JPH0551159A - 紙葉類の搬送路切替機構 - Google Patents
紙葉類の搬送路切替機構Info
- Publication number
- JPH0551159A JPH0551159A JP3236982A JP23698291A JPH0551159A JP H0551159 A JPH0551159 A JP H0551159A JP 3236982 A JP3236982 A JP 3236982A JP 23698291 A JP23698291 A JP 23698291A JP H0551159 A JPH0551159 A JP H0551159A
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- JP
- Japan
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- shaft
- transport
- path
- gate
- transport path
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- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソレノイド等の専用の駆動源を省略すること
ができる構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを行な
うことである。 【構成】 回転搬送機構3の中心軸を構成する正逆回転
可能なシャフト27を中心として搬送ゲ−ト19を回動
可能に支持すると共に、該シャフト27の外周に所定の
摩擦係数を有して接することによりシャフト27が正逆
転するときに連れ回り、且つ該搬送ゲ−ト19が前記搬
送姿勢或は逆送阻止姿勢にて停止するような位置関係を
有して配置した規制部51を設ける。
ができる構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを行な
うことである。 【構成】 回転搬送機構3の中心軸を構成する正逆回転
可能なシャフト27を中心として搬送ゲ−ト19を回動
可能に支持すると共に、該シャフト27の外周に所定の
摩擦係数を有して接することによりシャフト27が正逆
転するときに連れ回り、且つ該搬送ゲ−ト19が前記搬
送姿勢或は逆送阻止姿勢にて停止するような位置関係を
有して配置した規制部51を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙葉類の搬送路切替機
構、より詳細には長距離乗車券、航空機搭乗券等の高額
商品を販売する自動販売機等に備えるスイッチバック方
式の紙幣一時保留部に使用する搬送路の切替機構の改良
に関する。
構、より詳細には長距離乗車券、航空機搭乗券等の高額
商品を販売する自動販売機等に備えるスイッチバック方
式の紙幣一時保留部に使用する搬送路の切替機構の改良
に関する。
【0002】
【従来技術】従来より電鉄、航空等の交通機関等におい
ては人件費削減の為短距離乗車券販売の自動化を促進し
ており、そのための自動販売機が大量に導入されている
が、最近では合理化を更に推進する必要から高額な長距
離乗車券等の販売についても自動化の要求が高まってい
る。
ては人件費削減の為短距離乗車券販売の自動化を促進し
ており、そのための自動販売機が大量に導入されている
が、最近では合理化を更に推進する必要から高額な長距
離乗車券等の販売についても自動化の要求が高まってい
る。
【0003】ところで、高額の乗車券を販売する自動販
売機においては順次投入される多枚数の高額紙幣の金
種、真贋を夫々識別する際、これらの紙幣の識別が全て
完了し顧客が乗車券購入の意志を明示(購入ボタンを押
す)までの間はこれらの紙幣をまとめて返却し得るよう
紙幣の一時保留を行うのが一般的である。
売機においては順次投入される多枚数の高額紙幣の金
種、真贋を夫々識別する際、これらの紙幣の識別が全て
完了し顧客が乗車券購入の意志を明示(購入ボタンを押
す)までの間はこれらの紙幣をまとめて返却し得るよう
紙幣の一時保留を行うのが一般的である。
【0004】この為従来から受入れた真正紙幣を一時的
に保留する所謂紙幣の一時保留装置が使用されている。
に保留する所謂紙幣の一時保留装置が使用されている。
【0005】このような一時保留装置として西独特許第
2,619,620号に開示されたものが存在するがその基本的
構成は、図4及び図5に示す如く紙幣識別装置1を通過
した真正紙幣を第1の搬送経路Aから図上左方に延長す
る第2の搬送経路Bに導き一端停止せしめた後、該第2
の搬送経路Bとほゞ一線上にあって紙幣収納部11に向
けて延長する第3の搬送経路Cに逆送し所定位置(一時
保留位置)に停止せしめ、該一時保留部に停止した紙幣
をその先端が第1の搬送経路Aから次に到来する紙幣の
先端と合致するようタイミングを合わせて前記分岐点に
向け送り出し第2の搬送経路Bに於いて合流堆積せし
め、更に第2の搬送経路Bに堆積した紙幣を一時保留部
に逆送待機せしめると云う動作を紙幣が所定枚数となる
まで繰返した後、保留部に堆積した紙幣を一括して第3
の搬送経路Cを通して紙幣収納部に収納するか或は第2
の搬送経路Bを介して返却口20から顧客に返却するよ
う構成するものである。
2,619,620号に開示されたものが存在するがその基本的
構成は、図4及び図5に示す如く紙幣識別装置1を通過
した真正紙幣を第1の搬送経路Aから図上左方に延長す
る第2の搬送経路Bに導き一端停止せしめた後、該第2
の搬送経路Bとほゞ一線上にあって紙幣収納部11に向
けて延長する第3の搬送経路Cに逆送し所定位置(一時
保留位置)に停止せしめ、該一時保留部に停止した紙幣
をその先端が第1の搬送経路Aから次に到来する紙幣の
先端と合致するようタイミングを合わせて前記分岐点に
向け送り出し第2の搬送経路Bに於いて合流堆積せし
め、更に第2の搬送経路Bに堆積した紙幣を一時保留部
に逆送待機せしめると云う動作を紙幣が所定枚数となる
まで繰返した後、保留部に堆積した紙幣を一括して第3
の搬送経路Cを通して紙幣収納部に収納するか或は第2
の搬送経路Bを介して返却口20から顧客に返却するよ
う構成するものである。
【0006】ところで、上記一時保留装置の第2及び第
3の搬送経路夫々B及びCは走行面の大部分が互いに接
触し合う一対の無端ベルトから構成され、各ベルトを正
逆転可能とすることにより走行方向を変換すると共に、
第1の搬送経路Aから第2の搬送経路Bに紙幣を搬送す
るときはその搬送を許容し且つ第2の搬送経路Bから一
時保留部を構成する第3の搬送経路Cに紙幣を搬送する
際には第1の搬送経路Aに紙幣が逆送することを阻止す
る為の搬送路切替ゲ−ト21を備える。このような搬送
路切替ゲ−ト21は、制御手段からの制御信号に基づい
て所定のタイミングで専用のソレノイド31をオン・オ
フすることにより動作していた。
3の搬送経路夫々B及びCは走行面の大部分が互いに接
触し合う一対の無端ベルトから構成され、各ベルトを正
逆転可能とすることにより走行方向を変換すると共に、
第1の搬送経路Aから第2の搬送経路Bに紙幣を搬送す
るときはその搬送を許容し且つ第2の搬送経路Bから一
時保留部を構成する第3の搬送経路Cに紙幣を搬送する
際には第1の搬送経路Aに紙幣が逆送することを阻止す
る為の搬送路切替ゲ−ト21を備える。このような搬送
路切替ゲ−ト21は、制御手段からの制御信号に基づい
て所定のタイミングで専用のソレノイド31をオン・オ
フすることにより動作していた。
【0007】しかしながら、このような一時保留装置に
適用される従来のゲ−トは、ソレノイドをオン・オフす
ることにより搬送方向の切替動作を行なう為、消費電力
が大なるのみならず、ベルトの正逆転動作とタイミング
を合わせてソレノイドを制御するための信号処理が複雑
化するという問題があった。
適用される従来のゲ−トは、ソレノイドをオン・オフす
ることにより搬送方向の切替動作を行なう為、消費電力
が大なるのみならず、ベルトの正逆転動作とタイミング
を合わせてソレノイドを制御するための信号処理が複雑
化するという問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上述した如き従来の搬送路切
替用ゲート駆動機構欠陥を解消する為になされたもの
で、ソレノイド等の専用の駆動源を省略することができ
る構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを行なうこと
ができる紙葉類の搬送路切替機構を提供することを目的
とする。
替用ゲート駆動機構欠陥を解消する為になされたもの
で、ソレノイド等の専用の駆動源を省略することができ
る構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを行なうこと
ができる紙葉類の搬送路切替機構を提供することを目的
とする。
【0009】
【発明の概要】本発明は上述した目的を達成する為、以
下の如き構成をとる。
下の如き構成をとる。
【0010】即ち、回転搬送機構のいずれかの中心軸を
構成する正逆回転可能なシャフトを中心として搬送ゲ−
トを回動可能に支持すると共に、該シャフトの外周に所
定の摩擦係数を有して接することによりシャフトが正逆
転するときに連れ回り、且つ該搬送ゲ−トが前記搬送姿
勢或は逆送阻止姿勢にて停止するような位置関係を有し
て配置した規制部を設ける。
構成する正逆回転可能なシャフトを中心として搬送ゲ−
トを回動可能に支持すると共に、該シャフトの外周に所
定の摩擦係数を有して接することによりシャフトが正逆
転するときに連れ回り、且つ該搬送ゲ−トが前記搬送姿
勢或は逆送阻止姿勢にて停止するような位置関係を有し
て配置した規制部を設ける。
【0011】
【発明の実施例】以下、本発明を図面に示した好適な実
施例に基づいて説明する。
施例に基づいて説明する。
【0012】図1乃至図3は夫々本発明に係る切替機構
の一実施例及びその動作を示す構成図である。
の一実施例及びその動作を示す構成図である。
【0013】図1乃至図3に示す切替機構は、図4に示
した如き第1の搬送路Aと、第2及び第3の搬送路B、
Cの交差部に配置する。
した如き第1の搬送路Aと、第2及び第3の搬送路B、
Cの交差部に配置する。
【0014】第1のベルト3を巻掛けた下方のプ−リ2
5を装置本体の側板35、35に軸受け37、37を介
して回転自在に枢支した正逆回転可能な第1のシャフト
27の外周には、プ−リ25の両側に配置され且つ第1
のシャフト27に対して相対回転自在に遊嵌すると共に
その外周に搬送ゲ−ト49を固着した円筒状の内側カラ
−39と、該内側カラ−39と軸受け37、37との間
において第1のシャフト27の外周に相対回転自在に摺
接した円筒状の外側カラ−41とを備える。第1のシャ
フト27外周面と外側カラ−41内周面との間の摩擦を
両者27、41が連動回転可能となるように設定すると
共に、内側カラ−39の軸方向内側に突設したフランジ
39aと外側カラ−41の軸方向外側に形成したフラン
ジ41aとの間には所定のばね定数を有する圧縮スプリ
ング43を架設し且つ外側カラ−41の軸方向外側のシ
ャフト27には外側カラ−41の抜けを防止するEリン
グ45等の抜け防止部材を固着することにより内側カラ
−39と外側カラ−41とが所定のトルクをもって連動
回転するよう構成する。内側カラ−39が回転すると、
該内側カラ−39に固着した搬送ゲ−ト46の下端部が
第1のシャフト27を中心として回動する。
5を装置本体の側板35、35に軸受け37、37を介
して回転自在に枢支した正逆回転可能な第1のシャフト
27の外周には、プ−リ25の両側に配置され且つ第1
のシャフト27に対して相対回転自在に遊嵌すると共に
その外周に搬送ゲ−ト49を固着した円筒状の内側カラ
−39と、該内側カラ−39と軸受け37、37との間
において第1のシャフト27の外周に相対回転自在に摺
接した円筒状の外側カラ−41とを備える。第1のシャ
フト27外周面と外側カラ−41内周面との間の摩擦を
両者27、41が連動回転可能となるように設定すると
共に、内側カラ−39の軸方向内側に突設したフランジ
39aと外側カラ−41の軸方向外側に形成したフラン
ジ41aとの間には所定のばね定数を有する圧縮スプリ
ング43を架設し且つ外側カラ−41の軸方向外側のシ
ャフト27には外側カラ−41の抜けを防止するEリン
グ45等の抜け防止部材を固着することにより内側カラ
−39と外側カラ−41とが所定のトルクをもって連動
回転するよう構成する。内側カラ−39が回転すると、
該内側カラ−39に固着した搬送ゲ−ト46の下端部が
第1のシャフト27を中心として回動する。
【0015】即ち、搬送ゲ−ト46は、第1の搬送経路
Aに沿ってほぼ平行に延びる第1の辺47a(前辺)と
第3の搬送経路Cとに沿ってほぼ平行に延びる第2の辺
47b(下辺)とを有するとともに両辺47a,47b
の交差部に鋭角部47cを有する互いに平行な一対の平
板状の搬送ゲ−ト片47、47(本実施例では内側カラ
ー39と一体構造)と、該搬送ゲ−ト本体47、47の
後縁部間を連接する連設片49とよりなる。搬送ゲ−ト
片47、47の後部下方には第5のベルト17を巻掛け
た前方のプ−リ50の中心軸を構成する第2のシャフト
(規制部)51を内包する凹部53、53を形成すると
共に、連接片49の下部には凹部53、53に向けて下
方に延長するストッパ片55を突出形成する。そして、
搬送ゲ−ト46は図1に示すように凹部53、53の前
縁が第2のシャフト51の外周面に規制されることによ
り搬送姿勢となり、ストッパ片55の下部が第2のシャ
フト51の外周面に規制されることにより逆送阻止姿勢
(図3)となるよう凹部53、53及びストッパ片55
と第2のシャフト51との形状及び位置関係を設定す
る。
Aに沿ってほぼ平行に延びる第1の辺47a(前辺)と
第3の搬送経路Cとに沿ってほぼ平行に延びる第2の辺
47b(下辺)とを有するとともに両辺47a,47b
の交差部に鋭角部47cを有する互いに平行な一対の平
板状の搬送ゲ−ト片47、47(本実施例では内側カラ
ー39と一体構造)と、該搬送ゲ−ト本体47、47の
後縁部間を連接する連設片49とよりなる。搬送ゲ−ト
片47、47の後部下方には第5のベルト17を巻掛け
た前方のプ−リ50の中心軸を構成する第2のシャフト
(規制部)51を内包する凹部53、53を形成すると
共に、連接片49の下部には凹部53、53に向けて下
方に延長するストッパ片55を突出形成する。そして、
搬送ゲ−ト46は図1に示すように凹部53、53の前
縁が第2のシャフト51の外周面に規制されることによ
り搬送姿勢となり、ストッパ片55の下部が第2のシャ
フト51の外周面に規制されることにより逆送阻止姿勢
(図3)となるよう凹部53、53及びストッパ片55
と第2のシャフト51との形状及び位置関係を設定す
る。
【0016】尚、内側カラー39、外側カラー41及び
スプリング43は、連結スリップ機構を構成している。
スプリング43は、連結スリップ機構を構成している。
【0017】以上説明したように構成する本発明の切替
機構は以下のように動作する。
機構は以下のように動作する。
【0018】今、紙幣機装置の紙幣挿入口(図4参照)
に紙幣が挿入された時、搬送ゲ−ト46は図1に示す搬
送姿勢となっており、第1乃至第5のベルト(回転搬送
機構)3、5、7、9、17を矢印a方向に正転するこ
とによって紙幣識別装置1(図4)を通過した紙幣を第
1の搬送経路Aから第2の搬送経路Bの所定位置に向け
て挟持搬送する。
に紙幣が挿入された時、搬送ゲ−ト46は図1に示す搬
送姿勢となっており、第1乃至第5のベルト(回転搬送
機構)3、5、7、9、17を矢印a方向に正転するこ
とによって紙幣識別装置1(図4)を通過した紙幣を第
1の搬送経路Aから第2の搬送経路Bの所定位置に向け
て挟持搬送する。
【0019】次いで、第1乃至第5のベルト3、5、
7、9、17を矢印b方向に逆転することによって第2
の搬送経路B内に停止していた紙幣を第3の搬送経路C
の保留部13内に向けて挟持搬送する。このとき、搬送
ゲ−ト46が搬送姿勢から図3の逆送阻止姿勢に切替わ
り搬送ゲ−ト46の鋭角部47cが第1の搬送経路Aに
入り込むことによって紙幣が第2の搬送経路Bから第1
の搬送経路Aに逆送されることを阻止する。ここで、搬
送ゲ−ト46の動作を詳述する。即ち、第1のベルト3
が矢印b方向に逆転すると、第1のベルト3を巻掛けた
プ−リ25を介して第1のシャフト27が同方向に逆転
し、第1のシャフト27との間に所定の摩擦をもって接
面する外側カラ−41も所定のトルクを以って同方向に
連動回転する。外側カラ−41が矢印b方向に回転する
と、スプリング43によって連結した内側カラ−39が
同方向に回転する結果、内側カラ−39に固着した搬送
ゲ−ト46が図2に示すように時計廻り方向に回転す
る。搬送ゲ−ト46はストッパ片55の下部が第2のシ
ャフト51の外周面に突当たるとその回動が停止し、搬
送ゲ−ト46の回動が停止した後は、更に第1のシャフ
ト27が同方向に回転してもスプリング43の弾発力を
越えた時点で第1のシャフト27と外側カラ−41との
間で滑りが生じる。
7、9、17を矢印b方向に逆転することによって第2
の搬送経路B内に停止していた紙幣を第3の搬送経路C
の保留部13内に向けて挟持搬送する。このとき、搬送
ゲ−ト46が搬送姿勢から図3の逆送阻止姿勢に切替わ
り搬送ゲ−ト46の鋭角部47cが第1の搬送経路Aに
入り込むことによって紙幣が第2の搬送経路Bから第1
の搬送経路Aに逆送されることを阻止する。ここで、搬
送ゲ−ト46の動作を詳述する。即ち、第1のベルト3
が矢印b方向に逆転すると、第1のベルト3を巻掛けた
プ−リ25を介して第1のシャフト27が同方向に逆転
し、第1のシャフト27との間に所定の摩擦をもって接
面する外側カラ−41も所定のトルクを以って同方向に
連動回転する。外側カラ−41が矢印b方向に回転する
と、スプリング43によって連結した内側カラ−39が
同方向に回転する結果、内側カラ−39に固着した搬送
ゲ−ト46が図2に示すように時計廻り方向に回転す
る。搬送ゲ−ト46はストッパ片55の下部が第2のシ
ャフト51の外周面に突当たるとその回動が停止し、搬
送ゲ−ト46の回動が停止した後は、更に第1のシャフ
ト27が同方向に回転してもスプリング43の弾発力を
越えた時点で第1のシャフト27と外側カラ−41との
間で滑りが生じる。
【0020】その後、第1乃至第5のベルト3、5、
7、9、17を矢印a方向に正転することによって、保
留部13内に保留した紙幣と第1の搬送経路Aからの後
続紙幣との先端位置を合致させた状態で第2の搬送経路
B内で合流させて堆積する。このとき、搬送ゲ−ト46
が逆送阻止姿勢から搬送姿勢に切替わることによって第
1の搬送経路Aから次に到来した紙幣の搬送経路を確保
する。搬送ゲ−ト46の動作を詳述すると、第1のベル
ト3が矢印a方向に正転すると、第1のベルト3を巻掛
けたプ−リ25を介して第1のシャフト27が同方向に
正転し、第1のシャフト27との間に所定の摩擦をもっ
て接面する外側カラ−41も所定のトルクを有して同方
向に連動回転する。外側カラ−41が矢印a方向に回転
すると、スプリング43によって連動連結した内側カラ
−39が同方向に回転する結果、内側カラ−39に固着
した搬送ゲ−ト46が図1に示すように反時計廻り方向
に回転する。搬送ゲ−ト46は凹部53、53の前面が
第2のシャフト51の外周面に突当たるとその回動が停
止し、搬送ゲ−ト46の回動が停止した後は、更に第1
のシャフト27が同方向に回転してもスプリング43の
弾発力を越えた時点で第1のシャフト27と外側カラ−
41との間で滑りが生じる。
7、9、17を矢印a方向に正転することによって、保
留部13内に保留した紙幣と第1の搬送経路Aからの後
続紙幣との先端位置を合致させた状態で第2の搬送経路
B内で合流させて堆積する。このとき、搬送ゲ−ト46
が逆送阻止姿勢から搬送姿勢に切替わることによって第
1の搬送経路Aから次に到来した紙幣の搬送経路を確保
する。搬送ゲ−ト46の動作を詳述すると、第1のベル
ト3が矢印a方向に正転すると、第1のベルト3を巻掛
けたプ−リ25を介して第1のシャフト27が同方向に
正転し、第1のシャフト27との間に所定の摩擦をもっ
て接面する外側カラ−41も所定のトルクを有して同方
向に連動回転する。外側カラ−41が矢印a方向に回転
すると、スプリング43によって連動連結した内側カラ
−39が同方向に回転する結果、内側カラ−39に固着
した搬送ゲ−ト46が図1に示すように反時計廻り方向
に回転する。搬送ゲ−ト46は凹部53、53の前面が
第2のシャフト51の外周面に突当たるとその回動が停
止し、搬送ゲ−ト46の回動が停止した後は、更に第1
のシャフト27が同方向に回転してもスプリング43の
弾発力を越えた時点で第1のシャフト27と外側カラ−
41との間で滑りが生じる。
【0021】更に、第1乃至第5のベルト3、5、7、
9、17を矢印b方向に逆転することによって第2の搬
送経路Bにて堆積した紙幣を保留部13に導入する。こ
のとき、搬送ゲ−ト46が逆送阻止姿勢となることは前
述の通りである。
9、17を矢印b方向に逆転することによって第2の搬
送経路Bにて堆積した紙幣を保留部13に導入する。こ
のとき、搬送ゲ−ト46が逆送阻止姿勢となることは前
述の通りである。
【0022】以上の動作を紙幣が所定枚数となるまで繰
返した後、第1乃至第5のベルト3、5、7、9、17
を正転することによって保留部13の紙幣を一括して第
3の搬送経路Cを介して紙幣収納部11に収納するか或
は第2の搬送経路Bを介して顧客に返却する。
返した後、第1乃至第5のベルト3、5、7、9、17
を正転することによって保留部13の紙幣を一括して第
3の搬送経路Cを介して紙幣収納部11に収納するか或
は第2の搬送経路Bを介して顧客に返却する。
【0023】上記のように本発明によれば、ソレノイド
31等の格別の駆動源を設けることなく搬送ゲ−ト46
の切替えを行なうことができる為、電力を消費すること
なく省エネルギ−を図ることができる。又、ソレノイド
31の動作制御を行なう必要がないから信号処理を簡素
化することができ故障の頻度を低減することが可能とな
るという効果を併せもつものである。
31等の格別の駆動源を設けることなく搬送ゲ−ト46
の切替えを行なうことができる為、電力を消費すること
なく省エネルギ−を図ることができる。又、ソレノイド
31の動作制御を行なう必要がないから信号処理を簡素
化することができ故障の頻度を低減することが可能とな
るという効果を併せもつものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成し且つ
動作するから、ソレノイド等の専用の駆動源を省略する
ことができる構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを
確実に行なうことができ、消費電力の低減及び信号処理
の簡素化等を図ることができる。
動作するから、ソレノイド等の専用の駆動源を省略する
ことができる構成でありながら、搬送ゲ−トの切替えを
確実に行なうことができ、消費電力の低減及び信号処理
の簡素化等を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の作用説明図である。
【図4】従来の紙葉類取扱い装置の構成図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
A 第1の搬送経路 B 第2の搬送経路 C 第3の搬送経路 3、5、7、9、17 第1乃至第5のベルト(回転搬
送機構) 19、46 搬送ゲ−ト 27 第1のシャフト(シャフト) 39 内側カラ−(第1のカラ−) 41 外側カラ−(第2のカラ−) 43 圧縮スプリング 45 Eリング(抜け防止部材) 51 第2のシャフト(規制部)
送機構) 19、46 搬送ゲ−ト 27 第1のシャフト(シャフト) 39 内側カラ−(第1のカラ−) 41 外側カラ−(第2のカラ−) 43 圧縮スプリング 45 Eリング(抜け防止部材) 51 第2のシャフト(規制部)
Claims (2)
- 【請求項1】 紙葉類を搬送する第1の搬送経路の終端
部に連設され前進方向に延長した第2の搬送経路と、該
後退方向へ延長した第3の搬送経路と、該第1の搬送経
路から搬送されてきた紙葉類を該第2の搬送経路に搬送
することを許容する搬送姿勢と第2の搬送経路内の紙葉
類を第3の搬送経路に搬送する際に第1の搬送経路に逆
送されることを阻止する逆送阻止姿勢との間を回動可能
な搬送ゲ−トを備え、 前記第1乃至第3の搬送経路に配置され且つ紙葉類を挟
持して前進方向或は後退方向に搬送する正逆転可能な回
転搬送機構を備えたものにおいて、 前記搬送ゲ−トは、前記第2或は第3の搬送経路を構成
する回転搬送機構のいずれかの回転軸を構成する正逆回
転可能なシャフトに対して連結スリップ機構を介して相
対回転可能に支持されると共に、該連結スリップ機構は
該シャフトの外周面に所定の摩擦抵抗を有して接するこ
とによりシャフトが正逆転するときに連れ回り且つ該搬
送ゲ−トの回転が前記搬送姿勢或は逆送阻止姿勢にて阻
止された時以降該シャフトとの間でスリップを起こすこ
とを特徴とする紙葉類の搬送路切替機構。 - 【請求項2】 前記連結スリップ機構は、前記シャフト
の外周に相対回転自在に遊嵌すると共に前記搬送ゲ−ト
を固着した円筒状の第1のカラ−と、該シャフトの外周
に所定の摩擦抵抗を有して相対回転自在に遊嵌した第2
のカラ−と、 第1のカラ−と第2のカラ−との間に巻き掛けたコイル
スプリングとを備え、前記シャフトと第2のカラ−との
間の摩擦抵抗をシャフトの回転によって第2のカラ−が
連動回転するよう設定したことを特徴とする請求項1記
載の紙葉類の搬送路切替機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236982A JPH0551159A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 紙葉類の搬送路切替機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236982A JPH0551159A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 紙葉類の搬送路切替機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551159A true JPH0551159A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17008643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3236982A Pending JPH0551159A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 紙葉類の搬送路切替機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551159A (ja) |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3236982A patent/JPH0551159A/ja active Pending
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