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JP2562199B2 - 紙幣処理機 - Google Patents

紙幣処理機

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Publication number
JP2562199B2
JP2562199B2 JP1042156A JP4215689A JP2562199B2 JP 2562199 B2 JP2562199 B2 JP 2562199B2 JP 1042156 A JP1042156 A JP 1042156A JP 4215689 A JP4215689 A JP 4215689A JP 2562199 B2 JP2562199 B2 JP 2562199B2
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JP
Japan
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roller
reversing
path
take
guide
Prior art date
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JP1042156A
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English (en)
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JPH02221056A (ja
Inventor
盛夫 鈴木
博 柳下
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Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication of JPH02221056A publication Critical patent/JPH02221056A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は所定箇所に搬送された紙幣を反転して搬出す
る紙幣処理機に関する。
「従来の技術」 従来、紙幣の表裏を反転して搬送する紙幣処理機の一
例として実開昭62−113155号公報に開示されたものがあ
る。このものは、反転部へ紙幣を送り込むローラ対の一
方の外周にその円周方向に間隔をおいて羽根を放射状に
設け、このローラ対の一方を、反転部から紙幣を取り出
すローラ対の一方に共用する際、共用ローラと共に回動
する羽根の作用によって紙幣を取り出し口へ向けて搬送
し、この紙幣を取り出し口より取り出すように構成した
ものである。
また、上のものにさらに、反転時に送り返し回転する
ローラ体を設けたものもある。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、実開昭62−113155号のものにおいては、紙
幣に羽根を当ててこの紙幣を取り出すため、この紙幣を
取り出すときの反転開始のタイミングが不確定となる問
題があった。
また、反転時に送り返し回転するローラ体を設けたも
のにおいては、前記タイミングは定まるものの、取り出
し口への案内が依然として羽根に頼られているため、紙
幣後端の取り出しタイミングは一定になりにくいという
問題があった。
また同じ理由から、羽根の付近で紙幣のジャムが生じ
易く、この紙幣のジャムガ生じた場合、送り返し回転す
るローラ体においても、紙幣の搬送スピード程度では、
紙幣を確実に送り返すことができなくなるおそれがあ
る。
また、前記送り返し回転するローラ体は送り返し時に
逆転しなければならないため、この逆転時に時間がかか
り、かつ正逆回転のスピードが変化するのが常で、紙幣
の取出しタイミングに確実性がなく、信頼性が低いとい
う問題があった。
本発明は、従来のものがもつ以上のような問題点を解
決したもので、常に一定のタイミングで、かつ確実に紙
幣を反転せしめることのできる反転機構を有した紙幣処
理機を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 請求項1の発明では、紙幣を搬送する主搬送路と、ゲ
ートフォークを介して主搬送路から分岐された反転部搬
入路と、反転部搬入路に接続されて、該反転部搬入路か
ら搬送された紙幣を停止させて搬送方向を逆転させる反
転部搬送部と、これら反転部搬入路と反転部搬送路との
接続部付近から分岐し、かつ主搬送路に合流する反転部
搬出路とを有し、 前記反転部搬送路は、離間対向するように装置本体に
固定されてこれらの間に紙幣が挿入される一対の反転部
ガイドと、該反転部ガイドの末端位置に設けられて該反
転部ガイドにて案内された紙幣の前端に当接する端体
と、前記反転部ガイドの一方に設けられて、該反転部ガ
イド間に搬入された紙幣を端体側に送る方向に、常時駆
動される取り込みローラとを有するものであり、 前記反転部搬出路の入口は、前記反転部搬送路の端体
にて停止させられた紙幣を後端側から反転部搬出路に送
るように常時駆動される取り出しローラと、該取り出し
ローラにより従動されるアイドルローラとの間であり、
かつこれら取り出しローラとアイドルローラとの接触点
に設けられ、 前記反転部搬送路を挟んで反転部搬出路と対向する位
置には、前記取り出しローラから離間する待機位置と、
前記取り出しローラとアイドルローラとの接触点の近傍
でありかつ該取り出しローラに接触される接触位置との
間で、装置本体にレバーを介して揺動自在に支持され
て、当該接触位置にて、前記反転部搬送路の端体で停止
された紙幣の後端を、取り出しローラに対して曲げて押
し付け、該取り出しローラとアイドルローラとの接触点
に向けて紙幣を案内する反転用ガイドローラが設けら
れ、 更に、前記反転部搬入路が分岐されかつ反転部搬出路
が合流するまでの主搬送路の距離は、該主搬送路にて紙
幣が通過する時間と、前記反転部搬入路、反転部搬送
路、反転部搬出路にて紙幣が通過する時間とが一致する
ように設定されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、前記反転部搬送路の取り込みロ
ーラと対向する側の反転部ガイドには、該取り込みロー
ラに当接される押圧片が設けられていることを特徴とす
る。
請求項3の発明では、前記反転用ガイドローラは装置
本体に揺動自在に支持されたレバーの一端部に設けら
れ、かつ該レバーの他端部には、反転部搬出路の取り込
みローラに対して当接可能な押圧部が設けられ、 前記押圧部は、反転用ガイドローラが取り出しローラ
を押圧している場合に、取り込みローラから離間した位
置にあり、反転用ガイドローラが取り出しローラから離
間している場合に、取り込みローラに当接される位置に
あることを特徴とする。
「作用」 請求項1の発明では、ゲートフォークの切換によって
主搬送路から分離されて、反転部搬入路に送られた紙幣
は、常時駆動されている取り込みローラによって反転部
搬送路の反転部ガイド内に案内され、その後、前端が反
転部搬送路の端体に当接した時点で停止される。
そして、この状態で反転ガイドローラは、反転部搬出
路の入口を構成する取り出しローラとアイドルローラと
の接触点の近傍にて、紙幣の後端を、取り出しローラに
対して曲げて押し付け、このとき該取り出しローラは常
時駆動されているので、反転ガイドローラと取り出しロ
ーラの間に挟持された紙幣は、後端側から取り出しロー
ラとアイドルローラとの接触点に向けて円滑に案内され
る。すなわち、反転ガイドローラによる押圧と、取り出
しローラの駆動とによって、反転部搬送路内で停止され
た紙幣は、取り出しローラとアイドルローラとの間に円
滑に案内され、更に反転部搬出路を経由して主搬送路に
送られることになる。
一方、本発明では、反転部搬入路が分岐されかつ反転
部搬出路が合流するまでの主搬送路の距離が、該主搬送
路にて紙幣が通過する時間と、反転部搬入路、反転部搬
送路、反転部搬出路にて紙幣が通過する時間とが一致す
るように設定されているので、主搬送路にて搬送された
紙幣の順番を入れ換えること無く、紙幣の表裏反転を行
うこともできる。
以上説明したように本発明の紙幣処理機では、羽根を
使用せず、複数のローラによって紙幣の表裏を反転させ
る方式であるので、表裏反転時にタイミングがずれる、
ジャムが発生する心配も無く、また、紙幣の搬送及び反
転に使用される取り込みローラ、取り出しローラは常時
同一方向に駆動され、これらの回転方向が紙幣の表裏反
転途中で停止、逆転することは無いので、この点におい
ても、表裏反転時に搬送速度が変化する、タイミングが
ずれることが防止され、更に、反転ガイドローラはレバ
ーを介して装置本体に揺動自在に支持されたものである
ので応答性が極めて良く、これによって紙幣の表裏反転
処理を高速で行なうことができる。
請求項2の発明では、反転部搬送路の取り込みローラ
と対向する側の反転部ガイドには、該取り込みローラに
当接される押圧片が設けられているので、該押圧片と取
り込みローラとの間に紙幣が挟持され、この状態で取り
込みローラが駆動されることによって、該紙幣が押圧片
と摺動しつつ反転部ガイドに沿って奥側に送られる。こ
れによって本発明では、紙幣を反転部ガイド内に確実に
挿入することが可能となる。
請求項3の発明では、反転用ガイドローラを支持する
レバーの他端部に設けられる押圧部は、反転用ガイドロ
ーラが取り出しローラから離間している場合に、取り込
みローラに当接される位置に配置されるようになってい
るので、この状態で、反転部搬入路を通じて紙幣を受け
入れれば、該紙幣は、取り込みローラと該押圧部との間
に挟持されるとともに、常時駆動されている取り込みロ
ーラによって、該紙幣が押圧部と摺動しつつ反転部ガイ
ドに沿って奥側に送られる。これによって本発明では、
請求項2と同様、姿勢を反転部ガイド内に確実に挿入す
ることが可能となる。
また、請求項3の発明では、反転用ガイドローラが取
り出しローラを押圧している場合には、上述した押圧部
は取り込みローラから離間した位置にあるので、反転部
搬送路の反転部ガイド内で停止した紙幣を、取り出しロ
ーラとアイドルローラとの間に案内するに際して、該押
圧部が抵抗となることは無く、これによって、反転部搬
送路内の紙幣を反転部搬出路に円滑に送り込むことが可
能となる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。第1図は紙幣処理機の一部の側断面図であり、図中
1は本体であり、この本体1の正面(第1図における右
端)上,下部にはそれぞれ搬入口2,搬出口3が設けられ
ている。
本体1の搬入口2側上部にはプーリ4が設けられ、本
体1の奥側上下にはそれぞれプーリ5,6が設けられてい
る。これらプーリ4,5,6はそれらの回転軸方向に複数設
けられている。プーリ4,5,6にはそれぞれベルト7が巻
回されている。
また、本体1の搬出口3側下部にはプーリ8が設けら
れ、本体1の奥側下部には、プーリ6の下方に位置する
プーリ9,10が設けられている。これらのプーリ8,9,10は
それらの回転軸方向に複数設けられており、プーリ8,9,
10にはそれぞれベルト11が巻回されている。
本体1の奥側には、プーリ5,6より搬入口2,搬出口3
側に位置して上下にプーリ12,13が配設されている。プ
ーリ12はプーリ5より下方に設けられ、プーリ13はプー
リ6,9間高さ位置に設けられている。これらプーリ12,13
はそれらの回転軸方向に複数設けられており、プーリ1
2,13にはそれぞれベルト14が巻回されている。
また、プーリ12の搬入口2側にはこのプーリ12から離
間してプーリ15が設けられると共に、プーリ4の下部に
はプーリ16が設けられている。これらプーリ15,16はそ
れらの回転軸方向に複数設けられており、プーリ15,16
にはそれぞれベルト17が設けられている。
また、プーリ15の下方にはこのプーリ15から若干離間
してプーリ18が設けられると共に、このプーリ18の搬出
口3側斜め下方にはプーリ19が設けられている。これら
プーリ18,19はそれらの回転軸方向に複数設けられてお
り、プーリ18,19にはそれぞれベルト20が巻回されてい
る。
前記プーリ4,5,6に巻回されたベルト7はプーリ12に
巻回されたベルト14の外側に巻回され全体として側面略
L字形とされ、かつ前記ベルト14,17と対向させられて
いる。
また、前記プーリ8,9,10に巻回されたベルト11はプー
リ12,13に巻回されたベルト14の外側に巻回されかつプ
ーリ19に対向させられている。
以上によりベルト7,17間、ベルト7,14間、ベルト11,2
0間に紙幣を挟んで搬送する主搬送路66が形成されてい
る。また、この主搬送路66には、ベルトが存在しない箇
所に位置しかつ主搬送路66に沿って搬送ガイド21,22,2
3,24,25,26が設けられている。搬送ガイド22の一部はプ
ーリ15の外周に沿って湾曲させられ、搬送ガイド22の他
部は搬送ガイド21との間に所定の間隔をおいてこの搬送
ガイド21に対向させられている。搬送ガイド24は、搬送
ガイト21,23,プーリ12,15の各外周に沿って略コ字形に
形成され、搬送ガイド21,23,22との間に所定の間隔をお
いてこれらと対向させられている。搬送ガイド25は、搬
送ガイド23に沿って略L字形に形成され、搬送ガイド23
との間に所定の間隔をおいて搬送ガイド23と対向させら
れている。搬送ガイド26は、搬送ガイド23の搬出口3側
部に沿った一部と、プーリ18,19に巻回されたベルト20
に沿って傾斜させられた他部とからなり全体としてく字
形に形成され、搬送ガイド23の搬出口3側部との間に所
定の間隔をおいて搬送ガイド23の搬出口3側部と対向さ
せられている。プーリ13の搬出口3側には搬送ガイド27
が設けられており、この搬送ガイド27の一部は搬送ガイ
ド26のベルト20に沿った傾斜部に沿うようにされ、他部
はプーリ18の外周に沿って湾曲させられている。搬送ガ
イド27の一部は搬送ガイド26の前記傾斜部との間に所定
の間隔をおいてこの傾斜部に対向させられている。搬送
ガイド27は搬送ガイド26同様にベルトが存在しない箇所
に位置して設けられている。
また、搬送ガイド22,24,27,26の搬入口2,搬出口3側
には上反転部ガイド28,下反転部ガイド29が傾斜状に設
けられている。これら上反転部ガイド28と下反転部ガイ
ド29とは所定の間隔をおいて対向させられて設けられて
いる。上反転部ガイド28,下反転部ガイド29の一端は搬
送ガイド24,27の端部に近接して本体1内略中央部に位
置させられ、上反転部ガイド28,下反転部ガイド29の他
端は搬出口3に近接して下方に設けられ、これら他端部
間はこれら他端部に設けられた底部ブロック(端体)30
により閉塞されている。この底部ブロック30には平滑な
基準面30aが形成されている。上反転部ガイド28,下反転
部ガイド29はベルトが存在しない箇所に設けられてお
り、上反転部ガイド28,下反転部ガイド29間に反転搬送
路31が形成されている。
また、プーリ18,19と反転部搬送路31との間には取り
込みローラ33が設けられている。この取り込みローラ33
は反転部搬送路31の長さ方向の中央位置に外周部を位置
させられかつベルト20に外周を接触させられて設けられ
ている。取り込みローラ33はその回転軸方向に複数、ベ
ルトの存在する箇所に位置して設けられている。
プーリ12,15間には側面略三角形状のゲートフォーク3
4が軸35に固定されこの軸35を中心に揺動自在に設けら
れている。軸35は図示しない回転駆動源に連結されて正
逆回転させられるようになされている。ゲートフォーク
34は軸35方向に複数、ベルト,搬送ガイド21,22,24の存
在しない箇所に位置させられて設けられている。
プーリ18,19の軸にはそれぞれ取出しローラ38,39がプ
ーリ18,19と同方向に同一回転するように取り付けられ
ている。取出しローラ38はプーリ18より若干大径とさ
れ、該プーリ18に巻回されるベルト20の外周径に略等し
い径とされている。
前記プーリ15,18間にはアイドル・ローラ40が設けら
れている。このアイドル・ローラ40は搬送ガイド27に取
り付けられたローラブロック41に支持部材を介して回転
自在に連結され、ベルト17及びベルト20の両方に当接さ
れ、取出しローラ38に触れないように設けられている。
アイドル・ローラ40はその回転軸方向に複数設けられて
いる。
本体1内には、上反転部ガイド28に近接して回動ブロ
ック42が回動自在に軸支されている。この回動ブロック
42にはレバー43の一端が取り付けられている。レバー43
の他端には反転用ガイドローラ44が回転自在にかつ取出
しローラ38に当接可能に取り付けられている。また、底
部ブロック30には押圧片45の一端が取り付けられてお
り、この押圧片45の他端側は取り込みローラ33に弾力を
もって弱い力で軽く当接させられている。
搬送ガイド21,23,26,27の所定箇所にはそれぞれロー
ラブロック46,47,48,49が取り付けられており、これら
にはそれぞれ支持部材を介して紙幣押さえ用あるいはベ
ルトバックアップ用のガイドローラ50,51,52,53が回転
自在に取り付けられている。
搬送ガイド21,22の互いに対向する所定箇所には、そ
れぞれ貫通孔54,55が明けられ、搬送ガイド21,22には貫
通孔54,55部に位置させられて一対のセンサ素子からな
る第1センサ56が取り付けられている。
搬送ガイド23,24の互いに対向する所定箇所には、そ
れぞれ貫通孔57,58が明けられ、搬送ガイド23,24には貫
通孔24には貫通孔57,58部に位置させられて一対のセン
サ素子からなる第2センサ59が取り付けられている。
搬送ガイド23,26の互いに対向する所定箇所には、そ
れぞれ貫通孔60,61が明けられ、搬送ガイド23,26には貫
通孔60,61部に位置させられて一対のセンサ素子からな
る第3センサ62が取り付けられている。
上反転部ガイド28,下反転部ガイド29の底部ブロック3
0側の互いに対向する所定箇所には、それぞれ貫通孔63,
64が明けられ、これら貫通孔63,64部に対向する位置に
は、上反転部ガイド28に取り付けられた支持部材を介し
て一対のセンサ素子からなる第4センサ65が設けられて
いる。
なお、前記搬入口2は、プーリ4,16側のベルト7,17
間、搬送ガイド21,22間に形成されている。
また、前記搬出口3は、プーリ8側の上側のベルト11
上、搬送ガイド23,26間に形成されている。
ベルト7,17間、ベルト7,14間、上側のベルト11上、搬
送ガイド21,22間、搬送ガイド23,24間、搬送ガイド23,2
5間、搬送ガイド23,26間には主搬送路66が形成されてい
る。
ベルト7,17間、ベルト17,ゲートフォーク34間、搬送
ガイド21,22間、搬送ガイド22,24間には反転部搬入路67
が形成され、ベルト20,ガイドローラ53間、搬送ガイド2
6,27間、搬送ガイド23,26間、上側のベルト11上、には
反転部搬出路68が形成されている。そして、反転部搬入
路67と反転部搬出路68とにより副搬送路69が構成されて
いる。
また、各プーリ4,5,6,8,9,10,12,13,15,16,18,19,取
り込みローラ33,取出しローラ38,39,アイドル・ローラ4
0,反転用ガイドローラ44,ガイドローラ50,51,52,53は第
1図に示す矢印方向にそれぞれ定速で回転するようにな
されている。
次に、前記のように構成された紙幣処理機の使用につ
いて説明する。なお、以下の説明では、主搬送路の経路
が曲がっていて、現実の紙幣の面が入れ代わっても、反
転はされないものとみなして説明する。
搬入口2の第1図における右側に設けられた図示しな
い計数判別部等の前段機構により搬入口2に紙幣が表裏
混合状態で搬入される。
すると、この紙幣は主搬送路66を搬送され、この搬送
中の紙幣の先端を第1センサ56が検出すると、前記前段
機構により検出された紙幣の表裏データに基づいて例え
ば表紙幣が搬送されていると判別された場合、ゲートフ
ォーク34は同図中一点鎖線で示す位置に位置し、この紙
幣は主搬送路66を通り、表紙幣のまま搬出口3から搬出
され図示しない集積部等の後段機構へ送られる。
また、搬入口2から搬入された紙幣が例えば裏紙幣と
判別された倍、第1センサ56が紙幣の先端を検出する
と、ゲートフォーク34が第1図中二点鎖線で示す位置に
位置し、紙幣は反転部搬入路67に誘導され、ここを通
り、ベルト17とアイドル・ローラ40とにより反転部搬送
路31へ搬入される。
反転部搬送路31へ搬入された紙幣は取り込みローラ33
によりさらに搬送力を与えられ、この取り込みローラ33
と押圧片45との間を通り底部ブロック30側へ取り込まれ
る。
すると、この紙幣の取り込み方向前端を第4センサ65
が検出し、この検出時から所定時間この取り込み動作を
継続させる。従って、この間に底部ブロック30の基準面
30aに前記紙幣の前端全体が当接し、紙幣は正常な姿勢
に矯正される。これにより、紙幣の前記前端が底部ブロ
ック30に衝突して反転部搬送路31の取り込み方向と反対
方向へ逆戻りすること、及び第1図の右方からみて紙幣
が左右に傾斜した状態で取り出されることが防止され
る。
反転部搬送路31に紙幣が滞留し、所定時間経過する
と、レバー43が回動し、反転用ガイドローラ44が上反転
部ガイド28の側面対向部を通過して取出しローラ38の外
周に、反転部搬送路31への紙幣の搬入後端を押し付け、
この紙幣の搬入後端をアイドル・ローラ40,取出しロー
ラ38間方向へ偏向させる。
すると、取出しローラ38,反転用ガイドローラ44間に
紙幣が挾持された状態で、この紙幣は、取出しローラ38
の回転力により反転部搬送路31への搬入後端を反転部搬
送路31からの搬出前端として、アイドル・ローラ40,取
出しローラ38間に挿入され、引き続き搬送ガイド27,取
出しローラ38間に誘導されて取出しローラ38,ガイドロ
ーラ53間に挿入され、搬送ガイド27,26の傾斜部間を通
り、取出しローラ39,ガイドローラ51間に送り込まれる
ことにより、主搬送路66に表紙幣として合流せしめられ
る。
よって、裏紙幣は表紙幣として反転せしめられ、主搬
送路66を搬送される表紙幣とともに表裏が取り揃えられ
て搬出口3より搬出される。
なお、第2センサ59は、第1センサ56が搬送中の紙幣
を検出しゲートフォーク34が主搬送路66を開としたとき
に搬送ガイド23,24間を通過する紙幣を検出すると共
に、第1センサ56が搬送中の紙幣を検出しゲートフォー
ク34が主搬送路66を閉とした筈であるにも拘わらず、搬
送ガイド23,24間を紙幣が通過した場合の異常をも検出
する。
また、第3センサ62は、非反転紙幣及び反転紙幣のい
ずれをも検出すると共に、紙幣処理中断時または完了時
において、第1センサ56と協働して、搬入口2から搬入
した紙幣の第1検出センサ56による検出回数と第3セン
サ62による紙幣検出回数とが一致するかどうかをみるこ
とにより、本体1内に紙幣が滞留している場合の異常を
も検出する役目を果たす(以上第1実施例)。
なお、前記実施例においては、離間対向させられた上
反転部ガイド28,下反転部ガイド29のそれぞれの一端側
を底部ブロック30により連結して上反転部ガイド28,下
反転部ガイド29間に反転部搬送路31を形成し、下反転部
ガイド29に、反転部搬送路31に搬入された紙幣を反転部
搬送路31の底部ブロック30側最奥端に付勢する取り込み
ローラ33を設け、この取り込みローラ33に、底部ブロッ
ク30に一端が取り付けられた押圧片45の他端側部を当接
させたが、これに限られることなく、例えば、第2図に
示すように、底部ブロック30に押圧片45を設けず、回動
ブロック42に設けられたレバー43の反転用ガイドローラ
44と反対側の端部を延長して鈎形に形成してその角部を
押圧部43aとし、この押圧部43aを取り込みローラ33の外
周面に当接させるようにしてもよい。
この実施例においては、反転部搬送路31への紙幣の搬
入前には、取り込みローラ33の外周面にレバー43の押圧
部43aが弱い力で軽く当接しており、反転部搬送路31へ
紙幣が搬入されるときこの紙幣が取り込みローラ33,押
圧部43aを通り、取り込みローラ33の回転によって底部
ブロック30側へ付勢され、この搬入紙幣の前端を第4セ
ンサ65が検出すると、回動ブロック42が回動して取り込
みローラ33上の紙幣から押圧部43aが離間し、反転用ガ
イドローラ44が取出しローラ38側へ移動して反転部搬送
路31への紙幣の搬入後端を取出しローラ38の外周面に押
し付け、反転部搬送路31への紙幣の搬入後端をアイドル
・ローラ40,取出しローラ38間方向へ偏向させるように
なっている(以上第2実施例)。
従って、腰の弱い紙幣の場合には、この第2実施例の
ように、取り込みローラ33にレバー43の押圧部43aが接
離するタイプのものが適し、反転部搬送路31内での紙幣
の姿勢矯正が終了する時間を見計らって、紙幣から押圧
部43aを離間せしめることにより、紙幣にこの紙幣がフ
リーとなり正常な本来の状態に復帰する時間を与え、反
転部搬送路31内での紙幣のジャム、送り込み過ぎを防止
する。
また、腰の強い紙幣の場合には、前記第1実施例のよ
うに、取り込みローラ33に常時押圧片45が当接するタイ
プが適し、反転部搬送路31内での紙幣の姿勢矯正が終了
する時間を見計らって、予め早めた反転用ガイドローラ
44を作動せしめることにより、紙幣処理時間を短縮させ
ることができる。即ち、第2実施例においては反転用ガ
イドローラ44を有するレバー43の揺動時間を設ける必要
があるが、第1実施例のものにおいてはレバー43の揺動
時間を紙幣の反転部搬送路31内での矯正時間に組み込む
ことができ、その分時間の短縮が計れる。これは、本装
置を表裏取り揃え装置として機能させたとき、主搬送路
66の搬送距離を短縮化できることから装置全体の大きさ
を小型化するのに役立つ。
また、前記第1実施例、第2実施例においては、主搬
送路66をコ字形としたが、これに限られることなく、直
線形若しくはこれに近似の主搬送路としてもよい(以上
第3実施例)。
また、反転用ガイドローラ44を取出しローラ38に押し
付けるようにして反転紙幣の引き出しを行ったが、これ
に限らず、略同径となるプーリ18に巻回されたベルト20
に押し付けるようにしてもよい(以上第4実施例)。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように請求項1の発明では、ゲー
トフォークの切換によって主搬送路から分離されて、反
転部搬入路に送られた紙幣は、常時駆動されている取り
込みローラによって反転部搬送路の反転部ガイド内に案
内され、その後、前端が反転部搬送路の端体に当接した
時点で停止される。
そして、この状態で反転ガイドローラは、反転部搬出
路の入口を構成する取り出しローラとアイドルローラと
の接触点の近傍にて、紙幣の後端を、取り出しローラに
対して曲げて押し付け、このとき該取り出しローラは常
時駆動されているので、反転ガイドローラと取り出しロ
ーラの間に挟持された紙幣は、後端側から取り出しロー
ラとアイドルローラとの接触点に向けて円滑に案内され
る。すなわち、反転ガイドローラによる押圧と、取り出
しローラの駆動とによって、反転部搬送路内で停止され
た紙幣は、取り出しローラとアイドルローラとの間に円
滑に案内され、更に反転部搬出路を経由して主搬送路に
送られることになる。
一方、本発明では、反転部搬入路が分岐されかつ反転
部搬出路が合流するまでの主搬送路の距離が、該主搬送
路にて紙幣が通過する時間と、反転部搬入路、反転部搬
送路、反転部搬出路にて紙幣が通過する時間とが一致す
るように設定されているので、主搬送路にて搬送された
紙幣の順番を入れ換えること無く、紙幣の表裏反転を行
うこともできる。
以上説明したように本発明の紙幣処理機では、羽根を
使用せず、複数のローラによって紙幣の表裏を反転させ
る方式であるので、表裏反転時にタイミングがずれる、
ジャムが発生する心配も無く、また、紙幣の搬送及び反
転に使用される取り込みローラ、取り出しローラは常時
同一方向に駆動され、これらの回転方向が紙幣の表裏反
転途中で停止、逆転することは無いので、この点におい
ても、表裏反転時に搬送速度が変化する、タイミングが
ずれることが防止され、更に、反転ガイドローラはレバ
ーを介して装置本体に揺動自在に支持されたものである
ので応答性が極めて良く、これによって紙幣の表裏反転
処理を高速で行なうことができる。
請求項2の発明では、反転部搬送路の取り込みローラ
と対向する側の反転部ガイドには、該取り込みローラに
当接される押圧片が設けられているので、該押圧片と取
り込みローラとの間に紙幣が挟持され、この状態で取り
込みローラが駆動されることによって、該紙幣が押圧片
と摺動しつつ反転部ガイドに沿って奥側に送られる。こ
れによって本発明では、紙幣を反転部ガイド内に確実に
挿入することが可能となる。
請求項3の発明では、反転用ガイドローラを支持する
レバーの他端部に設けられる押圧部は、反転用ガイドロ
ーラが取り出しローラから離間している場合に、取り込
みローラに当接される位置に配置されるようになってい
るので、この状態で、反転部搬入路を通じて紙幣を受け
入れれば、該紙幣は、取り込みローラと該押圧部との間
に挟持されるとともに、常時駆動されている取り込みロ
ーラによって、該紙幣が押圧部と摺動しつつ反転部ガイ
ドに沿って奥側に送られる。これによって本発明では、
請求項2と同様、紙幣を反転部ガイド内に確実に挿入す
ることが可能となる。
また、請求項3の発明では、反転用ガイドローラが取
り出しローラを押圧している場合には、上述した押圧部
は取り込みローラから離間した位置にあるので、反転部
搬送路の反転部ガイド内で停止した紙幣を、取り出しロ
ーラとアイドルローラとの間に案内するに際して、該押
圧部が抵抗となることは無く、これによって、反転部搬
送路内の紙幣を反転部搬出路に円滑に送り込むことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部の側断面図、第2
図は本発明の他の実施例を示す一部の側断面図である。 1……本体、2……搬入口、3……搬出口、28……上反
転部ガイド、29……下反転部ガイド、30……底部ブロッ
ク(端体)、31……反転部搬送路、33……取り込みロー
ラ、34……ゲートフォーク、38……取出しローラ、40…
…アイドル・ローラ、43a……押圧部、44……反転用ガ
イドローラ、45……押圧片、66……主搬送路、67……反
転部搬入路、68……反転部搬出路、69……副搬送路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−2655(JP,A) 実開 昭62−113155(JP,U) 実開 昭51−127799(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を搬送する主搬送路と、ゲートフォー
    クを介して主搬送路から分岐された反転部搬入路と、反
    転部搬入路に接続されて、該反転部搬入路から搬送され
    た紙幣を停止させて搬送方向を逆転させる反転部搬送部
    と、これら反転部搬入路と反転部搬送路との接続部付近
    から分岐し、かつ主搬送路に合流する反転部搬出路とを
    有し、 前記反転部搬送路は、離間対向するように装置本体に固
    定されてこれらの間に紙幣が挿入される一対の反転部ガ
    イドと、該反転部ガイドの末端位置に設けられて該反転
    部ガイドにて案内された紙幣の前端に当接する端体と、
    前記反転部ガイドの一方に設けられて、該反転部ガイド
    間に搬入された紙幣を端体側に送る方向に、常時駆動さ
    れる取り込みローラとを有するものであり、 前記反転部搬出路の入口は、前記反転部搬送路の端体に
    て停止させられた紙幣を後端側から反転部搬出路に送る
    ように常時駆動される取り出しローラと、該取り出しロ
    ーラにより従動されるアイドルローラとの間であり、か
    つこれら取り出しローラとアイドルローラとの接触点に
    設けられ、 前記反転部搬送路を挟んで反転部搬出路と対向する位置
    には、前記取り出しローラから離間する待機位置と、前
    記取り出しローラとアイドルローラとの接触点の近傍で
    ありかつ該取り出しローラに接触される接触位置との間
    で、装置本体にレバーを介して揺動自在に支持されて、
    当該接触位置にて、前記反転部搬送路の端体で停止され
    た紙幣の後端を、取り出しローラに対して曲げて押し付
    け、該取り出しローラとアイドルローラとの接触点に向
    けて紙幣を案内する反転用ガイドローラが設けられ、 更に、前記反転部搬入路が分岐されかつ反転部搬出路が
    合流するまでの主搬送路の距離は、該主搬送路にて紙幣
    が通過する時間と、前記反転部搬入路、反転部搬送路、
    反転部搬出路にて紙幣が通過する時間とが一致するよう
    に設定されていることを特徴とする紙幣処理機。
  2. 【請求項2】前記反転部搬送路の取り込みローラと対向
    する側の反転部ガイドには、該取り込みローラに当接さ
    れる押圧片が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の紙幣処理機。
  3. 【請求項3】前記反転用ガイドローラは装置本体に揺動
    自在に支持されたレバーの一端部に設けられ、かつ該レ
    バーの他端部には、反転部搬出路の取り込みローラに対
    して当接可能な押圧部が設けられ、 前記押圧部は、反転用ガイドローラが取り出しローラを
    押圧している場合に、取り込みローラから離間した位置
    にあり、反転用ガイドローラが取り出しローラから離間
    している場合に、取り込みローラに当接される位置にあ
    ることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機。
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JPS612655A (ja) * 1984-06-14 1986-01-08 Toshiba Corp 集積装置
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