JPH049656Y2 - - Google Patents
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- JPH049656Y2 JPH049656Y2 JP1986185140U JP18514086U JPH049656Y2 JP H049656 Y2 JPH049656 Y2 JP H049656Y2 JP 1986185140 U JP1986185140 U JP 1986185140U JP 18514086 U JP18514086 U JP 18514086U JP H049656 Y2 JPH049656 Y2 JP H049656Y2
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- coins
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D5/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
- G07D5/02—Testing the dimensions, e.g. thickness, diameter; Testing the deformation
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Of Coins (AREA)
Description
この考案は、投入された硬貨を通路にそつて転
動、落下させ、その過程でこの硬貨の真偽と種類
とを判定・選別する装置に関し、とくに硬貨の円
滑な転動、落下が得られ、かつ、硬貨センサによ
る硬貨判定が正確におこなわれうるような通路を
具備するものである。
動、落下させ、その過程でこの硬貨の真偽と種類
とを判定・選別する装置に関し、とくに硬貨の円
滑な転動、落下が得られ、かつ、硬貨センサによ
る硬貨判定が正確におこなわれうるような通路を
具備するものである。
従来の硬貨選別装置について、第9図,第10
図を参照しながら説明する。 第9図は硬貨選別装置40の正面図で、投入口
37から投入された硬貨は、案内レール34を転
動しながら落下し、図示してないゲートで振り分
けられ、それぞれの硬貨収納筒に収納される。な
お、案内レール34上の所定箇所で、破線表示の
硬貨センサ5によつて真偽および種類が判定され
て、その判定信号に基づいてゲートが動作する。
また、案内レール34の前段で、偽造、変造また
は変形された、異常硬貨としての大径硬貨、小径
硬貨、とくに厚い硬貨、または薄い硬貨や、その
他の異物などの、粗い選別がおこなわれる。ま
た、複数個の硬貨が互いに接近状態で連続して転
動、落下するという選別に支障をきたすので、そ
のようにならないよう適宜間隔をとり隔離する処
置もおこなわれる。これらについての説明は主題
から逸れるから省略する。 第10図は、前記第9図の断面B−Bに関す
る、案内レール34を含む硬貨通路33の周辺部
の拡大側断面図である。通路33は、硬貨の厚み
に対応して平行に配置された、第1基板31と第
2基板32との対向空間として形成され、その底
面に当たるのが案内レール34である。第1基板
31、第2基板32は垂直面に対して若干傾斜し
ており、その下側の第1基板31の内壁面31a
に近接して硬貨センサ5が設けられている。つま
り、硬貨が内壁面31aに接触した状態で案内レ
ール34の上を転動、落下し、硬貨センサ5の正
面を通過するとき、硬貨の外径、厚み、材質など
に対応する検出値が得られ、この検出値が総合的
に斟酌されて、真偽と金種が判定される。 第1基板31が垂直面に対して若干、傾斜して
いるのは、硬貨センサ5とこの前面を通過する硬
貨との位置関係を常に一定に保つためである。
図を参照しながら説明する。 第9図は硬貨選別装置40の正面図で、投入口
37から投入された硬貨は、案内レール34を転
動しながら落下し、図示してないゲートで振り分
けられ、それぞれの硬貨収納筒に収納される。な
お、案内レール34上の所定箇所で、破線表示の
硬貨センサ5によつて真偽および種類が判定され
て、その判定信号に基づいてゲートが動作する。
また、案内レール34の前段で、偽造、変造また
は変形された、異常硬貨としての大径硬貨、小径
硬貨、とくに厚い硬貨、または薄い硬貨や、その
他の異物などの、粗い選別がおこなわれる。ま
た、複数個の硬貨が互いに接近状態で連続して転
動、落下するという選別に支障をきたすので、そ
のようにならないよう適宜間隔をとり隔離する処
置もおこなわれる。これらについての説明は主題
から逸れるから省略する。 第10図は、前記第9図の断面B−Bに関す
る、案内レール34を含む硬貨通路33の周辺部
の拡大側断面図である。通路33は、硬貨の厚み
に対応して平行に配置された、第1基板31と第
2基板32との対向空間として形成され、その底
面に当たるのが案内レール34である。第1基板
31、第2基板32は垂直面に対して若干傾斜し
ており、その下側の第1基板31の内壁面31a
に近接して硬貨センサ5が設けられている。つま
り、硬貨が内壁面31aに接触した状態で案内レ
ール34の上を転動、落下し、硬貨センサ5の正
面を通過するとき、硬貨の外径、厚み、材質など
に対応する検出値が得られ、この検出値が総合的
に斟酌されて、真偽と金種が判定される。 第1基板31が垂直面に対して若干、傾斜して
いるのは、硬貨センサ5とこの前面を通過する硬
貨との位置関係を常に一定に保つためである。
前記のように従来の技術では、硬貨の片面と接
触する第1基板31の表面は、平面状になつてい
るから、製作しやすい利点はあるが、両者の接触
面積が大きい。 したがつて、次のような問題点がある。まず、
もし水に濡れた硬貨が投入されたときには、水の
表面張力によつて、硬貨は第1基板31の内壁面
31aに貼り付き停止する。これは硬貨の詰まり
であり、選別以前の重障害である。次に、内壁面
31aが汚れやすく、直接には詰まり障害の原因
となり、また、間接にはこの汚れを除去するため
に保守期間が短縮される。さらに、前記の原因に
よつて硬貨が詰まるまでには至らないにせよ、落
下速度が変動し、誤判定のおそれが増す。 この考案の目的は、従来技術がもつ以上の問題
点を解消し、水濡れ硬貨の通路内壁面への貼り付
きを防止し、また汚れ難くし、同時に硬貨が硬貨
センサの前を通過するときセンサに対して常に一
定の距離、姿勢をとるようにした通路を具備する
硬貨選別装置を提供することにある。
触する第1基板31の表面は、平面状になつてい
るから、製作しやすい利点はあるが、両者の接触
面積が大きい。 したがつて、次のような問題点がある。まず、
もし水に濡れた硬貨が投入されたときには、水の
表面張力によつて、硬貨は第1基板31の内壁面
31aに貼り付き停止する。これは硬貨の詰まり
であり、選別以前の重障害である。次に、内壁面
31aが汚れやすく、直接には詰まり障害の原因
となり、また、間接にはこの汚れを除去するため
に保守期間が短縮される。さらに、前記の原因に
よつて硬貨が詰まるまでには至らないにせよ、落
下速度が変動し、誤判定のおそれが増す。 この考案の目的は、従来技術がもつ以上の問題
点を解消し、水濡れ硬貨の通路内壁面への貼り付
きを防止し、また汚れ難くし、同時に硬貨が硬貨
センサの前を通過するときセンサに対して常に一
定の距離、姿勢をとるようにした通路を具備する
硬貨選別装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、この考案は次の
構成をとる。 (1) 投入された硬貨を通路にそつて転動、落下さ
せ、その過程でこの硬貨の真偽と種類とを判
定・選別する装置において、 (2) 通路の内壁面は垂直面に対して傾斜し、 (3) この内壁面の下側のものには、その外部に近
接して硬貨センサを設置するとともに、その内
側に、同じ高さに突出し、硬貨の中心の移動軌
跡にほぼ平行に形成された、少なくとも3個の
山脈状凸部を設けた。 また、少なくとも3個の山脈状凸部は、硬貨の
中心部、硬貨の下端近傍、および上端近傍でそれ
ぞれ接触するように設置される、というようにし
てもよい。
構成をとる。 (1) 投入された硬貨を通路にそつて転動、落下さ
せ、その過程でこの硬貨の真偽と種類とを判
定・選別する装置において、 (2) 通路の内壁面は垂直面に対して傾斜し、 (3) この内壁面の下側のものには、その外部に近
接して硬貨センサを設置するとともに、その内
側に、同じ高さに突出し、硬貨の中心の移動軌
跡にほぼ平行に形成された、少なくとも3個の
山脈状凸部を設けた。 また、少なくとも3個の山脈状凸部は、硬貨の
中心部、硬貨の下端近傍、および上端近傍でそれ
ぞれ接触するように設置される、というようにし
てもよい。
前記のような構成であるから、この考案の作用
は次のようになる。 (1) 通路の内壁面は垂直面に対して傾斜している
から、硬貨の片面は下側の内壁面の方に倒れて
これと接触するが、 (2) 実際に、硬貨の片面が接触するのは、少なく
とも3個の山脈状凸部の頂点の狭い面積の部分
である。いわば線接触に近い。 (3) しかも、この山脈状凸部の高さは同じである
から、この頂点に共通に接触する平面が存在
し、硬貨の位置と姿勢とはこの平面によつて一
定に保たれる。 また、実施態様によれば、 (4) 3個の山脈状凸部は、硬貨の中心部、硬貨の
下端近傍、および上端近傍でそれぞれ接触する
から、まず、硬貨はその直径寸法にほぼ近い距
離の2点で位置決めされる。したがつて、硬貨
の移動方向の軸線のまわりの揺動に対して、硬
貨をもつとも安定した位置決めをすることがで
きる。 (5) 次に、硬貨の中心部をとおる凸部によつて、
移動方向に直角な直径のまわりの硬貨の揺動が
もつとも効果的に阻止され、通路にそつて落下
するときの硬貨の姿勢は一定に保たれる。
は次のようになる。 (1) 通路の内壁面は垂直面に対して傾斜している
から、硬貨の片面は下側の内壁面の方に倒れて
これと接触するが、 (2) 実際に、硬貨の片面が接触するのは、少なく
とも3個の山脈状凸部の頂点の狭い面積の部分
である。いわば線接触に近い。 (3) しかも、この山脈状凸部の高さは同じである
から、この頂点に共通に接触する平面が存在
し、硬貨の位置と姿勢とはこの平面によつて一
定に保たれる。 また、実施態様によれば、 (4) 3個の山脈状凸部は、硬貨の中心部、硬貨の
下端近傍、および上端近傍でそれぞれ接触する
から、まず、硬貨はその直径寸法にほぼ近い距
離の2点で位置決めされる。したがつて、硬貨
の移動方向の軸線のまわりの揺動に対して、硬
貨をもつとも安定した位置決めをすることがで
きる。 (5) 次に、硬貨の中心部をとおる凸部によつて、
移動方向に直角な直径のまわりの硬貨の揺動が
もつとも効果的に阻止され、通路にそつて落下
するときの硬貨の姿勢は一定に保たれる。
この考案の実施例を、以下に図を参照しながら
説明する。なお、第1図はこの考案に係る一実施
例の正面図、第2図は同じく側断面図、第3図は
同じくこの側断面図の要部拡大図である。 第1図において、硬貨選別装置10の投入口7
から投入された硬貨は、案内レール4を転動しな
がら落下し、図示してないゲートで振り分けら
れ、それぞれの硬貨収納筒に収納される。案内レ
ール4の上方に4個の細い帯が互いに平行に配置
されているが、これがこの考案の主要部の凸部1
1,12,13,14である。この凸部11〜1
4についてはさらに詳しく後述する。 また、案内レール4上の所定箇所で、破線表示
した硬貨センサ5が設置され、これによつて硬貨
の真偽および種類が判定され、その判定信号に基
づいてゲートが作動する。なお、案内レール4の
前段で、偽造、変造または変形された、異常硬貨
としての大径硬貨、小径硬貨、とくに厚い硬貨、
または薄い硬貨や、その他の異物などの、粗い機
械的な選別がおこなわれる。また、複数個の硬貨
が互いに接近状態で連続して転動、落下するとい
う選別に支障をきたすので、そのようにならない
よう適宜間隔をとり隔離する処理もおこなわれ
る。これらについての図示ないし説明は主題から
逸れるから省略する。 第2図(第1図のA−A断面図)において、通
路3は、硬貨の厚みに対応して平行に配置され
た、第1基板1と第2基板2との対向空間として
形成され、その底面に当たるのが案内レール4で
ある。第1基板31、第2基板32は垂直面に対
して若干、傾斜しており、その下側の第1基板1
の内壁面1aには、凸部11〜14が通路3の内
側に突出して設けられる。この凸部11〜14
は、硬貨の中心の移動軌跡にほぼ平行に配置さ
れ、山脈状に伸びる同じ高さの突出部である。 また、内壁面1aに近接して外方に硬貨センサ
5が設けられている。この硬貨センサ5はコイル
からなり、インダクタンス型センサである。つま
り、硬貨の片面が内壁面1aの凸部11〜14の
頂点部に接触した状態で案内レール4の上を転
動、落下し、硬貨センサ5の正面を通過すると
き、硬貨の外径、厚み、材質などに対応する検出
値が得られ、この検出値が総合的に斟酌されて、
真偽と金種が判定される。 第1基板1、第2基板2が垂直面に対して、若
干傾斜しているのは、重力によつて硬貨の片面を
凸部11〜14の頂点部と必ず接触させるように
して、硬貨センサ5の前面を通過する硬貨の位置
と姿勢を常に一定にするためである。すなわち、
硬貨と硬貨センサ5との位置関係を常に一定に保
つためである。このことは検出精度に直接かかわ
る。 第3図は、硬貨センサ5を含む、通路3の拡大
側断面図である。この図で、第1基板1の内壁面
1aには、方形断面で同じ高さの凸部11〜14
が設けられている。第1基板1の反対側の面には
硬貨センサ5が填め込まれている。そして、案内
レール4の表面は通路3の底面に相当する。各凸
部11〜14、の案内レール4の表面からの高さ
は、転動、落下する硬貨9(二点鎖線表示)の姿
勢の安定性を決める重要事項である。これについ
ては、次の作用説明のときに詳細に述べる。 次に、第4図を参照しながら、ある特定の硬貨
を硬貨センサに対して適正に位置決めをするため
の、凸部の配置の仕方とその作用について説明す
る。なお、第4図は通路内壁面の3個の凸部が適
正配置された場合の作用説明図を示し、同図aは
要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正面図であ
る。 第4図aにおいて、硬貨9の片面が硬貨センサ
5の所定の前面と間隔Gを保つように位置決めす
るには、硬貨9の上端近傍、中心部、および下端
近傍で接触するように凸部T1,T2,T3を配
置すればよい。つまり、硬貨9の上端近傍と下端
近傍とが凸部T1,T3と接触することで、紙面
に垂直な軸線のまわりの動きが拘束され、次に、
硬貨9の中心部と接触する凸部T2によつて、硬
貨9の、紙面に含まれる直径のまわりの動き、す
なわち首振りが阻止される。 第4図bによつて前記したことを補足すると、
硬貨9が案内レール4に沿つて矢印方向に転動、
落下するとき、硬貨9の上端近傍、中心部O、下
端近傍が、一点鎖線P,Q,Rで示される、凸部
T1,T2,T3の中心線位置で支持され、位置
決めされる。したがつて、軸線Qのまわりの動き
を拘束するには、硬貨9の上端近傍と下端近傍と
の距離Lは中心部Oを挟んで、できるだけ大きく
とる方が有効である。また、軸線Qに直角な直径
のまわりの動き(首振り)を有効に阻止するに
は、この軸線Qは硬貨9の中心をとおることが必
要である。つまり、軸線Qの、案内レール4の上
面からの距離はD/2(D:硬貨9の直径)にと
るのがよい。 前記したような、ある特定の硬貨9に関する、
凸部の配置決めの仕方を、次の不適切な例に基づ
いて、別の面から補足説明する。すなわち、第6
図は、凸部T11,T12の2個だけが設けられ
ている場合を示し、これでは硬貨9の転動、落下
のとき、紙面に含まれる直径のまわりの動き、つ
まり首振りが残る。また、第7図は凸部T12,
T12の間隔が硬貨9の上端近傍と下端近傍と
が、内壁面1aと凸部T12とで接触し、硬貨9
の片面が硬貨センサ5の正面に対して傾斜し、適
正な検出ができない。 以上の説明は、ある特定の1種類の硬貨に対す
る、適正な凸部配置の仕方の場合であつた。しか
し、実際には現在、国内に硬貨選別装置の対象と
して、4種類の硬貨−500,100,50,10円の各硬
貨−が流通している。このときの凸部の適正配置
の仕方について述べる。 前記の各硬貨の直径は、それぞれ、26.5mm,
22.6mm,21mm,23.5mmである。これらのすべての
硬貨に関して、前記のような条件を満足させるた
めには、厳密に言うと、3個×4種類=12個の凸
部が必要になる。ところが、現実には重なり合う
ものもあるから、それらを統合してもつと少ない
個数の凸部に集約することができる。そして、こ
の集約の仕方はもはや設計の問題である。 第5図において、前記の4種類の硬貨の内、最
大直径の500円硬貨と、最小直径の50円硬貨とを
基準にして凸部の配置を決める場合を示す。な
お、第5図は通路内壁面に4個の凸部が適正配置
された場合の作用説明図を示し、同図aは要部拡
大側断面図、同図bは要部拡大正面図である。 第5図aで、9A(二点鎖線表示)は500円硬貨
を、9D(破線表示)は50円硬貨をそれぞれ示す。
第4図の場合を参照して、硬貨9Aに対しては、
凸部11,13,14(各々上端近傍、中心部近
傍、下端近傍に対応する)を決めることができ
る。次に、硬貨9Dに対しても同様に、凸部1
2,13,14,(前記と同じ位置に対応する)
を決めることができる。つまり、凸部13,14
を硬貨9A,9Dの両方の下端近傍と中心部とに
共用し、凸部11,12をそれぞれ硬貨9A,9
Dの上端近傍用とした。 第4図bで、硬貨9Aの中心O1と、硬貨9B
の中心O4との、案内レール4の上面からの高さ
は、それぞれD1/2,D4/2になり、前記の
凸部13の位置H3(第5図a参照)はこの高さ
の平均をとつたものである。なお、L1,L4
は、それぞれ硬貨9A,9Dの上端近傍・下端近
傍間の距離である。 また、具体的には図示しないが、前記の硬貨9
A,9Dの各々の中心O1,O4に対応して凸部
を設ければ、合計5個の凸部が必要になる。同様
に、別の実施例では、他の2種類の硬貨、100円,
10円硬貨を考慮して、集約して6個の凸部を配置
している。これらは、前記したように、設計の領
域に属するから詳細な説明は省略する。 ところで、硬貨センサの正面(基準面)に対し
通過する硬貨の位置、姿勢を正確に決める必要が
あるのは、硬貨センサの主要部がインダクタンス
(コイル)であるから、検出すべき硬貨の位置、
姿勢によつて、この値が変わる−という理由に基
づく。 次に、硬貨センサと判定部の構成を、第8図の
ブロツク回路図によつて説明する。この構成は、
大づかみに言うと、交流ブリツジ回路、差動増幅
器、比較器からなつている。 25は硬貨センサのインダクタンス(コイル)
で、検出すべき硬貨がその前面にある状態で、そ
の硬貨の外径、板厚、材質に総合的に対応した、
それぞれ特定の値をとる。硬貨が3種類の場合を
例にとると、インダクタンス25と、隣接する固
定抵抗(符号を付してない)との辺を共通にし、
可変インダクタンス、可変抵抗と、固定抵抗(い
ずれも符号を付してない)とからなる対辺を3種
類並列に接続して、3組のブリツジ回路21,2
2,23を形成する。なお、24は電源で、安定
した周波数をもつた正弦波発振器である。各交流
ブリツジ回路21,22,23は、各硬貨がイン
ダクタンス25の正面にあるとき、平衡条件が成
立するように、前記の可変抵抗、可変インダクタ
ンスの値をあらかじめ調整しておく。 したがつて、所定の硬貨がインダクタンス25
の正面にあるときは、各U−X,U−Y,U−Z
間の電圧はゼロないしある許容値以内になり、逆
に、所定の硬貨と異なるものが正面にきたときに
は、ある電圧が発生する。この電圧を、それぞれ
の交流ブリツジ回路に対応する差動増幅器26
X,26Y,26Zに入力し、その出力を比較器
27X,27Y,26Zに送出して、基準値Epと
比較する。そこで、もしある交流ブリツジ回路、
例えば21が平衡していれば、それに対応する比
較器27Xの出力がONとなり、これに対応した
硬貨が通過したことを示す。そして、その出力
を、図示してない後段のCPUに送出して所定の
判定信号ないし処理信号を出す。
説明する。なお、第1図はこの考案に係る一実施
例の正面図、第2図は同じく側断面図、第3図は
同じくこの側断面図の要部拡大図である。 第1図において、硬貨選別装置10の投入口7
から投入された硬貨は、案内レール4を転動しな
がら落下し、図示してないゲートで振り分けら
れ、それぞれの硬貨収納筒に収納される。案内レ
ール4の上方に4個の細い帯が互いに平行に配置
されているが、これがこの考案の主要部の凸部1
1,12,13,14である。この凸部11〜1
4についてはさらに詳しく後述する。 また、案内レール4上の所定箇所で、破線表示
した硬貨センサ5が設置され、これによつて硬貨
の真偽および種類が判定され、その判定信号に基
づいてゲートが作動する。なお、案内レール4の
前段で、偽造、変造または変形された、異常硬貨
としての大径硬貨、小径硬貨、とくに厚い硬貨、
または薄い硬貨や、その他の異物などの、粗い機
械的な選別がおこなわれる。また、複数個の硬貨
が互いに接近状態で連続して転動、落下するとい
う選別に支障をきたすので、そのようにならない
よう適宜間隔をとり隔離する処理もおこなわれ
る。これらについての図示ないし説明は主題から
逸れるから省略する。 第2図(第1図のA−A断面図)において、通
路3は、硬貨の厚みに対応して平行に配置され
た、第1基板1と第2基板2との対向空間として
形成され、その底面に当たるのが案内レール4で
ある。第1基板31、第2基板32は垂直面に対
して若干、傾斜しており、その下側の第1基板1
の内壁面1aには、凸部11〜14が通路3の内
側に突出して設けられる。この凸部11〜14
は、硬貨の中心の移動軌跡にほぼ平行に配置さ
れ、山脈状に伸びる同じ高さの突出部である。 また、内壁面1aに近接して外方に硬貨センサ
5が設けられている。この硬貨センサ5はコイル
からなり、インダクタンス型センサである。つま
り、硬貨の片面が内壁面1aの凸部11〜14の
頂点部に接触した状態で案内レール4の上を転
動、落下し、硬貨センサ5の正面を通過すると
き、硬貨の外径、厚み、材質などに対応する検出
値が得られ、この検出値が総合的に斟酌されて、
真偽と金種が判定される。 第1基板1、第2基板2が垂直面に対して、若
干傾斜しているのは、重力によつて硬貨の片面を
凸部11〜14の頂点部と必ず接触させるように
して、硬貨センサ5の前面を通過する硬貨の位置
と姿勢を常に一定にするためである。すなわち、
硬貨と硬貨センサ5との位置関係を常に一定に保
つためである。このことは検出精度に直接かかわ
る。 第3図は、硬貨センサ5を含む、通路3の拡大
側断面図である。この図で、第1基板1の内壁面
1aには、方形断面で同じ高さの凸部11〜14
が設けられている。第1基板1の反対側の面には
硬貨センサ5が填め込まれている。そして、案内
レール4の表面は通路3の底面に相当する。各凸
部11〜14、の案内レール4の表面からの高さ
は、転動、落下する硬貨9(二点鎖線表示)の姿
勢の安定性を決める重要事項である。これについ
ては、次の作用説明のときに詳細に述べる。 次に、第4図を参照しながら、ある特定の硬貨
を硬貨センサに対して適正に位置決めをするため
の、凸部の配置の仕方とその作用について説明す
る。なお、第4図は通路内壁面の3個の凸部が適
正配置された場合の作用説明図を示し、同図aは
要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正面図であ
る。 第4図aにおいて、硬貨9の片面が硬貨センサ
5の所定の前面と間隔Gを保つように位置決めす
るには、硬貨9の上端近傍、中心部、および下端
近傍で接触するように凸部T1,T2,T3を配
置すればよい。つまり、硬貨9の上端近傍と下端
近傍とが凸部T1,T3と接触することで、紙面
に垂直な軸線のまわりの動きが拘束され、次に、
硬貨9の中心部と接触する凸部T2によつて、硬
貨9の、紙面に含まれる直径のまわりの動き、す
なわち首振りが阻止される。 第4図bによつて前記したことを補足すると、
硬貨9が案内レール4に沿つて矢印方向に転動、
落下するとき、硬貨9の上端近傍、中心部O、下
端近傍が、一点鎖線P,Q,Rで示される、凸部
T1,T2,T3の中心線位置で支持され、位置
決めされる。したがつて、軸線Qのまわりの動き
を拘束するには、硬貨9の上端近傍と下端近傍と
の距離Lは中心部Oを挟んで、できるだけ大きく
とる方が有効である。また、軸線Qに直角な直径
のまわりの動き(首振り)を有効に阻止するに
は、この軸線Qは硬貨9の中心をとおることが必
要である。つまり、軸線Qの、案内レール4の上
面からの距離はD/2(D:硬貨9の直径)にと
るのがよい。 前記したような、ある特定の硬貨9に関する、
凸部の配置決めの仕方を、次の不適切な例に基づ
いて、別の面から補足説明する。すなわち、第6
図は、凸部T11,T12の2個だけが設けられ
ている場合を示し、これでは硬貨9の転動、落下
のとき、紙面に含まれる直径のまわりの動き、つ
まり首振りが残る。また、第7図は凸部T12,
T12の間隔が硬貨9の上端近傍と下端近傍と
が、内壁面1aと凸部T12とで接触し、硬貨9
の片面が硬貨センサ5の正面に対して傾斜し、適
正な検出ができない。 以上の説明は、ある特定の1種類の硬貨に対す
る、適正な凸部配置の仕方の場合であつた。しか
し、実際には現在、国内に硬貨選別装置の対象と
して、4種類の硬貨−500,100,50,10円の各硬
貨−が流通している。このときの凸部の適正配置
の仕方について述べる。 前記の各硬貨の直径は、それぞれ、26.5mm,
22.6mm,21mm,23.5mmである。これらのすべての
硬貨に関して、前記のような条件を満足させるた
めには、厳密に言うと、3個×4種類=12個の凸
部が必要になる。ところが、現実には重なり合う
ものもあるから、それらを統合してもつと少ない
個数の凸部に集約することができる。そして、こ
の集約の仕方はもはや設計の問題である。 第5図において、前記の4種類の硬貨の内、最
大直径の500円硬貨と、最小直径の50円硬貨とを
基準にして凸部の配置を決める場合を示す。な
お、第5図は通路内壁面に4個の凸部が適正配置
された場合の作用説明図を示し、同図aは要部拡
大側断面図、同図bは要部拡大正面図である。 第5図aで、9A(二点鎖線表示)は500円硬貨
を、9D(破線表示)は50円硬貨をそれぞれ示す。
第4図の場合を参照して、硬貨9Aに対しては、
凸部11,13,14(各々上端近傍、中心部近
傍、下端近傍に対応する)を決めることができ
る。次に、硬貨9Dに対しても同様に、凸部1
2,13,14,(前記と同じ位置に対応する)
を決めることができる。つまり、凸部13,14
を硬貨9A,9Dの両方の下端近傍と中心部とに
共用し、凸部11,12をそれぞれ硬貨9A,9
Dの上端近傍用とした。 第4図bで、硬貨9Aの中心O1と、硬貨9B
の中心O4との、案内レール4の上面からの高さ
は、それぞれD1/2,D4/2になり、前記の
凸部13の位置H3(第5図a参照)はこの高さ
の平均をとつたものである。なお、L1,L4
は、それぞれ硬貨9A,9Dの上端近傍・下端近
傍間の距離である。 また、具体的には図示しないが、前記の硬貨9
A,9Dの各々の中心O1,O4に対応して凸部
を設ければ、合計5個の凸部が必要になる。同様
に、別の実施例では、他の2種類の硬貨、100円,
10円硬貨を考慮して、集約して6個の凸部を配置
している。これらは、前記したように、設計の領
域に属するから詳細な説明は省略する。 ところで、硬貨センサの正面(基準面)に対し
通過する硬貨の位置、姿勢を正確に決める必要が
あるのは、硬貨センサの主要部がインダクタンス
(コイル)であるから、検出すべき硬貨の位置、
姿勢によつて、この値が変わる−という理由に基
づく。 次に、硬貨センサと判定部の構成を、第8図の
ブロツク回路図によつて説明する。この構成は、
大づかみに言うと、交流ブリツジ回路、差動増幅
器、比較器からなつている。 25は硬貨センサのインダクタンス(コイル)
で、検出すべき硬貨がその前面にある状態で、そ
の硬貨の外径、板厚、材質に総合的に対応した、
それぞれ特定の値をとる。硬貨が3種類の場合を
例にとると、インダクタンス25と、隣接する固
定抵抗(符号を付してない)との辺を共通にし、
可変インダクタンス、可変抵抗と、固定抵抗(い
ずれも符号を付してない)とからなる対辺を3種
類並列に接続して、3組のブリツジ回路21,2
2,23を形成する。なお、24は電源で、安定
した周波数をもつた正弦波発振器である。各交流
ブリツジ回路21,22,23は、各硬貨がイン
ダクタンス25の正面にあるとき、平衡条件が成
立するように、前記の可変抵抗、可変インダクタ
ンスの値をあらかじめ調整しておく。 したがつて、所定の硬貨がインダクタンス25
の正面にあるときは、各U−X,U−Y,U−Z
間の電圧はゼロないしある許容値以内になり、逆
に、所定の硬貨と異なるものが正面にきたときに
は、ある電圧が発生する。この電圧を、それぞれ
の交流ブリツジ回路に対応する差動増幅器26
X,26Y,26Zに入力し、その出力を比較器
27X,27Y,26Zに送出して、基準値Epと
比較する。そこで、もしある交流ブリツジ回路、
例えば21が平衡していれば、それに対応する比
較器27Xの出力がONとなり、これに対応した
硬貨が通過したことを示す。そして、その出力
を、図示してない後段のCPUに送出して所定の
判定信号ないし処理信号を出す。
前記のように、この考案においては、通路の
内壁面は垂直面に対して傾斜しているから、硬貨
の片面は下側の内壁面の方に倒れてこれと接触す
る、しかし実際に、硬貨の片面が接触するの
は、少なくとも3個の山脈状凸部の頂点の狭い面
積の部分であり、いわば線接触に近い、しか
も、この山脈状凸部の高さは同じであるから、こ
の頂点に共通に接触する平面が存在し、硬貨の位
置と姿勢とはこの平面によつて一定に保たれる;
また、実施態様によれば、3個の山脈状凸部
は、硬貨の中心部、硬貨の下端近傍、および上端
近傍でそれぞれ接触するから、まず、硬貨はその
直径寸法にほぼ近い距離の2点で位置決めされ、
したがつて、硬貨の移動方向の軸線のまわりの揺
動に対して、硬貨をもつとも安定した位置決めを
することができ、次に、硬貨の中心部をとおる
凸部によつて、移動方向に直角な直径のまわりの
硬貨の揺動作がもつとも効果的に阻止され、通路
にそつて落下するときの硬貨の姿勢は一定に保た
れる。 したがつて、この考案によれば、従来のものに
比べ次のようなすぐれた効果がある。 (1) 硬貨と通路内壁面との接触面積が小さいの
で、両者の摩擦抵抗が小さくなるとともに、水
濡れ硬貨が投入されたときでも、その硬貨の内
壁面との貼り付きが防止され、硬貨の通路にそ
つての円滑な転動、落下が保証される。 (2) 内壁面側の接触面積が小さいから、汚れが付
着しても硬貨との接触で剥がれやすく、硬貨の
円滑な転動、落下が保障されるとともに、汚れ
除去ための保守作業が簡単になり、かつ保守期
間が延長されうる。 (3) 通路にそつて転動、落下するときに安定した
姿勢決めがなされるから、硬貨センサの前面を
通過するときの方向、距離が一定に保たれる。
したがつて、正確な検出ひいては判定ができ
る。 (4) 凸部の形成のため、通路内壁面の形状はやや
複雑になるが、プラスチツク成形すれば製作は
容易であり、かつ、余分にスペースをとらな
い。
内壁面は垂直面に対して傾斜しているから、硬貨
の片面は下側の内壁面の方に倒れてこれと接触す
る、しかし実際に、硬貨の片面が接触するの
は、少なくとも3個の山脈状凸部の頂点の狭い面
積の部分であり、いわば線接触に近い、しか
も、この山脈状凸部の高さは同じであるから、こ
の頂点に共通に接触する平面が存在し、硬貨の位
置と姿勢とはこの平面によつて一定に保たれる;
また、実施態様によれば、3個の山脈状凸部
は、硬貨の中心部、硬貨の下端近傍、および上端
近傍でそれぞれ接触するから、まず、硬貨はその
直径寸法にほぼ近い距離の2点で位置決めされ、
したがつて、硬貨の移動方向の軸線のまわりの揺
動に対して、硬貨をもつとも安定した位置決めを
することができ、次に、硬貨の中心部をとおる
凸部によつて、移動方向に直角な直径のまわりの
硬貨の揺動作がもつとも効果的に阻止され、通路
にそつて落下するときの硬貨の姿勢は一定に保た
れる。 したがつて、この考案によれば、従来のものに
比べ次のようなすぐれた効果がある。 (1) 硬貨と通路内壁面との接触面積が小さいの
で、両者の摩擦抵抗が小さくなるとともに、水
濡れ硬貨が投入されたときでも、その硬貨の内
壁面との貼り付きが防止され、硬貨の通路にそ
つての円滑な転動、落下が保証される。 (2) 内壁面側の接触面積が小さいから、汚れが付
着しても硬貨との接触で剥がれやすく、硬貨の
円滑な転動、落下が保障されるとともに、汚れ
除去ための保守作業が簡単になり、かつ保守期
間が延長されうる。 (3) 通路にそつて転動、落下するときに安定した
姿勢決めがなされるから、硬貨センサの前面を
通過するときの方向、距離が一定に保たれる。
したがつて、正確な検出ひいては判定ができ
る。 (4) 凸部の形成のため、通路内壁面の形状はやや
複雑になるが、プラスチツク成形すれば製作は
容易であり、かつ、余分にスペースをとらな
い。
第1図はこの考案に係る一実施例の正面図、第
2図は同じく側断面図、第3図は同じくこの側断
面図の要部拡大図、第4図は通路内壁面の3個の
凸部が適正配置された場合の作用説明図を示し、
同図aは要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正
面図、第5図は通路内壁面に4個の凸部が適正配
置された別の場合の作用説明図を示し、同図aは
要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正面図、第
6図は通路内壁面の凸部配置が不適切な一つの場
合の作用説明図、第7図は通路内壁面の凸部配置
が不適切な別の場合の作用説明図、第8図は硬貨
センサと判定部の構成を示すブロツク回路図、第
9図は従来例の正面図、第10図はこの従来例の
硬貨通路の拡大側断面図である。 符号説明、1……第1基板、1a……内壁面、
2……第2基板、3……通路、4……案内レー
ル、5……硬貨センサ、9,9A,9D……硬
貨、10……硬貨選別装置、11〜14……凸
部。
2図は同じく側断面図、第3図は同じくこの側断
面図の要部拡大図、第4図は通路内壁面の3個の
凸部が適正配置された場合の作用説明図を示し、
同図aは要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正
面図、第5図は通路内壁面に4個の凸部が適正配
置された別の場合の作用説明図を示し、同図aは
要部拡大側断面図、同図bは要部拡大正面図、第
6図は通路内壁面の凸部配置が不適切な一つの場
合の作用説明図、第7図は通路内壁面の凸部配置
が不適切な別の場合の作用説明図、第8図は硬貨
センサと判定部の構成を示すブロツク回路図、第
9図は従来例の正面図、第10図はこの従来例の
硬貨通路の拡大側断面図である。 符号説明、1……第1基板、1a……内壁面、
2……第2基板、3……通路、4……案内レー
ル、5……硬貨センサ、9,9A,9D……硬
貨、10……硬貨選別装置、11〜14……凸
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 投入された硬貨を通路にそつて転動、落下さ
せ、その過程でこの硬貨の真偽と種類とを判
定・選別する装置において、前記通路の内壁面
は垂直面に対して傾斜し、この内壁面の下側の
ものには、その外部に近接して硬貨センサを設
置するとともに、その内側に、同じ高さに突出
し、前記硬貨の中心の移動軌跡にほぼ平行に形
成された、少なくとも3個の山脈状凸部を設け
たことを特徴とする硬貨選別装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
おいて、少なくとも3個の山脈状凸部が、硬貨
の中心部、硬貨の下端近傍、および上端近傍で
それぞれ接触するように設置されたことを特徴
とする硬貨選別装置。 3 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
記載の装置において、硬貨センサが、インダク
タンス型であることを特徴とする硬貨選別装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185140U JPH049656Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | |
KR1019870008390A KR930011726B1 (ko) | 1986-12-01 | 1987-07-31 | 주화 선별장치 |
AU79943/87A AU603148B2 (en) | 1986-12-01 | 1987-10-20 | Coin selecting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185140U JPH049656Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6389180U JPS6389180U (ja) | 1988-06-10 |
JPH049656Y2 true JPH049656Y2 (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=16165574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986185140U Expired JPH049656Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049656Y2 (ja) |
KR (1) | KR930011726B1 (ja) |
AU (1) | AU603148B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0668789B2 (ja) * | 1986-11-27 | 1994-08-31 | 富士電機株式会社 | 硬貨選別装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE774761A (fr) * | 1970-11-02 | 1972-02-14 | Prumm Georg J | Procede et appareil pour la verification electronique des pieces de monnaie |
FR2494011A1 (fr) * | 1980-11-07 | 1982-05-14 | Serres Bernard | Dispositif accumulateur-encaisseur de pie ces de monnaie a ejection |
JPH0668789B2 (ja) * | 1986-11-27 | 1994-08-31 | 富士電機株式会社 | 硬貨選別装置 |
-
1986
- 1986-12-01 JP JP1986185140U patent/JPH049656Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-07-31 KR KR1019870008390A patent/KR930011726B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-10-20 AU AU79943/87A patent/AU603148B2/en not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6389180U (ja) | 1988-06-10 |
AU7994387A (en) | 1988-06-09 |
AU603148B2 (en) | 1990-11-08 |
KR880008212A (ko) | 1988-08-30 |
KR930011726B1 (ko) | 1993-12-18 |
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