JPH05304467A - 発振回路 - Google Patents
発振回路Info
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- JPH05304467A JPH05304467A JP4132036A JP13203692A JPH05304467A JP H05304467 A JPH05304467 A JP H05304467A JP 4132036 A JP4132036 A JP 4132036A JP 13203692 A JP13203692 A JP 13203692A JP H05304467 A JPH05304467 A JP H05304467A
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- control voltage
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 title claims abstract description 57
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 101000739577 Homo sapiens Selenocysteine-specific elongation factor Proteins 0.000 description 2
- 102100037498 Selenocysteine-specific elongation factor Human genes 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L3/00—Starting of generators
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L1/00—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply
- H03L1/02—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only
- H03L1/022—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature
- H03L1/026—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature by using a memory for digitally storing correction values
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/10—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
- H03L7/104—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional signal from outside the loop for setting or controlling a parameter in the loop
-
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/16—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/18—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
- H03L7/183—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number
- H03L7/187—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number using means for coarse tuning the voltage controlled oscillator of the loop
- H03L7/189—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number using means for coarse tuning the voltage controlled oscillator of the loop comprising a D/A converter for generating a coarse tuning voltage
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、温度および電源電圧変
化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図れる発
振回路を提供することにある。 【構成】 位相同期ループ回路の電源がオフされる直前
または発振周波数が変化する直前に、電圧制御発振回路
3の制御電圧をA/Dコンバータ20によってA/D変
換して記憶手段30に記憶させる。そして、位相同期ル
ープ回路10の電源がオフされた直後または発振周波数
が変化した直後に、記憶手段30に記憶されている制御
電圧データを読み出して、ADコンバータ20内部のD
A変換手段からアナログ出力し、上記位相同期ループ回
路10の上記ローパスフィルタ2および電圧制御発振回
路3間の接続を断って電圧制御発振回路3の制御電圧と
して入力する。
化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図れる発
振回路を提供することにある。 【構成】 位相同期ループ回路の電源がオフされる直前
または発振周波数が変化する直前に、電圧制御発振回路
3の制御電圧をA/Dコンバータ20によってA/D変
換して記憶手段30に記憶させる。そして、位相同期ル
ープ回路10の電源がオフされた直後または発振周波数
が変化した直後に、記憶手段30に記憶されている制御
電圧データを読み出して、ADコンバータ20内部のD
A変換手段からアナログ出力し、上記位相同期ループ回
路10の上記ローパスフィルタ2および電圧制御発振回
路3間の接続を断って電圧制御発振回路3の制御電圧と
して入力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相同期ループ回路
(PLL)を用いた発振回路に関する。
(PLL)を用いた発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、一般的な位相同期ループ回路
(PLL)10を示している。図14において、3は制
御電圧に応じた周波数の信号を発振する電圧制御発振器
(VCO)、4は電圧制御発振器3の出力を分周して位
相比較信号として出力する分周器、1は基準信号と位相
比較信号との位相を比較して位相差に応じた電圧を出力
する位相比較器(PD)、2は位相比較器1の出力を電
圧制御発振器3の制御電圧に変換するローパスフィルタ
(LPF)である。
(PLL)10を示している。図14において、3は制
御電圧に応じた周波数の信号を発振する電圧制御発振器
(VCO)、4は電圧制御発振器3の出力を分周して位
相比較信号として出力する分周器、1は基準信号と位相
比較信号との位相を比較して位相差に応じた電圧を出力
する位相比較器(PD)、2は位相比較器1の出力を電
圧制御発振器3の制御電圧に変換するローパスフィルタ
(LPF)である。
【0003】このような位相同期ループ回路を有する発
振回路において、環境温度変化に対する電圧制御発振器
3の安定度を高めるために、あらかじめ各温度に対する
電圧制御発振器3の補償制御電圧をEEPROMに記憶
させておき、温度センサの検出温度に対応する補償制御
電圧を読み出し、これをアナログ値に変換して電圧制御
発振器3を制御するもの(以下、第1従来例という)が
ある(特開平3−49422号公報参照)。
振回路において、環境温度変化に対する電圧制御発振器
3の安定度を高めるために、あらかじめ各温度に対する
電圧制御発振器3の補償制御電圧をEEPROMに記憶
させておき、温度センサの検出温度に対応する補償制御
電圧を読み出し、これをアナログ値に変換して電圧制御
発振器3を制御するもの(以下、第1従来例という)が
ある(特開平3−49422号公報参照)。
【0004】また、基準信号が停止した場合において電
圧制御発振器3の出力周波数を停止直前の状態に維持さ
せるために、ローパスフィルタ2と電圧制御発振器3と
の間にA/D変換器およびD/A変換器からなる制御電
圧保持回路を設け、基準信号が停止したときに停止直前
の制御電圧を制御電圧保持回路に保持させ、その制御電
圧で電圧制御発振器3を発振させるもの(以下、第2従
来例という)がある(特開平3−30518号公報参
照)。
圧制御発振器3の出力周波数を停止直前の状態に維持さ
せるために、ローパスフィルタ2と電圧制御発振器3と
の間にA/D変換器およびD/A変換器からなる制御電
圧保持回路を設け、基準信号が停止したときに停止直前
の制御電圧を制御電圧保持回路に保持させ、その制御電
圧で電圧制御発振器3を発振させるもの(以下、第2従
来例という)がある(特開平3−30518号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電圧制御発振器3は温
度の他に電源電圧によっても発振特性が変わるので、上
記第1従来例では、電池駆動のシステムの場合、電池が
劣化していき、電源電圧が低下した場合、先に記憶させ
た制御電圧データは使いものにならなくなってしまうと
いう問題がある。また、第1従来例では、温度センサの
出力信号をディジタル値に変換するためのA/D変換
器、ローパスフィルタの出力信号をディジタル値に変換
するためのA/D変換器およびEEPROMの出力をア
ナログ値に変換するためのD/A変換器を備えているた
め、IC化も不利であり、コスト高となる問題がある。
度の他に電源電圧によっても発振特性が変わるので、上
記第1従来例では、電池駆動のシステムの場合、電池が
劣化していき、電源電圧が低下した場合、先に記憶させ
た制御電圧データは使いものにならなくなってしまうと
いう問題がある。また、第1従来例では、温度センサの
出力信号をディジタル値に変換するためのA/D変換
器、ローパスフィルタの出力信号をディジタル値に変換
するためのA/D変換器およびEEPROMの出力をア
ナログ値に変換するためのD/A変換器を備えているた
め、IC化も不利であり、コスト高となる問題がある。
【0006】上記第2従来例では、基準信号が停止して
いる間においても位相同期ループ回路を発振させている
ため、消費電力が多くなるという問題がある。
いる間においても位相同期ループ回路を発振させている
ため、消費電力が多くなるという問題がある。
【0007】この発明の第1の目的は、温度および電源
電圧変化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図
れる発振回路を提供することにある。
電圧変化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図
れる発振回路を提供することにある。
【0008】この発明の第2の目的は、基準信号が停止
している場合は、位相同期ループ回路の電源をオフにし
て消費電力の低減化が図れ、基準信号が復帰した際に
は、ロックアップタイムを短くして位相同期ループ回路
を発振させることができる発振回路を提供することにあ
る。
している場合は、位相同期ループ回路の電源をオフにし
て消費電力の低減化が図れ、基準信号が復帰した際に
は、ロックアップタイムを短くして位相同期ループ回路
を発振させることができる発振回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の発
振回路は、ローパスフィルタおよび電圧制御発振回路を
含む位相同期ループ回路と、上記電圧制御発振回路の制
御電圧をA/D変換するためのADコンバータ、上記A
Dコンバータによって変換された制御電圧データを記憶
するための記憶手段と、上記電圧制御発振回路の制御電
圧を上記A/DコンバータによってA/D変換させて上
記記憶手段に記憶させる書込制御手段と、上記記憶手段
に記憶された制御電圧データを読み出して、ADコンバ
ータ内部のDA変換手段からアナログ出力させ、上記位
相同期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上記電
圧制御発振回路間の接続を断って上記電圧制御発振回路
の制御電圧として入力させる読出制御手段とを備えてい
ることを特徴とする。
振回路は、ローパスフィルタおよび電圧制御発振回路を
含む位相同期ループ回路と、上記電圧制御発振回路の制
御電圧をA/D変換するためのADコンバータ、上記A
Dコンバータによって変換された制御電圧データを記憶
するための記憶手段と、上記電圧制御発振回路の制御電
圧を上記A/DコンバータによってA/D変換させて上
記記憶手段に記憶させる書込制御手段と、上記記憶手段
に記憶された制御電圧データを読み出して、ADコンバ
ータ内部のDA変換手段からアナログ出力させ、上記位
相同期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上記電
圧制御発振回路間の接続を断って上記電圧制御発振回路
の制御電圧として入力させる読出制御手段とを備えてい
ることを特徴とする。
【0010】この発明による第2の発振回路は、ローパ
スフィルタおよび電圧制御発振回路を含む位相同期ルー
プ回路と、環境温度を検出するための温度検出器と、上
記電圧制御発振回路の制御電圧および上記温度検出器の
検出信号をA/D変換するためのADコンバータ、上記
ADコンバータによって変換された制御電圧データを記
憶するための記憶手段と、上記温度検出器の検出信号お
よび上記電圧制御発振回路の制御電圧をA/Dコンバー
タによってA/D変換させて、検出温度データに関連さ
せて制御電圧データを上記記憶手段に記憶させる書込制
御手段と、上記温度検出器の検出信号を読み込んでそれ
に対応する制御電圧データを記憶手段から読み出して上
記ADコンバータ内部のDA変換手段からアナログ出力
させ、上記位相同期ループ回路の上記ローパスフィルタ
および上記電圧制御発振回路間の接続を断って上記電圧
制御発振回路の制御電圧として入力させる読出制御手段
とを備えていることを特徴とする。
スフィルタおよび電圧制御発振回路を含む位相同期ルー
プ回路と、環境温度を検出するための温度検出器と、上
記電圧制御発振回路の制御電圧および上記温度検出器の
検出信号をA/D変換するためのADコンバータ、上記
ADコンバータによって変換された制御電圧データを記
憶するための記憶手段と、上記温度検出器の検出信号お
よび上記電圧制御発振回路の制御電圧をA/Dコンバー
タによってA/D変換させて、検出温度データに関連さ
せて制御電圧データを上記記憶手段に記憶させる書込制
御手段と、上記温度検出器の検出信号を読み込んでそれ
に対応する制御電圧データを記憶手段から読み出して上
記ADコンバータ内部のDA変換手段からアナログ出力
させ、上記位相同期ループ回路の上記ローパスフィルタ
および上記電圧制御発振回路間の接続を断って上記電圧
制御発振回路の制御電圧として入力させる読出制御手段
とを備えていることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明による第1の発振回路では、位相同期
ループ回路の電源がオフされる直前または発振周波数が
変化する直前に、電圧制御発振回路の制御電圧がA/D
コンバータによってA/D変換されて記憶手段に記憶さ
れる。そして、位相同期ループ回路の電源がオフされた
直後または発振周波数が変化した直後に、記憶手段に記
憶された制御電圧データが読み出され、ADコンバータ
内部のDA変換手段からアナログ出力され、上記位相同
期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび電圧制御発
振回路間の接続が断たれて電圧制御発振回路の制御電圧
として入力される。
ループ回路の電源がオフされる直前または発振周波数が
変化する直前に、電圧制御発振回路の制御電圧がA/D
コンバータによってA/D変換されて記憶手段に記憶さ
れる。そして、位相同期ループ回路の電源がオフされた
直後または発振周波数が変化した直後に、記憶手段に記
憶された制御電圧データが読み出され、ADコンバータ
内部のDA変換手段からアナログ出力され、上記位相同
期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび電圧制御発
振回路間の接続が断たれて電圧制御発振回路の制御電圧
として入力される。
【0012】この発明による第2の発振回路では、位相
同期ループ回路の電源がオフされる直前または発振周波
数が変化する直前に、温度検出器の検出信号および電圧
制御発振回路の制御電圧がA/DコンバータによってA
/D変換され、検出温度データに関連して制御電圧デー
タが記憶手段に記憶される。そして、位相同期ループ回
路の電源がオフされた直後または発振周波数が変化した
直後に、温度検出器の検出信号が読み込まれそれに対応
する制御電圧データが記憶手段から読み出されてADコ
ンバータ内部のDA変換手段からアナログ出力され、上
記位相同期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上
記電圧制御発振回路間の接続が断たれて電圧制御発振回
路の制御電圧として入力される。
同期ループ回路の電源がオフされる直前または発振周波
数が変化する直前に、温度検出器の検出信号および電圧
制御発振回路の制御電圧がA/DコンバータによってA
/D変換され、検出温度データに関連して制御電圧デー
タが記憶手段に記憶される。そして、位相同期ループ回
路の電源がオフされた直後または発振周波数が変化した
直後に、温度検出器の検出信号が読み込まれそれに対応
する制御電圧データが記憶手段から読み出されてADコ
ンバータ内部のDA変換手段からアナログ出力され、上
記位相同期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上
記電圧制御発振回路間の接続が断たれて電圧制御発振回
路の制御電圧として入力される。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図13を参照してこの発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0014】図1は、この発明の第1実施例を示してい
る。図1において、10は位相同期ループ回路(PL
L)である。位相同期ループ回路10は制御電圧に応じ
た周波数の信号を発振する電圧制御発振器(VCO)
3、電圧制御発振器3の出力を分周して位相比較信号と
して出力する分周器4、基準信号と位相比較信号との位
相を比較して位相差に応じた電圧を出力する位相比較器
(PD)1および位相比較器1の出力を電圧制御発振器
3の制御電圧に変換するローパスフィルタ(LPF)2
から構成されている。
る。図1において、10は位相同期ループ回路(PL
L)である。位相同期ループ回路10は制御電圧に応じ
た周波数の信号を発振する電圧制御発振器(VCO)
3、電圧制御発振器3の出力を分周して位相比較信号と
して出力する分周器4、基準信号と位相比較信号との位
相を比較して位相差に応じた電圧を出力する位相比較器
(PD)1および位相比較器1の出力を電圧制御発振器
3の制御電圧に変換するローパスフィルタ(LPF)2
から構成されている。
【0015】また、図1において、20は並列型ADコ
ンバータ、30は記憶装置、41および42はスイッ
チ、50は記憶装置30およびスイッチ41、42を制
御する制御回路である。記憶装置30としては、レジス
タ、SRAM、DRAM、EEPROM等が用いられ
る。ADコンバータ20は、位相同期ループ回路10の
電圧制御発振器3の制御電圧をAD変換するものであ
り、電圧変換器21、比較器22、エンコーダ23およ
びセレクタ24を備えている。電圧変換器21の各出力
端子ao〜amは、電圧制御発振器3の制御電圧をAD
変換を行うために各電圧比較器22に接続されているだ
けでなく、アナログ出力として使用するためにセレクタ
24にも接続されている。セレクタ24は、記憶装置3
0からの出力により電圧変換器21の出力端子ao〜a
mの出力のうち1つを選択して出力する。AD変換され
た制御電圧データは記憶装置30に記憶される。
ンバータ、30は記憶装置、41および42はスイッ
チ、50は記憶装置30およびスイッチ41、42を制
御する制御回路である。記憶装置30としては、レジス
タ、SRAM、DRAM、EEPROM等が用いられ
る。ADコンバータ20は、位相同期ループ回路10の
電圧制御発振器3の制御電圧をAD変換するものであ
り、電圧変換器21、比較器22、エンコーダ23およ
びセレクタ24を備えている。電圧変換器21の各出力
端子ao〜amは、電圧制御発振器3の制御電圧をAD
変換を行うために各電圧比較器22に接続されているだ
けでなく、アナログ出力として使用するためにセレクタ
24にも接続されている。セレクタ24は、記憶装置3
0からの出力により電圧変換器21の出力端子ao〜a
mの出力のうち1つを選択して出力する。AD変換され
た制御電圧データは記憶装置30に記憶される。
【0016】図2は記憶装置30の内容を示している。
電圧制御発振器3の制御電圧のAD変換データの記憶ア
ドレスとしては、位相比較器1に入力される基準信号の
種類を示すSELA0 〜m を上位とし、分周器4の分周
率の種類を示すSELB0 〜m を下位とするアドレスが
与えられている。つまり、位相同期ループ回路10の発
振条件により制御電圧に対応するディジタルデータが記
憶されるアドレスが決められる。
電圧制御発振器3の制御電圧のAD変換データの記憶ア
ドレスとしては、位相比較器1に入力される基準信号の
種類を示すSELA0 〜m を上位とし、分周器4の分周
率の種類を示すSELB0 〜m を下位とするアドレスが
与えられている。つまり、位相同期ループ回路10の発
振条件により制御電圧に対応するディジタルデータが記
憶されるアドレスが決められる。
【0017】図3は制御回路50による書込処理手順を
示し、図4は制御回路50による読出処理手順を示して
いる。通常動作時においては、図1に示すように、スイ
ッチ41がオフであり、スイッチ42が接点a側にオン
になっている。
示し、図4は制御回路50による読出処理手順を示して
いる。通常動作時においては、図1に示すように、スイ
ッチ41がオフであり、スイッチ42が接点a側にオン
になっている。
【0018】書込動作時には、まず、スイッチ41がオ
ンとされ(ステップS1)、ADコンバータ20による
電圧制御発振器3の制御電圧のAD変換が開始される
(ステップS2)。そして、AD変換された制御電圧デ
ータが記憶装置30に書き込まれた後(ステップS
3)、スイッチ41がオフとされ(ステップS4)、位
相同期ループ回路10の電源がオフとなる。
ンとされ(ステップS1)、ADコンバータ20による
電圧制御発振器3の制御電圧のAD変換が開始される
(ステップS2)。そして、AD変換された制御電圧デ
ータが記憶装置30に書き込まれた後(ステップS
3)、スイッチ41がオフとされ(ステップS4)、位
相同期ループ回路10の電源がオフとなる。
【0019】読出動作時について説明する。位相同期ル
ープ回路10の電源がオンとなると(ステップS1
1)、記憶装置30から制御電圧データが読み出されて
(ステップS12)、セレクタ24に送られる。これに
より、読み出されたデータに対応する制御電圧がセレク
タ24から出力される(ステップS13)。次に、スイ
ッチ42が接点b側に切替えられ(ステップS14)、
所定の信号が電圧制御発振器3に送られる。そして、所
定時間後にスイッチ42が接点a側に戻される(ステッ
プS15)。
ープ回路10の電源がオンとなると(ステップS1
1)、記憶装置30から制御電圧データが読み出されて
(ステップS12)、セレクタ24に送られる。これに
より、読み出されたデータに対応する制御電圧がセレク
タ24から出力される(ステップS13)。次に、スイ
ッチ42が接点b側に切替えられ(ステップS14)、
所定の信号が電圧制御発振器3に送られる。そして、所
定時間後にスイッチ42が接点a側に戻される(ステッ
プS15)。
【0020】図5は、位相同期ループ回路10が間欠駆
動されている場合における時間tと発振周波数fVCO と
の関係を示している。同図(a)は発振回路を図14に
示す一般的な位相同期ループ回路10のみで構成した場
合の時間と発振周波数との関係を示し、同図(b)は図
1の発振回路を使用した場合の時間と発振周波数との関
係を示している。図5において、tL1、tL2はそれぞれ
の位相同期ループ回路10のロックアップタイム、ta
は書込動作時間、tbは読出動作時間、tcはスイッチ
22がb側にオンとなっている時間である。
動されている場合における時間tと発振周波数fVCO と
の関係を示している。同図(a)は発振回路を図14に
示す一般的な位相同期ループ回路10のみで構成した場
合の時間と発振周波数との関係を示し、同図(b)は図
1の発振回路を使用した場合の時間と発振周波数との関
係を示している。図5において、tL1、tL2はそれぞれ
の位相同期ループ回路10のロックアップタイム、ta
は書込動作時間、tbは読出動作時間、tcはスイッチ
22がb側にオンとなっている時間である。
【0021】図6は、発振周波数が連続的に変化するよ
うに位相同期ループ回路10を駆動させた場合における
時間tと発振周波数fVCO との関係を示している。同図
(a)は発振回路を図14に示す一般的な位相同期ルー
プ回路のみで構成した場合の時間と発振周波数との関係
を示し、同図(b)は図1の発振回路を使用し、発振周
波数の変化直前に書込動作を、発振周波数の変化直後に
読出動作を行った場合の時間と発振周波数との関係を示
している。図6において、時点t1およびt2は、発振
条件変更点(基準信号の変更、分周器4の分周率の変
更)をそれぞれ示している。
うに位相同期ループ回路10を駆動させた場合における
時間tと発振周波数fVCO との関係を示している。同図
(a)は発振回路を図14に示す一般的な位相同期ルー
プ回路のみで構成した場合の時間と発振周波数との関係
を示し、同図(b)は図1の発振回路を使用し、発振周
波数の変化直前に書込動作を、発振周波数の変化直後に
読出動作を行った場合の時間と発振周波数との関係を示
している。図6において、時点t1およびt2は、発振
条件変更点(基準信号の変更、分周器4の分周率の変
更)をそれぞれ示している。
【0022】図7はこの発明の第2実施例を示してい
る。図7において図1と同じものには同じ符号を付して
その説明を省略する。この発振回路では、図1の並列型
ADコンバータ20の代わりに、逐次比較型ADコンバ
ータ60が用いられている。ADコンバータ60は、比
較器61、逐次比較レジスタ62およびDAコンバータ
63を備えている。DAコンバータ63への入力は、制
御電圧をAD変換する場合の逐次比較レジスタ62から
のデータと記憶装置30からのデータをスイッチ64に
よって選択できるようになっている。ADコンバータ6
0によってAD変換された制御電圧データは記憶装置3
0に記憶される。制御回路50は、記憶装置30、スイ
ッチ41および42の他スイッチ64をも制御する。
る。図7において図1と同じものには同じ符号を付して
その説明を省略する。この発振回路では、図1の並列型
ADコンバータ20の代わりに、逐次比較型ADコンバ
ータ60が用いられている。ADコンバータ60は、比
較器61、逐次比較レジスタ62およびDAコンバータ
63を備えている。DAコンバータ63への入力は、制
御電圧をAD変換する場合の逐次比較レジスタ62から
のデータと記憶装置30からのデータをスイッチ64に
よって選択できるようになっている。ADコンバータ6
0によってAD変換された制御電圧データは記憶装置3
0に記憶される。制御回路50は、記憶装置30、スイ
ッチ41および42の他スイッチ64をも制御する。
【0023】図8および図9は、図7の回路の書込動作
手順および読出動作手順をそれぞれ示している。通常動
作時においては、図7に示すように、スイッチ41がオ
フであり、スイッチ42が接点a側にオンとなってお
り、スイッチ64は接点aまたはb側のいずれかにオン
となっている。
手順および読出動作手順をそれぞれ示している。通常動
作時においては、図7に示すように、スイッチ41がオ
フであり、スイッチ42が接点a側にオンとなってお
り、スイッチ64は接点aまたはb側のいずれかにオン
となっている。
【0024】書込動作時には、まず、スイッチ41がオ
ンとされるとともに(ステップS21)、スイッチ64
が接点a側にオンされ(ステップS22)、ADコンバ
ータ60によるAD変換が開始される(ステップS2
3)。つまり、電圧制御発振器3に対する制御電圧がA
/D変換される。そして、A/D変換されたディジタル
値が記憶装置30に書き込まれた後(ステップS2
4)、スイッチ41がオフとされ(ステップS25)、
位相同期ループ回路10の電源がオフとなる(ステップ
S26)。
ンとされるとともに(ステップS21)、スイッチ64
が接点a側にオンされ(ステップS22)、ADコンバ
ータ60によるAD変換が開始される(ステップS2
3)。つまり、電圧制御発振器3に対する制御電圧がA
/D変換される。そして、A/D変換されたディジタル
値が記憶装置30に書き込まれた後(ステップS2
4)、スイッチ41がオフとされ(ステップS25)、
位相同期ループ回路10の電源がオフとなる(ステップ
S26)。
【0025】読出動作時について説明する。位相同期ル
ープ回路の電源がオンとなると(ステップS31)、ス
イッチ64が接点b側に切り替えられる(ステップS3
2)。そして、記憶装置30から制御電圧データが読み
出されて(ステップS33)、DAコンバータ63に送
られる。これにより、記憶装置30から読み出された制
御電圧データがD/A変換される(ステップS34)。
次に、スイッチ42が接点b側に切替えられ(ステップ
S35)、D/Aされた信号が電圧制御発振器3に送ら
れる。そして、所定時間後にスイッチ42が接点a側に
戻される(ステップS36)。
ープ回路の電源がオンとなると(ステップS31)、ス
イッチ64が接点b側に切り替えられる(ステップS3
2)。そして、記憶装置30から制御電圧データが読み
出されて(ステップS33)、DAコンバータ63に送
られる。これにより、記憶装置30から読み出された制
御電圧データがD/A変換される(ステップS34)。
次に、スイッチ42が接点b側に切替えられ(ステップ
S35)、D/Aされた信号が電圧制御発振器3に送ら
れる。そして、所定時間後にスイッチ42が接点a側に
戻される(ステップS36)。
【0026】図7の回路が間欠駆動された場合の時間に
対する発振周波数の関係および連続的に発振周波数が変
化するように駆動された場合の時間に対する発振周波数
の関係は、図1の回路と同じであり、それぞれ図5
(b)および図6(b)で表される。
対する発振周波数の関係および連続的に発振周波数が変
化するように駆動された場合の時間に対する発振周波数
の関係は、図1の回路と同じであり、それぞれ図5
(b)および図6(b)で表される。
【0027】図10はこの発明の第3実施例を示してい
る。図10において図1と同じものには同じ符号を付し
てその説明を省略する。この発振回路では、ADコンバ
ータ20は、電圧制御発振器3の制御信号の他に温度セ
ンサ70からの温度検出信号LTEMPをAD変換できるよ
うになっている。
る。図10において図1と同じものには同じ符号を付し
てその説明を省略する。この発振回路では、ADコンバ
ータ20は、電圧制御発振器3の制御信号の他に温度セ
ンサ70からの温度検出信号LTEMPをAD変換できるよ
うになっている。
【0028】図11は図10の回路で用いられている記
憶装置30の内容を示している。制御電圧のAD変換後
のデータを記憶するアドレスとしては、温度検出信号L
TEMPのAD変換後のデータを上位、SELAm 〜0 およ
びSELBm 〜0 の値を下位としたアドレスが与えられ
ている。温度検出信号LTEMPのAD変換後のデータの全
ビットをアドレスに与えなくてもよく、メモリーの容量
に応じてアドレスとして割り当てるべきビット数を決定
すればよい。電圧制御発振器3の制御電圧については、
AD変換後のデータの全ビットがメモリーに書き込まれ
る。
憶装置30の内容を示している。制御電圧のAD変換後
のデータを記憶するアドレスとしては、温度検出信号L
TEMPのAD変換後のデータを上位、SELAm 〜0 およ
びSELBm 〜0 の値を下位としたアドレスが与えられ
ている。温度検出信号LTEMPのAD変換後のデータの全
ビットをアドレスに与えなくてもよく、メモリーの容量
に応じてアドレスとして割り当てるべきビット数を決定
すればよい。電圧制御発振器3の制御電圧については、
AD変換後のデータの全ビットがメモリーに書き込まれ
る。
【0029】図12および図13は、図10の回路の書
込動作手順および読出動作手順をそれぞれ示している。
通常動作時においては、図10に示すように、スイッチ
41がオフまたは接点a側にオンであり、スイッチ42
が接点a側にオンとなっている。
込動作手順および読出動作手順をそれぞれ示している。
通常動作時においては、図10に示すように、スイッチ
41がオフまたは接点a側にオンであり、スイッチ42
が接点a側にオンとなっている。
【0030】書込動作時には、まず、スイッチ41が接
点a側にオンとされ(ステップS41)、ADコンバー
タ20による温度検出信号LTEMPのAD変換が開始され
る(ステップS42)。そして、温度検出信号LTEMPの
AD変換データが記憶装置30に送られる(ステップS
43)。次に、スイッチ41が接点b側にオンとされ
(ステップS44)、ADコンバータ20による電圧制
御発振器3の制御電圧のAD変換が開始される(ステッ
プS45)。そして、上記ステップS43のデータによ
り決定されるアドレスに制御電圧のAD変換データが記
憶装置30に書き込まれる(ステップS46)。そし
て、スイッチ41がオフとされ(ステップS47)、位
相同期ループ回路の電源がオフとなる(ステップS4
8)。
点a側にオンとされ(ステップS41)、ADコンバー
タ20による温度検出信号LTEMPのAD変換が開始され
る(ステップS42)。そして、温度検出信号LTEMPの
AD変換データが記憶装置30に送られる(ステップS
43)。次に、スイッチ41が接点b側にオンとされ
(ステップS44)、ADコンバータ20による電圧制
御発振器3の制御電圧のAD変換が開始される(ステッ
プS45)。そして、上記ステップS43のデータによ
り決定されるアドレスに制御電圧のAD変換データが記
憶装置30に書き込まれる(ステップS46)。そし
て、スイッチ41がオフとされ(ステップS47)、位
相同期ループ回路の電源がオフとなる(ステップS4
8)。
【0031】読出動作時について説明する。位相同期ル
ープ回路の電源がオンとなると(ステップS51)、ス
イッチ41が接点a側に切り替えられ(ステップS5
2)、ADコンバータ20による温度検出信号LTEMPの
AD変換が開始される(ステップS53)。そして、温
度検出信号LTEMPのAD変換データが記憶装置30に送
られる(ステップS54)。上記ステップS54のデー
タにより決定される記憶装置30のアドレスから制御電
圧のAD変換データが読み出されて(ステップS5
5)、セレクタ24に送られる。これにより、読み出さ
れた制御電圧データに対応する電圧がセレクタ24から
出力される(ステップS56)。次に、スイッチ42が
接点b側に切替えられ(ステップS57)、セレクタ2
4の出力が電圧制御発振器3に送られる。そして、所定
時間後にスイッチ42が接点a側に戻される(ステップ
S58)。
ープ回路の電源がオンとなると(ステップS51)、ス
イッチ41が接点a側に切り替えられ(ステップS5
2)、ADコンバータ20による温度検出信号LTEMPの
AD変換が開始される(ステップS53)。そして、温
度検出信号LTEMPのAD変換データが記憶装置30に送
られる(ステップS54)。上記ステップS54のデー
タにより決定される記憶装置30のアドレスから制御電
圧のAD変換データが読み出されて(ステップS5
5)、セレクタ24に送られる。これにより、読み出さ
れた制御電圧データに対応する電圧がセレクタ24から
出力される(ステップS56)。次に、スイッチ42が
接点b側に切替えられ(ステップS57)、セレクタ2
4の出力が電圧制御発振器3に送られる。そして、所定
時間後にスイッチ42が接点a側に戻される(ステップ
S58)。
【0032】図10の回路が間欠駆動された場合の時間
に対する発振周波数の関係および連続的に発振周波数が
変化するように駆動された場合の時間に対する発振周波
数の関係は、図1の回路と同じであり、それぞれ図5
(b)および図6(b)で表される。
に対する発振周波数の関係および連続的に発振周波数が
変化するように駆動された場合の時間に対する発振周波
数の関係は、図1の回路と同じであり、それぞれ図5
(b)および図6(b)で表される。
【0033】上記第1〜第3実施例によれば、ADコン
バータ20、60内部のDAコンバータ手段21、63
も出力手段として使用するため、回路規模が小さくな
り、IC化する場合のコストメリットが大きい。また、
ロックアップタイムが短いため、頻繁に位相同期ループ
回路10の電源をオン・オフしてもシステムのスピード
上のデメリットにならない。また、電源オフで位相同期
ループ回路10の消費電力を零に抑えることができ、電
池駆動の場合、電池の寿命を延ばすことができる。
バータ20、60内部のDAコンバータ手段21、63
も出力手段として使用するため、回路規模が小さくな
り、IC化する場合のコストメリットが大きい。また、
ロックアップタイムが短いため、頻繁に位相同期ループ
回路10の電源をオン・オフしてもシステムのスピード
上のデメリットにならない。また、電源オフで位相同期
ループ回路10の消費電力を零に抑えることができ、電
池駆動の場合、電池の寿命を延ばすことができる。
【0034】さらに、連続的に発振周波数を変えていく
場合、変位する周波数の大きさによりロックアップタイ
ムの長さが変わるが、上記第1〜第3実施例によれば、
どのような変化でも一定となり、短いため、位相同期ル
ープ回路10を有効に使える。
場合、変位する周波数の大きさによりロックアップタイ
ムの長さが変わるが、上記第1〜第3実施例によれば、
どのような変化でも一定となり、短いため、位相同期ル
ープ回路10を有効に使える。
【0035】また、ADコンバータ20、60のビット
数を増せば、電圧制御発振器3の制御電圧をより精度良
く記憶できるため、ロックアップタイムを更に短くする
ことができる。図5(b)および図6(b)において、
期間tcでDAコンバータより出力される電圧が、目的
の電圧制御発振器3の制御電圧とまったく一致する場合
は、ロックアップタイムtL2は、tL2=|tb−tc|
となる。
数を増せば、電圧制御発振器3の制御電圧をより精度良
く記憶できるため、ロックアップタイムを更に短くする
ことができる。図5(b)および図6(b)において、
期間tcでDAコンバータより出力される電圧が、目的
の電圧制御発振器3の制御電圧とまったく一致する場合
は、ロックアップタイムtL2は、tL2=|tb−tc|
となる。
【0036】また、上記第1〜第3実施例では、電源を
オフする前毎または発振周波数が変位する前毎に、制御
電圧を読むため、制御電圧が少しずつ降下している場合
でも、DAコンバータの出力する値とその時の目標とな
る発振周波数を出す電圧制御発振器3の制御電圧の差は
少ない。したがって、電池駆動によるシステムに特に有
効となる。
オフする前毎または発振周波数が変位する前毎に、制御
電圧を読むため、制御電圧が少しずつ降下している場合
でも、DAコンバータの出力する値とその時の目標とな
る発振周波数を出す電圧制御発振器3の制御電圧の差は
少ない。したがって、電池駆動によるシステムに特に有
効となる。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、温度および電源電圧
変化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図れ
る。また、基準信号が停止している場合は、位相同期ル
ープ回路の電源をオフにして消費電力の低減化が図れ、
基準信号が復帰した際には、ロックアップタイムを短く
して位相同期ループ回路を発振させることができる。
変化にも対応でき、IC化が容易でかつ小型化が図れ
る。また、基準信号が停止している場合は、位相同期ル
ープ回路の電源をオフにして消費電力の低減化が図れ、
基準信号が復帰した際には、ロックアップタイムを短く
して位相同期ループ回路を発振させることができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す電気ブロック図で
ある。
ある。
【図2】記憶装置の内容を示す模式図である。
【図3】書込動作手順を示すフローチャートである。
【図4】読出動作手順を示すフローチャートである。
【図5】位相同期ループ回路が間欠駆動されている場合
における時間と発振周波数との関係を示し、同図(a)
は発振回路を図14に示す一般的な位相同期ループ回路
のみで構成した場合の時間と発振周波数との関係を示す
タイムチャートであり、同図(b)は図1の発振回路を
使用した場合の時間と発振周波数との関係を示すタイム
チャートである。
における時間と発振周波数との関係を示し、同図(a)
は発振回路を図14に示す一般的な位相同期ループ回路
のみで構成した場合の時間と発振周波数との関係を示す
タイムチャートであり、同図(b)は図1の発振回路を
使用した場合の時間と発振周波数との関係を示すタイム
チャートである。
【図6】発振周波数が連続的に変化するように位相同期
ループ回路を駆動させた場合における時間と発振周波数
との関係を示し、同図(a)は発振回路を図14に示す
一般的な位相同期ループ回路のみで構成した場合の時間
と発振周波数との関係を示すタイムチャートであり、同
図(b)は図1の発振回路を使用した場合の時間と発振
周波数との関係を示すタイムチャートである。
ループ回路を駆動させた場合における時間と発振周波数
との関係を示し、同図(a)は発振回路を図14に示す
一般的な位相同期ループ回路のみで構成した場合の時間
と発振周波数との関係を示すタイムチャートであり、同
図(b)は図1の発振回路を使用した場合の時間と発振
周波数との関係を示すタイムチャートである。
【図7】この発明の第2実施例を示す電気ブロック図で
ある。
ある。
【図8】書込動作手順を示すフローチャートである。
【図9】読出動作手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の第3実施例を示す電気ブロック図
である。
である。
【図11】記憶装置の内容を示す模式図である。
【図12】書込動作手順を示すフローチャートである。
【図13】読出動作手順を示すフローチャートである。
【図14】一般的な位相同期ループ回路を示す電気ブロ
ック図である。
ック図である。
2 ローパスフィルタ 3 電圧制御発振器 10 位相同期ループ回路 20、60 ADコンバータ 30 記憶装置 50 制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 ローパスフィルタおよび電圧制御発振回
路を含む位相同期ループ回路と、上記電圧制御発振回路
の制御電圧をA/D変換するためのADコンバータ、上
記ADコンバータによって変換された制御電圧データを
記憶するための記憶手段と、上記電圧制御発振回路の制
御電圧を上記A/DコンバータによってA/D変換させ
て上記記憶手段に記憶させる書込制御手段と、上記記憶
手段に記憶された制御電圧データを読み出して、ADコ
ンバータ内部のDA変換手段からアナログ出力させ、上
記位相同期ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上
記電圧制御発振回路間の接続を断って上記電圧制御発振
回路の制御電圧として入力させる読出制御手段とを備え
ている発振回路。 - 【請求項2】 ローパスフィルタおよび電圧制御発振回
路を含む位相同期ループ回路と、環境温度を検出するた
めの温度検出器と、上記電圧制御発振回路の制御電圧お
よび上記温度検出器の検出信号をA/D変換するための
ADコンバータ、上記ADコンバータによって変換され
た制御電圧データを記憶するための記憶手段と、上記温
度検出器の検出信号および上記電圧制御発振回路の制御
電圧をA/DコンバータによってA/D変換させて、検
出温度データに関連させて制御電圧データを上記記憶手
段に記憶させる書込制御手段と、上記温度検出器の検出
信号を読み込んでそれに対応する制御電圧データを記憶
手段から読み出して上記ADコンバータ内部のDA変換
手段からアナログ出力させ、上記位相同期ループ回路の
上記ローパスフィルタおよび上記電圧制御発振回路間の
接続を断って上記電圧制御発振回路の制御電圧として入
力させる読出制御手段とを備えている発振回路。 - 【請求項3】 読出制御手段は、所定時間上記位相同期
ループ回路の上記ローパスフィルタおよび上記電圧制御
発振回路間の接続を断って上記電圧制御発振回路の制御
電圧として入力させることを特徴とする請求項1又は2
に記載の発振回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4132036A JPH05304467A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 発振回路 |
US08/050,608 US5355098A (en) | 1992-04-24 | 1993-04-22 | Phase-locked loop with memory storing control data controlling the oscillation frequency |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4132036A JPH05304467A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304467A true JPH05304467A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15072006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4132036A Pending JPH05304467A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 発振回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5355098A (ja) |
JP (1) | JPH05304467A (ja) |
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