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JPH04325112A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

Info

Publication number
JPH04325112A
JPH04325112A JP12213291A JP12213291A JPH04325112A JP H04325112 A JPH04325112 A JP H04325112A JP 12213291 A JP12213291 A JP 12213291A JP 12213291 A JP12213291 A JP 12213291A JP H04325112 A JPH04325112 A JP H04325112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
gear
plate
plates
carrier plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12213291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kawakita
川 北  忠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP12213291A priority Critical patent/JPH04325112A/ja
Publication of JPH04325112A publication Critical patent/JPH04325112A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動歯車減速機構とし
て遊星歯車機構を巧みに利用することでシートクッショ
ンに対するシートバックの傾動位置を調節自在に構成し
たリクライニング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両用シート等において、シート
クッションとシートバックとの間にリクライニング装置
を設け、シートバックをシートクッションに対し傾動可
能に構成することが一般に行なわれる。そして、このよ
うにすれば、シートを着座者の体型や好みに応じて自由
に調節し得るものである。ところで、この種のリクライ
ニング装置において要求されることは、その構成が簡単
で、各部の加工性や組立性等の面で優れ、コスト的にも
安価であるばかりでなく、シートバックを自由にしかも
適切な角度にて傾動調節することができ、またその調節
操作もがた付きがなく、しかも軽快な操作力できわめて
容易に行なえ、また着座者による荷重に抗してその係止
状態を確実に維持し得ることである。そして、これらの
点を考慮して従来から種々の構成のものが提案されてお
り、その一つに差動歯車減速機構として遊星歯車機構を
巧みに利用することで、無段階の回動調整が可能となる
等の利点を奏するリクライニング装置が、例えば実開昭
63−85138号公報、実開昭63−95853号公
報等を始めとして種々知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊星歯車機構を採用したリクライニング装置におい
て、複数の遊星歯車を制御歯車に対しての所定の公転軌
道位置で保持することでベースプレート及びアームプレ
ートの内歯部に噛合させた状態を維持するための保持手
段として従来は、略星型形状を呈する金属板材によるプ
レート体を用い、そのくぼみ部にて遊星歯車を保持した
状態で各プレートの内歯部側に噛合させていることから
、この装置を繰返して調整操作することで、遊星歯車の
歯部等に摩耗が生じ、経時的にがた付き量が徐々に増大
する。そして、このようながた付きが生じると、遊星歯
車の滑らかで静粛な動き等は期待できず、異音等の発生
を招き、さらに負荷等により局部的に荷重が作用し、強
度的に問題を生じ、装置自体の耐久性が損なわれるばか
りでなく、動作上でも問題で、リクライニング装置とし
ての性能を発揮し得ないものであった。特に、このよう
な問題は、シートバック側に荷重が加わった負荷作用時
に、ロック状態からリクライニング調整操作を行なう作
動時において著しいものであった。
【0004】また、保持手段として星型形状のプレート
体を用いてなる従来構造では、上述したがた付き等の問
題から、回動調整操作時において大きな操作力が必要と
されるばかりでなく、違和感のある回動操作となるもの
で、操作性の面からも問題となる。すなわち、このよう
なプレート体には、各遊星歯車の歯部内側寄り部分を滑
り摩擦状態でくぼみ部にて係止保持することでその公転
軌道位置を維持するとともに、ロック時において前記内
歯部と噛合する各遊星歯車に作用する求心方向への荷重
を受けてその移動を防ぎ、さらにこの荷重から太陽歯車
としての制御歯車を保護する等の役割りを果たすことが
必要であった。そして、このような従来構造では、星型
形状のプレート体における各くぼみ部で遊星歯車周縁の
歯部を滑り摩擦にて保持する際の摩擦抵抗が大きくなり
、その結果として遊星歯車に噛合する制御歯車を有する
回転軸を回転駆動するための操作力が増大してしまうも
のであった。
【0005】この為、例えば実開平3−847号公報等
には、遊星歯車の軸部を支持する支持部を有する支持プ
レートを、遊星歯車の両側に配置させて挾み込み、且つ
これらのプレートを操作軸となる回転軸や各プレート側
に保持させるようにした構成によるものも提案されてい
るが、単に二枚の支持プレートで遊星歯車を挾み込んだ
状態では、その当接面に遊びがあり、がた付きを避けら
れず、しかもこれらの部材は単純な組合わせにて両プレ
ート間に組込まれるだけであるため、構成部品点数が増
え、組立性の面で問題を生じ、さらに強度的にも問題で
ある等と言った不具合を生じてしまうもので、このよう
な点を考慮し、前述した問題点を一掃し得る何らかの対
策を講じることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るリクライニング装置は、ベース及び
アームの内歯部に噛合すると共にこれら両プレートの回
転軸上に設けられた制御歯車に噛合した状態で配置され
る少なくとも一個の遊星歯車と、この遊星歯車の両側に
配置され前記遊星歯車の軸部を回転可能な状態で軸支す
る左、右一対のキャリアプレートを備えてなり、これら
左、右キャリアプレートによって遊星歯車を両側から挾
み込んで保持すると共に、これら左、右キャリアプレー
トを一体的に組合わせて連結するようにしたものである
【0007】
【作用】本発明によれば、回転軸上の制御歯車を回転さ
せることにより、遊星歯車を回転させ、これによりその
外周歯部が噛合する各プレートの内歯部との噛合関係に
よって、両プレート間に相対的な回動変位を生じさせ、
所要のリクライニング機能を得られると共に、遊星歯車
は、その軸部が両側から挾み込んで一体的に連結される
左、右一対のキャリアプレートによって軸支されること
から、従来のような遊星歯車のがた付き問題の発生を抑
え、滑らかで静粛な作動を確保でき、しかもこれに噛合
する回転軸上の制御歯車を必要最小限の小さい操作力や
推力で回動させることが可能で、強度的にも、また耐久
性をも向上させ得るとともに、組立性の面でも遊星歯車
部分を予めサブアッセンブリとして組み立てて組込みで
きるため、組立性をも向上させ得るものである。
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るリクライニング
機構の一実施例を示し、その要部構成のみを示している
。これらの図において、全体を符号10で示すリクライ
ニング機構は、シートを構成するシートクッションとシ
ートバック(共に図示せず)にそれぞれ取付けられる一
対のプレートとしてのベースプレート(以下ベースとい
う)11及びアームプレート(以下アームという)12
を備えている。そして、これらベース11及びアーム1
2には、同一軸線上(シートの軸支部上)で互いに対向
する円孔内に内歯部13,14が形成され、さらにこれ
に連接して小径な円形凹所13a,14aが形成されて
いる。この場合、これらの内歯部13,14は、そのピ
ッチ円直径が同じで且つ歯数が異なるように形成される
。15は上述した内歯部13,14にそれぞれ噛合する
歯部を有する少なくとも一個(本実施例では3個)の遊
星歯車で、これらの遊星歯車15の中央部分には、外周
歯部が噛合することで太陽歯車となる制御歯車16が、
前記プレート側の内歯部13,14と同一軸線上で回転
軸17により軸支された状態で配設されている。ここで
、この回転軸17は、前記プレート側の少なくとも一方
(本実施例ではアーム12)側の軸孔周縁部分を、金属
板を打ち抜くことで生じるバーリング形状として形成す
ることによって、該バーリング部分に保持させるように
している。そして、このような構成では、回転軸17を
、リクライニング装置10自体の厚みよりも広い幅寸法
部分にて安定して軸支し得ると共に、カラー等の挿入部
品も不要となり、しかも軸心を出すことも出来、更に単
純な組込みで軸組付けを行えると言う利点も奏する。
【0009】以上の構成によれば、制御歯車16を、回
転軸17により回転駆動すると、その回転が遊星歯車1
5に伝わり、その歯部に噛合する内歯部13,14との
噛合い比によって、アーム12がベース11に対し相対
角度を自由にかつ無段階で調節されることになる。この
相対角度は遊星歯車15の歯部が噛合する内歯部13,
14の歯数差により決定されるもので、また制御歯車1
6を停止させると、アーム12はその内歯部14、遊星
歯車15の歯部を介してベース11側の内歯部13に噛
合されることで、その噛合位置でロックされることも、
周知の通りである。ここで、このような構成によるリク
ライニング装置10の詳細な構成及び各部の動作は、従
来から周知の通りであり、その詳細な説明は省略する。
【0010】さて、本発明によれば、上述したような構
成によるリクライニング装置10において、ベース11
及びアーム12側の円孔内に形成した内歯部13,14
に噛合すると共にこれら両プレートの回転軸17上に設
けられた制御歯車16に噛合した状態で配置される少な
くとも一個の遊星歯車15の両側に、左、右一対をなす
キャリアプレート20,21を配置させ、且つそれぞれ
の外周を各プレート側の円形凹所13a,14a内に嵌
め込んで回動可能に保持させると共に遊星歯車15の中
央ボス部15a,15aを回転可能な状態で軸支するよ
うな軸保持部を、左、右キャリアプレート20,21に
設け、更にこれら左、右キャリアプレート20,21に
よって遊星歯車15を両側から挾み込んで保持すると共
に、これら左、右キャリアプレート20,21を一体的
に組合わせて連結するようにしたところに特徴を有して
いる。
【0011】ここで、図1中20bはキャリアプレート
20側に形成した切欠き部、21bはこの切欠き部20
bに係合状態で組合わされることで、これら両者を一体
的に連結するための弾性係止片で、その組合わせ状態を
図3等に例示している。しかし、このような左、右キャ
リアプレート20,21の一体化手法としては、図4の
(a),(b) に示したように、係止片21bと切欠
き部20bとの組合わせ形状を適宜変更しても、また図
5に示したように、特別な連結ピン22を用いても、あ
るいは図6の(a),(b) に示したように、遊星歯
車15のボス部15aを直接またはeリング、cリング
で係止することで、両プレート20,21を一体化して
も良いことは言うまでもない。そして、このようにすれ
ば、遊星歯車15を、両プレート20,21間に挾み込
んだ状態で脱落等を防いで一体化し得るもので、その利
点は大きい。また、上述した実施例では、左キャリアプ
レート20側の軸保持部は円孔20aにて、右側プレー
ト21は切欠き溝21aにて形成しているが、これに限
定されず、円孔、長溝、切欠き溝等によって遊星歯車1
5の軸部を回動可能に軸支し得るものであればよい。
【0012】このような構成による本発明によれば、回
転軸17上の制御歯車16を回転させることにより、遊
星歯車15を回転させ、これによりその外周歯部が噛合
する各プレートの内歯部13,14との噛合関係によっ
て、ベース11とアーム12との間に相対的な回動変位
を生じさせ、所要のリクライニング機能を得られるもの
である。さらに、遊星歯車15は、その軸部が両側から
挾み込んで一体的に連結される左、右一対のキャリアプ
レート20,21によって軸支され、しかもこれらのキ
ャリアプレート20,21が各プレートの内歯部13,
14に近接する円形凹所13a,14a内に嵌め込まれ
て保持されることから、従来のような遊星歯車15のロ
ック時等でのがた付き問題の発生を抑え、滑らかで静粛
な作動を確保でき、しかもこれに噛合する回転軸17上
の制御歯車16を必要最小限の小さい操作力や推力で回
動させることが可能となる。また、負荷作用時における
荷重の遊星歯車15の軸部への集中も防ぎ、これを効率
よく分散して過荷重が作用することを防止でき、強度的
にも、また耐久性をも向上させ得るとともに、組立性の
面でも遊星歯車15部分を始め、制御歯車16や回転軸
17等を予めサブアッセンブリとして組み立てて組込み
できるため、組立時の作業性を大幅に向上させ得るとい
った利点もある。
【0013】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、各部の形状、構造などを必要に応じて適宣変形
、変更することは自由である。たとえば上述した実施例
では、各遊星歯車15の両側にボス部15a,15aを
突出させて形成し、これを左、右キャリアプレート20
,21側に保持させた場合を説明したが、この軸保持構
造としては種々の変形例が考えられよう。また、上述し
た実施例では、遊星歯車15の歯部を、歯先円が同一で
異なる歯数を有する内歯部13,14に噛合させた場合
を説明したが、本発明はこれに限定されず、上述した各
歯車部(13,14;15,16)の歯数や歯先円の大
きさは必要に応じて選択すればよく、さらに遊星歯車1
5の数等も自由で、種々の変形例が考えられる。また、
本発明に係るリクライニング装置は、車両用シートに採
用して効果を発揮し得るが、勿論これに限定されるもの
ではない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリクラ
イニング装置によれば、ベース及びアームの内歯部に噛
合すると共にこれら両プレートの回転軸上に設けられた
制御歯車に噛合した状態で配置される少なくとも一個の
遊星歯車と、この遊星歯車の両側に配置され前記遊星歯
車の軸部を回転可能な状態で軸支する左、右一対のキャ
リアプレートを備えてなり、これら左、右キャリアプレ
ートによって遊星歯車を両側から挾み込んで保持すると
共に、これらキャリアプレートを一体的に組合わせて連
結するようにしたので、簡単な構成にもかかわらず、遊
星歯車をその両側から挾み込んで一体的に連結される左
、右キャリアプレートによって所要の位置で軸支するこ
とができ、従来のような遊星歯車のがた付き問題の発生
を抑え、滑らかで静粛な作動を確保でき、しかもこれに
噛合する回転軸上の制御歯車を必要最小限の小さい操作
力や推力で回動させることが可能で、強度的にも、また
耐久性をも向上させ得るとともに、組立性の面でも遊星
歯車部分等を予めサブアッセンブリとして組み立てて組
込みできるため、組立性をも向上させ得る等といった種
々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の一実施例を
示す要部構成の分解斜視図。
【図2】図1における装置の組立状態の概略側断面図。
【図3】左、右キャリアプレートの連結状態を示す要部
断面図。
【図4】図3の別の変形例を示す概略図。
【図5】図3のさらに別の変形例を示す概略図。
【図6】図3の他の変形例を示す概略図。
【符号の説明】
10      リクライニング機構 11      ベース(プレート) 12      アーム(プレート) 13      内歯部 14      内歯部 15      遊星歯車 15a    ボス部 16      制御歯車 17      回転軸 20      左キャリアプレート 21      右キャリアプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに同軸上で回動自在に支持され且
    つその対向する円孔内に内歯部を有するベースプレート
    及びアームプレートと、これら両プレートの回転軸上に
    設けられた制御歯車と、この制御歯車の周囲でこの制御
    歯車と前記各プレートの内歯部とに噛合した状態で配置
    される少なくとも一個の遊星歯車と、この遊星歯車の両
    側に配置され前記遊星歯車の軸部を回転可能な状態で軸
    支する左、右一対のキャリアプレートを備えてなり、こ
    れら左、右キャリアプレートによって前記遊星歯車を挾
    み込んで保持すると共に、これら左、右キャリアプレー
    トを一体的に組合わせて連結したことを特徴とするリク
    ライニング装置。
JP12213291A 1991-04-24 1991-04-24 リクライニング装置 Pending JPH04325112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12213291A JPH04325112A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 リクライニング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12213291A JPH04325112A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 リクライニング装置

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JPH04325112A true JPH04325112A (ja) 1992-11-13

Family

ID=14828413

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12213291A Pending JPH04325112A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 リクライニング装置

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