JPH04370489A - 細径樹脂チューブ接続用コネクター - Google Patents
細径樹脂チューブ接続用コネクターInfo
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- JPH04370489A JPH04370489A JP3173220A JP17322091A JPH04370489A JP H04370489 A JPH04370489 A JP H04370489A JP 3173220 A JP3173220 A JP 3173220A JP 17322091 A JP17322091 A JP 17322091A JP H04370489 A JPH04370489 A JP H04370489A
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- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に給油、給気の供給路として配設される
太さ20m/m程度以下の比較的細径からなる樹脂チュ
ーブ接続用コネクター構造の改良に関するものである。
の機械、装置等に給油、給気の供給路として配設される
太さ20m/m程度以下の比較的細径からなる樹脂チュ
ーブ接続用コネクター構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続用コネクターとして
は例えば図8a及び図8bに示すように、軸芯内部の流
通孔(12)に連って内部に弾性シールリング(14)
を内装した筒体によるコネクター本体(11)を形成し
、内部の段付き拡径室(13)に中央孔の先端周縁部を
爪壁(15’) となす板状の把持部材(15)をもっ
て、その外周を段付き部に係合した状態で止め具(16
)によるコネクター本体(11)の後端周縁部でのカシ
メによって挾持せしめ、樹脂チューブ(P’)の接続状
態時に前記爪壁(15’) により該樹脂チューブの外
周に喰い込ませて把持せしめるように構成されていた。 尚(17)は止め具(16)の軸芯孔周縁部に係着され
て前記爪壁(15’) 部での喰い込みを解除する前後
に移動する解放具である。
は例えば図8a及び図8bに示すように、軸芯内部の流
通孔(12)に連って内部に弾性シールリング(14)
を内装した筒体によるコネクター本体(11)を形成し
、内部の段付き拡径室(13)に中央孔の先端周縁部を
爪壁(15’) となす板状の把持部材(15)をもっ
て、その外周を段付き部に係合した状態で止め具(16
)によるコネクター本体(11)の後端周縁部でのカシ
メによって挾持せしめ、樹脂チューブ(P’)の接続状
態時に前記爪壁(15’) により該樹脂チューブの外
周に喰い込ませて把持せしめるように構成されていた。 尚(17)は止め具(16)の軸芯孔周縁部に係着され
て前記爪壁(15’) 部での喰い込みを解除する前後
に移動する解放具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、カシメによって挾持される
把持部材(15)の固定構造によって、接続時の樹脂チ
ューブ(P’)の挿着に際し、爪壁(15’) の剛性
が高いために撓むことなく、従って前記樹脂チューブの
外周面に爪壁(15’) による管軸方向への擦れ傷を
生ぜしめ、また把持部材(15)より先端側にシールリ
ング(14)を内装した構造により爪壁(15’) で
の把持並びに、特にシールリング(14)でのシール性
の低下を招き、更に前記コネクター本体(11)が単に
筒体形状によって構成されるため、樹脂チューブ(P’
)の接続時の外部からの押圧に伴いその先端部が内部の
弾性シールリング(14)を通過して完全に適性位置ま
で挿入されているか、否かの外部での目視による確認を
不可能となし、しばしばこれら不確実によって緩み或い
は洩れを誘発する問題があった。
うな従来の技術においては、カシメによって挾持される
把持部材(15)の固定構造によって、接続時の樹脂チ
ューブ(P’)の挿着に際し、爪壁(15’) の剛性
が高いために撓むことなく、従って前記樹脂チューブの
外周面に爪壁(15’) による管軸方向への擦れ傷を
生ぜしめ、また把持部材(15)より先端側にシールリ
ング(14)を内装した構造により爪壁(15’) で
の把持並びに、特にシールリング(14)でのシール性
の低下を招き、更に前記コネクター本体(11)が単に
筒体形状によって構成されるため、樹脂チューブ(P’
)の接続時の外部からの押圧に伴いその先端部が内部の
弾性シールリング(14)を通過して完全に適性位置ま
で挿入されているか、否かの外部での目視による確認を
不可能となし、しばしばこれら不確実によって緩み或い
は洩れを誘発する問題があった。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、樹脂チューブの挿着の際に把持
部材の爪壁による樹脂チューブの外周面での、特に管軸
方向の擦れ傷の発生を防止し、爪壁での把持を確実とし
シール部材のシール性の低下を防ぎ、更に樹脂チューブ
接続時の外部からの押圧に伴うコネクター本体内部での
適正位置までの挿入を外部での目視により容易に確認す
ることができるようにし、長期に亘って洩れの憂いをな
くすことのできると共に、配管の取り出しが容易な細径
樹脂チューブ接続用コネクターを提案することを目的と
するものである。
てなされたものであり、樹脂チューブの挿着の際に把持
部材の爪壁による樹脂チューブの外周面での、特に管軸
方向の擦れ傷の発生を防止し、爪壁での把持を確実とし
シール部材のシール性の低下を防ぎ、更に樹脂チューブ
接続時の外部からの押圧に伴うコネクター本体内部での
適正位置までの挿入を外部での目視により容易に確認す
ることができるようにし、長期に亘って洩れの憂いをな
くすことのできると共に、配管の取り出しが容易な細径
樹脂チューブ接続用コネクターを提案することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軸芯内部に流通孔に連って拡径した段付き小
径室と大径室とを貫設し、且つ該大径室の後部を後方へ
の開口室となすと共に、その後端周縁を内方に屈曲する
掛支壁とするコネクター本体と、先端部に前記小径室の
段付き部に係合する複数の鍔壁及び該鍔壁部附近に軸芯
方向への該鍔壁と同数のスリットを有し且つ先端側に向
って拡径され、接続される樹脂チューブの挿入に伴い該
スリット部での縮径によって端部内側に嵌挿される筒状
のインサートと、大径室にあって小径側の周壁部に前記
鍔壁を係着する鍔壁と同数の窓孔を、また大径側の周壁
部に切欠き溝をそれぞれ設け且つ先端側を小径室の内径
より僅かに小径の小径部とし後端側を大径室より僅かに
小径の大径部としたスリーブ部材と、該スリーブ部材の
小径部の外側とこれに対向するコネクター本体の内周面
との間、並びに大径部の内側と挿入される配管の外周面
との間に、それぞれ装着した環状の弾性シール部材と、
更に先端側の外周に、前記スリーブ部材の切欠き溝に係
着する少くとも2つの外方爪壁を有し先端の端面部によ
り弾性シール部材と係合する筒壁に連って、その後方に
開口状に突出する複数からなる舌片状の弾性アームを有
すると共に、開口室側にあって該弾性アームの後部に、
コネクター本体側の前記掛支壁に掛合し且つ径及び軸方
向位置の異なる溝を有し、且つ弾性アーム部の筒壁の根
元附近の内周に樹脂チューブの外周に喰い込んで把持せ
しめる内方爪壁を突設したソケット体とを備えて構成し
た細径樹脂チューブ接続用コネクターを要旨とするもの
であり、更に前記ソケット部材の内方爪壁を、筒壁の内
側の後方へ縮径するテーパ面に係圧される外周を同方向
のテーパ面となす別体からなる楔状環体の内周に略環状
に設けるか、或いは前記筒壁の根元附近の内周に鋳着し
て形成したりするものである。
するため、軸芯内部に流通孔に連って拡径した段付き小
径室と大径室とを貫設し、且つ該大径室の後部を後方へ
の開口室となすと共に、その後端周縁を内方に屈曲する
掛支壁とするコネクター本体と、先端部に前記小径室の
段付き部に係合する複数の鍔壁及び該鍔壁部附近に軸芯
方向への該鍔壁と同数のスリットを有し且つ先端側に向
って拡径され、接続される樹脂チューブの挿入に伴い該
スリット部での縮径によって端部内側に嵌挿される筒状
のインサートと、大径室にあって小径側の周壁部に前記
鍔壁を係着する鍔壁と同数の窓孔を、また大径側の周壁
部に切欠き溝をそれぞれ設け且つ先端側を小径室の内径
より僅かに小径の小径部とし後端側を大径室より僅かに
小径の大径部としたスリーブ部材と、該スリーブ部材の
小径部の外側とこれに対向するコネクター本体の内周面
との間、並びに大径部の内側と挿入される配管の外周面
との間に、それぞれ装着した環状の弾性シール部材と、
更に先端側の外周に、前記スリーブ部材の切欠き溝に係
着する少くとも2つの外方爪壁を有し先端の端面部によ
り弾性シール部材と係合する筒壁に連って、その後方に
開口状に突出する複数からなる舌片状の弾性アームを有
すると共に、開口室側にあって該弾性アームの後部に、
コネクター本体側の前記掛支壁に掛合し且つ径及び軸方
向位置の異なる溝を有し、且つ弾性アーム部の筒壁の根
元附近の内周に樹脂チューブの外周に喰い込んで把持せ
しめる内方爪壁を突設したソケット体とを備えて構成し
た細径樹脂チューブ接続用コネクターを要旨とするもの
であり、更に前記ソケット部材の内方爪壁を、筒壁の内
側の後方へ縮径するテーパ面に係圧される外周を同方向
のテーパ面となす別体からなる楔状環体の内周に略環状
に設けるか、或いは前記筒壁の根元附近の内周に鋳着し
て形成したりするものである。
【0006】
【作用】本発明はこのように構成されているため、弾性
シール部材等での摩擦力に打勝ってインサートの先端ま
で樹脂チューブが確実に達した時にのみインサートの鍔
壁が外れるため、インサートを更に前方へ移動でき、ス
リーブの切欠き溝に係着したソケット体もこれに伴って
前方へ移動できる。ソケット体の前進によってコネクタ
ー本体の掛支壁とソケット体のソケット体脱落防止用の
小径の溝との掛合が外れ、次に後方に位置した大径の溝
と掛合する。この大径の溝との掛合によってソケット体
の弾性アーム部は内方に押されて縮径して爪壁は樹脂チ
ューブの外周面に喰い込み樹脂チューブが抜け止めされ
る。従って、樹脂チューブの挿着の際に樹脂チューブの
擦れ傷の発生を防止でき、また弾性アームのコネクター
本体からの出代が少くなるため適正位置までの挿入を、
外部からの目視確認により容易となすことができ、従っ
て確実な接続により長期に亘って洩れの憂いがなく安定
して保持することができる。また弾性アームを指により
縮径してコネクター本体の掛支壁と該アームの2つの溝
との掛合を解除すれば配管をコネクター本体から容易に
取り出すこともできる。
シール部材等での摩擦力に打勝ってインサートの先端ま
で樹脂チューブが確実に達した時にのみインサートの鍔
壁が外れるため、インサートを更に前方へ移動でき、ス
リーブの切欠き溝に係着したソケット体もこれに伴って
前方へ移動できる。ソケット体の前進によってコネクタ
ー本体の掛支壁とソケット体のソケット体脱落防止用の
小径の溝との掛合が外れ、次に後方に位置した大径の溝
と掛合する。この大径の溝との掛合によってソケット体
の弾性アーム部は内方に押されて縮径して爪壁は樹脂チ
ューブの外周面に喰い込み樹脂チューブが抜け止めされ
る。従って、樹脂チューブの挿着の際に樹脂チューブの
擦れ傷の発生を防止でき、また弾性アームのコネクター
本体からの出代が少くなるため適正位置までの挿入を、
外部からの目視確認により容易となすことができ、従っ
て確実な接続により長期に亘って洩れの憂いがなく安定
して保持することができる。また弾性アームを指により
縮径してコネクター本体の掛支壁と該アームの2つの溝
との掛合を解除すれば配管をコネクター本体から容易に
取り出すこともできる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
れば、図1は本考案の細径樹脂チューブ接続用コネクタ
ーの縦断面図、図2は図1の樹脂チューブ接続時の状態
図、図3はインサートの部分斜視図、図4はスリーブの
斜視図、図5はソケット体の斜視図、図6は他の実施例
を示す図2相当図、図7は他の実施例の部分拡大図であ
り、(1) はコネクター本体であり、軸芯内部に流通
孔(2) に連って拡径した段付き小径室(2’)と大
径室(2”)とを連設し、且つ該大径室の後部を後方へ
の開口室(2”’) となすと共に、その後端周縁を内
方に屈曲する掛支壁(1’)としてなるものである。そ
して内部にあって先端部に前記小径室(2’)の段付き
部に係合する4つの鍔壁(3’)及び該鍔壁部附近に軸
芯方向への該鍔壁と同数のスリット(3”)を有し且つ
先端に向って拡径された筒状のインサート(3) と、
大径室(2”)に位置して、該インサートの外側に被着
し且つ小径室(2’)の内径より僅かに小径の小径部(
4a)側の周壁部に有する前記鍔壁と同数の窓孔(4’
)部に前記鍔壁(3’)を係着し、また大径室(2”)
の内径より僅かに小径の大径部(4b)側の周壁部に切
欠き溝(4”)を設けたスリーブ部材(4) とを内装
してなるものである。(5),(5’)は該スリーブ部
材の小径部(4a)の外側とこれに対向するコネクター
本体(1) の内周面との間、並びに大径部(4b)の
内側と挿入される樹脂チューブ(P) の外周面との間
にそれぞれ装着したゴム材等による環状の弾性シール部
材である。そして更に先端側の外周に前記スリーブ部材
(4) の切欠き溝(4”)に係着される少くとも2つ
の外方爪壁(6’)を設けてその先端の端面部により弾
性シール部材(5’)と係合する筒壁(6a)に連って
、その後方に開口状に突出する複数からなる舌片状の弾
性アーム(6b)を有するソケット体(6) を、開口
室(2”’) 側にあって弾性アーム(6b)の後部に
コネクター本体(1) 側の前記掛支壁(1’)に予め
掛合したソケット体脱落防止用の小径溝(7)と、樹脂
チューブ(P) の接続状態時に掛合する大径の溝(7
’)とを軸方向位置を異にして有し、且つ弾性アーム(
6b)部の筒壁(6a)の根元附近の内周に該樹脂チュ
ーブの外周に喰い込んで把持せしめる内方爪壁(6”)
を突設して備えてなるものである。そして樹脂チューブ
(P) の外部からの押圧による接続に際して、該樹脂
チューブ(P) の挿入に伴ってインサート(3) の
スリット(3”)部での縮径によりインサート(3)
の外周に樹脂チューブの端部が嵌挿され、一層の挿入に
より鍔壁(3’)部が段付き部を外ずれて該インサート
、スリーブ部材(4) 及びソケット体(6) を一体
に前方に移動せしめると溝(7) 部での掛支壁(1’
)との掛合が外れ、スリーブ部材(4) の先端部での
小径室(2’)の底壁段部への当接をもって適正位置の
挿入となし、かかる状態で内方爪壁(6”)により樹脂
チューブ(P) の外周への喰い込みを生ぜしめると共
に、同時に溝(7’)部で掛支壁(1’)と掛合するこ
ととなり、該掛合によってコネクター本体(1) 内部
での前記移動による適正位置までの挿入を目視により外
部から容易に確認することとなる。
れば、図1は本考案の細径樹脂チューブ接続用コネクタ
ーの縦断面図、図2は図1の樹脂チューブ接続時の状態
図、図3はインサートの部分斜視図、図4はスリーブの
斜視図、図5はソケット体の斜視図、図6は他の実施例
を示す図2相当図、図7は他の実施例の部分拡大図であ
り、(1) はコネクター本体であり、軸芯内部に流通
孔(2) に連って拡径した段付き小径室(2’)と大
径室(2”)とを連設し、且つ該大径室の後部を後方へ
の開口室(2”’) となすと共に、その後端周縁を内
方に屈曲する掛支壁(1’)としてなるものである。そ
して内部にあって先端部に前記小径室(2’)の段付き
部に係合する4つの鍔壁(3’)及び該鍔壁部附近に軸
芯方向への該鍔壁と同数のスリット(3”)を有し且つ
先端に向って拡径された筒状のインサート(3) と、
大径室(2”)に位置して、該インサートの外側に被着
し且つ小径室(2’)の内径より僅かに小径の小径部(
4a)側の周壁部に有する前記鍔壁と同数の窓孔(4’
)部に前記鍔壁(3’)を係着し、また大径室(2”)
の内径より僅かに小径の大径部(4b)側の周壁部に切
欠き溝(4”)を設けたスリーブ部材(4) とを内装
してなるものである。(5),(5’)は該スリーブ部
材の小径部(4a)の外側とこれに対向するコネクター
本体(1) の内周面との間、並びに大径部(4b)の
内側と挿入される樹脂チューブ(P) の外周面との間
にそれぞれ装着したゴム材等による環状の弾性シール部
材である。そして更に先端側の外周に前記スリーブ部材
(4) の切欠き溝(4”)に係着される少くとも2つ
の外方爪壁(6’)を設けてその先端の端面部により弾
性シール部材(5’)と係合する筒壁(6a)に連って
、その後方に開口状に突出する複数からなる舌片状の弾
性アーム(6b)を有するソケット体(6) を、開口
室(2”’) 側にあって弾性アーム(6b)の後部に
コネクター本体(1) 側の前記掛支壁(1’)に予め
掛合したソケット体脱落防止用の小径溝(7)と、樹脂
チューブ(P) の接続状態時に掛合する大径の溝(7
’)とを軸方向位置を異にして有し、且つ弾性アーム(
6b)部の筒壁(6a)の根元附近の内周に該樹脂チュ
ーブの外周に喰い込んで把持せしめる内方爪壁(6”)
を突設して備えてなるものである。そして樹脂チューブ
(P) の外部からの押圧による接続に際して、該樹脂
チューブ(P) の挿入に伴ってインサート(3) の
スリット(3”)部での縮径によりインサート(3)
の外周に樹脂チューブの端部が嵌挿され、一層の挿入に
より鍔壁(3’)部が段付き部を外ずれて該インサート
、スリーブ部材(4) 及びソケット体(6) を一体
に前方に移動せしめると溝(7) 部での掛支壁(1’
)との掛合が外れ、スリーブ部材(4) の先端部での
小径室(2’)の底壁段部への当接をもって適正位置の
挿入となし、かかる状態で内方爪壁(6”)により樹脂
チューブ(P) の外周への喰い込みを生ぜしめると共
に、同時に溝(7’)部で掛支壁(1’)と掛合するこ
ととなり、該掛合によってコネクター本体(1) 内部
での前記移動による適正位置までの挿入を目視により外
部から容易に確認することとなる。
【0008】尚(8) は図6に示す他の実施例として
の楔状環体であり、内方爪壁(6”)をソケット体(6
) の筒壁(6a)の内側の後方へ縮径する面に係圧さ
れる外周を同方向のテーパ面となす別体からなる構造に
よるその内周に略環状に形成してなるものであり、また
図7のように筒壁(6a)の根元附近の内周に内方爪壁
(6”)を鋳着して形成することもできる。
の楔状環体であり、内方爪壁(6”)をソケット体(6
) の筒壁(6a)の内側の後方へ縮径する面に係圧さ
れる外周を同方向のテーパ面となす別体からなる構造に
よるその内周に略環状に形成してなるものであり、また
図7のように筒壁(6a)の根元附近の内周に内方爪壁
(6”)を鋳着して形成することもできる。
【0009】これら実施例において、弾性アーム(6b
)を指により縮径せしめると、該アームの溝(7’)及
び(7) とコネクター本体(1) の掛支壁(1’)
との掛合を解除するため、内方爪壁(6”)による樹脂
チューブ(P) の外周面への喰い込みが解放され、樹
脂チューブ(P) をコネクター本体(1) から容易
に取り出すことができる。
)を指により縮径せしめると、該アームの溝(7’)及
び(7) とコネクター本体(1) の掛支壁(1’)
との掛合を解除するため、内方爪壁(6”)による樹脂
チューブ(P) の外周面への喰い込みが解放され、樹
脂チューブ(P) をコネクター本体(1) から容易
に取り出すことができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明による細径樹
脂チューブ接続用コネクターは、特に樹脂チューブ(P
) の端部内側に嵌挿される縮径する前記インサート(
3) と、該インサートにその一端側を係着した前記ス
リーブ部材(4) 、並びに該スリーブ部材に係着する
ソケット体(6) とによる樹脂チューブ(P) の接
続時の挿入に伴うこれら一体の前方への移動構造により
樹脂チューブの挿着の際に樹脂チューブの外周面での管
軸方向の擦れ傷の発生を防止し、爪壁での把持を確実と
すると共に、シール部材のシール性低下を防ぎ、更にソ
ケット体(6) の弾性アーム(6b)の後部にコネク
ター本体(1) 側の後端周縁の掛支壁(1’)とに掛
合する溝(7,7’)を有して構成するため、該コネク
ター本体内部での樹脂チューブ(P) の適正位置まで
の挿入を溝(7’)部での掛支壁(1’)とのなす掛合
をもって目視により外部から容易に確認することができ
、従って接続の不具合による洩れの憂いがなく、確実な
接続により安定した保持を得ることができると共に、コ
ネクター本体からの樹脂チューブ(P) の取り出しは
弾性アーム(6b)の操作により容易に行うことができ
る等、極めて有用な細径樹脂チューブ接続用コネクター
である。
脂チューブ接続用コネクターは、特に樹脂チューブ(P
) の端部内側に嵌挿される縮径する前記インサート(
3) と、該インサートにその一端側を係着した前記ス
リーブ部材(4) 、並びに該スリーブ部材に係着する
ソケット体(6) とによる樹脂チューブ(P) の接
続時の挿入に伴うこれら一体の前方への移動構造により
樹脂チューブの挿着の際に樹脂チューブの外周面での管
軸方向の擦れ傷の発生を防止し、爪壁での把持を確実と
すると共に、シール部材のシール性低下を防ぎ、更にソ
ケット体(6) の弾性アーム(6b)の後部にコネク
ター本体(1) 側の後端周縁の掛支壁(1’)とに掛
合する溝(7,7’)を有して構成するため、該コネク
ター本体内部での樹脂チューブ(P) の適正位置まで
の挿入を溝(7’)部での掛支壁(1’)とのなす掛合
をもって目視により外部から容易に確認することができ
、従って接続の不具合による洩れの憂いがなく、確実な
接続により安定した保持を得ることができると共に、コ
ネクター本体からの樹脂チューブ(P) の取り出しは
弾性アーム(6b)の操作により容易に行うことができ
る等、極めて有用な細径樹脂チューブ接続用コネクター
である。
【図1】細径樹脂チューブ接続用コネクターの縦断面図
である。
である。
【図2】図1の樹脂チューブ接続時の状態図である。
【図3】インサート単体の部分斜視図である。
【図4】スリーブの斜視図である。
【図5】ソケット体の斜視図である。
【図6】他の実施例を示す図2相当図である。
【図7】他の実施例の部分拡大図である。
【図8a】従来例を示す樹脂チューブ接続時の縦断面図
である。
である。
【図8b】図8aの把持部材の部分正面図である。
1 コネクター本体
2 流通孔
2′ 小径室
2″ 大径室
2”’ 開口室
3 インサート
3′ 鍔壁
3″ スリット
4 スリーブ部材
4a 小径部
4b 大径部
4′ 窓孔
4″ 切欠き溝
5,5′ 弾性シール部材
6 ソケット体
6′,6″ 爪壁
6a 筒壁
6b 弾性アーム
7,7′ 溝
8 環体
P 樹脂チューブ
Claims (3)
- 【請求項1】 軸芯内部に流通孔(2) に連って拡
径した段付き小径室(2’)と大径室(2”)とを連設
し、且つ該大径室の後部を後方への開口室(2”’)
となすと共に、その後端周縁を内方に屈曲する掛支壁(
1’)とするコネクター本体(1) と、先端部に前記
小径室(2’)の段付き部に係合する複数の鍔壁(3’
)及び該鍔壁部附近に軸芯方向への該鍔壁と同数のスリ
ット(3”)を有し且つ先端側に向って拡径され、接続
される樹脂チューブ(P) の挿入に伴い該スリット部
での縮径によって端部内側に嵌挿される筒状のインサー
ト(3) と、大径室(2”)にあって小径側の周壁部
に前記鍔壁(3’)を係着する鍔壁と同数の窓孔(4’
)を、また大径側の周壁部に切欠き溝(4”)をそれぞ
れ設け且つ先端側を小径室(2’)の内径より僅かに小
径の小径部(4a)とし後端側を大径室(2”)より僅
かに小径の大径部(4b)としたスリーブ部材(4)と
、該スリーブ部材の小径部(4a)の外側とこれに対向
するコネクター本体(1) の内周面との間、並びに大
径部(4b)の内側と挿入される配管(P) の外周面
との間に、それぞれ装着した環状の弾性シール部材(5
),(5’)と、更に先端側の外周に、前記スリーブ部
材(4) の切欠き溝(4”)に係着する少くとも2つ
の外方爪壁(6’)を有し先端の端面部により弾性シー
ル部材(5’)と係合する筒壁(6a)に連って、その
後方に開口状に突出する複数からなる舌片状の弾性アー
ム(6b)を有すると共に、開口室(2”’) 側にあ
って該弾性アームの後部に、コネクター本体(1) 側
の前記掛支壁(1’)に掛合し且つ径及び軸方向位置の
異なる溝(7),(7’)を有し、且つ弾性アーム(6
b)部の筒壁(6a)の根元附近の内周に樹脂チューブ
(P) の外周に喰い込んで把持せしめる内方爪壁(6
”)を突設したソケット体(6) とを備えて構成した
ことを特徴とする細径樹脂チューブ接続用コネクター。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記ソケット
体(6) の内方爪壁(6”)を、筒壁(6a)の内側
の後方へ縮径するテーパ面に係圧される外周を同方向の
テーパ面となす別体からなる楔状環体(8) の内周に
略環状に設けたことを特徴とする細径樹脂チューブ接続
用コネクター。 - 【請求項3】 請求項1記載において、前記ソケット
体(6) の爪壁(6”)を、前記筒壁(6a)の根元
附近の内周に鋳着して形成したことを特徴とする細径樹
脂チューブ接続用コネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173220A JP3011790B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 細径樹脂チューブ接続用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173220A JP3011790B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 細径樹脂チューブ接続用コネクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04370489A true JPH04370489A (ja) | 1992-12-22 |
JP3011790B2 JP3011790B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=15956363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3173220A Expired - Fee Related JP3011790B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 細径樹脂チューブ接続用コネクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011790B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5915738A (en) * | 1995-07-28 | 1999-06-29 | Guest; John Derek | Tube couplings |
USRE38786E1 (en) | 1995-07-28 | 2005-08-30 | John Guest International Limited | Tube couplings |
JP2007232005A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Mym Corp | 管継手 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP3173220A patent/JP3011790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5915738A (en) * | 1995-07-28 | 1999-06-29 | Guest; John Derek | Tube couplings |
USRE38786E1 (en) | 1995-07-28 | 2005-08-30 | John Guest International Limited | Tube couplings |
JP2007232005A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Mym Corp | 管継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3011790B2 (ja) | 2000-02-21 |
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