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JPH04320468A - ベースコート用塗料樹脂組成物 - Google Patents

ベースコート用塗料樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04320468A
JPH04320468A JP8805491A JP8805491A JPH04320468A JP H04320468 A JPH04320468 A JP H04320468A JP 8805491 A JP8805491 A JP 8805491A JP 8805491 A JP8805491 A JP 8805491A JP H04320468 A JPH04320468 A JP H04320468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
base coat
curing agent
agent
acrylic copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8805491A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Miyazaki
宮崎 英一郎
Taisaku Kano
加納 泰作
Yuugo Hasegawa
裕吾 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP8805491A priority Critical patent/JPH04320468A/ja
Publication of JPH04320468A publication Critical patent/JPH04320468A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のような、美粧
性および長期の耐候性の要求される塗料組成物に関する
。更に詳しくは、メタリック粉末や着色顔料等の着色剤
を配合したベースコート塗料とクリヤー塗料とを用いて
、2コート・1ベーク方式により塗膜を形成する際の、
ベースコート塗料として使用するのに好適で、かつ、ク
リヤー塗料とのリコート密着性に優れるベースコート用
塗料樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系塗料組成物は、その塗膜物性
、特に光沢性、耐候性、耐薬品性、耐汚染性に優れてい
るため、自動車ボディの塗装に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクリル系塗料組成物には以下の問題点があり、その改
善が望まれていた。すなわち、新車塗装時に発生する塗
膜欠陥を全面補修する際、クリヤー塗料とのリコート密
着性が悪いという問題点があった。本発明は、かかる従
来の問題点を解決すべく鋭意検討の結果、完成されたも
ので、本発明の目的は、アクリル系塗料組成物の本来の
良好なる塗膜性能を失うことなく、クリヤー塗料とのリ
コート密着性を改善されたベースコート塗料を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、着色
剤を配合したベースコート塗料を塗装し、次いでクリヤ
ー塗料を重ね塗りした後、加熱硬化させ塗膜を得る塗装
系に用いるベースコート塗料において、該ベースコート
塗料が、水酸基価が30〜100KOHmg/gであり
、かつ1級水酸基と2級水酸基の割合が、水酸基価の比
率で80/20〜20/80であり、酸価が3〜25K
OHmg/gであるアクリル系共重合体(A)50〜9
5重量%と、硬化剤(B)5〜50重量%とを含有して
成るベースコート用塗料樹脂組成物に関する。
【0005】本発明のベースコート塗料組成物に使用さ
れるアクリル系共重合体(A)において、水酸基を有す
るモノマーの内、1級水酸基を有するモノマーとしては
、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、  3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ε−カプ
ロラクトンと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トとの付加物(プラクセルFシリーズ;商品名ダイセル
化学工業(株)製)、エチレンオキシドとメタクリル酸
との付加物(ブレンマーPEシリーズ;商品名日本油脂
(株)製)が挙げられる。なお、例えば、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレートは、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートおよび2−ヒドロキシエチルアクリレ
ートを示す。2級水酸基を有するモノマーとしては、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、プロピレングリコ
ールとメタクリル酸との付加物(ブレンマーPPシリー
ズ;商品名日本油脂(株)製)が挙げられる。なお、1
級および2級水酸基を有するモノマーは各々これらの1
種以上を用いることができる。本発明において、アクリ
ル系共重合体(a)に用いる酸基を有するモノマーとし
ては、好ましいものとして、アクリル酸、メタクリル酸
が例示でき、更には、マレイン酸、無水マレイン酸、イ
タコン酸及びそれらのモノエステル化物が挙げられ、こ
れらの1種以上を用いることができる。
【0006】共重合可能なモノマーとしては、例えば、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、フェニル(メタ)アクリレート、ジメチルアモ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等のアクリル酸およびメタクリル
酸のエステル類を用いることができる。その他の共重合
可能なモノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタ
クリルニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、メチロールアクリル
アミド、メチロールメタクリルアミド、塩化ビニル、プ
ロピレン、エチレン、C4 〜C20のα−オレフィン
等が挙げられる。
【0007】水酸基を有するモノマーは、アクリル系共
重合体(a)の水酸基価が、30〜100KOHmg/
gの範囲になるように使用量を調製する。水酸基価が3
0KOHmg/gより少ないと、硬化性が不足し、耐溶
剤性が劣り、また酸価が100KOHmg/gを越える
と、塗膜の耐水性が低下する。なお、水酸基価は樹脂1
gを中和するのに要するKOHのmg数で表わされ、単
位はKOHmg/gである。また、水酸基を有するモノ
マーにおいて、1級水酸基を有するモノマーと2級水酸
基を有するモノマーとの使用の割合を、水酸基価の比率
で、80/20〜20/80の範囲になるように使用量
を調製する。1級水酸基の水酸基価比率が80を越える
と、クリヤー塗料とのリコート密着性が劣り、同比率が
20より少ないと硬化性が不足し耐溶剤性が劣る。酸基
を有するモノマーは、アクリル系共重合体(a)の酸価
が3〜25KOHmg/gの範囲になるように使用量を
調製する。酸価が3KOHmg/g未満の時は、硬化性
が不足し耐溶剤性が劣り、また酸価が25KOHmg/
gを越えて大きいと、塗膜の耐水性が低下する。
【0008】アクリル系共重合体(a)は常法により合
成することができ、例えば、溶液重合法、懸濁重合法、
塊状重合法、乳化重合法等の公知の何れの重合法にても
製造することができる。その際、重合開始剤としては、
例えばアゾビスイソブチロニトリル、4,4’−アゾビ
ス(4−シアノペンタ酸)、ベンゾイルパーオキサイド
、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、
クメンハイドロパーオキサイド、カリウムパーサルフェ
ート、過酸化水素、2,2’−アゾビス〔2−メチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオアミド〕等を用
いることができ、また必要に応じて連鎖移動剤として、
ドデシルメルカプタン、メルカプトエタノール、α−メ
チルスチレンダイマー等を用いることができる。本発明
において、アクリル系共重合体(a)の数平均分子量は
 5,000〜20,000の範囲であることが望まし
く、ガラス転移温度の範囲は−20℃〜50℃であるこ
とが望ましい。本発明のベースコート塗料は、本発明の
主たる用途である自動車用塗料等に於ける前記品質性能
を満足させるため、硬化剤(B)を含有する。
【0009】硬化剤(B)としては、例えば、アミノ樹
脂、イソシアネートプレポリマー、ブロックトポリイソ
シアネート、シランカップリング剤、アルミニウムキレ
ート系硬化剤が使用できる。硬化剤(B)の使用量は、
5〜50重量%である。硬化剤の使用量が5重量%未満
では塗膜の耐候性、耐溶剤性、耐水性等が不十分であり
、50重量%を越えると塗膜の光沢性、メタリック感を
始め、物理性能、化学性能全般に劣り、好ましくない。 アミノ樹脂としては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミ
ン、グリコールウリル等の少なくとも1種とホルムアル
デヒドから合成される樹脂であって、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ
タノール、イソブタノール等の低級アルコールによって
メチロール基の1部または全部をアルキルエーテル化し
たものが用いられる。アミノ樹脂を硬化剤として使用す
る場合には、ベース塗料組成物にパラトルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸またはそれらのアミン中和物等で代表される外部触媒
を添加することができる。
【0010】本発明にいうイソシアネートプレポリマー
とは、1分子中に遊離またはブロックされたイソシアネ
ート基を2個以上含有する化合物であり、具体的には、
テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネート等
の脂肪族イソシアネート類、イソホロンジイソシアネー
ト、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)等の脂環族系ジイソシアネート類、キシレンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート等の芳香族
ジイソシアネート類、その他イソシアネートへのエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、トリメチロールプロパン等の多価アルコール
付加物や、イソシアネート基と反応する官能基を有する
低分子量のポリエステル樹脂または水等の付加物または
ビュレット体、ジイソシアネート同志の重合体、更に低
級1価アルコール、メチルエチルケトオキシム等公知の
ブロック化剤でこれら化合物のイソシアネート基をブロ
ックしたもの等が挙げられる。イソシアネートプレポリ
マーを使用する場合についても、例えば、ジブチルチン
ジラウレート、トリエチルアミン等の外部触媒を添加す
ることができる。本発明のベース塗料組成物は、基本的
には、上記アクリル系共重合体(A)と硬化剤(B)と
からなるが、これら以外に、本発明の目的とするクリヤ
ー塗料とのリコート密着性を損なわない範囲で、ポリエ
ステル系樹脂、エポキシ樹脂、セルロース樹脂等のアク
リル系以外の樹脂を含有させることができる。ベースコ
ート塗料に使用される金属顔料および着色顔料としては
、例えば、アルミニウムフレーク、銅ブロンズフレーク
、及びマイカが挙げられる。着色顔料としては、例えば
、無機顔料、特に二酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、
クロム酸鉛及びカーボンブラックが挙げられ、有機顔料
としては、例えば、フタロシアニンブルー及びフタロシ
アニングリーンが挙げられる。また、ベースコート塗料
組成物は、更に界面活性剤、フローコントロール剤、チ
クソトロピー剤、ミクロゲル、紫外線吸収剤、触媒等の
通常の添加剤を用いることができる。
【0011】本発明のベースコート塗料樹脂組成物は、
前記した各成分を一般的な配合方法により配合して製造
される。ベース塗料として使用するに際しては、各種の
希釈溶剤を用いて、フオードカップNo.4による、2
0℃における粘度が10〜20秒の範囲内となるように
調整して、これを基材に対して、乾燥膜厚が10〜30
μmとなるように直接塗装するか、あるいは、予め基材
上にプライマー塗膜を形成させた所へ、乾燥膜厚が10
〜30μmとなるように塗装する。次いで、常温下に数
分間放置した後、例えば、アクリル系樹脂/アミノ樹脂
系やアクリル系樹脂/イソシアネートプレポリマーをビ
ヒクルとし、必要に応じて、紫外線吸収剤、光安定剤、
垂れ防止剤等の補助的添加剤を配合してなるクリヤー塗
料を、希釈溶剤で、フォードカップNo.4による20
℃の粘度が、13〜40秒の範囲内となるように調整し
、これをベース用塗膜の上に、乾燥膜厚が、20〜50
μmになるよう重ね塗りし、常温下に数分間放置する。 しかる後に、硬化剤としてアミノ樹脂を用いた場合には
、60℃〜180℃なる温度範囲で、またイソシアネー
トプレポリマーを用いた場合には、常温〜140℃の温
度範囲で10〜40分間で硬化させる。ベースコート塗
料及びクリヤー塗料を塗布する方法は、通常の方法、例
えば、ハケ塗り塗装、スプレー塗装、浸漬塗装又は、塗
れ塗装等を用いてもよいが、スプレー塗装は優れた塗膜
外観を付与するために好ましい方法である。スプレー塗
装法としては、例えば、エアー霧化方式、ベル霧化方式
等が挙げられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を、更に具体的に説明するため
、実施例及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお、説明中「
部」及び「%」はことわりのない限り重量によるもので
ある。
【0013】参考例1 〔アクリル系共重合体(a−1〜a−11)の調整〕攪
拌機、温度計、還流コンデンサー及び窒素導入管を備え
た4つ口フラスコに窒素をパージした後、フラスコにキ
シレン85部、n−ブタノール15部を仕込み、100
℃に加熱昇温した。ここに、表−1に示す原料を、5時
間にわたり滴下して、さらに、その後は100℃で6時
間保持して、固形分約50重量%の、酸基を有するアク
リル系共重合体(a−1)〜(a−11)を得た。
【0014】
【表1】
【0015】参考例2 〔ベースコート塗料の調整〕 (2−1.メタリックベースコート塗料の調整)表−1
で得られたアクリル樹脂180部、ユーバン20SE−
60(ブチル化メラミン樹脂、三井東圧化学社製、固形
分60%)37.5部、アルミペースト7160N(東
洋アルミニウム社製)16.8部を攪拌機にて攪拌混合
した。上記で得たベースコート塗料組成物を下記混合溶
剤に希釈しフォード  カップ#4にて、13秒/25
℃に粘度調整し、メタリックベースコート塗料を得た。     酢酸エチル                
                        1
5部    トルエン               
                         
  40部    ソルベッソ#100(エッソ社製)
                  35部    
セルソルブアセテート               
               10部(2−2.ソリ
ッドカラーベースコート塗料の調整)ソリッドカラーベ
ースコート塗料を下記の様に配合した。 表−1で合成した       アクリル樹脂(固形分50%)     
           60.7部      酸化チ
タン  CR−90(石原産業社製)        
  52部上記配合にて、ペイントシェーカーにより、
1時間顔料を分散した。更に、ユーバン20SE−60
を21.7部加え、下記混合溶剤にて希釈し、フォード
カップ#4にて、13秒/25℃に粘度調整し、ソリッ
ドカラーベースコート塗料を得た。     トルエン                 
                         
60部    ソルベッソ#100(エッソ社製)  
                30部    n−
ブタノール                    
                10部
【0016】
参考例3 (クリヤーコート塗料の調整)攪拌機、温度計、還流コ
ンデンサー及び窒素導入管を備えた4つ口フラスコに窒
素をパージした後、フラスコにソルベッソ#100(エ
ッソ社製、芳香族炭化水素、沸点150〜177℃)8
5部、n−ブタノール15部を仕込み100℃に加熱昇
温した。ここに、スチレン30部、n−ブチルメタクリ
レート24部、2−エチルヘキシルメタクリレート7部
、2−エチルヘキシルアクリレート15部、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート21部、メタクリル酸3部及
び重合開始剤アゾビスイソブチロニトリル3部を5時間
にわたり滴下して、さらに、その後は100℃で6時間
保持して、固形分約50重量%のアクリル樹脂を得た。 このアクリル樹脂140部、ユーバン20SE−60(
ブチル化メラミン樹脂;三井東圧化学社製、固形分60
%)50部、更に樹脂固形分に対し0.2重量%のレジ
ミックスRL−4(レベリング剤、三井東圧化学社製)
を加え、攪拌機にて攪拌し、ソルベッソ#100、50
部、ソルベッソ#150、50部(エッソ社製)よりな
る混合溶剤にて希釈し、フオード  カップ#4にて3
0秒/25℃に粘度調整しクリヤーコート塗料を得た。
【0017】実施例1 アクリル系共重合体(a−1)を用い、参考例2−1の
手法によりメタリックベースコート塗料を調整した。自
動車車体用鋼板にカチオン電着、中塗塗料を施し、サン
ディングをした被塗物に、上記メタリックベースコート
塗料を、エアースプレーにて、塗装後3分間のセッティ
ング後、参考例3のクリヤーコート塗料をウエット・オ
ン・ウエット塗装し、10分間セッティング後、140
℃で20分間加熱しテスト板を得た。塗膜性能は表−2
に示す。
【0018】実施例2 アクリル系共重合体(a−2)を用い、参考例2−2の
手法により、ソリッドカラーベースコート塗料を調整し
た。以下、実施例1と同様な手法によりテスト板を得た
。塗膜性能は表−2に示す。
【0019】実施例3、4、比較例1〜6アクリル系共
重合体を(a−3)、(a−4)、(a−6)、(a−
11)に各々変えた以外は、実施例1と同様の方法でテ
スト板を得た。塗膜性能は表−2に示す。
【0020】実施例5、比較例7 アクリル系共重合体を(a−5)及び(a−8)に変え
た以外は、実施例2と同様の方法でテスト板を得た。塗
膜性能は表−2に示す。
【0021】なお、性能評価は次のようにして行った。 1)目視外観 塗膜外観の秀れているものを◎、劣るものを×とした。 2)耐溶剤性 キシロールを含浸させたガーゼで塗膜表面を往復50回
擦った後、観察した。痕跡の全くないものを◎、少し痕
跡のあるものを○、痕跡がついているものを×で評価し
た。 3)耐水性 50℃の温水に48時間塗膜を浸漬した後、塗膜を観察
した。異常のないものを◎、わずかに白化しているもの
を○、白化、ブリスターの著しいものを×で評価した。 4)リコート密着性 ベースコート塗料とクリヤー塗料をウエット・オン・ウ
エット塗装し、10分間セッティング後、140℃で2
0分間加熱硬化させた塗膜上に、再度、同じベースコー
ト塗料とクリヤーコート塗料を、同様な方法で塗装し加
熱硬化させた。その後、1mm間隔のゴバン目を100
個カッターでカット後、セロテープでテープ剥離を行い
層間の密着性を評価した。テープ剥離後の密着している
ゴバン目の数を表示した。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明のベースコート塗料樹脂組成物を
用いて、2コート1ベイク方式で形成される塗膜は、目
視外観、耐溶剤性、耐水性及びリコート密着性に優れて
いることは、表−2から明らかである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  着色剤を配合したベースコート塗料を
    塗装し、次いでクリヤー塗料を重ね塗りした後、加熱硬
    化させ塗膜を得る塗装系に用いるベースコート塗料にお
    いて、該ベースコート塗料が、水酸基価が30〜100
    KOHmg/gであり、かつ、1級水酸基と2級水酸基
    の割合が、水酸基価の比率で80/20〜20/80で
    あり、酸価が3〜25KOHmg/gであるアクリル系
    共重合体(A)50〜95重量%と、硬化剤  (B)
    5〜50重量%とを含有して成るベースコート用塗料樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】  アクリル系共重合体(A)の数平均分
    子量が 5,000〜20,000の範囲であることを
    特徴とする請求項1記載のベースコート用塗料樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】  アクリル系共重合体(A)のガラス転
    移温度が、−20℃〜50℃の範囲であることを特徴と
    する請求項1記載のベースコート用塗料樹脂組成物。
  4. 【請求項4】  硬化剤(B)が、アミノ樹脂、イソシ
    アネートプレポリマー、ブロックトポリイソシアネート
    、シランカップリング剤、アルミニウムキレート系硬化
    剤である請求項1記載のベースコート用塗料樹脂組成物
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