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JPH0538968A - 車両用計器盤の構造 - Google Patents

車両用計器盤の構造

Info

Publication number
JPH0538968A
JPH0538968A JP3196769A JP19676991A JPH0538968A JP H0538968 A JPH0538968 A JP H0538968A JP 3196769 A JP3196769 A JP 3196769A JP 19676991 A JP19676991 A JP 19676991A JP H0538968 A JPH0538968 A JP H0538968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
transparent resin
resin body
light
instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3196769A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Kazama
憲男 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3196769A priority Critical patent/JPH0538968A/ja
Publication of JPH0538968A publication Critical patent/JPH0538968A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 運転車が計器盤内部からの光や外部からの光
線により眩惑されることなく計器類を確実に視認でき、
且つ乗員に広々とした開放感を与えると共に計器盤周り
の造形自由度を改善するような車両用計器盤の構造を提
供する。 【構成】 計器盤20の計器箱22内部には、と、夜間
に計器類を後方から照らして視認性を確保するためのバ
ルブ(光源)が設けられ計器箱22の前面には、平面状
の透明樹脂体(透明体)25が嵌め込まれている。この
透明樹脂体25の内面には英数字が透明樹脂体25及び
計器箱の後板22aと異なつた色で設けられインストル
メントパネル21の表皮部材である布部材(布製の表皮
部材)27が、パッド2及び透明樹脂体25の前面を覆
つている。この透明樹脂体25に対向する布部材27の
裏面には透明な伸び防止用シート28を張り付け、布部
材27が伸びないようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用計器盤の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用計器盤の構造としては、例
えば実開昭56−46438号公報に示されるものや図
5に示すようなものがある。車両Mのインストルメント
パネル1は芯材2aの表面にポリウレタンフォーム材な
どよりなるパッド2と、ポリ塩化ビニルなどよりなる表
皮部材3を一体に設けて形成され、運転者に対向する位
置には計器盤4が埋め込まれている。この計器盤4は、
速度計や燃料計等の計器類5と照明用のバルブ6とこれ
らを内蔵した計器箱7から成り、計器箱7の前面開口部
にはガラス(透明体)8が設けられている。そして、フ
ロントウインドパネル9やサイドウインドパネル10を
通して車両内部に入射してくる外部からの光Lが、計器
盤4の前面(図中A側)のガラス8で反射して計器類5
が見づらくなるのを防止するために、計器盤4の上方に
はインルトルメントパネル1を延長してフード11を設
けている。さらに、ガラス8を湾曲させて後方からの光
Lの反射光が運転者の目に入らないようにされている。
尚、12はフロントピラーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、夜間走行時に計器盤4から
の光がフロントウインドパネル9等へ映り込むのを防止
したり、フロントウインドパネル9やサイドウインドパ
ネル10から入射してくる光Lの一部を遮断して視認性
を確保するために、フード11が乗員側に突出している
ため、車室内の広々感を阻害したり、インストルメント
パネル1等の造形時における規制となって不利である。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、運転者が計器盤内部からの光
や外部からの光線により眩惑されることなく計器類を確
実に視認でき、且つ乗員に広々とした開放感を与えると
共に計器盤周りの造形自由度を改善するような車両用計
器盤の構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用計
器盤の構造は、インストルメントパネルに、計器類及び
光源を内蔵すると共に前面に透明体が設けられている計
器箱を埋め込んで成り、前記透明体の前面を光を透過し
且つ光を反射しない布製の表皮部材にて一体に覆うと共
に、該表皮部材の前記透明体に対向する部位に伸び防止
用シートを貼着したものである。
【0006】
【作用】この発明に係る車両用計器盤の構造によれば、
計器盤前面の透明体を、インストルメントパネルに使用
している布製の表皮部材であって光を透過するが光を反
射しないものにより一体的に覆ったので、外部から入射
してくる光線が直接該透明体に当たって反射することが
なく、また夜間走行時に計器盤からの光がフロントウイ
ンドパネルに映ることがなく運転者の視界を妨げること
がなく、視認性を確保できる。このため、従来のように
計器盤の上方にフードを設ける必要がなくなり、インス
トルメントパネルの一体感及び広々感が増すとともに、
造形面における自由度が増す。さらに、布製の表皮部材
の透明体が対向する部位に伸び防止シートを貼着したの
で、温度の影響による表皮部材の不均一な伸縮が防止さ
れ、表皮部材を透過する光が均一となって計器盤の視認
性が確保される。
【0007】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0008】20が計器盤であり、車室内前部のインス
トルメントパネル21の前面(図中A側面)に設けられ
ている。この計器盤20の計器箱22内部には、速度計
等の計器類23と、夜間にこれら計器類23を後方から
照らして視認性を確保するためのバルブ(光源)24が
設けられている。そして、計器箱22の前面には、平面
状の透明樹脂体(透明体)25が嵌め込まれている。こ
の透明樹脂体25の内面には英数字26が該透明樹脂体
25及び計器箱22の後板22aと異なった色で設けら
れている。そして、インストルメントパネル21の表皮
部材である布部材(布製の表皮部材)27が、パッド2
及び透明樹脂体25の前面を覆っている。この透明樹脂
体25に対向する布部材27の裏面には透明な伸び防止
用シート28を張り付け、布部材27が伸びないように
されている。尚、この伸び防止用シート28は、透明樹
脂体25の前方に所定間隔(間隔ゼロの場合も含む)を
おいて位置するようになっている。
【0009】すなわち、車室内の温度の変化によりパッ
ド2が熱変形により伸び縮みし、そこを覆っている布部
材27も一緒に伸び縮みすることとなるため、皺を発生
したり局部的に伸びが大きく発生したりする。このた
め、そのような布部材27の伸び縮みを防止して、一定
の光透過性を保持させる意味から、前記伸び防止用シー
ト28を設けたものである。この伸び防止用シート28
の厚さは、使用する布部材27の伸び率に応じて決定さ
れる。例えば、伸び率の大きい布部材27の場合は、パ
ッド2が熱により伸びても、パッド2に対応する部分の
布部材27がパッド2に追従して十分に伸びるため、透
明樹脂体25の前面に対応する部分の布部材27があま
り影響を受けない(あまり伸びない)。従って、伸び防
止用シート28の厚さは小さくて済む。これに対し、伸
び率の小さい布部材27の場合は、パッド2に対応する
部分の布部材27が十分に伸びず、パッド2の伸び量の
方が布部材27の伸び量よりも大きくなるため、両者の
伸び量の差によって布部材27が引っ張られることとな
り、結果的に透明樹脂体25の前面に対応する部分の布
部材27も伸びてしまうこととなる。従って、このよう
な場合には、布部材27の伸びを確実に防止するため
に、伸び防止用シート28の厚さを大きくしておく必要
がある。尚、布部材27の伸びはこのような温度要因だ
けでなく、車室内における湿気等の要因によって発生す
る。この実施例の伸び防止用シート28は、どのような
原因の伸びも確実に防止する。
【0010】布部材27の引張力に対する伸び率を、図
3に示す。横軸には横方向の伸び率を、縦軸には縦方向
の伸び率をパーセントで示している。図中、aで示す範
囲はけん縮させた編み物の、bで示す範囲は伸縮糸の平
織の、cで示す範囲は伸縮糸の編み物の、また、dで示
す範囲はポリエステルの中間配向系の、各々伸び率の分
布を示している。なお、a、bについては約2.5tの
張力を、また、c、dについては約3.5tの張力をか
けた場合を示しているため、a、bグループとc、dグ
ループとを単純比較できないが、概ねaからdへ行くほ
ど伸び率が大きくなることがいえる。ここで、伸縮糸と
は、一般的にレイヨン糸35%、ポリエステル糸65%
の混紡糸の周囲にウレタン系の糸を巻いて伸び易くした
ものである。この伸縮糸を通常の前記混紡糸に例えば1
0%の割りで混入させて縮まった布部材27について説
明したのである。また、けん縮させたとは、糸を巻いた
状態で縮めたものを言う。そして、中間配向系とは、一
般的に糸を作る時引張って糸の分子の方向を一方向に整
列させるが、それをあまり引張らずに作ったもので、熱
を加えると伸び易く分子が一方向に整列しようとする性
格を有するものである。
【0011】尚、29は針であり、速度や温度等を指し
示すためのものである。この針29は色付きの透明部材
であるが、視認性の観点から布部材27の色及び計器箱
22の後板22aと異なる色とされている。そして、3
0はベントグリルである。
【0012】このように、計器盤20前面の透明樹脂体
25の前面を布部材27で覆ったため、夜間走行中に計
器盤20内部のバルブ24の光がフロントウインドパネ
ル9に映り込んで前方視界を損なったり、昼間走行中及
び夜間走行中に外部からの光線が透明樹脂体25の前面
で反射して運転者を眩惑するのを防止することができ
る。さらに、布部材27の樹脂透明体25に対向する部
位に伸び防止用シート28を張り付けて布部材27の伸
びを防止したので、温度や湿度による布部材の不均一な
伸縮が防止されて布部材27を透過する光が均一となり
視認性が確保できる。また、これにより計器盤4の周囲
に従来のようなフード11を設ける必要がなくなるので
広々感が増して計器盤20周りの造形自由度が増す。
【0013】尚、上記実施例においては、布部材27に
張り付けた伸び防止用シート28が透明樹脂体25の前
方に位置するようになっていたが、図4に示すように、
伸び防止用シート28を透明樹脂体25の前面に接着剤
で張り付けるようにしてもよい。この場合には、透明樹
脂体25の伸び縮みの影響を受けることを考慮して、伸
び防止用シート28の厚さを増すことに留意しなければ
ならない。その他の構造は上記実施例と同様であり、同
様の作用効果がえられる。また、上記実施例においては
計器類23と別個に光源としてバルブ24を設けた例に
ついて述べたが、計器類23自身が発光するいわゆる電
子メータに適用しても良い。
【0014】
【発明の効果】この発明に係る車両用計器盤の構造は以
上説明したように、計器盤前面の透明体を、インストル
メントパネルに使用している布製の表皮部材により一体
的に覆ったので、外部から入射してくる光線が直接該透
明体に当たって反射することがなく、また夜間走行時に
は計器盤からの光がフロントウインドパネルに映ること
がなく運転者の視界を妨げることがない。また、従来の
ように計器盤の上方にフードを設ける必要がなくなり、
インストルメントパネルの一体感及び広々感が増すとと
もに、造形面における自由度が増す。さらに、布製の表
皮部材の透明体が対向する部位に伸び防止シートを貼着
したので、温度の影響による布製の表皮部材の不均一な
伸縮が防止され、表皮部材を透過する光が均一となって
計器盤の視認性が確保される。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用計器盤の構造の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1中DA方向から見た断面図である。
【図3】各種布部材の伸び率の分布を示す説明図であ
る。
【図4】別の実施例を示す図2相当の断面図である。
【図5】従来における車両用計器盤の構造を示す図2相
当の断面図である。
【符号の説明】
20 計器盤 21 インストルメントパネル 22 計器箱 23 計器類 24 バルブ(光源) 25 透明樹脂体(透明体) 27 布部材(布製の表皮部材) 28 伸び防止用シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルに、計器類及び
    光源を内蔵すると共に前面に透明体が設けられている計
    器箱を埋め込んで成る車両用計器盤の構造において、 前記透明体の前面を光を透過し且つ光を反射しない布製
    の表皮部材にて一体に覆うと共に、該表皮部材の前記透
    明体に対向する部位に伸び防止用シートを貼着したこと
    を特徴とする車両用計器盤の構造。
JP3196769A 1991-08-06 1991-08-06 車両用計器盤の構造 Pending JPH0538968A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3196769A JPH0538968A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用計器盤の構造

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JP3196769A JPH0538968A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用計器盤の構造

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JPH0538968A true JPH0538968A (ja) 1993-02-19

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ID=16363322

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JP3196769A Pending JPH0538968A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 車両用計器盤の構造

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JP (1) JPH0538968A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10329581A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2007091176A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nippon Plast Co Ltd 乗物用内装材の表示装置
DE102008000375A1 (de) 2007-02-23 2008-10-23 Visteon Global Technologies, Inc., Van Buren Township Verkleidungselement mit einer Anzeigevorrichtung und Verfahren zur Herstellung solch eines Elements
US8028550B2 (en) 2005-11-08 2011-10-04 Whirlpool Corporation Laundry appliance
US8142030B2 (en) 2008-04-28 2012-03-27 Visteon Global Technologies, Inc. Reconfigurable center stack with touch sensing

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008000375A1 (de) 2007-02-23 2008-10-23 Visteon Global Technologies, Inc., Van Buren Township Verkleidungselement mit einer Anzeigevorrichtung und Verfahren zur Herstellung solch eines Elements
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