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JPH05198787A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05198787A
JPH05198787A JP4321410A JP32141092A JPH05198787A JP H05198787 A JPH05198787 A JP H05198787A JP 4321410 A JP4321410 A JP 4321410A JP 32141092 A JP32141092 A JP 32141092A JP H05198787 A JPH05198787 A JP H05198787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
imaging device
state imaging
layer
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4321410A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiraki Kozuka
開 小塚
Masato Yamanobe
正人 山野辺
Shigetoshi Sugawa
成利 須川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to DE69229590T priority Critical patent/DE69229590T2/de
Priority to EP92119053A priority patent/EP0542152B1/en
Priority to JP4321410A priority patent/JPH05198787A/ja
Publication of JPH05198787A publication Critical patent/JPH05198787A/ja
Priority to US08/388,894 priority patent/US5557121A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
    • H10F39/10Integrated devices
    • H10F39/12Image sensors
    • H10F39/197Bipolar transistor image sensors

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、暗電流を抑えてSN比の大
きな信号が得られ、しかも高解像度で撮像が行える固体
撮像装置、及び製造工程が簡略化され、歩留りが高くな
るような構成の固体撮像装置の製造方法を提供すること
にある。 【構成】 電荷を蓄積可能な電荷蓄積部302と、前記
蓄積部302に蓄積された電荷に基づいて信号を出力す
る為の出力回路303と、を備えた基体301と、前記
基体の表面上に設けられ、前記電荷蓄積部上に開孔を有
する絶縁膜304と、前記絶縁膜304上に設けられ、
前記開孔を介して前記電荷蓄積部302に電気的に接続
された感光層306と、を具備する固体撮像装置におい
て、前記開孔内には埋込領域305が形成されており、
前記絶縁膜304の表面と前記埋込領域305の表面と
は実質的に平坦化されていることを特徴とする固体撮像
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、ビデオ
カメラ、複写機等の情報処理装置の入力部として用いら
れる固体撮像装置に関し、特に、信号電荷蓄積部、信号
読み出し回路、走査回路、駆動回路などを形成した単結
晶半導体回路基体上に感光膜を積層した固体撮像装置及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体を利用した固体撮像装置の
普及が拡大しており、より高性能で低価格の固体撮像装
置が要求されている。
【0003】従来から用いられている固体撮像装置とし
ては、例えばCCDやMOS型固体撮像装置等のよう
に、受光素子部、信号電荷蓄積部、信号読み出し回路、
走査回路、信号処理回路等の周辺回路を同一半導体基板
上に形成したものが主流であるが、最近は光導電膜を受
光素子としてこれらの半導体基板上に積層した積層型固
体撮像装置なども提案されている。
【0004】従来技術としてMOS型固体撮像装置の一
例を図16に示す。
【0005】同図において、101はp型シリコン基
板、102はp+ 領域、103はp-領域、104はn+
型ソース領域、105はn型ドレイン領域、106は
ゲート酸化膜、107はゲート電極用ポリシリコン、1
08は第1シリコン酸化膜、109は電極、116はパ
ッシベーション膜である。
【0006】この例の場合、受光素子は104のn+
ソース領域と103のp- 形領域と102のp+ 領域か
ら構成されるn+-+ ダイオードであり、このダイ
オードが信号電荷蓄積部も兼ねている。
【0007】また、この固体撮像装置に感光膜を積層し
た積層型固体撮像装置の従来例を図17に示す。同図に
おいて、110は第1画素電極、111は第2シリコン
酸化膜、112は第3シリコン酸化膜、113は第2画
素電極、114は感光膜としての光導電膜、115は透
明電極であり、その他は図18に対応している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては、以下に示すような解決すべき課
題がある。
【0009】図16に示した従来の固体撮像装置におい
ては、受光素子は所望の光吸収特性を得るために、n+
-+ ダイオードのp- 領域の厚み、及び不純物濃度
を設定しているが、このn+-+ ダイオードは信号
電荷蓄積容量としての機能も兼ね備えている。そのた
め、受光特性を考慮したp- 領域の厚さ、及び不純物濃
度では所望の蓄積容量を得ることができなくなり、飽和
信号電荷量が減少し、ダイナミックレンジが低下してし
まうという問題が生じ、また同様に、蓄積容量を優先さ
せたp- 領域の設計では所望の受光特性を得られない。
【0010】即ち、この構造においては、所望の受光素
子特性と蓄積容量特性の双方を得ることは難しいという
問題がある。これは、前述した従来例の受光素子の構造
としてn+-+ ダイオードによる受光素子の構造に
限らず、他の構造でも同様の問題が生じる。
【0011】次に、図17に示したような、従来の積層
型固体撮像装置においては、光導電膜114が受光素子
となり、蓄積容量はおもにn+ ソース領域104の接合
容量で決定することができるため、図16で上述した問
題は回避できるのであるが、以下のような解決すべき課
題がある。
【0012】図17に示した種々の素子、回路を形成し
た半導体回路基板は、光導電膜形成面の凹凸が大きく、
この状態で光導電膜を積層すると光導電膜の暗電流の増
加や解像度の低下といった問題が生じるため、光導電膜
の形成面を平坦化する必要が生じてくる。そこで本発明
者等は次のような製造工程を採用し図17に示す装置を
作製した。
【0013】以下、図18乃至図24を参照して簡単に
そのプロセスを説明すると、 (1)半導体基板にMOSプロセスを用いてデバイスを
形成した後、層間絶縁膜として第2シリコン酸化膜11
1を堆積し、ソース領域上にコンタクトホールを形成す
る(図18)。 (2)第1画素電極110を形成する(図19)。 (3)第3シリコン酸化膜112を堆積してレジストを
塗布し、平坦な面を形成する(図20)。 (4)レジストと第3シリコン酸化膜112のエッチン
グレートが等しくなるような条件で、例えば平行平板型
のドライエッチング装置を用いて全面をエッチングす
る。ここで平坦な第3シリコン酸化膜112を得ること
ができる(図21)。 (5)第1画素電極110と第2画素電極113とのコ
ンタクトをとるためのコンタクトホールを形成する(図
22)。 (6)第2画素電極113を形成する(図23)。 (7)光導電膜114を積層する(図24)。
【0014】すなわち、このプロセスにおいては、半導
体回路形成後、(1)のコンタクトホール、(2)の第
1画素電極、(5)のコンタクトホール、(6)の第2
画素電極、の合計4枚のフォトマスクが必要になるわけ
である。
【0015】従って、このような従来の積層型固体撮像
装置においては、工程が複雑になり、かつ電極間のショ
ート等も発生しやすく、その結果、歩留まりが低下する
という問題が生じる。
【0016】なお、前記は従来例としてMOS型固体撮
像装置、及びその積層型固体撮像装置を示したが、CC
D、SIT型、バイポーラ型等の固体撮像装置において
も受光部、及び信号電荷蓄積部は基本的に同様の構造で
あり、したがって、いずれの固体撮像装置においても前
記の問題点がある。
【0017】[発明の目的]本発明の目的は製造工程が
簡略化され歩留りが高くなるような構成の固体撮像装置
及びその製造方法を提供することにある。
【0018】本発明の別の目的は、暗電流を抑えてSN
比の大きな信号が得られ、しかも高解像度で撮像が行え
る固体撮像装置及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、電荷を
蓄積可能な電荷蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された電荷
に基づいて信号を出力する為の出力回路とを備えた基体
と、前記基体の表面上に設けられ、前記電荷蓄積部上に
開孔を有する絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられ、前記
開孔を介して前記電荷蓄積部に電気的に接続された感光
層と、を具備する固体撮像装置において、前記開孔内に
は埋込領域が形成されており、前記絶縁膜の表面と前記
埋込領域の表面とは実質的に平坦化されていることを特
徴とする固体撮像装置により達成される。
【0020】また、本発明の目的は、電荷を蓄積可能な
電荷蓄積部に蓄積された電荷に基づいて信号を出力する
為の出力回路を備えた基体と、前記基体の表面上に設け
られ前記電荷蓄積部上に開孔を有する絶縁膜と、前記絶
縁膜上に設けられ、前記開孔を介して前記電荷蓄積部に
電気的に接続された感光層と、を有する固体撮像装置の
製造方法において、前記基体上に前記絶縁膜を形成し、
前記開孔内に埋込領域を形成して、該埋込領域の表面と
前記絶縁膜の表面とを平坦化し、前記埋込領域と前記絶
縁膜との上に前記感光層を形成することを特徴とする製
造方法により達成される。
【0021】[実施態様例]以下、本発明の好適な実施
態様例について説明する。
【0022】図1は本発明の概念を説明する為の模式図
であり、各部分の詳細は後述する。
【0023】301は基体でありその表面部分には、信
号電荷蓄積部302、信号読出し回路部303、が設け
られている。
【0024】304は基体301の表面を覆う絶縁膜で
あり、その信号電荷蓄積部上の部分にはコンタクトホー
ルが設けられ、その中に埋込層305が設けられてい
る。
【0025】絶縁膜304と埋込層との表面は横方向に
整合しており、平坦化していることがわかる。
【0026】従って、その上に形成された感光膜306
も平坦な膜となっている。
【0027】図1に示した本発明の固体撮像装置を、図
16で示した従来の固体撮像装置と比較すると、本発明
の固体撮像装置は、感光膜306を積層した構成を有し
ていることから蓄積容量部302を基体上で独立に設計
し最適化することが可能になり、ダイナミックレンジの
向上をはかることができる。
【0028】また、本発明の固体撮像装置においては、
電荷蓄積部上に第2導電型の埋め込み層と、その埋め込
み層上に形成された感光膜を有することにより、従来の
積層型固体撮像装置で用いていたようなパターニングを
必要とするような画素電極を必須条件としない。このた
め、工程の簡略化、とりわけパターニング工程の簡略化
が実現できる。
【0029】[感光膜]本発明に用いられる感光膜は検
知すべき光を受けてキャリア(電子・正孔対)を発生し
得るものであればよく、光導電型であっても光起電力型
であってもよい。層構成は単層又は複数層であり、バン
ドギャップや導電率等の特性が連続的に変化しているも
のであってもよい。
【0030】具体的な材料としては、ZnSe,ZnC
dTe,SeTe,SeTeAs,等のSe又はSを主
成分として必要に応じてTe,As,Cdのうち少なく
とも1種の原子を含むカルコゲナイド系の非単結晶半導
体、Siを主成分として必要に応じてH,F,Cl,
O,N,Sn,C,Ge,P,As,B,Al,Gaの
少なくとも1種の原子を含む非単結晶半導体、同様にG
eを主成分又はCを主成分とし上記原子を含む非単結晶
半導体、である。
【0031】具体的には多結晶Si、微結晶Si、アモ
ーファスSi、アモーファスSiGe、アモーファスS
iC、アモーファスSiGeC等である。より好ましく
は水素化又はフッ素化Si、水素化又はフッ素化SiG
e、水素化又はフッ素化SiC単体、又は、これらをド
ーピングしてP型又はN型としたものである。
【0032】層構成は、ショットキーバリア型ホトダイ
オード/PN接合ホトダイオード、PIN接合ホトダイ
オード/一方にショットキー接合を有し他方にオーミッ
クコンタクトを有する光導電素子/一方にPN接合を有
し他方にオーミックコンタクトを有する光導電素子等/
或いはヘテロ接合を有するホトダイオード/又は一方に
ヘテロ接合を有し、他方にオーミックコンタクトを有す
る光導電素子等である。
【0033】具体的にはP型微結晶SiCとノンドープ
アモーファスSiを有する構成、P型アモーファスSi
とノンドープアモーファスSixGeyCz(ここでx
+y+z=1であり、SixCz領域とSix領域とS
ixGey領域とを有しバンドギャップが連続的に変化
しているもの)とを有する構成、P型アモーファスSi
とノンドープアモーファスSiとノンドープアモーファ
スSiGeと共にヘテロ接合を有する構成が挙げられ
る。
【0034】なお、ここでいう微結晶とは、数十Åから
数百Åの粒径を示す微少な結晶粒が単独で存在する構造
又は非晶質中に混在した構造と定義する。ここで結晶粒
の粒径は、X線回折法及びラマン分光法等により求める
ことができる。
【0035】更には、SN比が大きな信号を得る為にア
バランシュホトダイオード(APD)を感光層として用
いることもできる。
【0036】図2はこのようなAPDの無バイアス状態
でのバンド図を示す。
【0037】一方、図3は逆バイアスの印加された動作
状態にあるAPDのバンド図である。
【0038】このようなAPDは「PHOTOELEC
TRIC CONVERSIONAPPARATUS」
というタイトルで米国に1991年4月3日に出願され
た特許願第667,400号の明細書に詳しく記載され
ている。
【0039】このAPDは以下のような作用をする。電
荷注入阻止層309側から入射した光は光吸収層308
で吸収され、光電変換がおこなわれる。生成された電子
−正孔対のうちの電子は各ステップバック構造のエネル
ギー段差によってイオン化を引き起こし、新たな電子−
正孔対を生成して増倍作用を生ずる。当然のことなが
ら、ステップバック構造層おのおのが同様の作用をする
ために、増倍はその層数nに対して2n 生ずる。
【0040】上記APDを構成する光吸収層、及び増倍
層は、低温で形成でき半導体回路基板上への積層に有利
であることから非単結晶半導体材料を用いることが好ま
しい。具体的には水素及び/またはハロゲン元素により
補償された非晶質シリコン、非晶質シリコンゲルマニウ
ム、非晶質シリコンカーバイド、または多結晶シリコン
などである。このように素子の構成材料が非単結晶半導
体材料であるため、プラズマCVD法などで、低温(例
えば200〜300℃)で作成することが可能で、かつ
禁制帯幅の制御も組成変調等が容易にできるため、ステ
ップバック構造の増倍層も比較的容易にできるだけでな
く、熱などによる原子の拡散等が抑制されて比較的確か
なステップバック構造が実現でき、多層に積層する上で
有利である。
【0041】光吸収層308のバンドギャップEg1と
増倍層307の最小バンドギャップEg2、増倍層30
7の最大バンドギャップEg3のの関係は、図2,図3
のものではEg2<Eg1<Eg3となっているがEg
3とEg2との差(エネルギー段差)が一方のキャリア
を増倍するに十分な値をもっていればよく、Eg1の値
は検知する光に応じて適宜設計される。
【0042】[埋込層]本発明の実施態様例において特
徴的な埋込み層は半導体又は導電体で形成される。
【0043】好ましくは、導電型を制御するドーパント
が添加された微結晶材料、多結晶材料、単結晶材料が用
いられる。
【0044】具体的にはSi,Ge,SiGe,Si
C,SiGeC等の上記各結晶構造の半導体である。
【0045】一方、埋込層としては金属材料であっても
よく、Al,Ti,Cr,Ni,Mo,Cu,Pd,P
t,Au,Ir,Ag,In,Taから選択される少な
くとも1種類の原子からなる金属又は合金である。
【0046】特に埋込層に半導体を用いる場合には、そ
の上に設けられる感光層にノンドープ又は真性の半導体
を用いて、埋込層はP型又はN型とする。ことが好まし
い。
【0047】一方、埋込層に金属を用いる場合には、そ
の上に設けられる感光層とショットキー接合を構成する
ように、材料を選択することが好ましいが、感光層と埋
込層との間に電荷注入防止層が介在していてもよい。
【0048】[基体]基体は一般にシリコン単結晶基板
が用いられ、そこに設けられる電荷蓄積部、信号出力回
路等は周知の素子、即ち、MOSトランジスター、バイ
ポーラトランジスター、SIT、CCD等で形成され
る。
【0049】又、高性能、大面積化に対応して、絶縁基
板上に薄膜トランジスターを設けたものであってもよ
い。
【0050】このような出力回路は、発明者大見、田中
に付与されたUSP4,791,469号の明細書、発
明者宮脇に付与されたUSP5,084,747号の明
細書に詳しく記載されている。
【0051】[絶縁層]絶縁層は、基体上に形成された
凹凸を覆い平坦化された表面を提供できる材料が好まし
い。
【0052】具体的には酸化シリコン、窒化シリコン、
酸化窒化シリコンであり、必要に応じてボロン(B)や
リン(P)をドープしたPSG,BSG,BPSGが用
いられる。
【0053】[感光層の形成法]感光層形成には、周知
のCVD法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法、電子ビーム蒸着法等が用いられる。
【0054】とりわけ、プラズマCVD法、光CVD
法、反応性スパッタリング法、バイアススパッタリング
法が好ましい。
【0055】[絶縁層の形成法]絶縁層の形成には、C
VD法又はスパッタリング法が好ましく用いられる。と
くに、PSG,BSG,BPSGを形成してリフローし
平坦化したものや、TEOS(テトラエチルオルソシリ
ケート)を用いたプラズマCVD法によって形成したも
のがより望ましい。
【0056】[埋込層の形成法]埋込層を形成する為の
代表的な手法は、エッチバック又は選択堆積法である。
【0057】具体的には、コンタクトホールを有する絶
縁膜上に多結晶シリコンを厚く堆積させた後、該多結晶
シリコンとエッチングレートがほぼ同等のレジスト材料
を選択して、該多結晶Si上にコートし平坦化する。そ
して、全面をエッチングすることにより下地の絶縁膜を
露出させる。このようにすれば埋込層表面と絶縁膜表面
とが整合した平坦な表面が得られる。
【0058】一方、選択堆積法は、絶縁膜上には堆積が
起こらずコンタクトホール内にのみ堆積が生じるような
成膜方法を用いて、コンタクトホール内に埋込層を形成
するものである。金属材料の場合には、WF6 を用いた
選択堆積法、Al(CH32 HとH2 とを用いた選択
堆積法が好ましい。半導体の場合には選択的エピタキシ
ャル成長法を用いることができる。
【0059】その他、リフトオフによる方法も用いられ
得る。これらの詳しい方法は、後述する実施例において
述べることにする。
【0060】
【実施例】以下、実施例により本発明の固体撮像装置を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0061】(実施例1)図4に本発明の固体撮像装置
の実施例の断面図を示す。本実施例においてはnMOS
デバイスを形成した半導体回路基板上に光導電膜を積層
した積層型固体撮像装置を示している。以下、その製造
工程に沿って説明する。
【0062】なお、p型及びn型のどちらか一方を第1
導電型の半導体と言い、他方を第2導電型の半導体と言
うこととし、本実施例では第1導電型の半導体としてp
型、第2導電型の半導体としてn型を用いている。
【0063】最初に、p型単結晶シリコン基板101に
酸化膜/窒化膜を形成してパターニングを行い、それを
マスクにしてチャネルストッパ、フィールド酸化膜を形
成し、続いて活性領域の酸化膜/窒化膜を除去してゲー
ト酸化膜106を熱酸化法により形成した後、イオン注
入法を用いてチャネルドープを行う。
【0064】次に、ポリシリコン膜をCVD法を用いて
堆積し、抵抗を下げるためにPを拡散した後、パターニ
ングを行ってポリシリコンゲート電極107を形成す
る。
【0065】続いて、イオン注入法を用いてAsを打ち
込むことによりソース領域104、及びドレイン領域1
05を形成する。このときポリシリコンゲート電極10
7がマスクとなりゲートとソース、ドレインの重なりが
非常に小さくなる。
【0066】次に層間絶縁膜として第1シリコン酸化膜
108をCVD法により堆積してパターニングを行って
コンタクトホールを形成し、さらに配線用電極109を
形成する。
【0067】続いて層間絶縁膜として第2シリコン酸化
膜111を堆積してレジストを塗布して平坦な面を形成
する。そしてRIEを用いてレジストとシリコン酸化膜
とのエッチングレートが等しくなるような条件でエッチ
ングを行い、シリコン酸化膜の平坦化を行う。この平坦
化のプロセスは図20,図21の示したプロセスと同様
である。
【0068】次に、ソース領域上のシリコン酸化膜をエ
ッチングしてコンタクトホールを形成した後、埋め込み
層401を形成する。埋め込み層401はプラズマCV
D法を用いて低抵抗のn型微結晶シリコン401を堆積
させる。この堆積条件においては、単結晶であるソース
領域上には微結晶シリコンが成長し、シリコン酸化膜上
では非晶質シリコンが成長する。そこで、埋め込み層表
面が絶縁層111の表面より高くなる厚さに達したの
ち、図20,図21で示したプロセス(エッチバック)
を用いてシリコン酸化膜上の非晶質シリコンをエッチン
グする。この状態でシリコン酸化膜に形成されたコンタ
クトホールは微結晶シリコンで埋め込まれ、かつそれら
は平坦になる。
【0069】次に光導電膜として非晶質シリコン40
2、及びBをドープしたp型非晶質シリコン403をプ
ラズマCVDで連続的に堆積し、最後に透明電極として
ITO404をスパッタリング法により形成して図1に
示した固体撮像装置を作成する。
【0070】この固体撮像装置の場合、受光素子はソー
ス領域上に形成されたp型非晶質シリコン(403)/
i型非晶質シリコン(402)/n型微結晶シリコン
(401)で構成されるpin型構造となる。
【0071】なお、この固体撮像装置では、半導体回路
基板形成後、パターニングが必要な工程はシリコン酸化
膜のコンタクトホール形成時のみであり、また従来の積
層型固体撮像装置では第3シリコン酸化膜が必要であっ
たが、本発明の固体撮像装置では必要なくなるため、工
程が大幅に短縮できる。
【0072】以上の実施例では、nMOS半導体回路成
体基体を用いたが、本発明の固体撮像装置はMOS半導
体回路基体に限らず、例えばCCD、SIT、バイポー
ラ等のデバイスを形成した半導体回路基体を用いてもよ
い。
【0073】(実施例2)次に、本発明の実施例2とし
て、バイポーラ型固体撮像装置上に光導電膜を積層した
例を説明する。
【0074】図5は、本発明の実施例の受光部付近の概
略的断面図、図6は1画素の等価回路図、図7は本装置
全体の等価回路、及びブロック等価回路図である。
【0075】図5において、n型シリコン基板501上
にエピタキシャル成長によりコレクタ領域となるn-
502が形成され、その中にpベース領域503、更に
+エミッタ領域504が形成されバイポーラトランジ
スタを構成している。
【0076】pベース領域503は隣接画素と分離され
ており、また水平方向に隣接するpベース領域との間に
は酸化膜505を挟んでゲート電極506が形成されて
いる。従って隣接するpベース領域503を各々ソース
・ドレイン領域としてpチャンネルMOSトランジスタ
が構成されている。ゲート電極506はpベース領域5
03の電位を制御するためのキャパシタとしても働いて
いる。
【0077】更に、絶縁層507を形成した後、エミッ
タ電極508を形成する。その後、絶縁層509を形成
して平坦化を行い、続いて絶縁層507,509、及び
酸化膜505をエッチングしてベース領域503上にコ
ンタクトホールを開けて埋め込み層のp型多結晶シリコ
ン510を形成する。
【0078】次に、高周波プラズマCVD法により、光
導電膜としてi型非晶質シリコン513、n型非晶質シ
リコン514を連続成膜し、透明電極515のITOを
形成する。また、コレクタ電極516が基板501の裏
面にオーミック接続されている。
【0079】従って、1画素の等価回路は、図6のよう
に結晶シリコンで構成されるバイポーラトランジスタ7
31のベースにpチャンネルMOSトランジスタ732
とキャパシタ733、及び光電変換素子734が接続さ
れ、ベースに電位を与えるための端子735とpチャン
ネルMOSトランジスタ732、及びキャパシタ733
を駆動するための端子736とセンサ電極737とエミ
ッタ電極738、コレクタ電極739とで表される。
【0080】図7は、図5,図6に示した1画素セル7
40を3×3の2次元マトリックス配置した回路構成図
である。
【0081】同図において、1画素セル740のコレク
タ電極741は全画素にそれぞれ設けられ、センサ電極
742も全画素にそれぞれ設けられている。また、PM
OSトランジスタのゲート電極、及びキャパシタ電極は
行ごとに駆動配線743,743’,743”と接続さ
れ、垂直シフトレジスタ(V.S.R)744と接続さ
れている。
【0082】また、エミッタ電極は列ごとに信号読み出
しのための垂直配線746,746’,746”と接続
されている。垂直配線746,746’,746”は、
それぞれ垂直配線の電荷をリセットするためのスイッチ
747,747’,747”と読み出しスイッチ75
0,750’,750”に接続されている。リセットス
イッチ747,747’,747”のゲート電極は、垂
直リセットパルスを印加するための端子748に共通接
続され、また、ソース電極は垂直ラインリセット電圧を
印加するための端子749に接続されている。読み出し
スイッチ750,750’,750”のゲート電極は、
それぞれ配線751,751’,751”を介して水平
シフトレジスタ(H.S.R)752に接続されてお
り、またドレイン電極は、水平読み出し配線753を介
して出力アンプ757に接続されている。水平読み出し
配線753は水平読み出し配線の電荷をリセットするた
めのスイッチ754に接続されている。
【0083】リセットスイッチ754は、水平配線リセ
ットパルスを印加するための端子755と水平配線リセ
ット電圧を印加するための端子756に接続される。そ
してアンプ出力757の出力は端子758から取り出さ
れる。
【0084】以下、図5,図6,図7を用いて、本実施
例の動作を簡単に説明する。
【0085】本実施例の装置に入射した光は、図5に示
す光吸収層513で吸収され、発生したキャリアがベー
ス領域503内に蓄積される。
【0086】図7の垂直シフトレジスタから出力される
駆動パルスが、駆動配線743に現れると、キャパシタ
を介してベース電位が上昇し、1行目の画素から光量に
応じた信号電荷が垂直配線746,746’,746”
にそれぞれ取り出される。
【0087】次に、水平シフトレジスタ752から走査
パルスが751,751’,751”に順次出力される
と、スイッチ750,750’,750”が順にON、
OFF制御され、信号がアンプ757を通して出力端子
758に取り出される。この際、リセットスイッチ75
4はスイッチ750,750’,750”が順番にON
動作する間にON状態となり、水平配線753の残留電
荷を除去している。
【0088】次に、垂直ラインリセットスイッチ74
7,747’,747”がON状態となり、垂直配線7
46,746’,746”の残留電荷は除去される。そ
して垂直シフトレジスタ744から駆動配線743に負
方向のパルスが印加されると、1行目の各画素のPMO
SトランジスタがON状態となり、各画素のベース残留
電荷が除去され初期化される。
【0089】次に、垂直シフトレジスタ744から出力
される駆動パルスが駆動配線743に現れ、2行目の画
素信号が同様に取り出される。
【0090】次に3行目の画素の信号電荷の取り出しも
同様に行われる。
【0091】以上の動作は、別の外部回路である駆動制
御回路771や信号処理回路773やCPU772の命
令による制御下におかれている。そして上記動作を繰り
返すことにより本装置は動作する。
【0092】以上説明したように、実施例1及び2の固
体撮像装置は、感光膜を積層した構成を有していること
から、蓄積容量部を半導体回路基板上で独立に設計し最
適化することが可能になり、受光素子特性と蓄積容量特
性の両方を向上させることができ、ダイナミックレンジ
の向上をはかることができる。
【0093】また、電荷蓄積部上に第2導電型の埋め込
み層と、その埋め込み層上に形成された、真性、もしく
は真性に近い非単結晶半導体層と、その非単結晶半導体
層上に形成された第1導電型非単結晶半導体層を含んだ
2層構成の光導電膜を有することにより、従来の積層型
固体撮像装置で用いていたような画素電極を必要としな
い。このため、工程の簡略化、とりわけパターニング工
程の簡略化が実現でき、高性能、低価格の固体撮像装置
が歩留りよく供給可能となる。
【0094】(実施例3)以下、図8を用いて本発明の
固体撮像装置の一具体例を説明する。
【0095】本実施例はnMOSトランジスタを形成し
た半導体回路基板上に光導電膜を積層した積層型固体撮
像装置に関するものである。最初に、p型単結晶シリコ
ン基板101に酸化膜と窒化膜を形成してパターニング
を行い、それをマスクにしてチャネルストッパ、フィー
ルド酸化膜を形成し、続いて活性領域の酸化膜と窒化膜
を除去してゲート酸化膜106を熱酸化法により形成し
た後、イオン注入法を用いてチャネルドープを行う。次
に、ポリシリコン膜をCVD法を用いて堆積し、抵抗を
下げるためにPを拡散した後、パターニングを行ってポ
リシリコンゲート電極107を形成する。続いてイオン
注入法を用いてAsを打ち込むことによりソース領域1
04、及びドレイン領域105を形成する。このときポ
リシリコンゲート電極107がマスクとなりゲートとソ
ース、ドレインの重なりが非常に小さくなる。次に層間
絶縁膜として第1シリコン酸化膜108をCVD法によ
り堆積してパターニングを行ってコンタクトホールを形
成し、さらに配線用電極109を形成する。続いて層間
絶縁膜として第2シリコン酸化膜111を堆積してレジ
ストを塗布して平坦な面を形成する。そしてリアクティ
ブイオンエッチング(RIE)を用いてレジストとシリ
コン酸化膜とのエッチングレートが等しくなるような条
件でエッチングを行い、シリコン酸化膜の平坦化を行
う。この平坦化のプロセスは図20,図図21に示した
プロセスと同様である。次に、ソース領域上のシリコン
酸化膜をエッチングしてコンタクトホールを形成した
後、金属の埋め込み層401を形成する。金属埋め込み
層は選択CVD法で作成したアルミニウム(Al)を用
いる。この選択CVD法においては原料ガスとしてジメ
チルハイドライドを、反応ガス兼キャリアガスとして水
素を用い、圧力2Torr,基板温度300℃で形成を
行う。次に、金属埋め込み層が所望の厚さに達したの
ち、基体を容量結合型プラズマCVD装置に移して増倍
層407、光吸収層408、及び電荷注入阻止層409
を形成する。ここでステップバック構造層については、
非晶質シリコンカーバイドから非晶質シリコンゲルマニ
ウムへと連続的な禁制帯幅を有するように炭素とシリコ
ン、またはゲルマニウムとシリコンの組成比を連続的に
変化させた組成変化層とする。この組成変化層は以下に
示す方法で作製する。原料ガスにはSiH4 ,GeH
4 ,CH4 ,H2 を用い、おのおの独立したマスフロー
コントローラー(以下、MFCと略す)で流量制御をし
て成膜室に供給する。さらに、このMFCはコンピュー
タにより制御され、所望の禁制帯幅のプロファイルを得
ることができるようにガス流量を調節することが可能で
ある。まず最初に原料ガスとして、SiH4 ,CH4
2 を用いて堆積を始める。そして、堆積を始めると同
時にCH4 の流量を、一定の割合で減少させる。CH4
の流量が0になったらば、今度はGeH4 を一定の割合
で増加させる。そして、組成変化層が所望の膜厚に達し
たら放電を停止させる。すなわち、所望の組成変化層の
膜厚に対して所望の禁制帯幅のプロファイルが得られる
ようにGeH4 及びCH4 の流量を制御するわけであ
る。本実施例においてはステップバック構造層の1層当
りの厚さが約200Å、最小禁制帯幅Eg2が1.3e
V、最大禁制帯幅Eg3が2.4eVとなるように流量
制御を行う。上述の方法を繰り返してステップバック構
造層を5層作製し、続いて原料ガスからSiH4 及びH
2 を選んで光吸収層である非晶質シリコン408を1μ
作製し、その後、原料ガスにB26 を加えて電荷注入
阻止層であるp型非晶質シリコン409を500Å作製
する。上述のように増倍層、光吸収層、電荷注入阻止層
を連続的に作製したのち、最後に透明電極としてITO
404をスパッタリング法により形成する。
【0096】なお、上記実施例ではステップバック構造
層の厚さは約200Åであるが、この厚さはキャリアが
再結合せずに走行できる範囲内の厚さであればよい。但
し、薄いほうが印加バイアスを低くできるので好まし
い。また、光吸収層の厚さは約1μとしているが、入射
光が光吸収層を通過して増倍層までに達しない厚さがあ
ればよい。また、金属埋込層にはAlを用いたが前述し
た他の金属でも構わない。さらに上記実施例ではnMO
S半導体回路を形成した基板を用いたが、本発明の積層
型固体撮像装置はMOS半導体回路基板に限らず、例え
ばCCD、SIT、バイポーラ等のデバイスを形成した
半導体回路基板を用いてもよい。 (実施例4)本実施例はバイポーラトランジスタをスイ
ッチとして有する基板を用い、その上に光導電膜を積層
した例である。図9は本発明の実施例の受光部付近の概
略的断面図である。1画素の等価回路装置全体の回路構
成は図6及び図7と同じである。図9において、n型シ
リコン基板501上にエピタキシャル成長によりコレク
タ領域となるn- 層502が形成され、その中にpベー
ス領域503、更にn+ エミッタ領域504が形成され
バイポーラトランジスタを構成している。pベース領域
503は隣接画素と分離されており、また水平方向に隣
接するpベース領域との間には酸化膜505を挟んでゲ
ート電極506が形成されている。従って隣接するpベ
ース領域503を各々ソース・ドレイン領域としてpチ
ャンネルMOSトランジスタが構成されている。ゲート
電極506はpベース領域503の電位を制御するため
のキャパシタとしても働いている。 更に、絶縁層50
7を形成した後、エミッタ電極508を形成する。その
後、絶縁層509を形成して平坦化を行う。次にクロス
トークを抑制するために画素分離領域上に制御電極51
8を形成する。続いて絶縁層507,509及び酸化膜
505をエッチングしてベース領域503上にコンタク
トホールを開けて金属埋込層としてタングステン(W)
510をWF6 を用いた選択CVD法を用いて形成す
る。 次に、高周波プラズマCVD法により、増倍層3
07としてステップバック構造を有する組成変化層51
7を3層、光吸収層として型非晶質シリコン513を、
電荷注入阻止層としてp型非晶質シリコン514を連続
成膜し、透明電極515のITOを形成する。ここで、
組成変化層は非晶質シリコンゲルマニウム〜微結晶質シ
リコンカーバイドとしている。なお、制御電極518は
透明電極515と接続しており、画素分離領域上に漏れ
てきたキャリアは消滅してクロストークが抑制される。
また、コレクタ電極516は基板501の裏面にオーミ
ック接続されている。
【0097】図9の光吸収層513で入射された光が吸
収され、発生したキャリアがベース領域503内に蓄積
される。図7の垂直シフトレジスタから出力されるハイ
レベルの駆動パルスが駆動配線743に現れるとキャパ
シタを介してベース電位が上昇し1行目の画素から光量
に応じた信号電荷が垂直配線746,746’,74
6”の容量に電圧としてそれぞれ読み出される。その後
駆動パルスがローレベルになると共に次に水平シフトレ
ジスタ752からハイレベルの走査パルスが751,7
51’,751”に順次出力されると、スイッチ75
0,750’,750”が順にON、OFF制御され、
垂直配線に読み出されていた信号電圧がアンプ757を
通して出力端子758に取り出される。この際、リセッ
トスイッチ754はスイッチ750,750’,75
0”が順番にON動作する間にON状態となり、水平配
線753の残留電荷を除去している。
【0098】次に垂直ラインリセットスイッチ747,
747’,747”がON状態となり垂直配線746,
746’,746”の残留電荷除去される。そして垂直
シフトレジスタ744から駆動配線743に負方向のパ
ルスが印加されると1行目の各画素のPMOSトランジ
スタがON状態となり、各画素のベース残留電荷が除去
され初期化される。
【0099】次に垂直シフトレジスタ744から出力さ
れる駆動パルスが駆動配線743’に現れ、2行目の画
素信号が同様に取り出される。
【0100】次に3行目の画素の信号電荷の取り出しも
同様に行われる。
【0101】以上の動作を繰り返すことにより本装置は
動作する。
【0102】(実施例5)本実施例はCCDレジスタを
有する半導体回路基板を用い、その上に光導電膜を積層
した例である。図10は本実施例5の受光部付近の概略
的断面図である。図10において、p型シリコン基板1
601上にCCDのチャネル1602、ゲート絶縁膜1
603、転送電極1604を形成する。続いて厚い絶縁
層を堆積し、前述したエッチバック法を用いて平坦化絶
縁層1605を形成し、ソース領域1606の上部に通
常のフォトリソグラフィー法を用いてコンタクト孔を形
成する。次にクロム(Cr)をバイアススパッタリング
法を用いてコンタクトホール内に堆積し、金属埋め込み
層1607形成する。
【0103】続いて、高周波プラズマCVD法により、
光吸収層としてi型非晶質シリコン513、電荷注入阻
止層としてp型非晶質シリコン514を連続成膜し、透
明電極515のITOを形成する。
【0104】(実施例6)本実施例はCCDレジスタを
有する半導体回路基板を用い、その上に光導電膜を積層
した例である。尚、本実施例においては金属埋め込み層
をリフトオフ法により形成する。図11は本実施例6の
受光部付近の概略断面図である。図11において、p型
シリコン基板1601上にCCDのチャネル1602、
ゲート絶縁膜1603、転送電極1604を形成する。
続いて厚い絶縁層を堆積し、公知のエッチバック法を用
いて平坦化絶縁層1605を形成し、ソース領域160
6の上部に通常のフォトリソグラフィー法を用いてレジ
ストをマスクにしてコンタクト孔を形成する。次にコン
タクト孔形成に用いたレジストを剥離しないで残してお
き白金(Pt)を電子ビーム蒸着法を用いてコンタクト
ホール内のレジスト上に堆積する。その後レジストを剥
離することによりレジスト上のPtを除去しPtの金属
埋込層1701形成する。
【0105】続いて、高周波プラズマCVD法により、
光吸収層としてi型非晶質シリコン513、電荷注入阻
止層としてn型非晶質シリコン1702を連続成膜し、
透明電極515のITOを形成する。
【0106】以下図12を用いて後述する実施例7,8
に共通する積層型固体撮像装置の製造方法を説明する。
【0107】まず、半導体回路基板SUB形成後、絶縁
層INSを堆積する(a)。つぎに、光導電膜の形成面
の凹凸を小さくするためにこの絶縁層を平坦化する
(b)。続いて信号電荷蓄積部の上部の絶縁層を除去す
る(c)。その後、埋め込み層BLを堆積する。埋め込
み層BLの堆積は信号電荷蓄積部である単結晶シリコン
上では多結晶、または単結晶が成長し、絶縁膜上には非
晶質が堆積するような手法を用いる(d)。この埋め込
み層の選択結晶化堆積は例えば、(特開昭62−287
071に提案されているようなバイアススパッタ装置を
用いることにより実現できる。また、そのほか、SiH
4 ガスとF2 ガスと気相中で反応させることにより堆積
前駆体を形成し、それを基板上に輸送することにより膜
堆積を行う方法(化学堆積法)や、SiF4 ガスとH2
ガスとをプラズマ分解して堆積を行う方法(HR−CV
D法)なども有効である。これらの手法においては原料
ガスの流量比や投入電力、圧力、及び基板温度などの成
膜パラメータを最適化することにより単結晶シリコン上
では多結晶や単結晶シリコンを成長させ、酸化膜上には
非晶質シリコンを成長させることができる。また、原料
ガスにPH3 ,B26ガスを混合することによりドー
ピングも可能である。この埋め込み層を堆積させたの
ち、ホトリソグラフィー等のパターニング手法を用いな
いで全面をエッチングする。この場合、絶縁膜上の非晶
質シリコンと埋め込み層の結晶質シリコンとのエッチン
グレートの比が大きく取れるようなエッチング手法をも
ちいることにより、選択的に絶縁膜上の非晶質シリコン
を除去することができ、埋め込み層は絶縁層と同一平面
を形成する(e)。なお、エッチング手法としては通常
のウェットエッチングでもドライエッチングでもかまわ
ない。そして全面エッチングを行った後に光導電膜PS
Lを堆積する(f)。以上のようにして積層型固体撮像
装置が実現できる。
【0108】(実施例7)本実施例においては図8と同
様にnMOSデバイスを形成した半導体回路基板上に光
導電膜を積層した積層型固体撮像装置を示している。最
初にp型単結晶シリコン基板101に酸化膜/窒化膜を
形成してパターニングを行い、それをマスクにしてチャ
ネルストッパ、フィールド酸化膜を形成し、続いて活性
領域の酸化膜/窒化膜を除去してゲート酸化膜106を
熱酸化法により形成した後、イオン注入法を用いてチャ
ネルドープを行う。次にポリシリコン膜をCVD法を用
いて堆積し、抵抗を下げるためにリンを拡散した後、パ
ターニングを行ってポリシリコンゲート電極107を形
成する。続いてイオン注入法を用いてAsを打ち込むこ
とによりソース領域104、及びドレイン領域105を
形成する。このときポリシリコンゲート電極107がマ
スクとなりゲートとソース、ドレインの重なりが非常に
小さくなる。また、この場合にはソース領域104とp
型単結晶シリコン基板101で形成されるpnダイオー
ドが信号電荷蓄積部となる。次に層間絶縁膜として第1
シリコン酸化膜108をCVD法により堆積してパター
ニングを行ってコンタクトホールを形成し、さらに配線
用電極109を形成する。続いて層間絶縁膜として第2
シリコン酸化膜111を堆積してレジストを塗布して平
坦な面を形成する。そしてRIEを用いてレジストとシ
リコン酸化膜とのエッチングレートが等しくなるような
条件でエッチングを行いシリコン酸化膜の平坦化を行
う。次にソース領域上のシリコン酸化膜をエッチングし
てコンタクトホールを形成する。このコンタクトホール
は通常のホトリソグラフィー法を用いてレジストパター
ンを形成し、その後RIE装置を用いてエッチングを行
う。エッチングガスにはCF4 ガスとO2 ガスを用い
る。このようにしてコンタクトホールを形成した後、埋
め込み層の低抵抗のn型単結晶シリコン401をバイア
ススパッタ装置を用いて以下の手順により形成を行う。
まず基板を真空容器内を投入し、真空度が1×10-8
orr以下になるまで排気を行いさらに基板を400℃
に保持する。次にArガスをウルトラクリーンガス供給
系から真空容器内に導入して圧力を15mTorrに設
定し、基板側DC電圧を+5V、ターゲット側DC電圧
を−5V、高周波電力5Wの条件で5分間クリーニング
を行う。このクリーニングによりソース領域104の表
面に存在する自然酸化膜は除去され、清浄なシリコン表
面を得ることができる。続いて圧力を15mTorr、
基板側DC電圧を+5V、ターゲット側DC電圧を−4
00Vに設定し、高周波電力100Wを投入してシリコ
ンの堆積を行う。この条件下では絶縁膜上の非晶質シリ
コンと単結晶上の埋め込み層の堆積速度はほぼ等しい。
埋め込み層の厚さが平坦化された絶縁膜の厚さの2倍に
達したところで堆積を停止し、続いてバイアススパッタ
装置とゲートバルブを介して接続されているCDEエッ
チング装置へ基板を搬送する。エッチングガスとしてC
4 とO2 ガスを用い、非晶質シリコンと単結晶シリコ
ンとのエッチングレートが2:1になるような条件でエ
ッチングを行う。従って、埋め込み層の厚さが平坦化さ
れた絶縁膜の厚さと同一になったところでエッチングを
停止すると絶縁膜上の非晶質シリコンはすべて除去され
て、絶縁膜と同一面を形成する埋め込み層のみが残ると
いう状態が実現できる。次にCDE装置とゲートバルブ
を介して接続されている容量結合型プラズマCVD装置
へ基板を搬送し、光導電膜である、増倍層407、光吸
収層408、及び電荷注入阻止層409を形成する。こ
こでステップバック構造層411については、非晶質シ
リコンカーバイドから非晶質シリコンゲルマニウムへと
連続的な禁制帯幅を有するように炭素とシリコン、また
はゲルマニウムとシリコンの組成比を連続的に変化させ
た組成変化層とする。この組成変化層は以下に示す方法
で作製する。原料ガスにはSiH4 ,GeH4 ,CH
4 ,H2 を用い、おのおの独立したマスフローコントロ
ーラー(以下、MFCと略す)で流量制御をして成膜室
に供給する。さらに、このMFCはコンピュータにより
制御され、所望の禁制帯幅のプロファイルを得ることが
できるようにガス流量を調節することが可能である。ま
ず最初に原料ガスとして、SiH4 ,CH4 ,H2 を用
いて堆積を始める。そして、堆積を始めると同時にCH
4 の流量を、一定の割合で減少させる。CH4 の流量が
0になったらば、今度はGeH4 を一定の割合で増加さ
せる。そして、組成変化層411が所望の膜厚に達した
ら放電を停止させる。すなわち、所望の組成変化層の膜
厚に対して所望の禁制帯幅のプロファイルが得られるよ
うにGeH4 及びCH4 の流量を制御するわけである。
本実施例においてはステップバック構造層の1層当りの
厚さが約200Å、最小禁制帯幅Eg2が1.3eV、
最大禁制帯幅Eg3が2.7eVとなるように流量制御
を行った。上述の方法を繰り返してステップバック構造
層411を5層作製し、続いて原料ガスからSiH4
びH2 を選んで光吸収層である非晶質シリコン408を
作製し、その後、原料ガスにB26 を加えて電荷注入
阻止層であるp型非晶質シリコン409を500Å作製
する。なお、埋め込み層形成用の真空容器と上記の光導
電膜形成用の真空容器ゲートバルブを介して接続されて
おり、上述のように埋め込み層から光導電膜まで真空中
で連続的に作製できる。そして最後に透明電極としてI
TO404をスパッタリング法により形成し、本発明の
積層型固体撮像装置の製造方法が実現できる。
【0109】また、上記実施例ではnMOS半導体回路
を形成した基板を用いたが、本発明の積層型固体撮像装
置の製造方法は半導体回路基板はMOS半導体回路基板
に限らず、例えばCCD、SIT、バイポーラ等のデバ
イスを形成した半導体回路基板の場合でも適用できる。
【0110】(実施例8)本実施例はバイポーラトラン
ジスタを有する半導体回路基板としてバイポーラ型固体
撮像装置を用い、その上に光導電膜を積層した例であ
る。本実施例の受光部付近の概略的断面図は図9、1画
素の等価回路図は図6、本装置全体の回路は図7と同じ
である。図9においてn型シリコン基板501上にエピ
タキシャル成長によりコレクタ領域となるn- 層502
が形成され、その中にpベース領域503、更にn+
ミッタ領域504が形成されバイポーラトランジスタを
構成している。pベース領域503は隣接画素と分離さ
れており、また水平方向に隣接するpベース領域との間
には酸化膜505を挟んでゲート電極506が形成され
ている。従って隣接するpベース領域503を各々ソー
ス・ドレイン領域としてpチャンネルMOSトランジス
タが構成されている。ゲート電極506はpベース領域
503の電位を制御するためのキャパシタとしても働い
ている。
【0111】更に、絶縁層507を形成した後、エミッ
タ電極508を形成する。その後、絶縁層509を形成
して平坦化を行う。続いて絶縁層507,509、及び
酸化膜505をエッチングしてベース領域503上にコ
ンタクトホールを開けて埋め込み層のp型単結晶シリコ
ン510をHR−CVD法を用いて堆積する。この場
合、埋め込み層が平坦化された絶縁膜と同一の厚さに達
したところで堆積を停止する。次に弗酸、硝酸、酢酸の
混合エッチャントを用いて基板全面をエッチングする。
ここで、絶縁膜上の非晶質シリコンと単結晶シリコンと
のエッチングレート100:1よりも大きく、従って単
結晶シリコンはほとんどエッチングされずに非晶質シリ
コンのみを除去することができる。
【0112】次に、高周波プラズマCVD法により、増
倍層307としてステップバック構造を有する組成変化
層517を3層、光吸収層として型非晶質シリコン51
3を、電荷注入阻止層としてn型非晶質シリコン514
を連続成膜し、透明電極515のITOを形成する。ま
た、コレクタ電極516は基板501の裏面にオーミッ
ク接続されている。
【0113】従って、1画素の等価回路は図6のように
結晶シリコンで構成されるバイポーラトランジスタ73
1のベースにpチャンネルMOSトランジスタ732と
キャパシタ733、及び光電変換素子734が接続さ
れ、ベースに電位を与えるための端子735とpチャン
ネルMOSトランジスタ732、及びキャパシタ733
を駆動するための端子736とセンサ電極737とエミ
ッタ電極738、コレクタ電極739とで表される。動
作方法は前述した通りである。
【0114】以下、後述する実施例9,10に共通する
キャリア増倍層、光吸収層、電荷注入阻止層とを光導電
膜として用いた積層型固体撮像装置の製造方法を説明す
る。
【0115】図13は上記の積層型固体撮像装置の構造
を示す概略的断面図である。301は半導体基板であ
り、302は信号電荷蓄積部、303は信号読み出し回
路等の回路形成領域部分である。なお、この図では信号
読みだし回路の一例としてnMOSトランジスタを示し
ているが、この部分はCCDやSIT、バイポーラトラ
ンジスタなどでも構わない。304は絶縁膜、305は
埋め込み層を表す。ここで光導電膜は増倍層307、光
吸収層308、電荷注入阻止層309を積層した構成と
なっている。
【0116】以下図14を用いて本発明の積層型固体撮
像装置の製造方法を簡単に説明する。
【0117】まず、半導体回路基板SUB形成後、絶縁
層INSを堆積する(a)。つぎに、光導電膜の形成面
の凹凸を小さくするためにこの絶縁層を平坦化する
(b)。続いて信号電荷蓄積部の上部の絶縁層を除去す
る(c)。その後、埋め込み層BLを信号電荷蓄積部上
のみに選択的に堆積する(d)。この埋め込み層の選択
堆積は例えば、SiH4 ガスとF2 ガスとを気相中で反
応させることにより堆積前駆体を形成し、それを基板上
に輸送することにより膜堆積を行う方法、すなわち化学
堆積法が有効である。この化学堆積法においてはSiH
4 ガスとF2 ガスの流量比、及び基板温度を最適化する
ことにより単結晶シリコン上ではエピタキシャル成長を
し、酸化膜上には膜堆積が起こらない。また、原料ガス
にPH3 、B26 ガスを混合することによりドーピン
グも可能である。この埋め込み層を絶縁層と同一平面ま
で堆積させた後に光導電膜を堆積する(e)。以上のよ
うにすれば積層型固体撮像装置が作製できる。
【0118】次に本発明の積層型固体撮像装置の製造方
法と従来の積層型固体撮像装置の製造方法を比較してみ
る。
【0119】本発明の積層型固体撮像装置の作製にあた
っては、図12の例同様に半導体回路基板形成後、パタ
ーニングが必要な工程はシリコン酸化膜のコンタクト孔
形成時(図14(a))の1回のみである。一方、従来
の製造方法ではパターニング工程は4回必要となる。従
って本発明によりパターニング工程を大幅に簡略化する
ことが可能となる。さらには従来の積層型固体撮像装置
では第3シリコン酸化膜を堆積する工程が必要であった
が、本発明の積層型固体撮像装置の製造方法ではその第
3シリコン酸化膜を堆積する工程は必要ない。また、本
発明においては蓄積部上のみに選択的に埋め込み層を形
成することにより、埋め込み層形成から光導電膜形成ま
で真空中で連続的に行うことも可能であるため、埋め込
み層と光導電膜の界面は汚染されることなく、その結
果、暗電流特性、残像特性が向上する。
【0120】(実施例9)以下、前述した図8を用いて
本発明の積層型固体撮像装置の製造方法の一実施例を説
明する。
【0121】本実施例においてはnMOSデバイスを形
成した半導体回路基板上に光導電膜を積層した積層型固
体撮像装置を示している。最初にp型単結晶シリコン基
板101に酸化膜/窒化膜を形成してパターニングを行
い、それをマスクにしてチャネルストッパ、フィールド
酸化膜を形成し、続いて活性領域の酸化膜/窒化膜を除
去してゲート酸化膜106を熱酸化法により形成した
後、イオン注入法を用いてチャネルドープを行う。次に
ポリシリコン膜をCVD法を用いて堆積し、抵抗を下げ
るためにPを拡散した後、パターニングを行ってポリシ
リコンゲート電極107を形成する。続いてイオン注入
法を用いてAsを打ち込むことによりソース領域10
4、及びドレイン領域105を形成する。このときポリ
シリコンゲート電極107がマスクとなりゲートとソー
ス、ドレインの重なりが非常に小さくなる。また、この
場合にはソース領域104とp型単結晶シリコン基板1
01で形成されるpnダイオードが信号電荷蓄積部とな
る。次に層間絶縁膜として第1シリコン酸化膜108を
CVD法により堆積してパターニングを行ってコンタク
トホールを形成し、さらに配線用電極109を形成す
る。続いて層間絶縁膜として第2シリコン酸化膜111
を堆積してレジストを塗布して平坦な面を形成する。そ
してRIEを用いてレジストとシリコン酸化膜とのエッ
チングレートが等しくなるような条件でエッチングを行
いシリコン酸化膜の平坦化を行う。次にソース領域上の
シリコン酸化膜をエッチングしてコンタクトホールを形
成する。このコンタクトホールは通常のホトリソグラフ
ィー法を用いてレジストパターンを形成し、その後RI
E装置を用いてエッチングを行う。エッチングガスには
CF4ガスとO2 ガスを用いる。コンタクトホール形成
後、埋め込み層の選択堆積を行う。埋め込み層は化学堆
積法を用いて低抵抗のn型単結晶シリコン401を選択
的にエピタキシャル成長させる。この選択エピタキシャ
ル成長は原料ガスとしてSiH4 、F2 (10%Heの
希釈)、PH3 (1%H2 希釈)を用いる。真空容器内
で基板を390℃に保持し、SiH4 を15SCCM流
す。続いてF2 /Heを300SCCM流してその後8
0秒かけてSiH4 流量を30SCCMまで増加させて
堆積を行う。埋め込み層が絶縁層の面とほぼ同一になっ
たらガスを停止する。次に容量結合型プラズマCVD装
置を用いて増倍層407、光吸収層408、及び電荷注
入阻止層409を形成する。ここでステップバック構造
層411については、非晶質シリコンカーバイドから非
晶質シリコンゲルマニウムへと連続的な禁制帯幅を有す
るように炭素とシリコン、またはゲルマニウムとシリコ
ンの組成比を連続的に変化させた組成変化層とする。こ
の組成変化層は以下に示す方法で作製する。原料ガスに
はSiH4 ,GeH4 ,CH4 ,H2 を用い、おのおの
独立したマスフローコントローラー(以下、MFCと略
す)で流量制御をして成膜室に供給する。さらに、この
MFCはコンピュータにより制御され、所望の禁制帯幅
のプロファイルを得ることができるようにガス流量を調
節することが可能である。まず最初に原料ガスとして、
SiH4 、CH4 、H2 を用いて堆積を始める。そし
て、堆積を始めると同時にCH4 の流量を、一定の割合
で減少させる。CH4 の流量が0になったらば、今度は
GeH4 を一定の割合で増加させる。そして、組成変化
層411が所望の膜厚に達したら放電を停止させる。す
なわち、所望の組成変化層の膜厚に対して所望の禁制帯
幅のプロファイルが得られるようにGeH4 及びCH4
の流量を制御するわけである。本実施例においてはステ
ップバック構造層の1層当りの厚さが約200Å、最小
禁制帯幅Eg2が1.3eV、最大禁制帯幅Eg3が
2.7eVとなるように流量制御を行った。上述の方法
を繰り返してステップバック構造層411を5層作製
し、続いて原料ガスからSiH4 及びH2 を選んで光吸
収層である非晶質シリコン408を作製し、その後、原
料ガスにB26 を加えて電荷注入阻止層であるp型非
晶質シリコン409を500Å作製する。なお、埋め込
み層形成用の真空容器と上記の光導電膜形成用の真空容
器ゲートバルブを介して接続されており、上述のように
埋め込み層から光導電膜まで真空中で連続的に作製でき
る。そして最後に透明電極としてITO404をスパッ
タリング法により形成し、本発明の積層型固体撮像装置
の製造方法が実現できる。
【0122】また、上記実施例ではnMOS半導体回路
を形成した基板を用いたが、本発明の積層型固体撮像装
置の製造方法は半導体回路基板はMOS半導体回路基板
に限らず、例えばCCD、SIT、バイポーラ等のデバ
イスを形成した半導体回路基板の場合でも適用できる。
【0123】(実施例10)本実施例はバイポーラトラ
ンジスタを有する半導体回路基板を用い、その上に光導
電膜を積層した例である。本実施例の受光部付近の概略
的断面図は図9に、1画素の等価回路図、本装置全体の
回路図はそれぞれ図6、図7と同じである。図9におい
て、n型シリコン基板501上にエピタキシャル成長に
よりコレクタ領域となるn- 層502が形成され、その
中にpベース領域503、更にn+ エミッタ領域504
が形成されバイポーラトランジスタを構成している。p
ベース領域503は隣接画素と分離されており、また水
平方向に隣接するpベース領域との間には酸化膜505
を挟んでゲート電極506が形成されている。従って隣
接するpベース領域503を各々ソース・ドレイン領域
としてpチャンネルMOSトランジスタが構成されてい
る。ゲート電極506はpベース領域503の電位を制
御するためのキャパシタとしても働いている。
【0124】更に、絶縁層507を形成した後、エミッ
タ電極508を形成する。その後、絶縁層509を形成
して平坦化を行う。続いて絶縁層507,509及び酸
化膜505をエッチングしてベース領域503上にコン
タクトホールを開けて埋め込み層のp型単結晶シリコン
510を選択堆積する。
【0125】次に、高周波プラズマCVD法により、増
倍層307としてステップバック構造を有する組成変化
層517を3層、光吸収層として型非晶質シリコン51
3を、電荷注入阻止層としてn型非晶質シリコン514
を連続成膜し、透明電極515のITOを形成する。ま
た、コレクタ電極516は基板501の裏面にオーミッ
ク接続されている。
【0126】従って、1画素の等価回路は図6のように
結晶シリコンで構成されるバイポーラトランジスタ73
1のベースにpチャンネルMOSトランジスタ732と
キャパシタ733、及び光電変換素子734が接続さ
れ、ベースに電位を与えるための端子735とpチャン
ネルMOSトランジスタ732、及びキャパシタ733
を駆動するための端子736とセンサ電極737とエミ
ッタ電極738、コレクタ電極739とで表される。
【0127】図15は本発明の固体撮像装置を用いた通
信システム、ファクシミリ、ビデオレコーダー等の情報
処理装置の構成を示すブロック図である。
【0128】ORは画像情報等を担持したオリジナル、
601は結像レンズ、602は本発明の固体撮像装置で
ある。
【0129】603は中央演算装置(CPU)と駆動制
御回路と信号処理回路とを含む制御回路であり、入力ラ
イン612、APDを駆動する為の出力ライン610、
電源供給ライン611を介して固体撮像装置を602に
接続されている。
【0130】604は記録制御回路であり、記録ヘッド
605と接続され固体撮像装置により読み取られた情報
を記録媒体606に書き込む。
【0131】記録ヘッド605はビデオレコーダーの場
合、磁気ヘッドであり、ファクシミリの場合はサーマル
ヘッドやインクジェットヘッドである。そして記録ヘッ
ド605は通信システムの場合には、ケーブルを介して
別の場所におかれた記録装置で代用される。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パターニング工程を大幅に簡略化することが可能とな
る。さらには従来の積層型固体撮像装置では第3シリコ
ン酸化膜を堆積する工程が必要であったが、本発明の積
層型固体撮像装置の製造方法ではその第3シリコン酸化
膜を堆積する工程は必要ない。このように、本発明によ
れば、工程を簡略化することができるという効果が得ら
れる。
【0133】また、本発明においては蓄積部上のみに選
択的に埋め込み層を形成することにより、埋め込み層形
成から光導電膜形成まで真空中で連続的に行うことも可
能であるため、埋め込み層と光導電膜の界面は汚染され
ることなく、その結果、暗電流特性、残像特性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明する為の模式図
【図2】本発明に採用される感光膜のエネルギーバンド
プロファイルを示す模式図であり、無バイアス状態を示
す、
【図3】本発明に採用される感光膜のエネルギーバンド
プロファイルを示す模式図であり、逆バイアス状態に対
応している。
【図4】本発明の実施例1による固体撮像装置を示す模
式的断面図、
【図5】本発明の実施例2による固体撮像装置を示す模
式的断面図、
【図6】実施例2,4,8,10による固体撮像装置の
単位セルの等価回路図、
【図7】実施例2,4,8,10による固体撮像装置の
回路構成図、
【図8】本発明の実施例3,7による固体撮像装置の模
式的断面図、
【図9】本発明の実施例4,8による固体撮像装置の模
式的断面図、
【図10】本発明の実施例5による固体撮像装置の模式
的断面図、
【図11】本発明の実施例6による固体撮像装置の模式
的断面図、
【図12】本発明の実施例7,8に共通の固体撮像装置
の製造工程を説明する為の模式的断面図、
【図13】本発明の実施例9による固体撮像装置の模式
的断面図、
【図14】本発明の実施例9,10に共通の固体撮像装
置の製造工程を説明する為の模式的断面図である。
【図15】本発明による情報処理装置のブロック図であ
る。
【図16】従来の固体撮像装置の一例を示す模式的断面
図、
【図17】従来の固体撮像装置の他の例を示す模式的断
面図、
【図18】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図19】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図20】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図21】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図22】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図23】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【図24】図17に示す装置の製造工程を説明する為の
模式的断面図、
【符号の説明】
101 p型シリコン基板 102 p+ 領域 103 p- 領域 104 n+ 型ソース領域 105 n型ドレイン領域 106 ゲート酸化膜 107 ゲート電極用ポリシリコン 108 第1シリコン酸化膜 109 電極 116 パシベーション膜 110 第1画素電極 111 第2シリコン酸化膜 112 第3シリコン酸化膜 113 第2画素電極 114 光導電膜 115 透明電極 301 シリコン基板 302 信号電荷蓄積部 303 回路形成領域 304 絶縁膜 305 埋め込み層 306 光導電膜 401 n型微結晶シリコン 402 非晶質シリコン 403 p型非晶質シリコン 404 ITO 501 n型シリコン基板 502 n- 層 503 pベース領域 504 n+ エミッタ領域 505 酸化膜 506 ゲート電極 507 絶縁層 508 エミッタ電極 509 絶縁層 510 p型多結晶シリコン 513 i型非晶質シリコン 514 n型非晶質シリコン 515 透明電極 516 コレクタ電極 731 バイポーラトランジスタ 732 PチャンネルMOSトランジスタ 733 キャパシタ 734 光電変換装置 735 端子 736 端子 737 センサ電極 738 エミッタ電極 739 コレクタ電極 740 1画素セル 741 コレクタ電極 742 センサ電極 743,743’,743” 駆動配線 744 垂直シフトレジスタ(V.S.R) 746,746’,746” 垂直配線 747,747’,747” リセットスイッチ 750,750’,750” 読み出しスイッチ 748 端子 749 端子 751,751’,751” 配線 752 水平シフトレジスタ(H.S.R) 753 水平読み出し配線 754 リセットスイッチ 755 端子 756 端子 757 アンプ 758 端子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷を蓄積可能な電荷蓄積部と、前記蓄
    積部に蓄積された電荷に基づいて信号を出力する為の出
    力回路と、を備えた基体と、 前記基体の表面上に設けられ、前記電荷蓄積部上に開孔
    を有する絶縁膜と、 前記絶縁膜上に設けられ、前記開孔を介して前記電荷蓄
    積部に電気的に接続された感光層と、を具備する固体撮
    像装置において、 前記開孔内には埋込領域が形成されており、前記絶縁膜
    の表面と前記埋込領域の表面とは実質的に平坦化されて
    いることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記埋込領域は金属又は半導体で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記埋込領域はP型又はN型半導体であ
    り、前記感光層は該埋込領域に接するノンドープの半導
    体層を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記感光層はアバランシュ現象を呈する
    ホトダイオードを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記感光層は、前記埋込領域上に形成さ
    れた増倍層と、該増倍層上に形成された光吸収層と、を
    有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記増倍層は、バンドギャップが連続的
    に変化する領域が複数積層され、該領域間にエネルギー
    段差が形成されていることを特徴とする請求項5に記載
    の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記出力回路は、単位セルに対応して設
    けられたスイッチと該スイッチを駆動させる駆動回路と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記蓄積領域は、前記出力回路を構成す
    るトランジスタの一部であることを特徴とする請求項1
    に記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記出力回路は、該出力回路を駆動する
    為の信号を発生する外部回路に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の固体撮像装置と、該
    装置で撮像した像を記録する記録手段と、を有する装
    置。
  11. 【請求項11】 電荷を蓄積可能な電荷蓄積部に蓄積さ
    れた電荷に基づいて信号を出力する為の出力回路を備え
    た基体と、 前記基体の表面上に設けられ前記電荷蓄積部上に開孔を
    有する絶縁膜と、 前記絶縁膜上に設けられ、前記開孔を介して前記電荷蓄
    積部に電気的に接続された感光層と、を有する固体撮像
    装置の製造方法において、 前記基体上に前記絶縁膜を形成し、 前記開孔内に埋込領域を形成して、該埋込領域の表面と
    前記絶縁膜の表面とを平坦化し、 前記埋込領域と前記絶縁膜との上に前記感光層を形成す
    ることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記平坦化工程は、前記絶縁層上に非
    晶質半導体を前記開孔内には結晶性半導体を同時に形成
    した後、全面エッチングすることにより前記非晶質半導
    体を除去することを特徴とする請求項11に記載の固体
    撮像装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記平坦化工程は、前記絶縁層をエッ
    チングにより平坦化した後に選択堆積法により前記開孔
    内に前記埋込領域を構成する材料を堆積させることを特
    徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
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