JPH05283708A - 不揮発性半導体記憶装置,その製造方法および試験方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置,その製造方法および試験方法Info
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- JPH05283708A JPH05283708A JP8097392A JP8097392A JPH05283708A JP H05283708 A JPH05283708 A JP H05283708A JP 8097392 A JP8097392 A JP 8097392A JP 8097392 A JP8097392 A JP 8097392A JP H05283708 A JPH05283708 A JP H05283708A
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- memory cell
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- G11C16/10—Programming or data input circuits
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- G—PHYSICS
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- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過剰消去状態のメモリセルの存在により不良
品として判別されたフラッシュメモリを一度だけプログ
ラム可能な記憶装置(OTPROM)として使用するこ
とにより、不良品率を低減することを目的とする。 【構成】 ウエハレベルの試験中に過剰消去により不良
品と判別されたベアチップ状態の記憶装置を、その過剰
消去メモリセルの存在を示す情報を不揮発的かつ読出可
能な態様で識別メモリ回路(1)に記憶し、その後紫外
線などのエネルギー線照射によりメモリセルアレイのメ
モリセルを電気的に中性状態の消去状態に復帰させる。
この紫外線などのエネルギー線により消去されたチップ
はOTPROMとしてアセンブリされ試験される。この
とき、メモリセルへのデータの書込および消去を制御す
るための書込/消去制御回路はメモリ回路(1)に格納
された情報に従って動作禁止状態とされる。
品として判別されたフラッシュメモリを一度だけプログ
ラム可能な記憶装置(OTPROM)として使用するこ
とにより、不良品率を低減することを目的とする。 【構成】 ウエハレベルの試験中に過剰消去により不良
品と判別されたベアチップ状態の記憶装置を、その過剰
消去メモリセルの存在を示す情報を不揮発的かつ読出可
能な態様で識別メモリ回路(1)に記憶し、その後紫外
線などのエネルギー線照射によりメモリセルアレイのメ
モリセルを電気的に中性状態の消去状態に復帰させる。
この紫外線などのエネルギー線により消去されたチップ
はOTPROMとしてアセンブリされ試験される。この
とき、メモリセルへのデータの書込および消去を制御す
るための書込/消去制御回路はメモリ回路(1)に格納
された情報に従って動作禁止状態とされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は不揮発性半導体記憶装
置に関し、特に、電気的に書込および消去が可能な読出
専用記憶装置に関する。より特定的には、メモリセルが
1個のフローティングゲート型トランジスタからなるフ
ラッシュメモリに関する。
置に関し、特に、電気的に書込および消去が可能な読出
専用記憶装置に関する。より特定的には、メモリセルが
1個のフローティングゲート型トランジスタからなるフ
ラッシュメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】情報を不揮発的に記憶する半導体記憶装
置の1つにフラッシュメモリと呼ばれるものがある。フ
ラッシュメモリにおいては、消去時にメモリセルアレイ
のすべてのメモリセルが同時に消去状態とされる。
置の1つにフラッシュメモリと呼ばれるものがある。フ
ラッシュメモリにおいては、消去時にメモリセルアレイ
のすべてのメモリセルが同時に消去状態とされる。
【0003】図9はフラッシュメモリにおける1個のメ
モリセルの断面構造を概略的に示す図である。図9にお
いて、メモリセルは、たとえばp型の半導体基板100
の表面に形成されるたとえばn型の不純物領域102お
よび104と、不純物領域102および104の間のチ
ャネル領域112上にゲート絶縁膜110を介して形成
されるフローティングゲート106と、フローティング
ゲート106上に層間絶縁膜114を介して形成される
コントロールゲート108を含む。フローティングゲー
ト106はその周囲が絶縁膜110および114により
取り囲まれており、電気的にフローティング状態とされ
ている。このメモリセルはMOS(金属−絶縁膜−半導
体)型トランジスタの構成を備え、不純物領域102が
ドレイン領域を構成し、不純物領域104がソース領域
となる。
モリセルの断面構造を概略的に示す図である。図9にお
いて、メモリセルは、たとえばp型の半導体基板100
の表面に形成されるたとえばn型の不純物領域102お
よび104と、不純物領域102および104の間のチ
ャネル領域112上にゲート絶縁膜110を介して形成
されるフローティングゲート106と、フローティング
ゲート106上に層間絶縁膜114を介して形成される
コントロールゲート108を含む。フローティングゲー
ト106はその周囲が絶縁膜110および114により
取り囲まれており、電気的にフローティング状態とされ
ている。このメモリセルはMOS(金属−絶縁膜−半導
体)型トランジスタの構成を備え、不純物領域102が
ドレイン領域を構成し、不純物領域104がソース領域
となる。
【0004】図10はこの図9に示すメモリセルの電気
的な等価回路図である。コントロールゲート108の電
極CGはワード線WLに接続され不純物領域102のド
レイン電極Dはビット線BLに接続される。不純物領域
104のソースは、通常、ソース線Sを介してソース電
位発生回路116に結合される。
的な等価回路図である。コントロールゲート108の電
極CGはワード線WLに接続され不純物領域102のド
レイン電極Dはビット線BLに接続される。不純物領域
104のソースは、通常、ソース線Sを介してソース電
位発生回路116に結合される。
【0005】フラッシュメモリにおいては、このメモリ
セルが行列状に配置され、1本のワード線WLには1行
のメモリセルが接続され、1本のビット線BLには1列
のメモリセルが配置される。図9および図10に示すメ
モリセルへのデータの書込、消去および読出は以下のよ
うにして行なわれる。
セルが行列状に配置され、1本のワード線WLには1行
のメモリセルが接続され、1本のビット線BLには1列
のメモリセルが配置される。図9および図10に示すメ
モリセルへのデータの書込、消去および読出は以下のよ
うにして行なわれる。
【0006】書込時においては、コントロールゲート1
08へ約12V程度の高電圧Vppがワード線WLを介
して印加され、ドレイン不純物領域102へはビット線
BLを介して約6V程度の電圧が印加され、かつソース
不純物領域104へはソース電位発生回路116により
接地電位が印加される。この状態では、ドレイン不純物
領域102からソース不純物領域104へとチャネル領
域112を介して電流が流れる。このドレイン不純物領
域102からの電流内の電荷がドレイン不純物領域10
2の近傍に形成される高電界により励起され、ホットエ
レクトロンが発生する。このホットエレクトロンにより
アバランシェ降伏が生じ、大量のホットエレクトロンが
発生する。このアバランシェ降伏により発生したホット
エレクトロンはコントロールゲート108へ印加された
高電圧によりフローティングゲート106へと加速さ
れ、このフローティングゲート106にトラップされ
る。フローティングゲート106に電子が注入(捕獲)
された状態においてはこのメモリセルのしきい値電圧V
thが正の方向へ移動する。
08へ約12V程度の高電圧Vppがワード線WLを介
して印加され、ドレイン不純物領域102へはビット線
BLを介して約6V程度の電圧が印加され、かつソース
不純物領域104へはソース電位発生回路116により
接地電位が印加される。この状態では、ドレイン不純物
領域102からソース不純物領域104へとチャネル領
域112を介して電流が流れる。このドレイン不純物領
域102からの電流内の電荷がドレイン不純物領域10
2の近傍に形成される高電界により励起され、ホットエ
レクトロンが発生する。このホットエレクトロンにより
アバランシェ降伏が生じ、大量のホットエレクトロンが
発生する。このアバランシェ降伏により発生したホット
エレクトロンはコントロールゲート108へ印加された
高電圧によりフローティングゲート106へと加速さ
れ、このフローティングゲート106にトラップされ
る。フローティングゲート106に電子が注入(捕獲)
された状態においてはこのメモリセルのしきい値電圧V
thが正の方向へ移動する。
【0007】消去時においては、コントロールゲート1
08へは接地電位が印加され、ソース不純物領域104
へはソース電位発生回路から約12V程度の高電圧Vp
pが印加され、ドレイン不純物領域102はフローティ
ング状態とされる。この状態においては、ゲート絶縁膜
110(極めて薄い)を介してフローティングゲート1
06からソース不純物領域104へとトンネル現象によ
り電子が引き抜かれる。フローティングゲート106か
ら電子が引き抜かれた状態においてはこのメモリセルの
しきい値電圧Vthが負の方向へ移動する。
08へは接地電位が印加され、ソース不純物領域104
へはソース電位発生回路から約12V程度の高電圧Vp
pが印加され、ドレイン不純物領域102はフローティ
ング状態とされる。この状態においては、ゲート絶縁膜
110(極めて薄い)を介してフローティングゲート1
06からソース不純物領域104へとトンネル現象によ
り電子が引き抜かれる。フローティングゲート106か
ら電子が引き抜かれた状態においてはこのメモリセルの
しきい値電圧Vthが負の方向へ移動する。
【0008】上述のように、フローティングゲート10
6に存在する電子の量に従ってメモリセルはデータ
“0”および“1”を記憶する。
6に存在する電子の量に従ってメモリセルはデータ
“0”および“1”を記憶する。
【0009】すなわち、図11に示すように、フローテ
ィングゲート106へ電子が注入された状態(書込状
態)はそのしきい値電圧Vthが正方向に移動しており
Vr2のしきい値電圧を有する。一方、フローティング
ゲート106から電子が引き抜かれた消去状態において
はそのしきい値電圧が負方向へ移動し、メモリセルは、
しきい値電圧Vr1を有する。通常、フローティングゲ
ート106に電子が注入された書込状態はデータ“0”
を記憶する状態と定義され、フローティングゲート10
6から電子が引き抜かれた消去状態はデータ“1”が記
憶された状態と定義される。
ィングゲート106へ電子が注入された状態(書込状
態)はそのしきい値電圧Vthが正方向に移動しており
Vr2のしきい値電圧を有する。一方、フローティング
ゲート106から電子が引き抜かれた消去状態において
はそのしきい値電圧が負方向へ移動し、メモリセルは、
しきい値電圧Vr1を有する。通常、フローティングゲ
ート106に電子が注入された書込状態はデータ“0”
を記憶する状態と定義され、フローティングゲート10
6から電子が引き抜かれた消去状態はデータ“1”が記
憶された状態と定義される。
【0010】データ読出時においては、ソース不純物領
域104へは接地電位が印加され、コントロールゲート
108へはワード線WLを介して電源電圧Vcc程度の
“H”の信号が伝達される。この状態において、メモリ
セルがデータ“0”を記憶している場合にはこのメモリ
セルはオフ状態であり、一方、データ“1”を記憶して
いる場合にはこのメモリセルはオン状態となる。ビット
線BLには読出電位が与えられており、メモリセルの記
憶データに応じて電流が流れるか否かを電流駆動型セン
スアンプで検出することによりデータの読出が行なわれ
る。
域104へは接地電位が印加され、コントロールゲート
108へはワード線WLを介して電源電圧Vcc程度の
“H”の信号が伝達される。この状態において、メモリ
セルがデータ“0”を記憶している場合にはこのメモリ
セルはオフ状態であり、一方、データ“1”を記憶して
いる場合にはこのメモリセルはオン状態となる。ビット
線BLには読出電位が与えられており、メモリセルの記
憶データに応じて電流が流れるか否かを電流駆動型セン
スアンプで検出することによりデータの読出が行なわれ
る。
【0011】上述のようなメモリセルの構造の場合、フ
ローティングゲート106に存在する電子の量に応じて
データが記憶されるため、電源が切られてもこのフロー
ティングゲート106内には電子が保存されるため、情
報を不揮発的に記憶することができ、不揮発性メモリセ
ルは、様々な分野で利用されている。
ローティングゲート106に存在する電子の量に応じて
データが記憶されるため、電源が切られてもこのフロー
ティングゲート106内には電子が保存されるため、情
報を不揮発的に記憶することができ、不揮発性メモリセ
ルは、様々な分野で利用されている。
【0012】図12は、従来の不揮発性半導体記憶装置
(フラッシュメモリ)の全体の構成を示す図であり、た
とえば特開平2−10596号公報に開示されている。
図12において、不揮発性半導体記憶装置200は、図
9に示す構造のメモリセルが行および列状に配置された
メモリセルアレイ13を含む。不揮発性半導体記憶装置
200はさらに、与えられたアドレスビットA0〜Am
をラッチして内部アドレスビットを発生するアドレスラ
ッチ10と、アドレスラッチ10からの内部行アドレス
ビットをデコードしてメモリセルアレイ13の1行を選
択するXデコーダ12と、アドレスラッチ10からの内
部列アドレスビットをデコードしてメモリセルアレイ1
3の対応の列を選択する列選択信号を発生するYデコー
ダ11と、Yデコーダ11からの列選択信号に応答して
メモリセルアレイ13の対応の列を内部データバス12
3bまたはデータラッチ15へ接続するYゲート回路1
4を含む。
(フラッシュメモリ)の全体の構成を示す図であり、た
とえば特開平2−10596号公報に開示されている。
図12において、不揮発性半導体記憶装置200は、図
9に示す構造のメモリセルが行および列状に配置された
メモリセルアレイ13を含む。不揮発性半導体記憶装置
200はさらに、与えられたアドレスビットA0〜Am
をラッチして内部アドレスビットを発生するアドレスラ
ッチ10と、アドレスラッチ10からの内部行アドレス
ビットをデコードしてメモリセルアレイ13の1行を選
択するXデコーダ12と、アドレスラッチ10からの内
部列アドレスビットをデコードしてメモリセルアレイ1
3の対応の列を選択する列選択信号を発生するYデコー
ダ11と、Yデコーダ11からの列選択信号に応答して
メモリセルアレイ13の対応の列を内部データバス12
3bまたはデータラッチ15へ接続するYゲート回路1
4を含む。
【0013】この不揮発性半導体記憶装置は8ビット
(1バイト)単位でデータの入出力が実行されるため、
Yデコーダ11からの列選択信号はメモリセルアレイ1
3における8列を指定し、Yゲート回路14はこの列選
択信号に応答して8本の列を内部データバス123bま
たはデータラッチ15へ接続する。
(1バイト)単位でデータの入出力が実行されるため、
Yデコーダ11からの列選択信号はメモリセルアレイ1
3における8列を指定し、Yゲート回路14はこの列選
択信号に応答して8本の列を内部データバス123bま
たはデータラッチ15へ接続する。
【0014】不揮発性半導体記憶装置200はさらに、
8ビット双方向データバス120に結合される入出力バ
ッファ6と、内部データバス123上に現われた電流の
有無を検出してメモリセルデータを読取るためのセンス
回路7を含む。センス回路7の出力は入出力バッファ6
に含まれる出力バッファへ伝達され、次いでデータバス
120上へ読出データとして出力される。入出力バッフ
ァ6は、データ書込時(プログラム時)においてはデー
タバス120に与えられたデータD0〜D7から内部デ
ータを生成してデータバス123aを介してデータラッ
チ15へ与える。
8ビット双方向データバス120に結合される入出力バ
ッファ6と、内部データバス123上に現われた電流の
有無を検出してメモリセルデータを読取るためのセンス
回路7を含む。センス回路7の出力は入出力バッファ6
に含まれる出力バッファへ伝達され、次いでデータバス
120上へ読出データとして出力される。入出力バッフ
ァ6は、データ書込時(プログラム時)においてはデー
タバス120に与えられたデータD0〜D7から内部デ
ータを生成してデータバス123aを介してデータラッ
チ15へ与える。
【0015】不揮発性半導体記憶装置200はさらに、
メモリセルデータの消去およびプログラムを実行するた
めに、ライトイネーブル信号/WE、チップイネーブル
信号/CEおよびプログラム高電圧Vppに応答して、
各種制御信号を発生する指令ポートコントローラ2と、
指令ポートコントローラ2からの制御信号に応答して、
プログラム高電圧Vppから消去電圧を発生してメモリ
セルアレイ13のメモリセルの各ソースへこの消去電圧
(消去動作時12V程度の高電圧)を印加する消去電圧
発生回路5と、指令ポートコントローラ2からの制御信
号に応答してプログラム高電圧Vppを受けてプログラ
ム電圧を発生してYデコーダ11およびXデコーダ12
へ与えるプログラム電圧発生回路4と、チップイネーブ
ル信号/CEおよび出力イネーブル信号/OEに応答し
て入出力バッファ6のデータ入出力動作を制御するCE
/OE論理回路8と、指令ポートコントローラ2からの
制御信号に応答して、消去/プログラム動作時にベリフ
ァイ電圧を発生する消去/プログラム検査発生回路9を
含む。消去/プログラム検査発生回路9から出力される
電圧はXデコーダ12へ与えられ、消去/プログラムベ
リファイ(確認)動作時において、Xデコーダ12を介
してメモリセルアレイ13の選択されたワード線上へ伝
達される。
メモリセルデータの消去およびプログラムを実行するた
めに、ライトイネーブル信号/WE、チップイネーブル
信号/CEおよびプログラム高電圧Vppに応答して、
各種制御信号を発生する指令ポートコントローラ2と、
指令ポートコントローラ2からの制御信号に応答して、
プログラム高電圧Vppから消去電圧を発生してメモリ
セルアレイ13のメモリセルの各ソースへこの消去電圧
(消去動作時12V程度の高電圧)を印加する消去電圧
発生回路5と、指令ポートコントローラ2からの制御信
号に応答してプログラム高電圧Vppを受けてプログラ
ム電圧を発生してYデコーダ11およびXデコーダ12
へ与えるプログラム電圧発生回路4と、チップイネーブ
ル信号/CEおよび出力イネーブル信号/OEに応答し
て入出力バッファ6のデータ入出力動作を制御するCE
/OE論理回路8と、指令ポートコントローラ2からの
制御信号に応答して、消去/プログラム動作時にベリフ
ァイ電圧を発生する消去/プログラム検査発生回路9を
含む。消去/プログラム検査発生回路9から出力される
電圧はXデコーダ12へ与えられ、消去/プログラムベ
リファイ(確認)動作時において、Xデコーダ12を介
してメモリセルアレイ13の選択されたワード線上へ伝
達される。
【0016】指令ポートコントローラ2は、ライトイネ
ーブル信号/WEおよびチップイネーブル信号/CEの
状態の組合せに従って、入出力バッファ6から与えられ
たデータを動作指令信号として受取り、この指令信号を
デコードして必要な制御信号を発生する。指令ポートコ
ントローラ2は、外部から与えられるプログラム高電圧
Vppが12Vの高圧値にあるときには動作状態とな
り、一方、このプログラム電圧Vppが5Vの通常動作
電源電圧レベルの場合には非動作状態とされる。指令ポ
ートコントローラ2が解読することのできる命令は、2
n 種類(nはデータバス120を介して与えられるデー
タビットの数)となる。
ーブル信号/WEおよびチップイネーブル信号/CEの
状態の組合せに従って、入出力バッファ6から与えられ
たデータを動作指令信号として受取り、この指令信号を
デコードして必要な制御信号を発生する。指令ポートコ
ントローラ2は、外部から与えられるプログラム高電圧
Vppが12Vの高圧値にあるときには動作状態とな
り、一方、このプログラム電圧Vppが5Vの通常動作
電源電圧レベルの場合には非動作状態とされる。指令ポ
ートコントローラ2が解読することのできる命令は、2
n 種類(nはデータバス120を介して与えられるデー
タビットの数)となる。
【0017】この不揮発性半導体記憶装置200は、通
常5V程度の動作電源電圧Vccと、通常接地電位レベ
ルの電位Vssと、プログラム高電圧Vppとを外部か
ら受取る。チップイネーブル信号/CEがローレベルと
なった場合にはこの不揮発性半導体記憶装置200が選
択され、指定された動作を実行する。すなわち、指令ポ
ートコントローラ2が、ローレベルのチップイネーブル
信号/CEに応答して入出力バッファ6からの指令を受
取る状態となる。指令ポートコントローラ2は、ライト
イネーブル/WEがローレベルからハイレベルへ立上が
る立上がりエッジでこの入出力バッファ6からの指令を
信号線123aを介して受取り、デコードする。プログ
ラム高電圧Vppが5Vとなった場合には、指令ポート
コントローラ2は非動作状態となり、この不揮発性半導
体記憶装置200は常にデータ読出モードのみで動作す
る。
常5V程度の動作電源電圧Vccと、通常接地電位レベ
ルの電位Vssと、プログラム高電圧Vppとを外部か
ら受取る。チップイネーブル信号/CEがローレベルと
なった場合にはこの不揮発性半導体記憶装置200が選
択され、指定された動作を実行する。すなわち、指令ポ
ートコントローラ2が、ローレベルのチップイネーブル
信号/CEに応答して入出力バッファ6からの指令を受
取る状態となる。指令ポートコントローラ2は、ライト
イネーブル/WEがローレベルからハイレベルへ立上が
る立上がりエッジでこの入出力バッファ6からの指令を
信号線123aを介して受取り、デコードする。プログ
ラム高電圧Vppが5Vとなった場合には、指令ポート
コントローラ2は非動作状態となり、この不揮発性半導
体記憶装置200は常にデータ読出モードのみで動作す
る。
【0018】またデータラッチ15およびアドレスラッ
チ10は、それぞれプログラムモード時において指令ポ
ートコントローラ2からのストローブ信号STBに応答
して与えられた信号をラッチする。
チ10は、それぞれプログラムモード時において指令ポ
ートコントローラ2からのストローブ信号STBに応答
して与えられた信号をラッチする。
【0019】図13は図12に示す指令ポートコントロ
ーラの構成を示すブロック図である。図13において、
指令ポートコントローラ2は、チップイネーブル信号/
CEのローレベルに応答して活性化され、ライトイネー
ブル信号/WEに従って内部書込イネーブル信号CWE
を発生するWE・CE制御論理231と、チップイネー
ブル信号/CEに応答して活性化され、内部書込イネー
ブル信号CWEに従って図12に示すアドレスラッチ1
0へラッチタイミング信号STBを与えるアドレスクロ
ック発生器232と、内部書込イネーブル信号CWEに
応答してクロック信号を発生する状態クロック発生器2
33と、状態クロック発生器233からのクロック信号
に応答して、内部データバス123a上に入出力バッフ
ァ6から伝達されたデータを指令コードとして格納する
状態レジスタ235と、状態レジスタ235からの出力
信号に応答して活性化され、内部書込イネーブル信号C
WEに応答して指令クロックおよびデータクロックを発
生するクロック発生器234を含む。
ーラの構成を示すブロック図である。図13において、
指令ポートコントローラ2は、チップイネーブル信号/
CEのローレベルに応答して活性化され、ライトイネー
ブル信号/WEに従って内部書込イネーブル信号CWE
を発生するWE・CE制御論理231と、チップイネー
ブル信号/CEに応答して活性化され、内部書込イネー
ブル信号CWEに従って図12に示すアドレスラッチ1
0へラッチタイミング信号STBを与えるアドレスクロ
ック発生器232と、内部書込イネーブル信号CWEに
応答してクロック信号を発生する状態クロック発生器2
33と、状態クロック発生器233からのクロック信号
に応答して、内部データバス123a上に入出力バッフ
ァ6から伝達されたデータを指令コードとして格納する
状態レジスタ235と、状態レジスタ235からの出力
信号に応答して活性化され、内部書込イネーブル信号C
WEに応答して指令クロックおよびデータクロックを発
生するクロック発生器234を含む。
【0020】クロック発生器234は、データラッチ
(図12参照)のデータラッチタイミングを与えるスト
ローブ信号STBを発生するデータクロック発生器23
4bと、指令レジスタ237がデータバス223a上の
データを指令コードとして受取るタイミングを与える指
令クロックを発生する指令クロック発生器234aを含
む。
(図12参照)のデータラッチタイミングを与えるスト
ローブ信号STBを発生するデータクロック発生器23
4bと、指令レジスタ237がデータバス223a上の
データを指令コードとして受取るタイミングを与える指
令クロックを発生する指令クロック発生器234aを含
む。
【0021】指令ポートコントローラ2はさらに、状態
レジスタ235および指令レジスタ237に格納された
指令コードをデコードして、消去電圧発生器、プログラ
ム電圧発生器および消去/プログラム検査発生器の動作
を制御する信号を発生するとともにアドレスクロック発
生器232および状態レジスタ235の動作をもまた規
定する状態デコーダ236を含む。
レジスタ235および指令レジスタ237に格納された
指令コードをデコードして、消去電圧発生器、プログラ
ム電圧発生器および消去/プログラム検査発生器の動作
を制御する信号を発生するとともにアドレスクロック発
生器232および状態レジスタ235の動作をもまた規
定する状態デコーダ236を含む。
【0022】動作モードは、ライトイネーブル信号/W
Eおよびチップイネーブル信号/CEにより与えられる
書込サイクルにおいて、データバス123aを介して与
えられるデータにより指定される。アドレスクロック発
生器232は、チップイネーブル信号/CEがローレベ
ルとなったとき、ライトイネーブル信号/WEの立下が
りエッジ(すなわち、内部書込イネーブル信号CWEの
立上がりエッジ)に応答してアドレスストローブ信号S
TBを発生して図12に示すアドレスラッチ10へ与え
る。アドレスラッチ10は、この与えられたアドレスス
トローブ信号STBに応答してラッチ状態となり、与え
られていたアドレスをラッチする。
Eおよびチップイネーブル信号/CEにより与えられる
書込サイクルにおいて、データバス123aを介して与
えられるデータにより指定される。アドレスクロック発
生器232は、チップイネーブル信号/CEがローレベ
ルとなったとき、ライトイネーブル信号/WEの立下が
りエッジ(すなわち、内部書込イネーブル信号CWEの
立上がりエッジ)に応答してアドレスストローブ信号S
TBを発生して図12に示すアドレスラッチ10へ与え
る。アドレスラッチ10は、この与えられたアドレスス
トローブ信号STBに応答してラッチ状態となり、与え
られていたアドレスをラッチする。
【0023】一方、ライトイネーブル信号/WEの立上
がりエッジで、状態レジスタ235および指令レジスタ
237または状態レジスタ235およびデータラッチ1
5へデータがラッチされる。状態デコーダ236は、状
態レジスタ235および指令レジスタ237に格納され
たデータをデコードし、対応の回路を駆動する。
がりエッジで、状態レジスタ235および指令レジスタ
237または状態レジスタ235およびデータラッチ1
5へデータがラッチされる。状態デコーダ236は、状
態レジスタ235および指令レジスタ237に格納され
たデータをデコードし、対応の回路を駆動する。
【0024】消去動作モード時においては、消去電圧発
生器5がこの状態デコーダ236の出力に応答してプロ
グラム高電圧Vppを発生してメモリセルアレイ13の
各メモリセルのソースへ与える。
生器5がこの状態デコーダ236の出力に応答してプロ
グラム高電圧Vppを発生してメモリセルアレイ13の
各メモリセルのソースへ与える。
【0025】プログラム電圧発生器4は、状態デコーダ
236の出力によりプログラムモード時(データ書込
時)にプログラム高電圧Vppを選択してXデコーダ1
2およびYデコーダ11へ与える。これによりYデコー
ダ11およびXデコーダ12からの列選択信号およびワ
ード線駆動信号は高電圧Vppレベルとなる。消去/プ
ログラム検査発生回路9は、プログラムベリファイ(確
認)および消去ベリファイのときに、正確にプログラム
されているかおよび消去が実行されているかを検証する
ために、プログラム高電圧Vppから確認電圧を生成し
てXデコーダ12へあたえる。次に動作について説明す
る。
236の出力によりプログラムモード時(データ書込
時)にプログラム高電圧Vppを選択してXデコーダ1
2およびYデコーダ11へ与える。これによりYデコー
ダ11およびXデコーダ12からの列選択信号およびワ
ード線駆動信号は高電圧Vppレベルとなる。消去/プ
ログラム検査発生回路9は、プログラムベリファイ(確
認)および消去ベリファイのときに、正確にプログラム
されているかおよび消去が実行されているかを検証する
ために、プログラム高電圧Vppから確認電圧を生成し
てXデコーダ12へあたえる。次に動作について説明す
る。
【0026】データ読出時においては、チップイネーブ
ル信号/CEおよび出力イネーブル信号/OEがローレ
ベルとなり、CE/OE論理回路8が活性化される。C
E/OE論理回路8は、このとき、所定のタイミングで
入出力バッファ6に含まれる出力バッファを駆動する。
一方、アドレスラッチ10は、与えられたアドレスビッ
トA0〜Amをラッチせずに通過させ、内部アドレスビ
ットを生成する。Xデコーダ12およびYデコーダ11
は与えられた内部アドレスビットをデコードしてメモリ
セルアレイ13の行および列を選択するための信号を発
生する。読出動作モード時においては通常、Xデコーダ
12およびYデコーダ11から出力される選択信号は動
作電源電圧Vccレベルである。メモリセルアレイ13
の選択されたメモリセルのデータはYゲート回路14を
介してデータバス123bへ伝達される。センス回路7
はこのデータバス123bに電流が流れるか否かに応答
してメモリセルデータを読取り、読取ったデータを入出
力バッファ6に含まれる出力バッファへ与える。出力バ
ッファはこのCE/OE論理回路8の制御の下にこのセ
ンス回路7から読出されたデータから外部読出データを
生成して8ビット双方向データバス120上に伝達す
る。
ル信号/CEおよび出力イネーブル信号/OEがローレ
ベルとなり、CE/OE論理回路8が活性化される。C
E/OE論理回路8は、このとき、所定のタイミングで
入出力バッファ6に含まれる出力バッファを駆動する。
一方、アドレスラッチ10は、与えられたアドレスビッ
トA0〜Amをラッチせずに通過させ、内部アドレスビ
ットを生成する。Xデコーダ12およびYデコーダ11
は与えられた内部アドレスビットをデコードしてメモリ
セルアレイ13の行および列を選択するための信号を発
生する。読出動作モード時においては通常、Xデコーダ
12およびYデコーダ11から出力される選択信号は動
作電源電圧Vccレベルである。メモリセルアレイ13
の選択されたメモリセルのデータはYゲート回路14を
介してデータバス123bへ伝達される。センス回路7
はこのデータバス123bに電流が流れるか否かに応答
してメモリセルデータを読取り、読取ったデータを入出
力バッファ6に含まれる出力バッファへ与える。出力バ
ッファはこのCE/OE論理回路8の制御の下にこのセ
ンス回路7から読出されたデータから外部読出データを
生成して8ビット双方向データバス120上に伝達す
る。
【0027】消去動作モードは2つのサイクルを含む。
第1のサイクルにおいては、指令レジスタ237および
状態レジスタ235へ消去コードが書込まれる。第2の
サイクルにおいては、状態レジスタ235へ消去確認コ
ードが書込まれる。消去確認コードが状態レジスタ23
5へ書込まれるとすぐに消去動作が開始される。状態デ
コーダ236はまず消去電圧発生器5へ制御信号を与
え、消去電圧発生器5からメモリセルアレイ13のすべ
てのメモリセルのソースへ12Vの高電圧Vppを与え
るとともに、Xデコーダ12の出力をすべて接地電位に
設定する。これにより、各メモリセルにおいてコントロ
ールゲートとソースとの間に高電界が生じ、トンネル電
流によりフローティングゲートに格納された電子がソー
ス線へと引き抜かれる。
第1のサイクルにおいては、指令レジスタ237および
状態レジスタ235へ消去コードが書込まれる。第2の
サイクルにおいては、状態レジスタ235へ消去確認コ
ードが書込まれる。消去確認コードが状態レジスタ23
5へ書込まれるとすぐに消去動作が開始される。状態デ
コーダ236はまず消去電圧発生器5へ制御信号を与
え、消去電圧発生器5からメモリセルアレイ13のすべ
てのメモリセルのソースへ12Vの高電圧Vppを与え
るとともに、Xデコーダ12の出力をすべて接地電位に
設定する。これにより、各メモリセルにおいてコントロ
ールゲートとソースとの間に高電界が生じ、トンネル電
流によりフローティングゲートに格納された電子がソー
ス線へと引き抜かれる。
【0028】次いで、状態レジスタ235および指令レ
ジスタ237に消去検査コードが書込まれるとこの消去
動作が終了し、検査すべきメモリセルの位置を示すアド
レスをラッチするため、アドレスクロック発生器232
からアドレスストローブ信号STBが発生される。ま
た、消去/プログラム検査発生器9は消去検査電圧をプ
ログラム高電圧Vppから生成してXデコーダ12へ与
える。Xデコーダ12がこの消去検査電圧をワード線上
へ伝達する。Yデコーダ11がYゲート回路14を介し
てメモリセルアレイ13内の対応の列をデータバス12
3bへ接続する。消去状態のメモリセルのしきい値電圧
は消去検査電圧よりも低い電圧であり、アドレスされた
メモリセルはオン状態となり、正常な場合にはデータ
“1”が読出される。このアドレスされたメモリセルの
データは、出力イネーブル信号/OEをローレベルに立
下げることにより外部装置が入出力バッファ6を介して
読出すことができ、外部装置がこのデータに従ってメモ
リセルのデータが消去されているか否かを判別すること
ができる。この消去検査動作がすべてのアドレスについ
て実行される。
ジスタ237に消去検査コードが書込まれるとこの消去
動作が終了し、検査すべきメモリセルの位置を示すアド
レスをラッチするため、アドレスクロック発生器232
からアドレスストローブ信号STBが発生される。ま
た、消去/プログラム検査発生器9は消去検査電圧をプ
ログラム高電圧Vppから生成してXデコーダ12へ与
える。Xデコーダ12がこの消去検査電圧をワード線上
へ伝達する。Yデコーダ11がYゲート回路14を介し
てメモリセルアレイ13内の対応の列をデータバス12
3bへ接続する。消去状態のメモリセルのしきい値電圧
は消去検査電圧よりも低い電圧であり、アドレスされた
メモリセルはオン状態となり、正常な場合にはデータ
“1”が読出される。このアドレスされたメモリセルの
データは、出力イネーブル信号/OEをローレベルに立
下げることにより外部装置が入出力バッファ6を介して
読出すことができ、外部装置がこのデータに従ってメモ
リセルのデータが消去されているか否かを判別すること
ができる。この消去検査動作がすべてのアドレスについ
て実行される。
【0029】プログラミング動作は消去動作と同様2つ
のサイクルを含む。第1のサイクルにおいては、状態レ
ジスタ235および指令レジスタ237にプログラム指
令コードが格納される。第2のサイクルにおいては、ア
ドレスラッチ10およびデータラッチ15がラッチ状態
とされ、アドレスビットA0〜Amおよびプログラムデ
ータがそれぞれアドレスラッチ10およびデータラッチ
15にラッチされる。第2のサイクルにおいてライトイ
ネーブル信号/WEが立上がると、状態デコーダ236
は、この状態レジスタ235および指令レジスタ237
に格納された命令をデコードし、プログラム電圧発生器
4へ制御信号を与えてプログラミングを開始する。
のサイクルを含む。第1のサイクルにおいては、状態レ
ジスタ235および指令レジスタ237にプログラム指
令コードが格納される。第2のサイクルにおいては、ア
ドレスラッチ10およびデータラッチ15がラッチ状態
とされ、アドレスビットA0〜Amおよびプログラムデ
ータがそれぞれアドレスラッチ10およびデータラッチ
15にラッチされる。第2のサイクルにおいてライトイ
ネーブル信号/WEが立上がると、状態デコーダ236
は、この状態レジスタ235および指令レジスタ237
に格納された命令をデコードし、プログラム電圧発生器
4へ制御信号を与えてプログラミングを開始する。
【0030】プログラム電圧発生器4は、指令ポートコ
ントローラ2(状態デコーダ236)からの信号に応答
してプログラム高電圧VppをXデコーダ12およびY
デコーダ11へ与える。Xデコーダ12およびYデコー
ダ11はアドレスラッチ10にラッチされていた内部ア
ドレスビットをデコードし、プログラム高電圧Vppレ
ベルの高電圧をメモリセルアレイ13の対応のワード線
上へ伝達するとともに、Yゲート回路14へ列選択信号
を与える。またデータラッチ15は、データ“0”に対
応するビット線上に書込高電圧を伝達する。これによ
り、アドレスされたメモリセルのコントロールゲートお
よびドレインに高電圧が印加され、フローティングゲー
トへ電子が注入され、データ“0”が書込まれる。
ントローラ2(状態デコーダ236)からの信号に応答
してプログラム高電圧VppをXデコーダ12およびY
デコーダ11へ与える。Xデコーダ12およびYデコー
ダ11はアドレスラッチ10にラッチされていた内部ア
ドレスビットをデコードし、プログラム高電圧Vppレ
ベルの高電圧をメモリセルアレイ13の対応のワード線
上へ伝達するとともに、Yゲート回路14へ列選択信号
を与える。またデータラッチ15は、データ“0”に対
応するビット線上に書込高電圧を伝達する。これによ
り、アドレスされたメモリセルのコントロールゲートお
よびドレインに高電圧が印加され、フローティングゲー
トへ電子が注入され、データ“0”が書込まれる。
【0031】次いで、状態レジスタ235および指令レ
ジスタ237にプログラム検査指令を書込むことにより
プログラム動作が終了し、新たにプログラムされたメモ
リセルのデータを検査するための内部検査電圧が発生さ
れる。この消去/プログラム検査発生器9から発生され
たプログラム検査電圧はXデコーダ12を介してメモリ
セルアレイ13の選択されたワード線上へ伝達される。
このメモリセルアレイ13のアドレス指定されたメモリ
セルのデータはYゲート回路14を介してセンス回路7
へ伝達され、センス回路7で検知増幅されて入出力バッ
ファ6の出力バッファへ伝達される。出力イネーブル信
号/OEをローレベルとすることによりCE/OE論理
回路8が入出力バッファ6に含まれる出力バッファを活
性化し、センス回路7からのデータをデータバス120
上へ伝達する。このデータバス120上のデータは外部
でプログラムデータとの一致/不一致が判別され、正確
にデータの書込(プログラム)がされたか否かの判別が
行なわれる。正確にプログラムされていない場合には、
再度プログラムサイクルが実行され、再びプログラムが
行なわれる。次に、この消去動作およびプログラム動作
についてより詳細に説明する。
ジスタ237にプログラム検査指令を書込むことにより
プログラム動作が終了し、新たにプログラムされたメモ
リセルのデータを検査するための内部検査電圧が発生さ
れる。この消去/プログラム検査発生器9から発生され
たプログラム検査電圧はXデコーダ12を介してメモリ
セルアレイ13の選択されたワード線上へ伝達される。
このメモリセルアレイ13のアドレス指定されたメモリ
セルのデータはYゲート回路14を介してセンス回路7
へ伝達され、センス回路7で検知増幅されて入出力バッ
ファ6の出力バッファへ伝達される。出力イネーブル信
号/OEをローレベルとすることによりCE/OE論理
回路8が入出力バッファ6に含まれる出力バッファを活
性化し、センス回路7からのデータをデータバス120
上へ伝達する。このデータバス120上のデータは外部
でプログラムデータとの一致/不一致が判別され、正確
にデータの書込(プログラム)がされたか否かの判別が
行なわれる。正確にプログラムされていない場合には、
再度プログラムサイクルが実行され、再びプログラムが
行なわれる。次に、この消去動作およびプログラム動作
についてより詳細に説明する。
【0032】図14はこの不揮発性半導体記憶装置の消
去動作を示すフロー図である。まず初期設定段階におい
て、プログラム高電圧Vppが指令ポートコントローラ
2へ与えられ、指令ポートコントローラ2が動作状態と
される(ステップS2)。次いで、すべてのバイト(デ
ータの入出力がバイト単位で実行され、消去もバイト単
位で実行される)に対し特定のデータ(00H)がプロ
グラムされる(ステップS4)。各メモリセルを書込状
態とし、そのしきい値電圧を揃えるためである。また各
カウンタが所定の初期設定値にプリセットされる(ステ
ップS6)。このカウンタは、消去パルス幅TEWの増
加回数CUMTEWをカウントするカウンタ、消去パル
スが発生された回数PLSCNTをカウントするカウン
タを含む。アドレスは0に設定される。
去動作を示すフロー図である。まず初期設定段階におい
て、プログラム高電圧Vppが指令ポートコントローラ
2へ与えられ、指令ポートコントローラ2が動作状態と
される(ステップS2)。次いで、すべてのバイト(デ
ータの入出力がバイト単位で実行され、消去もバイト単
位で実行される)に対し特定のデータ(00H)がプロ
グラムされる(ステップS4)。各メモリセルを書込状
態とし、そのしきい値電圧を揃えるためである。また各
カウンタが所定の初期設定値にプリセットされる(ステ
ップS6)。このカウンタは、消去パルス幅TEWの増
加回数CUMTEWをカウントするカウンタ、消去パル
スが発生された回数PLSCNTをカウントするカウン
タを含む。アドレスは0に設定される。
【0033】次いで、消去セットアップ指令が指令ポー
トコントローラ2(状態レジスタ235および指令レジ
スタ237)へ書込まれ(ステップS8)、続いて消去
指令が消去ポートコントローラ2へ書込まれる(ステッ
プS10)。この消去指令の書込に従って全てのメモリ
セルに対する消去が実行される(ステップS12)。所
定の時間が経過すると、このメモリセルの消去が完了し
たと判断され、消去検査指令が指令ポートコントローラ
2(状態レジスタ235および指令レジスタ237)へ
書込まれる(ステップS14)。この消去検査指令に従
って、消去/プログラム検査発生器9から消去検査電圧
が発生され、Xデコーダ12を介してメモリセルアレイ
の選択ワード線上へ伝達される(ステップS16)。所
定の時間が経過する(時間T2)と、データの読出が実
行される(ステップS18)。
トコントローラ2(状態レジスタ235および指令レジ
スタ237)へ書込まれ(ステップS8)、続いて消去
指令が消去ポートコントローラ2へ書込まれる(ステッ
プS10)。この消去指令の書込に従って全てのメモリ
セルに対する消去が実行される(ステップS12)。所
定の時間が経過すると、このメモリセルの消去が完了し
たと判断され、消去検査指令が指令ポートコントローラ
2(状態レジスタ235および指令レジスタ237)へ
書込まれる(ステップS14)。この消去検査指令に従
って、消去/プログラム検査発生器9から消去検査電圧
が発生され、Xデコーダ12を介してメモリセルアレイ
の選択ワード線上へ伝達される(ステップS16)。所
定の時間が経過する(時間T2)と、データの読出が実
行される(ステップS18)。
【0034】この読出されたデータが消去されていれ
ば、そのデータは“1”であり、未消去であればデータ
は“0”である。このデータが値に従って消去されてい
るか否かの判別が行なわれる(ステップS20)。デー
タが消去されていない場合には、データを消去するため
に印加される消去パルス幅が所定の値だけ増分され、こ
の増分された消去パルス幅がTEWカウンタに記憶され
る(ステップS22)。このTEWカウンタに記憶され
た消去パルス幅が最大限界値に到達しているか否かの判
別に続いて消去パルス印加回数が所定値(64回)印加
されたか否かの判別が行なわれる(ステップS24)。
消去パルス印加回数PLSCNTが所定値(64回)に
到達している場合には、この場合、そのメモリセルに対
しては消去が実行できないと判別され、消去誤りが記憶
される(ステップS26)。ステップS24において、
消去パルス印加回数PLSCNTが所定値に達していな
い場合には再びステップS8へ戻り、消去セットアップ
指令、消去指令の書込および消去動作が実行される。
ば、そのデータは“1”であり、未消去であればデータ
は“0”である。このデータが値に従って消去されてい
るか否かの判別が行なわれる(ステップS20)。デー
タが消去されていない場合には、データを消去するため
に印加される消去パルス幅が所定の値だけ増分され、こ
の増分された消去パルス幅がTEWカウンタに記憶され
る(ステップS22)。このTEWカウンタに記憶され
た消去パルス幅が最大限界値に到達しているか否かの判
別に続いて消去パルス印加回数が所定値(64回)印加
されたか否かの判別が行なわれる(ステップS24)。
消去パルス印加回数PLSCNTが所定値(64回)に
到達している場合には、この場合、そのメモリセルに対
しては消去が実行できないと判別され、消去誤りが記憶
される(ステップS26)。ステップS24において、
消去パルス印加回数PLSCNTが所定値に達していな
い場合には再びステップS8へ戻り、消去セットアップ
指令、消去指令の書込および消去動作が実行される。
【0035】ステップS20において、メモリセルデー
タが消去されている場合には、そのアドレスが最終アド
レスであるか否かの判別が行なわれ(ステップS2
8)、最終アドレスでない場合には、アドレスが増分さ
れ(ステップS30)、ステップS14へ戻る。すなわ
ち、増分されたアドレスに従って消去検査(ベリファ
イ)が行なわれる。ステップS28において最終アドレ
スのメモリセルのデータが検査された場合、指令レジス
タ237および状態レジスタ235をリセットするため
に、レジスタ235および237に読出指令が書込まれ
(ステップS32)、消去サイクルは終了する。
タが消去されている場合には、そのアドレスが最終アド
レスであるか否かの判別が行なわれ(ステップS2
8)、最終アドレスでない場合には、アドレスが増分さ
れ(ステップS30)、ステップS14へ戻る。すなわ
ち、増分されたアドレスに従って消去検査(ベリファ
イ)が行なわれる。ステップS28において最終アドレ
スのメモリセルのデータが検査された場合、指令レジス
タ237および状態レジスタ235をリセットするため
に、レジスタ235および237に読出指令が書込まれ
(ステップS32)、消去サイクルは終了する。
【0036】上述のように、消去サイクルにおいては、
メモリセルデータが消去されていない場合には、消去パ
ルス幅TEWが増分され、消去シーケンスが繰返され
る。検査シーケンスは、最後の未消去メモリセルから開
始される。
メモリセルデータが消去されていない場合には、消去パ
ルス幅TEWが増分され、消去シーケンスが繰返され
る。検査シーケンスは、最後の未消去メモリセルから開
始される。
【0037】図15はプログラミング時の動作を示すフ
ロー図である。図12、図13および図15を参照して
不揮発性半導体記憶装置のプログラミング動作について
説明する。
ロー図である。図12、図13および図15を参照して
不揮発性半導体記憶装置のプログラミング動作について
説明する。
【0038】プログラミングサイクルは12Vの高電圧
Vppを外部から印加し(ステップS52)、かつパル
スカウンタを初期設定することにより開始される。
Vppを外部から印加し(ステップS52)、かつパル
スカウンタを初期設定することにより開始される。
【0039】次いで、プログラムセットアップ指令が指
令レジスタ237および状態レジスタ235に書込まれ
(ステップS54)、続いて外部からのアドレスビット
A0〜Amおよびデータをラッチする(ステップS5
6)。このデータおよびアドレスのラッチ後、指令ポー
トコントローラ2の制御の下にアドレスされたメモリセ
ルへのデータの書込が実行される。所定時間T1が経過
すると(ステップS58)、プログラム検査指令が指令
レジスタ237および状態レジスタ235へ書込まれる
(ステップS60)。このプログラム検査指令に従っ
て、消去/プログラム検査発生器9からプログラム検査
電圧が発生され、Xデコーダ12を介して、アドレスさ
れたメモリセルが接続されるワード線上へこのプログラ
ム検査電圧が印加される。次いで所定時間(T2)が経
過すると(ステップS62)、プログラムされたデータ
を検査するためにアドレスされたメモリセルからデータ
が読出される(ステップS64)。
令レジスタ237および状態レジスタ235に書込まれ
(ステップS54)、続いて外部からのアドレスビット
A0〜Amおよびデータをラッチする(ステップS5
6)。このデータおよびアドレスのラッチ後、指令ポー
トコントローラ2の制御の下にアドレスされたメモリセ
ルへのデータの書込が実行される。所定時間T1が経過
すると(ステップS58)、プログラム検査指令が指令
レジスタ237および状態レジスタ235へ書込まれる
(ステップS60)。このプログラム検査指令に従っ
て、消去/プログラム検査発生器9からプログラム検査
電圧が発生され、Xデコーダ12を介して、アドレスさ
れたメモリセルが接続されるワード線上へこのプログラ
ム検査電圧が印加される。次いで所定時間(T2)が経
過すると(ステップS62)、プログラムされたデータ
を検査するためにアドレスされたメモリセルからデータ
が読出される(ステップS64)。
【0040】このデータの読出は出力イネーブル信号/
OEをローレベルに立下げることにより実現される。こ
の読出されたデータがプログラムデータと等しいかどう
かが判別され(ステップS66)、等しくない場合に
は、プログラム時間を延長するためにパルスカウントP
LSCNTが増分され、かつこのパルス数PLSCNT
が所定値(23)であるか否かの判別が行なわれ、所定
値未満の場合にはステップS54へ戻り、再びプログラ
ムシーケンスが実行される(ステップS68)。
OEをローレベルに立下げることにより実現される。こ
の読出されたデータがプログラムデータと等しいかどう
かが判別され(ステップS66)、等しくない場合に
は、プログラム時間を延長するためにパルスカウントP
LSCNTが増分され、かつこのパルス数PLSCNT
が所定値(23)であるか否かの判別が行なわれ、所定
値未満の場合にはステップS54へ戻り、再びプログラ
ムシーケンスが実行される(ステップS68)。
【0041】ステップS68において、パルス数PLS
CNTが所定値(23)に達していない場合には、その
メモリセルはプログラム不能であると判別され、プログ
ラム誤りが記憶される(ステップS70)。すなわち、
所定幅のパルスが最大25のカウント値に達するまで繰
返し印加することによりプログラミング時間が延長さ
れ、このプログラミング時間が所定値に達した場合には
不揮発性半導体記憶装置のプログラム誤りが検出され
る。
CNTが所定値(23)に達していない場合には、その
メモリセルはプログラム不能であると判別され、プログ
ラム誤りが記憶される(ステップS70)。すなわち、
所定幅のパルスが最大25のカウント値に達するまで繰
返し印加することによりプログラミング時間が延長さ
れ、このプログラミング時間が所定値に達した場合には
不揮発性半導体記憶装置のプログラム誤りが検出され
る。
【0042】ステップS66においてデータが一致した
場合には、別のバイトデータをプログラムするか否かの
判別が行なわれ(ステップS72)、このステップS7
2で別のバイトへデータを書込むと判断された場合には
次のアドレスがラッチされ、ステップS52からのプロ
グラムシーケンスが繰返される(ステップS74)。ス
テップS72においてプログラムすべきメモリセルの最
後のアドレスに到達した場合には、状態レジスタ235
および指令レジスタ237に読出命令が書込まれ、両レ
ジスタ235および237がリセット状態とされる。
場合には、別のバイトデータをプログラムするか否かの
判別が行なわれ(ステップS72)、このステップS7
2で別のバイトへデータを書込むと判断された場合には
次のアドレスがラッチされ、ステップS52からのプロ
グラムシーケンスが繰返される(ステップS74)。ス
テップS72においてプログラムすべきメモリセルの最
後のアドレスに到達した場合には、状態レジスタ235
および指令レジスタ237に読出命令が書込まれ、両レ
ジスタ235および237がリセット状態とされる。
【0043】この図15に示すプログラミングシーケン
スは、図14に示す消去シーケンスにおいて全メモリセ
ルへ“00H”を書込み、各メモリセルをすべて書込状
態としてそのしきい値電圧を調整するための動作シーケ
ンス(ステップS4に対する)としても利用される。
スは、図14に示す消去シーケンスにおいて全メモリセ
ルへ“00H”を書込み、各メモリセルをすべて書込状
態としてそのしきい値電圧を調整するための動作シーケ
ンス(ステップS4に対する)としても利用される。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】上述のような不揮発性
半導体記憶装置においては、メモリセルデータの消去は
電気的にフローティングゲートからトンネル電流により
電子を引き抜くことにより行なわれる。この場合、図1
6に示すように、フローティングゲート106から過剰
に電子が引き抜かれ、フローティングゲート106が正
に滞電する状態が出現する。この状態は過剰消去状態と
呼ばれる。過剰消去状態においては、フローティングゲ
ート106に蓄積された正電荷によりチャネル領域11
2表面には電子が引き寄せられ、コントロールゲート1
08が接地電位に保持されていてもこのチャネル領域1
12が出現し、図11に破線で示すようにメモリセルは
常時オン状態となる(デプレッション状態となる)。
半導体記憶装置においては、メモリセルデータの消去は
電気的にフローティングゲートからトンネル電流により
電子を引き抜くことにより行なわれる。この場合、図1
6に示すように、フローティングゲート106から過剰
に電子が引き抜かれ、フローティングゲート106が正
に滞電する状態が出現する。この状態は過剰消去状態と
呼ばれる。過剰消去状態においては、フローティングゲ
ート106に蓄積された正電荷によりチャネル領域11
2表面には電子が引き寄せられ、コントロールゲート1
08が接地電位に保持されていてもこのチャネル領域1
12が出現し、図11に破線で示すようにメモリセルは
常時オン状態となる(デプレッション状態となる)。
【0045】通常、このような過剰消去状態を防止する
ために、消去サイクルの最初にすべてのメモリセルに対
し“00H”のデータを書込みそのしきい値電圧を十分
大きい値に揃えた後に消去動作が実行される。しかしな
がら、消去サイクルにおいて未消去メモリセルが検出さ
れた場合、消去パルスが全メモリセルに印加されて消去
シーケンスが繰返される。このため既に消去状態にある
メモリセルに対しても消去電圧が印加されるため、過剰
消去状態が必然的に生じる。このような過剰消去状態の
メモリセルの問題を図17を参照して説明する。
ために、消去サイクルの最初にすべてのメモリセルに対
し“00H”のデータを書込みそのしきい値電圧を十分
大きい値に揃えた後に消去動作が実行される。しかしな
がら、消去サイクルにおいて未消去メモリセルが検出さ
れた場合、消去パルスが全メモリセルに印加されて消去
シーケンスが繰返される。このため既に消去状態にある
メモリセルに対しても消去電圧が印加されるため、過剰
消去状態が必然的に生じる。このような過剰消去状態の
メモリセルの問題を図17を参照して説明する。
【0046】図17においては、3本のワード線WL
1、WL2およびWL3と1本のビット線BLの交点に
配置されたメモリセルMC、MC2およびMC3が代表
的に示される。メモリセルMC1は消去状態のデータ
“1”を格納しており、メモリセルMC2が過剰消去状
態にあり、メモリセルMC3が書込状態のデータ“0”
を記憶している場合を想定する。今、メモリセルMC1
の記憶データ“1”を読出す場合を考える。この場合、
ワード線WL1の電位が“H”に立上がり、ワード線W
L2およびWL3は接地電位にある。この場合、メモリ
セルMC1はデータ“1”を格納しており、ビット線B
Lに電流が流れるため、データ“1”が読出される。こ
の状態は何ら問題は生じない。メモリセルMC3のデー
タを読出す場合には、ワード線WL3の電位がハイレベ
ルの“H”に設定され、ワード線WL1およびWL2は
接地電位に維持される。この場合、メモリセルMC3は
データ“0”を記憶しており、オフ状態にある。しかし
ながら、メモリセルMC2が過剰消去状態にあるため、
ワード線WL2の電位が接地電位にあっても、ビット線
BLからこのメモリセルMC2を介してソースSへと電
流が流れる。このためメモリセルMC3はデータ“1”
を記憶していると判別され、誤ったデータの読出が行な
われる。したがって、過剰消去のメモリセルが存在した
場合、確実なデータの読出を実行することができなくな
るという問題が生じる。
1、WL2およびWL3と1本のビット線BLの交点に
配置されたメモリセルMC、MC2およびMC3が代表
的に示される。メモリセルMC1は消去状態のデータ
“1”を格納しており、メモリセルMC2が過剰消去状
態にあり、メモリセルMC3が書込状態のデータ“0”
を記憶している場合を想定する。今、メモリセルMC1
の記憶データ“1”を読出す場合を考える。この場合、
ワード線WL1の電位が“H”に立上がり、ワード線W
L2およびWL3は接地電位にある。この場合、メモリ
セルMC1はデータ“1”を格納しており、ビット線B
Lに電流が流れるため、データ“1”が読出される。こ
の状態は何ら問題は生じない。メモリセルMC3のデー
タを読出す場合には、ワード線WL3の電位がハイレベ
ルの“H”に設定され、ワード線WL1およびWL2は
接地電位に維持される。この場合、メモリセルMC3は
データ“0”を記憶しており、オフ状態にある。しかし
ながら、メモリセルMC2が過剰消去状態にあるため、
ワード線WL2の電位が接地電位にあっても、ビット線
BLからこのメモリセルMC2を介してソースSへと電
流が流れる。このためメモリセルMC3はデータ“1”
を記憶していると判別され、誤ったデータの読出が行な
われる。したがって、過剰消去のメモリセルが存在した
場合、確実なデータの読出を実行することができなくな
るという問題が生じる。
【0047】このような過剰消去状態のメモリセルは、
消去パルス印加回数が少ない場合でも、メモリアレイに
おける局所的な効果(すなわちゲート絶縁膜の膜厚の薄
さ、コントロールゲート108とフローティングゲート
106との容量結合の強さ)などの影響により生じる。
このような過剰消去状態のメモリセルが存在した場合、
他のメモリセルが正常状態であったとしても正確なデー
タのプログラミングおよび読出を実行することができな
くなるため、不良品として処分され、半導体記憶装置の
製品歩留まりが低下するという問題が生じる。
消去パルス印加回数が少ない場合でも、メモリアレイに
おける局所的な効果(すなわちゲート絶縁膜の膜厚の薄
さ、コントロールゲート108とフローティングゲート
106との容量結合の強さ)などの影響により生じる。
このような過剰消去状態のメモリセルが存在した場合、
他のメモリセルが正常状態であったとしても正確なデー
タのプログラミングおよび読出を実行することができな
くなるため、不良品として処分され、半導体記憶装置の
製品歩留まりが低下するという問題が生じる。
【0048】それゆえ、この発明の目的は、過剰消去さ
れたメモリセルが存在しても、不良品として破棄される
率を大幅に低減することのできる不揮発性半導体記憶装
置を提供することである。
れたメモリセルが存在しても、不良品として破棄される
率を大幅に低減することのできる不揮発性半導体記憶装
置を提供することである。
【0049】この発明の他の目的は、過剰消去されたメ
モリセルが存在しても他品種の不揮発性半導体記憶装置
として利用することのできるフラッシュメモリを提供す
ることである。
モリセルが存在しても他品種の不揮発性半導体記憶装置
として利用することのできるフラッシュメモリを提供す
ることである。
【0050】この発明のさらに他の目的は、過剰消去さ
れたメモリセルが存在しても不良品として破棄される製
品率を大幅に低減することのできる不揮発性半導体記憶
装置の製造方法を提供することである。
れたメモリセルが存在しても不良品として破棄される製
品率を大幅に低減することのできる不揮発性半導体記憶
装置の製造方法を提供することである。
【0051】この発明のさらに他の目的は、不良品とし
て判定された不揮発性半導体記憶装置から別品種の不揮
発性半導体記憶装置として利用可能な不揮発性半導体記
憶装置を見出す試験方法を提供することである。
て判定された不揮発性半導体記憶装置から別品種の不揮
発性半導体記憶装置として利用可能な不揮発性半導体記
憶装置を見出す試験方法を提供することである。
【0052】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る不揮発性
半導体記憶装置は、メモリセルアレイ内に存在する過剰
消去状態のメモリセルがエネルギー線照射により消去状
態とされたか否かを示す情報を記憶するメモリ種類記憶
手段と、メモリセルアレイの選択されたメモリセルのデ
ータの消去および書込動作を制御するための消去/書込
制御手段と、メモリ種類記憶手段の記憶する情報に従っ
て、この書込/消去制御手段を動作禁止状態または動作
可能状態のいずれかに設定するメモリ種類設定手段を含
む。
半導体記憶装置は、メモリセルアレイ内に存在する過剰
消去状態のメモリセルがエネルギー線照射により消去状
態とされたか否かを示す情報を記憶するメモリ種類記憶
手段と、メモリセルアレイの選択されたメモリセルのデ
ータの消去および書込動作を制御するための消去/書込
制御手段と、メモリ種類記憶手段の記憶する情報に従っ
て、この書込/消去制御手段を動作禁止状態または動作
可能状態のいずれかに設定するメモリ種類設定手段を含
む。
【0053】請求項2に係る不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1の不揮発性半導体記憶装置において、メモ
リ種類情報読出指示信号に応答して、メモリ種類記憶手
段が記憶する情報を装置外部へ読出す手段をさらに備え
る。
は、請求項1の不揮発性半導体記憶装置において、メモ
リ種類情報読出指示信号に応答して、メモリ種類記憶手
段が記憶する情報を装置外部へ読出す手段をさらに備え
る。
【0054】請求項3に係る不揮発性半導体記憶装置の
製造方法は、ベアチップ状態において過剰消去のメモリ
セルが存在するか否かを判別するステップと、過剰消去
メモリセルが存在しない場合には電気的に書込および消
去が複数回可能なメモリとしてアセンブリするステップ
と、過剰消去メモリセルが存在する場合、チップのメモ
リセルアレイ部へエネルギー線を照射してこのメモリセ
ルをすべて消去状態にするステップと、このエネルギー
線照射後該チップを一度だけプログラム可能なメモリと
してアセンブリするステップとを備える。
製造方法は、ベアチップ状態において過剰消去のメモリ
セルが存在するか否かを判別するステップと、過剰消去
メモリセルが存在しない場合には電気的に書込および消
去が複数回可能なメモリとしてアセンブリするステップ
と、過剰消去メモリセルが存在する場合、チップのメモ
リセルアレイ部へエネルギー線を照射してこのメモリセ
ルをすべて消去状態にするステップと、このエネルギー
線照射後該チップを一度だけプログラム可能なメモリと
してアセンブリするステップとを備える。
【0055】請求項4に係る不揮発性半導体記憶装置の
製造方法は、この不揮発性半導体記憶装置がメモリセル
へのデータの書込および消去を制御する書込/消去制御
手段を含んでおり、エネルギー線照射を示す情報をメモ
リアレイ部と異なる位置に設けられた記憶素子に不揮発
的かつ読出可能な態様で記憶させるステップと、この記
憶情報に従ってエネルギー線照射後書込/消去制御手段
の消去および書込制御動作を禁止状態とするステップを
備える。
製造方法は、この不揮発性半導体記憶装置がメモリセル
へのデータの書込および消去を制御する書込/消去制御
手段を含んでおり、エネルギー線照射を示す情報をメモ
リアレイ部と異なる位置に設けられた記憶素子に不揮発
的かつ読出可能な態様で記憶させるステップと、この記
憶情報に従ってエネルギー線照射後書込/消去制御手段
の消去および書込制御動作を禁止状態とするステップを
備える。
【0056】請求項5に係る不揮発性半導体記憶装置の
試験方法は、ベアチップ状態においてメモリセルアレイ
に過剰消去のメモリセルが存在するか否かを判別するス
テップと、過剰消去状態のメモリセルが存在しないと
き、このチップをアセンブリして消去/プログラムが複
数回可能なメモリとしてのチップレベルのテストを行な
うステップと、過剰消去状態のメモリセルが存在する場
合、メモリセルアレイ部へエネルギー線を照射してメモ
リセルアレイのメモリセルを消去状態とするステップ
と、このエネルギー線照射を受けたチップをアセンブリ
してチップレベルで一度だけ書込可能な読出専用記憶装
置としてのテストを実行するステップとを備える。
試験方法は、ベアチップ状態においてメモリセルアレイ
に過剰消去のメモリセルが存在するか否かを判別するス
テップと、過剰消去状態のメモリセルが存在しないと
き、このチップをアセンブリして消去/プログラムが複
数回可能なメモリとしてのチップレベルのテストを行な
うステップと、過剰消去状態のメモリセルが存在する場
合、メモリセルアレイ部へエネルギー線を照射してメモ
リセルアレイのメモリセルを消去状態とするステップ
と、このエネルギー線照射を受けたチップをアセンブリ
してチップレベルで一度だけ書込可能な読出専用記憶装
置としてのテストを実行するステップとを備える。
【0057】請求項6に係る試験方法は、過剰消去メモ
リセルが存在するとき、このメモリセルアレイ部へエネ
ルギー線照射を行なったことを示す情報をメモリセルア
レイのメモリセルとと別の位置に設けられた記憶素子に
不揮発的かつ読出可能な態様で記憶させるステップと、
この記憶情報を読出して該チップが一度だけ書込可能な
読出専用記憶装置であるか否かを判別するステップを備
える。
リセルが存在するとき、このメモリセルアレイ部へエネ
ルギー線照射を行なったことを示す情報をメモリセルア
レイのメモリセルとと別の位置に設けられた記憶素子に
不揮発的かつ読出可能な態様で記憶させるステップと、
この記憶情報を読出して該チップが一度だけ書込可能な
読出専用記憶装置であるか否かを判別するステップを備
える。
【0058】請求項7に係る不揮発性半導体記憶装置の
試験方法は、この不揮発性半導体記憶装置がメモリセル
アレイの選択されたメモリセルへのデータの書込および
消去を制御する書込/消去制御手段を含んでおり、不揮
発的かつ読出可能に記憶された記憶情報に従ってこの書
込/消去制御手段を消去動作時および書込動作時に動作
禁止状態と設定するステップを含む。
試験方法は、この不揮発性半導体記憶装置がメモリセル
アレイの選択されたメモリセルへのデータの書込および
消去を制御する書込/消去制御手段を含んでおり、不揮
発的かつ読出可能に記憶された記憶情報に従ってこの書
込/消去制御手段を消去動作時および書込動作時に動作
禁止状態と設定するステップを含む。
【0059】
【作用】請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置におい
ては、過剰消去状態のメモリセルが存在した場合、エネ
ルギー線照射により消去が行なわれ、その過剰消去状態
が解消される。この不揮発性半導体記憶装置は、書込/
消去制御手段の動作を禁止状態として外部回路の制御の
下に一度だけデータの書込を実行することのできる記憶
装置として利用することができる。
ては、過剰消去状態のメモリセルが存在した場合、エネ
ルギー線照射により消去が行なわれ、その過剰消去状態
が解消される。この不揮発性半導体記憶装置は、書込/
消去制御手段の動作を禁止状態として外部回路の制御の
下に一度だけデータの書込を実行することのできる記憶
装置として利用することができる。
【0060】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置に
おいては、メモリ種類記憶手段の記憶情報が外部へ読出
されるため、該不揮発性半導体記憶装置がエネルギー線
照射により消去状態とされた記憶装置であるか否かの判
別を行なうことができ、この不揮発性半導体記憶装置の
使用を誤ることはない。請求項3記載の不揮発性半導体
記憶装置の製造方法においては、ベアチップ状態におい
て過剰消去メモリセルが存在した場合には紫外線照射に
よりすべてのメモリセルが消去状態とされてアセンブリ
されるため、過剰消去メモリセルが存在しても一度だけ
プログラム可能な読出制御記憶装置として利用すること
ができる。
おいては、メモリ種類記憶手段の記憶情報が外部へ読出
されるため、該不揮発性半導体記憶装置がエネルギー線
照射により消去状態とされた記憶装置であるか否かの判
別を行なうことができ、この不揮発性半導体記憶装置の
使用を誤ることはない。請求項3記載の不揮発性半導体
記憶装置の製造方法においては、ベアチップ状態におい
て過剰消去メモリセルが存在した場合には紫外線照射に
よりすべてのメモリセルが消去状態とされてアセンブリ
されるため、過剰消去メモリセルが存在しても一度だけ
プログラム可能な読出制御記憶装置として利用すること
ができる。
【0061】請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置に
おいては、不揮発的かつ読出可能な態様でエネルギー線
照射情報が記憶されるため、この情報に従って不揮発性
半導体記憶装置の種類を判別することができるととも
に、この記憶情報に従って内蔵の書込/消去制御手段の
動作が禁止状態とされるため、複数回にわたるメモリセ
ルの消去および書込が禁止され、一度だけプログラム可
能なメモリとしての使用が保障される。
おいては、不揮発的かつ読出可能な態様でエネルギー線
照射情報が記憶されるため、この情報に従って不揮発性
半導体記憶装置の種類を判別することができるととも
に、この記憶情報に従って内蔵の書込/消去制御手段の
動作が禁止状態とされるため、複数回にわたるメモリセ
ルの消去および書込が禁止され、一度だけプログラム可
能なメモリとしての使用が保障される。
【0062】請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の
試験方法においては、一度だけプログラム可能な読出専
用記憶装置として利用できる記憶装置を不良品の中から
判別し、この一度だけプログラム可能な不揮発性半導体
記憶装置としての動作テストを行ない、一方、過剰消去
メモリセルが存在しない良品は良品として最終テストが
行なわれるため、不良品として破棄される不揮発性半導
体記憶装置の数が大幅に低減される。
試験方法においては、一度だけプログラム可能な読出専
用記憶装置として利用できる記憶装置を不良品の中から
判別し、この一度だけプログラム可能な不揮発性半導体
記憶装置としての動作テストを行ない、一方、過剰消去
メモリセルが存在しない良品は良品として最終テストが
行なわれるため、不良品として破棄される不揮発性半導
体記憶装置の数が大幅に低減される。
【0063】請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置に
おいてはエネルギー線照射を示す情報がチップ上に設け
られた記憶素子に記憶されており、この記憶情報に従っ
てこの不揮発性半導体記憶装置の種類を判別することが
可能となり、その利用法を誤ることはない。
おいてはエネルギー線照射を示す情報がチップ上に設け
られた記憶素子に記憶されており、この記憶情報に従っ
てこの不揮発性半導体記憶装置の種類を判別することが
可能となり、その利用法を誤ることはない。
【0064】請求項7記載の試験方法においては、記憶
情報に従って書込/消去制御手段の動作が禁止状態とさ
れるため、一度だけプログラム可能な読出専用記憶装置
として用いる記憶装置の試験をより確実に実行すること
ができる。
情報に従って書込/消去制御手段の動作が禁止状態とさ
れるため、一度だけプログラム可能な読出専用記憶装置
として用いる記憶装置の試験をより確実に実行すること
ができる。
【0065】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である不揮発性半
導体記憶装置の全体の構成を示すブロック図である。図
1においては、メモリセルアレイ13のメモリセルすべ
てが同時に消去状態とされるフラッシュメモリの構成が
示される。この構成は図12に示す従来の不揮発性半導
体記憶装置の構成と対応する。しかしながら本発明の構
成は、メモリセルアレイ13の全メモリセルが同時に消
去されるフラッシュメモリのみならず、セクタ単位、ワ
ード線単位またはバイト単位で消去が行なわれる形式の
不揮発性半導体記憶装置に対しても適用可能である。図
1においては、図12に示す従来の不揮発性半導体記憶
装置と対応する部分に同一の参照番号を付しその詳細説
明は省略する。
導体記憶装置の全体の構成を示すブロック図である。図
1においては、メモリセルアレイ13のメモリセルすべ
てが同時に消去状態とされるフラッシュメモリの構成が
示される。この構成は図12に示す従来の不揮発性半導
体記憶装置の構成と対応する。しかしながら本発明の構
成は、メモリセルアレイ13の全メモリセルが同時に消
去されるフラッシュメモリのみならず、セクタ単位、ワ
ード線単位またはバイト単位で消去が行なわれる形式の
不揮発性半導体記憶装置に対しても適用可能である。図
1においては、図12に示す従来の不揮発性半導体記憶
装置と対応する部分に同一の参照番号を付しその詳細説
明は省略する。
【0066】図1においてこの発明の一実施例である不
揮発性半導体記憶装置は、この不揮発性半導体記憶装置
がフラッシュメモリであるか一度だけプログラム可能な
読出専用メモリ(以下、OTPROMと称す)であるか
の情報を不揮発的かつ読出可能な態様で記憶するフラッ
シュ/OTP識別メモリ回路1と、フラッシュ/OTP
識別メモリ回路1の記憶情報に従ってプログラム時にお
ける高電圧Vppの発生経路を切換えるフラッシュ/O
TPVpp切換回路3と、フラッシュ/OTP識別メモ
リ回路1の記憶情報をデータバス120へ読出すメモリ
読出回路17と、指令ポートコントローラ2からの制御
信号に応答して内部で高電圧Vppと電源電圧Vccの
いずれかを発生するVpp/Vccスイッチ21を含
む。このVpp/Vccスイッチ21はチャージポンプ
回路を含み、内部で高電圧Vppを発生する。Vpp/
Vccスイッチ21からは高電圧Vccまたは動作電源
電圧Vccのいずれかがその動作モードに応じて発生さ
れる(図においてVpp/Vccとして示される)。
揮発性半導体記憶装置は、この不揮発性半導体記憶装置
がフラッシュメモリであるか一度だけプログラム可能な
読出専用メモリ(以下、OTPROMと称す)であるか
の情報を不揮発的かつ読出可能な態様で記憶するフラッ
シュ/OTP識別メモリ回路1と、フラッシュ/OTP
識別メモリ回路1の記憶情報に従ってプログラム時にお
ける高電圧Vppの発生経路を切換えるフラッシュ/O
TPVpp切換回路3と、フラッシュ/OTP識別メモ
リ回路1の記憶情報をデータバス120へ読出すメモリ
読出回路17と、指令ポートコントローラ2からの制御
信号に応答して内部で高電圧Vppと電源電圧Vccの
いずれかを発生するVpp/Vccスイッチ21を含
む。このVpp/Vccスイッチ21はチャージポンプ
回路を含み、内部で高電圧Vppを発生する。Vpp/
Vccスイッチ21からは高電圧Vccまたは動作電源
電圧Vccのいずれかがその動作モードに応じて発生さ
れる(図においてVpp/Vccとして示される)。
【0067】フラッシュ/OTP識別メモリ回路1は、
この不揮発性半導体記憶装置がウエハレベル(ベアチッ
プ状態)におけるテスト時に過剰消去状態とされまたメ
モリセルが存在した場合、エネルギー線(通常紫外線が
用いられる)照射により消去状態とされた場合には、そ
のことを示す情報を記憶する。フラッシュ/OTP識別
メモリ回路1は、エネルギー線照射されたことを示す情
報を記憶している場合には、指令ポートコントローラ2
をリセット状態とし、この指令ポートコントローラ2の
消去および書込制御動作を禁止する。具体的には図13
に示すWE・CE制御論理231ヘこのフラッシュ/O
TP識別メモリ回路1からの出力信号OTPおよび/ま
たは信号/OTPが与えられ、このWE・CE制御論理
231がリセット状態とされ、内部書込イネーブル信号
CWEは固定的に不活性状態に設定される。
この不揮発性半導体記憶装置がウエハレベル(ベアチッ
プ状態)におけるテスト時に過剰消去状態とされまたメ
モリセルが存在した場合、エネルギー線(通常紫外線が
用いられる)照射により消去状態とされた場合には、そ
のことを示す情報を記憶する。フラッシュ/OTP識別
メモリ回路1は、エネルギー線照射されたことを示す情
報を記憶している場合には、指令ポートコントローラ2
をリセット状態とし、この指令ポートコントローラ2の
消去および書込制御動作を禁止する。具体的には図13
に示すWE・CE制御論理231ヘこのフラッシュ/O
TP識別メモリ回路1からの出力信号OTPおよび/ま
たは信号/OTPが与えられ、このWE・CE制御論理
231がリセット状態とされ、内部書込イネーブル信号
CWEは固定的に不活性状態に設定される。
【0068】この場合、記憶情報に対応する信号OTP
とライトイネーブル/WEとのOR演算を施した信号が
WE・CE制御論理231へ与えられる構成が用いられ
てもよい。他の構成が用いられてもよい。フラッシュ/
OTPVpp切換回路3は、このフラッシュ/OTP識
別メモリ回路1の記憶情報がエネルギー線照射を示して
いる場合には外部から与えられる高電圧Vppを通過さ
せてYデコーダ11およびXデコーダ12へ与え、そう
でない場合にはこのフラッシュ/OTPVpp切換回路
3はプログラム電圧発生器4からのプログラム電圧をY
デコーダ11およびXデコーダ12へ与える。データラ
ッチ15へはまた外部から高電圧Vppが与えられる。
他の構成は図12に示す従来の不揮発性半導体記憶装置
と同様である。
とライトイネーブル/WEとのOR演算を施した信号が
WE・CE制御論理231へ与えられる構成が用いられ
てもよい。他の構成が用いられてもよい。フラッシュ/
OTPVpp切換回路3は、このフラッシュ/OTP識
別メモリ回路1の記憶情報がエネルギー線照射を示して
いる場合には外部から与えられる高電圧Vppを通過さ
せてYデコーダ11およびXデコーダ12へ与え、そう
でない場合にはこのフラッシュ/OTPVpp切換回路
3はプログラム電圧発生器4からのプログラム電圧をY
デコーダ11およびXデコーダ12へ与える。データラ
ッチ15へはまた外部から高電圧Vppが与えられる。
他の構成は図12に示す従来の不揮発性半導体記憶装置
と同様である。
【0069】ここで、Vpp/Vccスイッチ21が設
けられている場合には、誤ってこのVpp端子がオープ
ン状態とされても、Vpp/Vccスイッチ21により
内部動作電源電圧Vccが発生されるため、OTPRO
Mとして動作する。通常OTPROMとして利用する場
合、このVpp入力端子へは5Vの電圧が印加される。
けられている場合には、誤ってこのVpp端子がオープ
ン状態とされても、Vpp/Vccスイッチ21により
内部動作電源電圧Vccが発生されるため、OTPRO
Mとして動作する。通常OTPROMとして利用する場
合、このVpp入力端子へは5Vの電圧が印加される。
【0070】図2は、図1に示す不揮発性半導体記憶装
置の製造後から製品として出荷されるまでの流れを示す
フロー図である。以下、図1および図2を参照して、こ
の不揮発性半導体記憶装置の製造後製品になるまでの流
れについて説明する。
置の製造後から製品として出荷されるまでの流れを示す
フロー図である。以下、図1および図2を参照して、こ
の不揮発性半導体記憶装置の製造後製品になるまでの流
れについて説明する。
【0071】まず所定の製造プロセスを経て形成された
不揮発性半導体記憶装置はウエハレベルすなわち半導体
ウエハ上に製造されたベアチップ状態で正常に動作する
か否かのテストが行なわれる(ステップS100)。こ
の場合所定の試験治具を用いて、図1に示す指令ポート
コントローラを動作させて図14および図15に示すよ
うなフローに従った消去試験および書込試験が実行され
る。この場合、様々な試験データパターンが入出力バッ
ファ6を介して与えられて消去特性、書込特性などが試
験される。
不揮発性半導体記憶装置はウエハレベルすなわち半導体
ウエハ上に製造されたベアチップ状態で正常に動作する
か否かのテストが行なわれる(ステップS100)。こ
の場合所定の試験治具を用いて、図1に示す指令ポート
コントローラを動作させて図14および図15に示すよ
うなフローに従った消去試験および書込試験が実行され
る。この場合、様々な試験データパターンが入出力バッ
ファ6を介して与えられて消去特性、書込特性などが試
験される。
【0072】このウエハレベルで様々な試験を行なうこ
とにより、各チップ単位で良品であるか不良品であるか
否かの判別が行なわれる(ステップS102)。ステッ
プS102において不良品であると判別された場合に
は、その不良原因は過剰消去によるものか否かの判別が
行なわれる(ステップS104)。この過剰消去である
か否かの判別は、Xデコーダ12の出力をすべて接地電
位に維持した状態で、Yデコーダ11からの列選択信号
を順次選択状態として、データを読出すことにより実行
される。この過剰消去か否かのテストモードはたとえば
図1に示す指令ポートコントローラ2へ入出力バッファ
6を介して過剰消去テストモードを指令することにより
容易に実現される。
とにより、各チップ単位で良品であるか不良品であるか
否かの判別が行なわれる(ステップS102)。ステッ
プS102において不良品であると判別された場合に
は、その不良原因は過剰消去によるものか否かの判別が
行なわれる(ステップS104)。この過剰消去である
か否かの判別は、Xデコーダ12の出力をすべて接地電
位に維持した状態で、Yデコーダ11からの列選択信号
を順次選択状態として、データを読出すことにより実行
される。この過剰消去か否かのテストモードはたとえば
図1に示す指令ポートコントローラ2へ入出力バッファ
6を介して過剰消去テストモードを指令することにより
容易に実現される。
【0073】過剰消去状態のメモリセルが存在する場
合、ビット線BLには電流が流れ、センス回路7の出力
はデータ“1”状態となる。このセンス回路7の出力を
信号/OEをローレベルに立下げて入出力バッファ6か
らデータバス120へ読出すことにより、過剰消去状態
のメモリセルが存在するか否かの判別が行なわれる。過
剰消去状態のメモリセルが存在しない場合には、この読
出されたデータはすべて“0”であり、その場合、過剰
消去以外の原因で不良品であると判別されそのチップは
処分される(ステップS106)。
合、ビット線BLには電流が流れ、センス回路7の出力
はデータ“1”状態となる。このセンス回路7の出力を
信号/OEをローレベルに立下げて入出力バッファ6か
らデータバス120へ読出すことにより、過剰消去状態
のメモリセルが存在するか否かの判別が行なわれる。過
剰消去状態のメモリセルが存在しない場合には、この読
出されたデータはすべて“0”であり、その場合、過剰
消去以外の原因で不良品であると判別されそのチップは
処分される(ステップS106)。
【0074】一方、データ“1”が読出された場合、そ
のチップの不良原因は、他に不良箇所が存在しない場
合、過剰消去状態のメモリセルによるものと判別され
る。この場合、アドレスビット入力端子A0を10V程
度の高電圧に設定することにより、フラッシュ/OTP
識別メモリ回路1へ、データ“0”が書込まれる。この
フラッシュ/OTP識別メモリ回路1は、このデータ
“0”を不揮発的かつ読出可能な態様で記憶する(この
構成については後に詳細に説明する。)。
のチップの不良原因は、他に不良箇所が存在しない場
合、過剰消去状態のメモリセルによるものと判別され
る。この場合、アドレスビット入力端子A0を10V程
度の高電圧に設定することにより、フラッシュ/OTP
識別メモリ回路1へ、データ“0”が書込まれる。この
フラッシュ/OTP識別メモリ回路1は、このデータ
“0”を不揮発的かつ読出可能な態様で記憶する(この
構成については後に詳細に説明する。)。
【0075】このステップS108において識別メモリ
回路1へデータ“0”を書込んだ後、過剰消去状態のメ
モリセルにより不良品であると判別されたチップのメモ
リアレイ部13へたとえば紫外線であるエネルギー線を
照射し、メモリセルアレイ13のすべてのメモリセルを
中性状態の消去状態へと移行させる(ステップS11
0)。
回路1へデータ“0”を書込んだ後、過剰消去状態のメ
モリセルにより不良品であると判別されたチップのメモ
リアレイ部13へたとえば紫外線であるエネルギー線を
照射し、メモリセルアレイ13のすべてのメモリセルを
中性状態の消去状態へと移行させる(ステップS11
0)。
【0076】この紫外線照射による消去動作後、ウエハ
上のチップ(ベアチップ:パッケージに収納されていな
いチップ)をダイシングして、各チップ単体に分離した
後パッケージへ収納する(ステップS112)。
上のチップ(ベアチップ:パッケージに収納されていな
いチップ)をダイシングして、各チップ単体に分離した
後パッケージへ収納する(ステップS112)。
【0077】このステップS112によるアセンブリの
後、この不揮発性半導体記憶装置のファイナルテストが
実行される。すなわち、まずステップS114におい
て、メモリ読出回路17へアドレスビットA1を高電圧
として印加し、このフラッシュ/OTP識別メモリ回路
1に記憶された情報をデータバス120上に読出す。読
出されたデータが“0”の場合には、その不揮発性半導
体記憶装置はOTPROMであり、データ“1”の場合
にはフラッシュメモリであると識別される。
後、この不揮発性半導体記憶装置のファイナルテストが
実行される。すなわち、まずステップS114におい
て、メモリ読出回路17へアドレスビットA1を高電圧
として印加し、このフラッシュ/OTP識別メモリ回路
1に記憶された情報をデータバス120上に読出す。読
出されたデータが“0”の場合には、その不揮発性半導
体記憶装置はOTPROMであり、データ“1”の場合
にはフラッシュメモリであると識別される。
【0078】このステップS114による記憶装置の種
類識別の後、OTPROMとして識別された記憶装置に
対しては、すべてのメモリセルが消去状態にあるか否か
のブランクチェックテストが実行され、そのブランクチ
ェックテストにより良品として判別された製品はOTP
ROMとして出荷される(ステップS116)。
類識別の後、OTPROMとして識別された記憶装置に
対しては、すべてのメモリセルが消去状態にあるか否か
のブランクチェックテストが実行され、そのブランクチ
ェックテストにより良品として判別された製品はOTP
ROMとして出荷される(ステップS116)。
【0079】一方、フラッシュメモリとして識別された
記憶装置に対しては、フラッシュメモリとして、パッケ
ージ収納後の各種試験すなわち様々なパターンデータ書
込による動作確認、消去特性、書込特性および読出特性
等の試験が実行された後、良品と判別されたものはフラ
ッシュメモリとして出荷される(ステップS118)。
記憶装置に対しては、フラッシュメモリとして、パッケ
ージ収納後の各種試験すなわち様々なパターンデータ書
込による動作確認、消去特性、書込特性および読出特性
等の試験が実行された後、良品と判別されたものはフラ
ッシュメモリとして出荷される(ステップS118)。
【0080】上述のように、過剰消去状態のメモリセル
の存在にのみより不良品として判別された不揮発性半導
体記憶装置をOTPROMとして利用することにより、
不揮発性半導体記憶装置の不良品として処分される個数
を大幅に低減することが可能となる。
の存在にのみより不良品として判別された不揮発性半導
体記憶装置をOTPROMとして利用することにより、
不揮発性半導体記憶装置の不良品として処分される個数
を大幅に低減することが可能となる。
【0081】通常のOTPROMは、紫外線消去型のE
PROM(電気的にプログラム可能な読出専用記憶装
置)において、高価な紫外線透過窓を削除したプラスチ
ックパッケージに収納して紫外線消去性能を失くした記
憶装置である。このOTPROMは、実使用時におい
て、一旦プログラムしたデータをほとんど書換える必要
のない用途において、安価な記憶装置として広く利用さ
れている。
PROM(電気的にプログラム可能な読出専用記憶装
置)において、高価な紫外線透過窓を削除したプラスチ
ックパッケージに収納して紫外線消去性能を失くした記
憶装置である。このOTPROMは、実使用時におい
て、一旦プログラムしたデータをほとんど書換える必要
のない用途において、安価な記憶装置として広く利用さ
れている。
【0082】この記憶装置をフラッシュメモリとして利
用する場合には、指令ポートコントローラ2の制御の下
に消去および書込が実行される。OTPROMとして救
済してプログラムを行なう場合には、指令ポートコント
ローラ2はフラッシュ/OTP識別メモリ回路1の記憶
データ(データ“0”)により動作禁止状態とされてい
る。この場合、アドレスラッチ10およびデータラッチ
15は与えられたデータをそのまま通過させるスルー状
態となっている。この状態においては、フラッシュ/O
TPVpp切換回路3が外部からの高電圧Vppを選択
してXデコーダ12およびYデコーダ11へ与える。デ
ータラッチ15へは、外部高電圧Vppが与えられてい
る。したがってこの場合には与えられたアドレスビット
A0〜Amおよび入出力バッファ6からの書込データに
従ってデータのプログラムが実行される。このOTPR
OMにおいては、データの書込が実行されるだけであ
り、何らプログラムデータのチェックは行なわれない。
アドレスビットA0〜AmとプログラムデータD0〜D
7の書込タイミングの調整は、外部の制御装置が実行す
る。
用する場合には、指令ポートコントローラ2の制御の下
に消去および書込が実行される。OTPROMとして救
済してプログラムを行なう場合には、指令ポートコント
ローラ2はフラッシュ/OTP識別メモリ回路1の記憶
データ(データ“0”)により動作禁止状態とされてい
る。この場合、アドレスラッチ10およびデータラッチ
15は与えられたデータをそのまま通過させるスルー状
態となっている。この状態においては、フラッシュ/O
TPVpp切換回路3が外部からの高電圧Vppを選択
してXデコーダ12およびYデコーダ11へ与える。デ
ータラッチ15へは、外部高電圧Vppが与えられてい
る。したがってこの場合には与えられたアドレスビット
A0〜Amおよび入出力バッファ6からの書込データに
従ってデータのプログラムが実行される。このOTPR
OMにおいては、データの書込が実行されるだけであ
り、何らプログラムデータのチェックは行なわれない。
アドレスビットA0〜AmとプログラムデータD0〜D
7の書込タイミングの調整は、外部の制御装置が実行す
る。
【0083】高電圧Vpp印加端子へは、OTPROM
の場合には、5Vの動作電源電圧Vccレベルの電圧が
印加される。指令ポートコントローラ2は、この高電圧
Vppが5Vの場合動作不能状態とされる。したがっ
て、OTPROMにおけるデータ読出しは、単にチップ
イネーブル信号/CEと出力イネーブル信号/OEとに
従って、チップイネーブル/出力イネーブル論理回路8
の制御の下に、アドレスビットA0〜Amが指定するア
ドレスのメモリセルのデータをデータバス120へ読出
すことができる。
の場合には、5Vの動作電源電圧Vccレベルの電圧が
印加される。指令ポートコントローラ2は、この高電圧
Vppが5Vの場合動作不能状態とされる。したがっ
て、OTPROMにおけるデータ読出しは、単にチップ
イネーブル信号/CEと出力イネーブル信号/OEとに
従って、チップイネーブル/出力イネーブル論理回路8
の制御の下に、アドレスビットA0〜Amが指定するア
ドレスのメモリセルのデータをデータバス120へ読出
すことができる。
【0084】フラッシュメモリの場合には、指令ポート
コントローラ2のレジスタ235および237へは読出
指令が与えられており、指令ポートコントローラ2はリ
セット状態とされており、データ読出動作はこの指令ポ
ートコントローラ2の制御を離れて信号/CEおよびO
Eの制御の下に実行される。
コントローラ2のレジスタ235および237へは読出
指令が与えられており、指令ポートコントローラ2はリ
セット状態とされており、データ読出動作はこの指令ポ
ートコントローラ2の制御を離れて信号/CEおよびO
Eの制御の下に実行される。
【0085】次に、フラッシュ/OTP識別メモリ回路
1、フラッシュ/OTPVpp切換回路3およびメモリ
読出回路17の具体的構成について説明する。
1、フラッシュ/OTPVpp切換回路3およびメモリ
読出回路17の具体的構成について説明する。
【0086】図3は、過剰消去状態のメモリセルを電気
的中性状態の消去状態に復帰させるための方法を例示す
る図である。図3においては、たとえば紫外線であるエ
ネルギー線がメモリセルアレイ全体にわたって照射され
る。この照射エネルギー線(紫外線)のフォトンエネル
ギーhνにより、フローティングゲート106に存在す
る正電荷が励起され、この励起された正電荷が半導体基
板100、コントロールゲート108などへ移動する。
これにより、フローティングゲート106が電気的に中
性状態に復帰する。
的中性状態の消去状態に復帰させるための方法を例示す
る図である。図3においては、たとえば紫外線であるエ
ネルギー線がメモリセルアレイ全体にわたって照射され
る。この照射エネルギー線(紫外線)のフォトンエネル
ギーhνにより、フローティングゲート106に存在す
る正電荷が励起され、この励起された正電荷が半導体基
板100、コントロールゲート108などへ移動する。
これにより、フローティングゲート106が電気的に中
性状態に復帰する。
【0087】図4は、フラッシュ/OTP識別メモリ回
路に含まれる、識別情報を記憶するための記憶素子の構
成を示す断面図である。図4において、フラッシュ/O
TPROM識別情報を記憶するための記憶素子は、半導
体基板300の表面に形成されたn型の不純物領域30
2および304と、不純物領域302および304の間
のチャネル領域上に絶縁膜を介して形成されるフローテ
ィングゲート306と、フローティングゲート306上
に層間絶縁膜を介して形成されるコントロールゲート3
08を含む。この構成は、メモリセルアレイ内に形成さ
れたフラッシュメモリセルと同様の構成を備える。この
記憶素子はさらに、メモリセル領域を規定するフィール
ド絶縁膜310aおよび310bと、このコントロール
ゲート308、およびフローティングゲート306なら
びに不純物領域302および304を覆うように形成さ
れるたとえばアルミニウムからなる紫外線遮蔽層320
を備える。この紫外線遮蔽層320は図4においてはフ
ィールド絶縁膜310aおよび310bに接触するよう
に示されているが、これは照射エネルギー線(紫外線)
がフローティングゲート306へ照射されるのを防止す
る構成であれば他の構成が用いられてもよい。
路に含まれる、識別情報を記憶するための記憶素子の構
成を示す断面図である。図4において、フラッシュ/O
TPROM識別情報を記憶するための記憶素子は、半導
体基板300の表面に形成されたn型の不純物領域30
2および304と、不純物領域302および304の間
のチャネル領域上に絶縁膜を介して形成されるフローテ
ィングゲート306と、フローティングゲート306上
に層間絶縁膜を介して形成されるコントロールゲート3
08を含む。この構成は、メモリセルアレイ内に形成さ
れたフラッシュメモリセルと同様の構成を備える。この
記憶素子はさらに、メモリセル領域を規定するフィール
ド絶縁膜310aおよび310bと、このコントロール
ゲート308、およびフローティングゲート306なら
びに不純物領域302および304を覆うように形成さ
れるたとえばアルミニウムからなる紫外線遮蔽層320
を備える。この紫外線遮蔽層320は図4においてはフ
ィールド絶縁膜310aおよび310bに接触するよう
に示されているが、これは照射エネルギー線(紫外線)
がフローティングゲート306へ照射されるのを防止す
る構成であれば他の構成が用いられてもよい。
【0088】図4の構成を備える記憶素子の構造はUP
ROM(アンイレーザブル・プログラマブルROM)と
して知られている。エネルギー線の照射時においてはメ
モリセルアレイ部へエネルギー線(紫外線)が照射され
る。この場合、エネルギー線(紫外線)はメモリセルア
レイ部のみに照射されず、他の周辺回路領域にも照射さ
れる。図4に示す記憶素子の構造を用いることにより、
このエネルギー線遮蔽層320により、照射エネルギー
線は吸収または反射され、フローティングゲート306
に格納された電子は何らこの照射エネルギー線からエネ
ルギーを受けることはなく、この記憶素子は記憶情報を
安定に記憶する。
ROM(アンイレーザブル・プログラマブルROM)と
して知られている。エネルギー線の照射時においてはメ
モリセルアレイ部へエネルギー線(紫外線)が照射され
る。この場合、エネルギー線(紫外線)はメモリセルア
レイ部のみに照射されず、他の周辺回路領域にも照射さ
れる。図4に示す記憶素子の構造を用いることにより、
このエネルギー線遮蔽層320により、照射エネルギー
線は吸収または反射され、フローティングゲート306
に格納された電子は何らこの照射エネルギー線からエネ
ルギーを受けることはなく、この記憶素子は記憶情報を
安定に記憶する。
【0089】図5は、図1に示すフラッシュ/OTP識
別メモリ回路およびメモリ読出回路の具体的構成を示す
図である。図5において、フラッシュ/OTP識別メモ
リ回路1は、アドレス信号ビットA0をその一方導通端
子に受け、そのゲートに電源電圧Vccを受け、かつそ
の他方導通端子がノードN1に接続されるpチャネルM
OSトランジスタ302と、その一方導通端子が接地電
位に接続され、かつその他方導通端子がノードN1に接
続され、そのゲートに動作電源電圧Vccを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ304と、ノードN1の電位
を受けるインバータ回路306および308を含む。イ
ンバータ回路306および308は互いに並列に設けら
れる。トランジスタ304は常時オン状態であり、一方
トランジスタ302はアドレスビットA0が電源電圧V
ccよりも高い電圧レベルとなったときに導通状態とな
る。
別メモリ回路およびメモリ読出回路の具体的構成を示す
図である。図5において、フラッシュ/OTP識別メモ
リ回路1は、アドレス信号ビットA0をその一方導通端
子に受け、そのゲートに電源電圧Vccを受け、かつそ
の他方導通端子がノードN1に接続されるpチャネルM
OSトランジスタ302と、その一方導通端子が接地電
位に接続され、かつその他方導通端子がノードN1に接
続され、そのゲートに動作電源電圧Vccを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ304と、ノードN1の電位
を受けるインバータ回路306および308を含む。イ
ンバータ回路306および308は互いに並列に設けら
れる。トランジスタ304は常時オン状態であり、一方
トランジスタ302はアドレスビットA0が電源電圧V
ccよりも高い電圧レベルとなったときに導通状態とな
る。
【0090】識別メモリ回路1はさらに、そのゲートに
電源電圧Vccを受け、インバータ回路306の出力を
通過させるnチャネルMOSトランジスタ310と、V
pp/Vccスイッチ21の出力とスイッチ電位との間
に互いに相補的に接続され、かつトランジスタ310の
出力電圧をそのゲートに受けるpチャネルMOSトラン
ジスタ314およびnチャネルMOSトランジスタ31
6と、トランジスタ310と並列に設けられかつそのゲ
ートに電源電圧Vccを受けてインバータ回路306の
出力を通過させる、nチャネルMOSトランジスタ31
2と、Vpp/Vccスイッチ21(図1参照)の出力
ノードと電源電圧Vccとの間に互いに相補的に接続さ
れ、トランジスタ312の出力をそのゲートに受けるp
チャネルMOSトランジスタ318およびnチャネルM
OSトランジスタ320を含む。トランジスタ310お
よび312は常時オン状態であり、抵抗としてまたはデ
カップリングトランジスタとして機能しランジスタ31
4および318の一方導通端子へ高電圧Vppが印加さ
れ、それらのゲート電位が容量結合により動作電源電圧
レベルよりも上昇した場合にはオフ状態となり、この高
電圧がインバータ回路306へ悪影響を及ぼさないよう
にする機能を備える。
電源電圧Vccを受け、インバータ回路306の出力を
通過させるnチャネルMOSトランジスタ310と、V
pp/Vccスイッチ21の出力とスイッチ電位との間
に互いに相補的に接続され、かつトランジスタ310の
出力電圧をそのゲートに受けるpチャネルMOSトラン
ジスタ314およびnチャネルMOSトランジスタ31
6と、トランジスタ310と並列に設けられかつそのゲ
ートに電源電圧Vccを受けてインバータ回路306の
出力を通過させる、nチャネルMOSトランジスタ31
2と、Vpp/Vccスイッチ21(図1参照)の出力
ノードと電源電圧Vccとの間に互いに相補的に接続さ
れ、トランジスタ312の出力をそのゲートに受けるp
チャネルMOSトランジスタ318およびnチャネルM
OSトランジスタ320を含む。トランジスタ310お
よび312は常時オン状態であり、抵抗としてまたはデ
カップリングトランジスタとして機能しランジスタ31
4および318の一方導通端子へ高電圧Vppが印加さ
れ、それらのゲート電位が容量結合により動作電源電圧
レベルよりも上昇した場合にはオフ状態となり、この高
電圧がインバータ回路306へ悪影響を及ぼさないよう
にする機能を備える。
【0091】識別メモリ回路1はさらに、高電圧Vpp
に結合される負荷手段として機能する抵抗接続されたn
チャネルMOSトランジスタ322と、トランジスタ3
22の出力をその一方導通端子に受け、そのゲートにト
ランジスタ314および316からなるインバータ回路
の出力を受けるnチャネルMOSトランジスタ324
と、ノードN2と接地電位との間に設けられ、トランジ
スタ318および320の出力電圧をそのゲートに受
け、フラッシュ/OTPROM識別情報を不揮発的に記
憶するためのUPROMセル16を含む。このUPRO
Mセル16は、図4に示す構造を備える。
に結合される負荷手段として機能する抵抗接続されたn
チャネルMOSトランジスタ322と、トランジスタ3
22の出力をその一方導通端子に受け、そのゲートにト
ランジスタ314および316からなるインバータ回路
の出力を受けるnチャネルMOSトランジスタ324
と、ノードN2と接地電位との間に設けられ、トランジ
スタ318および320の出力電圧をそのゲートに受
け、フラッシュ/OTPROM識別情報を不揮発的に記
憶するためのUPROMセル16を含む。このUPRO
Mセル16は、図4に示す構造を備える。
【0092】識別メモリ回路1はさらに、インバータ回
路308の出力をそのゲートに受け、ノードN2とノー
ドN3とを選択的に接続するnチャネルMOSトランジ
スタ326と、電源投入時にその容量結合によりノード
N3の電位レベルをハイレベルに設定するためのキャパ
シタ328と、ノードN3の出力電位をそのゲートに受
ける、Vpp/Vcc伝達ノードと接地電位との間に互
いに相補的に接続されるpチャネルMOSトランジスタ
332および334と、トランジスタ332および33
4からなる回路の出力をそのゲートに受ける、Vpp/
Vcc伝達ノードと接地電位との間に互いに相補的に接
続されるpチャネルMOSトランジスタ336およびn
チャネルMOSトランジスタ338と、トランジスタ3
32および334からなる回路の出力をそのゲートに受
け、ノードN3の電位を選択的にVpp/Vccのレベ
ルに設定するためのnチャネルMOSトランジスタ33
0を含む。
路308の出力をそのゲートに受け、ノードN2とノー
ドN3とを選択的に接続するnチャネルMOSトランジ
スタ326と、電源投入時にその容量結合によりノード
N3の電位レベルをハイレベルに設定するためのキャパ
シタ328と、ノードN3の出力電位をそのゲートに受
ける、Vpp/Vcc伝達ノードと接地電位との間に互
いに相補的に接続されるpチャネルMOSトランジスタ
332および334と、トランジスタ332および33
4からなる回路の出力をそのゲートに受ける、Vpp/
Vcc伝達ノードと接地電位との間に互いに相補的に接
続されるpチャネルMOSトランジスタ336およびn
チャネルMOSトランジスタ338と、トランジスタ3
32および334からなる回路の出力をそのゲートに受
け、ノードN3の電位を選択的にVpp/Vccのレベ
ルに設定するためのnチャネルMOSトランジスタ33
0を含む。
【0093】トランジスタ330は、トランジスタ33
2および334からなる回路の出力に従ってノードN3
の電位を設定し、このトランジスタ332および334
からなる回路の動作を安定化する機能を備える。トラン
ジスタ332および334からなる回路から識別信号/
OTPが出力され、トランジスタ336および338か
らなる回路から識別信号OTPが出力される。信号/O
TPがローレベルのときには、この記憶装置はOTPR
OMとして機能することが示される。信号/OTPおよ
びOTPは指令ポートコントローラ2へ与えられ(正確
には図13に示すWE・CE制御論理231)へ与えら
れ、指令ポートコントローラ2の動作を選択的にリセッ
ト状態(動作不能状態)に設定する。まずこの識別メモ
リ回路1の動作について説明する。
2および334からなる回路の出力に従ってノードN3
の電位を設定し、このトランジスタ332および334
からなる回路の動作を安定化する機能を備える。トラン
ジスタ332および334からなる回路から識別信号/
OTPが出力され、トランジスタ336および338か
らなる回路から識別信号OTPが出力される。信号/O
TPがローレベルのときには、この記憶装置はOTPR
OMとして機能することが示される。信号/OTPおよ
びOTPは指令ポートコントローラ2へ与えられ(正確
には図13に示すWE・CE制御論理231)へ与えら
れ、指令ポートコントローラ2の動作を選択的にリセッ
ト状態(動作不能状態)に設定する。まずこの識別メモ
リ回路1の動作について説明する。
【0094】電源投入時またはアドレスビットA0が電
源電圧Vccレベル以下の場合には、ノードN1の電位
はローレベルであり、インバータ回路306および30
8の出力はハイレベル、またノードN3の電位レベルは
キャパシタ328によりハイレベルにある。ノードN2
の電位レベルは、トランジスタ324がオフ状態にあ
り、またUPROMセル16は初期状態においては消去
状態にあり、かつそのゲートに電源電圧Vccをトラン
ジスタ320を介して受けてオン状態であるため、ロー
レベルとなる。キャパシタ328により注入された電荷
は初期状態時においては、UPROMセル16により放
電され、ノードN3はローレベルとなり、信号/OTP
がハイレベル、信号OTPはローレベルにある。
源電圧Vccレベル以下の場合には、ノードN1の電位
はローレベルであり、インバータ回路306および30
8の出力はハイレベル、またノードN3の電位レベルは
キャパシタ328によりハイレベルにある。ノードN2
の電位レベルは、トランジスタ324がオフ状態にあ
り、またUPROMセル16は初期状態においては消去
状態にあり、かつそのゲートに電源電圧Vccをトラン
ジスタ320を介して受けてオン状態であるため、ロー
レベルとなる。キャパシタ328により注入された電荷
は初期状態時においては、UPROMセル16により放
電され、ノードN3はローレベルとなり、信号/OTP
がハイレベル、信号OTPはローレベルにある。
【0095】今、この記憶装置に過剰消去メモリセルが
存在し、エネルギー線(紫外線)照射を行なう必要があ
る場合には、UPROMセル16へデータ“0”が書込
まれる。すなわち、アドレスビットA0を10V程度の
高電圧レベルに設定する。これによりトランジスタ30
2がオン状態となり、ノードN1の電位レベルはトラン
ジスタ302および304のオン抵抗の比で決定される
電圧レベルとなり、ノードN1の電位レベルはインバー
タ回路306および308によりハイレベルと判定され
る電位レベルとなる。これにより、インバータ回路30
6および308の出力がローレベルとなり、トランジス
タ326がオフ状態となる。
存在し、エネルギー線(紫外線)照射を行なう必要があ
る場合には、UPROMセル16へデータ“0”が書込
まれる。すなわち、アドレスビットA0を10V程度の
高電圧レベルに設定する。これによりトランジスタ30
2がオン状態となり、ノードN1の電位レベルはトラン
ジスタ302および304のオン抵抗の比で決定される
電圧レベルとなり、ノードN1の電位レベルはインバー
タ回路306および308によりハイレベルと判定され
る電位レベルとなる。これにより、インバータ回路30
6および308の出力がローレベルとなり、トランジス
タ326がオフ状態となる。
【0096】一方、インバータ回路306からのローレ
ベルの信号により、トランジスタ314および318が
オン状態となり、トランジスタ316および320がオ
フ状態となる。これによりトランジスタ324のゲート
へは高電圧Vppが印加されかつUPROMセル16の
コントロールゲートへも高電圧Vppが印加される。ノ
ードN2へはトランジスタ322および324を介して
高電圧Vppが印加される。これによりUPROMセル
16のコントロールゲートおよびドレイン(ノードN
2)の電位が高電圧レベルとなり、そのフローティング
ゲートへの電子の注入が行なわれ、UPROMセル16
のしきい値電圧が正方向へ移動し、データ“0”が書込
まれる。
ベルの信号により、トランジスタ314および318が
オン状態となり、トランジスタ316および320がオ
フ状態となる。これによりトランジスタ324のゲート
へは高電圧Vppが印加されかつUPROMセル16の
コントロールゲートへも高電圧Vppが印加される。ノ
ードN2へはトランジスタ322および324を介して
高電圧Vppが印加される。これによりUPROMセル
16のコントロールゲートおよびドレイン(ノードN
2)の電位が高電圧レベルとなり、そのフローティング
ゲートへの電子の注入が行なわれ、UPROMセル16
のしきい値電圧が正方向へ移動し、データ“0”が書込
まれる。
【0097】このUPROMセル16へのデータ“0”
の書込が完了すると、アドレスビットA0の高電圧レベ
ルはローレベルへと戻される。これに応じてノードN1
の電位がローレベルとなり、トランジスタ314および
318がオフ状態、トランジスタ316およびトランジ
スタ320がオン状態となる。UPROMセル16のコ
ントロールゲートへはトランジスタ320を介して電源
電圧Vccが印加される。データ“0”が書込まれた場
合このUPROMセル16はこのコントロールゲートへ
与えられる電位にかかわらずオフ状態である。
の書込が完了すると、アドレスビットA0の高電圧レベ
ルはローレベルへと戻される。これに応じてノードN1
の電位がローレベルとなり、トランジスタ314および
318がオフ状態、トランジスタ316およびトランジ
スタ320がオン状態となる。UPROMセル16のコ
ントロールゲートへはトランジスタ320を介して電源
電圧Vccが印加される。データ“0”が書込まれた場
合このUPROMセル16はこのコントロールゲートへ
与えられる電位にかかわらずオフ状態である。
【0098】通常この識別メモリ回路1のUPROMセ
ル16へのデータの書込後エネルギー線(紫外線)照射
が実行され、その後アセンブリされる。UPROMセル
16の記憶する情報はエネルギー線(紫外線)照射にか
かわらず保持される。このノードN2の電位レベルはU
PROMセル16がデータ“0”を記憶している場合に
はキャパシタ328によりハイレベルに設定される。U
PROMセル16がデータ“1”を記憶しており、フラ
ッシュメモリとして機能することを示している場合に
は、このノードN2の電位レベルはローレベルとなる。
このノードN2の電位レベルはノードN3、トランジス
タ332,334,336および338を介して伝達さ
れ、信号/OTPおよびOTPとして出力される。これ
により、この信号/OTPおよびOTPがフラッシュメ
モリ/OTPROMの品種に従ってその信号レベルが決
定される。信号/OTPがローレベルにありOTPRO
Mとして動作する場合には指令ポートコントローラ2の
動作が禁止される。
ル16へのデータの書込後エネルギー線(紫外線)照射
が実行され、その後アセンブリされる。UPROMセル
16の記憶する情報はエネルギー線(紫外線)照射にか
かわらず保持される。このノードN2の電位レベルはU
PROMセル16がデータ“0”を記憶している場合に
はキャパシタ328によりハイレベルに設定される。U
PROMセル16がデータ“1”を記憶しており、フラ
ッシュメモリとして機能することを示している場合に
は、このノードN2の電位レベルはローレベルとなる。
このノードN2の電位レベルはノードN3、トランジス
タ332,334,336および338を介して伝達さ
れ、信号/OTPおよびOTPとして出力される。これ
により、この信号/OTPおよびOTPがフラッシュメ
モリ/OTPROMの品種に従ってその信号レベルが決
定される。信号/OTPがローレベルにありOTPRO
Mとして動作する場合には指令ポートコントローラ2の
動作が禁止される。
【0099】通常動作時においては、このアドレスビッ
トA0へは最大電源電圧Vccレベルの電圧しか印加さ
れないため、トランジスタ302は常時オフ状態であ
り、このノードN2およびN3の電位レベルは確実にU
PROMセル16の記憶する情報に対応した値となる。
トA0へは最大電源電圧Vccレベルの電圧しか印加さ
れないため、トランジスタ302は常時オフ状態であ
り、このノードN2およびN3の電位レベルは確実にU
PROMセル16の記憶する情報に対応した値となる。
【0100】次にこの記憶装置がフラッシュメモリであ
るかOTPROMであるかを識別するためのUPROM
セル16の記憶情報を装置外部へ読出すための構成につ
いて説明する。この識別情報読出は、図1および図5に
示すメモリ読出回路17により実行される。
るかOTPROMであるかを識別するためのUPROM
セル16の記憶情報を装置外部へ読出すための構成につ
いて説明する。この識別情報読出は、図1および図5に
示すメモリ読出回路17により実行される。
【0101】再び図5を参照して、メモリ読出回路17
は、アドレスビットA1をその一方導通端子に受け、そ
のゲートに電源電圧Vccを受けるpチャネルMOSト
ランジスタ352と、その一方導通端子が接地電位に接
続され、そのゲートに動作電源電圧Vccを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ354を含む。トランジスタ
352および354の他方導通端子はノードN4へ接続
される。
は、アドレスビットA1をその一方導通端子に受け、そ
のゲートに電源電圧Vccを受けるpチャネルMOSト
ランジスタ352と、その一方導通端子が接地電位に接
続され、そのゲートに動作電源電圧Vccを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ354を含む。トランジスタ
352および354の他方導通端子はノードN4へ接続
される。
【0102】メモリ読出回路17はさらに、ノードN4
の電位を受ける2段の縦続接続されたインバータ回路3
56および358と、インバータ回路356および35
8の出力に応答して識別信号/OTPを選択的に通過さ
せるためのpチャネルMOSトランジスタ360および
nチャネルMOSトランジスタ362と、インバータ回
路356および358の出力に応答して、センス回路7
で読出されたデータを伝達するためのpチャネルMOS
トランジスタ364およびnチャネルMOSトランジス
タ366を含む。トランジスタ360および362は互
いに並列に接続され、トランスミッションゲートを構成
し、トランジスタ364および366は並列に接続され
てトランスミッションゲートを構成する。トランジスタ
360および366はそれらのゲートにインバータ回路
356の出力を受け、トランジスタ362および364
はインバータ回路358の出力をそれらのゲートに受け
る。次に動作について説明する。
の電位を受ける2段の縦続接続されたインバータ回路3
56および358と、インバータ回路356および35
8の出力に応答して識別信号/OTPを選択的に通過さ
せるためのpチャネルMOSトランジスタ360および
nチャネルMOSトランジスタ362と、インバータ回
路356および358の出力に応答して、センス回路7
で読出されたデータを伝達するためのpチャネルMOS
トランジスタ364およびnチャネルMOSトランジス
タ366を含む。トランジスタ360および362は互
いに並列に接続され、トランスミッションゲートを構成
し、トランジスタ364および366は並列に接続され
てトランスミッションゲートを構成する。トランジスタ
360および366はそれらのゲートにインバータ回路
356の出力を受け、トランジスタ362および364
はインバータ回路358の出力をそれらのゲートに受け
る。次に動作について説明する。
【0103】アセンブリ後において、この記憶装置の品
種を識別するために、識別メモリ回路1に記憶された情
報の読出が実行される。この識別メモリ読出モードにお
いては、アドレスビットA1に電源電圧Vccよりも高
い高電圧が印加される。これによりトランジスタ352
がオン状態となり、ノードN4の電位がハイレベルとな
る。これにより、インバータ回路356の出力がローレ
ベル、インバータ回路358の出力がハイレベルとな
り、トランジスタ360および362がオン状態、トラ
ンジスタ364および366がオフ状態となる。このオ
ン状態のトランジスタ360および362を介して識別
メモリ回路1からの識別信号/OTPがデータビットD
0として出力される。この信号/OTPのハイレベル/
ローレベルを見ることにより、この記憶装置がOTPR
OMであるかフラッシュメモリであるかを識別すること
ができ、その後のテストシーケンスを決定することがで
きる。
種を識別するために、識別メモリ回路1に記憶された情
報の読出が実行される。この識別メモリ読出モードにお
いては、アドレスビットA1に電源電圧Vccよりも高
い高電圧が印加される。これによりトランジスタ352
がオン状態となり、ノードN4の電位がハイレベルとな
る。これにより、インバータ回路356の出力がローレ
ベル、インバータ回路358の出力がハイレベルとな
り、トランジスタ360および362がオン状態、トラ
ンジスタ364および366がオフ状態となる。このオ
ン状態のトランジスタ360および362を介して識別
メモリ回路1からの識別信号/OTPがデータビットD
0として出力される。この信号/OTPのハイレベル/
ローレベルを見ることにより、この記憶装置がOTPR
OMであるかフラッシュメモリであるかを識別すること
ができ、その後のテストシーケンスを決定することがで
きる。
【0104】通常動作時においては、アドレスビットA
1の電位レベルは最大電源電圧Vccレベルであり、ト
ランジスタ352は常時オフ状態である。この場合、ト
ランジスタ364および366がオン状態、トランジス
タ360および362がオフ状態となり、センス回路7
でセンスされたデータがデータビットD0として出力さ
れる。
1の電位レベルは最大電源電圧Vccレベルであり、ト
ランジスタ352は常時オフ状態である。この場合、ト
ランジスタ364および366がオン状態、トランジス
タ360および362がオフ状態となり、センス回路7
でセンスされたデータがデータビットD0として出力さ
れる。
【0105】なお図5に示すメモリ読出回路の構成にお
いては、トランスミッションゲートを構成するトランジ
スタ360、362、364および366の出力がデー
タビットD0として出力されるように示されている。こ
のトランジスタ360、362、364および366は
図1に示す入出力バッファ6の出力段に設けられてもよ
く、また入出力バッファ6の出力バッファの入力段に設
けられてもよい。センス回路7から読出されるデータと
識別信号/OTPとが選択的に装置外部へ出力される構
成であればよい。
いては、トランスミッションゲートを構成するトランジ
スタ360、362、364および366の出力がデー
タビットD0として出力されるように示されている。こ
のトランジスタ360、362、364および366は
図1に示す入出力バッファ6の出力段に設けられてもよ
く、また入出力バッファ6の出力バッファの入力段に設
けられてもよい。センス回路7から読出されるデータと
識別信号/OTPとが選択的に装置外部へ出力される構
成であればよい。
【0106】図6は図1に示すフラッシュ/OTPVp
p切換回路3の構成を示す図である。図6において、フ
ラッシュ/OTPVpp切換回路3は、識別信号/OT
Pをそのゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタ
380と、トランジスタ380と並列に設けられ、識別
信号OTPをそのゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ382と、識別信号/OTPをそのゲートに受
けるnチャネルMOSトランジスタ386と、トランジ
スタ386と並列に設けられ、識別信号OTPをそのゲ
ートに受けるpチャネルMOSトランジスタ384を含
む。
p切換回路3の構成を示す図である。図6において、フ
ラッシュ/OTPVpp切換回路3は、識別信号/OT
Pをそのゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタ
380と、トランジスタ380と並列に設けられ、識別
信号OTPをそのゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ382と、識別信号/OTPをそのゲートに受
けるnチャネルMOSトランジスタ386と、トランジ
スタ386と並列に設けられ、識別信号OTPをそのゲ
ートに受けるpチャネルMOSトランジスタ384を含
む。
【0107】トランジスタ380および382は1つの
トランスミッションゲートを構成し、外部から与えられ
る高電圧Vppを通過させる。トランジスタ384およ
び386は他方のトランスミッションゲートを構成し、
プログラム電圧発生器4から発生されたプログラム電圧
を通過させる。このVpp切換回路3の出力は図1に示
すXデコーダ12およびYデコーダ11へ与えられる。
データラッチ15へも与えられてもよい。
トランスミッションゲートを構成し、外部から与えられ
る高電圧Vppを通過させる。トランジスタ384およ
び386は他方のトランスミッションゲートを構成し、
プログラム電圧発生器4から発生されたプログラム電圧
を通過させる。このVpp切換回路3の出力は図1に示
すXデコーダ12およびYデコーダ11へ与えられる。
データラッチ15へも与えられてもよい。
【0108】動作時において、フラッシュメモリとして
機能する場合には、識別信号/OTPがハイレベル、識
別信号OTPがローレベルであり、トランジスタ384
および386がオン状態、トランジスタ380および3
82がオフ状態となり、プログラム電圧発生器4から発
生されるプログラム電圧が選択され、各必要な回路へ伝
達される。
機能する場合には、識別信号/OTPがハイレベル、識
別信号OTPがローレベルであり、トランジスタ384
および386がオン状態、トランジスタ380および3
82がオフ状態となり、プログラム電圧発生器4から発
生されるプログラム電圧が選択され、各必要な回路へ伝
達される。
【0109】OTPROMとして動作する場合には、識
別信号/OTPがローレベル、識別信号OTPがハイレ
ベルであり、トランジスタ380および382がオン状
態、トランジスタ384および386がオフ状態とな
り、外部から与えられる高電圧Vppがプログラム電圧
として各回路へ伝達される。この構成により、OTPR
OMとして機能する場合指令ポートコントローラ2の動
作が禁止されていても、外部高電圧Vppが必要な回路
へ伝達されるため、データの書込は容易に実現される。
別信号/OTPがローレベル、識別信号OTPがハイレ
ベルであり、トランジスタ380および382がオン状
態、トランジスタ384および386がオフ状態とな
り、外部から与えられる高電圧Vppがプログラム電圧
として各回路へ伝達される。この構成により、OTPR
OMとして機能する場合指令ポートコントローラ2の動
作が禁止されていても、外部高電圧Vppが必要な回路
へ伝達されるため、データの書込は容易に実現される。
【0110】図7は、図1に示すデータラッチ15にお
ける1ビットの部分の構成を示す図である。図7におい
て、データラッチ15は、指令ポートコントローラ2か
らのストローブ信号に応答して入出力バッファ6から与
えられたデータをラッチするためのラッチ回路390
と、ラッチ回路390の出力に応答して対応のビット線
BL上へYゲート回路14を介して高電圧Vppを伝達
するnチャネルMOSトランジスタ392を含む。入力
データが“0”の場合、ラッチ回路390はハイレベル
の信号を出力する。この構成はラッチ回路390をイン
バータラッチで構成することにより容易に実現される。
すなわち、入力データが“0”の場合、ラッチ回路39
0の出力がハイレベルとなり、トランジスタ392がオ
ン状態となる。
ける1ビットの部分の構成を示す図である。図7におい
て、データラッチ15は、指令ポートコントローラ2か
らのストローブ信号に応答して入出力バッファ6から与
えられたデータをラッチするためのラッチ回路390
と、ラッチ回路390の出力に応答して対応のビット線
BL上へYゲート回路14を介して高電圧Vppを伝達
するnチャネルMOSトランジスタ392を含む。入力
データが“0”の場合、ラッチ回路390はハイレベル
の信号を出力する。この構成はラッチ回路390をイン
バータラッチで構成することにより容易に実現される。
すなわち、入力データが“0”の場合、ラッチ回路39
0の出力がハイレベルとなり、トランジスタ392がオ
ン状態となる。
【0111】トランジスタ392はそのゲートとドレイ
ンとの間の容量結合によりそのゲート電位を昇圧させ
(セルフブートストラップ機能)。これによりビット線
BL上へ高電圧Vppを伝達する。フラッシュメモリの
場合には、ラッチ回路390のラッチ動作は指令ポート
コントローラ2からの信号により制御されるが、OTP
ROMとして動作する場合には、このラッチ回路390
はラッチ動作を行なわず、入力データをラッチすること
なくトランジスタ392のゲートへ伝達する。
ンとの間の容量結合によりそのゲート電位を昇圧させ
(セルフブートストラップ機能)。これによりビット線
BL上へ高電圧Vppを伝達する。フラッシュメモリの
場合には、ラッチ回路390のラッチ動作は指令ポート
コントローラ2からの信号により制御されるが、OTP
ROMとして動作する場合には、このラッチ回路390
はラッチ動作を行なわず、入力データをラッチすること
なくトランジスタ392のゲートへ伝達する。
【0112】図8は、図1に示すアドレスラッチ10の
構成を示すブロック図である。図8において、アドレス
ラッチ10は、アドレスビットAi(A0〜Amのいず
れか)を指令ポートコントローラ2からのストローブ信
号に応答してラッチし、内部アドレスビットAiおよび
/Aiを生成するラッチ回路395を含む。フラッシュ
メモリとして動作する場合にはこのラッチ回路395が
ラッチ動作を実行し、所定のタイミングで内部アドレス
ビットAi、/Aiを生成する。OTPROMとして動
作する場合には、このラッチ回路395はラッチ動作を
行なわず、スルー状態となり、与えられたアドレスビッ
トAiから内部アドレスビットAiおよび/Aiを生成
する。したがって、入力アドレスビットAiの変化に従
って内部アドレスビットAiおよび/Aiも変化する。
構成を示すブロック図である。図8において、アドレス
ラッチ10は、アドレスビットAi(A0〜Amのいず
れか)を指令ポートコントローラ2からのストローブ信
号に応答してラッチし、内部アドレスビットAiおよび
/Aiを生成するラッチ回路395を含む。フラッシュ
メモリとして動作する場合にはこのラッチ回路395が
ラッチ動作を実行し、所定のタイミングで内部アドレス
ビットAi、/Aiを生成する。OTPROMとして動
作する場合には、このラッチ回路395はラッチ動作を
行なわず、スルー状態となり、与えられたアドレスビッ
トAiから内部アドレスビットAiおよび/Aiを生成
する。したがって、入力アドレスビットAiの変化に従
って内部アドレスビットAiおよび/Aiも変化する。
【0113】OTPROMとしてプログラムを実行する
場合には、この与えられたアドレスビットA0〜Amの
変化に従ってXデコーダ12およびYデコーダ11がデ
コード動作を実行して対応のアドレスされたメモリセル
へのデータの書込が実行される。
場合には、この与えられたアドレスビットA0〜Amの
変化に従ってXデコーダ12およびYデコーダ11がデ
コード動作を実行して対応のアドレスされたメモリセル
へのデータの書込が実行される。
【0114】なお上記実施例においては、指令ポートコ
ントローラ2が外部制御信号/CEおよび/WEの状態
の組合せに従って、入出力バッファ123aからのデー
タを指令コマンドとして取込んで必要な制御動作を実行
している。この発明は、このような指令ポートコントロ
ーラ2を備える不揮発性半導体記憶装置のみならず、メ
モリセルとしてフローティングゲート型トランジスタを
1個備える不揮発性半導体記憶装置であれば適用可能で
ある。また、入出力データのビット幅は1バイトに限定
されず、他のビット幅が用いられてもよい。
ントローラ2が外部制御信号/CEおよび/WEの状態
の組合せに従って、入出力バッファ123aからのデー
タを指令コマンドとして取込んで必要な制御動作を実行
している。この発明は、このような指令ポートコントロ
ーラ2を備える不揮発性半導体記憶装置のみならず、メ
モリセルとしてフローティングゲート型トランジスタを
1個備える不揮発性半導体記憶装置であれば適用可能で
ある。また、入出力データのビット幅は1バイトに限定
されず、他のビット幅が用いられてもよい。
【0115】さらに、消去動作時においては、すべての
メモリセルが同時に消去されるのではなく、プログラム
されるべきメモリセルのみが消去される構成であっても
上記実施例と同様の効果を得ることができる。すなわ
ち、ワード線単位、バイト単位などまたはセクタ単位で
データの消去が実行される不揮発性半導体記憶装置であ
っても上記実施例と同様の効果を得ることができる。
メモリセルが同時に消去されるのではなく、プログラム
されるべきメモリセルのみが消去される構成であっても
上記実施例と同様の効果を得ることができる。すなわ
ち、ワード線単位、バイト単位などまたはセクタ単位で
データの消去が実行される不揮発性半導体記憶装置であ
っても上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0116】
【発明の効果】以上のように、この請求項1〜請求項7
に記載の発明によれば、過剰消去状態のメモリセルによ
り不良品として判別された不揮発性半導体記憶装置を一
度だけプログラム可能な読出専用記憶装置として利用す
ることが可能となり、不良品として廃棄される記憶装置
の数を大幅に低減することが可能となる。
に記載の発明によれば、過剰消去状態のメモリセルによ
り不良品として判別された不揮発性半導体記憶装置を一
度だけプログラム可能な読出専用記憶装置として利用す
ることが可能となり、不良品として廃棄される記憶装置
の数を大幅に低減することが可能となる。
【図1】この発明の一実施例である不揮発性半導体記憶
装置の全体の構成を示す図である。
装置の全体の構成を示す図である。
【図2】この発明の不揮発性半導体記憶装置の製造から
製品に至るまでの流れを示すフロー図である。
製品に至るまでの流れを示すフロー図である。
【図3】この発明において、過剰消去状態のメモリセル
を電気的に中性な消去状態に復帰させるための方法を例
示する図である。
を電気的に中性な消去状態に復帰させるための方法を例
示する図である。
【図4】図1に示すフラッシュ/OTP識別メモリ回路
1に含まれるUPROMセルの構造を概略的に示す図で
ある。
1に含まれるUPROMセルの構造を概略的に示す図で
ある。
【図5】図1に示すフラッシュ/OTP識別メモリ回路
およびメモリ読出回路の具体的構成例を示す図である。
およびメモリ読出回路の具体的構成例を示す図である。
【図6】図1に示すフラッシュ/OTPVpp切換回路
の具体的構成を示す図である。
の具体的構成を示す図である。
【図7】図1に示すデータラッチの構成を概略的に示す
図である。
図である。
【図8】図1に示すアドレスラッチの具体的構成を示す
図である。
図である。
【図9】フローティングゲート型トランジスタからなる
フラッシュメモリセルの構造を概略的に示す図である。
フラッシュメモリセルの構造を概略的に示す図である。
【図10】図9に示すフラッシュメモリセルの電気的等
価回路を示す図である。
価回路を示す図である。
【図11】フラッシュメモリセルの記憶情報としきい値
電圧との関係を示す図である。
電圧との関係を示す図である。
【図12】従来の不揮発性半導体記憶装置の構成を概略
的に示すブロック図である。
的に示すブロック図である。
【図13】図12に示す指令ポートコントローラの構成
を概略的に示す図である。
を概略的に示す図である。
【図14】従来の不揮発性半導体記憶装置における消去
動作を示すフロー図である。
動作を示すフロー図である。
【図15】従来の不揮発性半導体記憶装置におけるプロ
グラム動作を示すフロー図である。
グラム動作を示すフロー図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置における過剰
消去状態のメモリセルの状態を例示する図である。
消去状態のメモリセルの状態を例示する図である。
【図17】過剰消去状態のメモリセルが及ぼす悪影響を
説明するための図である。
説明するための図である。
1 フラッシュ/OTP識別メモリ回路 2 指令ポートコントローラ 3 フラッシュ/OTPVpp切換回路 4 プログラム電圧発生器 5 消去電圧発生器 6 入出力バッファ 7 センス回路 8 チップイネーブル/出力イネーブル論理回路 9 消去/プログラム検査発生器 10 アドレスラッチ 11 Yデコーダ 12 Xデコーダ 13 メモリセルアレイ 14 Yゲート回路 15 データラッチ 16 UPROMセル 17 メモリ読出回路 21 Vpp/Vccスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06 29/00 303 F 6741−5L H01L 27/115 6741−5L G11C 17/00 309 Z 8728−4M H01L 27/10 434
Claims (7)
- 【請求項1】 フローティングゲート型トランジスタか
らなるメモリセルが複数個配列されたアレイを含む不揮
発性半導体記憶装置であって、 前記アレイ内に存在する電気的に過剰消去されたメモリ
セルがエネルギー線照射により消去状態とされたか否か
を示す情報を記憶するメモリ種類記憶手段、 前記アレイの選択されたメモリセルのデータの消去およ
び書込動作を制御するためのプログラム制御手段、およ
び前記メモリ種類記憶手段の記憶情報に応答して、前記
プログラム制御手段の動作を禁止状態または動作可能状
態のいずれかに設定するメモリ種類設定手段を備える、
不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 メモリ種類情報読出指示信号に応答し
て、前記メモリ種類記憶手段に記憶された情報を読出す
手段をさらに備える、請求項1記載の不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項3】 フローティングゲート型トランジスタか
らなるメモリセルが複数個配列されたアレイを含む不揮
発性半導体記憶装置の製造方法であって、 (a) ベアチップ状態において、過剰消去状態のメモ
リセルが存在するか否かを判別するステップ、 (b) 前記ステップ(a)において過剰消去状態のメ
モリセルが存在しない場合、電気的に書込消去が複数回
可能なメモリとして該チップをアセンブリするステッ
プ、 (c) 前記ステップ(a)において、過剰消去状態の
メモリセルが存在する場合、アレイ部にエネルギー線を
照射して該チップ上のメモリセルをすべて消去状態にす
るステップ、および (d) 前記エネルギー線照射後該チップを一度だけプ
ログラム可能なメモリとしてアセンブリするステップを
備える、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記不揮発性半導体記憶装置は、アレイ
内のメモリセルの消去および書込動作を制御する制御手
段を含み、 前記エネルギー線照射を示す情報を該チップに設けられ
た記憶素子に不揮発的かつ読出可能な態様で記憶するス
テップと、 前記記憶されたエネルギー線照射を示す情報に従って、
前記エネルギー線照射後、前記制御手段の消去および書
込制御動作を禁止状態に設定するステップを備える、請
求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項5】 フローティングゲート型トランジスタか
らなるメモリセルが複数個配列されたアレイを備える不
揮発性半導体記憶装置の試験方法であって、 (a) ベアチップ状態において、前記アレイに過剰消
去状態のメモリセルが存在するか否かを判別するステッ
プ、 (b) 前記ステップ(a)において過剰消去状態のメ
モリセルが存在しないと判別された場合、該チップをア
センブリしかつ電気的に書込および消去が複数回可能な
メモリとしてのチップレベルでの良品/不良品判別のた
めの試験を行なうステップ、 (c) 前記ステップ(a)において、過剰消去状態の
メモリセルが存在する場合、該アレイへエネルギー線を
照射して該アレイのメモリセルを消去状態にするステッ
プ、および (d) 前記エネルギー線照射により消去状態とされた
チップをアセンブリして一度だけプログラム可能な記憶
装置としてチップレベルでの良品/不良品判別のための
試験を実行するステップと備える、不揮発性半導体記憶
装置の試験方法。 - 【請求項6】 前記ステップ(b)とステップ(c)の
間に、 該チップ上にメモリアレイ内のメモリセルと別の位置に
設けられた記憶素子に、前記エネルギー線の照射を示す
情報を不揮発的かつ読出可能な態様で記憶するステップ
と、 前記記憶素子に記憶された情報を読出して該チップが一
度だけプログラム可能な記憶装置であるか否かを判別す
るステップとを備える、請求項5記載の不揮発性半導体
記憶装置の試験方法。 - 【請求項7】 前記不揮発性半導体記憶装置は、アレイ
内の選択されたメモリセルの消去および書込を制御する
ための制御手段を含み、 前記記憶素子に記憶された情報に従って前記制御手段を
動作禁止状態に設定するステップを含む、請求項5記載
の不揮発性半導体記憶装置の試験方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097392A JPH05283708A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 不揮発性半導体記憶装置,その製造方法および試験方法 |
US08/004,030 US5343434A (en) | 1992-04-02 | 1993-01-15 | Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method and testing method thereof |
DE4302223A DE4302223C2 (de) | 1992-04-02 | 1993-01-27 | Nicht-flüchtige Halbleiterspeichereinrichtung sowie Herstellungsverfahren dafür |
KR1019930005551A KR960000617B1 (ko) | 1992-04-02 | 1993-04-01 | 불휘발성 반도체 기억장치, 그의 제조방법 및 시험방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097392A JPH05283708A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 不揮発性半導体記憶装置,その製造方法および試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283708A true JPH05283708A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13733461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8097392A Withdrawn JPH05283708A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 不揮発性半導体記憶装置,その製造方法および試験方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5343434A (ja) |
JP (1) | JPH05283708A (ja) |
KR (1) | KR960000617B1 (ja) |
DE (1) | DE4302223C2 (ja) |
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- 1992-04-02 JP JP8097392A patent/JPH05283708A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-01-15 US US08/004,030 patent/US5343434A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-01-27 DE DE4302223A patent/DE4302223C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-01 KR KR1019930005551A patent/KR960000617B1/ko not_active IP Right Cessation
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