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JPH05229471A - 前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置 - Google Patents

前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置

Info

Publication number
JPH05229471A
JPH05229471A JP4072210A JP7221092A JPH05229471A JP H05229471 A JPH05229471 A JP H05229471A JP 4072210 A JP4072210 A JP 4072210A JP 7221092 A JP7221092 A JP 7221092A JP H05229471 A JPH05229471 A JP H05229471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt chamber
belt
cooling air
side cover
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4072210A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Yamauchi
幸作 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP4072210A priority Critical patent/JPH05229471A/ja
Publication of JPH05229471A publication Critical patent/JPH05229471A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドカバーを被着するベルト室の後端に排
風口を一体に成形できて、安価で砂埃や泥水の侵入を防
ぎ乗員にも温風が当らないようにできる前後輪駆動自動
二輪車のベルト室の冷却風排風装置を得ること。 【構成】 エンジン1の片側のクランクケースの外側
に、前後の無段ベルト変速機と前後の発進クラッチ6,
8を収容するベルト室3を形成してサイドカバーを被着
し、前部発進クラッチ6に送風ファン20を取付けてベ
ルト室3内に冷却風を導入するもので、ベルト室3の後
端上部に排風口23を設け、ベルト室3とサイドカバー
の後端に下向きの庇24を形成して排風口23を覆い、
下部に後側に突出した舌片25を形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前後輪駆動自動二輪
車のベルト室の冷却風排風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、エンジンで前輪と後輪
の両輪を駆動する前後輪駆動自動二輪車があって、滑り
易い路面でもスムースに走行できる利点がある。しか
し、前輪を操舵するときに、前輪と後輪の間に回転差が
生じるので、オーバーランニングクラッチを取付けるな
ど複雑な構造になる。前輪と後輪を各々無段ベルト変速
機を介して駆動するようにすると、前後の無段ベルト変
速機で前輪と後輪の回転差を吸収できて都合がよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】無段ベルト変速機は、
ベルトの回転によって発熱するので、冷却風を送って冷
却すると耐久性があるようにできる。前後の無段ベルト
変速機をベルト室内に収容してサイドカバーを被着し、
ベルト室内に冷却風を流し、後端から排風するのに、砂
埃や泥水などが入らないようにする必要があり、又、排
風の温風が乗員などにかからないようにする必要があ
る。
【0004】かかる点に鑑み、この発明は、サイドカバ
ーを被着するベルト室の後端に排風口を一体成形でき
て、安価で砂埃や泥水の侵入を防ぎ乗員にも温風が当ら
ないようにできる前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷
却風排風装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却
風排風装置は、エンジンの片側のクランクケースの外側
に、前後の無段ベルト変速機と前後の発進クラッチを収
容するベルト室を設けてサイドカバーを被着し、前部発
進クラッチに送風ファンを取付けてベルト室内に冷却風
を導入するもので、ベルト室の後端上部に排風口を設
け、ベルト室とサイドカバーの後端に下向きの庇を形成
して排風口を覆い、下部に後側に突出した舌片を形成し
たことにある。
【0006】
【作用】ベルト室内には、送風ファンによって、冷却風
が導入され、前後の無段ベルト変速機を冷却して、ベル
トの耐久性を高めることができる。そして、後端の排風
口から冷却後の温風を下向きに排風するので、乗員に温
風がかからないようにできる。又、下側には舌片が突出
させてあるので、砂埃や泥水などが入らないようにでき
る。排風口と庇及び舌片は、ベルト室とサイドカバーの
鋳造時に一体成形することができるので、製造コストも
安価にできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4によっ
て説明する。エンジン1の片側のクランクケース2に
は、ベルト室3を一体に形成する。エンジン1のクラン
ク軸4には、前部無段ベルト変速機5と前部発進クラッ
チ6を連結してあり、前部発進クラッチ6は、クランク
軸4の前上方に位置させてある。又、クランク軸4に
は、後側に向けて後部無段ベルト変速機7と後部発進ク
ラッチ8を連結して、ベルト室3内に収容する。ベルト
室3の外側には、ガスケット9を挾んでサイドカバー1
0を被着する。前後の無段ベルト変速機5,7は、遠心
ウェイトによって、回転の上昇と共に、Vベルトの巻掛
け径を変えて増速するものである。又、前後の発進クラ
ッチ6,8は、所定回転数以上で接続する遠心クラッチ
である。
【0008】前部発進クラッチ6には、歯車減速機11
を介して前部チエン12を連結し、更に等速ジョイント
13、二次チエン14、三次チエン15を介して前輪1
6を駆動するようにしてある。又、後部発進クラッチ8
は、歯車減速機17と後部チエン18を介して後輪19
を駆動するようにしてある。
【0009】前部発進クラッチ6の外側には、送風ファ
ン20を取付け、フィルター21を取付けた吸入口22
から送風ファン20で、ベルト室3内に冷却風を導入す
る。ベルト室3の後壁上端には後壁を切欠いて排風口2
3を設け、その外側にベルト室3及びサイドカバー10
に一体成形して、下向きの庇24を設けて、排風口23
をカバーする。又、ベルト室3とサイドカバー10の後
端下側には、一体成形で後側に突出させた舌片25を設
ける。
【0010】エンジン1のクランク軸4を所定回転まで
上昇させると、前後の発進クラッチ6,8が接続して、
前輪16と後輪19が駆動され始めて走行が始まる。更
にエンジン1の回転を上昇させていくと、エンジン1の
回転上昇に加えて前後の無段ベルト変速機5,7が増速
して、走行速度が速くなる。前部発進クラッチ6の回転
と共に、送風ファン20が回転して、ベルト室3内に冷
却風が導入され、前後の無段ベルト変速機5,7を冷却
できる。冷却後の温風は、排風口23から庇24内に入
り、下向きに放出される。舌片25は、下側からの砂埃
や泥水を防いで、排風口23に入るのを防止する。庇2
4の下側には、後輪19のスイングアーム26の支軸筒
27が配置されている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、ベルト室3内で前後の無段ベルト
変速機5,7を冷却した温風を、後端の排風口23から
庇24内に入れて下向きに放出できて、乗員に温風が当
らないようにできる。又、舌片25は、砂埃や泥水が入
るのを防止できる。こうして、温風による熱害を防止
し、砂埃や泥水が入るのを防いで耐久性の高いものにで
き、庇24及び舌片25は、ベルト室3とサイドカバー
10に一体成形して作ることができて、安価に製作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すサイドカバーを外したエ
ンジンの側面図である。
【図2】本発明の実施例を示す駆動装置部分を縦断した
エンジンの展開平面図である。
【図3】本発明の実施例を示す前部発進クラッチ部分の
拡大縦断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す全体側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランクケース 3 ベルト室 5 前部無段ベルト変速機 6 前部発進クラッチ 7 後部無段ベルト変速機 8 後部発進クラッチ 10 サイドカバー 20 送風ファン 23 排風口 24 庇 25 舌片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの片側のクランクケースの外側
    に、前後の無段ベルト変速機と前後の発進クラッチを収
    容するベルト室を形成してサイドカバーを被着し、前部
    発進クラッチに送風ファンを取付けてベルト室内に冷却
    風を導入するもので、ベルト室の後端上部に排風口を設
    け、ベルト室とサイドカバーの後端に下向きの庇を形成
    して排風口を覆い、下部に後側に突出した舌片を形成し
    たことを特徴とする前後輪駆動自動二輪車のベルト室の
    冷却風排風装置。
JP4072210A 1992-02-24 1992-02-24 前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置 Pending JPH05229471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072210A JPH05229471A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072210A JPH05229471A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05229471A true JPH05229471A (ja) 1993-09-07

Family

ID=13482655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4072210A Pending JPH05229471A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 前後輪駆動自動二輪車のベルト室の冷却風排風装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05229471A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027176A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のパワーユニット
JP2015036564A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 スズキ株式会社 ベルト変速装置の冷却構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027176A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のパワーユニット
JP2015036564A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 スズキ株式会社 ベルト変速装置の冷却構造

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