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JPH05146202A - 播種装置 - Google Patents

播種装置

Info

Publication number
JPH05146202A
JPH05146202A JP33577691A JP33577691A JPH05146202A JP H05146202 A JPH05146202 A JP H05146202A JP 33577691 A JP33577691 A JP 33577691A JP 33577691 A JP33577691 A JP 33577691A JP H05146202 A JPH05146202 A JP H05146202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
seeding
seed
seeds
sowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33577691A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Takagi
忠夫 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzutec Co Ltd filed Critical Suzutec Co Ltd
Priority to JP33577691A priority Critical patent/JPH05146202A/ja
Publication of JPH05146202A publication Critical patent/JPH05146202A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 播種板の播種孔に均等に種子を供給する。 【構成】 苗床収納箱を横送する移送台10と、繰出ロ
ール22を有する種子貯留用の供給ホッパ21と、所定
間隔置きに播種孔35を前後左右に並設した播種板36
と、該播種板36の下面に重合する前記播種孔35に嵌
合した種子を落下させるシャッタ38とを設けた播種装
置において、前記繰出ロール22と前記播種板36との
間には前記繰出ロール22により繰出された種子を前記
播種板36の一端に案内する落下シュート50を設け、
該落下シュート50は前記播種板36の一端より他端ま
で往復移動して往路行程で前記落下シュート50内に貯
留されている種子を前記播種板36の全播種孔35に供
給する構成とし、前記落下シュート50と共に移動して
前記播種板36面を均らす回転ブラシ51と、各播種孔
35に種子を案内する種子ガイド体37を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種装置に係るもので
あり、特に非球形形状の野菜等の種子を播種する装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開昭63−237708号公
報には、ポリポット(商品名)を収納させた収納箱を横
送する移送台の上方位置に、種子を貯留供給する供給ホ
ッパと、該供給ホッパの下方に設けた播種孔を形成した
播種板と、前記播種孔に嵌合した種子を落下させるシャ
ッタとを設けた播種装置において、前記播種板は前記供
給ホッパの底板を兼用する構成とし、前記播種板は、上
板と下板との2枚構成とし、前記上板と下板との間に前
記シャッタを移動自在に設けた構造について記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、繰出凹部を
外周面に形成した繰出ロールによる播種装置に比し、公
知例のように、播種板とシャッタとの組合わせによる播
種は、一定位置に種子を落下させるので正確に播種でき
るという利点はあるが、播種板とシャッタの透孔の中間
に種子が位置すると詰まるという問題があり、特に、前
記公知例は、播種板が供給ホッパの底板を兼用して上板
と下板との2枚構成とし、上板と下板との間にシャッタ
を設けているので、上板とシャッタおよびシャッタと下
板の2箇所の合致した透孔を通過するので詰まる可能性
が高い。特に、ミツバの種子のように三日月形状の非球
形形状の種子は、透孔に嵌合する状態が一定でないの
で、シャッタの移動するとき潰れることがあり、播種で
きない。また、シャッタの透孔に入った種子は、下板の
透孔の上方にまでシャッタの透孔に嵌合したまま運ばれ
るので、種子が潰れたりまた損傷が著しく、発芽率が低
下する。この点からも、非球形形状の種子は、移動中に
向きが変って詰まることが多く播種できない。したがっ
て、種子が詰まった部分は欠株となり、播種精度が著し
く低下するという課題もある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、播種板の播種孔に種子を誘導
して確実かつ均等に嵌合させ、均等に播種しうるように
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、平板状
のスポンジからなる苗床1を上方から嵌合しうる上面開
放の収納箱4を横送する移送台10と、該移送台10の
上方位置に設けた下部に繰出ロール22を有する種子貯
留用の供給ホッパ21と、前記繰出ロール22の下部位
置に設けた所定間隔置きに播種孔35を前後左右に並設
した播種板36と、該播種板36の下面に重合する前記
播種孔35に嵌合した種子を落下させるシャッタ38と
を設けた播種装置において、前記繰出ロール22と前記
播種板36との間には前記繰出ロール22により繰出さ
れた種子を前記播種板36の一端に案内する落下シュー
ト50を設け、該落下シュート50は前記播種板36の
一端より他端まで往復移動して往路行程で前記落下シュ
ート50内に貯留されている種子を前記播種板36の全
播種孔35に供給する構成とし、前記落下シュート50
の後方には前記落下シュート50と共に移動して前記播
種板36面を均らす回転ブラシ51を設け、該回転ブラ
シ51の移動方向と平行に隣接する縦列の前記各播種孔
35群の間の前記播種板36の上面には各播種孔35に
種子を案内する種子ガイド体37を設けた播種装置とし
たものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図により説明する
と、1はスポンジ等からなる苗床であり、縦横に切れ目
2を入れて多数のブロック3を形成し、播種後各ブロッ
ク3に分割可能に形成している。4は前記スポンジ苗床
1を収納する収納箱であり、発泡スチロール・合成樹脂
等により形成し、長四角形状の底壁5の周囲に起立する
周壁6を設け、上面を開放した箱型形状に形成してい
る。本実施例では、水耕栽培を予定しているため、スポ
ンジ等からなるスポンジ苗床1と発泡スチロールからな
る収納箱4を使用しているが、稲の種籾を播種するよう
に、土を供給した育苗箱でもよい。
【0007】10は、前記スポンジ苗床1を収納した収
納箱4を始端部より終端部に水平横送する移送台であ
り、複数の支脚7により床上に載置される。各支脚7に
は高さ調節装置8を設け、前記移送台10を水平にす
る。前記移送台10は前後に分割して前側移送台11と
後側移送台12とに形成し、前記前側移送台11および
後側移送台12のそれぞれには移送ロール13を設け
る。移送ロール13は、前記前側移送台11に設けた前
側移送用モータ14と、前記後側移送台12に設けた後
側移送用モータ15によりそれぞれ独立回転するように
構成する。
【0008】前記前側移送台11の始端部上方位置に
は、支持フレーム16を設ける。支持フレーム16は、
前記前側移送台11より所定間隔を置いて上方に位置す
る平板状の水平部17と、該水平部17の前後に前記収
納箱4が通過可能に設けた脚部18、19により側面視
下向きコの字形状に形成する。そして、前記前側脚部1
8には前記前側移送用モータ14を設け、前側脚部18
は前側移送用モータ14のモータボックスを兼用する。
【0009】前記支持フレーム16の水平部17の前側
上面には、供給ホッパ21を設け、供給ホッパ21の下
部には左右方向の繰出ロール22を設ける。繰出ロール
22は、その外周面には母線方向と平行の横条溝形状の
繰出凹部23を形成し、繰出ロール22の回転下降側の
外周面には摺接ブラシ24の先端を当接させる(図
4)。図3に戻り、前記繰出ロール22の回転軸25に
は歯車26を固定し、該歯車26と繰出用モータ27の
歯車28との間にチエン29を掛け回す。前記繰出用モ
ータ27は前記水平部17の上面に設ける。
【0010】前記歯車26の近傍には、該歯車26の歯
26aの数を検知する検知部20を設ける。本実施例で
は前記歯車26の歯26aは前記繰出凹部23の数と一
致させている。図4のように、前記繰出ロール22の回
転下降側の側部には前記摺接ブラシ24を通過した繰出
ロール22の繰出凹部23内の種子を繰出ロール22の
下方側にまで誘導する種子ガイド30を設け、該種子ガ
イド30の下端には落下案内ガイド31の上部を臨ませ
る。前記種子ガイド30および前記落下案内ガイド31
は前記繰出ロール22と略同一幅に形成する。
【0011】しかして、前記支持フレーム16の下方位
置の前側移送台11の収納箱4の移送路上方位置には上
下方向の播種孔35を縦横に並設した播種板36を設け
る(図4、図5)。播種板36は前記落下案内ガイド3
1と略同じかやや広い左右幅を有して形成される。前記
播種孔35は、ミツバの種子であれば20〜30粒程度
入るように直径7mm程度の大きさで形成しているが、そ
の大きさは任意であり、種子の形状や播種量によって前
記播種板36ごと交換自在とすることもある。また、前
記播種孔35は左右12個程度、前後に30個程度形成
するが、この数も任意である。左右に隣接する各縦列の
播種孔35の間の播種板36の上面には、上方に至るに
従い左右幅が狭くなる断面三角形状の前後方向の種子ガ
イド体37を設ける。また、播種板35の左右側には、
前後方向の外側ガイド体43を設けている。
【0012】前記播種板36の下方には、前記収納箱4
の移送方向と平行に移動するシャッタ38を重合させて
設ける。シャッタ38には該シャッタ38の移動方向に
長い長孔44を適宜の位置に複数形成し、該各長孔44
に前記播種板36の上方よりボルト39を挿入して吊設
する。前記ボルト39の外周にはバネ40を設け、バネ
40はシャッタ38の上面を前記播種板36の下面に密
着させるように付勢する。前記シャッタ38には前記播
種孔35に対応させて該播種孔35より大きな孔の落下
口41を形成する。
【0013】しかして、前記供給ホッパ21と前記播種
板36との上下間には、前記収納箱4の移動方向に往復
移動して全播種孔35に種子を供給する移動種子供給部
45を設ける。移動種子供給部45は前板46と左右側
板47と上板48により箱型形状に形成したフレーム4
9の後側に落下シュート50を設け、左右側板47の下
部に左右方向の回転均平ブラシ51を設け、フレーム4
9内の上部にはブラシ回転用モータ52を設けて構成す
る。即ち、ミツバ等の非球形状の種子は上下方向に整然
と並べることができないので、シャッタ38により上側
の種子と下側の種子とを分離しようとすると種子を潰す
ことになる。そこでシャッタ38は、いったん播種孔3
5ブラシ51により均等に嵌合させた種子を落下させる
ことのみに使用することにしている。
【0014】前記フレーム49の上板48には左右一対
の取付部55を前後に設け、各取付部55には前記水平
部17の前後側に設けた歯車56に掛け回したチエン5
7を係止し、該チエン57に前記移動種子供給部45を
吊設する。チエン57は前側の歯車56を移動用モータ
58により正逆回転させて往復移動させる。移動用モー
タ58とブラシ回転用モータ52は同期して回転するよ
うに構成し、前記回転均平ブラシ51が播種板36に対
して滑走するのを防止する。また、移動用モータ58と
ブラシ回転用モータ52は可変速モータとし、播種速度
を変更可能に構成している。
【0015】また、前記回転均平ブラシ51の回転軸5
9の左右両側にはガイドローラ60を固定し、該ガイド
ローラ60は前記播種板36に設けた案内レール61上
を転動させる。62は前記フレーム49に設けたガイド
ローラであり、4個のガイドローラ60、62により移
動種子供給部45を移動させる。案内レール61は前記
播種板36に設けた固定部63に対して高さ位置調節自
在に設け、案内レール61の高さを変更することにより
前記回転均平ブラシ51の高さを変更し、前記播種孔3
5に嵌合する種子の量を調節して播種量を変更しうるよ
うに構成している。64は前記回転軸59に固定の歯
車、65は前記ブラシ回転用モータ52の歯車、66は
歯車64と歯車65の間のチエン、67は前記シャッタ
38を開口させるソレノイド、68は前記シャッタ38
を閉塞させるソレノイド、69はリンク機構である。
【0016】しかして、前記播種板36は前記収納箱4
の長さよりも長く形成し、前記播種孔35は所定位置の
収納箱4の後部上方位置まで形成するが、前記播種板3
6の後部には播種孔35を形成しない無孔部70を形成
し、往路で回転均平ブラシ51が掃き飛ばした種子を、
復路で回転均平ブラシ51により掃き戻すように構成し
ている。即ち、前記後側の播種孔35の上方の中間位置
Aまでは前記回転均平ブラシ51は移送台10の始端側
に向けて種子を掃くように正転させ、前記中間位置Aを
通過すると回転均平ブラシ51を逆回転させるととも
に、前記中間位置Aより所定間隔を置いた後側の無孔部
70まで移動種子供給部45を移動させ、その後移動種
子供給部45は、無孔部70上の種子を掃き戻しながら
前記供給ホッパ21の下方の待機位置まで戻るように構
成している。なお、前記移動種子供給部45の待機位置
は前後反対にすることは勿論可能である。
【0017】また、前記種子ガイド体37の後端は前記
中間位置Aよりもやや後方に位置させているが、前記外
側ガイド43は播種板35と同一の前後長さに形成して
いる。なお、前記移動種子供給部45と前記播種板36
との関係は、移動種子供給部45と播種板36とが相対
的に移動すればよく、また、回転均平ブラシ51は往復
して播種板36の上面を2回掃き均らしているが、1回
でもよい。
【0018】しかして、前記支持フレーム16の水平部
17には、前記移動種子供給部45の待機位置を感知す
る待機位置スイッチ72と、前記中間位置Aを検知する
中間スイッチ73と、前記移動種子供給部45の戻り位
置を検出する戻り位置検出スイッチ74とを設け、ま
た、前記前側移送台11には前記収納箱4の停止位置を
検出する停止位置スイッチ75と、前記シャッタ38の
開位置を検知するスイッチ78と、閉位置を検知するス
イッチ79を設け、それぞれ前記支持フレーム16の水
平部17上に設けた制御盤76のスイッチ80群により
設定した回転時期、回転速度で回転するように各モータ
に接続し、自動制御しうるように構成している。なお、
この自動制御については、その構成は問わず、タイマー
を使用したり、また、作動順序を変更したものでもよ
く、自動的に播種しうるものではあればよい。図中、7
7は潅水装置、81は回収部である。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。制御盤76のスイッチ群8
0のメインスイッチをオンにし、待機位置スイッチ72
がオンのとき、箱型フレーム49が待機位置にあり、ス
イッチ78がオンのとき、シャッタ38が閉塞状態であ
るので、制御盤76(制御部を意味する)は繰出用モー
タ27に通電して繰出ロール22を回転させ、供給ホッ
パ21内の種子は繰出ロール22の繰出凹部23に嵌合
している状態で摺接ブラシ24の下方を通過して種子ガ
イド30内に入り、制御盤76は検知部20を通過する
繰出ロール22の歯車26の歯26aの数をカウント
し、繰出ロール22が設定量回転すると、前記繰出用モ
ータ27の通電を切り、繰出ロール22の回転を停止さ
せる。
【0020】種子ガイド30に入った種子は、自重で落
下案内ガイド31内に流下し、落下案内ガイド31から
落下した種子は移動種子供給部45の落下シュート50
に供給されて一時貯留され、前記繰出用モータ27の停
止後所定時間経過すると、制御盤76は移動用モータ5
8およびブラシ回転用モータ52に通電し、移動用モー
タ58は前側の歯車56を回転させて下側のチエン57
を矢印イ方向に移動させる。
【0021】チエン57の移動により移動種子供給部4
5の箱型フレーム49は、該箱型フレーム49の左右側
のガイドローラ60、62が播種板36の左右両側に設
けた案内レール61、61上に係合した状態で矢印イ方
向に移動し、箱型フレーム49とともに落下シュート5
0が移動する。落下シュート50は、繰出ロール22の
下方に待機している停止中は、落下シュート50の下端
と播種板36の上面との間の隙間に少量の種子が流下し
て、この種子により落下シュート50の下端は詰まった
状態となってこれ以上流下しないが、落下シュート50
が矢印イ方向の移動を開始すると、落下シュート50の
下端と播種板36の上面との間に再び隙間ができるの
で、落下シュート50内の種子は播種板36の上面に流
下する。したがって、落下シュート50は移動すること
により播種板36の一端から他端に均一に種子を供給す
る。
【0022】この場合、左右に隣接する各縦列の播種孔
35の間の播種板36の上面には、上方に至るに従い左
右幅が狭くなる断面三角形状の前後方向の種子ガイド体
37を設けているから、落下シュート50より流下する
種子は種子ガイド体37により左右の各播種孔35の縦
列に振り分けられるので、均等に供給される。
【0023】また、種子ガイド体37は、上方に至るに
従い左右幅が狭くなる断面三角形状に形成されているか
ら、落下シュート50より流下した種子は種子ガイド体
37の斜面により中央に位置する各播種孔35上に誘導
され、各播種孔35に確実に嵌合する。
【0024】そして、箱型フレーム49に設けたブラシ
回転用モータ52により回転する回転均平ブラシ51は
その移動方向前側(移送台10の始端側)に落下した種
子のうち播種孔35に嵌合していない種子を掃きながら
移動する。この場合も、左右に隣接する各縦列の播種孔
35の間に種子ガイド体37が設けられているから、回
転均平ブラシ51により掃かれた種子は種子ガイド体3
7により隣接する縦列の播種孔35群側に移動しないの
で、各縦列の播種孔35群に均等に種子を供給でき、均
一な播種ができる。
【0025】しかして、播種板36の播種孔35の最後
部である中間位置Aまで箱型フレーム49が移動する
と、該箱型フレーム49は中間スイッチ73に接触し、
制御盤76は前記ブラシ回転用モータ52のみを逆転さ
せて回転均平ブラシ51を逆回転させ、回転均平ブラシ
51はこの状態で播種板36の後部の播種孔35を形成
しない無孔部70まで移動する。したがって、今まで無
孔部70側に主旨を掃いていた回転均平ブラシ51は供
給ホッパ21側に戻しながら無孔部70に向けて移動す
る。
【0026】無孔部70の終端に前記箱型フレーム49
が至ると、箱型フレーム49は戻り位置検出スイッチ7
4に接触し、制御盤76は移動用モータ58を逆転さ
せ、箱型フレーム49を繰出ロール22の下方の待機位
置に向けて矢印ロ方向に移動させ、中間スイッチ73は
無視して箱型フレーム49が待機位置に戻ると、待機位
置スイッチ72がオンになって、制御盤76はブラシ回
転用モータ52および移動用モータ58停止させる。し
たがって、回転均平ブラシ51は、往路行程で無孔部7
0にまで掃き飛ばした種子を復路行程にて掃き戻すとと
もに、戻るときに再度均平するので種子は確実に播種孔
35に嵌合する。そして、待機位置まで戻った回転均平
ブラシ51は余分な種子を播種板36の前側に設けた回
収部81に飛ばして回収する。
【0027】しかして、前記播種板36の播種孔35へ
の種子を供給している間に、移送台10の前側移送台1
1の始端部に供給されたスポンジ苗床1(既に水分を吸
収させておくときと、吸収させないときがある)を嵌合
させた収納箱4は、前側移送用モータ14により回転す
る移送ロール13により前進し、収納箱4の先端が前記
供給ホッパ21の下方の所定位置に至ると、停止位置ス
イッチ75がオンになり、前側移送用モータ14の作動
を停止させ、前記収納箱4を所定位置にて停止待機さ
せ、制御盤76は、待機位置スイッチ72が待機位置に
戻った箱型フレーム49によりオンのとき、ソレノイド
67に通電し、ソレノイド67はシャッタ38を牽引
し、播種板36の全播種孔35に嵌合している種子は、
シャッタ38の落下口41を通って下方に待機している
スポンジ苗床1の各ブロック3の上面に播種され、制御
盤76は、スイッチ78がシャッタ38の開らきにより
オンになると、ソレノイド68に通電し、シャッタ38
を閉塞位置に復帰させる。
【0028】そして、シャッタ38の復帰によりスイッ
チ79がオンになると、制御盤76は前側移送用モータ
14に通電し、収納箱4の移送を開始し、また、シャッ
タ38の復帰をスイッチ79により箱型フレーム49が
待機位置にあることを待機位置スイッチ72によりそれ
ぞれ検知すると、再び繰出用モータ27に通電し、収納
箱4が所定位置に至るまでに前記播種板36の播種孔3
5への種子供給を行なう。
【0029】しかして、播種された収納箱4は、後側移
送台12に乗り移り、灌水装置77により灌水され、移
送台10の終端部にて取出され、収納箱4の取出に失敗
して収納箱4がスイッチ82に接触すると、灌水装置7
7を含めて全装置を停止させる。
【0030】移送台10の終端部にて取出されたスポン
ジ苗床1は、数日経つと、発芽するので、各ブロック3
に分割し、畳1枚程の大きさの発泡スチロールの苗床の
嵌合孔に嵌合させ育苗し、収穫して出荷する。前記の場
合、播種板36の播種孔35に対してシャッタ38の落
下口41が合致すると、種子は落下するので、播種孔3
5および落下口41内における公知例のような種子の移
動はないので、種子の詰まりはなく、種子の損傷もな
い。したがって、通常の球形形状の種子は勿論のこと、
コーティングした種子やミツバ・長ネギ等の非球形形状
の種子であっても良好に播種作業を行なえる。また、シ
ャッタ38の落下口41は播種板36の播種孔35より
大きな孔に形成しているので、種子の落下は一層良好に
なる。また、前記ソレノイド67はシャッタ38を衝撃
的に牽引し、ソレノイド68が衝撃的に閉塞状態の元の
位置に戻すので、種子を確実に落下させる。また、本実
施例では、余分な種子を回転均平ブラシ51により均平
除去するので、播種すべき量よりも多い目の種子を移動
種子供給部45に供給することができ、確実に全部の播
種孔35内に種子が嵌合し、欠株の発生を防止してい
る。
【0031】
【効果】本発明は、平板状のスポンジからなる苗床1を
上方から嵌合しうる上面開放の収納箱4を横送する移送
台10と、該移送台10の上方位置に設けた下部に繰出
ロール22を有する種子貯留用の供給ホッパ21と、前
記繰出ロール22の下部位置に設けた所定間隔置きに播
種孔35を前後左右に並設した播種板36と、該播種板
36の下面に重合する前記播種孔35に嵌合した種子を
落下させるシャッタ38とを設けた播種装置において、
前記繰出ロール22と前記播種板36との間には前記繰
出ロール22により繰出された種子を前記播種板36の
一端に案内する落下シュート50を設け、該落下シュー
ト50は前記播種板36の一端より他端まで往復移動し
て往路行程で前記落下シュート50内に貯留されている
種子を前記播種板36の全播種孔35に供給する構成と
し、前記落下シュート50の後方には前記落下シュート
50と共に移動して前記播種板36面を均らす回転ブラ
シ51を設け、該回転ブラシ51の移動方向と平行に隣
接する縦列の前記各播種孔35群の間の前記播種板36
の上面には各播種孔35に種子を案内する種子ガイド体
37を設けた播種装置としたものであるから、 落下シュート50より流下する種子は種子ガイド体
37により左右の各播種孔35の縦列に振り分けられる
ので、均等に供給される。 左右に隣接する各縦列の播種孔35の間に種子ガイ
ド体37が設けられているから、回転均平ブラシ51に
より掃かれた種子は種子ガイド体37により隣接する縦
列の播種孔35群側に移動しないので、各縦列の播種孔
35群に均等に種子を供給でき、均一な播種ができる。 という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 苗床を収納箱に載置する状態の斜視図。
【図2】 装置全体の側面図。
【図3】 要部側面図。
【図4】 要部縦断側面図。
【図5】 要部縦断正面図。
【図6】 ブラシ回転方向説明図。
【図7】 ブラシの作用状態図。
【図8】 繰出ロールの検知部の斜視図。
【図9】 種子ガイド体の斜視図。
【符号の説明】
1…苗床、2…切れ目、3…ブロック、4…収納箱、5
…底壁、6…側壁、7…支脚、8…高さ調節装置、10
…移送台、11…前側移送台、12…後側移送台、13
…移送ロール、14…前側移送用モータ、15…後側移
送用モータ、16…支持フレーム、17…水平部、1
8、19…脚部、20…検知部、21…供給ホッパ、2
2…繰出ロール、23…繰出凹部、24…摺接ブラシ、
25…回転軸、26…歯車、27…繰出用モータ、28
…歯車、29…チエン、30…種子ガイド、31…落下
案内ガイド、35…播種孔、36…播種板、37…種子
ガイド体、38…シャッタ、39…ボルト、40…バ
ネ、41…落下口、43…外側ガイド、45…移動種子
供給部、46…前板、47…左右側板、48…上板、4
9…フレーム、50…落下シュート、51…回転均平ブ
ラシ、52…ブラシ回転用モータ、55…取付部、56
…歯車、57…チエン、58…移動用モータ、59…回
転軸、60…ガイドローラ、61…案内レール、62…
ガイドローラ、63…固定部、64、65…歯車、66
…チエン、67、68…ソレノイド、69…リンク機
構、70…無孔部、72、73、74、75…スイッ
チ、76…制御盤、77…潅水装置、78、79…スイ
ッチ、80…スイッチ群、81…回収部、82…スイッ
チ、A…中間位置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のスポンジからなる苗床1を上方
    から嵌合しうる上面開放の収納箱4を横送する移送台1
    0と、該移送台10の上方位置に設けた下部に繰出ロー
    ル22を有する種子貯留用の供給ホッパ21と、前記繰
    出ロール22の下部位置に設けた所定間隔置きに播種孔
    35を前後左右に並設した播種板36と、該播種板36
    の下面に重合する前記播種孔35に嵌合した種子を落下
    させるシャッタ38とを設けた播種装置において、前記
    繰出ロール22と前記播種板36との間には前記繰出ロ
    ール22により繰出された種子を前記播種板36の一端
    に案内する落下シュート50を設け、該落下シュート5
    0は前記播種板36の一端より他端まで往復移動して往
    路行程で前記落下シュート50内に貯留されている種子
    を前記播種板36の全播種孔35に供給する構成とし、
    前記落下シュート50の後方には前記落下シュート50
    と共に移動して前記播種板36面を均らす回転ブラシ5
    1を設け、該回転ブラシ51の移動方向と平行に隣接す
    る縦列の前記各播種孔35群の間の前記播種板36の上
    面には各播種孔35に種子を案内する種子ガイド体37
    を設けた播種装置。
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