JPH04316039A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
- Publication number
- JPH04316039A JPH04316039A JP10818391A JP10818391A JPH04316039A JP H04316039 A JPH04316039 A JP H04316039A JP 10818391 A JP10818391 A JP 10818391A JP 10818391 A JP10818391 A JP 10818391A JP H04316039 A JPH04316039 A JP H04316039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- group
- formula
- represented
- silver halide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、更に詳しくは、特定の化合物で写真構成層が
硬膜されたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
料に関し、更に詳しくは、特定の化合物で写真構成層が
硬膜されたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感光材料という。)は、例えばハロゲン化銀乳剤層
、中間層、保護層、フィルター層、下引層、ハレーショ
ン防止層、紫外線吸収層、帯電防止層、裏引層等、種々
の写真構成層をガラス、紙、合成樹脂フィルムの如き支
持体上に設層して成るものである。
下、感光材料という。)は、例えばハロゲン化銀乳剤層
、中間層、保護層、フィルター層、下引層、ハレーショ
ン防止層、紫外線吸収層、帯電防止層、裏引層等、種々
の写真構成層をガラス、紙、合成樹脂フィルムの如き支
持体上に設層して成るものである。
【0003】これら写真構成層は、親水性ポリマーまた
は/および水分散性ポリマーから成る水性塗布液を塗設
したものであるから、そのままでは機械的強度が弱い。 例えば、ゼラチン膜は融点が低く、過度に水膨潤性であ
る。また、ラテックス膜は支持体との接着が著しく悪く
、剥がれ易いなどの欠点がある。
は/および水分散性ポリマーから成る水性塗布液を塗設
したものであるから、そのままでは機械的強度が弱い。 例えば、ゼラチン膜は融点が低く、過度に水膨潤性であ
る。また、ラテックス膜は支持体との接着が著しく悪く
、剥がれ易いなどの欠点がある。
【0004】このため「硬膜剤」と呼ばれる化合物を写
真構成層に添加してその機械的強度を向上させることが
知られている。例えばホルムアルデヒド、グルタルアル
デヒドの如きアルデヒド系化合物、米国特許2,732
,303号、同3,288,775号、英国特許974
,723号、同1,167,207号等に記載されてい
る反応性ハロゲンを有する化合物、ジアセチル、シクロ
ペンタンジオンの如きケトン化合物、ビス(2−クロロ
エチル)尿素、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1
,3,5−トリアジン、ジビニルスルホン、5−アセチ
ル−1,3−ジアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5
−トリアジン、米国特許3,232,763号、同3,
635,718号、英国特許994,809号等に記載
の反応性オレフィンを有する化合物、米国特許3,53
9,644号、同3,642,486号、特公昭49−
13563号、同53−47271号、同56−488
60号、特開昭53−57257号、同61−1282
40号、同62−4275号、同63−53541号、
同63−264572号等に記載のビニルスルホニル化
合物、N−ヒドロキシメチルフタルイミド、米国特許2
,732,316号、同2,586,168号等に記載
のN−メチロール化合物、米国特許3,103,437
号等に記載のイソシアネート類、米国特許2,983,
611号、同3,107,280号等に記載のアジリジ
ン系化合物、米国特許2,725,294号、同2,7
25,295号等に記載の酸誘導体類、米国特許3,1
00,704号等に記載のカルボジイミド系化合物、米
国特許3,091,537号等に記載のエポキシ系化合
物、米国特許3,321,313号、同3,543,2
92号等に記載のイソオキサゾール系化合物、ムコクロ
ル酸のようなハロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒド
ロキシジオキサン、ジクロロジオキサン等のジオキサン
誘導体等の有機硬膜剤およびクロム明ばん、硫酸ジルコ
ニウム、三塩化クロム等の無機硬膜剤である。
真構成層に添加してその機械的強度を向上させることが
知られている。例えばホルムアルデヒド、グルタルアル
デヒドの如きアルデヒド系化合物、米国特許2,732
,303号、同3,288,775号、英国特許974
,723号、同1,167,207号等に記載されてい
る反応性ハロゲンを有する化合物、ジアセチル、シクロ
ペンタンジオンの如きケトン化合物、ビス(2−クロロ
エチル)尿素、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1
,3,5−トリアジン、ジビニルスルホン、5−アセチ
ル−1,3−ジアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5
−トリアジン、米国特許3,232,763号、同3,
635,718号、英国特許994,809号等に記載
の反応性オレフィンを有する化合物、米国特許3,53
9,644号、同3,642,486号、特公昭49−
13563号、同53−47271号、同56−488
60号、特開昭53−57257号、同61−1282
40号、同62−4275号、同63−53541号、
同63−264572号等に記載のビニルスルホニル化
合物、N−ヒドロキシメチルフタルイミド、米国特許2
,732,316号、同2,586,168号等に記載
のN−メチロール化合物、米国特許3,103,437
号等に記載のイソシアネート類、米国特許2,983,
611号、同3,107,280号等に記載のアジリジ
ン系化合物、米国特許2,725,294号、同2,7
25,295号等に記載の酸誘導体類、米国特許3,1
00,704号等に記載のカルボジイミド系化合物、米
国特許3,091,537号等に記載のエポキシ系化合
物、米国特許3,321,313号、同3,543,2
92号等に記載のイソオキサゾール系化合物、ムコクロ
ル酸のようなハロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒド
ロキシジオキサン、ジクロロジオキサン等のジオキサン
誘導体等の有機硬膜剤およびクロム明ばん、硫酸ジルコ
ニウム、三塩化クロム等の無機硬膜剤である。
【0005】しかしながら、これら公知の硬膜剤は、感
光材料に用いられた場合、硬化作用が充分でないもの、
ゼラチンに対する硬化反応が緩慢なために起こる「後硬
膜」と称する硬化作用の長期経時変化があるもの、感光
材料の性能に悪影響(特にカブリの増大、感度または最
大濃度の低下、階調の軟調化など)を及ぼすもの、共存
する他の写真用添加剤によって硬化作用を失ったり、他
の写真用添加剤(例えば内式カラー乳剤中のカプラー)
の効力を減じたり汚染を生じたりするもの等、いずれも
何等かの欠点を持っていた。
光材料に用いられた場合、硬化作用が充分でないもの、
ゼラチンに対する硬化反応が緩慢なために起こる「後硬
膜」と称する硬化作用の長期経時変化があるもの、感光
材料の性能に悪影響(特にカブリの増大、感度または最
大濃度の低下、階調の軟調化など)を及ぼすもの、共存
する他の写真用添加剤によって硬化作用を失ったり、他
の写真用添加剤(例えば内式カラー乳剤中のカプラー)
の効力を減じたり汚染を生じたりするもの等、いずれも
何等かの欠点を持っていた。
【0006】ゼラチンに対する硬化作用が比較的速く、
後硬膜の少ない硬膜剤としては、特開昭50−3854
0号に記載のジヒドロキノリン骨格を有する化合物、特
開昭51−59625号、同62−262854号、同
62−264044号、同63−184741号に記載
のN−カルバモイルピリジニウム塩類、特公昭55−3
8655号に記載のアシルイミダゾール類、特公昭53
−22089号に記載のN−アシルオキシイミノ基を分
子内に2個以上含有する化合物、特開昭52−9347
0号に記載のN−スルホニルオキシイミド基を有する化
合物、特開昭58−113929号に記載のリン−ハロ
ゲン結合を有する化合物、特開昭60−225148号
、同61−240236号、同63−41580号に記
載のクロロホルムアミジニウム化合物等が知られている
。
後硬膜の少ない硬膜剤としては、特開昭50−3854
0号に記載のジヒドロキノリン骨格を有する化合物、特
開昭51−59625号、同62−262854号、同
62−264044号、同63−184741号に記載
のN−カルバモイルピリジニウム塩類、特公昭55−3
8655号に記載のアシルイミダゾール類、特公昭53
−22089号に記載のN−アシルオキシイミノ基を分
子内に2個以上含有する化合物、特開昭52−9347
0号に記載のN−スルホニルオキシイミド基を有する化
合物、特開昭58−113929号に記載のリン−ハロ
ゲン結合を有する化合物、特開昭60−225148号
、同61−240236号、同63−41580号に記
載のクロロホルムアミジニウム化合物等が知られている
。
【0007】これらの硬膜剤は硬化作用が速く、従って
後硬膜が少ないという特徴を有している。しかしながら
これらの硬膜剤は写真特性に影響を与えるものが多かっ
たり、ゼラチンの硬化反応が速いと共に水によって分解
される副反応も速いためゼラチンの水溶液を用いる一般
的な写真感光材料の製造方法では硬膜剤の有効使用効率
がきわめて低く、充分な硬膜度を持つゼラチン膜を得る
ためには、大量の硬膜剤を使用しなければならないとい
う欠点を有していた。
後硬膜が少ないという特徴を有している。しかしながら
これらの硬膜剤は写真特性に影響を与えるものが多かっ
たり、ゼラチンの硬化反応が速いと共に水によって分解
される副反応も速いためゼラチンの水溶液を用いる一般
的な写真感光材料の製造方法では硬膜剤の有効使用効率
がきわめて低く、充分な硬膜度を持つゼラチン膜を得る
ためには、大量の硬膜剤を使用しなければならないとい
う欠点を有していた。
【0008】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、第1に写真特
性に何らの悪影響を与えることなく充分な硬膜度を達成
する新規な硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提
供することにある。第2に迅速な硬化作用で、後硬膜の
ない硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供する
ことにある。第3にゼラチン中の反応性残基に対し、高
い選択性を持って反応し、効率よくゼラチンを硬化させ
る硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供するこ
とにある。
性に何らの悪影響を与えることなく充分な硬膜度を達成
する新規な硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提
供することにある。第2に迅速な硬化作用で、後硬膜の
ない硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供する
ことにある。第3にゼラチン中の反応性残基に対し、高
い選択性を持って反応し、効率よくゼラチンを硬化させ
る硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供するこ
とにある。
【0009】
【発明の構成】本発明の目的は、下記のハロゲン化銀写
真感光材料により達成される。 (1) 支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水
性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式[I]で
表される化合物の少なくとも1種で硬膜されていること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[I]
真感光材料により達成される。 (1) 支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水
性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式[I]で
表される化合物の少なくとも1種で硬膜されていること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[I]
【0010】
【化9】
[式中、Aは下記一般式[II]で表される基から選ば
れる基を表す。 一般式[II]
れる基を表す。 一般式[II]
【0011】
【化10】
(式中、XおよびYは、各々酸素原子または硫黄原子を
表し、R1はアルキル基、アリール基またはアラルキル
基を表す。)Bは下記一般式[III]、一般式[IV
]および一般式[V]で表される基から選ばれる基を表
す。 一般式[III]
表し、R1はアルキル基、アリール基またはアラルキル
基を表す。)Bは下記一般式[III]、一般式[IV
]および一般式[V]で表される基から選ばれる基を表
す。 一般式[III]
【0012】
【化11】
(式中、Z1 は含窒素複素環を形成するのに必要な原
子群を表す。) 一般式[IV]
子群を表す。) 一般式[IV]
【0013】
【化12】
(式中、Y1 は酸素原子あるいは硫黄原子を表し、Z
2 は含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表す
。)一般式[V]
2 は含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表す
。)一般式[V]
【0014】
【化13】
(式中、R7〜R11は各々水素原子または置換基を表
す。)lは1、2または3を表し、mは0、1または2
を表し、l+m=3である。] (2) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VI]で表される化合物であることを特徴とする上
記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VI]
す。)lは1、2または3を表し、mは0、1または2
を表し、l+m=3である。] (2) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VI]で表される化合物であることを特徴とする上
記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VI]
【0015】
【化14】
(式中、Aは上記(1)項に記載の一般式[II]で表
される基から選ばれる基を表す。) (3) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VII]で表される化合物であることを特徴とする
上記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VII]
される基から選ばれる基を表す。) (3) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VII]で表される化合物であることを特徴とする
上記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VII]
【0016】
【化15】
(式中、Aは上記(1)項に記載の一般式[II]で表
される基から選ばれる基を表し、Cは上記(1)項に記
載の一般式[III]または一般式[IV]で表される
基から選ばれる基を表す。) (4) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VIII]で表される化合物であることを特徴とす
る上記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VIII]
される基から選ばれる基を表し、Cは上記(1)項に記
載の一般式[III]または一般式[IV]で表される
基から選ばれる基を表す。) (4) 一般式[I]で表される化合物が、下記一般
式[VIII]で表される化合物であることを特徴とす
る上記(1)項に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VIII]
【0017】
【化16】
(式中、Aは上記(1)項に記載の一般式[II]で表
される基から選ばれる基を表し、Dは上記(1)項に記
載の一般式[V]で表される基から選ばれる基を表す。 l′およびm′は1または2を表し、l′+m′=3で
ある。)さらに本発明を詳しく説明する。
される基から選ばれる基を表し、Dは上記(1)項に記
載の一般式[V]で表される基から選ばれる基を表す。 l′およびm′は1または2を表し、l′+m′=3で
ある。)さらに本発明を詳しく説明する。
【0018】一般式[II]において、R1としては、
好ましくは炭素数1〜20のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、2
−エチルヘキシル基、ドデシル基など)、炭素数6〜2
0のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、ナフチ
ル基など)、炭素数7〜21のアラルキル基(例えばベ
ンジル基、フェネチル基など)である。
好ましくは炭素数1〜20のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、2
−エチルヘキシル基、ドデシル基など)、炭素数6〜2
0のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、ナフチ
ル基など)、炭素数7〜21のアラルキル基(例えばベ
ンジル基、フェネチル基など)である。
【0019】R1で表されるアルキル基、アリール基ま
たはアラルキル基は置換基を有していてもよく、置換基
としては、ハロゲン原子(例えば塩素原子、フッ素原子
、臭素原子など)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基、1−プロピルオキシ基、2−プロピルオキ
シ基など)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基、
トリルオキシ基、ナフトキシ基など)、アシル基(例え
ばアセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基など)、
カルバモイル基、スルファモイル基、スルホ基、スルホ
オキシ基、スルホアミノ基などが挙げられる。これらの
置換基の数及び置換位置は任意に選ぶことができる。
たはアラルキル基は置換基を有していてもよく、置換基
としては、ハロゲン原子(例えば塩素原子、フッ素原子
、臭素原子など)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基、1−プロピルオキシ基、2−プロピルオキ
シ基など)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基、
トリルオキシ基、ナフトキシ基など)、アシル基(例え
ばアセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基など)、
カルバモイル基、スルファモイル基、スルホ基、スルホ
オキシ基、スルホアミノ基などが挙げられる。これらの
置換基の数及び置換位置は任意に選ぶことができる。
【0020】一般式[III]及び一般式[IV]にお
いて、Z1およびZ2 は含窒素複素環を形成するのに
必要な原子群を表すが、この含窒素複素環は、脂肪族性
のものでも、芳香族性のものでもよい。
いて、Z1およびZ2 は含窒素複素環を形成するのに
必要な原子群を表すが、この含窒素複素環は、脂肪族性
のものでも、芳香族性のものでもよい。
【0021】また、単環でもよいし、縮合環でもよい。
【0022】以下に、一般式[III]および一般式[
IV]で表される基として好ましい例を示すが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
IV]で表される基として好ましい例を示すが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0023】
【化17】
【0024】
【化18】
【0025】
【化19】
【0026】ここでR2〜R5は水素原子、アルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基な
ど)、アリール基(例えばフェニル基、トリル基、ナフ
チル基など)、アラルキル基(例えばベンジル基、フェ
ネチル基など)、または−CO2−、−CONH−、−
OCO−、−NHCO−、−SO2−、−SO2NH−
、−NHSO2−、−SO3−、−OSO2−、から選
ばれる連結基を少なくとも1つ含む直鎖、分岐あるいは
環状の炭化水素基を表す。これらはさらに置換されてい
てもよい。
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基な
ど)、アリール基(例えばフェニル基、トリル基、ナフ
チル基など)、アラルキル基(例えばベンジル基、フェ
ネチル基など)、または−CO2−、−CONH−、−
OCO−、−NHCO−、−SO2−、−SO2NH−
、−NHSO2−、−SO3−、−OSO2−、から選
ばれる連結基を少なくとも1つ含む直鎖、分岐あるいは
環状の炭化水素基を表す。これらはさらに置換されてい
てもよい。
【0027】置換基としては、ハロゲン原子(例えば塩
素原子、フッ素原子など)、ヒドロキシル基、アルコキ
シ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、1−プロピルオ
キシ基、2−プロピルオキシ基など)、アリールオキシ
基(例えばフェノキシ基、トリルオキシ基、ナフトキシ
基など)、カルバモイル基(例えばN,N−ジメチルカ
ルバモイル基、N−メチルカルバモイル基など)、スル
ファモイル基(例えばN,N−ジメチルスルファモイル
基、N−メチルスルファモイル基など)、スルホ基、ス
ルホアミノ基、スルホオキシ基などが挙げられる。
素原子、フッ素原子など)、ヒドロキシル基、アルコキ
シ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、1−プロピルオ
キシ基、2−プロピルオキシ基など)、アリールオキシ
基(例えばフェノキシ基、トリルオキシ基、ナフトキシ
基など)、カルバモイル基(例えばN,N−ジメチルカ
ルバモイル基、N−メチルカルバモイル基など)、スル
ファモイル基(例えばN,N−ジメチルスルファモイル
基、N−メチルスルファモイル基など)、スルホ基、ス
ルホアミノ基、スルホオキシ基などが挙げられる。
【0028】一般式[V]において、R7〜R11で表
される置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、−CO2
M基または−SO3 M基が挙げられる。
される置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、−CO2
M基または−SO3 M基が挙げられる。
【0029】アルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アリールオキシ基は、非置換のものであってもよいし、
置換基を有するものでもよい。
アリールオキシ基は、非置換のものであってもよいし、
置換基を有するものでもよい。
【0030】置換基としては、フッ素原子、塩素原子な
どのハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基などのアル
コキシ基、カルボキシル基、スルホ基、スルホアミノ基
、スルホオキシ基等が挙げられる。
どのハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基などのアル
コキシ基、カルボキシル基、スルホ基、スルホアミノ基
、スルホオキシ基等が挙げられる。
【0031】上記アルキル基としては、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、メトキシエチル基、クロロメ
チル基、クロロエチル基、スルホメチル基、スルホエチ
ル基、スルホプロピル基、スルホブチル基、カルボキシ
メチル基、スルホアミノエチル基、スルホオキシエチル
基を挙げることができる。
、エチル基、プロピル基、メトキシエチル基、クロロメ
チル基、クロロエチル基、スルホメチル基、スルホエチ
ル基、スルホプロピル基、スルホブチル基、カルボキシ
メチル基、スルホアミノエチル基、スルホオキシエチル
基を挙げることができる。
【0032】アリール基としては、例えば、フェニル基
、p−トリル基、p−メトキシフェニル基、p−カルボ
キシフェニル基、p−スルホフェニル基、2,5−ジス
ルホフェニル基、p−スルホオキシフェニル基を挙げる
ことができる。
、p−トリル基、p−メトキシフェニル基、p−カルボ
キシフェニル基、p−スルホフェニル基、2,5−ジス
ルホフェニル基、p−スルホオキシフェニル基を挙げる
ことができる。
【0033】Mは水素原子、アンモニウム基、アルカリ
金属原子またはアルカリ土類金属原子を表す。アンモニ
ウム基としては、例えばアンモニウム基、トリメチルア
ンモニウム基、テトラメチルアンモニウム基、テトラエ
チルアンモニウム基、ブチルトリメチルアンモニウム基
等が挙げられる。
金属原子またはアルカリ土類金属原子を表す。アンモニ
ウム基としては、例えばアンモニウム基、トリメチルア
ンモニウム基、テトラメチルアンモニウム基、テトラエ
チルアンモニウム基、ブチルトリメチルアンモニウム基
等が挙げられる。
【0034】以下に一般式[I]で表される化合物の例
を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】
【化20】
【0036】
【化21】
【0037】
【化22】
【0038】
【化23】
【0039】
【化24】
【0040】
【化25】
【0041】
【化26】
【0042】
【化27】
【0043】
【化28】
【0044】
【化29】
【0045】
【化30】
【0046】
【化31】
本発明の化合物は、公知の方法で容易に合成することが
できる。
できる。
【0047】例えば、一般式[I]においてl=3であ
るような場合は、下記一般式[IX]で表される化合物
と一般式[X]で表されるオキシハロゲン化リンを、塩
基存在下に、モル比率3:1で反応させることで容易に
合成できる。また、一般式[I]においてl=1又はl
=2である場合は、下記一般式[IX]で表される化合
物と一般式[X]で表されるオキシハロゲン化リンを、
塩基存在下に、モル比率1:1あるいは2:1で反応さ
せ、一般式[XI]で表されるリン酸アミドジハロゲン
化物または一般式[XII]で表されるリン酸ジアミド
ハロゲン化物とした後、さらに一般式[XIII]で表
される化合物と反応させることで容易に合成することが
できる。 一般式[IX] H−A 一般式[X]
るような場合は、下記一般式[IX]で表される化合物
と一般式[X]で表されるオキシハロゲン化リンを、塩
基存在下に、モル比率3:1で反応させることで容易に
合成できる。また、一般式[I]においてl=1又はl
=2である場合は、下記一般式[IX]で表される化合
物と一般式[X]で表されるオキシハロゲン化リンを、
塩基存在下に、モル比率1:1あるいは2:1で反応さ
せ、一般式[XI]で表されるリン酸アミドジハロゲン
化物または一般式[XII]で表されるリン酸ジアミド
ハロゲン化物とした後、さらに一般式[XIII]で表
される化合物と反応させることで容易に合成することが
できる。 一般式[IX] H−A 一般式[X]
【0048】
【化32】
一般式[XI]
【0049】
【化33】
一般式[XII]
【0050】
【化34】
一般式[XIII]
H−E
[上記一般式[IX]、一般式[XI]および一般式[
XII]において、Aは一般式[I]のAと同じものを
表し、一般式[XIII]において、Eは一般式[II
I]、一般式[IV]または一般式[V]で表される基
を表す。Xはハロゲン原子を表す。]また、一般式[I
]において、Bが一般式[V]で表される基から選ばれ
る基である場合は、下記一般式[XIV]で表されるフ
ェノール類と、前記一般式[X]で表されるオキシハロ
ゲン化リンを、塩基存在下に、モル比1:1あるいは2
:1で反応させ、一般式[XV]で表されるリン酸フェ
ノールエステルジハロゲン化物あるいはリン酸ジフェノ
ールエステルハロゲン化物とした後、さらに前記一般式
[IX]で表される化合物と塩基存在下に反応させるこ
とによっても容易に合成することができる。 一般式[XIV] H−F 一般式[XV]
XII]において、Aは一般式[I]のAと同じものを
表し、一般式[XIII]において、Eは一般式[II
I]、一般式[IV]または一般式[V]で表される基
を表す。Xはハロゲン原子を表す。]また、一般式[I
]において、Bが一般式[V]で表される基から選ばれ
る基である場合は、下記一般式[XIV]で表されるフ
ェノール類と、前記一般式[X]で表されるオキシハロ
ゲン化リンを、塩基存在下に、モル比1:1あるいは2
:1で反応させ、一般式[XV]で表されるリン酸フェ
ノールエステルジハロゲン化物あるいはリン酸ジフェノ
ールエステルハロゲン化物とした後、さらに前記一般式
[IX]で表される化合物と塩基存在下に反応させるこ
とによっても容易に合成することができる。 一般式[XIV] H−F 一般式[XV]
【0051】
【化35】
[上記一般式[XIV]および一般式[XV]において
、Fは一般式[V]で表される基を表し、Xはハロゲン
原子を表す。sおよびtは1あるいは2を表し、s+t
=3である。]次に、上記例示化合物1、15および2
7を例にして合成法を具体的に説明する。 例示化合物1の合成 3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
15.0g(0.15モル)の塩化メチレン300ml
溶液に水冷下、オキシ塩化リン7.67g(0.05モ
ル)を加え溶解させた。次いでトリエチルアミン15.
38g(0.15モル)の塩化メチレン50ml溶液を
滴下した。
、Fは一般式[V]で表される基を表し、Xはハロゲン
原子を表す。sおよびtは1あるいは2を表し、s+t
=3である。]次に、上記例示化合物1、15および2
7を例にして合成法を具体的に説明する。 例示化合物1の合成 3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
15.0g(0.15モル)の塩化メチレン300ml
溶液に水冷下、オキシ塩化リン7.67g(0.05モ
ル)を加え溶解させた。次いでトリエチルアミン15.
38g(0.15モル)の塩化メチレン50ml溶液を
滴下した。
【0052】反応混合液を室温で10時間攪拌した後、
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。
【0053】残渣をアセトニトリルで再結晶し、無色粒
状の例示化合物1を12.4g(収率72%)得た。 例示化合物15の合成 <クロルリン酸N,N−ビス[3−メチル−1,2,4
−オキサジアゾール−5−オン−1−イル]アミドの合
成> 3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
10.0g(0.10モル)の塩化メチレン250
ml溶液を激しく攪拌し、冷却下、オキシ塩化リン7.
67g(0.05モル)を加えた後、トリエチルアミン
10.1g(0.10モル)の塩化メチレン50ml溶
液を滴下した。
状の例示化合物1を12.4g(収率72%)得た。 例示化合物15の合成 <クロルリン酸N,N−ビス[3−メチル−1,2,4
−オキサジアゾール−5−オン−1−イル]アミドの合
成> 3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
10.0g(0.10モル)の塩化メチレン250
ml溶液を激しく攪拌し、冷却下、オキシ塩化リン7.
67g(0.05モル)を加えた後、トリエチルアミン
10.1g(0.10モル)の塩化メチレン50ml溶
液を滴下した。
【0054】反応混合液を室温で10時間攪拌した後、
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。
【0055】残渣をアセトニトリルで再結晶し、無色の
クロルリン酸N,N−ビス[3−メチル−1,2,4−
オキサジアゾール−5−オン−1−イル]アミド10.
2g(収率73%)を得た。 <例示化合物15の合成>クロルリン酸N,N−ビス[
3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
−1−イル]アミド8.4g(0.030モル)のアセ
トニトリル30ml溶液を、氷冷した6−スルホ−1,
2−ベンゾイソオキサゾール−3−オールナトリウム塩
7.1g(0.030モル)とトリエチルアミン3.0
g(0.030モル)のアセトニトリル50ml溶液中
に滴下する。
クロルリン酸N,N−ビス[3−メチル−1,2,4−
オキサジアゾール−5−オン−1−イル]アミド10.
2g(収率73%)を得た。 <例示化合物15の合成>クロルリン酸N,N−ビス[
3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
−1−イル]アミド8.4g(0.030モル)のアセ
トニトリル30ml溶液を、氷冷した6−スルホ−1,
2−ベンゾイソオキサゾール−3−オールナトリウム塩
7.1g(0.030モル)とトリエチルアミン3.0
g(0.030モル)のアセトニトリル50ml溶液中
に滴下する。
【0056】反応混合液を室温で2時間攪拌した後、生
じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣をアセ
トニトリルで再結晶すると例示化合物15の白色結晶が
10.3g(収率75%)得られた。 例示化合物27の合成 〈クロルリン酸ビス−4−メトキシフェニルの合成〉4
−メトキシフェノール12.4g(0.10モル)の塩
化メチレン250ml溶液を激しく攪拌し、水冷下、オ
キシ塩化リン7.67g(0.05モル)を加えた後、
トリエチルアミン10.1g(0.10モル)の塩化メ
チレン50ml溶液を滴下した。
じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣をアセ
トニトリルで再結晶すると例示化合物15の白色結晶が
10.3g(収率75%)得られた。 例示化合物27の合成 〈クロルリン酸ビス−4−メトキシフェニルの合成〉4
−メトキシフェノール12.4g(0.10モル)の塩
化メチレン250ml溶液を激しく攪拌し、水冷下、オ
キシ塩化リン7.67g(0.05モル)を加えた後、
トリエチルアミン10.1g(0.10モル)の塩化メ
チレン50ml溶液を滴下した。
【0057】反応混合液を室温で10時間攪拌した後、
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣をア
セトニトリルで再結晶し、無色粒状のクロルリン酸ビス
−4−メトキシフェニル11.5g(収率70%)を得
た。
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣をア
セトニトリルで再結晶し、無色粒状のクロルリン酸ビス
−4−メトキシフェニル11.5g(収率70%)を得
た。
【0058】〈例示化合物27の合成〉クロルリン酸ビ
ス−4−メトキシフェニル9.9g(0.030モル)
のアセトニトリル30ml溶液に、氷冷下、3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン3.1g(
0.031モル)を加え、次いでトリエチルアミン3.
3g(0.033モル)のアセトニトリル20ml溶液
を滴下した。
ス−4−メトキシフェニル9.9g(0.030モル)
のアセトニトリル30ml溶液に、氷冷下、3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン3.1g(
0.031モル)を加え、次いでトリエチルアミン3.
3g(0.033モル)のアセトニトリル20ml溶液
を滴下した。
【0059】反応混合液を0℃で1時間攪拌した後、生
じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣を酢酸
エチルで再結晶すると、例示化合物27の無色結晶が8
.8g(収率75%)得られた。
じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮乾固した。残渣を酢酸
エチルで再結晶すると、例示化合物27の無色結晶が8
.8g(収率75%)得られた。
【0060】上記各化合物は、NMR、IRにより目的
物であることを確認した。
物であることを確認した。
【0061】本発明の他の化合物も同様の方法により収
率よく合成できる。
率よく合成できる。
【0062】本発明を実施する際の硬膜剤の使用量は、
適用される感光材料の種類や親水性バインダーの種類等
により異なるが、好ましくはバインダーの乾燥重量の0
.01〜100重量%、より好ましくは0.1〜30重
量%の範囲である。
適用される感光材料の種類や親水性バインダーの種類等
により異なるが、好ましくはバインダーの乾燥重量の0
.01〜100重量%、より好ましくは0.1〜30重
量%の範囲である。
【0063】また本発明を実施する際に用いる親水性バ
インダーは、一般に用いられるゼラチン、ゼラチン誘導
体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマーなど任
意である。
インダーは、一般に用いられるゼラチン、ゼラチン誘導
体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマーなど任
意である。
【0064】また、写真構成層に含有される水分散性ポ
リマーとしては、ビニル化合物から得られる疎水性ポリ
マー、コポリマーの水性分散物、ポリエステル等の縮重
合系ポリマーの水性分散物を用いることができる。
リマーとしては、ビニル化合物から得られる疎水性ポリ
マー、コポリマーの水性分散物、ポリエステル等の縮重
合系ポリマーの水性分散物を用いることができる。
【0065】本発明を実施する際における感光材料のハ
ロゲン化銀乳剤層またはその他の層に用いられるハロゲ
ン化銀、化学増感剤、ハロゲン化銀溶剤、分光増感色素
、カブリ防止剤、ゼラチン等の親水性保護コロイド、紫
外線吸収剤、ポリマーラテックス、増白剤、カラーカプ
ラー、褪色防止剤、染料、マット剤、界面活性剤、等に
ついては、特に制限はなく、例えばリサーチ・ディスク
ロージャー(Research Disclosur
e)176巻、22〜31頁(1978年12月)に記
載されたものを用いることができる。
ロゲン化銀乳剤層またはその他の層に用いられるハロゲ
ン化銀、化学増感剤、ハロゲン化銀溶剤、分光増感色素
、カブリ防止剤、ゼラチン等の親水性保護コロイド、紫
外線吸収剤、ポリマーラテックス、増白剤、カラーカプ
ラー、褪色防止剤、染料、マット剤、界面活性剤、等に
ついては、特に制限はなく、例えばリサーチ・ディスク
ロージャー(Research Disclosur
e)176巻、22〜31頁(1978年12月)に記
載されたものを用いることができる。
【0066】また、感光材料の支持体、現像処理方法、
感光材料の構成層等に関しても、上記リサーチ・ディス
クロージャー誌の記載を参考にすることができる。
感光材料の構成層等に関しても、上記リサーチ・ディス
クロージャー誌の記載を参考にすることができる。
【0067】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1m2当りのg数を示す。 また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した
。増感色素は銀1モル当りのモル数で示した。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1m2当りのg数を示す。 また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した
。増感色素は銀1モル当りのモル数で示した。
【0068】トリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、多層カラー写真感光材料を作成した。
に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、多層カラー写真感光材料を作成した。
【0069】
第1層;ハレーション防止層(HC)
黒色コロイド銀
0.15
紫外線吸収剤(UV−1)
0.20 カラー
ドシアンカプラー(CC−1)
0.02 高沸点溶媒(O−1)
0
.20 高沸点溶媒(O−2)
0.20
ゼラチン
1.6
第2層;中間層(IL−1) ゼラチン
1.
3第3層;低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭
化銀乳剤(Em−1)
0.4 沃臭化銀乳剤(Em
−2)
0.3 増感色素(S−1)
3.2×10
−4 増感色素(S−2)
3.2×10−4
増感色素(S−3)
0.2×10−4
シアンカプラー(C−1)
0.50 シアンカプラ
ー(C−2)
0.13 カラードシアンカプラー(
CC−1) 0.07
DIR化合物(D−1)
0.006 DI
R化合物(D−2)
0.01 高沸点溶媒(O
−1)
0.55 添加剤(SC−1)
0.003 ゼラチン
1.0第4層;高感度赤感性乳剤層(R−
H) 沃臭化銀乳剤(Em−3)
0.9 増
感色素(S−1)
1.7×10−4 増感色素
(S−2)
1.6×10−4 増感色素(S−
3)
0.1×10−4 シアンカプラー(C−
2)
0.23 カラードシアンカプラー(CC−1
) 0.03 DI
R化合物(D−2)
0.02 高沸点溶媒(O
−1)
0.25 添加剤(SC−1)
0.003 ゼラチン
1.0第5層;中間層(IL−2) ゼラチン
0.
8第6層;低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭
化銀乳剤(Em−1)
0.6 沃臭化銀乳剤(Em
−2)
0.2 増感色素(S−4)
6.7×10
−4 増感色素(S−5)
0.8×10−4
マゼンタカプラー(M−1)
0.17 マゼンタ
カプラー(M−2)
0.43 カラードマゼンタカプラ
ー(CM−1) 0.10
DIR化合物(D−3)
0.02 高沸点
溶媒(O−2)
0.70 添加剤(SC−
1)
0.003 ゼラチン
1.0第7層;高感度緑感性乳剤
層(G−H) 沃臭化銀乳剤(Em−3)
0.9
増感色素(S−6)
1.1×10−4
増感色素(S−7)
2.0×10−4 増感色
素(S−8)
0.3×10−4 マゼンタカプ
ラー(M−1)
0.03 マゼンタカプラー(M−2)
0.1
3 カラードマゼンタカプラー(CM−1)
0.04 DIR化合物(
D−3)
0.004 高沸点溶媒(O−2)
0.35 添加剤(SC−1)
0
.003 ゼラチン
1.0第8層;イエローフィルター層(YC)
黄色コロイド銀
0.1
添加剤(HS−1)
0.07 添加剤
(HS−2)
0.07 添加剤(SC
−2)
0.12 高沸点溶媒(O−2
)
0.15 ゼラチン
1.0第9層;低感度青感性乳剤層(B−
L) 沃臭化銀乳剤(Em−1)
0.25
沃臭化銀乳剤(Em−2)
0.25 増感色素(S
−9)
5.8×10−4 イエローカプラー(
Y−1)
0.60 イエローカプラー(Y−2)
0.32
DIR化合物(D−1)
0.003 DI
R化合物(D−2)
0.006 高沸点溶媒(
O−2)
0.18 添加剤(SC−1)
0.004 ゼラチン
1.3第10層;高感度青感性乳剤層(
B−H) 沃臭化銀乳剤(Em−4)
0.5
増感色素(S−10)
3.0×10−4 増感色
素(S−11)
1.2×10−4 イエローカプラ
ー(Y−1)
0.18 イエローカプラー(Y−2)
0.10
高沸点溶媒(O−2)
0.05
添加剤(SC−1)
0.002 ゼラ
チン
1.0第11層;
第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(Em−5)
0.3 紫外線
吸収剤(UV−1)
0.07 紫外線吸収剤(UV
−2)
0.1 添加剤(HS−1)
0.
2 添加剤(HS−2)
0.1
高沸点溶媒(O−1)
0.07 高沸点
溶媒(O−3)
0.07 ゼラチン
0.8第12層;第2保護層
(PRO−2) アルカリで可溶性のマット化剤(平均粒径2μ
m) 0.13 ポリメチルメタクリレート(
平均粒径3μm) 0.02 スベリ
剤(WAX−1)
0.04 帯電調節剤(SU
−1)
0.004 帯電調節剤(SU−2)
0.02 ゼラチン
0.5
0.15
紫外線吸収剤(UV−1)
0.20 カラー
ドシアンカプラー(CC−1)
0.02 高沸点溶媒(O−1)
0
.20 高沸点溶媒(O−2)
0.20
ゼラチン
1.6
第2層;中間層(IL−1) ゼラチン
1.
3第3層;低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭
化銀乳剤(Em−1)
0.4 沃臭化銀乳剤(Em
−2)
0.3 増感色素(S−1)
3.2×10
−4 増感色素(S−2)
3.2×10−4
増感色素(S−3)
0.2×10−4
シアンカプラー(C−1)
0.50 シアンカプラ
ー(C−2)
0.13 カラードシアンカプラー(
CC−1) 0.07
DIR化合物(D−1)
0.006 DI
R化合物(D−2)
0.01 高沸点溶媒(O
−1)
0.55 添加剤(SC−1)
0.003 ゼラチン
1.0第4層;高感度赤感性乳剤層(R−
H) 沃臭化銀乳剤(Em−3)
0.9 増
感色素(S−1)
1.7×10−4 増感色素
(S−2)
1.6×10−4 増感色素(S−
3)
0.1×10−4 シアンカプラー(C−
2)
0.23 カラードシアンカプラー(CC−1
) 0.03 DI
R化合物(D−2)
0.02 高沸点溶媒(O
−1)
0.25 添加剤(SC−1)
0.003 ゼラチン
1.0第5層;中間層(IL−2) ゼラチン
0.
8第6層;低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭
化銀乳剤(Em−1)
0.6 沃臭化銀乳剤(Em
−2)
0.2 増感色素(S−4)
6.7×10
−4 増感色素(S−5)
0.8×10−4
マゼンタカプラー(M−1)
0.17 マゼンタ
カプラー(M−2)
0.43 カラードマゼンタカプラ
ー(CM−1) 0.10
DIR化合物(D−3)
0.02 高沸点
溶媒(O−2)
0.70 添加剤(SC−
1)
0.003 ゼラチン
1.0第7層;高感度緑感性乳剤
層(G−H) 沃臭化銀乳剤(Em−3)
0.9
増感色素(S−6)
1.1×10−4
増感色素(S−7)
2.0×10−4 増感色
素(S−8)
0.3×10−4 マゼンタカプ
ラー(M−1)
0.03 マゼンタカプラー(M−2)
0.1
3 カラードマゼンタカプラー(CM−1)
0.04 DIR化合物(
D−3)
0.004 高沸点溶媒(O−2)
0.35 添加剤(SC−1)
0
.003 ゼラチン
1.0第8層;イエローフィルター層(YC)
黄色コロイド銀
0.1
添加剤(HS−1)
0.07 添加剤
(HS−2)
0.07 添加剤(SC
−2)
0.12 高沸点溶媒(O−2
)
0.15 ゼラチン
1.0第9層;低感度青感性乳剤層(B−
L) 沃臭化銀乳剤(Em−1)
0.25
沃臭化銀乳剤(Em−2)
0.25 増感色素(S
−9)
5.8×10−4 イエローカプラー(
Y−1)
0.60 イエローカプラー(Y−2)
0.32
DIR化合物(D−1)
0.003 DI
R化合物(D−2)
0.006 高沸点溶媒(
O−2)
0.18 添加剤(SC−1)
0.004 ゼラチン
1.3第10層;高感度青感性乳剤層(
B−H) 沃臭化銀乳剤(Em−4)
0.5
増感色素(S−10)
3.0×10−4 増感色
素(S−11)
1.2×10−4 イエローカプラ
ー(Y−1)
0.18 イエローカプラー(Y−2)
0.10
高沸点溶媒(O−2)
0.05
添加剤(SC−1)
0.002 ゼラ
チン
1.0第11層;
第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(Em−5)
0.3 紫外線
吸収剤(UV−1)
0.07 紫外線吸収剤(UV
−2)
0.1 添加剤(HS−1)
0.
2 添加剤(HS−2)
0.1
高沸点溶媒(O−1)
0.07 高沸点
溶媒(O−3)
0.07 ゼラチン
0.8第12層;第2保護層
(PRO−2) アルカリで可溶性のマット化剤(平均粒径2μ
m) 0.13 ポリメチルメタクリレート(
平均粒径3μm) 0.02 スベリ
剤(WAX−1)
0.04 帯電調節剤(SU
−1)
0.004 帯電調節剤(SU−2)
0.02 ゼラチン
0.5
【0070】各層には、上記の他に表1に示
すように本発明の硬膜剤あるいは比較の硬膜剤を添加し
て試料1〜18を作成した。なお、各層には、塗布助剤
(SU−4)、分散助剤(SU−3)、安定剤(ST−
1)、防腐剤(DI−1)、カブリ防止剤(AF−1)
、(AF−2)、染料(AI−1),(AI−2)を適
宜添加した。
すように本発明の硬膜剤あるいは比較の硬膜剤を添加し
て試料1〜18を作成した。なお、各層には、塗布助剤
(SU−4)、分散助剤(SU−3)、安定剤(ST−
1)、防腐剤(DI−1)、カブリ防止剤(AF−1)
、(AF−2)、染料(AI−1),(AI−2)を適
宜添加した。
【0071】また、上記試料中に使用した乳剤は以下の
ものである。いずれも内部高ヨード型の単分散性の乳剤
である。 Em−1:平均沃化銀含有率7.5モル% 平均
粒径 0.55μm粒子形状8面体 Em−2:平均沃化銀含有率2.5モル% 平均
粒径 0.36μm粒子形状8面体 Em−3:平均沃化銀含有率8.0モル% 平均
粒径 0.84μm粒子形状8面体 Em−4:平均沃化銀含有率8.5モル% 平均
粒径 1.02μm粒子形状8面体 Em−5:平均沃化銀含有率2.0モル% 平均
粒径 0.08μm
ものである。いずれも内部高ヨード型の単分散性の乳剤
である。 Em−1:平均沃化銀含有率7.5モル% 平均
粒径 0.55μm粒子形状8面体 Em−2:平均沃化銀含有率2.5モル% 平均
粒径 0.36μm粒子形状8面体 Em−3:平均沃化銀含有率8.0モル% 平均
粒径 0.84μm粒子形状8面体 Em−4:平均沃化銀含有率8.5モル% 平均
粒径 1.02μm粒子形状8面体 Em−5:平均沃化銀含有率2.0モル% 平均
粒径 0.08μm
【0072】
【化36】
【0073】
【化37】
【0074】
【化38】
【0075】
【化39】
【0076】
【化40】
【0077】
【化41】
【0078】
【化42】
【0079】
【化43】
【0080】
【化44】
【0081】
【化45】
【0082】作成された各試料をフレッシュ試料とし、
この試料を室温下で7日間放置した試料、及び50℃、
50%RHで2日間放置して強制劣化した試料をそれぞ
れ作成した。
この試料を室温下で7日間放置した試料、及び50℃、
50%RHで2日間放置して強制劣化した試料をそれぞ
れ作成した。
【0083】これら試料を、白色光でウェッジ露光した
後、下記の処理を行い、感度とカブリを測定した。
後、下記の処理を行い、感度とカブリを測定した。
【0084】感度はカブリ+0.5の濃度を与える露光
量の逆数で表し、塗布後室温下で7日間放置した試料1
の感度を100とした相対感度で示した。
量の逆数で表し、塗布後室温下で7日間放置した試料1
の感度を100とした相対感度で示した。
【0085】また、上記室温下で7日間放置した試料を
30℃の水中に5分間浸漬し、半径0.3mmのサファ
イア針を試料表面に圧接し、1秒間に2mmの速さで膜
面上を平行移動させながら0〜200gの範囲でサファ
イア針の圧接荷重を連続的に変化させて試料の膜面に損
傷の生ずる時の荷重を耐傷強度として求めた。
30℃の水中に5分間浸漬し、半径0.3mmのサファ
イア針を試料表面に圧接し、1秒間に2mmの速さで膜
面上を平行移動させながら0〜200gの範囲でサファ
イア針の圧接荷重を連続的に変化させて試料の膜面に損
傷の生ずる時の荷重を耐傷強度として求めた。
【0086】その結果を併せて下記表1に示した。
【0087】処理工程
発色現像 38℃ 3分15
秒漂 白 38℃ 6
分30秒水 洗 38℃
3分15秒定 着 38℃
6分30秒水 洗 3
8℃ 3分15秒安定化
25℃ 1分30秒乾 燥
45℃ 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
秒漂 白 38℃ 6
分30秒水 洗 38℃
3分15秒定 着 38℃
6分30秒水 洗 3
8℃ 3分15秒安定化
25℃ 1分30秒乾 燥
45℃ 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0088】
(発色現像液)
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−
ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩
4.75g 無水亜硫酸ナトリウム
4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫
酸塩 2.0
g 無水炭酸カリウム
37.5g
臭化ナトリウム
1.3
g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩(1水塩)
2.5g 水酸化カリウム
1.0g 水を加えて1リット
ルとする。
ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩
4.75g 無水亜硫酸ナトリウム
4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫
酸塩 2.0
g 無水炭酸カリウム
37.5g
臭化ナトリウム
1.3
g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩(1水塩)
2.5g 水酸化カリウム
1.0g 水を加えて1リット
ルとする。
【0089】
(漂白液)
エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩
100g エチレンジアミ
ン四酢酸2アンモニウム塩
10.0g 臭化アンモニウム
150.0g 氷酢酸
10.0ml 水を加えて1リットル
とし、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
100g エチレンジアミ
ン四酢酸2アンモニウム塩
10.0g 臭化アンモニウム
150.0g 氷酢酸
10.0ml 水を加えて1リットル
とし、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
【0090】
(定着液)
チオ硫酸アンモニウム
175.0g
無水亜硫酸ナトリウム
8.5g
メタ亜硫酸ナトリウム
2.3g
水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0
に調整する。
175.0g
無水亜硫酸ナトリウム
8.5g
メタ亜硫酸ナトリウム
2.3g
水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0
に調整する。
【0091】
(安定化液)
ホルマリン(37%水溶液)
1.5ml
コニダックス(コニカ株式会社製)
7.5ml 水を加えて
1リットルとする。
1.5ml
コニダックス(コニカ株式会社製)
7.5ml 水を加えて
1リットルとする。
【0092】
【化46】
【0093】
【表1】
【0094】上記表1の結果からも明らかなように、本
発明に係る硬膜剤を用いた試料1〜15は、いずれも比
較試料16〜18と比較して相対感度の低下が僅かしか
なく、カブリの劣化も認められない。
発明に係る硬膜剤を用いた試料1〜15は、いずれも比
較試料16〜18と比較して相対感度の低下が僅かしか
なく、カブリの劣化も認められない。
【0095】また強制劣化させた場合であっても、比較
試料16〜18と比較して本発明試料1〜15は感度低
下が僅かであり、カブリの上昇も僅かしか認められない
。
試料16〜18と比較して本発明試料1〜15は感度低
下が僅かであり、カブリの上昇も僅かしか認められない
。
【0096】従って本発明に係る硬膜剤は写真特性を殆
ど阻害しないことが判る。
ど阻害しないことが判る。
【0097】また、膜強度を示す耐傷強度の結果より、
本発明試料1〜5は、いずれも比較試料6〜7と比較し
て高い膜強度を示していることから、本発明の硬膜剤は
比較化合物よりも効率よく硬膜していることがわかる。
本発明試料1〜5は、いずれも比較試料6〜7と比較し
て高い膜強度を示していることから、本発明の硬膜剤は
比較化合物よりも効率よく硬膜していることがわかる。
【0098】実施例2
下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体の両
面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、X線用感光材料試料19〜30を得た。
面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、X線用感光材料試料19〜30を得た。
【0099】ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のな
い限りハロゲン化銀1モル当りの量を示した。 第1層:クロスオーバーカット層 染料(I)
3mg/m2 媒染剤(II)
0.12g/m2 ゼラチン
0.2g/m2第2層:
乳剤層 平均粒径0.57μm、AgI2モル%を含む
AgBrIからなる乳剤
塗布銀量
4.5mg/m2 増感
色素(A)
450mg
増感色素(B)
20mg 4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン
3.0g t−ブチル−カテコール
400mg ポリビニルピロリドン(分子量1
0,000) 1.0g
スチレン−無水マレイン酸共重合体
2.5g トリメ
チロールプロパン
10g ジ
エチレングリコール
5g
p−ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウム
クロライド 50mg 1,3−ジヒドロキシ
ベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 4g
2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸
ソーダ 15mg 添加剤A
70mg 添加
剤B
1g 1,1−ジメチロール−1−ブロモ−
1−ニトロメタン 10mg ゼラチ
ン
2g/
m2第3層:保護層 ポリメチルメタクリレート(平均粒径5μm)
7mg/m2 コロイ
ダルシリカ(平均粒径0.013μm)
70mg/m2 添加剤C
10mg/m2 添加
剤D
2m
g/m2 添加剤E
7mg/m2 添加剤F
15mg/m2
ゼラチン
1g/m2硬膜剤(表2に記載) 尚、各試料には、防腐剤DI−1を添加した。
い限りハロゲン化銀1モル当りの量を示した。 第1層:クロスオーバーカット層 染料(I)
3mg/m2 媒染剤(II)
0.12g/m2 ゼラチン
0.2g/m2第2層:
乳剤層 平均粒径0.57μm、AgI2モル%を含む
AgBrIからなる乳剤
塗布銀量
4.5mg/m2 増感
色素(A)
450mg
増感色素(B)
20mg 4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン
3.0g t−ブチル−カテコール
400mg ポリビニルピロリドン(分子量1
0,000) 1.0g
スチレン−無水マレイン酸共重合体
2.5g トリメ
チロールプロパン
10g ジ
エチレングリコール
5g
p−ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウム
クロライド 50mg 1,3−ジヒドロキシ
ベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 4g
2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸
ソーダ 15mg 添加剤A
70mg 添加
剤B
1g 1,1−ジメチロール−1−ブロモ−
1−ニトロメタン 10mg ゼラチ
ン
2g/
m2第3層:保護層 ポリメチルメタクリレート(平均粒径5μm)
7mg/m2 コロイ
ダルシリカ(平均粒径0.013μm)
70mg/m2 添加剤C
10mg/m2 添加
剤D
2m
g/m2 添加剤E
7mg/m2 添加剤F
15mg/m2
ゼラチン
1g/m2硬膜剤(表2に記載) 尚、各試料には、防腐剤DI−1を添加した。
【0100】
【化47】
【0101】
【化48】
【0102】
【化49】
【0103】各試料について実施例1と同様に保存試験
後、露光を与えて下記の処理を行い、実施例1と同様に
写真特性を測定した。
後、露光を与えて下記の処理を行い、実施例1と同様に
写真特性を測定した。
【0104】感度は塗布後7日の試料19の感度を10
0とした相対感度で示した。
0とした相対感度で示した。
【0105】結果を表2に示す。
【0106】
(処理工程)
挿入
1.2秒 現像+渡り
35℃ 14.6秒
定着+渡り 33℃
8.2秒 水洗+渡り
25℃ 7.2秒 スクイズ
40℃ 5.7
秒 乾燥 45
℃ 8.1秒(現像液) ハイドロキノン
25.0g フェ
ニドン
1.2g 亜硫酸カリ
ウム
55.0g ホウ酸
10.0g 水酸化ナトリウム
21.0
g トリエチレングリコール
17.5g 5−ニトロ
イミダゾール
0.10g 5−ニトロベンツイミダゾール
0.10g グルタ
ルアルデヒド重亜硫酸塩
15.0g 氷酢酸
16
.0g 臭化カリウム
4.0g
トリエチレンテトラミン六酢酸
2.5g 水を加えて1リットルに
仕上げる。 (定着液) チオ硫酸アンモニウム
130.9g 無水亜硫酸ナ
トリウム
7.3g ホウ酸
7.0g 酢酸(90wt%)
5.5g
酢酸ナトリウム(3水塩)
25.8g 硫酸アルミニウム
(18水塩) 14.6g
硫酸(50wt%)
6.77g 水を加え
て1リットルに仕上げる。
1.2秒 現像+渡り
35℃ 14.6秒
定着+渡り 33℃
8.2秒 水洗+渡り
25℃ 7.2秒 スクイズ
40℃ 5.7
秒 乾燥 45
℃ 8.1秒(現像液) ハイドロキノン
25.0g フェ
ニドン
1.2g 亜硫酸カリ
ウム
55.0g ホウ酸
10.0g 水酸化ナトリウム
21.0
g トリエチレングリコール
17.5g 5−ニトロ
イミダゾール
0.10g 5−ニトロベンツイミダゾール
0.10g グルタ
ルアルデヒド重亜硫酸塩
15.0g 氷酢酸
16
.0g 臭化カリウム
4.0g
トリエチレンテトラミン六酢酸
2.5g 水を加えて1リットルに
仕上げる。 (定着液) チオ硫酸アンモニウム
130.9g 無水亜硫酸ナ
トリウム
7.3g ホウ酸
7.0g 酢酸(90wt%)
5.5g
酢酸ナトリウム(3水塩)
25.8g 硫酸アルミニウム
(18水塩) 14.6g
硫酸(50wt%)
6.77g 水を加え
て1リットルに仕上げる。
【0107】また、試料を25℃、50%RHの湿度に
保ちながら塗布後2時間、1日、7日後に各々の試料の
一部をとり出し、30℃の水中で5分間膨潤させ、各試
料の膜厚を測定し、次式で表される膨潤度Vを算出し,
硬化作用の経時変化(後硬膜性)をみた。
保ちながら塗布後2時間、1日、7日後に各々の試料の
一部をとり出し、30℃の水中で5分間膨潤させ、各試
料の膜厚を測定し、次式で表される膨潤度Vを算出し,
硬化作用の経時変化(後硬膜性)をみた。
【0108】その結果を下記表2に示した。
【0109】
【数1】
比較化合物
【0110】
【化50】
【0111】
【表2】
【0112】表2の結果から明らかなように、本発明の
硬膜剤を保護層に添加したX線用感光材料試料19〜2
7では、感度の低下やカブリの増大など写真特性の変動
が殆ど見られず、しかも塗布、乾燥後1日以上たてば膨
潤度の変化も小さく安定し、比較試料29〜30と比べ
て後硬膜性が著しく改善されている。又試料28と比べ
てみれば硬膜が効率よくされていることがわかる。
硬膜剤を保護層に添加したX線用感光材料試料19〜2
7では、感度の低下やカブリの増大など写真特性の変動
が殆ど見られず、しかも塗布、乾燥後1日以上たてば膨
潤度の変化も小さく安定し、比較試料29〜30と比べ
て後硬膜性が著しく改善されている。又試料28と比べ
てみれば硬膜が効率よくされていることがわかる。
【0113】
【発明の効果】以上本発明によれば、写真性能を損なう
ことなく、少ない硬膜剤量でも効率よく硬膜作用をし、
後硬膜作用もない新規な硬膜剤を含有したハロゲン化銀
写真感光材料を提供することができる。
ことなく、少ない硬膜剤量でも効率よく硬膜作用をし、
後硬膜作用もない新規な硬膜剤を含有したハロゲン化銀
写真感光材料を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の親水性コ
ロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
該親水性コロイド層の少なくとも1層が、下記一般式[
I]で表される化合物の少なくとも1種で硬膜されてい
ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[I] 【化1】 [式中、Aは下記一般式[II]で表される基から選ば
れる基を表す。 一般式[II] 【化2】 (式中、XおよびYは、各々酸素原子または硫黄原子を
表し、R1はアルキル基、アリール基またはアラルキル
基を表す。)Bは下記一般式[III]、一般式[IV
]および一般式[V]で表される基から選ばれる基を表
す。 一般式[III] 【化3】 (式中、Z1 は含窒素複素環を形成するのに必要な原
子群を表す。) 一般式[IV] 【化4】 (式中、Y1 は酸素原子あるいは硫黄原子を表し、Z
2 は含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表す
。)一般式[V] 【化5】 (式中、R7〜R11は各々水素原子または置換基を表
す。)lは1、2または3を表し、mは0、1または2
を表し、l+m=3である。] - 【請求項2】 一般式[I]で表される化合物が、下
記一般式[VI]で表される化合物であることを特徴と
する請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VI] 【化6】 (式中、Aは請求項1に記載の一般式[II]で表され
る基から選ばれる基を表す。) - 【請求項3】 一般式[I]で表される化合物が、下
記一般式[VII]で表される化合物であることを特徴
とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VII] 【化7】 (式中、Aは請求項1に記載の一般式[II]で表され
る基から選ばれる基を表し、Cは請求項1に記載の一般
式[III]または一般式[IV]で表される基から選
ばれる基を表す。) - 【請求項4】 一般式[I]で表される化合物が、下
記一般式[VIII]で表される化合物であることを特
徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[VIII] 【化8】 (式中、Aは請求項1に記載の一般式[II]で表され
る基から選ばれる基を表し、Dは請求項1に記載の一般
式[V]で表される基から選ばれる基を表す。l′およ
びm′は1または2を表し、l′+m′=3である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10818391A JPH04316039A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10818391A JPH04316039A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316039A true JPH04316039A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=14478103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10818391A Pending JPH04316039A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04316039A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5470699A (en) * | 1993-07-27 | 1995-11-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Hardening of gelatin-containing layers |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP10818391A patent/JPH04316039A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5470699A (en) * | 1993-07-27 | 1995-11-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Hardening of gelatin-containing layers |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2835633B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04316039A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP3191191B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP3282045B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04306644A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04306645A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04157453A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2743202B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2791816B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04306646A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04157455A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH03259242A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04157454A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2866900B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH0413130A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2743196B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH0553235A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH03259241A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH06175264A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2866902B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04157451A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04157452A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH06123930A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH03226734A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH06148786A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 |