JPH0563945U - フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナット - Google Patents
フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナットInfo
- Publication number
- JPH0563945U JPH0563945U JP1295292U JP1295292U JPH0563945U JP H0563945 U JPH0563945 U JP H0563945U JP 1295292 U JP1295292 U JP 1295292U JP 1295292 U JP1295292 U JP 1295292U JP H0563945 U JPH0563945 U JP H0563945U
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- Japan
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- protector
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フューエルタンクのフランジ部の取付凸部に
樹脂ナットを装着する際に,両者の締付穴を一致させる
に当たって,穴さぐり動作を行う必要がなく,またその
組付作業性に優れたフューエルタンクのプロテクタ取付
用樹脂ナットを提供すること。 【構成】 フューエルタンク8の取付凸部81にプロテ
クタ9のプロテクタフランジ部91を固定する際に,上
記取付凸部81に装着する樹脂ナット1において,該樹
脂ナット1は取付凸部81の周縁を覆う位置決め凹部7
2を有すること。位置決め凹部72は,上記周縁を三方
向から覆って,上記締付穴を自動的に一致させる。
樹脂ナットを装着する際に,両者の締付穴を一致させる
に当たって,穴さぐり動作を行う必要がなく,またその
組付作業性に優れたフューエルタンクのプロテクタ取付
用樹脂ナットを提供すること。 【構成】 フューエルタンク8の取付凸部81にプロテ
クタ9のプロテクタフランジ部91を固定する際に,上
記取付凸部81に装着する樹脂ナット1において,該樹
脂ナット1は取付凸部81の周縁を覆う位置決め凹部7
2を有すること。位置決め凹部72は,上記周縁を三方
向から覆って,上記締付穴を自動的に一致させる。
Description
【0001】
本考案は,車両のフューエルタンクにプロテクタを取り付ける際に用いる樹脂 ナットに関する。
【0002】
図7〜図10に示すごとく,車両に設けられたフューエルタンク8には,その 下方にプロテクタ9が取付けられる。該プロテクタ9は,路面,飛び石,泥水等 から,フューエルタンク8の損傷を保護するためのカバーである。 また,フューエルタンク8にプロテクタ9を取り付けるに当たっては,図8, 9に示すごとく,フューエルタンク8のフランジ部80に突設したプロテクタ取 付用の取付凸部81に対して,プロテクタ9のプロテクタフランジ部91を固定 する。
【0003】 この際,取付凸部81には樹脂ナット7を装着し,該樹脂ナット7の下片73 をプロテクタフランジ部91との間に介在させ,これらをスクリュー85により 固定している。 樹脂ナット7は,上部にボス部71を有し,該ボス部71にはスクリュー85 を螺着するためのネジ穴710を有する。
【0004】 また,樹脂ナット7は,取付凸部81の先端面811に当接させる内接面72 を有すると共に,下片73と上片75との間には取付凸部81を挟持させるため の開口部70を有する。 樹脂ナット7を取付凸部81に装着するに当たっては,図9及び図10に示す ごとく,上記開口部70を取付凸部81の先端面811の方向から挟持するよう に差し込み,該先端面811を樹脂ナット7の内接面72に当接させる。
【0005】 次に,樹脂ナット7におけるボス部のネジ穴710と,取付凸部81の締付穴 815と,樹脂ナットの下片73の締付穴731とが一致するように,樹脂ナッ ト7の位置を調整する。 その後,上記ネジ穴710,締付穴731,815,プロテクタ9におけるプ ロテクタフランジ部91の締付穴915とを一致させ,プロテクタフランジ部9 1と取付凸部81と樹脂ナット7とを,スクリュー85により固定する。なお, 図9における,符号86はワッシャである。
【0006】
しかしながら,上記従来の樹脂ナット7においては,上記ネジ穴710及び締 付穴731と,取付凸部81の締付穴815とを一致させるために,樹脂ナット 7を動かし,目視により確認しながら,いわゆる穴さぐり動作を行う必要がある 。 そのため,フューエルタンクとプロテクタとの組付作業に時間を要し,組付作 業性が悪い。 本考案はかかる従来の問題点に鑑み,上記穴さぐり動作を不要となし,組付作 業性に優れたフューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナットを提供しようとす るものである。
【0007】
本考案は,車両に設けられたフューエルタンクのフランジ部にフューエルタン クの下方を覆うプロテクタを固定する際に,該フランジ部に突設したプロテクタ 取付用の取付凸部に対して装着する樹脂ナットであって,該樹脂ナットは,上記 取付凸部の周縁を覆う位置決め凹部を有することを特徴とするフューエルタンク のプロテクタ取付用樹脂ナットにある。 本考案において最も注目すべきことは,上記樹脂ナットが上記フランジ部に突 設した取付凸部の周縁を覆う位置決め凹部を有することである。
【0008】 上記位置決め凹部は,樹脂ナットの上片と下片との間において,その内部の周 縁に形成される。この位置決め凹部は,取付凸部の周縁に当接したとき,樹脂ナ ットのネジ穴等の穴と取付凸部の締付穴とが一致するよう形成してある。そのた め,位置決め凹部は樹脂ナットの周縁端の形状と略同形状を有することが好まし い。
【0009】 また,取付凸部の周縁とは,取付凸部の先端面及び左右両端面をいう。なお, 樹脂ナットの位置決め凹部は,取付凸部の先端面及び左右両端面に当接して,上 記穴の位置決めを行うものである。そのため,位置決め凹部の左右両端面は,取 付凸部における全ての左右両端面を覆うものである必要はなく,実施例に示すご とく,左右両端面の半分程度を覆うものであっても良い。
【0010】 換言すれば,位置決め凹部は,樹脂ナットを取付凸部に装着したとき,その三 方向から樹脂ナットの上記穴と取付凸部の締付穴とを位置決めできるものであれ ば良い。 上記樹脂ナットは,ポリアミド樹脂,炭化水素系樹脂などにより作製する。
【0011】
本考案にかかる樹脂ナットをフランジ部の取付凸部に装着するに当たっては, 取付凸部の先端面に,樹脂ナットの位置決め凹部の開口部を嵌め,樹脂ナットを 押す。これにより,位置決め凹部の中へ上記先端面が挿入されていく。 そして位置決め凹部の内側周縁に取付凸部の先端面及び左右両端面の周縁が当 接する。このとき,樹脂ナットのネジ穴及び締付穴は,取付凸部の締付穴と同じ ところに位置する。
【0012】 即ち,本考案においては,樹脂ナットを取付凸部に嵌め込み,その位置決め凹 部が取付凸部の周縁を覆うよう挿入することにより,自動的に取付凸部及び樹脂 ナットの穴位置が合致する。 そのため,取付凸部に樹脂ナットを装着するに当たって,従来のごとく穴さぐ り動作を行う必要がない。それ故,フューエルタンクとプロテクタとの組付作業 性も向上する。 したがって本考案によれば,上記穴さぐり動作を不要となし,組付作業性に優 れた,フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナットを提供することができる 。
【0013】
本考案の実施例にかかるフューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナットにつ き,図1〜図6,及び前記図10を用いて説明する。 本例の樹脂ナット1は,図1及び図2に示す如く車両に設けられたフューエル タンク8のフランジ部80に,フューエルタンク8の下方を覆うプロテクタ9を 固定する際に,フランジ部80に突設した取付凸部81に装着するものである。 該樹脂ナット1は,上記取付凸部81の周縁810を覆う位置決め凹部12を有 する。
【0014】 図2に示すごとく,上記取付凸部81の周縁810は,略平坦状の先端面81 1と弧状の左右両端面812,813とを有する。 樹脂ナット1の位置決め凹部12は,上記先端面811と当接する平坦状の内 接面121と,上記取付凸部81の左右両端面812,813と当接するほぼ同 形状の左右の内接面122,123とを有する。
【0015】 また,樹脂ナット1は,図1,図3〜図6に示すごとく,下片13と上片15 と,両者の間に形成された開口部10とを有する。上片15の上部には,ボス部 11を有する。ボス部11にはスクリュー85(図1,図2)を螺着するための ネジ穴110を有する。下片13には,上記ネジ穴110と同軸上に締付穴13 1を有する。その他は,前記従来例と同様である。
【0016】 次に作用効果につき説明する。 樹脂ナット1を取付凸部81に装着するに当たっては,図1,2(図10参照 )に示すごとく,取付凸部81の先端面811に樹脂ナット1の開口部10を嵌 め,樹脂ナット1を押す。これにより,樹脂ナット1の位置決め凹部12の中へ ,取付凸部81の先端面811及び左右両端面812,813が入り込む。
【0017】 そして,位置決め凹部12の最奥部の内接面121と左右の内接面122,1 23に対して,取付凸部81の先端面811及び左右両端面812,813がそ れぞれ当接する。 このとき,樹脂ナット1のネジ穴111及び締付穴131は,取付凸部81の 締付穴815(図10)と同じ場所に位置する。その後は,前記従来例に示した ごとく,樹脂ナット1のネジ穴11にスクリュー85を螺着する(図1,図2) 。
【0018】 上記のごとく,本例の樹脂ナット1によれば,樹脂ナット1を取付凸部81に 嵌め込み,その位置決め凹部12が取付凸部81を覆うように挿入することによ り,自動的に取付凸部81及び樹脂ナット1の穴位置が合致する。 そのため,取付凸部81に樹脂ナット1を装着するに当たって,従来のごとく ,穴さぐり動作を行う必要がない。それ故,フューエルタンク8とプロテクタ9 との組付作業性も向上する。
【図1】実施例において,樹脂ナットをフランジ部の取
付凸部に装着しフューエルタンクとプロテクタとを固定
した状態を示す断面図及び要部拡大側面図。
付凸部に装着しフューエルタンクとプロテクタとを固定
した状態を示す断面図及び要部拡大側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】実施例における樹脂ナットの平面図。
【図4】実施例における樹脂ナットの側面図。
【図5】実施例における樹脂ナットの裏面図。
【図6】図3のA−A断面図。
【図7】従来のフューエルタンク及びプロテクタの平面
図。
図。
【図8】図7の要部拡大図。
【図9】従来の樹脂ナットを取付凸部に装着した図。
【図10】従来の樹脂ナット,取付凸部,プロテクタフ
ランジ部の展開斜視図。
ランジ部の展開斜視図。
1...樹脂ナット, 10...開口部, 11...ボス部, 111...ネジ穴, 12...内接面, 13...下片, 15...上片, 8...フューエルタンク, 81...取付凸部, 9...プロテクタ, 91...プロテクタフランジ部,
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に設けられたフューエルタンクのフ
ランジ部にフューエルタンクの下方を覆うプロテクタを
固定する際に,該フランジ部に突設したプロテクタ取付
用の取付凸部に対して装着する樹脂ナットであって, 該樹脂ナットは,上記取付凸部の周縁を覆う位置決め凹
部を有することを特徴とするフューエルタンクのプロテ
クタ取付用樹脂ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992012952U JP2543405Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992012952U JP2543405Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563945U true JPH0563945U (ja) | 1993-08-24 |
JP2543405Y2 JP2543405Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=11819615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992012952U Expired - Lifetime JP2543405Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | フューエルタンクのプロテクタ取付用樹脂ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543405Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101357505B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2014-02-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 공조덕트 장착구조 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585547A (ja) * | 1981-06-13 | 1983-01-12 | フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト | 車両用シヨツクアブソ−バ |
JPS58141345A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-22 | Toshin Seikou Kk | 有価金属の回収方法 |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP1992012952U patent/JP2543405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585547A (ja) * | 1981-06-13 | 1983-01-12 | フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト | 車両用シヨツクアブソ−バ |
JPS58141345A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-22 | Toshin Seikou Kk | 有価金属の回収方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101357505B1 (ko) * | 2012-08-31 | 2014-02-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 공조덕트 장착구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543405Y2 (ja) | 1997-08-06 |
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