きるので、細かな位置調整、すなわち、速度の微調整が可能になったのである。 この点、従来であれば作業状態を目で見ながら、しかも、走行レバーを宙で任意 の位置に固定しなければならなかったから、細かな微調整はでき難かったのであ る。
【図1】走行レバー廻りの斜視図である。
【図2】床材剥捲機の全体側面図である。
【図3】床材剥捲機の前部平面図である。
【図4】剥捲装置の要部断面図である。
22 駆動輪 28 走行レバー 32 固定バー 34 固定バー
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動輪(22)を駆動する油圧モータに
供給される圧油の量を走行レバー(28)の押引操作で
調節して走行速度を調整する床材剥捲機において、前記
走行レバー(28)の前後に掌でこの走行レバー(2
8)と一緒に把握できる固定バー(32)、(34)を
それぞれ設けてなる床材剥捲機の走行レバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055887U JP2572934Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 床材剥捲機の走行レバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055887U JP2572934Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 床材剥捲機の走行レバー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589062U true JPH0589062U (ja) | 1993-12-03 |
JP2572934Y2 JP2572934Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13011620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991055887U Expired - Lifetime JP2572934Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 床材剥捲機の走行レバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572934Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021256250A1 (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 株式会社クボタ | 作業車両の変速装置 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP1991055887U patent/JP2572934Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021256250A1 (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 株式会社クボタ | 作業車両の変速装置 |
JP2021196003A (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-27 | 株式会社クボタ | 作業車両の変速装置 |
US12054043B2 (en) | 2020-06-15 | 2024-08-06 | Kubota Corporation | Transmission device for work vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572934Y2 (ja) | 1998-05-25 |
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