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JPH0558983B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0558983B2
JPH0558983B2 JP62178359A JP17835987A JPH0558983B2 JP H0558983 B2 JPH0558983 B2 JP H0558983B2 JP 62178359 A JP62178359 A JP 62178359A JP 17835987 A JP17835987 A JP 17835987A JP H0558983 B2 JPH0558983 B2 JP H0558983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamping
banknote
mode
stamp
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62178359A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6423916A (en
Inventor
Hideyuki Hibari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority to JP62178359A priority Critical patent/JPS6423916A/ja
Publication of JPS6423916A publication Critical patent/JPS6423916A/ja
Publication of JPH0558983B2 publication Critical patent/JPH0558983B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は紙幣計数機に関わり、紙幣を計数した
後に帯封上に確認のための捺印を行うようにした
紙幣計数機の捺印指示装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、この種の紙幣計数機として、本出願人は
実開昭58−155062号公報に示す「紙葉類計数機に
おける捺印体保持装置」及び実公昭57−21085号
公報に示す「紙葉類計数機における捺印装置」を
既に提供している。
これらの公報に記載された計数機は、公転しな
がら自転する吸引軸内の真空圧により、ホルダに
装填された紙幣束を一枚ずつ吸着してめくり取り
ながら計数するものであつて、この計数結果が予
め設定された設定枚数と一致し、かつ、これら計
数紙幣に異種券が含まれていないことが判断され
た場合に、紙幣束の帯封上に、該帯封の表面ある
いは裏面側から、あるいは該帯封の上面あるいは
下面側から確認のための捺印を行うものである。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記のように構成された紙幣計数機
においては、例えば紙幣束の計数値が100であれ
ば、帯封上に無条件に検印、係員名、日付け、銀
行名などを捺印していたが、このような捺印の向
きは、紙幣束をホルダに対してどのような方向で
装填するかにより決定されていた。
つまり、ホルダに対して紙幣束を表向きに装填
した場合には、帯封の表面側と下面側とに捺印さ
れるが、ホルダに対して紙幣束を裏向きに装填し
た場合には、帯封の裏面側と上面側とに捺印され
ることになつて、必ずしも、捺印の向きが統一さ
れないという不具合があつた。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもの
であつて、例えば、上面(または下面)の帯封に
検印スタンプを、また、該帯封の表面(または裏
面)に日付スタンプを捺印するといつた指定がで
きて、これら検印スタンプあるいは日付スタンプ
等が捺印される帯封面を統一することが可能な紙
幣計数機を得ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 このような目的を達成するため、第1の発明
は、ホルダに装填された紙幣を吸引軸に吸着しつ
つ一枚ずつめくり取りながら計数し、この計数結
果が予め設定された値と一致しているか否かを判
断する紙幣計数機において、前記ホルダに装填さ
れた紙幣束の帯封上に、該帯封の表面あるいは裏
面側から捺印する第1の捺印機構と、前記ホルダ
に装填された紙幣束の帯封上に、該帯封の上面あ
るいは下面側から捺印する第2の捺印機構と、1
枚目の紙幣の表面パターンを読み取り、この表面
パターンを予め記憶された基準データと比較する
ことにより、紙幣束の表裏を判別して、該紙幣束
が前記第1、第2の捺印機構に対して装填されて
いる方向を判断する紙幣検出機構と、前記第1の
捺印機構によつて捺印される面を帯封の表面ある
いは裏面について指定する第1の捺印位置指定機
能と、前記第2の捺印機構によつて捺印される面
を帯封の上面あるいは下面について指定する第2
の捺印位置指定機能と、前記第1の捺印位置指定
機能による帯封の表面あるいは裏面のいずれか一
方の指定と、前記紙幣検出機構による表裏判別の
結果とが一致対応した場合に、前記第1の捺印機
構を動作させ、また、前記第2の捺印位置指定機
能による帯封の上面あるいは下面のいずれか一方
の指定と、前記紙幣検出機能による表裏判別の結
果とが一致対応した場合に、前記第2の捺印機能
を動作させる捺印制御機能とを設けるようにして
いる。
一方、第2の発明によれば、前記ホルダに装填
された紙幣束の帯封上に、該帯封の表面及び裏面
側からそれぞれ捺印する第1の捺印機構と、前記
ホルダに装填された紙幣束の帯封上に、該帯封の
上面及び下面側からそれぞれ捺印する第2の捺印
機構と、1枚目の紙幣の表面パターンを読み取
り、この表面パターンを予め記憶された基準デー
タと比較することにより、紙幣束の表裏を判別し
て、該紙幣束が前記第1、第2の捺印機構に対し
て装填されている方向を判断する紙幣検出機構
と、 前記第1の捺印機構によつて捺印される面を帯
封の表面あるいは裏面について指定する第1の捺
印位置指定機能と、前記第2の捺印機構によつて
捺印される面を帯封の上面あるいは下面について
指定する第2の捺印位置指定機能と、前記第1の
捺印位置指定機能による帯封の表面あるいは裏面
のいずれか一方の指定と、前記紙幣検出機構によ
る表裏判別の結果とが一致対応する表裏いずれか
一方の面の前記第1の捺印機構を選択動作させ、
また、前記第2の捺印位置指定機能による帯封の
上面あるいは下面のいずれか一方の指定と、前記
紙幣検出機能による表裏判別の結果とが一致対応
する上下いずれか一方の面の前記第2の捺印機能
を選択動作させる捺印制御機能とを設けるように
している。
「作用」 第1の発明によれば、ホルダに装填された紙幣
束の帯封上に、該帯封の表面あるいは裏面側から
捺印する第1の捺印機構と、前記ホルダに装填さ
れた紙幣束の帯封上に、該帯封の上面あるいは下
面側から捺印する第2の捺印機構とが設けられて
いるので、前記ホルダに対する紙幣束の装填方向
を上下に適宜変更することによつて、帯封の表
面、裏面、上面、下面に捺印することができる。
また、第1の捺印位置指定機能による帯封の表
面あるいは裏面のいずれか一方の指定と、前記紙
幣検出機構による表裏判別の結果とが一致対応し
た場合に、第1の捺印機構によつて帯封上に捺印
させ、また、前記第2の捺印位置指定機能による
帯封の上面あるいは下面のいずれか一方の指定
と、前記紙幣検出機能による表裏判別の結果とが
一致対応した場合に、第2の捺印機能によつて帯
封上に捺印させるようにしたので、これら第1及
び第2の捺印機能による各捺印を帯封の同一面に
統一して行うことができる。
第2の発明によれば、ホルダに装填された紙幣
束の帯封上に、該帯封の表面及び裏面側からそれ
ぞれ捺印する第1の捺印機構と、前記ホルダに装
填された紙幣束の帯封上に、該帯封の上面及び下
面側からそれぞれ捺印する第2の捺印機構とが設
けられているので、第1の捺印機構によつて帯封
の表面と裏面とに捺印することができ、また、第
2の捺印機構によつて帯封の上面と下面とに捺印
することができる。
つまり、前記第1の捺印機構、第2の捺印機構
によつて互いに対向する方向から帯封にそれぞれ
捺印することができるので、ホルダーに対する紙
幣束の装填方向を変更することなく、指定した面
に対応するところの捺印機構の自動的に選択動作
させて、帯封の任意の面に捺印することができ
る。
つまり、第1の捺印位置指定機能による帯封の
表面あるいは裏面のいずれか一方の指定と、前記
紙幣検出機構による表裏判別の結果とが一致対応
する表裏いずれか一方の面の前記第1の捺印機構
を選択動作させ、また、前記第2の捺印位置指定
機能による帯封の上面あるいは下面のいずれか一
方の指定と、前記紙幣検出機能による表裏判別の
結果とが一致対応する上下いずれか一方の面の前
記第2の捺印機能を選択動作させるようにしたの
で、第1の発明と同様に、これら第1及び第2の
捺印機能による各捺印を帯封の同一面に統一して
行うことができる。
「実施例」 以下、本発明を第1図〜第10図に示す一実施
例に基づいて説明する。
まず、第1図ないし第3図にしたがつて紙幣計
数機機構の構成を説明すれば、この計数機構は、
紙幣Sをホルダ1に載せてこのホルダ1を軸2を
中心として水平旋回させることにより、第1図実
線で示す計数位置、あるいは第1図鎖線で示す待
機位置に移動させ、ホルダ1が計数位置にあると
きに、回転筒3を軸4を中心として第1図反時計
方向に回転させながら、回転筒3上の吸引軸5を
軸6を中心として時計方向に回転させ、この吸引
軸5内に真空圧を作用させてホルダー1上の紙幣
Sを1枚ずつめくり取りながら計数を行なうとと
もに、後述する投光器から紙幣Sの表面に照射し
た光線の反射光を受光器で読取つて紙幣の判別を
行なうようにした基本構成となつている。
前記ホルダー1には、紙幣Sを裏側(吸引軸5
の反対側)から支える台板1aが設けられ、この
台板1aの表面1bは、反射光レベルが低くなる
よう黒色系で形成されている。
前記回転筒3および吸引軸5の軸4,6は、第
3図に示すように中空状に形成されるとともに、
吸入管路7を介して真空ポンプ8の吸入ポート9
に接続されており、この真空ポンプ8の真空圧
が、前記吸引軸5の外周の一部に設けた開口部1
0を介して紙幣Sに作用することにより、吸引軸
5に紙幣Sが吸着されるようになつている。ま
た、前記吸入管路7の途中には圧力センサ11が
設けられており、この圧力センサ11によつて、
吸入管路7内の真空圧が紙幣を吸着し得る程度に
上昇したか否かが検出されるようになつている。
一方、前記真空ポンプ8の排気ポート12に
は、排気管路13が接続されており、この排気管
路13の先端には、紙幣Sの側面に排気を吹付け
て紙幣S相互の分離を容易にするための排気ノズ
ル14が設けられ、一方、排気管路13の途中に
は、紙幣の計数が行なわれていないときに排気を
放出口15に切換えて排気ノズル14からの騒音
の発生を防止するソレノイドバルブ16が設けら
れている。
また、前記吸引軸5のそれぞれには、第1図〜
第3図に示すように、一対の位置規制片5aが固
定されている。この位置規制片5aは、吸引軸5
の側面から突出し、かつ該吸引軸5の開口部10
を間に挾むように設けられたものであつて、開口
部10から外気が吸引されて吸引軸5に紙幣が吸
着された際に、紙幣を側方から支持して、該紙幣
の倒れあるいは折り曲がりを防止するようになつ
ている。そして、このように前記位置規制片5a
によつて、吸引軸5が吸着分離した紙幣の起立状
態を保つことにより、二重送りされているか否か
を検知する箇所(第1図において紙幣が吸着分離
された位置Sa)に、該紙幣の位置決めが行なわ
れるようになつている。
また、前記回転筒3の外周には、磁性体からな
る作動片17が複数貼付されており、これらの作
動片17が磁気センサ18を作動させるか否かに
より各吸引軸5が待機位置(開口部10が紙幣に
正対しかつ吸引軸5内が真空ポンプ8と連通され
る位置)にあるか、あるいは開始位置(開口部1
0が紙幣に正対する直前の位置にあつて、かつ吸
引軸5内が真空ポンプ8から遮断される位置)に
あるかが検出されるようになつている。
なお、第3図において、符号19は回転筒3を
ベルト20を介して駆動する計数モータ、符号2
1は真空ポンプ8をベルト22を介して駆動する
ポンプモータ、符号23はホルダー1を旋回させ
るホルダーモータ、符号24Aおよび24Bは、
ホルダー1が閉位置(吸引軸5に接近した位置)
にあるか開位置(吸引軸5から離間した位置)に
あるかを検出するホルダー位置検出スイツチであ
る。
更に、回転筒3の近傍には、セパレータ25が
設けられており、このセパレータ25は、軸26
は水平旋回自在に支持されるとともに、ばね27
によつて第1図反時計方向に付勢され、更に、バ
ツチソレノイド28に操作されて第1図時計方向
に旋回させられるようになつている。そして、こ
のセパレータ25は、後述するように異金種紙幣
を検出したときにすでにめくり取られた紙幣とま
だめくり取られていない紙幣との間に挿入されて
両者を分離させる機能を有している。
次に、紙幣を束ねた帯封Bの面上に日付印、検
印等の確認印を押す捺印機構について第1図及び
第2図を参照して説明する。
まず、第1図において符号30で示されるもの
は、ホルダ1の側部に設けられた第1の捺印機構
であり、第1図及び第2図に符号31で示される
ものは、ホルダ1の下部に設けられた第2の捺印
機構である。
まず、第1の捺印機構30について説明する
と、前記ホルダ1の側部には、支持ピン30a,
30aによつて印鑑保持部材30b,30bが固
定されている。
これら印鑑保持部材30b,30bをホルダ1
に固定するための支持ピン30a,30aは、前
記印鑑保持部材30b,30bに形成された矢印
イ−ロ方向に沿う長穴(図示略)を貫通して配置
されており、前記支持ピン30a,30aを緩め
ることによつて、前記印鑑保持部材30b,30
bを長穴の配置されている矢印イ−ロ方向に沿つ
て移動させることが可能であり、印鑑(後述す
る)を帯封B上に位置合わせすることが可能であ
る。
また、これら印鑑保持部材30b,30bに
は、その軸線が台板1aの表面に対して直交する
方向に沿うガイド部材30c,30cが固定され
ている。
これらガイド部材30c,30cには、該ガイ
ド部材30c,30cの軸方向(矢印ハ−ニ方
向)に沿つて移動自在であり、かつ、圧縮ばね3
0d,30dによつて矢印ニ方向に付勢された印
鑑ホルダー30eが設けられ、この印鑑ホルダー
30eの内部には、先端の捺印部30fが帯封B
の表面または裏面に当接する印鑑30gが脱着自
在に設けられている(帯封Bの表面、裏面の定義
については後述する)。
一方、前記印鑑ホルダー30eの後方には、該
印鑑30gを矢印ハ方向に押圧して、その捺印部
30fを帯封Bの表面または裏面に当接させる押
圧機構30hが設けられている。
この押圧機構30hは、第1図の紙面と直交す
る方向に設けられた軸を中心に回転するロータリ
ーソレノイド(捺印ソレノイドA)30iと、こ
のロータリーソレノイド30iの偏心した位置に
おいて、その一端が回動自在に設けられて、その
他端が矢印ハ−ニ方向に沿つて移動する押圧作動
板30jと、この押圧作動板30jを両側から挾
持して、該押圧作動板30jの先端(他端)が矢
印ハ−ニ方向に移動するように支持するガイド3
0k,30kと、前記押圧作動板30jの先端に
設けられて、前記印鑑ホルダー30eの後端部に
当接する押圧部材30lとから構成されたもので
あつて、前記ロータリーソレノイド30iを矢印
ホ方向に回転駆動することによつて、押圧作動板
30jの先端の押圧部材30lの矢印ハ方向に移
動させ、これによつて、前記印鑑30gを同方向
に移動させて、該印鑑30gの捺印部30fを帯
封Bの表面または裏面に当接させるものである
(第2図に二点鎖線で示す位置に捺印される)。
次に、第2の捺印機構31について説明する
と、第2図において、符号31aで示すものは、
ホルダ1の下部に設けられた支持筒体であり、こ
の支持筒体31aの内部には、先端に印鑑31b
が取り付けられた印鑑ホルダー31cが図中上下
方向に移動自在に設けられ、前記印鑑ホルダー3
1cの下方には、該印鑑ホルダー31cの下端部
を上方に押圧する押圧機構31dが設けられてい
る。
この押圧機構31dは、捺印ソレノイドBと、
この捺印ソレノイドBによつて上方に移動させら
れる打撃体31eとから構成されたものであつ
て、この打撃体31eが上方に移動した場合に、
該打撃体31eの先端が印鑑ホルダー31cを上
方に押圧して、印鑑31b先端の捺印部31f
を、ホルダー1の下面の貫通孔31gを通じて、
帯封Bの上面部あるいは下面部に当接させるもの
である(帯封Bの上面、下面の定義については後
述する)。
なお、前記第1の捺印機構30の印鑑ホルダー
30fに取り付けられる印鑑30gとしては、例
えば、日付印、銀行名を記す印などが適当であ
り、また、前記第2の捺印機構31の印鑑ホルダ
ー30dに取り付けられる印鑑30bとしては、
例えば、紙幣束Sが所定枚数(例えば100枚)あ
ることが確認された場合に捺印する検印などが適
当である。
また、前記第2の捺印機構31においては、前
記ホルダー1に設けられた貫通孔31gを矢印イ
−ロに沿う長穴とし(第1図参照)、更に、この
長穴に沿つて前記印鑑ホルダー30dの位置を変
更する機構を設けることにより、帯封Bの矢印イ
−ロ方向に沿うずれに対応させるようにしても良
い。
次に、前記吸引軸5によつてめくり取られた紙
幣の二重送り検出機構について第1図を参照して
説明する。
第1図に符号37及び符号38でそれぞれ示す
ものは二重送り検出用ランプ及び受光素子(これ
ら素子によつて二重送り検知センサが構成され
る)であり、符号39で示すものは受光素子に光
を集光する集光レンズである。
前記二重送り検出用ランプ37及び受光素子3
8は共に回転筒3側に向けて設けられたものであ
つて、前記二重送り検出用ランプ37から発生さ
れた光線は、めくり取られた紙幣Saに対して交
差する方向から照射され、かつ該紙幣Saのめく
り取り部分における略中央位置に照射されるよう
になつている。
そして、このように光の照射が行なわれた紙幣
Saは、この紙幣Saを透過した光の量つまり透過
光量が受光素子38により検出され、更に、この
受光素子38が検出した透過光量に基づき二重送
りの判断がなされるようになつている。すなわ
ち、この透過光量が所定値以上であれば正常な送
り(一枚送り)と判断され、透過光量が処置値以
下であれば二重送りと判断されるようになつてい
る。
次に、紙幣の金種判別および表裏判別を行う判
別機構について第1図及び第2図を参照して説明
する。
図において符号40で示すものは、集積された
最前面の紙幣Sbに光を照射する投光器、符号4
1で示すものは、この投光器40から紙幣Sbに
照射された光の反射光を受光する受光器(検出素
子)であつて、投光器40から発せられた光線
は、紙幣Sbの二点鎖線で示すエリアEを含む領
域に照射されるようになつている。
また、前記受光器41は、紙幣表面のパターン
に応じた電気信号を発生させるエリアセンサ42
と、このエリアセンサ42に紙幣Sbの反射光を
集光する集合レンズ43とから構成されている。
そして、前記エリアセンサ42は、ライン状のイ
メージセンサがそのラインと直交する方向に多数
配置された2次元状のセンサで後述する判別制御
回路46から発せられるトリガ信号により動作し
て、前記エリアEのスキヤニングを行ない、この
エリアEの特定位置(ラインあるいは座標)にお
ける反射光量を電気信号に変換して、紙幣表面の
パターンに応じた波形の信号を出力するようにな
つている。つまり、前記エリアセンサ42は、そ
の横方向がエリアEのX座標に対応し、また、そ
の縦方向がエリアEのY座標に対応しており、こ
のようなエリアセンサの縦横座標とエリアEの
XF座標との対応によつて、エリアEにおける表
面パターン(ラインデータ)を例えば、Y=1、
Y=3とラインを指定して読み出すことができ、
更には、読み出されたエリアデータをROM61
(後述する)に記憶されている基準データと比較
して、紙幣Sbの金種判別及び表裏判別を行うこ
とができるようになつている(詳細は後述する)。
次いで、第4図A及び第4図Bにより、前記計
数機構および判別機構をそれぞれ操作する計数制
御回路(第1の捺印位置指定機能・第2の捺印位
置指定機能・捺印制御機能)45および判別制御
回路46(紙幣検出機構)を説明する。
すなわち、計数制御回路45は、後述する計数
制御プログラム(第5図A及び第6図参照)等を
記憶しているROM47と、このROM47に記
憶されているプログラムに従つて各種データの書
込みと読出しとを行なうRAM48と、これらを
制御するCPU49とから構成されている。更に、
CPU49には、入力側I/Oポート50および
レシーバ51を介して、計数動作開始を指示する
スタートスイツチ52、金種及び二重送り判別を
行うための検出モードスイツチ53、表裏判別を
行うための表裏モードスイツチ54が接続される
とともに、ホルダー1が閉位置にあるか開位置に
あるかを検出するホルダ位置検出センサ24Aお
よび24B、回転筒位置センサ18、圧力センサ
11及びクリアスイツチ等のその他の操作スイツ
チ(第1の捺印位置指定機能・第2の捺印位置指
定機能)55がそれぞれ接続されている。
なお、前記操作スイツチ55としては、クリア
スイツチの他、計数加算、指定(バツチ)、再鑑
(チエツク)、捺印などのモードが適宜選択される
モード選択スイツチ(図示略)などがある。
前記モード選択スイツチによつて選択される
種々のモードの内、「計数加算」とは、第6図の
フローチヤートでも説明するが、紙幣の計数及び
計数値を計数毎に累積して加算してゆくモードで
あり(第6図のステツプ180で後述)、「指定(バ
ツチ)」とは、紙幣の計数を例えば50枚と指定し、
50枚の計数が完了した時点でセパレータ25を動
作させて、計数紙幣と未計数紙幣とを分離させる
モードであり(第6図のステツプ109で後述)、ま
た、「再鑑(チエツク)」とは、束ねられた紙幣が
所定枚数あるか否かを確認するモードであり(第
6図のステツプ160で後述)、更に、「捺印」とは、
紙幣の再鑑を行つた後この再鑑の結果が正しいな
らば帯封Bに捺印する(検印、係員名、銀行名の
印、日付印等を押す)モードである(第6図のス
テツプ162〜177で後述)。
更に、このモード選択スイツチによつて選択さ
れる計数加算、指定(バツチ)、再鑑(チエツ
ク)、捺印などのモードは、前述したような金種
及び二重送り判別を行うための検出モードスイツ
チ53と第4図Bの表に示す如き関係にある。
つまり、モード選択スイツチの内、計数加算モ
ード、指定モード、再鑑モードを選択した場合に
は、これらモードを選択する毎に、検出モードス
イツチ53をONとするか、OFFするかの指定が
必要であり(ただし、計数加算モードを選択した
場合には検出モードスイツチ53を自動的にON
に指定することも可)、また、前記モード選択ス
イツチの内、捺印モードを選択した場合には、検
出モードスイツチ53が自動的にONに指定され
て、操作者による検出モードスイツチ53の指定
作業が省略されるようになつている。
そして、更に、前記捺印モードを選択した場合
には、上述したように、検出モードスイツチ53
は自動的にONに指定される一方で(第4図Bに
おける「自動設定」を示す)、1回に限りOFF指
定され得るようになつている。つまり、捺印モー
ドを選択して、検出モードスイツチ53をOFF
指定した場合において、(1)紙幣の計数を1回行つ
たとき、(2)検出モードスイツチをOFF指定した
後、10秒以内にスタートスイツチ52を押さない
とき、(3)検出モードスイツチ53をON指定した
ときには、前記検出モードスイツチ53がOFF
のモードから元のONのモードに自動解除される
ようになつている。
なお、前記捺印モードは、捺印モード選択スイ
ツチ〔〕のON−OFFによつて選択され、更
に、この検印モード選択スイツチ〔〕がONの
場合に、捺印目的に応じて分類された検印用スイ
ツチ〔〕、日付け用スイツチ〔〕(第4図C参
照)のON−OFFによつて、検印スタンプ(印鑑
31b)が押されるか、日付用スタンプ(印鑑3
0g)が押されるかがそれぞれ選択されるように
なつている。
これら捺印モード選択スイツチ〔〕、検印用
スイツチ〔〕、日付け用スイツチ〔〕につい
て順に説明すると、まず、捺印モード選択スイツ
チ〔〕は、メインのスイツチであつて、まず、
これをONに設定することにより、捺印モードの
選択が行なわれるとともに、自動的に、検印用ス
イツチ〔〕の上モードスイツチ(後述する)が
ONに設定され、かつ、日付け用スイツチ〔〕
の表モードスイツチ(後述する)がONに設定さ
れるようになつている(第5図Bのステツプ61で
述べる)。
また、前記検印用スイツチ〔〕は、検印モー
ドが選択される検印モードスイツチと、上モード
スイツチ、下モードスイツチとからなるものであ
つて、これらモードスイツチの内、検印モードス
イツチがONに設定された場合には、自動的に上
モードスイツチがONに設定されるようになつて
いる(ステツプ62〜63で述べる)。前記日付用ス
イツチ〔〕は、日付印モードが選択される日付
印モードスイツチと、表モードスイツチ、裏モー
ドスイツチとからなるものであつて、これらモー
ドスイツチの内、日付印モードスイツチがONに
設定された場合には、自動的に表モードスイツチ
がONに設定されるようになつている(ステツプ
69〜70で述べる)。
なお、上記したモードスイツチにおいて説明し
た、「上モード」とは、第4図Dに示すように、
紙幣Sの裏面が検出されたときに第2の捺印機構
31のソレノイドBを動作させて、帯封Bの上面
に捺印させるモードであり、「下モード」とは、
第4図Eに示すように、紙幣Sの表面が検出され
たとき同ソレノイドBを動作させて、帯封Bの下
面に捺印させるモードである。また、「表モード」
とは、第4図Fに示すように、紙幣Sの表面が検
出されたときに第1の捺印機構30のソレノイド
Aを動作させて、帯封Bの表面側に捺印させるモ
ードであり、「裏モード」とは、第4図Gに示す
ように、紙幣Sの裏面が検出されたときに同ソレ
ノイドAを動作させて、帯封Bの裏面側に捺印さ
せるモードである。
一方、第4図Aに示すスタートスイツチ52
は、この一実施例ではホルダー1に設けた押ボタ
ン60(第1図参照)から構成されているが、例
えば、ホルダー1に紙幣Sが装填されたことを検
出するセンサ(図示略)をスタートスイツチ52
として使用してもよい。
また、前記CPU49には、出力側I/Oポー
ト61およびドライバ62を介して、第1の捺印
機構30の捺印ソレノイドA(捺印ソレノイド3
0i)、第2の捺印機構31の捺印ソレノイドB、
二重送り検出用ランプ37あるいは投光器40と
からなるランプ、ホルダーモータ23、計数モー
タ19、ポンプモータ21、ソレノイドバルブ1
6、バツチソレノイド28、および紙幣計数機の
操作パネル(図示略)などに設けられて紙幣の枚
数、異常の有無等を表示する表示部63がそれぞ
れ接続されている。
一方、前記判別制御回路46は、判別制御プロ
グラム(第7図及び第8図参照)等を記憶してい
るROM64と、このROM64に記憶されてい
るプログラムに従つて各種データの書き込みと読
み出しとを行うRAM65と、これらを制御する
CPU66とから構成されている。更に、前記
CPU66には、出力用I/Oポート70及び駆
動回路71を介してエリアセンサ34が接続さ
れ、このエリアセンサ34の出力が増幅器72、
A/Dコンバータ73、入力側I/Oポート74
を介して前記CPU66に入力されるようになつ
ている。
なお、前記駆動回路71からエリアセンサ34
に供給される駆動信号は、X軸駆動用信号とY軸
駆動用信号とからなり、これらX軸駆動用信号と
Y軸駆動用信号の出力によつて紙幣のエリアEに
おける特定位置の表面パターン(エリアデータ)
を読み出すようになつている。そして、このよう
なエリアEにおける表面パターンのデータを取り
出す際には、まず、Y軸駆動用信号を出力してエ
リアE(第2図参照)のY座標を決定してから、
X軸駆動用信号を出力してエリアEのX座標を決
定するようにすれば良い。例えば、Yを1に設定
してエリアEにおけるデータをラインデータ
(X、1)として読み出し、更に、Yを3に設定
してエリアEにおけるデータをラインデータ
(X、3)として読み出し、これら読み出された
複数のラインデータ(X、1)、(X、3)等を
RAM65に記憶されている基準データと比較す
るようにすれば良い(なお、駆動用信号のX軸及
びY軸は第2図に示すエリアEのX軸及びY軸に
それぞれ対応している)。
一方、前記A/Dコンバータ73には、エリア
センサ34と同様に、増幅器78を介して二重送
り検知センサ37,38が接続されている。ま
た、これら増幅器72,78とA/Dコンバータ
73との間には、出力側I/Oポート70からの
切換信号によつて動作するアナログスイツチ7
9,80がそれぞれ設けられており、これらアナ
ログスイツチ79,80によつて、エリアセンサ
34あるいは二重送り検知センサ37,38のい
ずれか一方の出力信号がA/Dコンバータ73に
送られるようになつている。
また、前記計数制御回路45のCPU49と判
別制御回路46のCPU66とは、データ転送用
I/Oポート81,82を介して相互に接続され
ており、相互にデータを変換して連動動作し得る
ように構成されている。
以下、第5図A〜第5図B及び第9図に従つ
て、前記計数制御回路45のROM47に記憶さ
れたプログラムの内容を紙幣計数機の動作ととも
に説明する。
なお、第5図A〜第5図BにおけるSNは以下
の説明におけるステツプNを示し、第9図おける
Tnは以下の説明におけるタイミングTnを示すも
のとする。
◇計数制御動作1(第5図A〜第5図B及び第9
図参照)。
<ステツプ1> 電源投入 <ステツプ2> ホルダ位置検出センサ24A,24Bの出力信
号により、ホルダ1が開位置にあるか否かを判断
し、NOの場合にはホルダーモータ23を駆動し
てホルダー1を開位置に設定し(ステツプ3)、
YESの場合には次のステツプ4へ進む。
<ステツプ4> 回転筒位置センサ18からの出力の有無によ
り、吸引軸5が待機位置(すなわち、吸引軸5が
紙幣に正対する位置)にあるか否かを判断し、
NOの場合には、計数モータ19を低速駆動して
吸引軸5を待機位置に設定し(ステツプ5)、
YESの場合には次のステツプ6へ進む。
<ステツプ6> モード設定スイツチの設定操作がなされている
か否かを判断し、YESの場合には各種のモード
設定操作、例えば指定モード(バツチモード)、
再鑑モード(チエツクモード)、あるいは捺印モ
ード等の操作により、これら操作が行なわれたモ
ードをRAM48に記憶し(ステツプ50)、また、
NOの場合には、モードの設定操作が行なわれて
いないものとして(計数加算モードになつてい
る)、次のステツプ7へ進む。
なお、このステツプ6において、捺印モードの
設定が有りと判断され、更に、ステツプ50におい
て、該捺印モードの設定が記憶された場合には、
第5図Bに示すステツプ62〜ステツプ78におい
て、検印モードスイツチ、上モードスイツチ、下
モードスイツチ、及び日付印モードスイツチ、差
モードスイツチ、裏モードスイツチがONに設定
されたか否かを判断し、これによつて、印鑑30
g及び印鑑31bが捺印する面を適宜指定する
(第5図Aのフローチヤートについては後述す
る)。
<ステツプ7> スタートスイツチ52からスタート信号(ST)
が出力されたか否かを判断し、NOの場合には前
記ステツプ6に戻り、YESの場合には、次のス
テツプ8に進む(タイミングT1)。
<ステツプ8> 検出モードスイツチ53がONとなつているか
否かを判断し、YESの場合には、二重送り検出
ランプ37及び投光器40を点灯し(ステツプ
9)、また、NOの場合には、次のステツプ10に
進み計数動作を開始する。
そして、このステツプ8において検出モードス
イツチ53がOFFとなつており、かつ、前記ス
テツプ6で捺印モードが設定操作されていたとす
れば、このとき前記ホルダー1には、例えば、宝
くじ、小切手等の非紙幣が装填されていることな
る。
なお、この検出モードスイツチ53は、前述し
たように、1回OFF指定した後、自動的にON側
に切替わる。
<ステツプ10> ホルダー位置センサ24A,24Bの出力によ
り、ホルダー1が閉位置にあるか否かを判断し
て、NOの場合には、ホルダモータ駆動信号
(HMD)が出力されて、ホルダーモータ23を
駆動してホルダー1を閉位置に設定し(ステツプ
11)、YESの場合には次のステツプ12へ進む(タ
イミングT2)。
<ステツプ12> ポンプ駆動信号(PMP)が出力されて、ポン
プモータ21を駆動するとともに、ソレノイドバ
ルブ駆動信号(SV)が出力されて、ソレノイド
バルブ16を排気ノズル14側に切換える。
<ステツプ13> 吸引軸5が開始位置にあるか否かを判別し、
NOの場合には、計数モータ駆動信号(CMD)
が出力されて、計数モータ19を低速で逆方向に
駆動して吸引軸5を開始位置に設定し(ステツプ
14)、また、YESの場合には、次のステツプへ進
む。(タイミングT3)。
<ステツプ15> 圧力判定信号(VSW)が出力されたか否かを
判別し、すなわち、吸入管路7内の真空圧が所定
の値まで上昇したか否かを判別して、NOの場合
には、前記タイミングT3から所定時間(真空圧
上昇に必要とされる時間)経過したか否かを判別
し(ステツプ16)、このステツプ16がNOの場合
には、ステツプ15へ戻り、また、ステツプ16が
YESの場合には、後述する吸引不良処理ルール
(第5図Aに鎖線Aで示す)へ進む。
一方、このステツプ15がYESの場合には次の
ステツプ17へ進む(タイミングT4)。
<ステツプ17> 前記圧力判別信号(VSW)が出力されたとき
(ステツプ15)に、計数モータ駆動信号(CMD)
が出力されて、回転筒3および吸引軸5の回転を
開始する。
<ステツプ18> 吸引軸5が紙幣を一枚ずつめくり取りながら計
数を行ない、回転筒位置センサ18が信号
(SNS)を発生するたびに、エリアセンサ42の
検出データを取り出すためのトリガー信号
(TRG)が出力される。また、このとき計数信号
(CNT)が出力されて、紙幣の計数(あるいは判
別)を行なう(タイミングT6〜Tm)。
<ステツプ19> 圧力判定信号(VSW)が出力されているか否
か、すなわち、めくり取るべき紙幣がなくなつて
吸入管路7内の真空圧が上昇できない状態
(OFF)となつているか否かを判別し、OFFとな
つた(タイミングTm+1)ことを条件として次の
ステツプ20へ進む。
<ステツプ20> 計数モータ19、ポンプモータ21を停止す
る。
<ステツプ21> ステツプ20によつて回転筒3の停止動作と並行
して、ホルダのオープン信号が出力されたか否か
の判別を行い、YESの場合にはステツプ2に戻
り(タイミングTn)、NOの場合にはこのステツ
プ21で待機する。そして、ステツプ2に戻つた
場合には(タイミングTn)、ホルダー1が開にな
つたか否かの判別が行なわれ、ホルダー1が開と
なるまでホルダーモータ駆動信号(HMD)が出
力される。
そして、ホルダーが開(ステツプ4;タイミン
グTn+1)となると、モータ駆動信号(HMD)が
OFFとなると同時に計数モータ駆動信号
(CMD)が出力されて、計数モータ19を駆動す
る。そして、この計数モータ19の駆動によつて
吸引軸5が待機位置にまで移動して来ると、回転
筒位置センサ18の出力がONとなり、これと同
時に計数モータ19が停止させられる(タイミン
グTn+2)。
このようにして吸引軸5が待機位置に停止させ
られると、次回のスタート信号(ステツプ7)に
よつて、直ちに計数を開始し得る状態となつて、
次の準備が完了する。
次いで、吸引、不良処理ルートAについて説明
する。
すなわち、計数モータ19のブレーキの動作不
良などの原因によつて回転筒3が所定位置に停止
することができない場合には、吸入管路7の内部
が外部から密閉されないため、一定時間以上経過
しても真空圧が上昇せず、したがつて、圧力判定
信号がONとなることができない(ステツプ16)。
このような場合には、計数モータ19を定速で
逆転させて回転筒3の位置を調整し(ステツプ
30)、ステツプ13ないし15を繰り返す。そして、
この動作をN回繰り返しても真空圧が上昇しない
場合(ステツプ31)には、ポンプモータ21を停
止させ(ステツプ32)、アラーム信号を出力し
(ステツプ33)、その後、機械を停止させる(ステ
ツプ34)。
次に、第5図Bを参照して、捺印モードを選択
した場合に(ステツプ6、ステツプ50)、印鑑3
0g及び印鑑31bによる帯封Bの捺印面指定フ
ローについて説明する。
<ステツプ60> 捺印モード設定スイツチ〔〕がONに設定さ
れると、次のステツプ61において、RAM48の
所定のエリアに上モードの設定を記憶し、かつ、
表モードの設定を記憶して、次のステツプ62に進
む。
<ステツプ62> 検印モードスイツチがONに設定されたか否か
を判断し、YESの場合には、RAM48の所定の
エリアに上モードの設定を記憶するとともに、下
モードの設定(下モードスイツチのON設定)を
解除する(ステツプ63)。また、NOの場合には、
次のステツプ64に進む。
<ステツプ64> 上モードスイツチがONに設定されたか否かを
判断し、YESの場合には、REM48の所定のエ
リアに上モードの設定を記憶するとともに、下モ
ードの設定(下モードスイツチのON設定)を解
除する(ステツプ63)。また、NOの場合には、
次のステツプ65に進む。
<ステツプ65> 下モードスイツチがONに設定されたか否かを
判断し、YESの場合には、RAM48の所定のエ
リアに下モードの設定を記憶するとともに、上モ
ードの設定(上モードスイツチのON設定)を解
除する(ステツプ66)。また、NOの場合には、
次のステツプ67へ進む。
<ステツプ67> 検印モードスイツチがOFFに設定されたか否
かを判断し、YESの場合には、上モードの設定
(上モードスイツチのON設定)を解除するとと
もに、下モードの設定(下モードスイツチのON
設定)を解除する(ステツプ68)。また、NOの
場合には、次のステツプ69に進む。
<ステツプ69> 日付印モードスイツチがONに設定されたか否
かを判断し、YESの場合には、RAM48の所定
のエリアに表モードの設定を記憶するとともに、
裏モードの設定(裏モードスイツチのON設定)
を解除する(ステツプ70)。また、NOの場合に
は、次のステツプ71に進む。
<ステツプ71> 表モードスイツチがONに設定されたか否かを
判断し、YESの場合には、RAM48の所定のエ
リアに表モードの設定を記憶するとともに、裏モ
ードの設定(裏モードスイツチのON設定)を解
除する(ステツプ70)。また、NOの場合には、
次のステツプ72に進む。
<ステツプ72> 裏モードスイツチがONに設定されたか否かを
判断し、YESの場合には、RAM48の所定のエ
リアに裏モードの設定を記憶するとともに、表モ
ードの設定(表モードスイツチのON設定)を解
除する(ステツプ73)。また、NOの場合には、
次のステツプ74に進む。
<ステツプ74> 日付印モードスイツチがOFFに設定されたか
否かを判断し、YESの場合には、表モードの設
定(表モードスイツチのON設定)を解除すると
ともに、裏モードの設定(裏モードスイツチの
ON設定)を解除する(ステツプ75)。また、NO
の場合には、次のステツプ76に進む。
<ステツプ76> 全モード(上モード、下モード、表モード、裏
モード)が解除されているか否かを判断し、
YESの場合にはアラーム設定をする。つまり、
ステツプ61、63、66、68、70、73、75において、
上モード、下モード、表モード、裏モードのいず
れのモードの設定もなされていない場合には、ア
ラーム設定を行つて操作者に報知し、元のステツ
プ62に戻る。
また、全モードが解除されていない場合(NO
の場合)、つまり、ステツプ61、63、66、68、70、
73、75において、上モード、下モード、表モー
ド、裏モード内の少なくとも一つのモードが設定
されている場合には、アラームを解除して、元の
ステツプ62に戻る。
次に、CPU49における計数処理フローにつ
いて第6図の参照して説明し、更に、CPU66
における判別処理フローについて第7図及び第8
図を参照して説明する。
◇計数制御動作2(第6図参照) <ステツプ100> スタート <ステツプ101> 検出モードスイツチ53がONとなつているか否
か、すなわち、紙幣表面のパターンを読取る必要
があるか否かを判断し、YESの場合には、判別
ON信号及び表裏モード信号(但し、表裏モード
スイツチ54がONのときのみ、以下同じ)を出
力し(ステツプ102)、更にこれら紙幣判別ON信
号及び表裏モード信号の第7図に示す判別ルーチ
ンに供給する(矢印で示す)。
また、検出モードスイツチ53がOFFとなつ
ている場合には、計数のみを行うと判断して、次
のステツプ103に進む。
<ステツプ103> 回転筒位置センサ出力信号(SNS)の立上が
りを検出し、YESとなつた場合に次のステツプ
104へ進む。
<ステツプ104> 前記ステツプ103と同一のタイミングでトリガ
ー信号(TRG)を立上がらせるとともに、この
トリガー信号(TRG)の出力を第7図に示す判
別ルーチンに供給する(矢印で示す)。
<ステツプ105> 回転筒位置センサ出力信号(SNS)のON−
OFF状態を検出し、ON(YES)の場合には、圧
力判定信号(VSW)がONとなつているか否か
を判別し(ステツプ106)、このステツプ106が
NOの場合に、判別OFF信号を出力し(ステツプ
150)、かつ、計数モータ19、ポンプモータ21
の駆動及び二重送り検出用ランプ37、投光器4
0の点灯を停止する(ステツプ151)。また、前記
ステツプ106において、圧力判定信号(VSW)の
出力がある(YES)の場合には、次のステツプ
107へ進む。
<ステツプ107> 検出モードスイツチ53がONとなつているか
否かを判断し、YESの場合にはステツプ108に進
み、NOの場合にはステツプ109に進む。
<ステツプ108> 異金種が検出された場合、表裏判別モードの時
に表裏不一致が検出された場合、全ての基準パタ
ーンと一致せず判別異常と判断された場合、ある
いは二重吸着が検出された場合に、判別処理フロ
ーから出力されるエラー信号(矢印で示す)の
入力があるか否かを判断し、YESの場合にはバ
ツチソレノイド28を動作させて計数を中断し、
また、NOの場合にはステツプ109に進む。
<ステツプ109> モード設定がバツチモードになつているか否か
を判断し、NOの場合にはステツプ105に戻り、
YESの場合にはステツプ110に進む。
<ステツプ110> 紙幣の枚数判別を行い、紙幣の計数値が所定枚
数に満たないと判断された場合(NO)には、ス
テツプ105に戻り、また、紙幣の計数値が所定枚
数に達したと判断された場合(YES)には、バ
ツチソレノイド28をONとして、計数紙幣を未
計数紙幣から分離した後(ステツプ111)に、判
別OFF信号を出力して(ステツプ112)(この判
別OFF信号は矢印に示すように判別処理フロ
ーに供給される)、計数モータ19、ポンプモー
タ21の駆動及び二重送り検出用ランプ37、投
光器40の点灯を停止する(ステツプ113)。そし
て、次のステツプ114に進む。
<ステツプ114> 上記したバツチ処理時、もしくはエラー検出時
に動作したセパレータ25の作動を解除するクリ
ア操作が行なわれたか否かを判断し、YESの場
合にステツプ115に進む。
<ステツプ115> ホルダー1に対しオープン信号(ステツプ21参
照)を出力して、このフローが終了する。
次に、ステツプ120〜ステツプ121について説明
する。
<ステツプ120> 前記ステツプ105において、回転筒位置センサ
出力信号(SNS)のON−OFF状態を検出し、
ONの状態であれば、前記ステツプ105〜ステツ
プ109(またはステツプ110)のルーチンを回り続
け、OFF状態となつたところで、このステツプ
120へ移行する。そして、前記ステツプ106と同様
に、圧力判定信号(VSW)がONとなつている
か否かを判別し、この判別がNOの場合には、前
記ステツプ106と同様に次のステツプ150へ進み、
判別OFF信号を出力する(ステツプ150)ととも
に、計数モータ19、ポンプモータ21の駆動及
び二重送り検出用ランプ37、投光器40の点灯
を停止する(ステツプ151)。また、前記圧力判定
信号(VSW)の出力がYESの場合には、ステツ
プ121に進む。
<ステツプ121> 回転筒位置センサ出力信号(SNS)がONとな
つているか否かを再度判別し、NOの場合にはス
テツプ120に戻り、YESの場合には、トリガー信
号(TRG)を出力して(ステツプ122)(この
TRGは矢印に示すように判別処理フローに供
給される)、カウンタを1係数した後(ステツプ
123)ステツプ105に戻る。
次に、ステツプ150〜ステツプ181について説明
する。
<ステツプ150> 前述したようにステツプ106、120において、圧
力判定信号(VSW)の出力が検出されない場合、
例えば待機位置にある紙幣が吸着されない、ある
いは計数されるべき紙幣がない場合等には、判別
OFF信号が出力され、かつ、計数モータ19、
ポンプモータ21の駆動及び二重送り検出用ラン
プ37、投光器40の点灯を停止させた後(ステ
ツプ151)、ステツプ152に進む。
<ステツプ152> 検出モードスイツチ53がONとなつているか
否かを判断し、NOの場合にはステツプ160に進
み、YESの場合にはステツプ153に進む。
<ステツプ153> 一定の時間に亙つて(ステツプ154)、判別ルー
チンからエンド信号が出力(矢印で示す)され
なかつた場合、例えば、計数すべき紙幣がセツト
されているにも拘わらず、紙幣の吸着が行なわれ
なかつた場合等には、記憶部(RAM48あるい
はCPU49)の所定のエリアに残留エラーを示
すフラグを立てた後(ステツプ155)、次のステツ
プ114に進む。
また、第7図の判別処理フローからエンド信号
が出力された場合には次のステツプ160に進む。
<ステツプ160> モード設定が枚数チエツクモードになつている
か否かを判断し(このモード設定は第5図Aのス
テツプ50でなされる)、NOの場合にはステツプ
180に進み、YESの場合にはステツプ161に進む。
<ステツプ161> 枚数チエツクモードにおいて設定された枚数
に、計数された紙幣の計数値が一致しているか否
かを判断し、NOの場合には記憶部の所定のエリ
アに不一致エラーを示すフラグを立て(ステツプ
163)、ステツプ114に進む。また、設定された枚
数と計数値とが一致した場合(YES)には、次
のステツプ162に進む。
<ステツプ162> モード設定が捺印モードにセツトされているか
否かを判断し、NOの場合にはステツプ180に進
み、また、YESの場合にはステツプ164に進む。
<ステツプ164> 上モードの設定がなされているか否かを判断し
(上モードの設定は第5図Bのステツプ61、63で
なされる)、YESの場合にはステツプ165に進み、
また、NOの場合にはステツプ166に進む。
<ステツプ165> ステツプ220(後述する)においてセツトされた
表裏基準データが裏を示すものか否かを判断し、
YESの場合には、ソレノイドBを動作して、帯
封Bの上面に検印スタンプを押し(ステツプ167)
(第4図Dと対応)、また、NOの場合には、アラ
ームを発し、操作者にホルダー1に対する紙幣束
Sの装填方向を逆にするように報知して(ステツ
プ168)、次のステツプ170に進む。
<ステツプ166> 下モードの設定がなされているか否かを判断し
(下モードの設定は第5図Bのステツプ66でなさ
れる)、YESの場合にはステツプ169に進み、ま
た、NOの場合にはステツプ170に進む。
<ステツプ169> ステツプ220(後述する)においてセツトされた
表裏基準データが表を示すものか否かを判断し、
YESの場合には、ソレノイドBを動作して、帯
封Bの下面に検印スタンプを押し(ステツプ167)
(第4図Eと対応)、また、NOの場合には、アラ
ームを発し、操作者にホルダー1に対する紙幣束
Sの装填方向を逆にするように報知して(ステツ
プ171)、次のステツプ170に進む。
<ステツプ170> 表モードの設定がなされているか否かを判断し
(表モードの設定は第5図Bのステツプ61、70で
なされる)、YESの場合にはステツプ172に進み、
また、NOの場合にはステツプ173に進む。
<ステツプ172> ステツプ220(後述する)においてセツトされた
表裏基準データが表を示すものか否かを判断し、
YESの場合には、ソレノイドAを動作して、帯
封Bの表面に日付スタンプを押し(ステツプ174)
(第4図Fと対応)、また、NOの場合には、アラ
ームを発し、操作者にホルダー1に対する紙幣束
Sの装填方向を逆にするように報知して(ステツ
プ175)、次のステツプ180に進む。
<ステツプ173> 裏モードの設定がなされているか否かを判断し
(裏モードの設定は第5図Bのステツプ73でなさ
れる)、YESの場合にはステツプ176に進み、ま
た、NOの場合にはステツプ180に進む。
<ステツプ176> ステツプ220(後述する)においてセツトされた
表裏基準データが裏を示すものか否かを判断し、
YESの場合には、ソレノイドAを動作して、帯
封Bの表面に検印スタンプを押し(ステツプ174)
(第4図Gと対応)、また、NOの場合には、アラ
ームを発し、操作者にホルダー1に対する紙幣束
Sの装填方向を逆にするように報知して(ステツ
プ177)、次のステツプ180に進む。
<ステツプ180> モード設定が加算モードになつているか否かを
判断し(加算モードの設定は第5図Aのステツプ
50でなされる)、YESの場合には、先に計数され
た紙幣の計数結果を加算して、その加算結果を記
憶部に記憶させ(ステツプ181)、また、NOの場
合には、ステツプ115に進み、計数処理が終了す
る。
次に、CPU66における判別処理フローにつ
いて第7図、第8図及び第10図のタイムチヤー
トを参照して説明する。
<ステツプ200> スタート <ステツプ201> 計数ルーチンからトリガー信号(TRG)(矢印
で示す)が出力されたか否かを判断し、YES
の場合に次のステツプ202に進む。
<ステツプ202> 計数ルーチンから判別ON信号(矢印で示
す)が出力されたか否かを判断し、NOの場合に
はステツプ201に戻り、YESの場合には、第4図
に示すアナログスイツチ80を選択して、二重送
り検知センサ37,38の出力を増幅器78、
A/Dコンバータ73を介して取り込み、RAM
65に記憶した後(ステツプ203)、ステツプ204
に進む。
<ステツプ204> ステツプ214、ステツプ222、ステツプ232にお
いてセツトされたエラーコードに基づき、異金種
の混入有り、表裏不一致有り、判別異常有り(異
常紙幣の混入)か否かを判断し(これら異金種の
混入、表裏不一致、判別異常の検出についてはス
テツプ213、221、231で述べる)、YESである場
合にはエラー信号及びエラーコードを出力して、
そのエラー内容を表示部63に表示した後(ステ
ツプ205)、ステツプ202に戻る。なお、前記ステ
ツプ205で出力されたエラー信号は矢印で示す
ように第6図の計数ルーチンのステツプ108に供
給される。
また、異金種の混入、表裏不一致、判別異常が
無い場合(NO)には次のステツプ206に進む。
なお、最初のトリガー信号(TRG)出力時に
は、ステツプ214、222、232を通つておらず、判
別もさなれていないから、最初のステツプ204は
常にNOでステツプ206に進む。
<ステツプ206> ステツプ203で二重送り検知センサ37,38
から取り込んだ検出データとステツプ217(後述す
る)でセツトされた判別基準となる二重比較レベ
ルとに基づいて、紙幣が二重吸着がされたか否か
を判断し、YESの場合にはエラー信号及びエラ
ーコードを出力して、そのエラー内容を表示部6
3に表示した後(ステツプ207)、ステツプ201に
戻る。
なお、前記ステツプ207で出力されたエラー信
号は矢印で示すように第6図の計数ルーチンの
ステツプ108に供給される。
また、NOの場合つまり二重吸着が無と判断さ
れた場合には次のステツプ208に進む。
なお、ステツプ204と同様に最初のトリガー信
号(TRG)出力時には、二重吸着を判別すべき
紙幣Saは第1図の位置に存在せず、また、基準
となる二重比較レベルはセツトされていないの
で、このステツプ206は常にNOでステツプ208に
進む。
<ステツプ208> 第4図に示すアナログスイツチ79を選択し、
エリアセンサ34の出力を増幅器72、A/Dコ
ンバータ73を介してRAM65に記憶すること
により、エリアEにおけるエリアデータ(Nライ
ンにおけるデータ)の取り込みが行なわれる。な
お、このエリアデータの取り込みは、第8図に示
すようなフローに基づいて行なわれる。
つまり、取り込み信号が出力された場合(ステ
ツプ300)に、Yを0、Xを0に設定した後(ス
テツプ301)、次のステツプ302に進む。そして、
このステツプ302では、必要とするNラインのデ
ータ(ラインデータ)の出力が終了したか否かを
判断し、YESの場合には判別開始信号が出力さ
れて(ステツプ303)、第7図のメインルーチンに
戻る。また、ステツプ302において、NOの場合
には指定されたNラインのデータがステツプ312
で出力されるまで、ステツプ304〜311をループ
し、該データの出力が行なわれた時点で前述した
ようにステツプ303に進む。
そして、このようにエリアデータのライン毎の
取り込みが終了すると、第7図に示す次のステツ
プ209に進む。
<ステツプ209> ステツプ208において取り込んだデータがパタ
ーンを有さないレベルのものか否か(すなわち、
前記ホルダ1の表面1bの黒色パターンか否か)
を判断し、YES(データ無)である場合には、エ
ンド信号を出力した後(ステツプ210)、ステツプ
201に戻る。なお、前記ステツプ210で出力された
エンド信号は矢印で示すように第6図の計数ル
ーチンのステツプ153に供給される。
また、取り込んだエリアデータがパターンを有
するレベルのものである場合(NO)には、次の
ステツプ211に進む。
<ステツプ211> 吸引軸5によつて吸着された紙幣が1枚目であ
るか否かを判断し、YESである場合には、ステ
ツプ212に進み、NOである場合にはステツプ230
に進む。
<ステツプ212> ステツプ208で取り込まれた1枚目の紙幣にお
けるエリアデータに対して、ROM64に記憶さ
れている現行3金種(L種の金種)合計12パター
ン(4×Lパターン)の基準データ(1金種につ
いて、表裏正逆4パターンある)とを比較して、
次のステツプ213に進む。
<ステツプ213> 前記1枚目の紙幣のエリアデータと、12パター
ンの基準データとを比較した結果、一致したパタ
ーンがあるか否かを判断し、NOの場合には、性
別が不能な異常紙幣であるとして記憶部(RAM
65)の所定のエリアに判別異常を示すフラグを
立てて(ステツプ214)、前記ステツプ201に戻る。
また、一致パターンがある(YES)の場合に
は、記憶部(RAM65)の所定のエリアに判別
された紙幣が3金種の内のいずれか1つであるこ
とを示すフラグを立て(ステツプ215)、更に、該
紙幣の表裏を示すフラグを立てた後(ステツプ
216)、判別した金種と表裏情報とに基づいて
ROM64に記憶させてある二重吸着の判別基準
である二重比較レベルを記憶部(RAM62)に
セツトした後(ステツプ217)、ステツプ218に進
む。
<ステツプ230> 一方、前述したステツプ211において、前記吸
引軸5により吸着された紙幣が1枚目でないと判
断された場合には、ステツプ208で取り込まれた
該紙幣のエリアデータと、ROM64に記憶され
た特定金種(ステツプ215にセツトされた金種)
についての表裏正逆4パターンの基準データのみ
とを比較して、次のステツプ231に進む。
<ステツプ231> 前記紙幣のエリアデータと4パターンの基準デ
ータとを比較した結果、一致したパターンがある
か否かを判断し、NOの場合にはこの紙幣が異金
種紙幣(厳密に言うと判別異常紙幣もあり得る)
であるとして、記憶部の所定のエリアに異金種を
示すフラグを立て(ステツプ232)、前記ステツプ
201に戻る。
また、一致したパターンがある場合(YES)
には、前述したように、記憶部の所定のエリアに
紙幣を表裏を示すフラグを立て(ステツプ216)、
更に、ステツプ217において、記憶部の所定のエ
リアに該紙幣の透過光量をセツトして、次のステ
ツプ218に進む。
<ステツプ218> 表裏モードスイツチ54がONになつているか
否かを判断し、NOの場合にはステツプ201に進
み、YESの場合には次のステツプ219に進む。
<ステツプ219> この紙幣が1枚目であるか否かを判断し、NO
の場合にはステツプ221に進み、YESの場合には
次のステツプ220に進む。
<ステツプ220> 前記ステツプ216においてセツトした1枚目の
紙幣の表裏コードを表裏基準データとして記憶部
RAM65にセツトし、この表裏基準データに基
づいて以後紙幣表裏判定を行なう(ステツプ
221)。
また、このステツプ220においてセツトされた
表裏基準データは、第6図に示すステツプ165、
169、172、176に供給されて、表裏判断の基準と
される(既述した)。
<ステツプ221> ステツプ216でセツトされる表裏コードとステ
ツプ220でセツトされた表裏基準データとを比較
して、2枚目以降の紙幣が1枚目の紙幣の表裏と
一致しているか否かを判断し、一致している
(YES)場合にステツプ201に戻り、不一致であ
る(NO)場合に次のステツプ222に進み、この
ステツプ222において、記憶部の所定のエリアに
表裏不一致であることを示すフラグを立て(ステ
ツプ222)、ステツプ201に戻り、ふたたび上述し
たステツプ201〜ステツプ231を繰り返す。
なお、上述したトリガー信号(TRG)、二重デ
ータを取り込む等のタイミングは第10図のタイ
ミングチヤートにおいて記載されている。これら
トリガー信号(TRG)、二重データを取り込む等
のタイミングと第7図のステツプ番号と対応させ
ると、判別トリガー信号はステツプ201に対応し、
二重データ取り込みタイミングはステツプ203に
対応し、以下、エラーチエツクタイミングはステ
ツプ204に、二重チエツクタイミングはステツプ
206に、エリアデータ取り込みタイミングはステ
ツプ208に、エンドチエツクタイミングはステツ
プ209にそれぞれ対応し、また、判別処理タイミ
ングはステツプ211〜213及びステツプ230、231に
対応し、更に、金種、表裏、二重比較レベル、エ
ラーセツトタイミングは、ステツプ215〜217、ス
テツプ214、222、232にそれぞれ対応している。
上記のように構成された紙幣計数機の捺印装置
では、捺印モードを選択した場合に、ホルダー1
に装填した紙幣束Sが所定枚数(100枚)あるこ
とが確認されると、捺印機構30のソレノイドA
または捺印機構31のソレノイドBが動作して、
該紙幣束Sの帯封Bに確認のための捺印を行うよ
うにした。
そして、このとき、前記捺印モードの検印用ス
イツチが、上モードの設定されているのであれ
ば、1枚目の紙幣における表面パターンの読み取
り結果が裏であるときに、ソレノイドBを動作さ
せ(スイツチ164、165、167、第4図Dに対応)、
また、前記捺印モードの検印用スイツチが、下モ
ードの設定されているのであれば、1枚目の紙幣
における表面パターンの読み取り結果が表である
ときに、ソレノイドBを動作させる(ステツプ
166、169、167、第4図Eに対応)。
以下同様に、前記捺印モードの日付用スイツチ
が、表モードの設定されているのであれば、1枚
目の紙幣における表面パターンの読み取り結果が
表であるときに、ソレノイドAを動作させ(ステ
ツプ170、172、174、第4図Fに対応)、また、前
記捺印モードの検印用スイツチが、裏モードの設
定されているのであれば、1枚目の紙幣における
表面パターンの読み取り結果が裏であるときに、
ソレノイドAが動作させる(ステツプ173、176、
174、第4図Gに対応)。
従つて、上記の捺印装置によれば、捺印モード
を上モードまたは下モードに、表モードまたは裏
モードに設定することによつて、帯封Bの上面、
下面、表面、裏面の内の選択された側に、統一し
て日付印、検印等を捺印することができる。これ
によつて、例えば、帯封Bの上面側に検印スタン
プを、表面側に日付印スタンプを押すことによつ
て、帯封B面の有効利用を図ることができるとい
う効果を奏する。
なお、第5図Aのフローチヤートに示すよう
に、捺印モードが指定されたときに、自動的に検
印用スイツチが上モードに、日付用スイツチが表
モードに設定されるようになつているが、これに
限定されず、捺印モードの指定とともに、これら
上モードあるいは下モードの指定、表モードある
いは裏モードの指定するようにしても良い。
また、検印モードスイツチ及び日付印モードス
イツチを設けず、上モードスイツチ、下モードス
イツチ、表モードスイツチ、裏モードスイツチの
みによつて、これら上モード、下モード、表モー
ド、裏モードの選択を行うようにしても良い。
また、上記紙幣計数機の捺印指示装置では、捺
印モードを選択した場合に、上記(1)〜(3)で示した
内容を条件として、検出モードスイツチ53が元
のON指定に戻るように設定されているが、条件
は上記(1)〜(3)に限定されるものではない。
また、日本国紙幣を判別するプログロムを米ド
ル紙幣を判別するプログラムに変更する場合に
は、ROM64等を取り替えることによつて行
う。
また、上記の判別制御回路46では、ラインデ
ータをX軸に沿うように取り出したが、これに限
定されず、Y軸に沿つて取り出すようにしても良
い。
更に、前記エリアEにおける表面パターンを読
み取るセンサとして、前記エリアセンサ34に替
えて、1次元イメージセンサを第2図に示すY軸
あるいはX軸に対し間隔を以て複数列配置し、更
に、これらセンサの検出データを列を指定して読
み出すようにしても良い。
また更に、この紙幣計数機においては、二重送
りを検出する二重送り検出機構の配置は任意であ
る。
次に、本発明の第2実施例を第11図及び第1
2図を参照して説明する。
この実施例に示す捺印指示装置が、第1実施例
に示す捺印指示装置と異なる点は、帯封Bの上下
面に捺印するための第1の捺印機構の構成、帯封
Bの表裏面に捺印するための第2の捺印機構の構
成、及びこれら第1、第2の捺印機構を動作させ
るためのプログラムの内容である。
つまり、第11図に符号70で示す第1の捺印
機構は、帯封Bの表面あるいは裏面に捺印するた
めの印鑑71の捺印部71aと印鑑72の捺印部
72aとが互いに対向するように配置されたもの
であつて、印鑑71が台板1aの配置されている
側に設けられているのに対し、印鑑72が台板1
aの配置されていない側に設けられている。
なお、これら印鑑71あるいは印鑑72を矢印
ハ−ニ方向に移動自在に支持する機構、また、矢
印ハ−ニ方向に移動させるソレノイド機構71
b,72b等は、第1実施例に示した第1の捺印
機構30の構成と同様である。
一方、第11図に符号75で示す第2の捺印機
構は、帯封Bの上面あるいは下面に捺印するため
の印鑑76、印鑑77が矢印ホ−ヘ方向、矢印ト
−チ方向に移動するようにそれぞれ設けられたも
のである。
そして、前記印鑑76は、捺印しない場合に符
号76aで示す位置に待機し、捺印する場合にソ
レノイド等によつて符号76bで示す位置にまで
移動させられるようになつている。
なお、印鑑77を矢印ト−チ方向に移動自在に
支持する機構、また、矢印イ−チ方向に移動させ
る機構等は、第1実施例に示した第2の捺印機構
31と同様の構成である。
また、前記第1の捺印機構70に取り付ける印
鑑71,72としては、例えば日付スタンプ、銀
行名を記すスタンプが適当であり、また、第2の
捺印機構75に取り付ける印鑑76,77として
は、例えば検印スタンプが適当である。
以下、第12図を参照して、CPU49におけ
る計数処理フローを説明する。
この計数処理フローが、第6図に示す計数処理
フローと異なる部分は、ステツプ400〜ステツプ
415である。
これらステツプ400〜415について説明する。
<ステツプ400> 上モードの設定がなされているか否かを判断し
(上モードの設定は第5図Bのステツプ61、63で
なされる)、YESの場合にはステツプ401に進み、
また、NOの場合にはステツプ402に進む。
<ステツプ401> ステツプ220においてセツトされた表裏基準デ
ータが表を示すものか否かを判断し、YES(表を
示す)の場合には、印鑑76(検印スタンプ上)
を動作させ(ステツプ403)、また、NO(裏を示
す)の場合には、印鑑77(検印スタンプ下)を
動作させる(ステツプ404)。
<ステツプ402> 下モードの設定がなされているか否かを判断し
(下モードの設定は第5図Bのステツプ66でなさ
れる)、YESの場合にはステツプ405に進み、ま
た、NOの場合にはステツプ406に進む。
<ステツプ405> ステツプ401と同様に、ステツプ220においてセ
ツトされた表裏基準データが表を示すものか否か
を判断し、YES(表を示す)の場合には、印鑑7
7(検印スタンプ下)を動作させ(ステツプ
407)、また、NO(裏を示す)の場合には、印鑑
76(検印スタンプ上)を動作させる(ステツプ
408)。
<ステツプ406> 表モードの設定がなされているか否かを判断し
(表モードの設定は第5図Bのステツプ61、70で
なされる)、YESの場合にはステツプ409に進み、
また、NOの場合にはステツプ410に進む。
<ステツプ409> ステツプ401、ステツプ405と同様に、ステツプ
220においてセツトされた表裏基準データが表を
示すものか否かを判断し、YES(表を示す)の場
合には、印鑑72(日付スタンプ表)を動作させ
(ステツプ411)、また、NO(裏を示す)の場合に
は、印鑑71(日付スタンプ裏)を動作させる
(ステツプ412)。
<ステツプ410> 裏モードの設定がなされているか否かを判断し
(裏モードの設定は第5図Bのステツプ73でなさ
れる)、YESの場合にはステツプ413に進み、ま
た、NOの場合にはステツプ180に進む。
<ステツプ413> ステツプ401、ステツプ405、ステツプ409と同
様に、ステツプ220においてセツトされた表裏基
準データが表を示すものか否かを判断し、YES
(表を示す)の場合には、印鑑71(日付スタン
プ裏)を動作させ(ステツプ414)、また、NO
(裏を示す)の場合には、印鑑72(日付スタン
プ裏)を動作させる(ステツプ415)。
そして、ステツプ414及びステツプ415におい
て、印鑑71,72を動作させた後には、次のス
テツプ180に進む。
上記のように構成された紙幣計数機の捺印指示
装置においては、帯封Bの表面と裏面とに日付ス
タンプを捺印する印鑑71,72と、帯封Bの表
面と裏面とに日付スタンプを捺印する印鑑76,
77とを設けて、紙幣束Sにおける1枚目の紙幣
の表裏判別結果に基づき、印鑑71または印鑑7
2を選択的に動作させ、印鑑76または印鑑77
を選択的に動作させるようにした。
つまり、捺印モードが「上モード」に設定され
ている場合に、1枚目の紙幣の判別結果が「表」
であれば、印鑑76を動作させ、また、判別結果
が「裏」であれば、印鑑77を動作させるように
し(ステツプ400、401、403、404)、同様に、捺
印モードが「下モード」に設定されている場合
に、1枚目の紙幣の判別結果が「表」であれば、
印鑑77を動作させ、また、判別結果が「裏」で
あれば、印鑑76を動作させるようにした(ステ
ツプ402、405、407、408)。
一方、捺印モードが「表モード」に設定されて
いる場合に、1枚目の紙幣の判別結果が「表」で
あれば、印鑑72を動作させ、また、判別結果が
「裏」であれば、印鑑71を動作させるようにし
(ステツプ406、409、411、412)、同様に、捺印モ
ードが「裏モード」に設定されている場合に、1
枚目の紙幣の判別結果が「表」であれば、印鑑7
1を動作させ、また、判別結果が「裏」であれ
ば、印鑑72を動作させるようにした(ステツプ
410、413〜415)。
従つて、上記の捺印指示装置によれば、第12
図のフローチヤートに示すように、指定した帯封
Bの上面か下面のいずれか一方に、指定した帯封
Bの表面か裏面のいずれか一方に確実に捺印する
ようにしたので、これによつて、例えば、該帯封
Bの上面への捺印が不能であつた場合(上モード
設定時)に操作者に紙幣束Sの差し替えを促すよ
うにした第1実施例とは異なり、能率良く帯封B
への捺印を行うことができるという効果を奏す
る。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、第1の発明によれ
ば、第1の捺印位置指定機能による帯封の表面あ
るいは裏面のいずれか一方の指定と、前記紙幣検
出機構による表裏判別の結果とが一致対応した場
合に、第1の捺印機構によつて帯封上に捺印さ
せ、また、前記第2の捺印位置指定機能による帯
封の上面あるいは下面のいずれか一方の指定と、
前記紙幣検出機能による表裏判別の結果とが一致
対応した場合にのみ、第2の捺印機能によつて帯
封上に捺印させるようにしたので、これら第1及
び第2の捺印機能による各捺印を帯封の同一面に
統一することができ、これによつて、例えば、帯
封の上面側を検印用に、該帯封の表面側を日付印
用にと使い分けることによつて、帯封面の有効利
用を図ることができるという効果を奏する。
一方、第2の発明によれば、ホルダに装填され
た紙幣束の帯封上に、該帯封の表面及び裏面側か
らそれぞれ捺印する第1の捺印機構と、前記ホル
ダに装填された紙幣束の帯封上に、該帯封の上面
及び下面側からそれぞれ捺印する第2の捺印機構
とが設けられているので、第1の捺印機構によつ
て帯封の表面と裏面とに捺印することができ、ま
た、第2の捺印機構によつて帯封の上面と下面と
に捺印することができ、これによつて、捺印位置
指定機能により指定した面への捺印が不能である
場合に、紙幣束の差し替えをを必要とする第1の
発明と異なり、効率良く帯封への捺印を行うこと
ができる。
つまり、第1の捺印位置指定機能による帯封の
表面あるいは裏面のいずれか一方の指定と、前記
紙幣検出機構による表裏判別の結果とが一致対応
する表裏いずれか一方の面の前記第1の捺印機構
を選択動作させ、また、前記第2の捺印位置指定
機能による帯封の上面あるいは下面のいずれか一
方の指定と、前記紙幣検出機能による表裏判別の
結果とが一致対応する上下いずれか一方の面の前
記第2の捺印機能を選択動作させるようにしたの
で、第1の発明と同様に、これら第1及び第2の
捺印機能による各捺印の帯封の同一面に統一する
ことができる。つまり、例えば、帯封の上面側を
検印用に、該帯封の表面側を日付印用にと使い分
けることによつて、帯封面の有効利用を図ること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の第1実施例を示す
図であつて、第1図は平面図、第2図は第1図の
−線に沿う矢視図、第3図は吸引軸および吸
引管系の断面図、第4図Aは計数制御回路および
判別制御回路のブロツク図、第4図Bはモード選
択スイツチによつて選択されるモードと検出モー
ドスイツチとのON−OFF関係を示す図、第4図
Cは検印モードを説明するための図、第4図D〜
第4図Gは捺印方向と紙幣束との位置関係を示す
図、第5図Aは計数制御動作を示す流れ図、第5
図Bは捺印モードの設定動作を示す流れ図、第6
図は計数制御回路のCPU動作を示す図、第7図
及び第8図は判別制御回路のCPU動作を示す図、
第9図及び第10図は計数制御動作および判別制
御動作の流れ図であり、また、第11図及び第1
2図は本発明の第2実施例を示す図であつて、第
11図はその主要部の該略構成を示す図、第12
図は計数制御回路のCPU動作を示す図である。 1……ホルダ、5……吸引軸、30……第1の
捺印機構、31……第2の捺印機構、45……計
数制御回路(第1の捺印位置指定機能・第2の捺
印位置指定機能・捺印制御機能)、46……判別
制御回路(紙幣検出機構)、55……操作スイツ
チ(第1の捺印位置指定機能・第2の捺印位置指
定機能)、70……第1の捺印機構、75……第
2の捺印機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホルダに装填された紙幣を吸引軸に吸着しつ
    つ一枚ずつめくり取りながら計数し、この計数結
    果が予め設定された値と一致しているか否かを判
    断する紙幣計数機において、 前記ホルダに装填された紙幣束の帯封上に、該
    帯封の表面あるいは裏面側から捺印する第1の捺
    印機構と、前記ホルダに装填された紙幣束の帯封
    上に、該帯封の上面あるいは下面側から捺印する
    第2の捺印機構と、 1枚目の紙幣の表面パターンを読み取り、この
    表面パターンを予め記憶された基準データと比較
    することにより、紙幣束の表裏を判別して、該紙
    幣束が前記第1、第2の捺印機構に対して装填さ
    れている方向を判断する紙幣検出機構と、 前記第1の捺印機構によつて捺印される面を帯
    封の表面あるいは裏面について指定する第1の捺
    印位置指定機能と、前記第2の捺印機構によつて
    捺印される面を帯封の上面あるいは下面について
    指定する第2の捺印位置指定機能と、 前記第1の捺印位置指定機能による帯封の表面
    あるいは裏面のいずれか一方の指定と、前記紙幣
    検出機構による表裏判別の結果とが一致対応した
    場合に、前記第1の捺印機構を動作させ、また、
    前記第2の捺印位置指定機能による帯封の上面あ
    るいは下面のいずれか一方の指定と、前記紙幣検
    出機能による表裏判別の結果とが一致対応した場
    合に、前記第2の捺印機能を動作させる捺印制御
    機能とを備えたことを特徴とする異種券判別機能
    を有する紙幣計数機の捺印指示装置。 2 ホルダに装填された紙幣を吸引軸に吸着しつ
    つ一枚ずつめくり取りながら計数し、この計数結
    果が予め設定された値と一致しているか否かを判
    断する紙幣計数機において、 前記ホルダに装填された紙幣束の帯封上に、該
    帯封の表面及び裏面側からそれぞれ捺印する第1
    の捺印機構と、前記ホルダに装填された紙幣束の
    帯封上に、該帯封の上面及び下面側からそれぞれ
    捺印する第2の捺印機構と、 1枚目の紙幣の表面パターンを読み取り、この
    表面パターンを予め記憶された基準データと比較
    することにより、紙幣束の表裏を判別して、該紙
    幣束が前記第1、第2の捺印機構に対して装填さ
    れている方向を判断する紙幣検出機構と、 前記第1の捺印機構によつて捺印される面を帯
    封の表面あるいは裏面について指定する第1の捺
    印位置指定機能と、前記第2の捺印機構によつて
    捺印される面を帯封の上面あるいは下面について
    指定する第2の捺印位置指定機能と、 前記第1の捺印位置指定機能による帯封の表面
    あるいは裏面のいずれか一方の指定と、前記紙幣
    検出機構による表裏判別の結果とが一致対応する
    表裏いずれか一方の面の前記第1の捺印機構を選
    択動作させ、また、前記第2の捺印位置指定機能
    による帯封の上面あるいは下面のいずれか一方の
    指定と、前記紙幣検出機能による表裏判別の結果
    とが一致対応する上下いずれか一方の面の前記第
    2の捺印機能を選択動作させる捺印制御機能とを
    備えたことを特徴とする異種券判別機能を有する
    紙幣計数機の捺印指示装置。
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