JPH0526546U - ドアパーテイシヨンウインドウパネルの支持構造 - Google Patents
ドアパーテイシヨンウインドウパネルの支持構造Info
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- JPH0526546U JPH0526546U JP075873U JP7587391U JPH0526546U JP H0526546 U JPH0526546 U JP H0526546U JP 075873 U JP075873 U JP 075873U JP 7587391 U JP7587391 U JP 7587391U JP H0526546 U JPH0526546 U JP H0526546U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアパーティションウインドウパネルの位置
決め精度を高める。 【構成】 ドアパーティションウインドウパネル3の周
縁部にウェザーストリップ4を取付け、ウェザーストリ
ップ4の下部をホルダ5で保持する。ホルダ5の下面に
は突部16を形成し、その下に突起17を設ける。ドア
アウタパネル6とドアインナパネル7の上縁には断面コ
の字状のブラケット8を取付けてあり、ブラケット8の
底面には上記突起17をガイドして、係合・挿入する長
孔18を形成してある。
決め精度を高める。 【構成】 ドアパーティションウインドウパネル3の周
縁部にウェザーストリップ4を取付け、ウェザーストリ
ップ4の下部をホルダ5で保持する。ホルダ5の下面に
は突部16を形成し、その下に突起17を設ける。ドア
アウタパネル6とドアインナパネル7の上縁には断面コ
の字状のブラケット8を取付けてあり、ブラケット8の
底面には上記突起17をガイドして、係合・挿入する長
孔18を形成してある。
Description
【0001】
この考案は、例えば車両のリヤサイドドアの後部に分割配置されるドアパーテ ィションウインドウパネルの支持構造に関するものである。
【0002】
自動車等の車両にあっては、ドアの造形上の理由、あるいはドアウインドウパ ネルの開閉の都合から、例えば図9に示すようにリヤサイドドア1のドアウイン ドウパネル本体2の後部に、ドアパーティションウインドウパネル3を固定した 構造のものがある。
【0003】 このようなドアパーティションウインドウパネル3の支持構造を図7,8によ って説明すると、ドアパーティションウインドウパネル3の下端にドアパーティ ションウインドウパネル3周縁部に取付けられたウェザーストリップ4を介して 断面コの字状のホルダ5を取付ける一方、ドアアウタパネル6の上縁とドアイン ナパネル7の上縁とに渡って断面コの字状のブラケット8を取付け、このブラケ ット8に上記ホルダ5を取付けて、ドアパーティションウインドウパネル3を支 持している。
【0004】 ここで、上記ホルダ5の下面にはブラケット8の底面に当接しドアパーティシ ョンウインドウパネル3の上下方向の位置決めを行なう突起9を設けると共にホ ルダ5の内側面には下方に向いた挾持爪10を設け、この挾持爪10をドアイン ナパネル7をブラケット8との接合フランジ部11の切欠部12に係合して、ド アパーティションウインドウパネル3の車幅方向及び前後方向の位置決めを行な うようにしている。
【0005】 そして、上記接合フランジ部11はドアトリム13によって、また、ドアアウ タパネル6とブラケット8との接合フランジ部14はモールディング15によっ て各々被覆してある(この類似構造は、例えば1990年2月日産自動車(株) 発行の新型車解説書(p10−1)のD−35頁に示されている)。
【0006】
しかしながら、上記従来のドアパーティションウインドウパネルの支持構造に あっては、接合フランジ部11がスポット溶接の際に図8の矢印方向に曲がった ような場合には、ホルダ5、即ちドアパーティションウインドウパネル3を正確 に位置決めすることができないという問題がある。
【0007】 また、挾持爪10を外側へ延出する場合にドアトリム13の端末に切欠部13 aを設けなければならず、コストアップにつながるという問題がある。
【0008】 そして、挾持爪10が係止する接合フランジ11の切欠部12を設けるとこの 部分の接合フランジ11の幅が小さくなるためスポット溶接代が少なくなり、ス ポット溶接が困難となってしまう不具合がある。
【0009】 そこで、この考案は、ドアパーティションウインドウパネルを正確に位置決め することができ、かつ低コスト化を図ることができるドアパーティションウイン ドウパネルの支持構造を提供するものである。
【0010】
ドアパーティションウインドウパネルの下部に下方に突起を有するホルダを固 定する一方、ドアアウタパネルの上縁とドアインナパネルの上縁とに渡って断面 コの字状のブラケットを取付け、このブラケットの底面に、ドアパーティション ウインドウパネルの上端の接線の傾きよりも小さな角度でドアパーティションウ インドウパネルの下部を案内するガイド部と、ガイド部の端末に突起が係合され る挿入部とを形成してドアパーティションウインドウパネルをブラケットに取付 けた。
【0011】
ホルダの突起がブラケットの底面の挿入部に係合されることで車幅方向、前後 方向の位置決めを可能とし、ホルダの突起がブラケットのガイド部に沿って案内 されるドアパーティションウインドウパネルはその上端が下方に押圧されること により、ホルダの下面がブラケットの底面に押圧されて上下方向の位置決めを行 なう。
【0012】
以下、この考案の実施例を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を 付して説明する。
【0013】 図1〜3に示す実施例において、ドアパーティションウインドウパネル3の周 縁部にはウェザーストリップ4を取付けてあり、このウェザーストリップ4の下 部には断面コの字状のホルダ5を取付けてある点、及び、ドアアウタパネル6の 上縁とドアインナパネル7の上縁に渡って断面コの字状のブラケット8を取付け てあり、このブラケット8に上記ホルダ5を介してドアパーティションウインド ウパネル3を取付ける点等の基本的構成は前記従来と同様である。
【0014】 ここで、上記ホルダ5の下面には突部16を前後に間を隔てて2箇所形成して あり、この突部16の下面16aには、ホルダ5の底面に開口する孔17aを有 する突起17を下方に向かって形成してある。ウェザーストリップ4の底面には 、ウェザーストリップ4の上面と連通する孔4aを有して、孔17aに嵌入する 筒状部4bが突出形成してある。
【0015】 一方、上記ブラケット8の底面には、上記ホルダ5の突起17の車幅方向の動 きを規制し、後端部において突起17の後方への移動を規制する長孔18を上記 各突起17に対応する位置に形成してある。
【0016】 ここで、上記ドアパーティションウインドウパネル3の前側上端の接線は図3 に示すように水平線に対して下方に角度αの傾きをもち、一方ドアパーティショ ンウインドウパネル3の下部に取付けられたホルダ5の突部16の下面16aは ブラケット8の底面に沿って移動するため、水平線と同様の傾斜角(β=0(α >β))となっている。
【0017】 尚、上記長孔18の前半部がガイド部G、後半部が挿入部Sとして構成されて いる。
【0018】 上記実施例の支持構造によれば、先づ、ドアパーティションウインドウパネル 3のホルダ5に設けた突部16の下の突起17をブラケット8の長孔18の前半 部に挿入する。この状態でドアパーティションウインドウパネル3を後方へ押圧 するとドアパーティションウインドウパネル3の前側上端の接線が水平線に対し て下方に角度αの傾きをもっており、かつブラケット8の底面は水平となってい るため、ドアパーティションウインドウパネル3は組付時に後方へ移動する際下 向きの力を受ける。
【0019】 したがって、ホルダ5の突部16の下面16aは、ブラケット8の底面に当接 し、上下方向で正確に位置決めされる。
【0020】 また、長孔18によって突起17は車幅方向の移動を規制されるため、ドアパ ーティションウインドウパネル3は車幅方向で位置決めされる。
【0021】 そして、上記突起17が長孔18の端部に至ると、ここで、ドアパーティショ ンウインドウパネル3は前後方向で位置決めされる。
【0022】 したがって、ドアパーティションウインドウパネル3は上下方向、車幅方向、 前後方向で正確に位置決めされるため、ウェザーストリップ4のシール性が高ま り、見栄えが向上する。
【0023】 また、ブラケット8の底面を基準にして位置決めを行なっているため、ブラケ ット8とドアインナパネル7との接合フランジ部11に挾持爪10を係止してい た従来のように接合フランジ部11の倒れ度合によって組付精度が影響を受けた り、接合フランジ部11やドアトリム13に切欠部12,13aを設ける必要が なく、低コスト化及び組付作業性の向上を図ることができる。
【0024】 また、上記ブラケット8に形成した長孔18は、ブラケット8に対してドアイ ンナパネル7やドアアウタパネル6を取付ける際のロケート孔として用いること ができる点で有利であり、また、突起17の孔17aによってウェザーストリッ プ4に沿って図2に示すようにその孔4aを流下した雨水等を、この長孔18か らスムーズに排出できるため、ブラケット8の底面の錆発生を防止することがで きる点で優れている。
【0025】 次に、この考案の第2実施例について図4〜6によって説明する。
【0026】 この実施例は、前述実施例におけるブラケット8の底面に、水平線に対して角 β(β<α)下側に傾くガイド部19と、このガイド部19に連なりホルダ5の 突部16の突起17が差し込まれる挿入部としての挿入孔20を、下方に向かっ てエンボス成形したものである。したがって、組付状態では図5に示すようにエ ンボス部21の底面21aに突部16の下面16aが当接し、ブラケット8の底 面8aにホルダ5の下面5aが当接している。
【0027】 この実施例においても、ガイド部19の傾斜角βがドアパーティションウンド ウパネル3の前側上端の接線の傾斜角αより小さいため、ドアパーティションウ ンドウパネル3は組立時に後方へ移動する際に下向きの力を受け、上記エンボス 部21の底面21aに突部16の下面16aが当接し、ブラケット8の底面8a にホルダ5の下面5aが当接して上下方向の位置決めを確実なものとするのであ る。
【0028】 また、突起17が挿入孔20に係合するため、ドアパーティションウンドウパ ネル3の車幅方向、前後方向の双方の位置決めもなされ、したがって、ウェザー ストリップ4のシール性が高まり、見栄えが向上する。
【0029】 そして、従来のように接合フランジ部11の倒れ度合によって組付精度が影響 を受けることはなく、接合フランジ部11に切欠部12,13aを設ける必要も なく低コスト化と組付作業性を向上することができる点、挿入孔20がドアイン ナパネル7やドアアウタパネル6を取付ける際のロケート孔として有効利用でき る点及び突起17の孔17aから雨水等をスムーズに排出できる点は前記実施例 と同様である。尚、他の構成及び作用については、第1実施例と同一部分に同一 符号を付して説明を省略する。
【0030】
以上説明してきたようにこの考案によれば、ホルダの突起をブラケットの挿入 部に係合することで、ドアパーティションウンドウパネルの車幅方向及び前後方 向の位置決めを行なうことができ、かつブラケットの底面に、ドアパーティショ ンウンドウパネルの上端の接線の傾きよりも小さな角度でドアパーティションウ ンドウパネルの下部を案内するガイド部と、ガイド部の端末に突起が係合される 挿入部とを設けたことにより、ホルダの突起がガイド部に沿って案内されるドア パーティションウンドウパネルは下方に押圧されホルダの下面がブラケットの底 面に押圧されるため、上下方向の位置決めを行うことができる。また、ホルダの 突起がブラケットの底面の挿入部に係合されることで車幅方向、前後方向の位置 決めができる。
【0031】 したがって、接合フランジ部を基準に位置決めをしていた従来に比較して組付 け精度を高めることができ、かつ接合フランジ部に切欠きを設ける必要がないた め、スポット溶接に支障をきたすこともなく、低コスト化を図ることができる。
【図1】この考案の第1実施例の要部斜視図。
【図2】同図3のA−A線に沿う断面図。
【図3】同側面説明図。
【図4】第2実施例の要部斜視図。
【図5】同図6のB−B線に沿う断面図。
【図6】同側面説明図。
【図7】従来技術の要部斜視図。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図。
【図9】車両側面図。
3…ドアパーティションウインドウパネル、5…ホル
ダ、6…ドアアウタパネル、7…ドアインナパネル、8
…ブラケット、17…突起、18…長孔(ガイド部、挿
入部)、α…接線の傾き、β…角度。
ダ、6…ドアアウタパネル、7…ドアインナパネル、8
…ブラケット、17…突起、18…長孔(ガイド部、挿
入部)、α…接線の傾き、β…角度。
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアパーティションウインドウパネルの
下部に下方に突起を有するホルダを固定する一方、ドア
アウタパネルの上縁とドアインナパネルの上縁とに渡っ
て断面コの字状のブラケットを取付け、このブラケット
の底面に、ドアパーティションウインドウパネルの上端
の接線の傾きよりも小さな角度でドアパーティションウ
インドウパネルの下部を案内するガイド部と、ガイド部
の端末に突起が係合される挿入部とを形成してドアパー
ティションウインドウパネルをブラケットに取付けたこ
とを特徴とするドアパーティションウインドウパネルの
支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075873U JP2567896Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ドアパーティションウインドウパネルの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075873U JP2567896Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ドアパーティションウインドウパネルの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526546U true JPH0526546U (ja) | 1993-04-06 |
JP2567896Y2 JP2567896Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13588828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991075873U Expired - Lifetime JP2567896Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | ドアパーティションウインドウパネルの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567896Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016064713A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | トヨタ自動車株式会社 | ウェザーストリップ及び車両用ガラス板取付構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56124512U (ja) * | 1980-02-26 | 1981-09-22 | ||
JPH02256517A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-17 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウェザーストリップ |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP1991075873U patent/JP2567896Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56124512U (ja) * | 1980-02-26 | 1981-09-22 | ||
JPH02256517A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-17 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウェザーストリップ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016064713A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | トヨタ自動車株式会社 | ウェザーストリップ及び車両用ガラス板取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567896Y2 (ja) | 1998-04-08 |
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