JPH05743A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
- Publication number
- JPH05743A JPH05743A JP3151553A JP15155391A JPH05743A JP H05743 A JPH05743 A JP H05743A JP 3151553 A JP3151553 A JP 3151553A JP 15155391 A JP15155391 A JP 15155391A JP H05743 A JPH05743 A JP H05743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing force
- sheet
- paper
- weight
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙の厚さに応じてピックアップロールの押
圧力を変化させることができるとともに、押圧力の大き
さに応じて押圧力の変化量を調整でき、種々の厚さの用
紙を安定して給紙することができる給紙装置を提供す
る。 【構成】 ロール支持体11の一端側にはピックアップ
ロール14が設けられている。分離ロール19の下流側
には用紙センサ25が配設されている。重り22がモー
タ20の回転に伴いねじ溝21aに沿って左右に移動可
能となっている。モータ20の1回当たりの駆動時間
は、ピックアップロール14による押圧力が低くなる重
り検知センサ24aと重り検知センサ24bとの間の区
間ではt秒間、押圧力が中間となる重り検知センサ24
bと重り検知センサ24cとの間の区間では2t秒間、
押圧力が高くなる重り検知センサ24cと重り検知セン
サ24dとの間の区間では4t秒間となっている。
圧力を変化させることができるとともに、押圧力の大き
さに応じて押圧力の変化量を調整でき、種々の厚さの用
紙を安定して給紙することができる給紙装置を提供す
る。 【構成】 ロール支持体11の一端側にはピックアップ
ロール14が設けられている。分離ロール19の下流側
には用紙センサ25が配設されている。重り22がモー
タ20の回転に伴いねじ溝21aに沿って左右に移動可
能となっている。モータ20の1回当たりの駆動時間
は、ピックアップロール14による押圧力が低くなる重
り検知センサ24aと重り検知センサ24bとの間の区
間ではt秒間、押圧力が中間となる重り検知センサ24
bと重り検知センサ24cとの間の区間では2t秒間、
押圧力が高くなる重り検知センサ24cと重り検知セン
サ24dとの間の区間では4t秒間となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等において用紙
収容部(トレイ)に積み重ねられた用紙を1枚づつ順番
に送り出す給紙装置に関する。
収容部(トレイ)に積み重ねられた用紙を1枚づつ順番
に送り出す給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,この種の給紙装置は、たとえば図
6に表すように構成されていた。この給紙装置では、回
転軸2を中心に回動自在のロール支持体1の一端に回転
軸3を中心として回転するピックアップロール4を配
し、このピックアップロール4の自重で押圧をかけて用
紙5を搬送路6を介して搬送し、用紙5が重送された場
合にはフィードロール7とこれに圧接された分離ロール
8で分離するようになっている。
6に表すように構成されていた。この給紙装置では、回
転軸2を中心に回動自在のロール支持体1の一端に回転
軸3を中心として回転するピックアップロール4を配
し、このピックアップロール4の自重で押圧をかけて用
紙5を搬送路6を介して搬送し、用紙5が重送された場
合にはフィードロール7とこれに圧接された分離ロール
8で分離するようになっている。
【0003】ところで、一般に、用紙5の厚さとピック
アップロール4の押圧と重送、ミスフィードの関係は図
7に表すような関係にある。したがって、用紙5を1枚
1枚送り出そうとすると、薄い紙には低い押圧力、厚い
紙には高い押圧力というように用紙5の厚さに応じて押
圧力を分ける必要がある。
アップロール4の押圧と重送、ミスフィードの関係は図
7に表すような関係にある。したがって、用紙5を1枚
1枚送り出そうとすると、薄い紙には低い押圧力、厚い
紙には高い押圧力というように用紙5の厚さに応じて押
圧力を分ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の給紙装置
では、ピックアップロール4の押圧力が一定のため、そ
の押圧力に適した厚さの用紙5は安定して送ることがで
きる。しかしながら、それよりも薄い用紙では押圧力が
高すぎて一度に複数枚の用紙を送り出してしまい、分離
ロール8でも分離できずに重送となったり、また逆に厚
い用紙は押圧が足りずに用紙を送り出すことができず、
ミスフィードとなってしまう。このように従来の給紙装
置では、使用できる用紙が非常に限定されてしまうとい
う欠点があった。
では、ピックアップロール4の押圧力が一定のため、そ
の押圧力に適した厚さの用紙5は安定して送ることがで
きる。しかしながら、それよりも薄い用紙では押圧力が
高すぎて一度に複数枚の用紙を送り出してしまい、分離
ロール8でも分離できずに重送となったり、また逆に厚
い用紙は押圧が足りずに用紙を送り出すことができず、
ミスフィードとなってしまう。このように従来の給紙装
置では、使用できる用紙が非常に限定されてしまうとい
う欠点があった。
【0005】そこで、本出願人と同一出願人によりピッ
クアップロール4の押圧力を用紙厚に応じて変化させな
がら用紙を送る給紙装置が提案されている。ところで、
用紙をより安定して送り出すためには、ピックアップロ
ール4の押圧力の1回当たりの変化量は、押圧力の高い
ときには大きく、一方押圧力が低いときには小さくする
ことが望ましい。
クアップロール4の押圧力を用紙厚に応じて変化させな
がら用紙を送る給紙装置が提案されている。ところで、
用紙をより安定して送り出すためには、ピックアップロ
ール4の押圧力の1回当たりの変化量は、押圧力の高い
ときには大きく、一方押圧力が低いときには小さくする
ことが望ましい。
【0006】しかし、上記給紙装置においては、ピック
アップロール4の押圧力の一回当たりの変化量は、押圧
力の高い、低いにかかわらず、常に一定であった。その
ため押圧力の高い所にその変化量を合わせると、押圧力
の低い所では変化量が大き過ぎ、逆に押圧力が低い所で
変化量を合わせると、押圧力が高い所では小さ過ぎて最
適な押圧力が得にくいという欠点があった。
アップロール4の押圧力の一回当たりの変化量は、押圧
力の高い、低いにかかわらず、常に一定であった。その
ため押圧力の高い所にその変化量を合わせると、押圧力
の低い所では変化量が大き過ぎ、逆に押圧力が低い所で
変化量を合わせると、押圧力が高い所では小さ過ぎて最
適な押圧力が得にくいという欠点があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、給紙手段による押圧力の変化量を、
押圧力の大きさに応じて変化させることができ、種々の
厚さの用紙を安定して送り出すことができる給紙装置を
提供することにある。
ので、その目的は、給紙手段による押圧力の変化量を、
押圧力の大きさに応じて変化させることができ、種々の
厚さの用紙を安定して送り出すことができる給紙装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による給紙装置
は、複数枚の用紙を積み重ねて収容する用紙収容部と、
この用紙収容部に収容された用紙を自重により最上位紙
より順に押圧した状態で前記用紙収容部から送り出す給
紙手段と、この給紙手段による押圧力を前記用紙の厚さ
に応じて調整しうる押圧力調整手段と、前記用紙収容部
の給紙方向の下流側に配設され、前記用紙収容部から送
り出された用紙を検知する用紙検知手段と、この用紙検
知手段の検知結果に応じて前記用紙の厚さを検出し、前
記押圧力調整手段による押圧力が適性値になるように変
化させる押圧力制御手段と、この押圧力制御手段による
押圧力の1回当たりの変化量を押圧力の大きさに応じて
変化させる押圧力変化量制御手段とを備えている。
は、複数枚の用紙を積み重ねて収容する用紙収容部と、
この用紙収容部に収容された用紙を自重により最上位紙
より順に押圧した状態で前記用紙収容部から送り出す給
紙手段と、この給紙手段による押圧力を前記用紙の厚さ
に応じて調整しうる押圧力調整手段と、前記用紙収容部
の給紙方向の下流側に配設され、前記用紙収容部から送
り出された用紙を検知する用紙検知手段と、この用紙検
知手段の検知結果に応じて前記用紙の厚さを検出し、前
記押圧力調整手段による押圧力が適性値になるように変
化させる押圧力制御手段と、この押圧力制御手段による
押圧力の1回当たりの変化量を押圧力の大きさに応じて
変化させる押圧力変化量制御手段とを備えている。
【0009】このような構成により本発明の給紙装置で
は、給紙手段による押圧力が用紙の厚さに応じて変化す
るとともに、この押圧力の変化量が、押圧力の高い所で
は大きく、また押圧力の低い所では小さくできるので、
用紙の厚さに応じた最適の押圧力により安定した用紙送
りを実現できる。
は、給紙手段による押圧力が用紙の厚さに応じて変化す
るとともに、この押圧力の変化量が、押圧力の高い所で
は大きく、また押圧力の低い所では小さくできるので、
用紙の厚さに応じた最適の押圧力により安定した用紙送
りを実現できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
的に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例に係る給紙装
置の構成を表すものである。図中、11は回転軸12を
中心に回動可能なロール支持体11であり、このロール
支持体11の一端側には回転軸13を中心に回転可能な
ピックアップロール14が設けられている。このピック
アップロール14の下方には多数枚の用紙15を収容し
たトレイ16が配置されている。ピックアップロール1
4は図示しない駆動モータにより図で反時計廻りに回転
し、その摩擦力によりトレイ16上の最上位の用紙15
を順次送り出すようになっている。ピックアップロール
14よりも用紙送り方向下流側には搬送路17を介して
フィードロール18と、このフィードロール18ととも
に、用紙15が重送されてきた場合にこれらをさばくた
めの分離ロール19が配置されている。この分離ロール
19の下流側には用紙センサ25が配設され、このセン
サ25により用紙15の到達を検知するようになってい
る。
置の構成を表すものである。図中、11は回転軸12を
中心に回動可能なロール支持体11であり、このロール
支持体11の一端側には回転軸13を中心に回転可能な
ピックアップロール14が設けられている。このピック
アップロール14の下方には多数枚の用紙15を収容し
たトレイ16が配置されている。ピックアップロール1
4は図示しない駆動モータにより図で反時計廻りに回転
し、その摩擦力によりトレイ16上の最上位の用紙15
を順次送り出すようになっている。ピックアップロール
14よりも用紙送り方向下流側には搬送路17を介して
フィードロール18と、このフィードロール18ととも
に、用紙15が重送されてきた場合にこれらをさばくた
めの分離ロール19が配置されている。この分離ロール
19の下流側には用紙センサ25が配設され、このセン
サ25により用紙15の到達を検知するようになってい
る。
【0012】ロール支持体11の他端側の上面には重り
移動用のモータ20が配設されている。このモータ20
にはロール支持体11の上面に対して並行にシャフト2
1が連結されており、このシャフト21の先端部は、ロ
ール支持体11の上面に設けられたブラケット23に回
転可能に支持されている。モータ20のシャフト21に
は等間隔にねじ溝21aが設けられるとともに、重り2
2が取り付けられており、この重り22がモータ20の
回転に伴いこのねじ溝21aに沿って左右に移動可能と
なっている。
移動用のモータ20が配設されている。このモータ20
にはロール支持体11の上面に対して並行にシャフト2
1が連結されており、このシャフト21の先端部は、ロ
ール支持体11の上面に設けられたブラケット23に回
転可能に支持されている。モータ20のシャフト21に
は等間隔にねじ溝21aが設けられるとともに、重り2
2が取り付けられており、この重り22がモータ20の
回転に伴いこのねじ溝21aに沿って左右に移動可能と
なっている。
【0013】シャフト21の上部には、このシャフト2
1に沿って水平に多数、たとえば4個の重り検知センサ
24a〜24dが配設されており、これらにより重り2
2の水平方向の位置を検知するようになっている。ここ
で、図2に取り出して表すように重り検知センサ24a
と重り検知センサ24bとの間の区間をL1 、重り検知
センサ24bと重り検知センサ24cとの間の区間をL
2 、重り検知センサ24cと重り検知センサ24dとの
間の区間をL3 とする。
1に沿って水平に多数、たとえば4個の重り検知センサ
24a〜24dが配設されており、これらにより重り2
2の水平方向の位置を検知するようになっている。ここ
で、図2に取り出して表すように重り検知センサ24a
と重り検知センサ24bとの間の区間をL1 、重り検知
センサ24bと重り検知センサ24cとの間の区間をL
2 、重り検知センサ24cと重り検知センサ24dとの
間の区間をL3 とする。
【0014】図2はこの給紙装置の制御部の構成を表す
もので、用紙検知センサ25から出力された用紙検知信
号および重り検知センサ24a〜24dから出力された
重り検知信号はそれぞれCPU(中央処理装置)41に
入力される。このCPU41は用紙検知センサ25から
出力された用紙検知信号を受けて用紙15の厚さを判断
し、その結果に応じてモータ駆動部42を介してモータ
20に制御信号を送り、用紙15の厚さに応じて重り2
2を移動させ、ピックアップロール14の押圧力を調整
させる。すなわち、用紙15が厚い場合には高い押圧力
が得られるように重り22を区間L3 側に、また用紙1
5が薄い場合には低い押圧力が得られるように重り22
を区間L1 側へ移動させる。なお、用紙検知センサ25
としては、たとえばフォトセンサ、微小角センサ等が用
いられる。フォトセンサを用いた場合には用紙15がピ
ックアップロール14により送り出されてからセンサへ
到達するまでの時間から用紙15の厚さを算出し、また
微小角センサを用いた場合にはその角度変化により用紙
15の厚さを検出することができる。
もので、用紙検知センサ25から出力された用紙検知信
号および重り検知センサ24a〜24dから出力された
重り検知信号はそれぞれCPU(中央処理装置)41に
入力される。このCPU41は用紙検知センサ25から
出力された用紙検知信号を受けて用紙15の厚さを判断
し、その結果に応じてモータ駆動部42を介してモータ
20に制御信号を送り、用紙15の厚さに応じて重り2
2を移動させ、ピックアップロール14の押圧力を調整
させる。すなわち、用紙15が厚い場合には高い押圧力
が得られるように重り22を区間L3 側に、また用紙1
5が薄い場合には低い押圧力が得られるように重り22
を区間L1 側へ移動させる。なお、用紙検知センサ25
としては、たとえばフォトセンサ、微小角センサ等が用
いられる。フォトセンサを用いた場合には用紙15がピ
ックアップロール14により送り出されてからセンサへ
到達するまでの時間から用紙15の厚さを算出し、また
微小角センサを用いた場合にはその角度変化により用紙
15の厚さを検出することができる。
【0015】また、このCPU41は重り検知センサ2
4a〜24d間の3つの区間毎にモータ20の一回当た
りの回転時間を異ならせている。すなわち、重り20が
重り検知センサ24aと重り検知センサ24bとの間の
区間L1 にあるときはモータ20をt秒間回転させ、重
り20が重り検知センサ24bと重り検知センサ24c
との間の区間L2 にあるときはモータ20を2t秒間回
転させ、重り20が重り検知センサ24cと重り検知セ
ンサ24dとの間の区間L3 にあるときはモータ20を
4t秒間回転させるというように差をつけ、1回当たり
の押圧量の変化量は押圧力の低い区間L1 では小さく、
押圧力の大きな区間L3 では大きくし、これにより用紙
15に適した押圧力の変化量を得るようになっている。
4a〜24d間の3つの区間毎にモータ20の一回当た
りの回転時間を異ならせている。すなわち、重り20が
重り検知センサ24aと重り検知センサ24bとの間の
区間L1 にあるときはモータ20をt秒間回転させ、重
り20が重り検知センサ24bと重り検知センサ24c
との間の区間L2 にあるときはモータ20を2t秒間回
転させ、重り20が重り検知センサ24cと重り検知セ
ンサ24dとの間の区間L3 にあるときはモータ20を
4t秒間回転させるというように差をつけ、1回当たり
の押圧量の変化量は押圧力の低い区間L1 では小さく、
押圧力の大きな区間L3 では大きくし、これにより用紙
15に適した押圧力の変化量を得るようになっている。
【0016】この給紙装置では、図示しない駆動モータ
によりピックアップロール14が回転駆動することによ
り、トレイ16から用紙15が1枚1枚送り出される。
送り出された用紙15は搬送路17に沿って移動し、フ
ィードロール18と分離ロール19との間を通過し、重
送された場合には1枚ずつ分離される。この分離ロール
19を通過した用紙15の先端が用紙検知センサ25に
到達すると、このセンサ25の検知信号を受けて、図3
に示したCPU41は用紙厚を判断し、その判断結果に
応じてモータ駆動部42を介してモータ20に制御信号
を送り、モータ20の回転制御を行う。すなわち、用紙
15が厚い場合には、押圧力が高くなるように重り22
を区間L3 、普通である場合には区間L2 、また用紙1
5が薄い場合には、押圧力が低くなるように重り22を
区間L1 側にそれぞれ移動させる。そして、このような
重り22の移動が重り検知センサ24a〜24dにより
検知され、重り22が区間L1 にあるときはモータ20
をt秒間、区間L2 にあるときはモータ20を2t秒
間、区間L3 にあるときはモータ20を4t秒間回転さ
せる。これにより1回当たりの押圧量の変化量が押圧力
の低い区間L1 では小さく、押圧力の大きな区間L3 で
は大きく、また中間の区間L2 ではその中間となり、こ
れにより用紙15の厚さに適した押圧力の変化量を得る
ことができる。
によりピックアップロール14が回転駆動することによ
り、トレイ16から用紙15が1枚1枚送り出される。
送り出された用紙15は搬送路17に沿って移動し、フ
ィードロール18と分離ロール19との間を通過し、重
送された場合には1枚ずつ分離される。この分離ロール
19を通過した用紙15の先端が用紙検知センサ25に
到達すると、このセンサ25の検知信号を受けて、図3
に示したCPU41は用紙厚を判断し、その判断結果に
応じてモータ駆動部42を介してモータ20に制御信号
を送り、モータ20の回転制御を行う。すなわち、用紙
15が厚い場合には、押圧力が高くなるように重り22
を区間L3 、普通である場合には区間L2 、また用紙1
5が薄い場合には、押圧力が低くなるように重り22を
区間L1 側にそれぞれ移動させる。そして、このような
重り22の移動が重り検知センサ24a〜24dにより
検知され、重り22が区間L1 にあるときはモータ20
をt秒間、区間L2 にあるときはモータ20を2t秒
間、区間L3 にあるときはモータ20を4t秒間回転さ
せる。これにより1回当たりの押圧量の変化量が押圧力
の低い区間L1 では小さく、押圧力の大きな区間L3 で
は大きく、また中間の区間L2 ではその中間となり、こ
れにより用紙15の厚さに適した押圧力の変化量を得る
ことができる。
【0017】なお、上記実施例においては、モータ20
の回転時間を変えることにより各区間の押圧量の1回当
たりの変化量を変えるようにしたが、これはモータ20
の回転時間は一定にして電圧を変えることにより回転数
を変化させるような構成としてもよい。
の回転時間を変えることにより各区間の押圧量の1回当
たりの変化量を変えるようにしたが、これはモータ20
の回転時間は一定にして電圧を変えることにより回転数
を変化させるような構成としてもよい。
【0018】図4は本発明の他の実施例に係る給紙装置
の要部の構成を表すものである。
の要部の構成を表すものである。
【0019】本実施例においては、モータ20のシャフ
ト30に形成するねじ溝30aの間隔を、モータ20の
回転時間と押圧力の大きさとの関係が図5に示した曲線
になるように、先端側を広くし、モータ20側の端部に
なるにつれて狭くなるように設定する。そして、このシ
ャフト30の上部にシャフト30に対して並行にシャフ
ト32を配設し、これをロール支持体11の上面に設け
たブラケット23、33で支持し、このシャフト32に
沿って重り31を左右に摺動可能とし、さらにこの重り
31の下部に下方に向けてガイドピン31aを取り付け
ている。このガイドピン31aがシャフト30の回転に
伴いねじ溝30aに沿って移動し、これにより重り31
を左右に移動可能としている。
ト30に形成するねじ溝30aの間隔を、モータ20の
回転時間と押圧力の大きさとの関係が図5に示した曲線
になるように、先端側を広くし、モータ20側の端部に
なるにつれて狭くなるように設定する。そして、このシ
ャフト30の上部にシャフト30に対して並行にシャフ
ト32を配設し、これをロール支持体11の上面に設け
たブラケット23、33で支持し、このシャフト32に
沿って重り31を左右に摺動可能とし、さらにこの重り
31の下部に下方に向けてガイドピン31aを取り付け
ている。このガイドピン31aがシャフト30の回転に
伴いねじ溝30aに沿って移動し、これにより重り31
を左右に移動可能としている。
【0020】このような構成により本実施例の給紙装置
では、図1で示した用紙検知センサ25からの検知信号
に応じてモータ20を回転させることにより、押圧力が
変化するとともに、その変化量が自動的に、押圧力が高
い所では大きく、押圧力が低い所では小さくなる。した
がって、第1の実施例のように重り検知センサ24a〜
24da設ける必要がなくなり、しかもモータ20の回
転時間もしくは電圧を変化させる必要がなくなる。
では、図1で示した用紙検知センサ25からの検知信号
に応じてモータ20を回転させることにより、押圧力が
変化するとともに、その変化量が自動的に、押圧力が高
い所では大きく、押圧力が低い所では小さくなる。した
がって、第1の実施例のように重り検知センサ24a〜
24da設ける必要がなくなり、しかもモータ20の回
転時間もしくは電圧を変化させる必要がなくなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の給紙装置に
よれば、複数枚の用紙を積み重ねて収容する用紙収容部
と、この用紙収容部に収容された用紙を自重により最上
位紙より順に押圧した状態で前記用紙収容部から送り出
す給紙手段と、この給紙手段による押圧力を前記用紙の
厚さに応じて調整しうる押圧力調整手段と、前記用紙収
容部の給紙方向の下流側に配設され、前記用紙収容部か
ら送り出された用紙を検知する用紙検知手段と、この用
紙検知手段の検知結果に応じて前記用紙の厚さを検出
し、前記押圧力調整手段による押圧力が適性値になるよ
うに変化させる押圧力制御手段と、この押圧力制御手段
による押圧力の1回当たりの変化量を押圧力の大きさに
応じて変化させる押圧力変化量制御手段とを備え、給紙
手段による押圧力が用紙の厚さに応じて変化するととも
に、この押圧力の変化量が、押圧力の高い所では大き
く、また押圧力の低い所では小さくなるように構成した
ので、用紙の厚さに応じた最適の押圧力により安定した
用紙送りを実現できる。
よれば、複数枚の用紙を積み重ねて収容する用紙収容部
と、この用紙収容部に収容された用紙を自重により最上
位紙より順に押圧した状態で前記用紙収容部から送り出
す給紙手段と、この給紙手段による押圧力を前記用紙の
厚さに応じて調整しうる押圧力調整手段と、前記用紙収
容部の給紙方向の下流側に配設され、前記用紙収容部か
ら送り出された用紙を検知する用紙検知手段と、この用
紙検知手段の検知結果に応じて前記用紙の厚さを検出
し、前記押圧力調整手段による押圧力が適性値になるよ
うに変化させる押圧力制御手段と、この押圧力制御手段
による押圧力の1回当たりの変化量を押圧力の大きさに
応じて変化させる押圧力変化量制御手段とを備え、給紙
手段による押圧力が用紙の厚さに応じて変化するととも
に、この押圧力の変化量が、押圧力の高い所では大き
く、また押圧力の低い所では小さくなるように構成した
ので、用紙の厚さに応じた最適の押圧力により安定した
用紙送りを実現できる。
【図1】 本発明の第1の実施例に係る給紙装置の構成
を表す側面図である。
を表す側面図である。
【図2】 図1の給紙装置の要部を取り出して示す側面
図である。
図である。
【図3】 図1の給紙装置の制御部の構成を表すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る給紙装置の要部
構成を表す側面図である。
構成を表す側面図である。
【図5】 図4の給紙装置におけるモータの回転時間と
押圧力との関係を表す図である。
押圧力との関係を表す図である。
【図6】 従来の給紙装置の構成を表す側面図である。
【図7】 用紙の厚さとピックアップロールの押圧力と
の関係で用紙の搬送状態を説明するための図である。
の関係で用紙の搬送状態を説明するための図である。
11…ロール支持体、12…回転軸、14…ピックアッ
プロール、15…用紙、16…トレイ(用紙収容部)、
19…分離ロール、20…モータ、21…シャフト、2
2…重り、24a〜24…重り検知センサ、25…用紙
検知センサ
プロール、15…用紙、16…トレイ(用紙収容部)、
19…分離ロール、20…モータ、21…シャフト、2
2…重り、24a〜24…重り検知センサ、25…用紙
検知センサ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数枚の用紙を積み重ねて収容する用紙
収容部と、この用紙収容部に収容された用紙を自重によ
り最上位紙より順に押圧した状態で前記用紙収容部から
送り出す給紙手段と、この給紙手段による押圧力を前記
用紙の厚さに応じて調整しうる押圧力調整手段と、前記
用紙収容部の給紙方向の下流側に配設され、前記用紙収
容部から送り出された用紙を検知する用紙検知手段と、
この用紙検知手段の検知結果に応じて前記用紙の厚さを
検出し、前記押圧力調整手段による押圧力が適性値にな
るように変化させる押圧力制御手段と、この押圧力制御
手段による押圧力の変化量を押圧力の大きさに応じて変
化させる押圧力変化量制御手段とを備えたことを特徴と
する給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151553A JPH05743A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151553A JPH05743A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05743A true JPH05743A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15521041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3151553A Pending JPH05743A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05743A (ja) |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP3151553A patent/JPH05743A/ja active Pending
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