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JPH0520622B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0520622B2
JPH0520622B2 JP59163630A JP16363084A JPH0520622B2 JP H0520622 B2 JPH0520622 B2 JP H0520622B2 JP 59163630 A JP59163630 A JP 59163630A JP 16363084 A JP16363084 A JP 16363084A JP H0520622 B2 JPH0520622 B2 JP H0520622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
transmission
gear
shift
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59163630A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6141067A (ja
Inventor
Yoichi Hayakawa
Masao Kawai
Yoshiharu Harada
Hideo Tomomatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP16363084A priority Critical patent/JPS6141067A/ja
Publication of JPS6141067A publication Critical patent/JPS6141067A/ja
Publication of JPH0520622B2 publication Critical patent/JPH0520622B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、高速段と低速段との切り換えが可能
な副変速機を備えた車両用自動変速機に関する。 [従来の技術] 従来、4輪駆動状態で走行可能な車両は急傾斜
の坂路等の路面状況で走行することが多く、高い
走破能力が要求されるために、このような車両に
搭載される車両用自動変速機として、複数の変速
段を有する主変速機のほかに、高速段と低速段と
を切換え可能な副変速機を備え、副変速機を低速
段側に切換えることにより、大きな駆動力を得る
ことができるものが提案されている。 そして、主変速機は車速とスロツトル開度によ
る車両走行条件に応じて切換えられており、ま
た、副変速機は運転席に設けられたシフトレバー
等を操作することにより切換を行ない、大きな駆
動力が必要なときには、運転者がシフトレバー等
を操作して副変速機の低速側への切換を行なつて
いた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の車両用自動変速機におい
ては、主変速機が車速やスロツトル開度等の車両
走行条件により切換えられているために、運転者
は主変速機の変速段を考慮しながら副変速機を切
換える必要があり、非常に判断が困難であり、適
切な駆動力を得るためには熟達した操作が必要で
あるという問題点があつた。 この問題点を解決するために、副変速機も車両
走行条件に応じて自動変速させることが考えられ
るが、例えば平地などの通常走行の発進時に副変
速機が自動変速して低速段に変速してしまい必要
以上の駆動力が発生し、変速シヨツクや燃費の悪
化を招くという問題点がある。 そこで、本発明は、複数の変速段を有する主変
速機と、低速段と高速段との切換が可能な副変速
機を有する車両用自動変速機において、急傾斜の
坂路等の大きな駆動力が必要とされる場合には、
車両走行条件に応じて副変速機を自動変速させる
とともに、平地等の通常走行時においては、副変
速機の低速段への自動変速を行なわないようにし
て、必要以上の駆動力の発生を防止し、変速シヨ
ツクや燃費の悪化を防止することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の車両用変速機は、複数の変速段を有す
る主変速機10と、該主変速機に駆動連結され高
速段と低速段との切換が可能な副変速機40と、
前記主変速機と前記副変速機のそれぞれの変速段
の変速を制御する電子制御装置600とを備えて
なる車両用自動変速機において、前記主変速機の
複数の変速段間を自動変速させることのできる前
進レンジDと、前記主変速機の複数の変速段のう
ち低速段側を主体に変速させる低速レンジ2,L
とを有し、運転者により前記前進及び低速レンジ
を選択操作されるシフトレバーを備え、前記電子
制御装置600は、前記シフトレバーの選択され
たレンジを検出するシフトスイツチ503と、車
速を検出する車速センサ501と、スロツトル開
度を検出するスロツトル開度センサ502と、車
速とスロツトル開度により定められ、前記主変速
機10の最低変速段の変速領域内に前記副変速機
40の低速段と高速段との間の変速線を設定する
設定手段706,706′と、前記シフトスチイ
ツチ503の信号により前記低速レンジ2,Lが
選択されているか否かを判断する第1の判断手段
705,711と、前記車速センサ501及び前
記スロツトル開度センサ502からの信号を、前
記設定手段706,706′により設定された変
速線と比較し、前記副変速機40の低速段の変速
領域か否かを判断する第2の判断手段707と、
前記第1の判断手段705,711が前記低速レ
ンジ2,Lが選択されていないと判断した場合
に、前記副変速機40を高速段に変速させる第1
の変速実行手段709,710と、前記第1の判
断手段705,711が前記低速レンジ2,Lが
選択されていると判断し、かつ前記第2の判断手
段707が前記副変速機40の低速段の変速領域
であると判断した場合に、前記副変速機40を低
速段に変速させる第2の変速実行手段704とを
有することを特徴とする。 [作用及び発明の効果] 以上の構成により本発明の車両用自動変速機
は、第1の判断手段が運転者がシフトレバーを低
速レンジを選択しているか否かを判断し、即ち、
運転者が駆動力が必要として主変速機の低速段側
を主体とする変速を選択しているか否かを判断
し、低速レンジを選択していないと判断した時に
は、第2の変速実行手段により副変速機は高速段
に変速されるので、必要以上の駆動力を発生させ
ることがなく、平地等の通常走行時に変速シヨツ
クや燃費の悪化を防止することができる。 そして、低速レンジが選択されていると判断し
た場合には、第2の判断手段が車速センサ及びス
ロツトル開度センサからの信号を設定手段により
設定された副変速機の変速線と比較して、低速段
の変速領域であると判断した場合を条件に、第2
の変速実行手段によつて副変速機が低速段に自動
変速されて、大きな駆動力が得られ、急斜面の坂
路等の走破能力を向上することができる。 また、この際、設定手段により設定された副変
速機の変速線は、主変速機の最低変速段の変速領
域内に設定されているので、高スロツトル開度か
つ低車速の時にのみ副変速機の低速段への変速が
行なわれることとなり、低車速の時に運転者がア
クセルペダルを大きく踏み込まなければ、副変速
機は高速段を保持し主変速機だけによる通常の駆
動力が得られ、またアクセルペダルを大きく踏み
込んだ時には副変速機は低速段に変速されて大き
な駆動力が得られるので、要求に応じた駆動力を
得ることができる。 [実施例] つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明す
る。 第1図は前進3段後進1段の多段式4輪駆動式
自動変速機、第2図はそのギアトレインを示す。 10は主変速機である前進3段後進1段自動変
速機、40は自動変速機10の該遊星歯車変速装
置の出力軸32に連通された副変速機である4輪
駆動用トランスフアを示す。 自動変速機10は、流体式トルクコンバータ
T、遊星歯車変速機構Dを備える。 トルクコンバータTは、エンジンの出力軸に連
結されたポンプ11、トルクコンバーTの出力軸
12に連結されたタービン13、一方向クラツチ
14を介して固定部分に連結されたステータ15
からなり、トルクコンバータTの出力軸12は、
遊星歯車変速機構Dの入力軸12となつている。 遊星歯車変速機構Dは、摩擦係合要素である多
板クラツチC1およびC2と、多板フレーキB
1,B2およびB3と、一方向クラツチF1およ
びF2と、前段プラネタリギアセツトP1と、後
段プラネタリギアセツトP2とからなる。 後段プラネタリギアセツトP2は、クラツチC
1を介して前記入力軸12に連結されたリングギ
ア31と、遊星歯車変速機構Dの出力軸32に連
結されたキヤリア33と、クラツチC2を介して
前記入力軸12に連結されると共に、ブレーキB
1、該ブレーキB1と並列されたブレーキB2,
B3およびブレーキB2と直結された一方向クラ
ツチF1を介して変速機ケースに固定されるサン
ギア34と、前記キヤリア33に回転自在に支持
されると共にサンギア34およびリングギア31
に歯合したプラネタリピニオン35とからなる。 前段プラネタリギアセツトP1は、ブレーキB
3および該ブレーキB3と並列された一方向クラ
ツチF2を介して変速機ケースに固定されるキヤ
リア36、前記後段プラネタリギアセツトP2の
サンギア34と一体的に形成されたサンギア37
と、出力軸32に連結されたリングギア38と、
キヤリア36に回転自在に支持されると共にサン
ギア37およびリングギア38に歯合したプラネ
タリピニオン39とからなる。 この4輪駆動自動変速機は第4図に示す自動変
速機10の油圧制御装置100によりエンジンの
スロツトル開度、車両の車速など車両走行条件に
応じて摩擦係合要素である各クラツチおよびブレ
ーキの選択的係合または解放が行われ、前進3段
の自動変速と、手動変速のみによる後進1段の変
速とがなされる。 油圧制御装置100のマニユアル弁駆動のため
運転席に設けられたシフトレバー(図示せず)
は、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニユー
トラル)、前進レンジであるD(ドライブ)、低速
レンジである2(セカンド)及びL(ロー)の各レ
ンジのシフトポジシヨンSPを有し、このシフト
ポジシヨンSPと変速段、第3速(3)、第2速(2)、
第1速(1)と、クラツチおよびブレーキの作動関係
を表1に示す。 表1において、○は摩擦係合要素の係合、×は
解放を示し、F(フリー)は一方向クラツチの自
由回転、L(ロツク)は一方向クラツチの係合を
示す。
【表】 図中100は公知の前3段後進1段の自動変速
機の油圧制御装置の1例であり、油溜め101よ
り油ポンプ102により吸い上げられた油は、油
圧制御弁103により所定の油圧(ライン圧)に
調圧され油路104に導かれる。油路104に導
かれた圧油はマニユアル弁105を介して1−2
シフト弁106および2−3シフト弁107に導
かれる。 108はスロツトル弁でありスロツトル開度に
応じた油圧(スロツトル圧)を油路109に発生
している。 110はガバナ弁であり車速に応じた油圧(ガ
バナ圧)を油路111に発生している。 1−2シフト弁106および2−3シフト弁1
07は、油路109および油路111から供給さ
れるスロツトル圧およびガバナ圧の大きさに関連
して油路112,113,114の開閉を制御
し、クラツチおよびブレーキの油圧サーボC−
1,C−2,B−1,B−2,B−3への油圧の
給排を制御している。 この実施例においては、前進第1速時には油圧
サーボC−1に圧油が供給され、前進第2速時に
は油圧サーボC−1,B−2に圧油が供給され、
前進第3速時には油圧サーボC−1,C−2,B
−2に圧油が供給され、後進時には油圧サーボC
−2,B−3に圧油が供給される。 マニユアル弁105は、運転席に設けられたシ
フトレバーと連結されており、手動操作によりシ
フトレバーのレンジに応じてP(パーキング)、R
(リバース)、N(ニユートラル)、D(ドライブ)、
2(セカンド)、L(ロー)の各位置に移動する。 第1図におけるトランスフア40は、第2図に
も示す如く摩擦係合要素でアるクラツチC3、ブ
レーキB4およびクラツチC4とプラネタリギア
セツトP1,P2の出力軸32を入力軸とし、該
入力軸32に固着されたカバナ弁110、前記入
力軸32に直列的に配されたトランスフアの第1
出力軸42、前記入力軸32と第1出力軸42と
の間に配されたプラネタリギアセツトPf、前記
第1出力軸42に回転自在に外嵌された4輪駆動
用スリーブ51、前記入力軸32に平行して並設
された第1出力軸42と反対方向に取付けられた
第2出力軸52、前記スリーブ51と第2出力軸
52との間の伝動装置53を有する。プラネタリ
ギアセツトPfは入力軸32の端部にスプライン
嵌合されたサンギア44、該サンギア44と歯合
するプラネタリピニオン45、該プラネタリピニ
オン45と歯合するリングギア46、および該プ
ラネタリピニオン45を回転自在に保持すると共
に前記トランスフア40の第1出力軸42の先端
に連結されたキヤリア47からなる。本実施例で
はブレーキB4はリングギア46をトラスフアケ
ース48に係合するための多板式摩擦ブレーキで
あり、トランスフアケース48内に形成されたシ
リンダ49と該シリンダ49内に装着されたピス
トン49Pとで構成される油圧サーボB−4によ
り作動される。クラツチC3はプラネタリギアセ
ツトPfの自動変速機10側に配置され、サンギ
ア44とキヤリア47との断続を行なうものであ
り、キヤリア47に連結されたシリンダ50と該
シリンダ50内に装着されたピストン50Pとで
構成される油圧サーボC−3により作動される。
クラツチC4はキヤリア47に連結された第1出
力軸42とトランスフア40の第2出力軸52を
駆動するための伝動装置53の一方のスプロケツ
ト56に連結したスリーブ51とを断続するため
の多板式摩擦クラツチであり、トランスフアケー
ス48に回転自在に支持されたシリンダ58と該
シリンダ58内に装着されたピストン58Pとで
構成される油圧サーボC−4により作動される。
伝動装置53は、スリーブ51と形成されたスプ
ロケツト56、第2出力軸52にスプライン嵌合
されたスプロケツト55およびこれらスプロケツ
ト間に張設されたチエーン57からなる。 油圧サーボC−3のシリンダ50の外周側に
は、パーキングギア59が周設されており、自動
変速機10のシフトレバーをパーキング位置に選
択したとき歯止めがパーキング爪(図示せず)に
噛み合い第1出力軸42を固定する。 60は4輪駆動用トランスフア40のクラツチ
C3,C4およびブレーキB4の油圧サーボC−
3,C−4およびB−4に油圧を給排するトラン
スフア制御装置200が設けられているトランス
フアバルブボデイ、61はそのオイルパンであ
る。クラツチC3,C4およびブレーキB4の油
圧サーボC−3,C−4およびB−4に供給され
る圧油は、トランスミツシヨンケース62に締結
されたオイルパン62Aによりトランスミツシヨ
ンケース62とトランスフアケース48に取付け
られたパイプ64を介してトランスフア制御装置
200が設けられているトランスフアバルブボデ
イ60に導かれる。 このトランスフアは第3図に示すAの如く車両
の機関Eに装着された自動変速機Dに取付けら
れ、第1出力軸42は後輪駆動用プロペラシヤフ
トCに連結され、他方の出力軸である第2出力軸
52は前輪駆動用プロペラシヤフトBに連結され
て使用される。 通常走行時には油圧サーボC−3に自動変速機
の油圧制御装置に供給されるライン圧を供給して
クラツチC3を係合せしめ、油圧サーボB−4お
よびC−4を排圧してブレーキB4およびクラツ
チC4を解放せしめる。これによりプラネタリギ
アセツトPfのサンギア44とキヤリア47とは
連結され、動力は入力軸32から第1出力軸42
に減速比1で伝達され後輪のみの2輪駆動走行が
得られる。このとき入力軸32からの動力は、サ
ンギア44、プラネタリギアピニオン45、リン
グギア46を介さずにクラツチC3を介してキヤ
リア47より第1出力軸42に伝達されるので、
各ギアの歯面に負荷がかららず、ギアの寿命が増
加する。この2輪駆動走行中4輪駆動走行が必要
となつたときは運転席に設けたシフトレバー(図
示せず)を手動シフトし、トランスフア制御装置
200油圧サーボC−4にライン圧を徐々に供給
しクラツチC4を円滑に係合せしめると、第1出
力軸42とスリーブ51とが連結され、伝動装置
53、第2出力軸52およびプロペラシヤフトB
(第1図に図示)を経て前輪にも動力が伝達され
入力軸32から第1出力軸42および第2出力軸
52に減速比1で動力伝達がなされ、4輪駆動直
結走行状態(高速4輪駆動状態)が得られる。こ
の4輪駆動走行中、急坂路など出力トルクの増大
が必要なときに手動スイツチにより油圧サーボへ
の油圧は高速4輪駆動状態と低速4輪駆動状態と
の切換弁であるインヒビタ弁240およびダウン
シフトタイミング弁260を作用せしめ油圧サー
ボB−4へライン圧を徐々に供給するとともに適
切なタイミングで油圧サーボC−3の油圧を給排
し、ブレーキB4を徐々に係合せしめるとともに
クラツチC3を円滑に解放させる。これによりサ
ンギア44とキヤリア47とは解放されるととも
にリングギア46は固定され、動力は入力軸32
からサンギア44、プラネタリピニオン45、キ
ヤリア47を介して減速され第1出力軸42およ
び第2出力軸52に伝達され、トルクの大きな4
輪駆動減速走行状態(低速4輪駆動状態)が得ら
れる。表2に走行状態とブレーキB−4、クラツ
チC3,C4の係合および解放状態を示す。
【表】 表2において○は摩擦係合要素の係合状態を示
し、×は解放状態を示す。減速比(例の3.0)は、
遊星歯車機構のサンギア44とリングギア46の
歯数比をλとし、歯数比λを0.5とした場合の減
速比=(1+λ)/λ=3.0で算出したものであ
る。 4輪駆動用トランスフア制御装置200は、第
1ソレノイド弁210、第2ソレノイド弁22
0、切換え弁230、インヒビタ弁240、該イ
ンヒビタ弁240を介した直結用係合圧の排油路
207に設けたダウンシフトタイミング弁26
0、直結用摩擦係合要素すなわち多板クラツチC
3の油圧サーホC−3に連絡する第1油路20
1、減速用摩擦係合要素すなわち多板ブレーキB
4の油圧サーボB−4に連絡する第2油路20
2、4輪駆動用摩擦係合要素すなわち多板クラツ
チC4の油圧サーボC−4に連絡する第3油路2
03、切換え弁230とインヒビタ弁240の所
定油室を連絡する第4油路204、前記第1、
2、3油路にそれぞれ設けられたチエツク弁31
0,320,330、ライン油圧路104とオリ
フイス340,350を介した第1ソレノイド圧
の油路205および第2ソレノイド圧の油路20
6から構成される。 第1、2ソレノイド弁210,220はそれぞ
れムービングコア211,221、ソレノイド2
12,222、スプリング213,223、開口
214,224、排油口215,225からな
り、ソレノイド212,222が通電したときム
ービングコア211,221を図示上方に移動さ
せ開口214,224を開き、オリフイス34
0,350によりライン圧油路104と仕切られ
た油路205,206の油圧を排油口215,2
25より排出する。ソレノイド212,222が
非通電のときは、ムービングコア211,221
はスプリング213,223により図示下方に移
動され開口214,224を閉ざし、油路20
5,206にハイレベルのソレノイド油圧(ライ
ン圧)を発生する。 インヒビタ弁240は、図示下方から、3個の
第1、第2、第3の順のスプール241,24
2,243を有し、第1スプール241は下端に
スプリング244を背設したスリーブ状ランド2
45と2つのランド246,247を有し、下端
油室248、スリーブ状ランド245とランド2
46とランド247の間の中間油室249,25
0、第1スプール241と第2スプール242の
間の油室251、第2スプール242と第3スプ
ール243の間の油室252、上端油室253が
形成されている。該インヒビタ弁240は、第1
スプール241が図示上方に設定された時には、
下端油室248はスリーブ状ランドの油口254
Aを介してガバナ圧油路111と連通し、中間油
室249はライン圧油路104と第2油路202
を連絡し、中間油室250は第1油路201と排
油口266を連絡し、第1スプール241が図示
下方に設定された時は、下端油室248はスリー
ブ状ランドの油口254Aを介して排油口254
と連通し、中間油室249は第2油路202と排
油口255を連絡し、中間油室250はライン圧
油路104と第1油路201を連絡している。ま
た、油室251は常時ガバナ圧油路111と連絡
し、油室252は常時第4油圧路204と連絡
し、上端油室253は常時油路206と連絡して
いる。 切換え弁230は、図示下方にスプリング23
2を背設し、3個のランドを設けたスプール23
1を有し、図示下方から下端油室233、第1中
間油室234、第2中間油室235、上端油室2
36が形成されている。該切換え弁230は、第
1ソレノイド圧の油路205が連絡された上端油
室236にハイレベルのソレノイド圧が印加され
るとスプール231は図示下方に移動し、第2中
間油室235を介してライン圧油路104と第3
油路203とが連絡されてクラツチC4の油圧サ
ーボC−4にライン圧が供給され、第1中間油室
234を介して第4油路204とオリフイス23
9を備える排油口237とが連通されてインヒビ
タ弁の油室252は排圧され、また上端油室23
6に印加されるソレノイド圧がローレベルに転ず
ると、スプリング232によりスプール231は
図示上方に移動し、第1中間油室234を介して
ライン油圧路104と第4油圧路204とが連絡
されインヒビタ弁の油室252にライン圧が供給
され、第2中間油圧室235を介して第3油路2
03と排油口238とが連通されて油圧サーボC
−4は排圧される。 ダウンシフトタイミング弁260は、図示下方
にスプリング262を背設し、2つのランドが設
けられたスプール261を有し、図示下方から下
端油室263、中間油室264、上端油室265
が形成されている。該ダウンシフトタイミング弁
260は、下端油室263が常時減速用油路20
2と連絡し、上端油室265が常時ライン圧油路
104と連絡し、中間油室264は常時排油路2
07およびオリフイス267を設けたゆつくり排
圧するための排油口266と連絡するとともに、
スプール261が図示上方に設定されるとすみや
かに排圧するために排油口268とも連絡する。
なおスプール261が図示上方に設定されるの
は、上端油室265に印加されるライン圧が設定
値以下(すなわちスロツトル開度が小さい)でス
プリング262のばね荷重より弱いとき、または
下端油室263に多板ブレーキB4の係合圧が導
入されるときである。 運転席の手動シフトを操作して、H2、または
H4、またはL4レンジを設定すると後記する電
子制御装置により表2に示す如く第1、2ソレノ
イド弁210,220がON、OFF制御され、ト
ランスフア制御装置200から各油圧サーボB−
4,C−3,C−4に選択的に送られる作動圧油
により各摩擦係合要素が働いて、トランスフア4
0は各変速状態(H2またはH4またはL4)に
変速される。また上記の如く油圧回路構成により
第1ソレノイド弁210がONされると、第2ソ
レノイド弁220のONまたはOFFに関係なくト
ランスフアはH2に設定される。 ソレノイド弁210,220の作動は表3に示
すとおりである。ONは通電、OFFは非通電であ
る。さらにAはトランスフア40の手動シフト、
Bはトランスフア40の変速状態である。
【表】 トランスフアの手動シフトの各設定レンジにお
ける作動を説明する。 (A) 手動シフトがH2レンジで、トランスフアが
H2(2輪駆動直結状態)の時 第1ソレノイド弁210→ON 第2ソレノイド弁220→OFF であるので、ライン圧は油路104よりオリフ
イス340を通り油路205に導かれるが通電
されている第1ソレノイド弁210によりドレ
ーンされ、上端油室236に出力しないので、
切換え弁230はスプール231がスプリング
232により図示上方に設定され、ライン圧は
油路104、油室234、第4油路204を通
り油室252に印加され、インヒビタ弁の第2
スプール242および第1スプール241を図
示下方に設定する。したがつてライン圧は油路
104、油室250、第1油路201およびチ
エツク弁310を介してクラツチC3の油圧サ
ーボC−3に導入される。また油圧サーボC−
4およびB−4の油圧はそれぞれ排油口238
および255からドレーンされる。したがつて
トランスフア40はH2(2輪駆動直結状態)
になる。 (B) 手動シフトがH4レンジで、トランスフアが
H4(4輪駆動直結状態)の時 第1ソレノイド弁210→OFF 第2ソレノイド弁220→OFF であるので、ライン圧は油路104よりオリフ
イス340を通り油路205に導かれるが、第
1ソレノイド弁210が非電通であるので、上
端油室236に出力し、切換え弁230はスプ
ール231が図示下方に設定される。したがつ
てライン圧は油路104、第2中間油室23
5、第3油路203およびチエツク弁330を
介してクラツチC4の油圧サーボC−4に導入
される。一方ライン圧は油路104よりオリフ
イス350を通り油路206にも導かれるが、
第2ソレノイド弁220が非通電であるので、
上端油室253に出力し、インヒビタ弁240
は第3、第2、第1スプール243,242,
241が図示下方に設定される。したがつてク
ラツチの油圧サーボC−3にライン圧が導入さ
れる。また油圧サーボB−4の油圧は排油口2
55からドレーンされる。したがつてトランス
フア40はH4(4輪駆動直結状態)になる。 (C) 手動シフトがL4レンジで、車速が設定値以
上で、H4(4輪駆動直結状態)の時 第1ソレノイド弁210→OFF 第2ソレノイド弁220→ON であるので、ライン圧は油路104よりオリフ
イス340を通り油路205に導かれるが、第
1ソレノイド弁210が非電通であるので、上
端油室236に入力し、切換え弁230はスプ
ール231が図示下方に設定される。したがつ
てライン圧はクラツチC4の油圧サーボC−4
に導入される。一方ライン圧は油路104より
オリフイス350を通り油路206にも導かれ
るが、通電されているソレノイド弁220によ
りドレーンされ、インヒビタ弁240の上端油
室253に入力しない。また油室252にもラ
イン圧は入力していない。ここで油室251に
ガバナ圧が入力しているので、第2、3スプー
ル242,243は図示上方に移動し、またガ
バナ圧が設定値以上であるのでスプリング24
4のばね荷重に打勝つて第1スプール241は
図示下方に設定される。したがつてライン圧は
クラツチC3の油圧サーボC−3に導入され
る。また油圧サーボB−4の油圧は排油口25
5からドレーンされる。したがつてトランスフ
ア40はH4(4輪駆動直結状態)になる。 (D) 手動シフトがL4レンジで、車速が設定値以
下で、L4(4輪駆動直結状態)の時 第1ソレノイド弁210→OFF 第2ソレノイド弁220→ON であるので、ライン圧は油路104よりオリフ
イス340を通り油路205に導かれるが、第
1ソレノイド弁210が非電通であるので、上
端油室236に入力し、切換え弁230はスプ
ール231が図示下方に設定される。したがつ
てライン圧はクラツチC4の油圧サーボC−4
に導入される。一方ライン圧は油路104より
オリフイス350を通り油路206にも導かれ
るが、通電されているソレノイド弁220によ
りドレーンされ、インヒビタ弁240の上端油
室253に入力しない。また油室252にもラ
イン圧は入力しない。ここで油室251にガバ
ナ圧が入力しているので、第2、3スプール2
42,243は図示上方に移動し、またガバナ
圧が設定値以下であるのでスプリング244の
ばね荷重に負けて第1スプール241は図示上
方に設定され、スリーブの油口254Aを介し
て下端油室248にガバナ圧が入力する。した
がつてライン圧は油路104、油室249、第
2油路202およびチエツク弁320を介して
多板ブレーキB4の油圧サーボB−4に導入さ
れる。また油圧サーボC−3の油圧は直結用油
路201、第2中間油室250、排油路20
7、ダウンシフトタイミング弁260の中間の
油室264を介して排油口266,268から
ドレーンされる。したがつてトランスフア40
はL4(4輪駆動減速状態)になる。 またインヒビタ弁240の第1スプール24
1は油室251と下端油室248とに面する上
下端面の面積が同じであるので、図示上方に移
動して油室251と下端油室248の両方にガ
バナ圧が導入されると、ガバナ圧(車速)が大
きくなつても図示下方に移動せず、手動シフト
をH2レンジまたはH4レンジに設定して油室
252あるいは上端油室253にライン圧が導
入されない限り、スプリング244のばね荷重
で図示上方に設定されたままである。したがつ
て手動シフトがL4レンジに設定され、一旦車
速(ガバナ圧)が所定値以下になつてL4にな
ると、車速(ガバナ圧)が大きくなつてもL4
が維持される。 手動シフトがH2またはH4レンジで車速が低
く、スロツトル開度が大きい時(大きな駆動力が
必要な時) 第1ソレノイド弁210→OFF 第2ソレノイド弁220→ON であるので、ライン圧は油路104よりオリフイ
ス340を通り油路205に導かれるが、第1ソ
レノイド弁210が非電通であるので、上端油室
236に入力し、切換え弁230はスプール23
1が図示下方に設定される。したがつてライン圧
はクラツチC4の油圧サーボC−4に導入され
る。一方ライン圧は油路104よりオリフイス3
50を通り油路206にも導かれるが、通電され
ているソレノイド弁220によりドレーンされ、
インヒビタ弁240の上端油室253に入力しな
い。また油室252にもライン圧は入力しない。
ここで油室251にガバナ圧が入力しているの
で、第2、3スプール242,243は図示上方
に移動し、またガバナ圧が設定値以下であるので
スプリング244のばね荷重に負けて第1スプー
ル241は図示上方に設定され、スリーブの油口
254Aを介して下端油室248にガバナ圧が入
力する。したがつてライン圧は油路104、油室
249、第2油路202およびチエツク弁320
を介して多板ブレーキB4の油圧サーボB−4に
導入される。また油圧サーボC−3の油圧は直結
用油路201、第2中間油室250、排油路20
7、ダウンシフトタイミング弁260の中間の油
室264を介して排油口266,268からドレ
ーンされる。したがつてトランスフア40はL4
(4輪駆動減速状態)になる。 電子制御装置を第5図に示すブロツク図に基づ
き説明する。 電子制御装置600は、車速を検出する車速セ
ンサ501、スロツトル開度を検出するスロツト
ル開度センサ502、自動変速機10のトルク比
を検出するために変速手段を設定するシフトレバ
ーのシフトポジシヨンを検出するシフトスイツチ
503、トランスフア40のシフトスイツチ50
4からの出力信号を入力する入力ポート611、
前記ソレノイド弁210,220へ出力する出力
ポート612、中央演算処理装置CPU、記憶回
路に予め設定された4輪駆動変速機の変速線図
(自動変速機10の設定レンジが2レンジの場合
を第6図に、自動変速機10の設定レンジがLレ
ンジの場合を第7図に示す)を記憶するリードオ
ンメモリROM、ランダムアクセスメモリRAM
からなる。 第6図に示す2レンジの場合の変速線図は主変
速機の第1速と第2速の変速を行う変速線よりも
低車速側に設定されている。また第7図に記すL
レンジの場合の変速線図は2レンジの場合の変速
線図よりも高車速側に設定されている。 ここで第6,7図で示した変速線図はH2,H
4←→L4が変速が頻繁に行われないようにヒステ
リシスを設けてある。 第8図は電子制御装置600の作動フロチヤー
トを示す。 スターターキーをONしてエンジンEを作動さ
せ701、つぎに車速センサ501より車速信
号、スロツトル開度センサ502よりスロツトル
開度信号、自動変速機10のシフトスイツチ50
3より自動変速機シフトレンジ信号、トランスフ
ア40のシフトスイツチ504よりトランスフア
シフトレンジ信号を入力し702、トランスフア
40の手動シフトがL4レンジに設定されている
か否かを判断し703、L4レンジの時、 第1ソレノイド弁210→OFF 第2ソレノイド弁220→ON とされ、トランスフア40はL4に変速され70
4、その後702へ帰還する。L4レンジではな
い時、自動変速機10のシフトレバーが2レンジ
に設定されているか否かを判断し705、2レン
ジの時、ROMより第6図に示し2レンジ変速線
図を読込み、副変速機の変速線図を設定し(設定
手段706)、H4→L4変速範囲か否かを判断
し707、H4→L4変速範囲の時、速ち車速が
低く、スロツトル開度が大きい時(大きな駆動力
が必要な時)であると判断し、第2の変速実行手
段704へ進み、H4→L4変速範囲ではない
時、即ち車速が高く、スロツトル開度が小さい時
(小さな駆動力で良い時)であると判断し、トラ
ンスフア40の手動シフトがH4レンジに設定さ
れているか否かを判断し708、H4レンジの
時、第1の変速実行手段709において、 第1ソレノイド弁→OFF 第2ソレノイド弁→OFF とされ、トランスフア40はH4レンジに変速さ
れ、その後へ帰還する。H4レンジでない時、第
1の変速実行手段710において、 第1ソレノイド弁210→ON 第2ソレノイド弁220→OFF とされ、トランスフア40はH2に変速され70
4、その後702へ帰還する。第1の判断手段7
05において自動変速機10のシフトレバーが2
レンジに設定されていない時、第1の判断手段7
11において自動変速機10のシフトレバーがL
レンジに設定されているか否かを判断し、Lレン
ジでない時、708へ進み、Lレンジの時、設定
手段706′においてROMよりLレンジ変速線
図(第7図)を読込み、つぎに第2の判断手段7
07へ進む。以下前述の2レンジの場合と同様に
処理される。 第9図は本発明の車両用自動変速機の主変速機
に使用されるVベルト式無段変速機を示す。 800はエンジン、802はキヤブレタ、82
0は該エンジン800と駆動側車軸との間に設け
られた伝動装置であり、エンジンの出力軸801
に連結されたフルードカツプリング821、デイ
フアレンシヤルギア822に連結された減速歯車
機構823、およびVベルト式無段変速機830
と前進後新切換え用遊星歯車変速機840とから
なる無段変速装置により構成される。 フルードカツプリング821は、ポンプインペ
ラ821A、および出力軸821Dに連結された
タービンランナ821Bからなる周知のものであ
る。なお、フルードカツプリングの代りに流体式
トルクコンバータまたは機械的クラツチが用いら
れてもよい。 Vベルト式無段変速機830は、該無段変速機
830の入力軸であるフルードカツプリング出力
軸821Dに連結された固定フランジ831A、
該固定フランジ831Aと対向してV字状空間を
形成するように設けられた可動フランジ831
B、および該可動フランジ831Bを駆動する油
圧サーボ831Cからなる入力側プーリ831
と、無段変速機830の出力軸である中間軸82
6に連結された固定フランジ832A、該固定フ
ランジ832Aと対向してV字状空間を形成する
ように設けられた可動フランジ832B、および
該可動フランジ832Bを駆動する油圧サーボ8
32Cからなる出力側プーリ832と、これら入
力側プーリ831および出力側プーリ832との
間を連結するVベルト833とで構成される周知
のものである。 前進後進切換え用遊星歯車変速装置840は、
無段変速機830の出力軸である中間軸826に
連結されたサンギア841、変速装置のケース9
00に多板ブレーキ842を介して係合されたリ
ングギア843、サンギア841とリングギア8
43との間の回転自在に歯合されたダブルプラネ
タリギア844、該ダブルプラネタリギア844
を回転自在に支持するとともに多板クラツチ84
5を介して中間軸826に連結されさらに遊星歯
車変速機840の出力軸である第2中間軸847
に連結されたプラネタリキヤリア846、多板ブ
レーキ842を作動させる油圧サーボ848、お
よび多板クラツチ845を作動される油圧サーボ
849により構成される。この前進後進切換え用
遊星歯車変速機840は、多板クラツチ845が
係合し、多板ブレーキ842が解放しているとき
減速比1の前進ギアが得られ、多板クラツチ84
5が解放し、多板ブレーキ842が係合している
とき減速比1.02の後進ギアとなる。この後進での
減速比1.02は通像の自動車用変速機の後進時の減
速比に比較して小さいが、本実施例では、Vベル
ト式無段変速機のおいて得られる減速比(たとえ
ば2.4)と、後記する減速歯車機構823におい
て減速を行つているので、全体として適切な減速
比が得られる。 減速歯車機構823は、Vベルト式無段変速機
830で得られる変速範囲が通常の車両用変速装
置により達成される変速範囲より低いことを補う
ためのものであり、入出力軸間で減速比1.45の変
速を行いトルクの増大を行つている。 902は入力側プーリ831の回転速度を検出
する回転速度センサ、903は車速センサ、90
4はキヤブレタ801のスロツトル開度を検出す
るスロツトル開度センサである。さらに、950
は副変速機であり、減速歯車機構823の第3の
中空出力軸823Aと連結したサンギア951、
サンギア951と噛合したプラネタリピニオン9
52、該プラネタリピニオン952と噛合された
リングギア953、プラネタリピニオン952を
回転自在に支持するキヤリア954、クラツチ9
55、リングギア953をケース956に固定す
るブレーキ957からなる高速段、低速段切換機
構960と、該切換機構960のキヤリア954
と常時連結した第1出力軸958、クラツチ95
9係合時キヤリア954と連結する第2出力軸9
61からなる2輪4輪切換機構970とからな
る。 本実施例においても第5図、第6図、第7図、
第8図に示した制御装置により同様に制御され
る。ただしシフトスイツチ5は無段変速機830
のトルク比を設定するシフトレバー(図示せず)
のシフトポジシヨンを検出する。 以上の実施例において主変速機のトルク比を主
変速機のシフトレバーのシフトポジシヨンより検
出したが他に、 (イ) 主変速機の入力軸と出力軸のトルクまたは回
転数を検出する。 (ロ) 主変速機の変速段を確定する油圧サーボの作
動油圧を検出する。 (ハ) 主変速機が電子制御装置により制御される場
合その制御装置の変速信号を検出する。 などによつても同様に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用自動変速機の変速制御
装置に関係するトランスフアと公知の自動変速機
の骨格図、第2図はその断面図、第3図は車両の
動力伝達系を示す概略図、第4図は前進3段後進
1段の自動変速機に適用した場合の本発明の車両
用自動変速機の変速制御装置にかかる4輪駆動用
トランスフアの油圧制御装置の回路図、第5図は
本発明の車両用自動変速機の変速制御装置のブロ
ツク図、第6図は本発明の車両用自動変速機の変
速制御装置にかかる変速線図、第7図は本発明の
車両用自動変速機の変速制御装置にかかる変速線
図、第8図は本発明の車両用自動変速機にかかる
電子制御装置の作動フローチヤート、第9図は本
発明の車両用自動変速機の変速制御装置の主変速
機に使用されるVベルト式無段変速機の骨格図で
ある。 図中10……自動変速機(主変速機)、40…
…4輪駆動用トランスフア(副変速機)、501
……車速センサ、502……スロツトル開度セン
サ、503……シフトスイツチ、600……電子
制御装置、704……第2の変速実行手段、70
5,711……第1の判断手段、706,70
6′……設定手段、707……第2の判断手段、
709,710……第1の変速実行手段、D……
前進レンジ、2,L……低速レンジ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の変速段を有する主変速機と、該主変速
    機に駆動連結され高速段と低速段との切換が可能
    な副変速機と、前記主変速機と前記副変速機のそ
    れぞれの変速段の変速を制御する電子制御装置と
    を備えてなる車両用自動変速機において、 前記主変速機の複数の変速段間を自動変速させ
    ることのできる前進レンジと、前記主変速機の複
    数の変速段のうち低速段側を主体に変速させる低
    速レンジとを有し、運転者により前記前進及び低
    速レンジを選択操作されるシフトレバーを備え、 前記電子制御装置は、 前記シフトレバーの選択されたレンジを検出す
    るシフトスイツチと、 車速を検出する車速センサと、 スロツトル開度を検出するスロツトル開度セン
    サと、 車速とスロツトル開度により定められ、前記主
    の変速機の最低変速段の変速領域内に前記副変速
    機の低速段と高速段との間の変速線を設定する設
    定手段と、 前記シフトスイツチの信号により前記低速レン
    ジが選択されているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 前記車速センサ及び前記スロツトル開度センサ
    からの信号を、前記設定手段により設定された変
    速線と比較し、前記副変速機の低速段の変速領域
    か否かを判断する第2の判断手段と、 前記第1の判断手段が前記低速レンジが選択さ
    れていないと判断した場合に、前記副変速機を高
    速段に変速させる第1の変速実行手段と、 前記第1の判断手段が前記低速レンジが選択さ
    れていると判断し、かつ前記第2の判断手段が前
    記副変速機の低速段の変速領域であると判断した
    場合に、前記副変速機を低速内に変速させる第2
    の変速実行手段とを有することを特徴とする車両
    用自動変速機。 2 前記シフトレバーの前記低速レンジは2レン
    ジとLレンジとからなり、前記Lレンジは前記2
    レンジよりもさらに前記主変速機の最低変速段側
    を主体とした変速を行ない、前記設定手段は前記
    2レンジ及びLレンジにそれぞれ対応した変速線
    を設定し、該設定された変速線は、前記2レンジ
    よりもLレンジのほうが高車速側で設定されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    車両用変速機の制御装置。
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