JPH0586999B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0586999B2 JPH0586999B2 JP61044030A JP4403086A JPH0586999B2 JP H0586999 B2 JPH0586999 B2 JP H0586999B2 JP 61044030 A JP61044030 A JP 61044030A JP 4403086 A JP4403086 A JP 4403086A JP H0586999 B2 JPH0586999 B2 JP H0586999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- cleaning
- present
- hydrocarbon oil
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Detergent Compositions (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新聞輪転印刷機等の印刷機械の圧胴用
洗浄剤に関するものである。 〔従来の技術〕 従来使用されている圧胴洗浄剤は、塩素系溶剤
(例えば、1,1,1−トリクロルエタン)およ
びフツソ系溶剤(例えば、トリクロロ−トリフル
オロエタン)と炭化水素油(例えば、工業用ガソ
リン、ケロシン、ミネラルスピリツト)との混合
溶剤である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 塩素系溶剤は、洗浄効果は大であるが、有機溶
剤中毒予防規則の第2種有機溶剤に該当するた
め、最高使用量が60g/時間に制限され、これ以
上使用するときは局所排気装置を設置する必要が
ある。 フツソ系溶剤は、有機溶剤中毒予防規則に非該
当であるが、洗浄性が劣るため、使用量を多くす
る必要があり、コストアツプになる。 なお、上記の有機溶剤中毒予防規則は労働安全
衛生法によるもので、有害性の程度により第1種
から第3種に区分されている。すなわち、第1種
(クロロホルム他6種)>第2種(アセトン他39
種)>第3種(ガソリン他6種)の順である。そ
して、気積が150m3の場合、1時間当りの使用量
が、第1種で12.5gr、第2種で60gr、第3種
で225grを越えると、局所排気装置、全体換気
装置等の設備が義務づけられている。 本発明は、印刷中に圧胴表面に発生するインキ
汚れおよび紙粉汚れに対する洗浄効果が高く、作
業性が改善され、低コストの洗浄剤を提案するも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を、炭化水素油(第3種
有機溶剤)にアルコール(第2種有機溶剤)を混
合させることにより、解決するものである。 すなわち本発明は、炭化水素油として炭素数8
〜12で沸点範囲100〜200℃の石油系溶剤を用い、
これに炭素数3〜6のアルコールを混合してなる
印刷機械洗浄剤に関する。 本発明において、上記アルコールの混合量は上
記炭化水素油に対し5vo%未満とすることを好
ましい実施態様とする。 本発明における炭化水素油としては、炭素数が
8〜12で、沸点範囲が100〜200℃の石油系溶剤、
例えばミネラルターペン、ミネラルスピリツト、
ソルベントナフサ、工業用ガソリン等が用いられ
る。 また、本発明におけるアルコールとしては、炭
素数が3〜6の、例えばi−プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、n−ヘキシルアルコ
ール、シクロヘキシルアルコール等が用いられ
る。 本発明において、アルコールの混合量を炭化水
素油に対し5vo%未満とするのを好ましい実施
態様とするのは、インキ溶解性の点では10vo
%程度が望ましいが、前述の有機溶剤中毒予防規
則によりアルコールが5vo%を越えて含むもの
は第2種有機溶剤となり、局所排気装置等の設備
義務基準が厳格となるばかりでなく、コストアツ
プをも招くことがあるからである。 〔作用〕〔発明の効果〕 本発明において、炭化水素油にアルコールを混
合させることで、洗浄効果を高めると共に、炭化
水素油単独の場合に比し、溶解範囲(すなわち洗
浄範囲)を広くでき、かつ強力な溶解(すなわち
洗浄)を達成しうる。 また、本発明において、アルコールの量を炭化
水素油に対し5vo%未満混合させる場合、この
混合溶剤は第2種有機溶剤に該当し、使用量が気
積150m3で225gr/1時間以内であれば、局所排
気装置の設備は不要となる。 〔実施例〕 本発明洗浄剤は、例えば新聞輪転印刷機械にお
いて、運転中に圧胴表面に付着するインキおよび
紙粉汚れを洗浄除去するために、自動洗浄装置の
スプレイノズルより圧胴表面に噴射されインキお
よび紙粉汚れを溶解、分散させて、印刷用紙でふ
きとり除去される。 尚、洗浄操作は間欠的(通常15〜20分)に行う
ことが通例であり、その間の印刷物は溶剤、汚れ
が付着しているため、損紙として処分される。 洗浄力テスト ガラス板上に一定量の墨インキを塗布して、
50°の傾きをもたせ、上部より一定量の洗浄液を
一定時間流下洗浄し、洗浄前後のガラス板上のイ
ンキ量を測定比較した。 結果は表1に示す通りであつた。
洗浄剤に関するものである。 〔従来の技術〕 従来使用されている圧胴洗浄剤は、塩素系溶剤
(例えば、1,1,1−トリクロルエタン)およ
びフツソ系溶剤(例えば、トリクロロ−トリフル
オロエタン)と炭化水素油(例えば、工業用ガソ
リン、ケロシン、ミネラルスピリツト)との混合
溶剤である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 塩素系溶剤は、洗浄効果は大であるが、有機溶
剤中毒予防規則の第2種有機溶剤に該当するた
め、最高使用量が60g/時間に制限され、これ以
上使用するときは局所排気装置を設置する必要が
ある。 フツソ系溶剤は、有機溶剤中毒予防規則に非該
当であるが、洗浄性が劣るため、使用量を多くす
る必要があり、コストアツプになる。 なお、上記の有機溶剤中毒予防規則は労働安全
衛生法によるもので、有害性の程度により第1種
から第3種に区分されている。すなわち、第1種
(クロロホルム他6種)>第2種(アセトン他39
種)>第3種(ガソリン他6種)の順である。そ
して、気積が150m3の場合、1時間当りの使用量
が、第1種で12.5gr、第2種で60gr、第3種
で225grを越えると、局所排気装置、全体換気
装置等の設備が義務づけられている。 本発明は、印刷中に圧胴表面に発生するインキ
汚れおよび紙粉汚れに対する洗浄効果が高く、作
業性が改善され、低コストの洗浄剤を提案するも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を、炭化水素油(第3種
有機溶剤)にアルコール(第2種有機溶剤)を混
合させることにより、解決するものである。 すなわち本発明は、炭化水素油として炭素数8
〜12で沸点範囲100〜200℃の石油系溶剤を用い、
これに炭素数3〜6のアルコールを混合してなる
印刷機械洗浄剤に関する。 本発明において、上記アルコールの混合量は上
記炭化水素油に対し5vo%未満とすることを好
ましい実施態様とする。 本発明における炭化水素油としては、炭素数が
8〜12で、沸点範囲が100〜200℃の石油系溶剤、
例えばミネラルターペン、ミネラルスピリツト、
ソルベントナフサ、工業用ガソリン等が用いられ
る。 また、本発明におけるアルコールとしては、炭
素数が3〜6の、例えばi−プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、n−ヘキシルアルコ
ール、シクロヘキシルアルコール等が用いられ
る。 本発明において、アルコールの混合量を炭化水
素油に対し5vo%未満とするのを好ましい実施
態様とするのは、インキ溶解性の点では10vo
%程度が望ましいが、前述の有機溶剤中毒予防規
則によりアルコールが5vo%を越えて含むもの
は第2種有機溶剤となり、局所排気装置等の設備
義務基準が厳格となるばかりでなく、コストアツ
プをも招くことがあるからである。 〔作用〕〔発明の効果〕 本発明において、炭化水素油にアルコールを混
合させることで、洗浄効果を高めると共に、炭化
水素油単独の場合に比し、溶解範囲(すなわち洗
浄範囲)を広くでき、かつ強力な溶解(すなわち
洗浄)を達成しうる。 また、本発明において、アルコールの量を炭化
水素油に対し5vo%未満混合させる場合、この
混合溶剤は第2種有機溶剤に該当し、使用量が気
積150m3で225gr/1時間以内であれば、局所排
気装置の設備は不要となる。 〔実施例〕 本発明洗浄剤は、例えば新聞輪転印刷機械にお
いて、運転中に圧胴表面に付着するインキおよび
紙粉汚れを洗浄除去するために、自動洗浄装置の
スプレイノズルより圧胴表面に噴射されインキお
よび紙粉汚れを溶解、分散させて、印刷用紙でふ
きとり除去される。 尚、洗浄操作は間欠的(通常15〜20分)に行う
ことが通例であり、その間の印刷物は溶剤、汚れ
が付着しているため、損紙として処分される。 洗浄力テスト ガラス板上に一定量の墨インキを塗布して、
50°の傾きをもたせ、上部より一定量の洗浄液を
一定時間流下洗浄し、洗浄前後のガラス板上のイ
ンキ量を測定比較した。 結果は表1に示す通りであつた。
【表】
上表および第1〜4図から明らかなように、本
発明洗浄剤は、従来の第2種有機溶剤に該当する
洗浄剤と同等以上の洗浄効果を得ることができ
る。
発明洗浄剤は、従来の第2種有機溶剤に該当する
洗浄剤と同等以上の洗浄効果を得ることができ
る。
第1〜4図は、本発明の洗浄力テストにより得
られた結果を示す図である。
られた結果を示す図である。
Claims (1)
- 1 炭化水素油として炭素数8〜12で沸点範囲
100〜200℃の石油系溶剤を用い、これに炭素数3
〜6のアルコールを混合してなる印刷機械洗浄
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4403086A JPS62202000A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 印刷機械洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4403086A JPS62202000A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 印刷機械洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62202000A JPS62202000A (ja) | 1987-09-05 |
JPH0586999B2 true JPH0586999B2 (ja) | 1993-12-15 |
Family
ID=12680241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4403086A Granted JPS62202000A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 印刷機械洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62202000A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0326798A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-05 | Takashi Nakamura | プラスチック用洗浄剤 |
JP2700922B2 (ja) * | 1989-07-05 | 1998-01-21 | 株式会社スリーボンド | ブレーキ装置の洗浄剤 |
CA2097017C (en) * | 1992-09-24 | 2004-03-16 | William M. Rinehart | Non-chlorinated cleaner-drier |
-
1986
- 1986-03-03 JP JP4403086A patent/JPS62202000A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62202000A (ja) | 1987-09-05 |
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