JPH0510726U - マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造 - Google Patents
マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造Info
- Publication number
- JPH0510726U JPH0510726U JP5684791U JP5684791U JPH0510726U JP H0510726 U JPH0510726 U JP H0510726U JP 5684791 U JP5684791 U JP 5684791U JP 5684791 U JP5684791 U JP 5684791U JP H0510726 U JPH0510726 U JP H0510726U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil pan
- pipe
- drain hole
- marine engine
- Prior art date
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- Pending
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- 238000005086 pumping Methods 0.000 abstract description 6
- 101150006573 PAN1 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイル汲み上げ時に、残留するオイル量を低
減する。 【構成】 オイルパンの底部側面にドレン穴を設けてア
イボルトを介してエアコネクタを取付け、ドレン穴の内
側に内端閉鎖のパイプを設け、パイプ下面に開口部を形
成する。
減する。 【構成】 オイルパンの底部側面にドレン穴を設けてア
イボルトを介してエアコネクタを取付け、ドレン穴の内
側に内端閉鎖のパイプを設け、パイプ下面に開口部を形
成する。
Description
【0001】
本考案は、マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造に関する。
【0002】
従来、マリンエンジンにおいては図2に示すように、オイルパン1Aの底面と 船底Aとが接近しているため、オイルパン1Aの底面に、例えば本出願人が実公 昭63−15532号公報で開示したような底付け型のドレンナットを設けるこ とができない。したがって、図示しないオイルドレンポンプ等によりオイルを汲 み上げるようにしている。しかし、エンジンを可及的にコンパクトにするため、 図3に示すように、オイルパン1Bの底面より高さHだけ低い位置にドレン穴2 Aを設けるのは好ましくない。そのため、図4に示すように、オイルパン1Cの 底部側面にドレン穴2を設け、アイボルト3を介してアイコネクタ4を取付け、 そのアイコネクタ4に汲み上げ管5を接続し、アイボルト3からオイルを汲み上 げるようにしている。
【0003】
上記の構造では、オイルが汲み上げられてオイルレベルLが、アイボルト3の 内径上面のレベルL1より下がると、オイルドレンポンプがオイルパン1C内の エアを吸い込んでオイルの汲み上げができなくなる。したがって、オイルレベル L1の多量のオイルがオイルパン1C内に残る不具合がある。
【0004】 本考案は、オイルパン内のオイル汲み上げ時に、残留するオイル量を低減する マリンエンジン用オイル残量低減型オイルパンの構造を提供することを目的とし ている。
【0005】
本考案によれば、オイルパンの底部側面にドレン穴を設け、該ドレン穴の外側 にアイボルトを介してアイコネクタを取付けると共に、前記ドレン穴の内側に内 端を閉じたパイプを設け、該パイプの下面に開口部を形成している。
【0006】
上記のように構成されたマリンエンジン用オイル残量低減型オイルパンの構造 においては、オイルが汲み上げられ、オイルレベルがアイボルトの内径上面まで 下がっても、パイプに遮られてエアの吸い込みは発生しない。そして、パイプの 下面に設けた開口部の上縁のオイルレベルまでのオイルが汲み上げられる。した がって、オイルの残留量は、アイボルト内径上面及び開口部上縁のオイルレベル 間のオイル量だけ低減される。
【0007】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1において、底面がフラットなオイルパン1の底部側面に突設されたボス部 1aには、ドレン穴2が形成されている。そのドレン穴2の外側には、ボス部1 aに螺合するアイボルト3によりアイコネクタ4がガスケット6、7を介して油 密に連結されている。そして、このアイボルト4に連結された汲み上げ管5は、 図示しないオイルドレンポンプに接続されている。
【0009】 他方、ドレン穴2の内側には、パイプ10の本体11が打ち込んで固設されて いる。その本体11の内端は、エンドプレート12で閉じられ、また、下面には 、図示の例では長方形の開口部13が形成されている。なお、パイプ10の代り に、下方に曲るエルボ型パイプを用いることができる。
【0010】 したがって、オイルを汲み上げ、オイルレベルLがアイボルト3の内径上面の オイルレベルL1まで下がっても、パイプ10に遮られてエアの吸い込みは発生 しない。そして、パイプ10の開口部13の上縁のオイルレベルL2までのオイ ルが汲み上げられる。その結果、オイルの残留量は、従来に比べてオイルレベル L1、L2間のオイル量だけ低減され、実験によれば、従来の約1/10となる 。
【0011】
本考案は、以上説明したように構成されているので、オイル汲み上げ時の残量 を従来に比べて低減することができる。
【0012】 また、パイプを打ち込むだけなので、従来のオイルパンに簡単に実施すること ができる。
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図。
【図2】従来のオイルパンと船底との関係を説明する側
面図。
面図。
【図3】従来構造の一例を示す側断面図。
【図4】従来構造の他の例を示す側断面図。
A・・・船底 1、1A、1B、1C・・・オイルパン 1a・・・ボス部 2、2A・・・ドレン穴 3・・・アイボルト 4・・・アイコネクタ 5・・・汲み上げ管 6、7・・・ガスケット 10・・・パイプ 11・・・本体 12・・・エンドプレート 13・・・開口部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 オイルパンの底部側面にドレン穴を設
け、該ドレン穴の外側にアイボルトを介してアイコネク
タを取付けると共に、前記ドレン穴の内側に内端を閉じ
たパイプを設け、該パイプの下面に開口部を形成したこ
とを特徴とするマリンエンジン用残量低減型オイルパン
の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5684791U JPH0510726U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5684791U JPH0510726U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510726U true JPH0510726U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13038810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5684791U Pending JPH0510726U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | マリンエンジン用残量低減型オイルパンの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510726U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5598227U (ja) * | 1978-12-28 | 1980-07-08 | ||
JPS58180762U (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-02 | 日信工業株式会社 | マスタシリンダの操作レバ−支持装置 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP5684791U patent/JPH0510726U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5598227U (ja) * | 1978-12-28 | 1980-07-08 | ||
JPS58180762U (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-02 | 日信工業株式会社 | マスタシリンダの操作レバ−支持装置 |
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