JP3195092B2 - オフセット印刷機のブランケット用洗浄剤 - Google Patents
オフセット印刷機のブランケット用洗浄剤Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷機のブ
ランケット用洗浄剤に関するものである。さらに詳しく
は、安価で、インキおよび紙粉に対して高い洗浄力を有
するとともに乾燥性がよく、ブランケット用ゴム等を膨
潤させないなど作業性がよく、しかも毒性および環境汚
染性が極めて低いオフセット印刷機のブランケット用炭
化水素系洗浄剤に関するものである。
ランケット用洗浄剤に関するものである。さらに詳しく
は、安価で、インキおよび紙粉に対して高い洗浄力を有
するとともに乾燥性がよく、ブランケット用ゴム等を膨
潤させないなど作業性がよく、しかも毒性および環境汚
染性が極めて低いオフセット印刷機のブランケット用炭
化水素系洗浄剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機は印刷機の停止時にイ
ンキ汚れを洗浄除去する必要があるが、ブランケット部
にはインキ以外に紙粉等の汚染物質も付着しているた
め、これに用いる洗浄剤は、インキとともに紙粉等も同
時に洗浄除去する必要がある。ここでブランケットはゴ
ム製であり、その洗浄は通常の印刷機の洗浄とは異なる
配慮が必要である。従来は、オフセット印刷機のブラン
ケット用洗浄剤として、ガソリン、ミネラルスピリッ
ト、灯油等の炭化水素油およびトリクロルエチレン等の
塩素系溶剤が使われていた。しかし、灯油等の炭化水素
油は、紙粉汚れに対する除去効果が悪く、ブランケット
ゴムを膨潤させる上、引火性、毒性などの問題がある。
引火性などの安全性を確保するため高沸点の炭化水素油
を使用すると、洗浄効果が不十分となるほか洗浄後の乾
燥性が悪くなる。一方、塩素系溶剤は洗浄効果はある
が、環境汚染の問題があり好ましくない。これらの問題
を解決するために、従来は例えば炭化水素油で先ず印刷
インキを除去し、その後、水で紙粉を洗浄するなどの2
段階洗浄方式がとられており、このため洗浄時間が長く
なり、作業性も悪かった。
ンキ汚れを洗浄除去する必要があるが、ブランケット部
にはインキ以外に紙粉等の汚染物質も付着しているた
め、これに用いる洗浄剤は、インキとともに紙粉等も同
時に洗浄除去する必要がある。ここでブランケットはゴ
ム製であり、その洗浄は通常の印刷機の洗浄とは異なる
配慮が必要である。従来は、オフセット印刷機のブラン
ケット用洗浄剤として、ガソリン、ミネラルスピリッ
ト、灯油等の炭化水素油およびトリクロルエチレン等の
塩素系溶剤が使われていた。しかし、灯油等の炭化水素
油は、紙粉汚れに対する除去効果が悪く、ブランケット
ゴムを膨潤させる上、引火性、毒性などの問題がある。
引火性などの安全性を確保するため高沸点の炭化水素油
を使用すると、洗浄効果が不十分となるほか洗浄後の乾
燥性が悪くなる。一方、塩素系溶剤は洗浄効果はある
が、環境汚染の問題があり好ましくない。これらの問題
を解決するために、従来は例えば炭化水素油で先ず印刷
インキを除去し、その後、水で紙粉を洗浄するなどの2
段階洗浄方式がとられており、このため洗浄時間が長く
なり、作業性も悪かった。
【0003】そこで、1段階で洗浄するための洗浄剤と
して、例えば特公平3−79399号公報は炭化水素溶
剤、水および界面活性剤からなる乳化物を提案してい
る。また、特開昭60−179499号公報は沸点15
0〜300℃の石油系炭化水素にアルコールおよび水を
含む洗浄剤を提案している。しかし、これらの洗浄剤は
一段階で洗浄することができるが、混合溶剤であるため
作業性、経済性の面で必ずしも満足できるものではなか
った。また、上記の特開昭60−179499号公報の
場合は、単なる石油留分であるケロシンを使用している
ため、充分な洗浄力を発揮させるためにはアルコールや
水などを添加せざるを得ないものであった。
して、例えば特公平3−79399号公報は炭化水素溶
剤、水および界面活性剤からなる乳化物を提案してい
る。また、特開昭60−179499号公報は沸点15
0〜300℃の石油系炭化水素にアルコールおよび水を
含む洗浄剤を提案している。しかし、これらの洗浄剤は
一段階で洗浄することができるが、混合溶剤であるため
作業性、経済性の面で必ずしも満足できるものではなか
った。また、上記の特開昭60−179499号公報の
場合は、単なる石油留分であるケロシンを使用している
ため、充分な洗浄力を発揮させるためにはアルコールや
水などを添加せざるを得ないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単一
の溶剤からなり、インキと同時に紙粉も一度に洗浄除去
でき、洗浄後の乾燥性が良く、ブランケットゴムなどを
膨潤させることがなく、しかも引火性、毒性が少ない洗
浄剤を開発し、洗浄時間の短縮、作業性の改善、及び洗
浄のコストダウンを図ることができるオフセット印刷機
のブランケット用洗浄剤を提供することである。
の溶剤からなり、インキと同時に紙粉も一度に洗浄除去
でき、洗浄後の乾燥性が良く、ブランケットゴムなどを
膨潤させることがなく、しかも引火性、毒性が少ない洗
浄剤を開発し、洗浄時間の短縮、作業性の改善、及び洗
浄のコストダウンを図ることができるオフセット印刷機
のブランケット用洗浄剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
に鑑み鋭意研究した結果、特定の炭化水素混合物溶剤か
らなる洗浄剤を用いることにより上記課題を解決するこ
とができることを見いだし本発明を成すに到った。即ち
本発明は、石油を、芳香族核の水素添加用金属触媒を用
いて、圧力30〜100kg/cm2 、温度100〜3
00℃の条件下に核水素添加処理し、次いで精密蒸留す
ることにより得られた芳香族炭化水素含有量が3%以下
であり、沸点150〜200℃の範囲にある炭化水素混
合物溶剤からなるオフセット印刷機のブランケット用洗
浄剤である。本発明の洗浄剤によれば、インキおよび紙
粉汚れを一液で同時に洗浄することが可能であり、洗浄
後の乾燥性がよく、ブランケットゴム等を膨潤すること
が少なく、引火性が比較的低く、しかも芳香族成分をほ
とんど含まないため毒性が少ない特徴がある。
に鑑み鋭意研究した結果、特定の炭化水素混合物溶剤か
らなる洗浄剤を用いることにより上記課題を解決するこ
とができることを見いだし本発明を成すに到った。即ち
本発明は、石油を、芳香族核の水素添加用金属触媒を用
いて、圧力30〜100kg/cm2 、温度100〜3
00℃の条件下に核水素添加処理し、次いで精密蒸留す
ることにより得られた芳香族炭化水素含有量が3%以下
であり、沸点150〜200℃の範囲にある炭化水素混
合物溶剤からなるオフセット印刷機のブランケット用洗
浄剤である。本発明の洗浄剤によれば、インキおよび紙
粉汚れを一液で同時に洗浄することが可能であり、洗浄
後の乾燥性がよく、ブランケットゴム等を膨潤すること
が少なく、引火性が比較的低く、しかも芳香族成分をほ
とんど含まないため毒性が少ない特徴がある。
【0006】本発明の洗浄剤は、灯油などの石油留分を
芳香族核の核水素添加用の金属触媒により高圧下で水素
添加し、石油中に含まれる芳香族化合物を水素添加して
ナフテン系その他の炭化水素に転換させた後、精密蒸留
するなどの製造方法により得られる。上記触媒として
は、従来知られている芳香族の水素化用触媒であればい
ずれも好ましく使用できる。例えば、ニッケル、酸化ニ
ッケル、ニッケル/けいそう土、ラネーニッケル、ニッ
ケル/銅、白金、酸化白金、白金/活性炭、白金/ロジ
ウム、白金/アルミナ、白金/リチウム/アルミナ、ロ
ジウム/活性炭、パラジウム、コバルト、ラネーコバル
ト、ルテニウム、硫化タングステン/硫化ニッケル/ア
ルミナ、あるいはコバルト/モリブデン等が好ましく使
用できる。
芳香族核の核水素添加用の金属触媒により高圧下で水素
添加し、石油中に含まれる芳香族化合物を水素添加して
ナフテン系その他の炭化水素に転換させた後、精密蒸留
するなどの製造方法により得られる。上記触媒として
は、従来知られている芳香族の水素化用触媒であればい
ずれも好ましく使用できる。例えば、ニッケル、酸化ニ
ッケル、ニッケル/けいそう土、ラネーニッケル、ニッ
ケル/銅、白金、酸化白金、白金/活性炭、白金/ロジ
ウム、白金/アルミナ、白金/リチウム/アルミナ、ロ
ジウム/活性炭、パラジウム、コバルト、ラネーコバル
ト、ルテニウム、硫化タングステン/硫化ニッケル/ア
ルミナ、あるいはコバルト/モリブデン等が好ましく使
用できる。
【0007】圧力は、30〜100kg/cm2 、また
温度は100〜300℃で行う。30kg/cm2 より
低い圧力または100℃より低い温度では水素添加が十
分に進まず、また100kg/cm2 より高い圧力また
は300℃より高い温度では分解等の副反応が優先する
のでいずれも好ましくない。処理時間は適宜決定され
る。水素添加は適宜に2段以上の複数段で行うこともで
きる。
温度は100〜300℃で行う。30kg/cm2 より
低い圧力または100℃より低い温度では水素添加が十
分に進まず、また100kg/cm2 より高い圧力また
は300℃より高い温度では分解等の副反応が優先する
のでいずれも好ましくない。処理時間は適宜決定され
る。水素添加は適宜に2段以上の複数段で行うこともで
きる。
【0008】芳香族成分は、3%以下とすることが必要
である。3%を越えると、洗浄性が低下し、紙粉汚れを
十分洗浄することができなくなる。また、毒性面からも
好ましくない。留分としては、沸点が、150〜200
℃の範囲にある炭化水素を主として含むものであること
が重要である。沸点がこれより低いと、引火性が高くな
り、安全上問題がある。一方、沸点がこの範囲より高い
と洗浄力が低下すると同時に洗浄後の乾燥性が悪くな
る。留分の沸点範囲は、50℃以下であるが、好ましく
は30℃以下である。沸点範囲が狭い方が紙粉等に対す
る洗浄力が高くしかも洗浄後の乾燥性がよくなる。な
お、留分の沸点範囲はASTM蒸留(単蒸留)による初
留点と乾点との差を示すものとする。
である。3%を越えると、洗浄性が低下し、紙粉汚れを
十分洗浄することができなくなる。また、毒性面からも
好ましくない。留分としては、沸点が、150〜200
℃の範囲にある炭化水素を主として含むものであること
が重要である。沸点がこれより低いと、引火性が高くな
り、安全上問題がある。一方、沸点がこの範囲より高い
と洗浄力が低下すると同時に洗浄後の乾燥性が悪くな
る。留分の沸点範囲は、50℃以下であるが、好ましく
は30℃以下である。沸点範囲が狭い方が紙粉等に対す
る洗浄力が高くしかも洗浄後の乾燥性がよくなる。な
お、留分の沸点範囲はASTM蒸留(単蒸留)による初
留点と乾点との差を示すものとする。
【0009】本発明の洗浄剤には炭化水素以外の硫黄化
合物、窒素化合物等の通常石油に含まれる成分を微量含
んでいても差し支えない。また、アルコール類、界面活
性剤等の他の成分を添加して用いても差し支えない。ま
た、本発明の洗浄剤の使用方法は従来の洗浄剤と同様に
して1段階で洗浄することができる。
合物、窒素化合物等の通常石油に含まれる成分を微量含
んでいても差し支えない。また、アルコール類、界面活
性剤等の他の成分を添加して用いても差し支えない。ま
た、本発明の洗浄剤の使用方法は従来の洗浄剤と同様に
して1段階で洗浄することができる。
【0010】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。実施例で用いた試験方法について先ず説明する。 (洗浄力試験)実機印刷機を用い、印刷後にブランケッ
トゴム上に付着し、乾燥したインキおよび紙粉を布に含
ませた洗浄剤で拭き取り、完全に除去できる迄の拭き取
り回数で評価した。拭き取り回数の少ない程洗浄力が高
い。 (乾燥性試験)洗浄剤0.3mlをガラス皿に入れ、2
3℃、湿度43%の室内でその重量減少を測定して求め
た。そして、蒸発・乾燥する速度で評価した。 (ゴム膨潤試験)洗浄剤中に印刷機用ブランケットゴム
およびゴムローラーの試験片を浸し、室温(25℃)で
一定時間浸漬した前後の重量変化で評価した。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。実施例で用いた試験方法について先ず説明する。 (洗浄力試験)実機印刷機を用い、印刷後にブランケッ
トゴム上に付着し、乾燥したインキおよび紙粉を布に含
ませた洗浄剤で拭き取り、完全に除去できる迄の拭き取
り回数で評価した。拭き取り回数の少ない程洗浄力が高
い。 (乾燥性試験)洗浄剤0.3mlをガラス皿に入れ、2
3℃、湿度43%の室内でその重量減少を測定して求め
た。そして、蒸発・乾燥する速度で評価した。 (ゴム膨潤試験)洗浄剤中に印刷機用ブランケットゴム
およびゴムローラーの試験片を浸し、室温(25℃)で
一定時間浸漬した前後の重量変化で評価した。
【0011】(製造例)原油の蒸留によって得られた沸
点範囲150〜280℃の灯油留分(芳香族炭化水素1
0重量%)を280℃、90kg/cm2 の条件下、ニ
ッケル/タングステン触媒を用いて水素添加し、得られ
た生成物を精密蒸留装置を用いて精密蒸留し、沸点範囲
150〜179℃の留分を得た。この留分の芳香族含有
量は1.9%であった。初留点と乾点の差は29℃であ
った。
点範囲150〜280℃の灯油留分(芳香族炭化水素1
0重量%)を280℃、90kg/cm2 の条件下、ニ
ッケル/タングステン触媒を用いて水素添加し、得られ
た生成物を精密蒸留装置を用いて精密蒸留し、沸点範囲
150〜179℃の留分を得た。この留分の芳香族含有
量は1.9%であった。初留点と乾点の差は29℃であ
った。
【0012】(実施例)上記製造例で灯油を接触水素添
加して得た芳香族含有量が1.9%で、沸点150〜1
79℃の炭化水素油を用いて洗浄力試験を行なった。結
果を拭き取り回数で評価し表1に示したが、インキも紙
粉も容易に除去できた。また、上記炭化水素油の乾燥性
試験を行なった。結果を図1に示したが、乾燥速度が速
いことが明らかである。また、上記炭化水素油のゴム膨
潤試験結果を行なった。結果を表2に示したが、膨潤度
が少ないことが明らかである。
加して得た芳香族含有量が1.9%で、沸点150〜1
79℃の炭化水素油を用いて洗浄力試験を行なった。結
果を拭き取り回数で評価し表1に示したが、インキも紙
粉も容易に除去できた。また、上記炭化水素油の乾燥性
試験を行なった。結果を図1に示したが、乾燥速度が速
いことが明らかである。また、上記炭化水素油のゴム膨
潤試験結果を行なった。結果を表2に示したが、膨潤度
が少ないことが明らかである。
【0013】(比較例1)沸点175〜285℃の白灯
油(芳香族含有量10.2%、初留点と乾点の差は11
0℃)を用いて洗浄力試験を行った。結果を実施例と同
様にして表1に併記したが、インキは容易に除去できる
ものの、紙粉汚れは20回の拭き取り回数でも除去でき
なかった。上記白灯油の乾燥性試験結果を行なった。結
果を図1に併記したが、実施例に較べ乾燥速度が遅かっ
た。上記白灯油のゴム膨潤試験を行なった。結果を表2
に併記したが、ブランケットゴムおよびゴムローラー用
ゴムの双方に対して膨潤度が大きい。
油(芳香族含有量10.2%、初留点と乾点の差は11
0℃)を用いて洗浄力試験を行った。結果を実施例と同
様にして表1に併記したが、インキは容易に除去できる
ものの、紙粉汚れは20回の拭き取り回数でも除去でき
なかった。上記白灯油の乾燥性試験結果を行なった。結
果を図1に併記したが、実施例に較べ乾燥速度が遅かっ
た。上記白灯油のゴム膨潤試験を行なった。結果を表2
に併記したが、ブランケットゴムおよびゴムローラー用
ゴムの双方に対して膨潤度が大きい。
【0014】(比較例2)比較例1で用いた白灯油10
0容量部に対してn−ブタノール5容量部および水20
0容量部を加えた混合溶剤を用いて洗浄力試験を行った
結果を表1に併記した。この混合溶剤はインキと紙粉に
対する洗浄力は良いが、水が分離し、貯蔵性および作業
性が悪かった。
0容量部に対してn−ブタノール5容量部および水20
0容量部を加えた混合溶剤を用いて洗浄力試験を行った
結果を表1に併記した。この混合溶剤はインキと紙粉に
対する洗浄力は良いが、水が分離し、貯蔵性および作業
性が悪かった。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明のオフセット印刷機のブランケッ
ト用洗浄剤は、インキおよび紙粉のいずれに対しても優
れた洗浄力を示し、乾燥性が良く、ブランケットゴムな
どを膨潤させることがなく、しかも単一溶剤からなるの
で作業性が良く、また、毒性が少なく、安価であるので
産業上の利用価値が大きい。
ト用洗浄剤は、インキおよび紙粉のいずれに対しても優
れた洗浄力を示し、乾燥性が良く、ブランケットゴムな
どを膨潤させることがなく、しかも単一溶剤からなるの
で作業性が良く、また、毒性が少なく、安価であるので
産業上の利用価値が大きい。
【図1】 洗浄溶剤の乾燥速度を示すグラフである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 7/50 B41N 3/06 C11D 7/24
Claims (1)
- 【請求項1】 石油を、芳香族核の水素添加用金属触媒
を用いて、圧力30〜100kg/cm2 、温度100
〜300℃の条件下に核水素添加処理し、次いで精密蒸
留することにより得られた芳香族炭化水素含有量が3%
以下であり、沸点150〜200℃の範囲にある炭化水
素混合物溶剤からなるオフセット印刷機のブランケット
用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35633192A JP3195092B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | オフセット印刷機のブランケット用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35633192A JP3195092B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | オフセット印刷機のブランケット用洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184596A JPH06184596A (ja) | 1994-07-05 |
JP3195092B2 true JP3195092B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18448507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35633192A Expired - Fee Related JP3195092B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | オフセット印刷機のブランケット用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195092B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP35633192A patent/JP3195092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06184596A (ja) | 1994-07-05 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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