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JP6110822B2 - 表示ユニット及びインストルメントパネル - Google Patents

表示ユニット及びインストルメントパネル Download PDF

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JP6110822B2
JP6110822B2 JP2014186939A JP2014186939A JP6110822B2 JP 6110822 B2 JP6110822 B2 JP 6110822B2 JP 2014186939 A JP2014186939 A JP 2014186939A JP 2014186939 A JP2014186939 A JP 2014186939A JP 6110822 B2 JP6110822 B2 JP 6110822B2
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Description

本発明は、表示器を覆うように設置される表面パネル、表示ユニット及びインストルメントパネルに関する。
車両のインストルメントパネルには、運転者の目線に合わせるように、速度計、エンジン回転数計、燃料計等を表示する表示器が設置されている。
このインストルメントパネルに設置された表示器に表示される画像がフロントガラスに映り込むと、フロントガラス越しに車両の前方を見る運転者の視界には、表示器の画像が入り、運転の妨げになり得る。
このため、従来では、表示器の画像がフロントガラスに映り込まないように、フロントガラス側の表示器の周縁部には、メータフードが設けられていた(特許文献1参照)。メータフードは、表示器の庇となり、表示器からフロントガラスに向かう光を遮ることで、運転者の視界には、表示器の画像が映り込まなくなり、視界が確保される。
また、表示器の前面に、調光フィルム(Light Control Film)を配置しておき、調光フィルムを透過させることで、表示器の画像がフロントガラスに映り込むことを低減させることも検討された。
特開2009−248846号公報
しかしながら、メータフードは、表示器を庇のように覆うので、表示器のデザイン性に制限を加えることになる。このため、斬新なデザインを持った表示器を創造することが難しかった。また、メータフードは、インストルメントパネルの一部として、表示器の周縁部から突出した部材であるので、インストルメントパネルのコストが高くなっていた。
また、表示器の前面に調光フィルムを配置する場合、ウインドガラスへの映り込みを運転に支障を与えない程度にまで無くすことは難しく、部品点数の増加やコスト上昇を招いた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、デザイン性を損なうことなく、運転に支障を与えない程度にまでフロントガラスへの映り込みを抑制できる示ユニット及びインストルメントパネルを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示ユニットは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両のインストルメントパネルの表面に沿うように敷設されたシート状の表示ユニットであって、
前記インストルメントパネルの表面に沿うように敷設されたプリント回路板からなるシート状のマウント基材であって、複数の点光源からなる表示部が配列されたマウント基材と、
前記マウント基材の表面に重ね合わされたシート状の表面パネルと、
を備え、
前記表面パネルには、複数の細孔が形成され、
前記細孔は、軸線が乗車席側に傾斜しており、
各前記細孔は、内部に何の部材も介在することなく前記表面パネルを貫通している、
こと。
上記(1)の構成の表示ユニットによれば、インストルメントパネルのデザイン性を損なうことなく、運転に支障を与えない程度にまでフロントガラスへの映り込みを抑制できる。また、外光が表示部の表示面に直接に当たって見えづらくなることを防ぐ。また、表示部を消灯させた時に、表面パネルの内側は一面暗くなるので、内側にある表示部が見えなくなり、斬新なデザインが生まれる。更に、インストルメントパネルに光源があるとは思えない驚きや意外性がある。
(2) 上記(1)の構成の表示ユニットであって、前記細孔の傾斜角は、乗員の視界に入るフロントガラスの全面あるいは所定の範囲に、前記表示部の像が映り込まない値に設定される、こと。
上記(2)の構成の表示ユニットによれば、フロントガラスには、表示部の画像が映り込まなくなるので、乗員の良好な視界が確保される。
(3) 上記(2)の構成の表示ユニットであって、前記細孔は、両端に形成される開口のそれぞれの任意の点を結ぶ線の延長線が、前記フロントガラスの全面あるいは所定の範囲と交わらない、こと。
上記(3)の構成の表示ユニットによれば、細孔を通過する光がフロントガラスの全面や所定の範囲に入射しないよう細孔が形成されるので、表示部の画像がフロントガラスに映り込むことを防止できる。
(4) 上記(2)の構成の表示ユニットであって、前記細孔の傾斜角は、前記表面パネルの厚さ方向に対し、乗車席側で小さな値であり、前記フロントガラス側で大きな値である、こと。
上記(4)の構成の表示ユニットによれば、細孔の傾斜角を変えることで、表面パネルに形成された、いずれの細孔を通る光も、乗員の視界に入るフロントガラスの範囲に含まれなくなり、また、乗員は表示器の画像全体を容易に視認することができる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るインストルメントパネルは、下記()を特徴としている。
) 上記()ないし()のいずれかに記載の表示ユニットを備えたインストルメントパネル。
本発明によれば、表示ユニット及びインストルメントパネルのデザインの自由度を向上させ、しかも、運転に支障を与えない程度にまでフロントガラスへの映り込みを抑制できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は第1の実施形態における表面パネル40が取り付けられた車両のインストルメントパネル20の外観を示す正面図である。 図2は運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20の近傍を示す一部破断断面図である。 図3(A)は表示ユニット31の表示部32を覆うようにインストルメントパネル20に取り付けられた表面パネル40の形状を示す図であり、図3(B)は表面パネル40の表面を一部拡大した図であり、図3(C)は表面パネル40に形成された細孔41の形状を説明する図である。 図4(A)は細孔41の傾斜角の決め方を説明する図であり、図4(B)は細孔41の近傍を拡大した図である。 図5は第2の実施形態におけるLED回路体60及び表面パネル70を含む表示ユニット80が敷設されたインストルメントパネル20の外観を示す斜視図である。 図6はLED回路体60及びこれに重ね合わされた表面パネル70の外観を示す斜視図である。 図7は表示ユニット80の構造を一部拡大して示す断面図である。 図8はマウント基材63に配列された各LED光源65から投射される光Lの進行方向を説明する図である。 図9は第3の実施形態における運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20Aの近傍を示す図である。
以下、本実施形態に係る表面パネルについて図面を用いて説明する。本実施形態の表面パネルは、車両のインストルメントパネルに設置された表示器の画像がフロントガラスに映り込むことを防止または低減するものである。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態における表面パネル40が取り付けられた車両のインストルメントパネル20の外観を示す正面図である。運転席側から見た車室内には、フロントガラス10、フロントミラー13、インストルメントパネル20、各種ディスプレイ群30、ハンドル50等が配置されている。
各種ディスプレイ群30は、全てインストルメントパネル20に設置されている。各種ディスプレイ群30の中でも、ハンドル50に最も近く、運転者55(図2参照)から見やすい位置にある、インストルメントパネル20の中央前面には、少なくとも表示部32と表面パネル40を備える表示ユニット31が配置される。表示ユニット31は、平坦なマウント基材に複数のLED光源(点光源)が配置された表示部32を備え、エンタメ情報、警報、メータ情報、ナビゲーション等の情報を画面に表示する。また、表示部32の表示面を覆うように、表面パネル40がインストルメントパネル20に取り付けられる。
また、表示ユニット31の両側には、一対の液晶ディスプレイ36、38が配置される。液晶ディスプレイ36、38は、バッテリ電圧、走行距離計、エンジン回転数計、燃料計等の情報を表示する。
また、インストルメントパネル20の上面には、ハイマウントディスプレイ34が配置される。ハイマウントディスプレイ34は、例えば方向指示器の画像を表示する。
また、フロントガラス10に近接するインストルメントパネル20の上面には、フロントガラス10に向けて投影するヘッドアップディスプレイ35が配置される。ヘッドアップディスプレイ35は、運転者55が視認し易いフロントガラス10上の領域35aに、速度情報等を投影する。図1では、速度「60km」が映し出されている。
また、インストルメントパネル20の表示ユニット31の下方には、左右方向に延びたライン照明39が配置される。ライン照明39は、例えば始動時において、左右方向に流れるように点灯し、運転者に始動を知らせる。また、車両の右方あるいは左方から他車両や障害物が接近してきたときは、ライン照明を右方あるいは左方に流れるように点灯することにより、運転者に対し他車両や障害物が車両の右方あるいは左方から接近していることを認識させることができる。
図2は運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20の近傍を示す一部破断断面図である。インストルメントパネル20の中央前面には、斜めに傾斜した凹部22が形成されている。表示ユニット31の表示部32は、凹部22に収容され、その底面に配置される。凹部22の周縁部22aには、表示ユニット31の表示部32を覆うように、表面パネル40が隙間なく取り付けられている。凹部22の内壁部は、表示ユニット31の画像がフロントガラス10に映り込まないように、庇となる部材として機能する。
図3(A)は表示部32を覆うようにインストルメントパネル20に取り付けられた表面パネル40の形状を示す図である。表面パネル40は、表示部32の画像が特定の方向(運転者)からのみ認識でき、且つ、フロントガラス10に映り込まないように、表示部32から発せられる光Lを一部遮るものである。表面パネル40の外形は、図2や図3(C)に示すように、表面パネル40と表示部32の間の距離が離れている場合、表示部32の外形よりも大きくなるが、接近している場合には、表示部32の外形と略一致していてもよい。
本実施形態では、表面パネル40は、アルミニウム、ステンレス、合金等の金属材料で成形されるが、アクリルや繊維強化プラスチック等の樹脂材料で成形されてもよい。
また、表示部32としては、上記の構成の他に、TFTや有機ELであってもよい。また、凹部22の有無、表示部32と表面パネル40との距離も自由に設定することが可能である。
図3(B)は表面パネル40の表面を一部拡大した図である。表面パネル40には、無数の細孔41が形成されている。本実施形態においては、細孔41の開口部は円形である。
図3(C)は表面パネル40に形成された細孔41の形状を説明する図である。インストルメントパネル20の表面から斜めに形成された凹部22の底面には、前述したように、表示部32が配置される。尚、図3(C)は、説明を分かり易くするために、模式的に描かれている。表示部32の表示面から発する光Lは、凹部22の傾斜方向に沿うように投射する。
表面パネル40に形成された細孔41の内壁は、表示部32からの光Lを運転席側に導くために、軸線が表面パネル40の厚さ方向に対して運転席側(乗車席側)を向くよう所定の角度を有している。表面パネル40の厚さt方向に対する細孔41の軸線の傾斜角は、運転席側で小さな値であり、フロントガラス10側で大きな値に設定される。なお、表面パネル40の表面が運転席側を向いている領域では、傾斜角は略0°に設定される。
細孔41の傾斜角について詳述する。図4(A)は細孔41の傾斜角の決め方を説明する図である。図4(B)は細孔41の近傍を拡大した図である。運転者55の視界に入るフロントガラス10の範囲をFとし、この範囲Fに、表示ユニット31の画像が映り込まないように、細孔41の傾斜角は設定されることが望ましい。
ここで、フロントガラス10全体、もしくは、映り込みを無くしたい範囲Fの最上点Faを想定する。なお、フロントガラス10全体に映り込みを無くしたい場合には、最上点Faは、例えばフロントガラス10の最上点に想定する。また、細孔41のフロントガラス側に当たる上端点41aと運転席側に当たる下端点41bを想定する。なお、上端点41aは、細孔41の両端部に位置する開口のうち、運転者55側に位置する開口上の点であり、下端点41bは、表示部32側に位置する開口上の点である。
細孔41の下端点41bと上端点41aを結ぶ線を線L1とし、この線L1を延長してフロントガラス10と交差する点を点Laとする。交差する点Laが最上点Faより大きい、つまり範囲Fの外側に位置するように、細孔41の傾斜角を設定することが望ましい。仮に、範囲Fの内側に点Laがあった場合、表示部32からの光Lが線L1を通り、表示ユニット31の画像が映り込みを無くしたい範囲F内に映り込んでしまうことになる。
このように、表示部32からの光Lは、細孔41を通る際、その出射方向を制限することで、表面パネル40の厚さt方向に対して最も傾斜角の小さい光Lが細孔41を通過する場合でも、フロントガラス10上の範囲Fの最上点Faを越えることになる。従って、映り込みを無くしたい範囲Fの内側に、表示ユニット31の画像は映り込まない。
また、細孔41の傾斜角は、フロントガラス10と表面パネル40の位置関係や表面パネル40の設置される角度によって変化する。例えば、フロントガラス10の近接する側では、細孔41と最上点Faとの間の水平方向における距離が離れるので、傾斜角は大きくなる。つまり、表面パネル40に穿設される細孔41は、運転席側で傾斜角が小さく、フロントガラス10側で傾斜角が大きくなるように形成される。尚、1つ1つの細孔41の傾斜角を変更することは、加工に手間がかかるので、多数の細孔41をあらかじめグループ分けしておき、グループ単位で傾斜角を変更するようにしてもよい。
この表面パネル40は、前述したように、車両のインストルメントパネル20に設置された表示部32を覆うように、インストルメントパネル20に取り付けられる。表示ユニット31を点灯した場合、表示部32からの光Lは、表面パネル40に形成された細孔41を通って、運転席側に投射される。また、その一部の光Lは、フロントガラス10の映り込みを無くしたい範囲Fに投射されることがないので、フロントガラス10に映り込む表示ユニット31の画像が運転者の視界に入り邪魔になるということがない。
また、表示ユニット31を消灯した場合、表面パネル40の内側には、外光がほとんど入らないので、運転者側から見ると、単に表面パネル40がインストルメントパネル20の一部として見えるだけで、その内部に表示部32が存在することが視認できない。従って、消灯から点灯した時に、表示が始めて浮かび上がるように表示され、運転者は意外性を感じたり強烈な印象を持つことになる。
このように、表面パネル40をインストルメントパネル20に取り付けることで、表示ユニット31のデザイン性を損なうことなく、運転に支障を与えるようなフロントガラス10への画像の映り込みを抑制できる。
また、表面パネル40を取り付けることで、外光(直射日光やルームライト光等)が表示部32に直接に当たって見えづらくなることを防ぐ。また、表示ユニット31を消灯させた時、表面パネル40の内側は一面暗くなるので、内側に存在する表示部32が見えなくなる。したがって、表示ユニット31の消灯時においても、インストルメントパネル20と表面パネル40のみによる斬新なデザインを提供することが可能になる。
また、表面パネル40の表面には、細孔が形成されているので、ピンホール効果を用いれば、運転者55が表示ユニット31の画像を鮮明に視認することもできる。
また、細孔41の傾斜角は、運転者55の視界に入るフロントガラス10の範囲Fに、表示ユニット31の画像が映り込まない値に設定され、フロントガラス10には、表示ユニット31の画像が映り込まなくなるので、良好な視界が確保される。
また、細孔41の傾斜角を変えることで、表面パネル40に形成された、いずれの細孔41を通る光も、乗員の視界に入るフロントガラス10の範囲Fに含まれなくなる。
また、表示ユニット31のフロントガラス10側の周縁部は、インストルメントパネル20に形成された凹部22の内壁部が庇となる部材となるので、庇となる部材によっても、フロントガラス10に向かう光は遮られ、表示ユニット31のフロントガラス10への映り込みをより一層防止できる。また、メータフードが無い分、インストルメントパネル20のデザインの自由度が増す。
(第2の実施形態)
前記第1の実施形態では、平坦なマウント基材に複数のLED光源が配置された表示ユニットを示したが、第2の実施形態では、インストルメントパネルの運転席側の前面からフロントガラスに近接する位置まで、インストルメントパネルの表面に沿うように敷設されたLED回路体を備える表示ユニットを示す。
前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図5は第2の実施形態におけるLED回路体60及び表面パネル70を含む表示ユニット80が敷設されたインストルメントパネル20の外観を示す斜視図である。図6はLED回路体60及びこれに重ね合わされた表面パネル70の外観を示す斜視図である。
LED回路体60は、マウント基材63に階段状にLED光源(点光源)65が複数配列されたものである。表面パネル70は、LED回路体60と重なり合うような形状を有する。表面パネル70がLED回路体60に重ね合わされることで、奥行き感のある表示ユニット80が成形される。また、表面パネル70は、インストルメントパネル20と一体の表面を形成している。つまり、表面パネル70は、乗員からインストルメントパネル20の一部のように視認される。マウント基材は、PCB(Printed Circuit Board)により構成されている。尚、マウント基材が可撓性を有し、インストルメントパネルの曲面に沿って配置されるようにしてもよい。
表面パネル70及びLED回路体60は、重なり結合されることで、表示ユニット80として一体化される。図7は表示ユニット80の構造を一部拡大して示す断面図である。
マウント基材63の表面には、運転席側に向けて開口するように、多数の穴部66(段部)が形成されている。多数の穴部66は、運転席側からフロントガラスに向けて段状に形成されている。各穴部66の底面には、LED光源65が配置される。したがって、LED光源65は列状に配置されている。
また、表面パネル70には、複数の穴部66から発せられるLED光源65の光Lが運転席側に向かうように、複数の細孔71が形成される。細孔71の数は、1つのLED光源65に対し、6〜9個程度である。各細孔71は、表面パネル70の厚さ方向に対し所定の角度を有している。細孔71の傾斜角は、運転席に近い程、小さな値であり、フロントガラス10に近接する程、大きな値である。尚、表面パネル70の表面が運転席側に向いている箇所では、傾斜角は略0°となる。また、穴部66の内壁部は、LED光源65からの光Lがフロントガラス10に向かわないようにする、庇となる部材としても機能する。
図8はマウント基材63に配列された各LED光源65から投射される光Lの進行方向を説明する図である。表面パネル70が図8に示すように配置されている場合には、表面パネル70に形成された細孔71は、運転席側からフロントガラス10の前端部にかけて徐々に大きな値になるので、LED回路体60に配置された全てのLED光源65からの光Lが、運転席に着座している運転者55の顔(点線枠a参照)に向かうようになる。従って、運転者55は、視線の方向を変えることなく、全てのLED光源65からの光を捉えることができる。
このように、LED回路体60に表面パネル70を重ね合わせた構造を有する表示ユニット80では、マウント基材63に配置された各LED光源65は、運転席側からフロントガラス10の前端部まで連続的に並んでいるので、点灯させた場合、奥行き感を持った表示が可能となる。また、消灯した場合、LED回路体60は、表面パネル70の細孔71によって隠されるので、乗員は、LED回路体60の存在に気付きにくい。
第2の実施形態では、LED回路体60及び表面パネル70からなる表示ユニット80をインストルメントパネル20の表面に沿うように配置することができ、インストルメントパネル20のデザイン性を向上させることができる。また、点灯した時だけ現れる、奥行き感を持ったラウンドディスプレイが実現される。従って、運転者及び同乗者に対し、意外感や斬新な印象を与えることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、インストルメントパネルにおいて、従来メータパネルが設置されていた箇所に表示ユニットが設置される場合を示す。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図9は第3の実施形態における運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20Aの近傍を示す図である。インストルメントパネル20Aの運転席側の前面には、表示ユニット81が設置されている。表示ユニット81は、インストルメントパネル20Aの表面と略均一な面になるように、設置される。
また、表面パネル40Aは、前記第1の実施形態の表面パネル40とほぼ同様の形状を有し、表示部32の表面に配置されている。なお、図9においては、表面パネル40Aは表示部32の表面に近接して配置されているが、第1の実施形態と同様に離れて設置されてもよい。表面パネル40Aに形成される細孔の傾斜角は、図4(A)で示した条件を満たすように設定されている。つまり、各LED光源から発した光が、フロントガラス10上の映り込みを無くしたい範囲Fに向か合わないようになっている。また、従来の車両のように、フロントガラス10上への映り込みを防止するために、メータパネルの上部にメータフードを設置する必要がなくなる。
このように、表面パネル40Aが取り付けられたインストルメントパネル20Aでは、表示ユニット81が運転席により近い位置に配置されるので、運転者55は大画面で表示ユニット81を見ることができる。また、点灯した場合でも、表面パネル40Aによってフロントガラス10上の映り込みを無くしたい範囲Fに、表示ユニット81の画像が映り込むことを抑制できる。また、消灯した場合、表面パネル40Aによって表示部32は隠される。
これにより、表面パネル40Aを取り付けることで、メータフード21を設置しなかったり従来より小さな形状にしても、表示ユニット81の画像がフロントガラス10に映り込むことを抑止できる。また、メータフード21を不要にしたり小さくできるので、インストルメントパネル20Aを斬新なデザインにすることができる。
なお、本実施形態では、凹部22を形成せずに表示部32を配置する場合について説明したが、凹部22の中に表示部32を配置してもよい。また、メータフードをインストルメントパネル20Aの運転席側の前面に形成してもよい。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、表面パネルは、インストルメントパネルに取り付けられる構造であってもよいし、ディスプレイに取り付けられ、表示ユニットとして一体化されたものでもよい。また、インストルメントパネルと一体に成形されてもよい。
また、上記実施形態では、細孔の開口部が円形である場合を示したが、これに限らず、楕円形や多角形等であってもよい。また、細孔の開口部は、奥行き方向に対して直交する方向を長手方向とするスリット状に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、表面パネルの表面には、細孔が形成されているものの、絵や模様等が描かれておらず、デザイン性に乏しいと感じる場合、様々な描画を施してデザイン性を高めるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示ユニットがフロントガラスに映り込まないようにする場合を示したが、他のディスプレイに対しても同様に表面パネルが設置されてもよい。
ここで、上述した本発明に係る表面パネル、表示ユニット及びインストルメントパネルの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(10)に簡潔に纏めて列記する。
(1) 車両のインストルメントパネル(20)に設けられた表示部(32)の表示面を覆うように設置された表面パネル(40)であって、
前記表面パネル(40)の面には、複数の細孔(41)が形成され、
前記細孔(41)は、軸線が乗車席側に傾斜している、
ことを特徴とする表面パネル(40)。
(2) 前記細孔の傾斜角は、乗員の視界に入るフロントガラス(10)の全面あるいは所定の範囲に、前記表示部(32)の像が映り込まない値に設定される、
ことを特徴とする上記(1)に記載の表面パネル(40)。
(3) 前記細孔は、両端に形成される開口のそれぞれの任意の点を結ぶ線の延長線が、前記フロントガラス(10)の全面あるいは所定の範囲と交わらない、
ことを特徴とする上記(2)に記載の表面パネル(40)。
(4) 前記細孔の傾斜角は、前記表面パネル(40)の厚さ方向に対し、乗車席側で小さな値であり、前記フロントガラス(10)側で大きな値である、
ことを特徴とする上記(2)に記載の表面パネル(40)。
(5) 上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の表面パネル(40)と、
前記表示部(32)と、
を備えたことを特徴とする表示ユニット(31,80,81)
(6) 前記表示部(32)は、前記インストルメントパネル(20)に形成された凹部(22)に収容され、
前記凹部(22)の内壁部が庇として機能する、
ことを特徴とする上記(5)に記載の表示ユニット(31)。
(7) 前記凹部(穴部66)が乗車席側から前記フロントガラス側にかけて段状に複数形成され、
前記表示部(32)の光源(65)が列状に配列され、
前記光源(65)の各列が複数の前記凹部(穴部66)の各段に収容される、
ことを特徴とする上記(6)に記載の表示ユニット。
(8) 前記表示部(32)は、前記インストルメントパネル(20)の表面に沿うように敷設された基材(63)に配列された複数の点光源(65)からなる、
ことを特徴とする上記(5)に記載の表示ユニット(80,81)。
(9) 前記表面パネル(40)が前記インストルメントパネル(20)の一部を構成する、
上記(5)ないし(8)のいずれかに記載の表示ユニット(31,80,81)。
(10) 上記(5)ないし(9)のいずれかに記載の表示ユニット(31,80,81)を備えたインストルメントパネル(20)。
10 フロントガラス
13 フロントミラー
20、20A インストルメントパネル
22 凹部
22a 周縁部
30 各種ディスプレイ
31 表示ユニット
32 表示部
34 ハイマウントディスプレイ
35 ヘッドアップディスプレイ
36、38 液晶ディスプレイ
39 ライン照明
40、40A、70 表面パネル
41、71 細孔
41a 上端点
41b 下端点
50 ハンドル
55 運転者
60 LED回路体
63 マウント基材
65 LED光源
66 穴部
80 表示ユニット
81 表示ユニット

Claims (7)

  1. 車両のインストルメントパネルの表面に沿うように敷設されたシート状の表示ユニットであって、
    前記インストルメントパネルの表面に沿うように敷設されたプリント回路板からなるシート状のマウント基材であって、複数の点光源からなる表示部が配列されたマウント基材と、
    前記マウント基材の表面に重ね合わされたシート状の表面パネルと、
    を備え、
    前記表面パネルには、複数の細孔が形成され、
    前記細孔は、軸線が乗車席側に傾斜しており、
    各前記細孔は、内部に何の部材も介在することなく前記表面パネルを貫通している、
    ことを特徴とする表示ユニット
  2. 前記細孔の傾斜角は、乗員の視界に入るフロントガラスの全面あるいは所定の範囲に、前記表示部の像が映り込まない値に設定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示ユニット
  3. 前記細孔は、両端に形成される開口のそれぞれの任意の点を結ぶ線の延長線が、前記フロントガラスの全面あるいは所定の範囲と交わらない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示ユニット
  4. 前記細孔の傾斜角は、前記表面パネルの厚さ方向に対し、乗車席側で小さな値であり、前記フロントガラス側で大きな値である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示ユニット
  5. 前記マウント基材の表面には、軸線が乗車席側に傾斜する多数の穴部が形成され、
    各前記穴部の底面に前記点光源がそれぞれ配置され、
    前記複数の細孔は、各前記穴部の開口領域内に複数の前記細孔が含まれるように配置された、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示ユニット。
  6. 前記複数の細孔は、各前記穴部の開口領域内に6〜9個の前記細孔が含まれるように配置された、
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示ユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の表示ユニットを備えたインストルメントパネル。
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