JPH0745808Y2 - 硬貨処理機の検銭搬送路 - Google Patents
硬貨処理機の検銭搬送路Info
- Publication number
- JPH0745808Y2 JPH0745808Y2 JP13627389U JP13627389U JPH0745808Y2 JP H0745808 Y2 JPH0745808 Y2 JP H0745808Y2 JP 13627389 U JP13627389 U JP 13627389U JP 13627389 U JP13627389 U JP 13627389U JP H0745808 Y2 JPH0745808 Y2 JP H0745808Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- sensor
- sides
- coil
- processing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Coins (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、投入されたコイン類の中から硬貨を識別計
数して金種別に振分け、収納する硬貨処理機の検銭搬送
路に関する。
数して金種別に振分け、収納する硬貨処理機の検銭搬送
路に関する。
従来の検銭搬送路の構造について第４図から第６図まで
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
第４図は従来例の平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ断面
図、第６図は一般的な検銭搬送路の周辺の概略平面図で
ある。
図、第６図は一般的な検銭搬送路の周辺の概略平面図で
ある。
これらの図において、コイン放出装置13より矢印Ｐ方向
に放出されたコイン１は、コインの搬送路の底部を構成
する耐摩耗性を有する鋳物等の金属材料からなる搬送路
面板２の面上を搬送される。搬送路面板２にねじ止めさ
れ搬送路の両側を構成する耐摩耗性を有し金属材料から
なるコインガイド3,4の間にガイドされ、搬送ベルト14
によりコイン１は搬送路面Ｈ上に圧接されながら搬送さ
れる。そしてコイン材質をチェックするコイルセンサ５
の上を通過し次の処理工程に搬送されていく。
に放出されたコイン１は、コインの搬送路の底部を構成
する耐摩耗性を有する鋳物等の金属材料からなる搬送路
面板２の面上を搬送される。搬送路面板２にねじ止めさ
れ搬送路の両側を構成する耐摩耗性を有し金属材料から
なるコインガイド3,4の間にガイドされ、搬送ベルト14
によりコイン１は搬送路面Ｈ上に圧接されながら搬送さ
れる。そしてコイン材質をチェックするコイルセンサ５
の上を通過し次の処理工程に搬送されていく。
コイルセンサ５は搬送されるコイン１に直接に接するこ
とがないように搬送路面Ｈより寸法ｔだけ低い位置にセ
ンサホルダ６に固定されて設置される。コインの材質チ
ェックには、コイルセンサ５の上をコイルが通る時の磁
速の変化を利用しているために、コイルセンサ５とコイ
ル１との間には、磁束を集束するような磁性金属類を入
れることはできない。このために搬送路面板２の途中に
あるコイルセンサ５の上の部分は、金属がない様に搬送
路面板２に穴７をあけ、この穴に金属粉等の溜まりセン
サ感度を鈍くしたり、穴の縁にコインが引っかかったり
してコインの流れを妨げたりすることのないようにステ
ンレスのような耐摩耗性を有する磁性材のセンサキャッ
プ８を用いて穴を塞いでいた。
とがないように搬送路面Ｈより寸法ｔだけ低い位置にセ
ンサホルダ６に固定されて設置される。コインの材質チ
ェックには、コイルセンサ５の上をコイルが通る時の磁
速の変化を利用しているために、コイルセンサ５とコイ
ル１との間には、磁束を集束するような磁性金属類を入
れることはできない。このために搬送路面板２の途中に
あるコイルセンサ５の上の部分は、金属がない様に搬送
路面板２に穴７をあけ、この穴に金属粉等の溜まりセン
サ感度を鈍くしたり、穴の縁にコインが引っかかったり
してコインの流れを妨げたりすることのないようにステ
ンレスのような耐摩耗性を有する磁性材のセンサキャッ
プ８を用いて穴を塞いでいた。
前記の従来例では搬送路面板２の途中にある穴７にセン
サキャップ８を接着剤等で埋め込む時、 穴径とセンサキャップの外径が違うと隙間が生じ、
異物が詰まったり、変形コインは引っかかったりしてコ
イン搬送を妨たげる。
サキャップ８を接着剤等で埋め込む時、 穴径とセンサキャップの外径が違うと隙間が生じ、
異物が詰まったり、変形コインは引っかかったりしてコ
イン搬送を妨たげる。
僅かでもセンサキャップが搬送面より突出している
と、コインが引っかかったりしてコイン搬送を妨たげ
る。
と、コインが引っかかったりしてコイン搬送を妨たげ
る。
僅かでもセンサキャップが搬送面より引っこんでい
ると、穴のエッジにコインが引っかかったり、金属粉等
が溜りセンサ感度を鈍くする。
ると、穴のエッジにコインが引っかかったり、金属粉等
が溜りセンサ感度を鈍くする。
という問題が生じるために、 Ａ穴径とセンサキャップの外径は、隙間が生じないよう
に各々の部品の仕上げ精度を高くする。
に各々の部品の仕上げ精度を高くする。
Ｂセンサキャップを搬送路面に面高さを正しく出して接
着するのは非常にむずかしいため、先にセンサキャップ
を搬送路面板に接着しておいてから研磨加工で平坦な搬
送面を作る。
着するのは非常にむずかしいため、先にセンサキャップ
を搬送路面板に接着しておいてから研磨加工で平坦な搬
送面を作る。
というような仕上げ加工が必要なため、製造コストが高
いという問題があった。
いという問題があった。
この考案の目的は、コイルセンサを保護するセンサキャ
ップのような非磁性部材の上面を簡単に搬送路面に高さ
を合せることができ、コイルセンサの周辺近くに金属粉
等が溜るような隙間の生じることがない硬貨処理機の検
銭搬送路を提供することにある。
ップのような非磁性部材の上面を簡単に搬送路面に高さ
を合せることができ、コイルセンサの周辺近くに金属粉
等が溜るような隙間の生じることがない硬貨処理機の検
銭搬送路を提供することにある。
前記の課題を解決するために、この考案の硬貨処理機の
検銭搬送路は、 裏面にコイルセンサを密着して固定した非磁性材からな
るセンサ基板の両側の上面と、このセンサ基板の搬送方
向の前後で当接する搬送路面板の両側の上面とを、搬送
路の両側でコインをガイドする一対のコインガイドの両
側の下面に密着して固定させるものである。
検銭搬送路は、 裏面にコイルセンサを密着して固定した非磁性材からな
るセンサ基板の両側の上面と、このセンサ基板の搬送方
向の前後で当接する搬送路面板の両側の上面とを、搬送
路の両側でコインをガイドする一対のコインガイドの両
側の下面に密着して固定させるものである。
センサ基板と搬送路面板とはいずれも両側面が一対のコ
インガイドの両側の下面に密着するので、センサ基板と
搬送路面とはコインガイドの下面を基準面として取付け
られて搬送路面高さが自動的に一致する。
インガイドの両側の下面に密着するので、センサ基板と
搬送路面とはコインガイドの下面を基準面として取付け
られて搬送路面高さが自動的に一致する。
コイルセンサをセンサ基板の裏面に密着させるので、コ
イルセンサの大きさより充分大きいセンサ基板を使用で
き、このセンサ基板と搬送路面板との当接部はコイルセ
ンサから充分離れた位置にすることができ、当接部の隙
間の金属粉等がコイルセンサの感度に影響しない。
イルセンサの大きさより充分大きいセンサ基板を使用で
き、このセンサ基板と搬送路面板との当接部はコイルセ
ンサから充分離れた位置にすることができ、当接部の隙
間の金属粉等がコイルセンサの感度に影響しない。
第１図は実施例の断面図であって第２図のＩ−Ｉ断面を
示し、第２図は第１図の平面図、第３図は第２図のIII
−III断面図であり、従来例及び各図と同一符号を付け
るものはおよそ同一機能を持ち、以下では説明を省くこ
ともある。
示し、第２図は第１図の平面図、第３図は第２図のIII
−III断面図であり、従来例及び各図と同一符号を付け
るものはおよそ同一機能を持ち、以下では説明を省くこ
ともある。
図においてポリカーボネィト等のセンサホルダ９の上面
にコイン材質チェック用の電磁コイルとコアとからなる
コイルセンサ５が埋め込まれている。センサホルダ９の
コイルセンサ５の埋め込み部の高さt1の角形の凸部9a
は、これに対応した角穴10aのあいた板厚t2の搬送路面
板10の前記角穴10aに嵌合される。この角穴10aの寸法よ
りわずかに小さい外形を持ち、板厚t3＝t2−t1のオース
テナイト形ステンレス等のような非磁性（磁性の低いも
のも含む）材からなるセンサ基板11を前記角穴10aに落
し込む。そして搬送通路の側面を構成する一対のコイン
ガイド3,4でセンサ基板11の両側を上から押え込み、セ
ンサホルダ９に一括してねじ12でねじ止めし、検銭搬送
路を構成する。なお角穴10aとセンサ基板11との嵌合せ
部分に面とり11m,10mを設けるとよい。
にコイン材質チェック用の電磁コイルとコアとからなる
コイルセンサ５が埋め込まれている。センサホルダ９の
コイルセンサ５の埋め込み部の高さt1の角形の凸部9a
は、これに対応した角穴10aのあいた板厚t2の搬送路面
板10の前記角穴10aに嵌合される。この角穴10aの寸法よ
りわずかに小さい外形を持ち、板厚t3＝t2−t1のオース
テナイト形ステンレス等のような非磁性（磁性の低いも
のも含む）材からなるセンサ基板11を前記角穴10aに落
し込む。そして搬送通路の側面を構成する一対のコイン
ガイド3,4でセンサ基板11の両側を上から押え込み、セ
ンサホルダ９に一括してねじ12でねじ止めし、検銭搬送
路を構成する。なお角穴10aとセンサ基板11との嵌合せ
部分に面とり11m,10mを設けるとよい。
前記実施例で、一点鎖線9x,9yで示すように隙間を設け
ればt1,t2,t3の板厚の條件がなくなって更に精度管理と
組立が楽になる。またセンサホルダ９に代り単純な板材
で取付けたり、この板材も使用しないでコイルセンサを
センサホルダ９に接着したりしてもよい。また角穴10a
を無くして搬送路面板10を搬送方向の前後の別別な部材
としてセンサ基板11と前後に当接させ、センサ基板11を
コインガイドの下面に密着させて独自のねじ等で固定し
てもよい。
ればt1,t2,t3の板厚の條件がなくなって更に精度管理と
組立が楽になる。またセンサホルダ９に代り単純な板材
で取付けたり、この板材も使用しないでコイルセンサを
センサホルダ９に接着したりしてもよい。また角穴10a
を無くして搬送路面板10を搬送方向の前後の別別な部材
としてセンサ基板11と前後に当接させ、センサ基板11を
コインガイドの下面に密着させて独自のねじ等で固定し
てもよい。
この考案の硬貨処理機の検銭搬送路は、 裏面にコイルセンサを密着して固定した非磁性材からな
るセンサ基板の両側の上面と、このセンサ基板の搬送方
向の前後で当接する搬送路面板の両側の上面とを、搬送
路の両側でコインをガイドする一対のコインガイドの両
側の下面に密着して固定させるようにしたので、 コイルセンサ上部を保護するセンサ基板と、その周辺の
搬送路面とはガイドレールを基準面として自動的に平坦
となり、コインの引っかかりや金属粉の溜りがなくなる
という効果があり、通路部材の製作における仕上加工が
不要となるという効果がある。
るセンサ基板の両側の上面と、このセンサ基板の搬送方
向の前後で当接する搬送路面板の両側の上面とを、搬送
路の両側でコインをガイドする一対のコインガイドの両
側の下面に密着して固定させるようにしたので、 コイルセンサ上部を保護するセンサ基板と、その周辺の
搬送路面とはガイドレールを基準面として自動的に平坦
となり、コインの引っかかりや金属粉の溜りがなくなる
という効果があり、通路部材の製作における仕上加工が
不要となるという効果がある。
第１図は実施例の断面図であって第２図のＩ−Ｉ断面を
示し、第２図は第１図の平面図、第３図は第２図のIII
−III断面図であり、第４図は従来例の平面図、第５図
は第４図のＶ−Ｖ断面図、第６図は一般的な検銭搬送路
の周辺の概略平面図である。 １…コイン、2,10…搬送路面板、3,4…ガイドレール、
５…コイルセンサ、6,9…センサホルダ、７…穴、８…
センサキャップ、11…センサ基板。
示し、第２図は第１図の平面図、第３図は第２図のIII
−III断面図であり、第４図は従来例の平面図、第５図
は第４図のＶ−Ｖ断面図、第６図は一般的な検銭搬送路
の周辺の概略平面図である。 １…コイン、2,10…搬送路面板、3,4…ガイドレール、
５…コイルセンサ、6,9…センサホルダ、７…穴、８…
センサキャップ、11…センサ基板。
Claims (1)
- 【請求項１】裏面にコイルセンサを密着して固定した非
磁性材からなるセンサ基板の両側の上面と、このセンサ
基板の搬送方向の前後で当接する搬送路面板の両側の上
面とを、搬送路の両側でコインをガイドする一対のコイ
ンガイドの両側の下面に密着して固定させることを特徴
とする硬貨処理機の検銭搬送路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13627389U JPH0745808Y2 (ja) | 1989-11-25 | 1989-11-25 | 硬貨処理機の検銭搬送路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13627389U JPH0745808Y2 (ja) | 1989-11-25 | 1989-11-25 | 硬貨処理機の検銭搬送路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0378372U JPH0378372U (ja) | 1991-08-08 |
| JPH0745808Y2 true JPH0745808Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31683489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13627389U Expired - Lifetime JPH0745808Y2 (ja) | 1989-11-25 | 1989-11-25 | 硬貨処理機の検銭搬送路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745808Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-25 JP JP13627389U patent/JPH0745808Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0378372U (ja) | 1991-08-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |