JP2576536Y2 - 自動車用表示装置 - Google Patents
自動車用表示装置Info
- Publication number
- JP2576536Y2 JP2576536Y2 JP1992051314U JP5131492U JP2576536Y2 JP 2576536 Y2 JP2576536 Y2 JP 2576536Y2 JP 1992051314 U JP1992051314 U JP 1992051314U JP 5131492 U JP5131492 U JP 5131492U JP 2576536 Y2 JP2576536 Y2 JP 2576536Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- reflecting mirror
- vehicle
- display device
- windshield
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Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、自動車用表示装
置、殊に車室天井部に設置した表示器の表示パターンを
反射鏡により反射させ、これをフロントガラスに投影す
るようにしたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
置、殊に車室天井部に設置した表示器の表示パターンを
反射鏡により反射させ、これをフロントガラスに投影す
るようにしたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に於けるこの種ヘッドアップディ
スプレイ装置として、図2及び図3に示すように、車室
1の天井に近接して開口部3を有するルーフヘッダー2
を水平に装架し、このルーフヘッダー2内には前記開口
部3の後方に表示器4を備えた光源5を、また開口部3
の前方に第1反射鏡6を夫々配設し、該第1反射鏡6か
らの反射表示パターンをインストルメントパネル7近傍
に装着した第2反射鏡8を介してフロントガラス9に装
着されたコンバイナー10に投影し、運転者Pに視認さ
せるように構成したものが提案されている。
スプレイ装置として、図2及び図3に示すように、車室
1の天井に近接して開口部3を有するルーフヘッダー2
を水平に装架し、このルーフヘッダー2内には前記開口
部3の後方に表示器4を備えた光源5を、また開口部3
の前方に第1反射鏡6を夫々配設し、該第1反射鏡6か
らの反射表示パターンをインストルメントパネル7近傍
に装着した第2反射鏡8を介してフロントガラス9に装
着されたコンバイナー10に投影し、運転者Pに視認さ
せるように構成したものが提案されている。
【0003】また、他のヘッドアップディスプレイ装置
として、特開昭63−11447号公報には、図4に示
すように、車室1A内の天井に表示ユニット4Aを設
け、該表示ユニット4Aの表示パターンをダッシュボー
ド7A近傍に配設した反射鏡6Aにより反射させ、この
反射表示パターンを運転者Pに視認させるようにした発
明が開示されている。
として、特開昭63−11447号公報には、図4に示
すように、車室1A内の天井に表示ユニット4Aを設
け、該表示ユニット4Aの表示パターンをダッシュボー
ド7A近傍に配設した反射鏡6Aにより反射させ、この
反射表示パターンを運転者Pに視認させるようにした発
明が開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記図2及び
図3に示す従来のものは、外部からの入射光が図3のL
に示すような場合、ルーフヘッダー2内の光源5が第1
反射鏡6を通して車室1の外から見える。その結果、歩
行者や対向車の運転者などは、この表示装置の光と車室
1の外部上方に設置したフードインジケータ(速度灯)
S等の光とを見間違うことがあり、安全性を確保できな
いといった欠点がある。
図3に示す従来のものは、外部からの入射光が図3のL
に示すような場合、ルーフヘッダー2内の光源5が第1
反射鏡6を通して車室1の外から見える。その結果、歩
行者や対向車の運転者などは、この表示装置の光と車室
1の外部上方に設置したフードインジケータ(速度灯)
S等の光とを見間違うことがあり、安全性を確保できな
いといった欠点がある。
【0005】また、図4に示す特開昭63−11447
号公報の発明では、反射鏡6Aを介して太陽光や街路灯
などの外部光が運転者Pの目に入る場合があり、表示ユ
ニット4Aの表示パターンが見え難く、安全性の点で問
題がある。
号公報の発明では、反射鏡6Aを介して太陽光や街路灯
などの外部光が運転者Pの目に入る場合があり、表示ユ
ニット4Aの表示パターンが見え難く、安全性の点で問
題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の諸問題点を解決するために成されたもので、車室
内のヘッドアップディスプレイ装置の光源系が車室外か
ら見えないように構成することにより、フードインジケ
ータ(速度灯)等他の装置の光源と誤認するこがないも
のを提供することを目的としたものであり、その要旨
は、車室天井の下方に装架したルーフヘッダーに開口部
を形成するとゝもに、該ルーフヘッダーの上方空間部
に、前記開口部の車両前後方向の後方には表示板を備え
た光源を、また前方には第1反射鏡を夫々配設し、該第
1反射鏡からの反射表示パターンをフロントガラスに投
影するように構成するとゝもに、車両の上下方向におい
て、前記光源をフロントガラスの上部フィニッシャの下
端と前記開口部の後端部とを結ぶ線より下位領域に、ま
た前記第1反射鏡をフロントガラスの下部フィニッシャ
の上端と前記開口部の前端部とを結ぶ線より上位領域
に、夫々設置したことを特徴とする自動車用表示装置に
ある。
従来の諸問題点を解決するために成されたもので、車室
内のヘッドアップディスプレイ装置の光源系が車室外か
ら見えないように構成することにより、フードインジケ
ータ(速度灯)等他の装置の光源と誤認するこがないも
のを提供することを目的としたものであり、その要旨
は、車室天井の下方に装架したルーフヘッダーに開口部
を形成するとゝもに、該ルーフヘッダーの上方空間部
に、前記開口部の車両前後方向の後方には表示板を備え
た光源を、また前方には第1反射鏡を夫々配設し、該第
1反射鏡からの反射表示パターンをフロントガラスに投
影するように構成するとゝもに、車両の上下方向におい
て、前記光源をフロントガラスの上部フィニッシャの下
端と前記開口部の後端部とを結ぶ線より下位領域に、ま
た前記第1反射鏡をフロントガラスの下部フィニッシャ
の上端と前記開口部の前端部とを結ぶ線より上位領域
に、夫々設置したことを特徴とする自動車用表示装置に
ある。
【0007】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1に示す実施例
により詳細に説明するに、11は運転席等の車室で、そ
の天井12の下方にルーフヘッダー13を水平に装架し
て運転者の頭上上方に物置としての空間部14を形成す
るとゝもに、前記ルーフヘッダー13に開口部15を形
成して車室11と空間部14とを連通状態に構成してい
る。
により詳細に説明するに、11は運転席等の車室で、そ
の天井12の下方にルーフヘッダー13を水平に装架し
て運転者の頭上上方に物置としての空間部14を形成す
るとゝもに、前記ルーフヘッダー13に開口部15を形
成して車室11と空間部14とを連通状態に構成してい
る。
【0008】16は前記空間部14内に設置した凹面反
射鏡で、ルーフヘッダー13に形成した前記開口部15
の車両前後方向の後方に装着されており、該凹面反射鏡
16の前面開口部は車両前方に向けて固定されている。
そしてこの凹面反射鏡16内の鏡心にはハロゲンランプ
等の光源17が固定されているとゝもに、前面開口部に
は液晶などからなる各種の情報パターンを表示する表示
板18が設置されている。
射鏡で、ルーフヘッダー13に形成した前記開口部15
の車両前後方向の後方に装着されており、該凹面反射鏡
16の前面開口部は車両前方に向けて固定されている。
そしてこの凹面反射鏡16内の鏡心にはハロゲンランプ
等の光源17が固定されているとゝもに、前面開口部に
は液晶などからなる各種の情報パターンを表示する表示
板18が設置されている。
【0009】19は前記開口部15の車両前後方向の前
方に設置した第1反射鏡で、前記表示板18に表示され
た表示パターンを反射させるためのものであり、この反
射表示パターンは前記開口部15を通って車室11内に
至る。なお、図中20はインストルメントパネル21の
上に装着された第2反射鏡で、22はフロントガラス2
3に装着したコンバイナーであり、24は上部フィニッ
シャ、25は下部フィニッシャ、26はフードインジケ
ータである。
方に設置した第1反射鏡で、前記表示板18に表示され
た表示パターンを反射させるためのものであり、この反
射表示パターンは前記開口部15を通って車室11内に
至る。なお、図中20はインストルメントパネル21の
上に装着された第2反射鏡で、22はフロントガラス2
3に装着したコンバイナーであり、24は上部フィニッ
シャ、25は下部フィニッシャ、26はフードインジケ
ータである。
【0010】ここで、前記表示板18を含む光源17
は、車両の上下方向において、車両前端部で光の入射位
置の最も高くなる部位であるフロントガラス23の上部
フィニッシャ24の下端と、ルーフヘッダー13の開口
部15の後端部15aとを結ぶ線Xより下位の領域に設
置する。また、前記第1反射鏡19は、車両前端部で光
の入射位置の最も低くなる部位であるフロントガラス2
3の下部フィニッシャ25の上端と、ルーフヘッダー1
3の開口部15の前端部15bとを結ぶ線Yより上位の
領域に設置する。
は、車両の上下方向において、車両前端部で光の入射位
置の最も高くなる部位であるフロントガラス23の上部
フィニッシャ24の下端と、ルーフヘッダー13の開口
部15の後端部15aとを結ぶ線Xより下位の領域に設
置する。また、前記第1反射鏡19は、車両前端部で光
の入射位置の最も低くなる部位であるフロントガラス2
3の下部フィニッシャ25の上端と、ルーフヘッダー1
3の開口部15の前端部15bとを結ぶ線Yより上位の
領域に設置する。
【0011】そこで、光源17からの光により、表示板
18の表示パターンは、第1反射鏡19と第2反射鏡2
0とでそれぞれ反射され、その反射表示パターンはフロ
ントガラス23に装着されたコンバイナー22に投影さ
れ、これを運転者Pに視認させる。またこの際、車両前
端部の最も高い位置から入射した光Xはルーフヘッダー
13の開口部15の後端部15aと衝当するので、空間
部14内にあってその下位の領域に設置された前記表示
板18を含む光源17を車室11の外から視認すること
ができないとゝもに、車両前端部の最も低い位置から入
射した光Yは、第1反射鏡19で反射されないので、光
源17を車室11の外から視認することができない。
18の表示パターンは、第1反射鏡19と第2反射鏡2
0とでそれぞれ反射され、その反射表示パターンはフロ
ントガラス23に装着されたコンバイナー22に投影さ
れ、これを運転者Pに視認させる。またこの際、車両前
端部の最も高い位置から入射した光Xはルーフヘッダー
13の開口部15の後端部15aと衝当するので、空間
部14内にあってその下位の領域に設置された前記表示
板18を含む光源17を車室11の外から視認すること
ができないとゝもに、車両前端部の最も低い位置から入
射した光Yは、第1反射鏡19で反射されないので、光
源17を車室11の外から視認することができない。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る自動車用表示装置は、上記
のように、車室天井の下方に装架したルーフヘッダーに
開口部を形成するとゝもに、該ルーフヘッダーの上方空
間部に、前記開口部の車両前後方向の後方には表示板を
備えた光源を、また前方には第1反射鏡を夫々配設し、
該第1反射鏡からの反射表示パターンをフロントガラス
に投影するように構成するとゝもに、車両の上下方向に
おいて、前記光源をフロントガラスの上部フィニッシャ
の下端と前記開口部の後端部とを結ぶ線より下位領域
に、また前記第1反射鏡をフロントガラスの下部フィニ
ッシャの上端と前記開口部の前端部とを結ぶ線より上位
領域に、夫々設置した構成であるから、車室内の前記光
源は車室外から視認するとが不可能となる。従って、車
室外に設置した速度灯の光等と誤認されることがなく、
対向車の運転車や歩行者等の安全性を確保することがで
きる、といった諸効果がある。
のように、車室天井の下方に装架したルーフヘッダーに
開口部を形成するとゝもに、該ルーフヘッダーの上方空
間部に、前記開口部の車両前後方向の後方には表示板を
備えた光源を、また前方には第1反射鏡を夫々配設し、
該第1反射鏡からの反射表示パターンをフロントガラス
に投影するように構成するとゝもに、車両の上下方向に
おいて、前記光源をフロントガラスの上部フィニッシャ
の下端と前記開口部の後端部とを結ぶ線より下位領域
に、また前記第1反射鏡をフロントガラスの下部フィニ
ッシャの上端と前記開口部の前端部とを結ぶ線より上位
領域に、夫々設置した構成であるから、車室内の前記光
源は車室外から視認するとが不可能となる。従って、車
室外に設置した速度灯の光等と誤認されることがなく、
対向車の運転車や歩行者等の安全性を確保することがで
きる、といった諸効果がある。
【図1】本考案に係る自動車用表示装置の構成を示す説
明断面図である。
明断面図である。
【図2】従来の自動車用表示装置の構成を示す説明断面
図である。
図である。
【図3】同自動車用表示装置における入射光線の説明断
面図である。
面図である。
【図4】他の従来の自動車表示装置の構成を示す説明断
面図である。
面図である。
11 車室 12 天井 13 ルーフヘッダー 14 空間部 15 開口部 15a 後端部 15b 前端部 17 光源 18 表示板 19 第1反射鏡 20 第2反射鏡 21 インストルメントパネル 22 コンバイナー 23 フロントガラス 24 上部フィニッシャ 25 下部フィニッシャ 26 フードインジケータ P 運転者
Claims (1)
- 【請求項1】 車室天井の下方に装架したルーフヘッダ
ーに開口部を形成するとゝもに、該ルーフヘッダーの上
方空間部に、前記開口部の車両前後方向の後方には表示
板を備えた光源を、また前方には第1反射鏡を夫々配設
し、該第1反射鏡からの反射表示パターンをフロントガ
ラスに投影するように構成するとゝもに、車両の上下方
向において、前記光源をフロントガラスの上部フィニッ
シャの下端と前記開口部の後端部とを結ぶ線より下位領
域に、また前記第1反射鏡をフロントガラスの下部フィ
ニッシャの上端と前記開口部の前端部とを結ぶ線より上
位領域に、夫々設置したことを特徴とする自動車用表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051314U JP2576536Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051314U JP2576536Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066071U JPH066071U (ja) | 1994-01-25 |
JP2576536Y2 true JP2576536Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=12883461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051314U Expired - Fee Related JP2576536Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576536Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6210425B2 (ja) * | 2012-12-24 | 2017-10-11 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP1992051314U patent/JP2576536Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066071U (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |