JPH0558409A - 吊り下げ昇降移載装置付き搬送装置 - Google Patents
吊り下げ昇降移載装置付き搬送装置Info
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- JPH0558409A JPH0558409A JP24676491A JP24676491A JPH0558409A JP H0558409 A JPH0558409 A JP H0558409A JP 24676491 A JP24676491 A JP 24676491A JP 24676491 A JP24676491 A JP 24676491A JP H0558409 A JPH0558409 A JP H0558409A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】搬送用電車から昇降可能に吊り下げられた荷移
載手段9の両端に、荷落下止めストッパー兼用の振れ止
め具24と、当該両振れ止め具24を、前記荷移載手段
9の荷支持レベルより上方に突出するストッパー作用姿
勢と、前記荷支持レベルより下方で横外方に突出する振
れ止め作用姿勢とに切り換える駆動手段25とを配設
し、前記移載装置5が所定レベルまで吊り降ろされた状
態で前記両振れ止め具24を振れ止め作用姿勢に切り換
えたとき、当該両振れ止め具24が前記移載装置5の両
側にある棚19A,19B側の端面に近接するように構
成して成る。 【効果】荷移載時に吊り下げられている移載装置が荷移
載方向に振れる恐れは全くなくなり、荷の移載を安全に
行わせることが出来る。又、移載装置上の荷の滑動落下
を防止するための専用の出没自在なストッパーを併設す
る必要もなくなる。
載手段9の両端に、荷落下止めストッパー兼用の振れ止
め具24と、当該両振れ止め具24を、前記荷移載手段
9の荷支持レベルより上方に突出するストッパー作用姿
勢と、前記荷支持レベルより下方で横外方に突出する振
れ止め作用姿勢とに切り換える駆動手段25とを配設
し、前記移載装置5が所定レベルまで吊り降ろされた状
態で前記両振れ止め具24を振れ止め作用姿勢に切り換
えたとき、当該両振れ止め具24が前記移載装置5の両
側にある棚19A,19B側の端面に近接するように構
成して成る。 【効果】荷移載時に吊り下げられている移載装置が荷移
載方向に振れる恐れは全くなくなり、荷の移載を安全に
行わせることが出来る。又、移載装置上の荷の滑動落下
を防止するための専用の出没自在なストッパーを併設す
る必要もなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイドレールに案内さ
れて自走する搬送用電車から移載装置を昇降可能に吊り
下げて成る搬送装置、特に前記移載装置が棚間の各荷移
載レベルまで吊り降ろされて使用されるタイプの搬送装
置に関するものである。
れて自走する搬送用電車から移載装置を昇降可能に吊り
下げて成る搬送装置、特に前記移載装置が棚間の各荷移
載レベルまで吊り降ろされて使用されるタイプの搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】上記のようなタイプの従
来の搬送装置では、移載装置を棚間の所定荷移載レベル
まで吊り降ろした状態で移載装置上の荷移載コンベヤ等
により棚側との間で荷を移載させるとき、移載装置が荷
移載方向に揺れて棚側に衝突したり、荷崩れが生じるの
を防止するため、例えば実開昭63−24108号公報
に開示されるように、移載装置側にクランプ手段を設
け、棚側には前記クランプ手段がクランプ可能な被クラ
ンプ部を配設していた。即ち、棚側の移載装置停止位置
毎に特殊な被クランプ部を配設する必要があるので、既
存の棚をそのまま活用することが出来ない欠点があっ
た。
来の搬送装置では、移載装置を棚間の所定荷移載レベル
まで吊り降ろした状態で移載装置上の荷移載コンベヤ等
により棚側との間で荷を移載させるとき、移載装置が荷
移載方向に揺れて棚側に衝突したり、荷崩れが生じるの
を防止するため、例えば実開昭63−24108号公報
に開示されるように、移載装置側にクランプ手段を設
け、棚側には前記クランプ手段がクランプ可能な被クラ
ンプ部を配設していた。即ち、棚側の移載装置停止位置
毎に特殊な被クランプ部を配設する必要があるので、既
存の棚をそのまま活用することが出来ない欠点があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の吊り下げ昇降移載装置付き搬送装置は、ガイドレ
ールに案内されて自走する搬送用電車から移載装置5を
昇降可能に吊り下げて成る搬送装置であって、前記移載
装置5に設けられた荷移載手段9の両端に、荷落下止め
ストッパー兼用の振れ止め具24と、当該両振れ止め具
24を、前記荷移載手段9の荷支持レベルより上方に突
出するストッパー作用姿勢と、前記荷支持レベルより下
方で横外方に突出する振れ止め作用姿勢とに切り換える
駆動手段25とを配設し、前記移載装置5が所定レベル
まで吊り降ろされた状態で前記両振れ止め具24を振れ
止め作用姿勢に切り換えたとき、当該両振れ止め具24
が前記移載装置5の両側にある棚19A,19B側の端
面に近接するように構成して成るものである。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の吊り下げ昇降移載装置付き搬送装置は、ガイドレ
ールに案内されて自走する搬送用電車から移載装置5を
昇降可能に吊り下げて成る搬送装置であって、前記移載
装置5に設けられた荷移載手段9の両端に、荷落下止め
ストッパー兼用の振れ止め具24と、当該両振れ止め具
24を、前記荷移載手段9の荷支持レベルより上方に突
出するストッパー作用姿勢と、前記荷支持レベルより下
方で横外方に突出する振れ止め作用姿勢とに切り換える
駆動手段25とを配設し、前記移載装置5が所定レベル
まで吊り降ろされた状態で前記両振れ止め具24を振れ
止め作用姿勢に切り換えたとき、当該両振れ止め具24
が前記移載装置5の両側にある棚19A,19B側の端
面に近接するように構成して成るものである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は搬送用
電車であって、床面上所定高さに架設されたガイドレー
ル2に嵌合する駆動車輪3と、図示省略したが前記ガイ
ドレール2に対する振れ止め用ガイドローラーと、前記
駆動車輪3を正逆任意の方向に回転駆動する走行用駆動
モーター4とを備えている。
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は搬送用
電車であって、床面上所定高さに架設されたガイドレー
ル2に嵌合する駆動車輪3と、図示省略したが前記ガイ
ドレール2に対する振れ止め用ガイドローラーと、前記
駆動車輪3を正逆任意の方向に回転駆動する走行用駆動
モーター4とを備えている。
【0005】5は移載装置であって、上部フレーム6
と、この上部フレーム6から複数本の吊下支柱7を介し
て吊り下げられた下部フレーム8と、この下部フレーム
8上に於いて荷Wを支持して左右横方向に搬送する一対
のベルトコンベヤ9a,9bから構成された荷移載手段
9と、前記下部フレーム8の左右両端に配設された振れ
止め手段10A,10Bと、前記下部フレーム8の前後
両端外側に配設された昇降ガイドフレーム11A,11
Bとを備えている。
と、この上部フレーム6から複数本の吊下支柱7を介し
て吊り下げられた下部フレーム8と、この下部フレーム
8上に於いて荷Wを支持して左右横方向に搬送する一対
のベルトコンベヤ9a,9bから構成された荷移載手段
9と、前記下部フレーム8の左右両端に配設された振れ
止め手段10A,10Bと、前記下部フレーム8の前後
両端外側に配設された昇降ガイドフレーム11A,11
Bとを備えている。
【0006】前記移載装置5は、前記上部フレーム6に
連結された前後左右4本の吊下用ベルト12を備えた吊
下昇降手段13を介して前記搬送用電車1から吊り下げ
られている。この吊下昇降手段13は、前記4本の吊下
用ベルト12の巻き込み繰り出し用ドラム14と、当該
ドラム14を正逆任意の方向に回転駆動する昇降駆動用
モーター15とから成るものであり、搬送用電車1が上
下傾斜経路部を昇降走行しても前記移載装置5が水平姿
勢を維持し得るように、前記搬送用電車1の下側に前後
揺動自在に吊り下げることも出来るが、この図示例で
は、搬送用電車1の走行経路中に前記のような上下傾斜
経路部がないため、前記搬送用電車1のフレーム内に前
記吊下昇降手段13が内装されている。
連結された前後左右4本の吊下用ベルト12を備えた吊
下昇降手段13を介して前記搬送用電車1から吊り下げ
られている。この吊下昇降手段13は、前記4本の吊下
用ベルト12の巻き込み繰り出し用ドラム14と、当該
ドラム14を正逆任意の方向に回転駆動する昇降駆動用
モーター15とから成るものであり、搬送用電車1が上
下傾斜経路部を昇降走行しても前記移載装置5が水平姿
勢を維持し得るように、前記搬送用電車1の下側に前後
揺動自在に吊り下げることも出来るが、この図示例で
は、搬送用電車1の走行経路中に前記のような上下傾斜
経路部がないため、前記搬送用電車1のフレーム内に前
記吊下昇降手段13が内装されている。
【0007】前記昇降ガイドフレーム11A,11B
は、搬送用電車1の走行方向から見て角Uの字形の、互
いに同一形状のものであって、前記下部フレーム8より
若干下側位置にある下端水平部16は、その左右両端を
斜めにカットして内向き斜めガイド部16aを備えた形
状であり、前記下部フレーム8より若干左右外側位置に
張り出す垂直ガイド部17は、上部フレーム6の近くに
達している上端が若干内側(上部フレーム6側)に湾曲
した形状であり、前記垂直ガイド部17が同一側にある
前記吊下支柱7に連結部材18で連結されることによ
り、移載装置5に取付けられている。
は、搬送用電車1の走行方向から見て角Uの字形の、互
いに同一形状のものであって、前記下部フレーム8より
若干下側位置にある下端水平部16は、その左右両端を
斜めにカットして内向き斜めガイド部16aを備えた形
状であり、前記下部フレーム8より若干左右外側位置に
張り出す垂直ガイド部17は、上部フレーム6の近くに
達している上端が若干内側(上部フレーム6側)に湾曲
した形状であり、前記垂直ガイド部17が同一側にある
前記吊下支柱7に連結部材18で連結されることによ
り、移載装置5に取付けられている。
【0008】図3は上記のように構成された搬送用電車
1の使用状態を示し、床面上に据え付けられた左右一組
の棚19A,19B間の移載通路20の真上に前記ガイ
ドレール2が架設されている。各棚19A,19Bは、
移載通路20に対して直角方向で当該移載通路20から
遠ざかるに従って下がるように傾斜したフリーローラー
コンベヤ利用の、上下複数段の荷支持台21を備えたも
のであって、各棚19A,19Bに於ける各段の荷支持
台21は同一レベルに配設されている。22は各段の荷
支持台21を支持する側枠である。又、図4及び図5に
示すように、前記移載通路20の左右横巾、即ち、両棚
19A,19Bの各段の荷支持台21の於ける移載通路
20側の後端面間の間隔D1は、移載装置5が移載通路
20内で昇降可能なように、当該移載装置5に於ける最
大左右横巾、即ち、昇降ガイドフレーム11A,11B
の左右両垂直ガイド部17の外側面間距離D2よりも適
当に広く設定されている。
1の使用状態を示し、床面上に据え付けられた左右一組
の棚19A,19B間の移載通路20の真上に前記ガイ
ドレール2が架設されている。各棚19A,19Bは、
移載通路20に対して直角方向で当該移載通路20から
遠ざかるに従って下がるように傾斜したフリーローラー
コンベヤ利用の、上下複数段の荷支持台21を備えたも
のであって、各棚19A,19Bに於ける各段の荷支持
台21は同一レベルに配設されている。22は各段の荷
支持台21を支持する側枠である。又、図4及び図5に
示すように、前記移載通路20の左右横巾、即ち、両棚
19A,19Bの各段の荷支持台21の於ける移載通路
20側の後端面間の間隔D1は、移載装置5が移載通路
20内で昇降可能なように、当該移載装置5に於ける最
大左右横巾、即ち、昇降ガイドフレーム11A,11B
の左右両垂直ガイド部17の外側面間距離D2よりも適
当に広く設定されている。
【0009】図4及び図5に示すように、前記振れ止め
手段10A,10Bは、ベルトコンベヤ9a,9bの両
端間で下部フレーム8に水平に支承された回転軸22
と、この回転軸22の両端に固着突設された一対のアー
ム23と、この一対のアーム23間に水平支軸で軸支さ
れたローラーから成る振れ止め具24と、当該振れ止め
具24の姿勢切換用駆動手段25とから構成され、姿勢
切換用駆動手段25は、前記回転軸22に固着されたギ
ヤ26と、当該ギヤ26に咬合するギヤ27が出力軸に
取付けられた減速機付きモーター28とから構成されて
いる。
手段10A,10Bは、ベルトコンベヤ9a,9bの両
端間で下部フレーム8に水平に支承された回転軸22
と、この回転軸22の両端に固着突設された一対のアー
ム23と、この一対のアーム23間に水平支軸で軸支さ
れたローラーから成る振れ止め具24と、当該振れ止め
具24の姿勢切換用駆動手段25とから構成され、姿勢
切換用駆動手段25は、前記回転軸22に固着されたギ
ヤ26と、当該ギヤ26に咬合するギヤ27が出力軸に
取付けられた減速機付きモーター28とから構成されて
いる。
【0010】従って、前記モーター28を稼働させて前
記回転軸22を正逆回転させることにより、前記一対の
アーム23を介して振れ止め具(ローラー)24を前記
回転軸22の周りに回動させ、図5に実線で示すストッ
パー作用姿勢と仮想線で示す振れ止め作用姿勢とに切り
換えることが出来る。前記ストッパー作用姿勢では、前
記振れ止め具24が荷移載手段9(ベルトコンベヤ9
a,9b)の荷支持レベルよりも上方に突出し、前記振
れ止め作用姿勢では、前記振れ止め具24が荷移載手段
9の荷支持レベルよりも下側で且つ下部フレーム8より
も横外側に突出する。
記回転軸22を正逆回転させることにより、前記一対の
アーム23を介して振れ止め具(ローラー)24を前記
回転軸22の周りに回動させ、図5に実線で示すストッ
パー作用姿勢と仮想線で示す振れ止め作用姿勢とに切り
換えることが出来る。前記ストッパー作用姿勢では、前
記振れ止め具24が荷移載手段9(ベルトコンベヤ9
a,9b)の荷支持レベルよりも上方に突出し、前記振
れ止め作用姿勢では、前記振れ止め具24が荷移載手段
9の荷支持レベルよりも下側で且つ下部フレーム8より
も横外側に突出する。
【0011】尚、図示省略しているが、前記回転軸22
(アーム23)を90度の範囲内での正逆回転のみを許
す回動制限ストッパーが併設される。又、図中29は一
対のベルトコンベヤ9a,9bを正逆任意の方向に回転
駆動する減速機付きモーターであり、30a,30bは
荷移載手段9の左右両側に突設されたサイドガイドであ
り、31a,31bは棚19A,19Bの各段荷支持台
21に於ける各荷支持列毎に並設された荷支持用ローラ
ーレールであり、32は棚19A,19Bの各段荷支持
台21に於ける各荷支持列間に配設された仕切りガイド
である。
(アーム23)を90度の範囲内での正逆回転のみを許
す回動制限ストッパーが併設される。又、図中29は一
対のベルトコンベヤ9a,9bを正逆任意の方向に回転
駆動する減速機付きモーターであり、30a,30bは
荷移載手段9の左右両側に突設されたサイドガイドであ
り、31a,31bは棚19A,19Bの各段荷支持台
21に於ける各荷支持列毎に並設された荷支持用ローラ
ーレールであり、32は棚19A,19Bの各段荷支持
台21に於ける各荷支持列間に配設された仕切りガイド
である。
【0012】上記のように構成された搬送装置の使用方
法を説明すると、図3に示すように、棚19A,19B
の各段荷支持台21の中で、荷Wを補充しなければなら
ない荷支持台21の荷支持列があると、吊り下げている
移載装置5の荷移載手段9(左右一対のベルトコンベヤ
9a,9b)上で補充する荷Wを支持させた状態の搬送
用電車1をガイドレール2に沿って自走させ、荷Wを補
充しなければならない荷支持台21の荷支持列に対応す
る定位置で停止させる。この搬送用電車1の走行時に
は、図1及び図2に仮想線で示しかつ図3に実線で示す
ように、移載装置5は上昇限まで吊り上げられており、
又、荷移載手段9の両端にある振れ止め手段10A,1
0Bは、図1、図2、及び図5に実線で示すように、振
れ止め具(ローラー24)がストッパー作用姿勢に切り
換えられており、これら両振れ止め具(ローラー24)
が荷移載手段9上の荷Wに対する落下止めストッパーと
して機能している。
法を説明すると、図3に示すように、棚19A,19B
の各段荷支持台21の中で、荷Wを補充しなければなら
ない荷支持台21の荷支持列があると、吊り下げている
移載装置5の荷移載手段9(左右一対のベルトコンベヤ
9a,9b)上で補充する荷Wを支持させた状態の搬送
用電車1をガイドレール2に沿って自走させ、荷Wを補
充しなければならない荷支持台21の荷支持列に対応す
る定位置で停止させる。この搬送用電車1の走行時に
は、図1及び図2に仮想線で示しかつ図3に実線で示す
ように、移載装置5は上昇限まで吊り上げられており、
又、荷移載手段9の両端にある振れ止め手段10A,1
0Bは、図1、図2、及び図5に実線で示すように、振
れ止め具(ローラー24)がストッパー作用姿勢に切り
換えられており、これら両振れ止め具(ローラー24)
が荷移載手段9上の荷Wに対する落下止めストッパーと
して機能している。
【0013】搬送用電車1を定位置で停止させたなら
ば、前記移載装置5を、図1及び図2に示すように吊下
昇降手段13の吊下用ベルト12を繰り出して下降さ
せ、図3に仮想線で示すように両棚19A,19B間の
移載通路20内に吊り降ろす。このとき、移載装置5の
前後両端に付設されている昇降ガイドフレーム11A,
11Bが当該移載装置5を、両棚19A,19Bに於け
る各段荷支持台21の後端面間、即ち移載通路20内
に、下端水平部16の両端にある内向き斜めガイド部1
6aにより誘導すると共に、両側垂直ガイド部17によ
り、下降する移載装置5が左右横方向に大きく揺れ動く
のを阻止する。
ば、前記移載装置5を、図1及び図2に示すように吊下
昇降手段13の吊下用ベルト12を繰り出して下降さ
せ、図3に仮想線で示すように両棚19A,19B間の
移載通路20内に吊り降ろす。このとき、移載装置5の
前後両端に付設されている昇降ガイドフレーム11A,
11Bが当該移載装置5を、両棚19A,19Bに於け
る各段荷支持台21の後端面間、即ち移載通路20内
に、下端水平部16の両端にある内向き斜めガイド部1
6aにより誘導すると共に、両側垂直ガイド部17によ
り、下降する移載装置5が左右横方向に大きく揺れ動く
のを阻止する。
【0014】荷Wを補充しなければならない荷支持台2
1の荷支持列に隣接するレベルまで移載装置5の荷移載
手段9を下降させたならば、前記吊下用ベルト12の繰
り出しを停止して移載装置5を定レベルで停止させる。
係る状態で、先ず左右両振れ止め手段10A,10Bの
振れ止め具(ローラー)24を、駆動手段25のモータ
ー27によってアーム23を90度外方へ回動させるこ
とにより、ストッパー作用姿勢から図5に仮想線で示す
振れ止め作用姿勢に切り換える。この結果、両振れ止め
手段10A,10Bの振れ止め具(ローラー)24が、
両棚19A,19Bの同一レベルにある荷支持台(一方
は荷補充対象の荷支持台)21に於ける後端面に近接
し、移載装置5を移載通路20内で左右横方向に振れな
いように固定することになる。
1の荷支持列に隣接するレベルまで移載装置5の荷移載
手段9を下降させたならば、前記吊下用ベルト12の繰
り出しを停止して移載装置5を定レベルで停止させる。
係る状態で、先ず左右両振れ止め手段10A,10Bの
振れ止め具(ローラー)24を、駆動手段25のモータ
ー27によってアーム23を90度外方へ回動させるこ
とにより、ストッパー作用姿勢から図5に仮想線で示す
振れ止め作用姿勢に切り換える。この結果、両振れ止め
手段10A,10Bの振れ止め具(ローラー)24が、
両棚19A,19Bの同一レベルにある荷支持台(一方
は荷補充対象の荷支持台)21に於ける後端面に近接
し、移載装置5を移載通路20内で左右横方向に振れな
いように固定することになる。
【0015】上記のように振れ止め手段10A,10B
で移載装置5を所定レベルで固定したならば、荷移載手
段9の一対のベルトコンベヤ9a,9bを荷補充対象の
荷支持台21の側へ荷Wを送り出す方向に駆動し、荷W
を当該ベルトコンベヤ9a,9b上から荷支持台21の
荷支持列に於けるローラーレール31a,31b上へ送
り出し、移載を完了する。移載が完了したならば、ベル
トコンベヤ9a,9bを停止すると共に、両振れ止め手
段10A,10Bの振れ止め具24を振れ止め作用姿勢
から元のストッパー作用姿勢に90度逆転させて戻した
後、移載装置5を吊下昇降手段13の吊下用ベルト12
により上昇限位置まで吊り上げ、この後、搬送用電車1
を走行させる。
で移載装置5を所定レベルで固定したならば、荷移載手
段9の一対のベルトコンベヤ9a,9bを荷補充対象の
荷支持台21の側へ荷Wを送り出す方向に駆動し、荷W
を当該ベルトコンベヤ9a,9b上から荷支持台21の
荷支持列に於けるローラーレール31a,31b上へ送
り出し、移載を完了する。移載が完了したならば、ベル
トコンベヤ9a,9bを停止すると共に、両振れ止め手
段10A,10Bの振れ止め具24を振れ止め作用姿勢
から元のストッパー作用姿勢に90度逆転させて戻した
後、移載装置5を吊下昇降手段13の吊下用ベルト12
により上昇限位置まで吊り上げ、この後、搬送用電車1
を走行させる。
【0016】尚、棚側の荷支持部の構成や、移載装置5
側の荷移載手段9の構成によっては、一般的な自動倉庫
のように、移載装置5から棚側へ荷を送り出す荷移載
と、棚側から移載装置5側へ荷を受け取る逆向きの荷移
載とを行わせることも出来る。又、上記実施例のよう
に、振れ止め具24として、アーム23の先端に軸支さ
れたローラーを使用することにより、当該振れ止め具2
4がストッパー作用姿勢から振れ止め作用姿勢に切り換
えられるときに移載装置5の揺れによって棚側に衝突し
ても、当該振れ止め具24の姿勢切り換えを無理なく円
滑に行わせることが出来る。移載装置5に付設した昇降
ガイドフレーム11A,11Bは、本発明に必須のもの
ではない。
側の荷移載手段9の構成によっては、一般的な自動倉庫
のように、移載装置5から棚側へ荷を送り出す荷移載
と、棚側から移載装置5側へ荷を受け取る逆向きの荷移
載とを行わせることも出来る。又、上記実施例のよう
に、振れ止め具24として、アーム23の先端に軸支さ
れたローラーを使用することにより、当該振れ止め具2
4がストッパー作用姿勢から振れ止め作用姿勢に切り換
えられるときに移載装置5の揺れによって棚側に衝突し
ても、当該振れ止め具24の姿勢切り換えを無理なく円
滑に行わせることが出来る。移載装置5に付設した昇降
ガイドフレーム11A,11Bは、本発明に必須のもの
ではない。
【0017】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の吊り下げ
昇降移載装置付き搬送装置によれば、移載装置が荷移載
レベルまで吊り降ろされた状態で、当該移載装置の荷移
載手段の両端にある両振れ止め具を振れ止め作用姿勢に
切り換えたとき、当該両振れ止め具が前記移載装置の両
側にある棚側の端面に近接して、前記移載装置が両側の
棚間に固定される。従って、搬送用電車から吊り下げら
れている移載装置と両側の棚との間で荷を移載するとき
に前記移載装置が荷移載方向に振れる恐れは全くなくな
り、荷の移載を、荷崩れを伴わせることなく安全に行わ
せることが出来る。
昇降移載装置付き搬送装置によれば、移載装置が荷移載
レベルまで吊り降ろされた状態で、当該移載装置の荷移
載手段の両端にある両振れ止め具を振れ止め作用姿勢に
切り換えたとき、当該両振れ止め具が前記移載装置の両
側にある棚側の端面に近接して、前記移載装置が両側の
棚間に固定される。従って、搬送用電車から吊り下げら
れている移載装置と両側の棚との間で荷を移載するとき
に前記移載装置が荷移載方向に振れる恐れは全くなくな
り、荷の移載を、荷崩れを伴わせることなく安全に行わ
せることが出来る。
【0018】しかも、棚側には何も付設する必要がない
ので、既存の棚をそのまま活用することが出来るメリッ
トもあり、更に、移載装置を両棚間で昇降させるときや
搬送用電車を走行させて移載装置上の荷を搬送するとき
には、前記両振れ止め具をストッパー作用姿勢に切り換
えておくことにより、当該両振れ止め具で移載装置上の
荷の滑動落下を未然に防止することが出来、専用の出没
自在なストッパーを併設しなければならない場合と比較
して、コストダウンを図ることが出来る。又、左右両側
に突出する振れ止め具が移載装置の昇降や搬送用電車の
走行時に邪魔になる恐れもなく、移載装置の昇降や搬送
用電車の走行を安全に行わせることが出来る。
ので、既存の棚をそのまま活用することが出来るメリッ
トもあり、更に、移載装置を両棚間で昇降させるときや
搬送用電車を走行させて移載装置上の荷を搬送するとき
には、前記両振れ止め具をストッパー作用姿勢に切り換
えておくことにより、当該両振れ止め具で移載装置上の
荷の滑動落下を未然に防止することが出来、専用の出没
自在なストッパーを併設しなければならない場合と比較
して、コストダウンを図ることが出来る。又、左右両側
に突出する振れ止め具が移載装置の昇降や搬送用電車の
走行時に邪魔になる恐れもなく、移載装置の昇降や搬送
用電車の走行を安全に行わせることが出来る。
【図1】 移載装置を下降させた状態での側面図であ
る。
る。
【図2】 同正面図である。
【図3】 棚と搬送装置とを示す概略正面図である。
【図4】 棚間所定レベルまで移載装置を下降させた状
態での要部の横断平面図である。
態での要部の横断平面図である。
【図5】 同要部の縦断側面図である。
1…搬送用電車、 2…電車用ガイドレール、 5…移載装置、 9…荷移載手段、 9a,9b…ベルトコンベヤ、 10A,10B…振れ止め手段、 11A,11B…昇降ガイドフレーム、 22…回転軸、 23…一対のアーム、 24…振れ止め具(ローラー) 25…振れ止め具姿勢切換用駆動手段、 26,27…ギヤ、 28…減速機付きモーター。
Claims (2)
- 【請求項1】ガイドレールに案内されて自走する搬送用
電車から移載装置を昇降可能に吊り下げて成る搬送装置
に於いて、前記移載装置に設けられた荷移載手段の両端
に、荷落下止めストッパー兼用の振れ止め具と、当該両
振れ止め具を、前記荷移載手段の荷支持レベルより上方
に突出するストッパー作用姿勢と、前記荷支持レベルよ
り下方で横外方に突出する振れ止め作用姿勢とに切り換
える駆動手段とを配設し、前記移載装置が荷移載レベル
まで吊り降ろされた状態で前記両振れ止め具を振れ止め
作用姿勢に切り換えたとき、当該両振れ止め具が前記移
載装置の両側にある棚側の端面に近接するように構成し
て成る吊り下げ昇降移載装置付き搬送装置。 - 【請求項2】前記振れ止め具が、上下揺動自在に軸支さ
れたアームの先端に軸支されたローラーから構成されて
成る請求項1に記載の吊り下げ昇降移載装置付き搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246764A JP2780533B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 搬送用電車を利用した搬送収納設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246764A JP2780533B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 搬送用電車を利用した搬送収納設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558409A true JPH0558409A (ja) | 1993-03-09 |
JP2780533B2 JP2780533B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=17153320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246764A Expired - Fee Related JP2780533B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 搬送用電車を利用した搬送収納設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2780533B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183766B1 (en) | 1999-02-12 | 2001-02-06 | The Procter & Gamble Company | Skin sanitizing compositions |
US6423329B1 (en) | 1999-02-12 | 2002-07-23 | The Procter & Gamble Company | Skin sanitizing compositions |
JP2012144334A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Daifuku Co Ltd | 物品搬送装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0412931A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 搬送装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246764A patent/JP2780533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0412931A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 搬送装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183766B1 (en) | 1999-02-12 | 2001-02-06 | The Procter & Gamble Company | Skin sanitizing compositions |
US6423329B1 (en) | 1999-02-12 | 2002-07-23 | The Procter & Gamble Company | Skin sanitizing compositions |
JP2012144334A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Daifuku Co Ltd | 物品搬送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2780533B2 (ja) | 1998-07-30 |
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