JPH05127809A - 三次元空間座標入力装置 - Google Patents
三次元空間座標入力装置Info
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- JPH05127809A JPH05127809A JP9645592A JP9645592A JPH05127809A JP H05127809 A JPH05127809 A JP H05127809A JP 9645592 A JP9645592 A JP 9645592A JP 9645592 A JP9645592 A JP 9645592A JP H05127809 A JPH05127809 A JP H05127809A
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- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構造で、広い空間の任意の点の三次元
座標を入力できるようにする。 【構成】 物体3からの光8の一部を受光部分2で直接
受光する。一方鏡5によって反射した光も受光部分2で
受光する。各部分の間の距離、光の入射角度、鏡の位置
などにより空間座標を計算する。光8を発する発光部分
1を設け、物体3の球面反射部分4で反射した光を用い
てもよい。鏡5を回転可能にすることが望ましい。
座標を入力できるようにする。 【構成】 物体3からの光8の一部を受光部分2で直接
受光する。一方鏡5によって反射した光も受光部分2で
受光する。各部分の間の距離、光の入射角度、鏡の位置
などにより空間座標を計算する。光8を発する発光部分
1を設け、物体3の球面反射部分4で反射した光を用い
てもよい。鏡5を回転可能にすることが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータや計測機
器などの情報機器における、三次元空間内の物体の座標
を特定するためのシステムに関し、特に、光などの輻射
線を用いて物体の座標を特定するための技術の改良に関
する。
器などの情報機器における、三次元空間内の物体の座標
を特定するためのシステムに関し、特に、光などの輻射
線を用いて物体の座標を特定するための技術の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータをはじめとする電子技術の
発展にともない、三次元空間を取扱うシステムが増えて
きた。そのようなシステムのうち、最も代表的なものが
バーチャルリアリティ(以下「VR」と称する)システ
ムである。
発展にともない、三次元空間を取扱うシステムが増えて
きた。そのようなシステムのうち、最も代表的なものが
バーチャルリアリティ(以下「VR」と称する)システ
ムである。
【0003】VRシステムにおいては、人間が、人工的
な現実の中で現実の体験と同様の体験を行なうことがで
きる。そのような仮想現実感については、以下のような
文献がある。
な現実の中で現実の体験と同様の体験を行なうことがで
きる。そのような仮想現実感については、以下のような
文献がある。
【0004】(1) 広瀬通孝:仮想環境,第6回ヒュ
ーマンインターフェース・シンポジウム論文集(199
0) (2) 広瀬通孝:人工現実感の生成,システム/制御
/情報,vol.33,No.11,pp.590−5
97(1989) (3) 広瀬通孝:人工現実感はどこまで実現するか,
日本機械学会誌,vol.93,No.863,pp.
72−78(1990) このVRシステムにおいては、システムに対し、人間の
位置や姿勢などを正確に、かつ高速に入力することが重
要である。人間の座標を高速かつ正確に特定するための
試みが従来からいくつか行なわれてきた。
ーマンインターフェース・シンポジウム論文集(199
0) (2) 広瀬通孝:人工現実感の生成,システム/制御
/情報,vol.33,No.11,pp.590−5
97(1989) (3) 広瀬通孝:人工現実感はどこまで実現するか,
日本機械学会誌,vol.93,No.863,pp.
72−78(1990) このVRシステムにおいては、システムに対し、人間の
位置や姿勢などを正確に、かつ高速に入力することが重
要である。人間の座標を高速かつ正確に特定するための
試みが従来からいくつか行なわれてきた。
【0005】図12は、そのような座標入力のシステム
を用いたVRシステムの一例である。このシステムは、
上述の文献(1)に記載されている。
を用いたVRシステムの一例である。このシステムは、
上述の文献(1)に記載されている。
【0006】図12を参照して、このVRシステムは、
人間100の頭部に取付けられたスペースセンサ102
と、人間100が着用する液晶グラス104と、人間1
00がその手に着用するデータグローブ106と、スペ
ースセンサ102をコントロールするためのスペースセ
ンサ・コントローラ108と、データグローブ106を
コントロールするためのデータグローブコントローラ1
10と、スペースセンサ・コントローラ108およびデ
ータグローブコントローラ110から入力される人間の
位置、姿勢、指の位置、姿勢に応答して、ワールドモデ
ル128に所定の処理を加えて仮想現実感を人間の動作
に適合させるためのグラフィックス・ワールドコントロ
ーラ112と、ワールドモデル128にしたがい、人間
100に与えられる映像を作り出すためのステレオディ
スプレイコントローラ114と、ステレオディスプレイ
コントローラ114から与えられる信号にしたがい、仮
想物体118の立体表示を行なうためのステレオディス
プレイ116と、ステレオディスプレイコントローラ1
14からの同期信号にしたがい、液晶グラス114の左
右の液晶シャッタを、仮想物体118の表示周期に同期
して交互に開閉させるための同期信号送信機126と、
人間100の前に置かれたハーフミラー120と、デー
タグローブ106に対し、ワールドモデル128にした
がって人間100の手に反力を与えるように反力フィー
ドバックヘッド122を制御するためのフォースフィー
ドバックコントローラ124とを含む。
人間100の頭部に取付けられたスペースセンサ102
と、人間100が着用する液晶グラス104と、人間1
00がその手に着用するデータグローブ106と、スペ
ースセンサ102をコントロールするためのスペースセ
ンサ・コントローラ108と、データグローブ106を
コントロールするためのデータグローブコントローラ1
10と、スペースセンサ・コントローラ108およびデ
ータグローブコントローラ110から入力される人間の
位置、姿勢、指の位置、姿勢に応答して、ワールドモデ
ル128に所定の処理を加えて仮想現実感を人間の動作
に適合させるためのグラフィックス・ワールドコントロ
ーラ112と、ワールドモデル128にしたがい、人間
100に与えられる映像を作り出すためのステレオディ
スプレイコントローラ114と、ステレオディスプレイ
コントローラ114から与えられる信号にしたがい、仮
想物体118の立体表示を行なうためのステレオディス
プレイ116と、ステレオディスプレイコントローラ1
14からの同期信号にしたがい、液晶グラス114の左
右の液晶シャッタを、仮想物体118の表示周期に同期
して交互に開閉させるための同期信号送信機126と、
人間100の前に置かれたハーフミラー120と、デー
タグローブ106に対し、ワールドモデル128にした
がって人間100の手に反力を与えるように反力フィー
ドバックヘッド122を制御するためのフォースフィー
ドバックコントローラ124とを含む。
【0007】図12に示されるVRシステムは以下のよ
うに動作する。スペースセンサ102およびスペースセ
ンサコントローラ108は、人間100の頭部の位置・
姿勢を検出してその三次元座標をグラフィックス・ワー
ルドコントローラ112に与える。データグローブコン
トローラ110は、人間100の手の動きを検出し、手
の姿勢および位置を表わす情報をデータグローブコント
ローラ110に与える。データグローブコントローラ1
10はこの信号を処理し、人間100の手の位置座標お
よび各関節の状態を表わす信号を発生し、グラフィック
ス・ワールドコントローラ112に与える。
うに動作する。スペースセンサ102およびスペースセ
ンサコントローラ108は、人間100の頭部の位置・
姿勢を検出してその三次元座標をグラフィックス・ワー
ルドコントローラ112に与える。データグローブコン
トローラ110は、人間100の手の動きを検出し、手
の姿勢および位置を表わす情報をデータグローブコント
ローラ110に与える。データグローブコントローラ1
10はこの信号を処理し、人間100の手の位置座標お
よび各関節の状態を表わす信号を発生し、グラフィック
ス・ワールドコントローラ112に与える。
【0008】グラフィックス・ワールドコントローラ1
12は、人間100の頭部の位置・姿勢および手の位置
と姿勢を示す情報と、それ以前に持っていた仮想現実感
を表わすワールドモデル128の情報とから、ワールド
モデル128をどのように変化させるかを決定する。そ
の決定にしたがいワールドモデル128に所定の処理が
加えられる。
12は、人間100の頭部の位置・姿勢および手の位置
と姿勢を示す情報と、それ以前に持っていた仮想現実感
を表わすワールドモデル128の情報とから、ワールド
モデル128をどのように変化させるかを決定する。そ
の決定にしたがいワールドモデル128に所定の処理が
加えられる。
【0009】ステレオディスプレイコントローラ114
は、新たに変化したワールドモデル128にしたがい、
人間100に与えられる立体的な映像を生成する。この
立体的な映像は、人間の右目が見る映像と、左目が見る
映像とのペアを含む。ステレオディスプレイ116は、
右目用の映像と左目用の映像とを所定の間隔で交互に表
示する。表示された仮想物体118は、ハーフミラー1
20によって反射されて仮想物体132として人間10
0の目に入射する。このとき、同期信号送信機126
は、右目用映像が表示されているときには液晶グラス1
04の右側シャッタを、左目用映像が表示されていると
きには左側シャッタをそれぞれ開き、他方は閉じる。こ
れにより人間100の右目には右目用の映像が、左目に
は左目用の映像が与えられる。その結果人間100は、
仮想物体132を立体的なものとして認識する。
は、新たに変化したワールドモデル128にしたがい、
人間100に与えられる立体的な映像を生成する。この
立体的な映像は、人間の右目が見る映像と、左目が見る
映像とのペアを含む。ステレオディスプレイ116は、
右目用の映像と左目用の映像とを所定の間隔で交互に表
示する。表示された仮想物体118は、ハーフミラー1
20によって反射されて仮想物体132として人間10
0の目に入射する。このとき、同期信号送信機126
は、右目用映像が表示されているときには液晶グラス1
04の右側シャッタを、左目用映像が表示されていると
きには左側シャッタをそれぞれ開き、他方は閉じる。こ
れにより人間100の右目には右目用の映像が、左目に
は左目用の映像が与えられる。その結果人間100は、
仮想物体132を立体的なものとして認識する。
【0010】反力フィードバックコントローラ124
は、ワールドモデル128にしたがい、人間100の手
に対してどのような反力を与えるかを決定する。反力フ
ィードバックコントローラ124は、決定された反力に
したがって反力フィードバックヘッド122を動作さ
せ、人間100のデータグローブ106を着用した手を
押圧する。これにより、人間100は、あたかも仮想物
体132を実際に触っているかのような感触を得る。
は、ワールドモデル128にしたがい、人間100の手
に対してどのような反力を与えるかを決定する。反力フ
ィードバックコントローラ124は、決定された反力に
したがって反力フィードバックヘッド122を動作さ
せ、人間100のデータグローブ106を着用した手を
押圧する。これにより、人間100は、あたかも仮想物
体132を実際に触っているかのような感触を得る。
【0011】上述のVRシステムにおいて、人間100
の位置を正確に得ることが重要なのは明らかである。そ
のためのスペースセンサ102として、図13に示され
るようなものが使用されている。図13を参照して、こ
の位置検出システムは、ソースコイル134と、センサ
コイル136と、検出回路138と、コンピュータ14
0と、ドライブ回路142とを含む。ソースコイル13
4、センサコイル136はいずれも、互いに直交する3
個のヘルムホルツコイルを含む。
の位置を正確に得ることが重要なのは明らかである。そ
のためのスペースセンサ102として、図13に示され
るようなものが使用されている。図13を参照して、こ
の位置検出システムは、ソースコイル134と、センサ
コイル136と、検出回路138と、コンピュータ14
0と、ドライブ回路142とを含む。ソースコイル13
4、センサコイル136はいずれも、互いに直交する3
個のヘルムホルツコイルを含む。
【0012】ソースコイル134の3個のコイルは、時
分割で磁場を発生する。センサコイル136は、ソース
コイル134によって発生された磁場を検知する。セン
サコイル136の出力は検出回路138によって検出さ
れ、コンピュータ140に与えられる。コンピュータ1
40は、センサコイル136の出力から得られる3×3
個=9個の情報から、センサコイル136の空間位置と
姿勢とを算出する。算出された情報はコンピュータ14
0から外部に出力される。
分割で磁場を発生する。センサコイル136は、ソース
コイル134によって発生された磁場を検知する。セン
サコイル136の出力は検出回路138によって検出さ
れ、コンピュータ140に与えられる。コンピュータ1
40は、センサコイル136の出力から得られる3×3
個=9個の情報から、センサコイル136の空間位置と
姿勢とを算出する。算出された情報はコンピュータ14
0から外部に出力される。
【0013】同様に図12に示されるシステムで使用さ
れるデータグローブ106によっても、たとえば指の先
端の座標などを測定することができる。
れるデータグローブ106によっても、たとえば指の先
端の座標などを測定することができる。
【0014】図14を参照して、データグローブ106
は、グローブ本体144と、グローブ本体144の甲の
部分に装着された、図13に示されるようなスペースセ
ンサ146と、グローブ144の各指に沿って、ファイ
バー止め148によってグローブ144に取付けられた
光ファイバセンサ150とを含む。光ファイバセンサ1
50により、指1本当り2の自由度、合計10自由度の
入力を得ることができる。さらに、スペースセンサ14
6を用いて手の位置、姿勢まで含め、16自由度の情報
をデータグローブ106により得ることができる。そし
て、位置センサ146の出力と、光ファイバセンサ15
0の出力の積算とを加算することにより、所定の指の先
端の位置の座標を特定することができる。同様の原理
で、体全体の動作を測定することができるデータスーツ
と呼ばれるスーツも発表されている。
は、グローブ本体144と、グローブ本体144の甲の
部分に装着された、図13に示されるようなスペースセ
ンサ146と、グローブ144の各指に沿って、ファイ
バー止め148によってグローブ144に取付けられた
光ファイバセンサ150とを含む。光ファイバセンサ1
50により、指1本当り2の自由度、合計10自由度の
入力を得ることができる。さらに、スペースセンサ14
6を用いて手の位置、姿勢まで含め、16自由度の情報
をデータグローブ106により得ることができる。そし
て、位置センサ146の出力と、光ファイバセンサ15
0の出力の積算とを加算することにより、所定の指の先
端の位置の座標を特定することができる。同様の原理
で、体全体の動作を測定することができるデータスーツ
と呼ばれるスーツも発表されている。
【0015】他の試みとして、図15に示されるような
システムがある。図15を参照して、このシステムは、
人間が手に持って空間内を自在に移動させることができ
る、発光部156を有するマウスペン152と、発光部
156からの光を受ける2組の受光部154とを含む。
各受光部154としては通常のカメラを用いることも考
えられるが、図14に示されるシステムの各受光部15
4は、レンズ158と受光素子160とを含む。受光素
子160の上にはフィルタ164が設けられている。各
受光素子160およびレンズ158は、互いの軸が、所
定の角度で交差するように配置されている。
システムがある。図15を参照して、このシステムは、
人間が手に持って空間内を自在に移動させることができ
る、発光部156を有するマウスペン152と、発光部
156からの光を受ける2組の受光部154とを含む。
各受光部154としては通常のカメラを用いることも考
えられるが、図14に示されるシステムの各受光部15
4は、レンズ158と受光素子160とを含む。受光素
子160の上にはフィルタ164が設けられている。各
受光素子160およびレンズ158は、互いの軸が、所
定の角度で交差するように配置されている。
【0016】図15に示されるシステムにおいては、マ
ウスペン152の発光部156からの光が、レンズ15
8を通って1対の受光素子160にそれぞれ入射する。
受光素子160へのこの光の入射角度は、それぞれ発光
部156の位置によって変化する。この入射角は、各受
光素子160上に結ばれる発光部156の像の位置によ
って知ることができる。この角度と受光素子160間の
距離に基づき、三角測量の原理によってマウスペン15
2の発光部156の位置を知ることができる。フィルタ
164は、入射する光線のうち、発光部156から発せ
られる光のみを受光素子160に与えるためのものであ
る。
ウスペン152の発光部156からの光が、レンズ15
8を通って1対の受光素子160にそれぞれ入射する。
受光素子160へのこの光の入射角度は、それぞれ発光
部156の位置によって変化する。この入射角は、各受
光素子160上に結ばれる発光部156の像の位置によ
って知ることができる。この角度と受光素子160間の
距離に基づき、三角測量の原理によってマウスペン15
2の発光部156の位置を知ることができる。フィルタ
164は、入射する光線のうち、発光部156から発せ
られる光のみを受光素子160に与えるためのものであ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の図13に
示されるシステムは、以下のような問題点を有する。ま
ず第1にこのシステムは、全空間内で物体の位置を検出
することができない。第2にこのシステムは、動作が遅
い。そのために仮想現実感の動作を、利用者の動きに合
わせて適確に変化させることができないという結果が生
ずる。またこのシステムでは、計測空間内に金属物体が
存在すると、金属物体により引起こされる磁場変化によ
って、計測値に誤差が生ずる。
示されるシステムは、以下のような問題点を有する。ま
ず第1にこのシステムは、全空間内で物体の位置を検出
することができない。第2にこのシステムは、動作が遅
い。そのために仮想現実感の動作を、利用者の動きに合
わせて適確に変化させることができないという結果が生
ずる。またこのシステムでは、計測空間内に金属物体が
存在すると、金属物体により引起こされる磁場変化によ
って、計測値に誤差が生ずる。
【0018】データグローブのようなデバイスは、細か
い動作を対応の情報に変換する機能に優れている。しか
しその反面、このようなデバイスは、空間の位置を指定
するための部品それ自体に電源を供給し、さらにセンサ
を設けることが必要である。そのために、システム全体
が大型となってしまう。また、このようなデバイスを用
いた場合、限られた範囲の空間でしか座標の認識が行な
えず、しかも精度も良くない。
い動作を対応の情報に変換する機能に優れている。しか
しその反面、このようなデバイスは、空間の位置を指定
するための部品それ自体に電源を供給し、さらにセンサ
を設けることが必要である。そのために、システム全体
が大型となってしまう。また、このようなデバイスを用
いた場合、限られた範囲の空間でしか座標の認識が行な
えず、しかも精度も良くない。
【0019】図15に示されるシステムでは、受光素子
またはカメラを2つ必要とする。したがって装置が複雑
となり、かつ大型となる。また、受光素子やカメラ間の
距離を変えたりする必要が起こった場合、システムを容
易に新たな条件に適合することが難しい。さらに、空間
の特定の点を指示するための装置152が発光部156
を有するために、ペン152に、発光部156を動作さ
せるための電源を設ける必要がある。また、図15に示
されるようにレンズ158、受光素子160の軸を所定
角度をもって交差させるようにした場合、座標を指定で
きる空間の広さが狭い。
またはカメラを2つ必要とする。したがって装置が複雑
となり、かつ大型となる。また、受光素子やカメラ間の
距離を変えたりする必要が起こった場合、システムを容
易に新たな条件に適合することが難しい。さらに、空間
の特定の点を指示するための装置152が発光部156
を有するために、ペン152に、発光部156を動作さ
せるための電源を設ける必要がある。また、図15に示
されるようにレンズ158、受光素子160の軸を所定
角度をもって交差させるようにした場合、座標を指定で
きる空間の広さが狭い。
【0020】それゆえに、請求項1に記載の発明の目的
は、三次元の空間座標を光学的に直接に指定し、かつ空
間を自由に移動する空間座標を指示する物体に電源機器
を必要としないこと、センサ部分を簡易なものにするこ
と、広範囲な空間内での座標指示入力を可能とすること
である。
は、三次元の空間座標を光学的に直接に指定し、かつ空
間を自由に移動する空間座標を指示する物体に電源機器
を必要としないこと、センサ部分を簡易なものにするこ
と、広範囲な空間内での座標指示入力を可能とすること
である。
【0021】請求項2に記載の発明の目的は、三次元座
標系内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を
特定することができる、簡易で新規な装置を提供するこ
とである。
標系内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を
特定することができる、簡易で新規な装置を提供するこ
とである。
【0022】請求項3に記載の発明の目的は、三次元座
標系内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を
高い精度で特定することができる、簡易で新規な装置を
提供することである。
標系内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を
高い精度で特定することができる、簡易で新規な装置を
提供することである。
【0023】請求項4に記載の発明の目的は、三次元座
標系内の広い空間内の物体の座標を高い精度で特定する
ことができる、簡易で新規な装置を提供することであ
る。
標系内の広い空間内の物体の座標を高い精度で特定する
ことができる、簡易で新規な装置を提供することであ
る。
【0024】請求項5に記載の発明の目的は、三次元空
間座標系内を高い自由度で移動させることができる、電
源を必要としない対象点指定装置を用い、広い空間内の
任意の点を指定して、その座標を高い精度で特定でき
る、簡易で新規な装置を提供することである。
間座標系内を高い自由度で移動させることができる、電
源を必要としない対象点指定装置を用い、広い空間内の
任意の点を指定して、その座標を高い精度で特定でき
る、簡易で新規な装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかる三次元空間座標入力装置は、固定された輻射線の
発射装置と、これにある距離を隔てて固定された輻射線
の受信装置と、空間を移動する物体に設けられた曲面反
射部分と、空間のある位置に設けられた反射角度を変更
できる反射鏡と、反射鏡の駆動装置とを含む。
かかる三次元空間座標入力装置は、固定された輻射線の
発射装置と、これにある距離を隔てて固定された輻射線
の受信装置と、空間を移動する物体に設けられた曲面反
射部分と、空間のある位置に設けられた反射角度を変更
できる反射鏡と、反射鏡の駆動装置とを含む。
【0026】請求項2に記載の発明にかかる三次元空間
座標入力装置は、三次元空間の所定領域内に配置された
特定の物体から入射する輻射線を所定平面上に収斂させ
て像を形成し、その像の、所定平面上における位置を検
出するためのイメージ位置センス手段と、特定の物体の
輻射する輻射線を反射して、イメージ位置センス手段に
入射させるための反射手段と、特定の物体によって輻射
され、イメージ位置センス手段に直接入射する直接入射
輻射線により形成される像の、所定平面上の位置と、特
定の物体から輻射され、反射手段を経由してイメージ位
置センス手段に入射する間接入射輻射線により形成され
る像の、所定平面上の位置とに基づき、特定の物体の、
三次元空間内に規定された三次元座標系の座標を計算す
るための座標計算手段とを含む。
座標入力装置は、三次元空間の所定領域内に配置された
特定の物体から入射する輻射線を所定平面上に収斂させ
て像を形成し、その像の、所定平面上における位置を検
出するためのイメージ位置センス手段と、特定の物体の
輻射する輻射線を反射して、イメージ位置センス手段に
入射させるための反射手段と、特定の物体によって輻射
され、イメージ位置センス手段に直接入射する直接入射
輻射線により形成される像の、所定平面上の位置と、特
定の物体から輻射され、反射手段を経由してイメージ位
置センス手段に入射する間接入射輻射線により形成され
る像の、所定平面上の位置とに基づき、特定の物体の、
三次元空間内に規定された三次元座標系の座標を計算す
るための座標計算手段とを含む。
【0027】請求項3に記載の発明にかかる三次元空間
座標入力装置は、請求項2に記載の三次元空間座標入力
装置であってさらに、複数個の反射手段を含む。
座標入力装置は、請求項2に記載の三次元空間座標入力
装置であってさらに、複数個の反射手段を含む。
【0028】請求項4に記載の発明にかかる三次元空間
座標入力装置は、請求項2に記載の装置であって、さら
に、所定波長の輻射線を所定領域内に向けて輻射するた
めの輻射手段を含む。
座標入力装置は、請求項2に記載の装置であって、さら
に、所定波長の輻射線を所定領域内に向けて輻射するた
めの輻射手段を含む。
【0029】請求項5に記載の三次元空間座標入力装置
は、請求項4に記載の装置であって、さらに、所定領域
内の任意の位置におかれ得る位置指示部材を含み、位置
指示部材は、入射する輻射線を反射するための曲面部分
を含む。
は、請求項4に記載の装置であって、さらに、所定領域
内の任意の位置におかれ得る位置指示部材を含み、位置
指示部材は、入射する輻射線を反射するための曲面部分
を含む。
【0030】
【作用】請求項1に記載の三次元空間座標入力装置にお
いては、空間を移動する物体には曲面反射部分が設けら
れているから、この物体には電源との接続を考慮する必
要がない。固定された輻射線の発信装置からの輻射線は
曲面反射部分によって反射され、直接反射されて受信装
置に入射するものと、反射鏡の角度を変えることによ
り、さらに反射鏡で反射され間接的に受信装置に入力す
るものとがある。輻射線の発信装置と受信装置との距
離、反射鏡と受信装置との距離、反射鏡の回転角度等に
より空間を移動する物体の座標を指示することができ
る。
いては、空間を移動する物体には曲面反射部分が設けら
れているから、この物体には電源との接続を考慮する必
要がない。固定された輻射線の発信装置からの輻射線は
曲面反射部分によって反射され、直接反射されて受信装
置に入射するものと、反射鏡の角度を変えることによ
り、さらに反射鏡で反射され間接的に受信装置に入力す
るものとがある。輻射線の発信装置と受信装置との距
離、反射鏡と受信装置との距離、反射鏡の回転角度等に
より空間を移動する物体の座標を指示することができ
る。
【0031】請求項2に記載の装置においては、三次元
空間の所定領域内に配置された特定の物体から放射され
る輻射線の一部は、直接イメージ位置センス手段に入射
する。輻射線の他の一部は、反射手段によって反射され
てイメージ位置センス手段に入射する。イメージ位置セ
ンス手段は、この直接入射線と間接入射線をそれぞれ収
斂させて所定平面上に像を形成する。この各々の像の、
所定平面上における位置がイメージ位置センス手段に検
出されて座標計算手段に与えられる。座標計算手段は、
直接入射線による像の位置と、間接入射輻射線の像の位
置とに基づき、三次元座標系の座標を計算する。
空間の所定領域内に配置された特定の物体から放射され
る輻射線の一部は、直接イメージ位置センス手段に入射
する。輻射線の他の一部は、反射手段によって反射され
てイメージ位置センス手段に入射する。イメージ位置セ
ンス手段は、この直接入射線と間接入射線をそれぞれ収
斂させて所定平面上に像を形成する。この各々の像の、
所定平面上における位置がイメージ位置センス手段に検
出されて座標計算手段に与えられる。座標計算手段は、
直接入射線による像の位置と、間接入射輻射線の像の位
置とに基づき、三次元座標系の座標を計算する。
【0032】請求項3に記載の装置においては、イメー
ジ位置センス手段には、特定の物体から放射される輻射
線のうち直接入射するものと、複数の反射手段において
それぞれ反射されたものとが入射する。各間接入射輻射
線と、直接入射輻射線との間で三次元座標系の座標を計
算することができる。
ジ位置センス手段には、特定の物体から放射される輻射
線のうち直接入射するものと、複数の反射手段において
それぞれ反射されたものとが入射する。各間接入射輻射
線と、直接入射輻射線との間で三次元座標系の座標を計
算することができる。
【0033】請求項4に記載の装置においては、輻射手
段から輻射された輻射線が三次元空間内の物体によって
反射され、直接、または間接にイメージ位置センス手段
に入射する。イメージ位置センス手段では、この所定の
波長の輻射線による像の位置を検出すればよいために、
像の位置の検出がより容易となる。
段から輻射された輻射線が三次元空間内の物体によって
反射され、直接、または間接にイメージ位置センス手段
に入射する。イメージ位置センス手段では、この所定の
波長の輻射線による像の位置を検出すればよいために、
像の位置の検出がより容易となる。
【0034】請求項5に記載の装置においては、輻射手
段によって輻射された輻射線は、位置指示部材の曲面部
分によって反射され、直接イメージ位置センス手段に、
あるいは反射手段によって反射されて間接的にイメージ
位置センス手段に入射する。この2組の入射線によって
形成される2つの像の位置から、三角測量の原理により
この曲面部分の空間座標を計算することができ、曲面部
分の位置している場所の座標を特定することができる。
段によって輻射された輻射線は、位置指示部材の曲面部
分によって反射され、直接イメージ位置センス手段に、
あるいは反射手段によって反射されて間接的にイメージ
位置センス手段に入射する。この2組の入射線によって
形成される2つの像の位置から、三角測量の原理により
この曲面部分の空間座標を計算することができ、曲面部
分の位置している場所の座標を特定することができる。
【0035】
【実施例】図1を参照して、本発明の原理を説明する。
空間の任意の位置を指し示すために、球面反射部分4が
用いられる。本発明にかかる、この球面反射部分4の座
標を特定するための装置は、少なくとも鏡5と受光部分
2とを有する。そしてさらに、後述する第1の実施例の
装置のように、発光部分1を含んでいてもよい。また、
球面反射部分4は曲面であれば良く、放物面、だ円面な
どでも良い。
空間の任意の位置を指し示すために、球面反射部分4が
用いられる。本発明にかかる、この球面反射部分4の座
標を特定するための装置は、少なくとも鏡5と受光部分
2とを有する。そしてさらに、後述する第1の実施例の
装置のように、発光部分1を含んでいてもよい。また、
球面反射部分4は曲面であれば良く、放物面、だ円面な
どでも良い。
【0036】発光部分1あるいは他の光源から放射され
た光8は、球面反射部分4で反射される。反射光の一部
は直接受光部分2に到達する。反射部分の他の一部は、
鏡5で反射して受光部分2に到達する。鏡5で反射され
る光を受光部分2で受光することは、鏡5の表面で規定
される平面を中心とし、受光部分2に対して対称な位置
に置かれた仮想的な受光部分7を設けたのと同様の効果
を奏する。鏡5と受光部分2との位置関係は既知であ
る。受光部分2と、仮想的な受光部分7との間の距離も
計算により求められる。したがって、受光部分2の出力
と、仮想的な受光部分7の出力(すなわち受光部分2の
出力の一部)とに基づき、三角測量の原理を用いて球面
反射部分4の空間座標を得ることができる。球面反射部
分4の直径はなるべく小さくし、光のビームの太さは球
面反射部分4の直径にほぼ等しく選ばれる。
た光8は、球面反射部分4で反射される。反射光の一部
は直接受光部分2に到達する。反射部分の他の一部は、
鏡5で反射して受光部分2に到達する。鏡5で反射され
る光を受光部分2で受光することは、鏡5の表面で規定
される平面を中心とし、受光部分2に対して対称な位置
に置かれた仮想的な受光部分7を設けたのと同様の効果
を奏する。鏡5と受光部分2との位置関係は既知であ
る。受光部分2と、仮想的な受光部分7との間の距離も
計算により求められる。したがって、受光部分2の出力
と、仮想的な受光部分7の出力(すなわち受光部分2の
出力の一部)とに基づき、三角測量の原理を用いて球面
反射部分4の空間座標を得ることができる。球面反射部
分4の直径はなるべく小さくし、光のビームの太さは球
面反射部分4の直径にほぼ等しく選ばれる。
【0037】この計算においては、受光部分2および仮
想的な受光部分7に入射する光8の入射角度と、受光部
分2と仮想的な受光部分7との間の距離が必要である。
仮に鏡5が固定されていれば、受光部分2と仮想的な受
光部分7との間の距離は容易に知ることができる。ま
た、鏡5は必ずしも固定されている必要はなく、たとえ
ばその表面に想定される2つの直交する軸を中心として
回転してもよい。これにより、球面反射部分4がより広
い空間範囲内を移動したとしても、受光部分2に対して
反射光を適確に入射させることができ、したがってより
広い空間内の任意の点の空間座標を特定することができ
る。ただしこの場合には、受光部分2と仮想的な受光部
分7との間の距離は、鏡5と受光部分2との位置関係の
みならず、鏡5の回転角度を用いて計算することが必要
である。
想的な受光部分7に入射する光8の入射角度と、受光部
分2と仮想的な受光部分7との間の距離が必要である。
仮に鏡5が固定されていれば、受光部分2と仮想的な受
光部分7との間の距離は容易に知ることができる。ま
た、鏡5は必ずしも固定されている必要はなく、たとえ
ばその表面に想定される2つの直交する軸を中心として
回転してもよい。これにより、球面反射部分4がより広
い空間範囲内を移動したとしても、受光部分2に対して
反射光を適確に入射させることができ、したがってより
広い空間内の任意の点の空間座標を特定することができ
る。ただしこの場合には、受光部分2と仮想的な受光部
分7との間の距離は、鏡5と受光部分2との位置関係の
みならず、鏡5の回転角度を用いて計算することが必要
である。
【0038】図1を参照して、周囲から自然光が入射し
ている場合、球面反射部分4はこれらの光を反射してい
る。したがって受光部分2として、カメラのようなもの
を用い、画像処理により球面反射部分4の像の位置を判
別すれば、発光部分1を用いなくとも上述の原理により
球面反射部分4の空間座標を得ることができる。
ている場合、球面反射部分4はこれらの光を反射してい
る。したがって受光部分2として、カメラのようなもの
を用い、画像処理により球面反射部分4の像の位置を判
別すれば、発光部分1を用いなくとも上述の原理により
球面反射部分4の空間座標を得ることができる。
【0039】また、図1に示される原理的システムは1
つの鏡のみを有している。しかし、システムは複数の鏡
を含んでもよい。また鏡5の形状は図1に示されるよう
な平面的なものに限らず、円筒状のものなど、他の形状
のものであってもよい。もしも鏡5が固定されているの
であれば、鏡5はある程度回転可能な場合よりもその面
積を大きくする必要がある。鏡5を大きくすることによ
り、鏡5が固定されていてもより広い空間内の任意の点
につき空間座標を得ることができる。
つの鏡のみを有している。しかし、システムは複数の鏡
を含んでもよい。また鏡5の形状は図1に示されるよう
な平面的なものに限らず、円筒状のものなど、他の形状
のものであってもよい。もしも鏡5が固定されているの
であれば、鏡5はある程度回転可能な場合よりもその面
積を大きくする必要がある。鏡5を大きくすることによ
り、鏡5が固定されていてもより広い空間内の任意の点
につき空間座標を得ることができる。
【0040】鏡5が上述の様に二軸の回りに回転可能で
ある場合には、鏡5が固定されている場合よりもより広
範囲で座標入力が可能である。その理由は以下のようで
ある。球面反射部分4が比較的大きく移動すると、鏡5
上での光8の反射点は球面反射部分4の移動方向に応じ
て移動する。このとき、鏡5を手動または自動で回転さ
せ、反射点が鏡5の中央部分に近づくようにその姿勢を
変化させる。これにより、球面反射部分4が非常に広い
範囲を移動したとしても、受光部分2に直接入射光と反
射入射光の2つが正しく入射する。鏡5の回転角度も容
易に知ることができる。したがって、より広い空間内を
球面反射部分4が移動したとしても、三角測量の原理に
よって正確に座標計算を行なうことができる。
ある場合には、鏡5が固定されている場合よりもより広
範囲で座標入力が可能である。その理由は以下のようで
ある。球面反射部分4が比較的大きく移動すると、鏡5
上での光8の反射点は球面反射部分4の移動方向に応じ
て移動する。このとき、鏡5を手動または自動で回転さ
せ、反射点が鏡5の中央部分に近づくようにその姿勢を
変化させる。これにより、球面反射部分4が非常に広い
範囲を移動したとしても、受光部分2に直接入射光と反
射入射光の2つが正しく入射する。鏡5の回転角度も容
易に知ることができる。したがって、より広い空間内を
球面反射部分4が移動したとしても、三角測量の原理に
よって正確に座標計算を行なうことができる。
【0041】図2は、本発明の第1の実施例にかかる、
空間座標を特定するための装置の斜視図である。図2を
参照して、この装置は、4つの足12を有するフレーム
10と、フレーム10の上面中央に所定距離離して設け
られた発光部分1および受光部分2と、フレーム10の
右前部分に設けられたキーボード14および表示装置1
6と、フレーム10の上面左側に設けられ、鏡5を、フ
レーム10の上面に鉛直な軸およびこの軸と直交する軸
の回りに回転可能に保持するとともに、鏡5を上述の2
つの軸回りに回転させるための鏡回転装置6と、利用者
が手に持って任意の点を指し示すための三次元マウス3
とを含む。三次元マウス3の先端には、球面反射部分4
が設けられている。
空間座標を特定するための装置の斜視図である。図2を
参照して、この装置は、4つの足12を有するフレーム
10と、フレーム10の上面中央に所定距離離して設け
られた発光部分1および受光部分2と、フレーム10の
右前部分に設けられたキーボード14および表示装置1
6と、フレーム10の上面左側に設けられ、鏡5を、フ
レーム10の上面に鉛直な軸およびこの軸と直交する軸
の回りに回転可能に保持するとともに、鏡5を上述の2
つの軸回りに回転させるための鏡回転装置6と、利用者
が手に持って任意の点を指し示すための三次元マウス3
とを含む。三次元マウス3の先端には、球面反射部分4
が設けられている。
【0042】図3を参照して、鏡回転装置6は、フレー
ム10の天板20および底板22にそれぞれベアリング
36、38によって回転可能に保持された軸40と、軸
40の、天板20上に突出した先端に固定された鏡支持
フレーム24と、軸40に固定された歯車42と、フレ
ーム10の側板18内面に、取付部材46によって固定
されたモータ48とを含む。モータ48の回転軸にはウ
ォーム歯車44が固定されており、ウォーム歯車44は
歯車42と係合している。鏡支持フレーム24は、1対
のベアリング26で、鏡5の両側辺の中央部分を支持し
ている。鏡5の裏面には、半円形の内歯車32が、取付
部分34によって固定されている。鏡支持フレーム24
の背面板25の内面には、モータ28が固定されてい
る。モータ28の回転軸先端にはピニオン30が取付け
られている。ピニオン30は、内歯車32と係合してい
る。
ム10の天板20および底板22にそれぞれベアリング
36、38によって回転可能に保持された軸40と、軸
40の、天板20上に突出した先端に固定された鏡支持
フレーム24と、軸40に固定された歯車42と、フレ
ーム10の側板18内面に、取付部材46によって固定
されたモータ48とを含む。モータ48の回転軸にはウ
ォーム歯車44が固定されており、ウォーム歯車44は
歯車42と係合している。鏡支持フレーム24は、1対
のベアリング26で、鏡5の両側辺の中央部分を支持し
ている。鏡5の裏面には、半円形の内歯車32が、取付
部分34によって固定されている。鏡支持フレーム24
の背面板25の内面には、モータ28が固定されてい
る。モータ28の回転軸先端にはピニオン30が取付け
られている。ピニオン30は、内歯車32と係合してい
る。
【0043】図2、3を参照して、この装置のメカニカ
ルな構造の動作について説明する。発光部分1は、たと
えば所定の波長の光8を放射する。光8は三次元マウス
3の球面反射部分4によって反射される。反射光の一部
は直接受光部分2に入射する。反射光の他の一部は、鏡
5によって反射して受光部分2に入射する。この装置
は、受光部分2に入射した光によって形成される、球面
反射部分4の2つの像に基づき、三角測量の原理によっ
て球面反射部分4の座標を特定する。
ルな構造の動作について説明する。発光部分1は、たと
えば所定の波長の光8を放射する。光8は三次元マウス
3の球面反射部分4によって反射される。反射光の一部
は直接受光部分2に入射する。反射光の他の一部は、鏡
5によって反射して受光部分2に入射する。この装置
は、受光部分2に入射した光によって形成される、球面
反射部分4の2つの像に基づき、三角測量の原理によっ
て球面反射部分4の座標を特定する。
【0044】鏡5は、常に球面反射部分4からの反射光
が受光部分2に到達するように、次のように動作する。
図3を特に参照して、モータ48を駆動することによ
り、ウォーム歯車44、歯車42、軸40が回転する。
軸40の回転にともない、鏡支持フレーム24も、軸4
0の中心軸を中心として回転する。軸40の中心軸は、
フレーム10の天板20と鉛直である。鏡支持フレーム
24の回転角度が所望の値になったところでモータ48
を停止する。
が受光部分2に到達するように、次のように動作する。
図3を特に参照して、モータ48を駆動することによ
り、ウォーム歯車44、歯車42、軸40が回転する。
軸40の回転にともない、鏡支持フレーム24も、軸4
0の中心軸を中心として回転する。軸40の中心軸は、
フレーム10の天板20と鉛直である。鏡支持フレーム
24の回転角度が所望の値になったところでモータ48
を停止する。
【0045】さらにモータ28を駆動させることによ
り、ピニオン30が回転する。ピニオン30の回転にと
もない内歯車32が回転し、鏡5も、1対のベアリング
26によって規定される軸回りに回転する。鏡5の、ベ
アリング26によって規定される軸回りの回転角度が所
望の値となったところでモータ28は停止する。このよ
うに鏡5の回転角度を、天板20に鉛直な軸と、天板2
0に平行な軸との回りにそれぞれ所望の角度だけ回転さ
せることにより、球面反射部分4からの光を受光部分2
に入射させることができる。鏡5の、上述の2軸回りの
回転角度の決定の詳細については後述する。
り、ピニオン30が回転する。ピニオン30の回転にと
もない内歯車32が回転し、鏡5も、1対のベアリング
26によって規定される軸回りに回転する。鏡5の、ベ
アリング26によって規定される軸回りの回転角度が所
望の値となったところでモータ28は停止する。このよ
うに鏡5の回転角度を、天板20に鉛直な軸と、天板2
0に平行な軸との回りにそれぞれ所望の角度だけ回転さ
せることにより、球面反射部分4からの光を受光部分2
に入射させることができる。鏡5の、上述の2軸回りの
回転角度の決定の詳細については後述する。
【0046】図4は、この第1の実施例の制御システム
のブロック図である。図4を参照して、このシステム
は、受光部分2に配置された光学系51および撮像素子
50と、撮像素子50の出力を増幅するためのアンプ5
2と、アンプ52の出力に基づき、受光部分2への入射
光の角度を検出するための角度検出ユニット54と、角
度検出作業の際に用いられる角度テーブルを格納するR
OM56と、角度検出回路54の出力に基づき、三次元
マウス3の球面反射部分4の空間座標を検出するための
三次元座標検出回路58と、発光部分1に設けられた発
光ダイオード9と、三次元座標検出回路58の出力に基
づき、それぞれモータ48、28を駆動して鏡5を回転
させるためのドライバ60、62とを含む。三次元座標
検出ユニット58には、上述したキーボード14、表示
装置16が接続されている。
のブロック図である。図4を参照して、このシステム
は、受光部分2に配置された光学系51および撮像素子
50と、撮像素子50の出力を増幅するためのアンプ5
2と、アンプ52の出力に基づき、受光部分2への入射
光の角度を検出するための角度検出ユニット54と、角
度検出作業の際に用いられる角度テーブルを格納するR
OM56と、角度検出回路54の出力に基づき、三次元
マウス3の球面反射部分4の空間座標を検出するための
三次元座標検出回路58と、発光部分1に設けられた発
光ダイオード9と、三次元座標検出回路58の出力に基
づき、それぞれモータ48、28を駆動して鏡5を回転
させるためのドライバ60、62とを含む。三次元座標
検出ユニット58には、上述したキーボード14、表示
装置16が接続されている。
【0047】図5を参照して、角度検出ユニット54
は、アンプ52の出力する映像信号をデジタル信号に変
換するためのA/D変換器86と、デジタル信号に変換
された映像信号を1フィールド分格納するためのフィー
ルドメモリ88と、フィールドメモリ88に格納された
映像信号に基づき、球面反射部分4の像の、フィールド
メモリ88上での重心位置を示す座標データを出力する
ための重心座標検出回路90と、重心座標検出回路90
の出力に基づき、角度テーブルROM56を参照して、
入射光の角度を検出するための角度ルックアップ回路9
2とを含む。
は、アンプ52の出力する映像信号をデジタル信号に変
換するためのA/D変換器86と、デジタル信号に変換
された映像信号を1フィールド分格納するためのフィー
ルドメモリ88と、フィールドメモリ88に格納された
映像信号に基づき、球面反射部分4の像の、フィールド
メモリ88上での重心位置を示す座標データを出力する
ための重心座標検出回路90と、重心座標検出回路90
の出力に基づき、角度テーブルROM56を参照して、
入射光の角度を検出するための角度ルックアップ回路9
2とを含む。
【0048】図4、図5に示されるシステムによる三次
元座標検出の原理を、図6〜図8を参照して説明する。
図6を参照して、空間にx、y、zの直交三次元座標系
を考える。原点位置に受光部分2(すなわち視点)を置
く。鏡5は、その中心が座標(0,1,1)となる位置
に配置される。また鏡5は、いずれもyz平面上の、式
y=1で規定される直線66と、式z=1で規定される
直線64とを中心としてそれぞれ、図3に示されるよう
なメカニズムにより回転可能である。
元座標検出の原理を、図6〜図8を参照して説明する。
図6を参照して、空間にx、y、zの直交三次元座標系
を考える。原点位置に受光部分2(すなわち視点)を置
く。鏡5は、その中心が座標(0,1,1)となる位置
に配置される。また鏡5は、いずれもyz平面上の、式
y=1で規定される直線66と、式z=1で規定される
直線64とを中心としてそれぞれ、図3に示されるよう
なメカニズムにより回転可能である。
【0049】今、鏡5を軸66、64回りにそれぞれ角
度αz 、αy だけ回転した結果、図7、8に示されるよ
うに球面反射部分4からの反射光の一部が、鏡5で反射
して受光部分2に到達したものとする。図7、図8にお
いて、折線70、74はそれぞれ球面反射部分4から鏡
5を経由して受光部分2に到達する光の、それぞれxy
平面およびxz平面への投影である。また直線68、7
2はそれぞれ、球面反射部分4から受光部分2に直接到
達する光の、xy表面およびxz表面への投影である。
度αz 、αy だけ回転した結果、図7、8に示されるよ
うに球面反射部分4からの反射光の一部が、鏡5で反射
して受光部分2に到達したものとする。図7、図8にお
いて、折線70、74はそれぞれ球面反射部分4から鏡
5を経由して受光部分2に到達する光の、それぞれxy
平面およびxz平面への投影である。また直線68、7
2はそれぞれ、球面反射部分4から受光部分2に直接到
達する光の、xy表面およびxz表面への投影である。
【0050】図7において、鏡5に入射する光の入射角
の補角をβz とする。前述のように鏡5とy軸とは角α
z をなす。鏡5によって反射される光の入射角と反射角
とは等しいから、その補角βz とαz とは等しくなる。
したがって、図7において折線70のうち、球面反射部
分4から鏡5までの部分がy軸となす角度γz は、2倍
のαzとなる。図7に示されるように球面反射部分4の
x座標およびy座標をそれぞれx、yとすれば、以下の
式が成立する。
の補角をβz とする。前述のように鏡5とy軸とは角α
z をなす。鏡5によって反射される光の入射角と反射角
とは等しいから、その補角βz とαz とは等しくなる。
したがって、図7において折線70のうち、球面反射部
分4から鏡5までの部分がy軸となす角度γz は、2倍
のαzとなる。図7に示されるように球面反射部分4の
x座標およびy座標をそれぞれx、yとすれば、以下の
式が成立する。
【0051】
【数1】
【0052】一方、直線68とy軸とがなす角度をθz
とすると、次の式(2)が成立する
とすると、次の式(2)が成立する
【0053】
【数2】
【0054】式(1)と(2)より、次の式(3)と
(4)が成立する。
(4)が成立する。
【0055】
【数3】
【0056】式(3)(4)により、このx座標とy座
標を得ることができる。同様に図8からは、次の式
(5)(6)が導かれる。
標を得ることができる。同様に図8からは、次の式
(5)(6)が導かれる。
【0057】
【数4】
【0058】以上の式(3)〜(6)により、座標
(x,y,z)を得ることができる。なお、式(3)
(5)のいずれからもx座標を得ることができる。いず
れの式から得られた値をx座標としてもよいし、これら
の式によって得られた値のたとえば平均値をx座標とし
てもよい。
(x,y,z)を得ることができる。なお、式(3)
(5)のいずれからもx座標を得ることができる。いず
れの式から得られた値をx座標としてもよいし、これら
の式によって得られた値のたとえば平均値をx座標とし
てもよい。
【0059】なお、式(3)〜(6)において、各
αy 、αz は、鏡5の回転角度から得られる。また各θ
y 、θz は、いずれも、撮像素子により得られる画像上
で、球面反射部分4の像の重心の座標位置から、予め用
意されたテーブルを参照することにより特定することが
できる。
αy 、αz は、鏡5の回転角度から得られる。また各θ
y 、θz は、いずれも、撮像素子により得られる画像上
で、球面反射部分4の像の重心の座標位置から、予め用
意されたテーブルを参照することにより特定することが
できる。
【0060】図4、図5に示されるシステムは以下のよ
うに動作する。発光ダイオード9は、三次元座標検出ユ
ニット58の制御により光を発射する。この光は球面反
射部分4によって反射される。反射光の一部は直接撮像
素子50に入射する。反射光の他の一部は鏡5により反
射され、撮像素子50に到達する。この場合鏡5は、反
射光が撮像素子50に到達するようにその姿勢が調整さ
れているものとする。
うに動作する。発光ダイオード9は、三次元座標検出ユ
ニット58の制御により光を発射する。この光は球面反
射部分4によって反射される。反射光の一部は直接撮像
素子50に入射する。反射光の他の一部は鏡5により反
射され、撮像素子50に到達する。この場合鏡5は、反
射光が撮像素子50に到達するようにその姿勢が調整さ
れているものとする。
【0061】撮像素子50上に設けられた光学系51は
撮像素子50の受光面上に、球面反射部分4の像を2つ
結ぶ。この2つの像のうち一方は直接入射光で、他方は
鏡5によって反射された入射光でそれぞれ形成される。
撮像素子50の受光面上に、球面反射部分4の像を2つ
結ぶ。この2つの像のうち一方は直接入射光で、他方は
鏡5によって反射された入射光でそれぞれ形成される。
【0062】撮像素子50は撮像面上に配置された多数
の受光素子を含む。各受光素子は、入射光の強さに応じ
て電荷を蓄積し、所定のタイミングで順次出力する。出
力される信号はアンプ52によって増幅され、角度検出
ユニット54に与えられる。
の受光素子を含む。各受光素子は、入射光の強さに応じ
て電荷を蓄積し、所定のタイミングで順次出力する。出
力される信号はアンプ52によって増幅され、角度検出
ユニット54に与えられる。
【0063】図5を参照して、映像信号はA/D変換器
86でデジタル信号に変換される。フィールドメモリ8
8は、A/D変換器86の出力を順次連続するアドレス
に格納していくことにより、1フィールド分の画像をデ
ジタル信号として記憶する。
86でデジタル信号に変換される。フィールドメモリ8
8は、A/D変換器86の出力を順次連続するアドレス
に格納していくことにより、1フィールド分の画像をデ
ジタル信号として記憶する。
【0064】重心座標検出回路90は、フィールドメモ
リ88に格納された画像信号に基づき、球面反射部分4
の2つの像の重心座標をそれぞれ検出し、そのフィール
ドメモリ88上の位置を示す2組の平面座標の値を出力
する。
リ88に格納された画像信号に基づき、球面反射部分4
の2つの像の重心座標をそれぞれ検出し、そのフィール
ドメモリ88上の位置を示す2組の平面座標の値を出力
する。
【0065】角度ルックアップ回路92は、与えられる
1組の座標をキーとして角度テーブルROM56を検索
し、対応する角度を見出して三次元座標検出ユニット8
2に与える。与えられる座標の組が2組あるから、角度
ルックアップ回路92は、式(3)〜(6)において用
いられる2つの角θy 、θz を出力する。なお、角度テ
ーブルROM56には、フィールドメモリ88上の像の
座標位置と、被写体からの入射角度との対がテーブルの
形で予め多数格納されていなければならないことに注意
すべきである。ただし、この入射角の計算は、理論的に
は、像の座標から直接計算により求めることもできる。
しかし、このように予めテーブルを準備しておくほうが
簡便である。
1組の座標をキーとして角度テーブルROM56を検索
し、対応する角度を見出して三次元座標検出ユニット8
2に与える。与えられる座標の組が2組あるから、角度
ルックアップ回路92は、式(3)〜(6)において用
いられる2つの角θy 、θz を出力する。なお、角度テ
ーブルROM56には、フィールドメモリ88上の像の
座標位置と、被写体からの入射角度との対がテーブルの
形で予め多数格納されていなければならないことに注意
すべきである。ただし、この入射角の計算は、理論的に
は、像の座標から直接計算により求めることもできる。
しかし、このように予めテーブルを準備しておくほうが
簡便である。
【0066】再び図4を参照して、三次元座標検出ユニ
ット58は、角度検出回路54から与えられる2つの角
度θy 、θz と、予めドライバ60、62とモータ4
8、28を介して設定している鏡5の角度αy 、αz と
に基づき、上述した式(3)〜(6)を計算し、球面反
射部分4の空間座標(x,y,z)を得、これをホスト
システムに与える。
ット58は、角度検出回路54から与えられる2つの角
度θy 、θz と、予めドライバ60、62とモータ4
8、28を介して設定している鏡5の角度αy 、αz と
に基づき、上述した式(3)〜(6)を計算し、球面反
射部分4の空間座標(x,y,z)を得、これをホスト
システムに与える。
【0067】キーボード14、表示装置16はたとえ
ば、空間座標の原点位置の設定や、キャリブレーション
などの際に用いられるものである。
ば、空間座標の原点位置の設定や、キャリブレーション
などの際に用いられるものである。
【0068】モータ48、28は、次のようにして駆動
される。図9を参照して、仮に球面反射部分4が下方に
移動した場合、鏡5上の反射点も下方に移動する。この
場合には、鏡5は、鏡回転装置6により、反射点の移動
に追従するように回転される。このように鏡5を回転す
ることにより、反射点を常に鏡5の中心部に置くことが
できる。そしてこのような鏡5の回転角度の制御は、鏡
5の2つの回転軸のそれぞれにつき独立に行なわれる。
される。図9を参照して、仮に球面反射部分4が下方に
移動した場合、鏡5上の反射点も下方に移動する。この
場合には、鏡5は、鏡回転装置6により、反射点の移動
に追従するように回転される。このように鏡5を回転す
ることにより、反射点を常に鏡5の中心部に置くことが
できる。そしてこのような鏡5の回転角度の制御は、鏡
5の2つの回転軸のそれぞれにつき独立に行なわれる。
【0069】以上のようにこの第1の実施例の装置によ
れば、三次元マウス3の球面反射部分4の三次元座標を
計算することができる。図12に示される従来のシステ
ムの1つと比べ、三次元マウス3に発光部分を設ける必
要がないために、三次元マウス3自体をより軽量かつコ
ンパクトにすることができる。また、鏡5を用いること
により、1つの撮像素子50を用いて、三角測量の原理
にしたがって三次元座標を得ることができる。そのため
に、従来のように2つの受光素子を用いるシステムと比
べシステムがより簡便となるとともに、システムの構
成、たとえば三角測量の基準となる受光素子間の距離を
変更したりする場合の作業が従来のものと比べて軽減さ
れる。さらに鏡5を本実施例の場合のように2軸回りに
回転可能とすることにより、より広い空間内において任
意の点の座標を知ることが可能となる。なお、鏡5はす
でに述べたように固定されていてもよいし、また1軸回
りのみに回転可能なものであってもよい。また、上述の
実施例では鏡5の中心部分は常に空間の1点にあった。
しかしこの発明はこれには限定されず、鏡5自体を移動
させるようにしてもよい。この場合、鏡5の移動量など
についても検出しておく必要がある。
れば、三次元マウス3の球面反射部分4の三次元座標を
計算することができる。図12に示される従来のシステ
ムの1つと比べ、三次元マウス3に発光部分を設ける必
要がないために、三次元マウス3自体をより軽量かつコ
ンパクトにすることができる。また、鏡5を用いること
により、1つの撮像素子50を用いて、三角測量の原理
にしたがって三次元座標を得ることができる。そのため
に、従来のように2つの受光素子を用いるシステムと比
べシステムがより簡便となるとともに、システムの構
成、たとえば三角測量の基準となる受光素子間の距離を
変更したりする場合の作業が従来のものと比べて軽減さ
れる。さらに鏡5を本実施例の場合のように2軸回りに
回転可能とすることにより、より広い空間内において任
意の点の座標を知ることが可能となる。なお、鏡5はす
でに述べたように固定されていてもよいし、また1軸回
りのみに回転可能なものであってもよい。また、上述の
実施例では鏡5の中心部分は常に空間の1点にあった。
しかしこの発明はこれには限定されず、鏡5自体を移動
させるようにしてもよい。この場合、鏡5の移動量など
についても検出しておく必要がある。
【0070】発光部1は、赤外線などを含む特定の周波
数の光や、場合によっては電磁波を発する。そして、反
射光は、球面反射部分4の材質に基づき同定される。三
次元マウス以外の部品を部屋の天井や壁、机等に固定す
ることにより、たとえば一部屋全体の空間内で、任意の
点の三次元座標を得ることができる。
数の光や、場合によっては電磁波を発する。そして、反
射光は、球面反射部分4の材質に基づき同定される。三
次元マウス以外の部品を部屋の天井や壁、机等に固定す
ることにより、たとえば一部屋全体の空間内で、任意の
点の三次元座標を得ることができる。
【0071】図10は、本発明の第2の実施例にかかる
装置の斜視図である。図10に示される装置が図2に示
される第1の実施例の装置と異なるのは、図2に示され
る発光部分1が設けられていないことと、1つの鏡5お
よび鏡回転装置6に代えて、フレーム76上に設けられ
た2つの鏡5a、5bと、2つの鏡回転装置6a、6b
とが設けられていることとである。図2、3と図10と
において、同一の部品には同一の参照符号と名称が与え
られている。それらの機能も同一である。したがってこ
こではそれらについての詳しい説明は繰返さない。
装置の斜視図である。図10に示される装置が図2に示
される第1の実施例の装置と異なるのは、図2に示され
る発光部分1が設けられていないことと、1つの鏡5お
よび鏡回転装置6に代えて、フレーム76上に設けられ
た2つの鏡5a、5bと、2つの鏡回転装置6a、6b
とが設けられていることとである。図2、3と図10と
において、同一の部品には同一の参照符号と名称が与え
られている。それらの機能も同一である。したがってこ
こではそれらについての詳しい説明は繰返さない。
【0072】図10に示される第2の実施例の装置は、
第1の実施例に比べて鏡が1つ増加している。そのため
に、第1の実施例で得られたのと同様の操作を各鏡につ
いて行なうことができ、2組の測定値を得ることができ
る。この2組の測定値に基づき、たとえばその平均値な
どを計算して座標位置とすることにより、第1の実施例
の装置と比べてより高い精度で座標の検出を行なうこと
が可能となる。
第1の実施例に比べて鏡が1つ増加している。そのため
に、第1の実施例で得られたのと同様の操作を各鏡につ
いて行なうことができ、2組の測定値を得ることができ
る。この2組の測定値に基づき、たとえばその平均値な
どを計算して座標位置とすることにより、第1の実施例
の装置と比べてより高い精度で座標の検出を行なうこと
が可能となる。
【0073】図11は、この第2の実施例の装置の制御
システムのブロック図である。図11を参照して、この
制御システムが図4に示されるシステムと異なるのは、
モータ28、48、ドライバ60、62に代えて、4つ
のモータ28a、28b、48a、48bと4つのドラ
イバ60a、60b、62a、62bを有することと、
1つの鏡5に代えて2つの鏡5a、5bを有すること
と、式(3)〜(6)に示される角度θy 、θz を1組
だけ検出するための角度検出ユニット54に代えて、2
つの鏡から得られるデータに基づき、角度θy 、θz を
2組検出するための角度検出ユニット78を含むこと
と、三次元座標検出ユニット58に代えて、2対の角度
θy 、θz と、2つの鏡5a、5bの2組の回転角度α
y 、αz とに基づき、物体84の三次元座標を検出して
出力するための三次元座標検出ユニット82を含むこと
とである。またこのシステムは、図4に示されるような
発光ダイオード9を含まない。
システムのブロック図である。図11を参照して、この
制御システムが図4に示されるシステムと異なるのは、
モータ28、48、ドライバ60、62に代えて、4つ
のモータ28a、28b、48a、48bと4つのドラ
イバ60a、60b、62a、62bを有することと、
1つの鏡5に代えて2つの鏡5a、5bを有すること
と、式(3)〜(6)に示される角度θy 、θz を1組
だけ検出するための角度検出ユニット54に代えて、2
つの鏡から得られるデータに基づき、角度θy 、θz を
2組検出するための角度検出ユニット78を含むこと
と、三次元座標検出ユニット58に代えて、2対の角度
θy 、θz と、2つの鏡5a、5bの2組の回転角度α
y 、αz とに基づき、物体84の三次元座標を検出して
出力するための三次元座標検出ユニット82を含むこと
とである。またこのシステムは、図4に示されるような
発光ダイオード9を含まない。
【0074】図10、11に示される第2の実施例の装
置においては、物体84から撮像素子50に直接入射す
る光によって結ばれる像と、鏡5a、5bによって反射
された光によってそれぞれ結ばれる像とによって、第1
の実施例と同様の計算がそれぞれ行なわれる。三次元座
標検出ユニット82は、このようにして得られた2組の
三次元座標値から、各座標の平均値を得ることなどによ
り、1組の三次元座標値を出力する。
置においては、物体84から撮像素子50に直接入射す
る光によって結ばれる像と、鏡5a、5bによって反射
された光によってそれぞれ結ばれる像とによって、第1
の実施例と同様の計算がそれぞれ行なわれる。三次元座
標検出ユニット82は、このようにして得られた2組の
三次元座標値から、各座標の平均値を得ることなどによ
り、1組の三次元座標値を出力する。
【0075】この第2の実施例の装置は、発光部分1を
含まない。しかし、たとえば周囲が十分明るい場所で
は、撮像素子50によって撮影される画像から必要な情
報を得ることができる。発光部分を必要としないため
に、たとえば発光部分から放射された光が途中で他の物
体に邪魔されて測定対照に到達しない場合でも、物体8
4の三次元座標値を得ることが可能である。また、2つ
の鏡5a、5bのうちの一方からの反射光が他の物体に
よって邪魔されても、残る一方の鏡からの光によって物
体の座標を検出することができる。また、従来技術の1
つに示されたように磁場の変化を検出して三次元座標を
検出するものではないために、測定空間内に金属物など
があっても測定精度に悪影響が及ぼされない。
含まない。しかし、たとえば周囲が十分明るい場所で
は、撮像素子50によって撮影される画像から必要な情
報を得ることができる。発光部分を必要としないため
に、たとえば発光部分から放射された光が途中で他の物
体に邪魔されて測定対照に到達しない場合でも、物体8
4の三次元座標値を得ることが可能である。また、2つ
の鏡5a、5bのうちの一方からの反射光が他の物体に
よって邪魔されても、残る一方の鏡からの光によって物
体の座標を検出することができる。また、従来技術の1
つに示されたように磁場の変化を検出して三次元座標を
検出するものではないために、測定空間内に金属物など
があっても測定精度に悪影響が及ぼされない。
【0076】なお、鏡の数としては2つに限定されず、
数個の鏡を用いてもよい。また、一部の鏡が固定され、
他の鏡のみが回転可能であってもよい。
数個の鏡を用いてもよい。また、一部の鏡が固定され、
他の鏡のみが回転可能であってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、空間を移動する物体には、電源やセンサを設け
る必要はなく、かつ受光部分は1台でよく、広範囲な三
次元空間内の座標を入力することができる。
よれば、空間を移動する物体には、電源やセンサを設け
る必要はなく、かつ受光部分は1台でよく、広範囲な三
次元空間内の座標を入力することができる。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、反射手段
を設けたために、イメージ位置センス手段を2つ設けな
くても、三角測量の原理にしたがって特定の物体の三次
元座標を計算により得ることができる。2つのイメージ
位置センス手段を所定の位置に配置する必要がないため
に、装置の構造が簡略となり、さらに装置の構成も容易
に変更することができる。その結果、三次元座標系内の
任意の点を指定して座標を特定することができる、簡易
な構造の新規な三次元空間座標入力装置を提供できる。
を設けたために、イメージ位置センス手段を2つ設けな
くても、三角測量の原理にしたがって特定の物体の三次
元座標を計算により得ることができる。2つのイメージ
位置センス手段を所定の位置に配置する必要がないため
に、装置の構造が簡略となり、さらに装置の構成も容易
に変更することができる。その結果、三次元座標系内の
任意の点を指定して座標を特定することができる、簡易
な構造の新規な三次元空間座標入力装置を提供できる。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、三次元座
標系内の広い空間内の任意の点に対し、その座標を特定
するための計算を、複数個の反射手段によって得られた
データに基づき複数回行なうことができる。したがって
座標の計算結果の精度が高くなる。また、反射手段を複
数個設けたために、一部の反射手段を利用できないよう
な位置の点についても、他の反射手段を用いて座標計算
を行なうことができる。その結果、三次元座標系内の広
い空間内の物体の座標を高い精度で特定できる、簡易な
構造の新規な装置を提供することができる。
標系内の広い空間内の任意の点に対し、その座標を特定
するための計算を、複数個の反射手段によって得られた
データに基づき複数回行なうことができる。したがって
座標の計算結果の精度が高くなる。また、反射手段を複
数個設けたために、一部の反射手段を利用できないよう
な位置の点についても、他の反射手段を用いて座標計算
を行なうことができる。その結果、三次元座標系内の広
い空間内の物体の座標を高い精度で特定できる、簡易な
構造の新規な装置を提供することができる。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、輻射手段
から輻射された所定波長の輻射線のうち、物体で反射し
て直接イメージ位置センス手段に入射する輻射線と、反
射手段によって一旦反射されてイメージ位置センス手段
に入射する輻射線とを用い、三角測量の原理にしたがっ
てこの輻射線を反射した物体の空間座標を計算すること
ができる。イメージ位置センス手段は1つであればよ
い。所定波長の輻射線を用いるために、イメージ位置セ
ンス手段での像の位置の検出がより確実に、より容易に
行なわれ、このような輻射手段を設けない場合と比べ、
空間内のより広い範囲に物体が存在していてもその座標
を計算することが容易になる。その結果、三次元座標系
内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を高い
精度で特定することができる、簡易な構造の新規な装置
を提供できる。請求項5に記載の発明においては、位置
指示部材の曲面部分を所定領域内の任意の位置に置くこ
とにより、その曲面部分で反射される輻射線を用い、三
角測量の原理にしたがってその曲面部分の空間座標を計
算することができる。位置指示部材には、発光源を設け
る必要がないために何らの電源を設ける必要はなく、よ
り軽量で機動的に所定領域内で移動させることができ
る。また、位置指示部材に曲面部分を準備しているため
に、輻射手段から輻射された輻射線がこの曲面部分によ
って確実に反射され、その座標検出をより確実に、容易
にすることができる。その結果、三次元座標系内の広い
空間内の任意の点を指定して、その座標を高い精度で特
定することができる、従来装置よりも簡易な新規な装置
を提供できる。
から輻射された所定波長の輻射線のうち、物体で反射し
て直接イメージ位置センス手段に入射する輻射線と、反
射手段によって一旦反射されてイメージ位置センス手段
に入射する輻射線とを用い、三角測量の原理にしたがっ
てこの輻射線を反射した物体の空間座標を計算すること
ができる。イメージ位置センス手段は1つであればよ
い。所定波長の輻射線を用いるために、イメージ位置セ
ンス手段での像の位置の検出がより確実に、より容易に
行なわれ、このような輻射手段を設けない場合と比べ、
空間内のより広い範囲に物体が存在していてもその座標
を計算することが容易になる。その結果、三次元座標系
内の広い空間内の任意の点を指定して、その座標を高い
精度で特定することができる、簡易な構造の新規な装置
を提供できる。請求項5に記載の発明においては、位置
指示部材の曲面部分を所定領域内の任意の位置に置くこ
とにより、その曲面部分で反射される輻射線を用い、三
角測量の原理にしたがってその曲面部分の空間座標を計
算することができる。位置指示部材には、発光源を設け
る必要がないために何らの電源を設ける必要はなく、よ
り軽量で機動的に所定領域内で移動させることができ
る。また、位置指示部材に曲面部分を準備しているため
に、輻射手段から輻射された輻射線がこの曲面部分によ
って確実に反射され、その座標検出をより確実に、容易
にすることができる。その結果、三次元座標系内の広い
空間内の任意の点を指定して、その座標を高い精度で特
定することができる、従来装置よりも簡易な新規な装置
を提供できる。
【図1】図1は、本発明の原理を示す模式図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例の装置の斜視図であ
る。
る。
【図3】図3は、図2に示される装置の一部の、一部破
断した斜視図である。
断した斜視図である。
【図4】図4は図2に示される装置のシステムブロック
図である。
図である。
【図5】図5は、角度検出ユニットのより詳細なブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】図6は、本発明における鏡の配置を示す模式図
である。
である。
【図7】図7は、座標(x,y)を計算する原理を示す
模式図である。
模式図である。
【図8】図8は、座標(x,z)を計算する原理を示す
模式図である。
模式図である。
【図9】図9は、鏡の駆動の原理を示す模式図である。
【図10】図10は、本発明の第2の実施例にかかる装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
【図11】図11は、第2の実施例のシステムブロック
図である。
図である。
【図12】図12は、仮想現実感システムのブロック図
である。
である。
【図13】図13は、位置検出のための、従来のシステ
ムの一例の模式図である。
ムの一例の模式図である。
【図14】図14は、データグローブの斜視図である。
【図15】図15は、三角測量の原理を用いる、従来の
空間位置検出システムの模式図である。
空間位置検出システムの模式図である。
1 発光部分 2 受光部分 3 三次元マウス 4 球面反射部分 5 鏡 6 鏡回転装置 7 仮想的な受光部分 8 光
Claims (5)
- 【請求項1】 固定された輻射線の発信装置と、 これにある距離を隔てて固定された輻射線の受信装置
と、 空間を移動する物体に設けられた曲面反射部分と、 空間のある位置に設けられた反射角度を変更できる反射
鏡と、 反射鏡の駆動装置とを有する三次元空間座標入力装置。 - 【請求項2】 三次元空間の所定領域内に配置された特
定の物体から入射する輻射線を所定平面上に収斂させて
像を形成し、前記像の、前記所定平面上における位置を
検出するためのイメージ位置センス手段と、 前記特定の物体の輻射する輻射線を反射して、前記イメ
ージ位置センス手段に入射させるための反射手段と、 前記特定の物体によって輻射され、前記イメージ位置セ
ンス手段に直接入射する直接入射輻射線により形成され
る像の、前記所定平面上の位置と、前記特定の物体によ
り輻射され、前記反射手段によって反射されて前記イメ
ージ位置センス手段に入射する間接入射輻射線により形
成される像の、前記所定平面上の位置とに基づき、前記
特定の物体の、前記三次元空間内に規定された三次元座
標系の座標を計算するための座標計算手段とを含む、三
次元空間座標入力装置。 - 【請求項3】 複数個の前記反射手段を含む、請求項2
に記載の三次元空間座標入力装置。 - 【請求項4】 所定波長の輻射線を前記所定領域内に向
けて輻射するための輻射手段をさらに含む、請求項2に
記載の三次元空間座標入力装置。 - 【請求項5】 前記所定領域内の任意の位置におかれる
位置指示部材をさらに含み、 前記位置指示部材は、入射する輻射線を反射するための
曲面部分を含む、請求項4に記載の三次元空間座標入力
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9645592A JPH05127809A (ja) | 1991-04-19 | 1992-04-16 | 三次元空間座標入力装置 |
US07/870,688 US5319387A (en) | 1991-04-19 | 1992-04-17 | Apparatus for specifying coordinates of a body in three-dimensional space |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-88394 | 1991-04-19 | ||
JP8839491 | 1991-04-19 | ||
JP9645592A JPH05127809A (ja) | 1991-04-19 | 1992-04-16 | 三次元空間座標入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05127809A true JPH05127809A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=26429781
Family Applications (1)
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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