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JPH05121277A - アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法 - Google Patents

アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法

Info

Publication number
JPH05121277A
JPH05121277A JP3094844A JP9484491A JPH05121277A JP H05121277 A JPH05121277 A JP H05121277A JP 3094844 A JP3094844 A JP 3094844A JP 9484491 A JP9484491 A JP 9484491A JP H05121277 A JPH05121277 A JP H05121277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
tab
lead wire
laser beam
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3094844A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Yasuda
素直 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J C C ENG KK
Original Assignee
J C C ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J C C ENG KK filed Critical J C C ENG KK
Priority to JP3094844A priority Critical patent/JPH05121277A/ja
Publication of JPH05121277A publication Critical patent/JPH05121277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光線を用いてアルミ箔とリード線の
タブとを溶接することによりタブ及びアルミ箔の表面に
形成された化成膜を剥離させながら溶接して溶接部の導
電性がよく、また信頼性の高いタブ付けを極めて作業効
率よく行う。 【構成】 アルミ箔上に載置したリード線のタブの略中
央部を押圧部材により押圧してアルミ箔とタブとの位置
決めを行い、押圧部材の両側から所定の角度でレーザ光
線を複数回所定のピッチで照射してアルミ箔とリード線
とを溶接することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ箔に対するリー
ド線のタブ付け方法に係り、特にレーザ光線を用いて溶
接することにより溶接部の導電性がよく、また信頼性の
高いタブ付けを極めて作業効率よく行うことができるア
ルミ箔に対するリード線のタブ付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミ箔に対するリード線のタブ
付け方法は、図7及び図8を参照して、純度99.99
%程度のアルミニュム箔の表面に酸化皮膜を形成した例
えば厚さ60乃至100ミクロンのプラス電極用箔、又
は例えば厚さ40乃至50ミクロンの純度99.99%
程度のアルミニュム箔であるマイナス電極用箔1と、タ
ブ2aにリード線2bが固着された極引き出し用の端子
2のタブ2aとを重ね合わせて、該タブ側から例えば直
径0.5mm、先端角度17°に形成されたぐさり針
(図示せず)を複数回挿通させて穴3を形成し、電極用
箔1とタブ2aとを機械的に結合させて製作していた。
【0003】しかし該従来のタブ付け方法によると、電
極用箔1及びタブ2aの加工による加工屑が発生し、タ
ブ付け装置を汚し、また該加工によりぐさり針の針先が
磨耗し、該ぐさり針を新しいものと交換しなければなら
ず、このぐさり針の交換作業は非常な熟練を要し、また
多くの工数を要するものであった。またタブ2aの幅は
通常約0.8mmであり、該タブ2aに直径0.5mm
の穴3を形成しなければならないため、極くわずかな位
置のずれも許されず、作業に非常な困難を伴なうという
欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、アルミ箔上に載置したリード線の
タブに所定の角度で小径のビームのレーザ光線を複数回
所定のピッチで照射することによりアルミ箔とタブとを
溶接できるようにすることであり、またこれによってタ
ブ及びアルミ箔の表面に形成された化成膜を剥離させな
がら溶接し、該溶接部の電気抵抗を極めて小さくしてコ
ンデンサの電気的性能を向上させることである。
【0005】また他の目的は、アルミ箔上に載置したリ
ード線のタブの略中央部を押圧部材により押圧した後、
押圧部材の両側から所定の角度でレーザ光線を複数回所
定のピッチで照射してアルミ箔とリード線とを溶接する
ことにより、アルミ箔とタブとの位置決めを行い、両者
の位置ずれを防止することであり、またこれによってア
ルミ箔に対するリード線のタブ付けの作業効率を向上さ
せることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、アルミ箔上に載置したリード線のタブにレ
ーザ光線を所定のピッチで複数回照射して前記アルミ箔
と前記リード線のタブとを溶接することを特徴とするも
のである。また本発明方法(請求項2)は、アルミ箔上
に載置したリード線のタブの略中央部を押圧部材により
押圧して前記アルミ箔と前記リード線のタブとを位置決
めした後、前記押圧部材の両側から所定の角度で小径の
ビームのレーザ光線を複数回所定のピッチで照射して前
記アルミ箔と前記リード線のタブの表面に形成された化
成膜を剥離させながら溶接することを特徴とするもので
ある。
【0007】
【実施例】以下本発明方法によるアルミ箔に対するリー
ド線のタブ付け方法を図面に示す実施例に基いて説明す
る。図1から図6において、本発明方法は、例えば幅
2.2mm、厚さ50μm又は100μmのテープ状の
アルミ箔4の上にリード線5のタブ5a(幅1mm、厚
さ0.18mm)を載置し、該タブ5aの略中央部を幅
0.3mmの押圧部材6を用いて押圧(矢印A又はB方
向)してアルミ箔4とタブ5aとを密着させて位置決め
する。
【0008】そして該押圧部材6の両側に配置した1.
06μmの発振波長を持つYAG(イットリウム・アル
ミニウム・ガーネット)レーザを直径0.4mmのスポ
ット径で照射する出射ユニット8からエネルギ2.2ジ
ュールのレーザ光線Lを角度α、例えば60°の角度か
ら約0.5msのパルス幅で0.2mmずつずらしなが
ら5回照射する。
【0009】即ち、レーザ光線Lは、図2に示す如く、
直径0.4mmの小径ビームが0.2mmずつずらされ
て5個重なった形状9として照射され、該照射された部
分のアルミ箔4及びタブ5aは、レーザ光線Lにより溶
解されて表面に形成された化成膜(図示せず)は剥離さ
れ、互いに溶着して溶着ナゲット10を形成して溶接さ
れる(図3参照)。照射角度は、図4に示す如く水平線
から上方60°に対して角度β、例えば30°の範囲で
変化させることもできる。
【0010】出射ユニット8は、図示しない光ファイバ
から出射したビームを効率よく集光するためのものであ
り、光ファイバとしては、通常ステツプインデックス型
(SI型)とグレーラッドインデックス型(GI型)の
2種類があり、ステツプインデックス型の光ファイバ
は、中心部であるコアと外周部であるクラッドとの屈折
率の違いによりレーザ光線Lを全反射しながら伝達する
ものであり、エネルギ伝送分布がほぼ均一であるので、
アルミ箔4及びタブ5aを薄い鍋底の形状に溶かして溶
接し、薄いものをナゲット面積を広く溶接するのに適し
ている。
【0011】グレーラッドインデックス型の光ファイバ
は、断面形状に対して屈折率が放物線状に変化している
ので、エネルギ伝送分布はガウス分布をしており、アル
ミ箔4及びタブ5aを半球状に深く溶かすので厚物を溶
接するのに適している。
【0012】また、入射レンズ(図示せず)の焦点距離
を例えば100mm程度に設定すると、出射ユニット8
とワークであるアルミ箔4及びタブ5aとの距離を離し
て使用できるので、入射レンズの保護ガラスに金属粒等
のスパッタが付着し難くメンテナンスが容易である。
【0013】上記した如く、本発明方法によりアルミ箔
4に対してタブ5aを溶接すると、該アルミ箔4及びタ
ブ5aは、レーザ光線Lにより溶解されて溶接するの
で、完全に接合して接着強度が大幅に向上し、またその
接触抵抗は小さく、かつ安定させることができる。また
試験の結果、アルミ箔4の溶接後の裏面の状態について
は、ほとんど損傷なく、非常にきれいに仕上がることが
確認されている。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のようにアルミ箔上に載
置したリード線のタブに所定の角度で小径のビームのレ
ーザ光線を複数回所定のピッチで照射することでアルミ
箔とタブとを溶接できるという効果があり、またこの結
果タブ及びアルミ箔の表面に形成された化成膜を剥離さ
せながら溶接し、該溶接部の電気抵抗を極めて小さくし
てコンデンサの電気的性能を向上させることができる効
果が得られる。
【0015】またアルミ箔上に載置したリード線のタブ
の略中央部を押圧部材により押圧した後、押圧部材の両
側から所定の角度でレーザ光線を複数回所定のピッチで
照射してアルミ箔とリード線とを溶接するようにしたの
で、アルミ箔とタブとの位置決めを行って両者の位置ず
れを防止することができ、またこの結果アルミ箔に対す
るリード線のタブ付けの作業効率を向上させることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本発明の実施例に係り、図1は
アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法を示す斜視図
である。
【図2】アルミ箔及びタブへのレーザ光線の照射位置を
示す平面図である。
【図3】アルミ箔とタブとが溶接された状態を示す平面
図である。
【図4】アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法を示
す正面図である。
【図5】アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法を示
す部分縦断面側面図である。
【図6】アルミ箔とタブとが溶接された状態を示す部分
縦断面側面図である。
【図7】図7及び図8は従来例に係り、図7はアルミ箔
とタブとをぐさり針により機械的に結合させた状態を示
す平面図である。
【図8】アルミ箔とタブとをぐさり針により機械的に結
合させた状態を示す部分縦断面側面図である。
【符号の説明】
4 アルミ箔 5 リード線 5a タブ 6 押圧部材 L レーザ光線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図1】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ箔上に載置したリード線のタブに
    レーザ光線を所定のピッチで複数回照射して前記アルミ
    箔と前記リード線のタブとを溶接することを特徴とする
    アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法。
  2. 【請求項2】 アルミ箔上に載置したリード線のタブの
    略中央部を押圧部材により押圧して前記アルミ箔と前記
    リード線のタブとを位置決めした後、前記押圧部材の両
    側から所定の角度で小径のビームのレーザ光線を複数回
    所定のピッチで照射して前記アルミ箔と前記リード線の
    タブの表面に形成された化成膜を剥離させながら溶接す
    ることを特徴とするアルミ箔に対するリード線のタブ付
    け方法。
JP3094844A 1991-03-31 1991-03-31 アルミ箔に対するリード線のタブ付け方法 Pending JPH05121277A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073502A (ko) * 2002-03-12 2003-09-19 이계설 전기 이중층 커패시터용 도전판의 활성탄 자동 제거장치
JP2007103527A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサ及びその製造方法
JP2015056481A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 住友電気工業株式会社 電気化学デバイス用電極端子およびその製造方法と電気二重層キャパシタおよびその製造方法

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